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T 1021:2019  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 定格,極数,種類及び極配置  2 

5 使用環境 2 

6 性能 3 

6.1 医用コンセント  3 

6.2 医用差込プラグ  4 

7 構造,材料及び寸法  5 

7.1 構造一般  5 

7.2 材料  6 

7.3 刃及び刃受穴の形状及び寸法  6 

8 試験方法 6 

8.1 保持力試験  6 

8.2 接地刃受の保持力試験  6 

8.3 耐異常引抜性試験  6 

8.4 温度上昇試験  7 

8.5 接地極温度上昇試験  7 

8.6 接地極接触抵抗試験  7 

8.7 開閉試験  7 

8.8 絶縁抵抗試験  7 

8.9 耐電圧試験  7 

8.10 耐過電流試験  8 

8.11 耐熱性試験  8 

8.12 ねじ端子及びリード線付端子強度試験  8 

8.13 組立強度試験  8 

8.14 衝撃強度試験(医用コンセント)  8 

8.15 アンモニアガス耐久性試験  8 

8.16 ねじなし端子引張強度試験  9 

8.17 ねじなし端子曲げ強度試験  9 

8.18 ねじなし端子ヒートサイクル試験  9 

8.19 ねじなし端子耐過電流試験  9 

8.20 コード引止部強度試験  9 

8.21 コード引出部強度試験  10 

8.22 押圧試験  10 


 

T 1021:2019 目次 

(2) 

ページ 

8.23 衝撃強度試験(医用差込プラグ)  10 

8.24 外郭強度試験  10 

8.25 刃取付部強度試験  10 

8.26 耐燃性試験  11 

8.27 構造試験  11 

9 検査 11 

9.1 形式検査  11 

9.2 受渡検査  12 

10 製品の呼び方  12 

11 表示  12 

 

 


 

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(3) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電気

設備学会(IEIEJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。これによって,JIS T 1021:2008は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願又は実

用新案権に係る確認について,責任はもたない。 

 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

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医用差込接続器 

Hospital grade outlet-sockets and plugs 

 

適用範囲 

この規格は,医用電気機器と周波数50 Hz又は60 Hzの交流100 Vの電路との接続に使用する医用差込

接続器について規定する。ただし,この規格には,マルチタップ及びコードコネクタボディは含まず,ま

た,床取付用,防水形,防爆形など特殊用途の医用差込接続器も含まない。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 3306 ビニルコード 

JIS C 3307 600 Vビニル絶縁電線(IV) 

JIS C 3612 600 V耐燃性ポリエチレン絶縁電線 

JIS C 8303 配線用差込接続器 

JIS C 8306 配線器具の試験方法 

JIS T 0601-1 医用電気機器−第1部:基礎安全及び基本性能に関する一般要求事項 

JIS T 1022 病院電気設備の安全基準 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8303及びJIS T 0601-1によるほか,次による。 

3.1 

医用差込接続器 

医用電気機器の電源を接続するための差込接続器。医用コンセント及び医用差込プラグの総称。 

3.2 

医用コンセント 

JIS T 1022の3.3(医用コンセント)による。 

 

3.3 

医用差込プラグ 

医用電気機器に用いる差込プラグ。刃及びコード(キャブタイヤケーブルを含む。)の接続部を絶縁物で

覆った外郭などから構成され,これを手に持ってプラグ受に抜差しするもの。 

 


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定格,極数,種類及び極配置 

定格,極数,種類及び極配置は,表1による。ただし,一体成形の医用差込プラグの定格電流は,取り

付けたコード(キャブタイヤケーブルを含む。以下同じ。)の太さ(導体公称断面積)に従い,表2によ

る。 

 

表1−定格,極数,種類及び極配置 

定格電流 

及び定格電圧 

極数a) 

種類 

極配置 

JIS C 8303の図 

15 A 125 V 

2極接地極付 

医用コンセント 

 

図A.9 

医用差込プラグ 

 

2極接地極なしb) 

医用差込プラグ 

 

図A.1d) 

20 A 125 V 

2極接地極付 

医用コンセント 

 

