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D 9452:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 種類 2 

5 試験の順序  3 

6 性能 3 

6.1 リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度  3 

6.2 耐候性  4 

6.3 耐温度性  4 

6.4 耐振性  4 

6.5 耐水性  5 

6.6 耐衝撃性  5 

6.7 反射性  5 

6.8 耐燃油性  6 

6.9 耐潤滑油性  6 

6.10 耐じん性  6 

7 構造 6 

8 寸法 6 

9 めっき及び塗装  6 

9.1 めっき  6 

9.2 塗装  7 

10 外観  7 

11 試験方法  7 

11.1 リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度測定  7 

11.2 耐候性試験  7 

11.3 耐温度性試験  8 

11.4 耐振性試験  8 

11.5 耐水性試験  8 

11.6 耐衝撃性試験  8 

11.7 反射性試験  8 

11.8 耐燃油性試験  9 

11.9 耐潤滑油性試験  10 

11.10 耐じん性試験 10 

12 製品の呼び方  10 


 

D 9452:2018 目次 

(2) 

ページ 

13 表示  10 

附属書JA(規定)再帰反射環  11 

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表  15 

 

 


 

D 9452:2018  

(3) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人自転

車産業振興協会(JBPI)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規

格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規

格である。これによって,JIS D 9452:2007は改正され,この規格に置き換えられた。 

なお,平成30年9月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ

ーク表示認証において,JIS D 9452:2007によることができる。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

D 9452:2018 

 

自転車−リフレックスリフレクタ 

Cycles-Reflex reflectors 

 

序文 

この規格は,2015年に第3版として発行されたISO 6742-2を基に作成した日本工業規格であるが,我

が国の実情を反映させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,JIS D 9111に規定されている自転車に用いるリフレックスリフレクタについて規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 6742-2:2015,Cycles−Lighting and retro-reflective devices−Part 2: Retro-reflective devices

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形 

JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系 

JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ 

JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法 

JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ 

JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分) 

JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差 

JIS B 1501 転がり軸受−鋼球 

JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法 

JIS D 9111 自転車−分類,用語及び諸元 

JIS H 8610 電気亜鉛めっき 

JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき 

JIS K 5600-5-4 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第4節:引っかき硬度(鉛筆法) 


D 9452:2018  

 

JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 

JIS Z 8781-2 測色−第2部:CIE測色用標準イルミナント 

JIS Z 8901 試験用紛体及び試験用粒子 

CIE 1931,XYZ colour space of the International Commission on Illumination 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

リフレックスリフレクタ(reflex reflector) 

自転車の各部に取り付けて使用する再帰反射器(フロント,リヤ,サイド及びペダルリフレクタ)の総

称。 

3.2 

広角形(wide angle reflector) 

主光軸に対し,左右50度の範囲で認識できる反射性をもつリフレックスリフレクタの形式。 

3.3 

普通形(conventional reflector) 

光軸に対し,左右20度の範囲で認識できる反射性をもつリフレックスリフレクタの形式。 

3.4 

再帰反射環(retro-reflecting annuli) 

タイヤの両側のサイドウォール上にある環状の再帰反射材(図1参照)。 

 

 

図1−再帰反射環 

 

種類 

リフレックスリフレクタの種類は,表1による。 


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表1−種類 

種類 

形式 

反射光の色 

レンズの色(参考) 

フロント 

普通形a) 

白 

無色 

広角形a) 

リヤ 

普通形a) 

赤 

赤 

広角形a) 

サイド 

普通形a) 

白又は黄 

無色又は黄 

広角形a) 

再帰反射環b) 

ペダル 

普通形a) 

黄 

黄 

注記 普通形及び広角形には,レンズが一体でないものも含む。 
注a) 普通形及び広角形のものは,箇条5〜箇条13を適用する。 

b) 再帰反射環は,箇条12,箇条13及び附属書JAを適用する。 

 

試験の順序 

リフレックスリフレクタの試験の順序は表2による。また,6.2,6.4及び6.10については,単独の試験

として行う。 

 

表2−リフレックスリフレクタの試験の順序 

箇条番号 

リフレックスリフレクタに対する試験 

サンプル 

6.3 

耐温度性 

6.1 

反射光の色及び色度:色度測定(目視検査又は色度座標) 

6.7 

反射性:入射角0度だけにおける光度測定 

6.7 

反射性:全ての試験ポイントにおける光度測定 

 

 

 

 

6.5 

耐水性 

 

 

 

 

6.8 

耐燃油性 

 

 

 

 

6.9 

耐潤滑油性 

 

 

 

 

6.1 

反射光の色及び色度:色度測定(目視検査又は色度座標) 

 

 

 

 

6.7 

反射性:入射角0度だけにおける光度測定 

 

 

 

 

6.6 

耐衝撃性 

 

 

 

 

6.5 

耐水性 

 

 

 

 

6.1 

反射光の色及び色度:色度測定(目視検査又は色度座標) 

 

 

 

 

6.7 

反射性:入射角0度だけにおける光度測定 

 

 

 

 

注記 サンプルは,a〜fの6点で,実施する試験をXで示す。 

 

性能 

6.1 

リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度 

リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度は,11.1の試験を行ったとき,図2に示す色度座標の範

囲でなければならない。各範囲の座標を表3に示す。 


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表3−色度座標の範囲 

反射光の色 

色度座標の範囲 

赤 

0.665 

0.645 

0.721 

0.735 

− 

− 

 

0.335 

0.335 

0.259 

0.265 

 

 

黄 

0.547 

0.536 

0.613 

0.593 

− 

− 

 

0.452 

0.444 

0.387 

0.387 

− 

− 

白 

0.