図A.11 

医用差込プラグ 

 

2極接地極なしb) 

医用差込プラグ 

 

図A.3d) 

注a) 極数は,常時通電を目的とした刃又は刃受の極数で表し,接地専用の極は含めない。 

b) 2極接地極なしの医用差込プラグについては,医用電気機器のうちクラスII機器だけに使用するこ

とができ,クラスI機器には使用してはならない。 

c) 極性を付ける必要がない医用差込プラグ,又は構造上困難な医用差込プラグは,極性を付けなくて

もよい。 

d) 図A.1及び図A.3の中に記載した“刃”の図による。 

 

表2−一体成形の医用差込プラグの定格電流と取付コードの最小太さとの関係 

一体成形の医用差込プラグの定格電流      A 

12 

15 

20 

取付コードの最小太さ(導体公称断面積)   mm2 

0.75 

1.25 

2.0 

3.5 

極配置(JIS C 8303の図) 

図A.1 
図A.9 

図A.3 

図A.11 

 

使用環境 

使用環境は,次による。 

a) 周囲温度は,−5〜40 ℃ 

b) 相対湿度は,30〜75 % 

c) 気圧は,70〜106 kPa 

 


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性能 

6.1 

医用コンセント 

6.1.1 

保持力 

刃受の保持力は,8.1によって試験を行ったとき,表3に規定する範囲内でなければならない。 

 

表3−定格電流と保持力との関係 

定格電流A 

試験用プラグ 

保持力N 

15 

接地極付 

15〜60 

接地極なし 

10〜60 

20 

接地極付 

20〜100 

接地極なし 

15〜60 

 

注記 形式検査では,保持力の測定は開閉試験の前後で実施することを要求している(9.1参照)。 

6.1.2 

接地刃受の保持力 

8.2によって試験を行ったのち,標準接地ピンが落下してはならない。 

6.1.3 

耐異常引抜性 

8.3によって試験を行ったのち,次による。 

a) 図4に示す質量115 gの標準接地ピンを,下向きにした供試医用コンセントの接地刃受に差し込んだ

とき,標準接地ピンが落下しない。 

b) 2極接地極付の試験用プラグを用いたときの保持力は,8.1によって測定したとき,定格電流15 Aの

医用コンセントは10〜60 N,定格電流20 Aの医用コンセントは15〜100 Nとする。 

c) 使用上有害な異常がない。 

6.1.4 

温度上昇 

刃と刃受との接触部及びねじなし端子の温度上昇値は,8.4によって試験を行ったとき,次による。 

a) 刃と刃受との接触部は,定格電流15 Aの医用コンセントは30 ℃以下,定格電流20 Aの医用コンセ

ントは40 ℃以下とする。 

b) ねじなし端子は35 ℃以下とする。 

6.1.5 

接地極温度上昇 

8.5によって試験を行ったとき,温度上昇値は30 ℃以下でなければならない。 

6.1.6 

接地極接触抵抗 

8.6によって試験を行ったとき,接触抵抗値は10 mΩ以下でなければならない。 

6.1.7 

開閉 

8.7によって試験を行ったとき,極間短絡その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.1.8 

絶縁抵抗 

8.8によって試験を行ったとき,絶縁抵抗値は100 MΩ以上でなければならない。 

6.1.9 

耐電圧 

8.9によって試験を行ったとき,1 250 Vの試験電圧に1分間耐えなければならない。 

6.1.10 耐過電流 

8.10によって試験を行ったとき,使用上有害な異常がなく,かつ,2極接地極付の試験用プラグを引き

抜き,再び差し込んだとき,接地刃と接地刃受との導通に異常を生じてはならない。 


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6.1.11 耐熱性 

8.11によって試験を行ったとき,10 %を超える寸法変化,外郭突合せ面に0.8 mm以上の隙間を生じる

反り,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.1.12 ねじ端子及びリード線付端子の強度 

8.12によって試験を行ったとき,端子又は端子ねじの破損,リード線の外れ,その他の異常を生じては

ならない。 

6.1.13 組立強度 

8.13によって試験を行ったとき,本体のひび割れ,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならな

い。 

6.1.14 衝撃強度 

8.14によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.1.15 アンモニアガス耐久性 

8.15によって試験を行ったとき,刃受,端子ねじ,その他の黄銅製部材に破損又はひび割れを生じては

ならない。 

6.1.16 ねじなし端子の性能 

6.1.16.1 一般事項 

ねじなし端子の性能は,6.1.16.2〜6.1.16.5による。 

なお,試験に使用する電線は,JIS C 3307又はJIS C 3612の軟銅単線とする。また,特に規定する場合

を除き,二つ以上の太さ(呼び)の電線を接続できる端子の場合は,最小及び最大の太さ(呼び)の電線

で,それぞれ別個の試験品について試験を行う。 

6.1.16.2 引張強度 

8.16によって試験したとき,電線の外れ,端子の破損,その他の使用上有害な故障を生じてはならない。 

6.1.16.3 曲げ強度 

8.17によって試験したとき,電線の外れ,端子の破損,その他の使用上有害な故障を生じることなく,

かつ,6.1.4 a)及びb)による。 

6.1.16.4 ヒートサイクル 

8.18によって試験を行い,25サイクル目における温度上昇と125サイクル目における温度上昇との差が

8 ℃以下でなければならない。 

6.1.16.5 耐過電流 

8.19によって試験したとき,端子部に使用上有害な故障を生じてはならない。 

6.2 

医用差込プラグ 

6.2.1 

絶縁抵抗 

8.8によって試験を行ったとき,絶縁抵抗値は100 MΩ以上でなければならない。 

6.2.2 

耐電圧 

8.9によって試験を行ったとき,1 250 Vの試験電圧に1分間耐えなければならない。 

6.2.3 

耐熱性 

8.11によって試験を行ったとき,10 %を超える寸法変化,外郭突合せ面に0.8 mm以上の隙間を生じる

反り,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.2.4 

ねじ端子強度 

8.12.1によって試験を行ったとき,端子又は端子ねじの破損,その他の使用上有害な異常を生じてはな


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らない。 

6.2.5 

コード引止部強度 

6.2.5.1 

一般事項 

コード引止部強度は,6.2.5.2〜6.2.5.5による。 

6.2.5.2 

引張り 

8.20.1及び8.20.2によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から1 mm以上移動してはならな

い。 

6.2.5.3 

ねん(捻)回 

8.20.1及び8.20.3によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から1 mm以上移動してはならな

い。 

6.2.5.4 

衝撃張力 

8.20.1及び8.20.4によって試験を行ったとき,コードがコード引止部から1 mm以上移動してはならな

い。 

6.2.5.5 

繰返し引張強度 

8.20.1及び8.20.5によって試験を行ったとき,接続部のずれが2 mm以下でなければならない。 

6.2.6 

コード引出部強度 

一体成形の医用差込プラグに適用し,8.21によって試験を行ったとき,線間短絡を生じることなく,か

つ,素線の断線率が20 %以下でなければならない。 

6.2.7 

押圧 

8.22によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.2.8 

衝撃強度 

8.23によって試験を行ったとき,破損,その他の使用上有害な異常を生じてはならない。 

6.2.9 

外郭強度 

8.24によって試験を行ったとき1 000回までに曲がり,ひび割れ,部品の外れ,その他の使用上有害な

異常がなく,かつ,6.1.9による。 

6.2.10 刃取付部強度 

8.25によって試験を行ったとき,JIS C 8303の5.9(刃取付部強度)による。 

6.2.11 アンモニアガス耐久性 

8.15によって試験を行ったとき,刃,端子ねじ,その他の黄銅製部材に破損又はひび割れを生じてはな

らない。 

6.2.12 耐燃性 

一体成形の医用差込プラグは,8.26によって試験を行ったとき,炎を取り去った後,60秒以内に自然に

消えなければならない。 

 

構造,材料及び寸法 

適否は,目視によって確認する。目視で対応できない場合は,計測又は試験によって確認する。 

7.1 

構造一般 

JIS C 8303の6.1(構造一般)及び6.2(端子)によるほか,次による。 

a) 医用コンセントの接地端子は,リード線付きとする。リード線はJIS C 3307又はJIS C 3612に規定す

る長さ約150 mm,公称断面積2.0 mm2以上で絶縁体が緑及び黄のしま模様であって,銅製の圧着端子


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によって医用コンセント本体の接地導体に堅固に圧着又はかしめによって取り付ける。ただし,やむ

を得ず絶縁体の色が緑の電線を使用する場合は,端子部近傍に図記号

で表示する。また,文字記号

PE,保護アース,保護接地の文字,

,E,G,アース,接地又は接地端子の表示でもよい。 

なお,圧着端子には適切な振止めを施す。 

b) 医用差込プラグの各端子は,それぞれ絶縁物で分離し,端子部でコードのほつれによる短絡を生じに

くい構造とする。 

c) 2極接地極付の医用差込プラグの接地刃は,本体から取り外せない形状とする。 

d) 医用差込プラグは,JIS C 8303に規定する複式コンセントに2個同時に差し込むことができる大きさ

とする。 

e) 医用差込プラグ(一体成形の医用差込プラグを除く。)には,コードグリップを附属する。 

7.2 

材料 

JIS C 8303の6.1(構造一般),6.2(端子)及び6.3(絶縁体)によるほか,次による。 

a) 接地極の刃受及び刃は,すず又はニッケルめっきを施した銅合金とする。 

b) 接地極の導電金具の材料は,銅又は銅合金とする。 

7.3 

刃及び刃受穴の形状及び寸法 

JIS C 8303の6.7(埋込コンセントの取付部の寸法)によるほか,刃及び刃受穴の形状及び寸法は,JIS C 

8303の図A.1(刃だけ),図A.3(刃だけ),図A.9及び図A.11による。ただし,各図の刃相互間又は刃受

相互間の中心線は,外郭の中心線と一致しなくてもよい。 

 

試験方法 

8.1 

保持力試験 

JIS C 8306の6.(保持力試験)による。 

8.2 

接地刃受の保持力試験 

供試医用コンセントの接地刃受へ図5に示す大形試験接地ピンを20回抜差しする。引き続いて,刃受穴

を下向きにして図4に示す質量115 gの標準接地ピンを差し込む。 

8.3 

耐異常引抜性試験 

図1の試験装置に供試医用コンセントを通常の使用状態で取り付け,JIS C 8303の図A.9又は図A.11の

形状及び寸法の銅合金製の刃を鋼製の本体に取り付けた試験用プラグを差し込み,試験用プラグの裏面か

ら出ている棒の先端に垂直方向に衝撃力を加えた後,試験用プラグを引き抜く。この操作を医用コンセン

トの通常の使用状態の位置並びに差込面と平行な面内で90度,180度及び270度回転させた位置で,それ

ぞれ2回ずつ計8回行う。 

なお,試験には,2極接地極付の試験用プラグを用い,その刃は毎回取り換える。 

 


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単位 mm 

 

図1−耐異常引抜性試験装置 

 

8.4 

温度上昇試験 

刃と刃受との接触部及びねじなし端子の温度上昇試験は,JIS C 8306の4.(温度上昇試験)による。た

だし,容易に分解することが困難な医用コンセントは,刃と刃受との接触部の温度上昇の測定は刃の根元

で行ってもよい。 

なお,ねじなし端子の測定は,接続した電線の根元で行ってもよい。 

8.5 

接地極温度上昇試験 

供試医用コンセントヘ試験用プラグを差し込み,接地極へ定格電流が15 Aの供試医用コンセントについ

ては25 A,定格電流が20 Aの供試医用コンセントについては32 Aの試験電流を流し,1時間経過後に試

験用プラグの接地極刃の温度上昇を,熱電対を用いて測定する。 

通常通電を目的とする極には,試験電流を通電しない。 

8.6 

接地極接触抵抗試験 

供試医用コンセントの接地リード線かしめ部とこれに差し込んだ試験用プラグの接地端子部との間の接

触抵抗をJIS C 8306の5.2(交流法による接触抵抗試験)によって測定する。 

8.7 

開閉試験 

JIS C 8306の10.(開閉試験)による。ただし,10.1 (2) の定格負荷試験は表5(定格負荷試験条件)の (a) 

によって連続10 000回とし,10.1 (1) の過負荷試験は表3(過負荷試験条件)の (a) による。 

8.8 

絶縁抵抗試験 

JIS C 8306の7.(絶縁抵抗試験)による。 

極間にパイロットランプなどが取り付けられている供試医用コンセント及び供試医用差込プラグは,パ

イロットランプなどを取り外してから試験を行う。 

8.9 

耐電圧試験 

JIS C 8306の8.(耐電圧試験)による。 

極間にパイロットランプなどが取り付けられている供試医用コンセント及び供試医用差込プラグは,パ


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イロットランプなどを取り外してから試験を行う。 

8.10 耐過電流試験 

供試医用コンセントの通常通電を目的とする極の1端子及び接地端子をJIS C 3307に規定する導体径

1.6 mm,長さ1.5 m以下の電線で試験回路の電源へ接続する。 

2極接地極付の試験用プラグの端子へJIS C 3306に規定する平形コードで,定格電流が15 Aの場合は公

称断面積2 mm2,定格電流が20 Aの場合は公称断面積3.5 mm2,定格電流15 A及び20 Aいずれの場合も

長さは約600 mmのコードを接続し,コード他端の心線をはんだで終端接続する。ただし,一体成形の試

験用プラグを使用する場合は,接続されたコードの太さとする。 

供試医用コンセントへ上記の試験用プラグを差し込み,短絡回路を構成し,試験回路へ定格電圧で1 000 

Aの試験電流を約0.02秒間通電する。 

この試験終了後,試験用プラグを引き抜き,再び差し込んで接地刃受と接地刃との間の接触状態を調べ

る。 

8.11 耐熱性試験 

JIS C 8306の14.(耐熱試験)による。ただし,医用コンセントの試験温度は90 ℃,医用差込プラグの

試験温度は80 ℃とし,試験時間は各々7時間とする。 

8.12 ねじ端子及びリード線付端子強度試験 

8.12.1 ねじ端子 

JIS C 8306の13.1.1(ねじ端子の強度試験)(1) 及び (2) による。ただし,試験は,各端子について5

回ずつとする。 

なお,試験に使用する電線は,毎回新しい電線と取り換えて行う。 

8.12.2 リード線付端子 

JIS C 8306の13.1.3(リード線付き)による。ただし,引張方向は,圧着したリード線が出る方向とし,

100 Nの引張力を1分間加える。 

8.13 組立強度試験 

供試医用コンセントを図6 b) に示す取付装置へはめ込み,図6 c) の押さえ金具で445 Nの力を1分間

加える。 

8.14 衝撃強度試験(医用コンセント) 

金属製ボックスに供試医用コンセント及び金属製プレートを取り付け,コンクリート床面上の厚さ3.2 

mm以上の鋼板上に受口を上向きにして置き,直径32 mm,質量2.3 kgの鋼製の円柱形おもりを460 mm

の高さから供試医用コンセントの受口中心部へ1回落下させる。 

落下させるとき,円柱の平面部が受口に当たるようにする。 

8.15 アンモニアガス耐久性試験 

JIS C 8306の18.(アンモニアガス耐久試験)による。 

試験時間は,72時間とする。ただし,供試医用コンセントは,受口を液面側として入れる。 

なお,端子ねじの締付トルクは表4の値とする。 

 

表4−端子ねじの呼び径と締付トルクとの関係 

単位 N・m 

端子ねじの呼び 

M3 

M3.5 

M4 

M5 

締付トルク 

0.5 

0.8 

1.2 

2.0 


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8.16 ねじなし端子引張強度試験 

JIS C 8306の13.1.2(ねじなし端子の強度試験)(1) による。 

8.17 ねじなし端子曲げ強度試験 

JIS C 8306の13.1.2(ねじなし端子の強度試験)(2) による。 

8.18 ねじなし端子ヒートサイクル試験 

JIS C 8306の16.(ヒートサイクル試験)による。 

8.19 ねじなし端子耐過電流試験 

JIS C 8306の12.(耐過電流試験)による。ただし,試験電流は,1 000 Aとする。 

8.20 コード引止部強度試験 

8.20.1 一般事項 

医用差込プラグの製造業者が指定するコードのうち仕上外径が最小のコードを,その先端を切断したま

まで,端子接続する場合と同じ位置に供試医用差込プラグへ取り付け,試験を行う。 

なお,一体成形の医用差込プラグは,コード心線と刃との接続を行わず,それ以外は通常使用の医用差

込プラグと同じ設計の試験品で試験を行う。 

8.20.2 引張試験 

コードの引出方向にまっすぐに,コードと供試医用差込プラグとの間に引張力を徐々に加え,133 Nに

達した状態で1分間保持する。 

8.20.3 ねん(捻)回試験 

図2に示すように供試医用差込プラグを固定し,コードに質量4.5 kgのおもりをつり下げながら,供試

医用差込プラグから150 mmの位置で直径76 mmの円周に沿って毎分9回の速さで2時間コードに回転を

加える。 

 

 

図2−ねん(捻)回試験方法 

 

8.20.4 衝撃張力試験 

壁面に通常取り付ける状態とした医用コンセントに供試医用差込プラグを差し込み,コードに取り付け

た質量約4.5 kgのおもりを高さ約600 mmから落下させ,コードに衝撃張力を加える。この操作を表1の

医用差込プラグの極配置図の位置,及び差込面と平行な面内で90度回転させた位置の,合計2方向に1

回ずつ加えた後,新しい供試医用差込プラグを用いて,180度及び270度回転させた位置で,それぞれ1

回ずつ加える。 


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8.20.5 繰返し引張強度試験 

JIS C 8306の13.2.1[コード引止部(コード張力緩和装置)の強度試験]による。 

8.21 コード引出部強度試験 

JIS C 8306の13.2.2[コード引出部(コード屈曲性能)の強度試験](2) による。 

8.22 押圧試験 

コードを接続した供試医用差込プラグを水平な2枚の鋼板間に挟み,上から押圧力を加え2 224 Nに達

するまで増加させ,次に徐々に減少させ0 Nに戻す。 

8.23 衝撃強度試験(医用差込プラグ) 

厚さ42 mm,一辺の長さ115 mmの正方形の堅木の上にコードを接続した供試医用差込プラグを置き,

直径50 mm,質量4.5 kgの円柱のおもりを,高さ460 mmから落下させる。 

落下させるとき,円柱の平面部が供試医用差込プラグに当たるようにする。 

8.24 外郭強度試験 

JIS C 8306の13.5.3(自重落下強度試験)(1) による。ただし,落下高さ及びコードの長さは,それぞれ

1 m,落下回数は1 000回とする。 

なお,200回ごとにひび割れ,変形などの有無を確認するとともに,組立ねじ及び端子ねじは締め直し

てもよい。 

この試験終了後,8.9の試験を行う。 

8.25 刃取付部強度試験 

JIS C 8303の7.10(刃取付部強度試験)による。ただし,接地極刃については8.25.1及び8.25.2によっ

て試験を行う。 

8.25.1 押込試験 

供試医用差込プラグを適切な試験台に固定し,接地極刃へ60 Nの押込力を1分間連続して加える(図3

参照)。 

 

 

注a) プラグ移動防止板は対応するプラグ面に密着させる。 

b) プラグ固定板は対応するプラグ面で固定する。 

図3−押込試験 

 

8.25.2 曲げ試験 

8.25.1で試験した供試医用差込プラグを適切な試験台に固定し,接地極刃が最も曲がりやすい方向に力

を加える。 


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接地極刃の先端に近い部分に,40 Nの力を毎分10回の割合で,連続して30往復加える。ただし,最大

曲げ角度は15度とする。 

なお,往復の数え方及び曲げ角度は,JIS C 8303の図2(刃の固定及び往復角度)による。 

8.26 耐燃性試験 

一体成形の医用差込プラグの耐燃性試験は,JIS C 8303の7.22(耐燃性試験)による。 

8.27 構造試験 

JIS C 8306の3.(構造試験)によるほか,箇条7に規定する事項について調べる。 

 

検査 

9.1 

形式検査 

9.1.1 

医用コンセント 

次の検査項目の順序で,同一試験品について箇条8の試験方法によって行い,箇条6及び7の規定によ

る。ただし,a),d) 及びp)〜y) の試験は,それぞれ別の試験品で行ってもよい。 

a) 構造 

b) 保持力 

c) 接地刃受の保持力 

d) 耐異常引抜性 

e) 温度上昇 

f) 

接地極温度上昇 

g) 接地極接触抵抗 

h) 開閉 

i) 

保持力 

j) 

接地刃受の保持力 

k) 温度上昇 

l) 

接地極温度上昇 

m) 接地極接触抵抗 

n) 絶縁抵抗 

o) 耐電圧 

p) 耐過電流 

q) 耐熱性 

r) ねじ端子及びリード線付端子の強度 

s) 

組立強度 

t) 

衝撃強度 

u) アンモニアガス耐久性 

v) ねじなし端子の引張強度(ねじなし端子に限る。) 

w) ねじなし端子の曲げ強度(ねじなし端子に限る。) 

x) ねじなし端子のヒートサイクル(ねじなし端子に限る。) 

y) ねじなし端子の耐過電流(ねじなし端子に限る。) 

9.1.2 

医用差込プラグ 

次の検査項目について箇条8の試験方法によって行い,箇条6及び7の規定による。ただし,b),c) 及


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びe) の試験は,検査項目の順序によって同一試験品で行う。 

a) 構造 

b) 絶縁抵抗 

c) 耐電圧 

d) 耐熱性 

e) ねじ端子強度 

f) 

コード引止部強度 

1) 引張り 

2) ねん(捻)回 

3) 衝撃張力 

4) 繰返し引張強度 

g) コード引出部強度(一体成形の医用差込プラグに限る。) 

h) 押圧 

i) 

衝撃強度 

j) 

外郭強度 

k) 刃取付部強度 

l) 

アンモニアガス耐久性 

m) 耐燃性(一体成形の医用差込プラグに限る。) 

9.2 

受渡検査 

医用コンセント及び医用差込プラグは,次の検査項目の順序によって同一試験品について箇条8の試験

方法によって行い,箇条6及び7の規定による。ただし,受渡当事者間の協定によって検査の一部を省略

してもよい。 

a) 構造 

b) 保持力 

c) 接地刃受の保持力 

d) 絶縁抵抗 

e) 耐電圧 

 

10 製品の呼び方 

種類,極数及び定格による。 

例 医用コンセント 2極接地極付 15 A 125 V 

 

医用差込プラグ 2極接地極なし 20 A 125 V 

 

11 表示 

医用コンセント及び医用差込プラグは,外郭の表面その他見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の

事項を表示しなければならない。 

a) 定格電流 

b) 定格電圧 
c) “□

H”の記号。ただし,医用差込プラグは,緑色の“●”の記号(直径4.8〜6.4 mm)でもよい。 

d) 製造業者名又はその略号 


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e) 適切なコードの種類及び断面積。ただし,一体成形以外の医用差込プラグの場合に限る。やむを得な

い場合は最小包装箱又は取扱説明書に表示してもよい。 

f) 

端子に差し込める電線の太さ(呼び),種類及び導体の長さ(絶縁被覆を剝離する長さ。) 

g) 最小包装箱に規格番号 

 

単位 mm 

 

注a) Lの寸法は,標準接地ピンの質量が115 gになるようにする。 

図4−標準接地ピン 

 

単位 mm 

 

図5−大形試験接地ピン 

 


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単位 mm 

 

注記 この図は,JIS C 8303の図A.30の埋込コンセント(連用形を除く)15 Aの例を示す。 

図6−組立強度試験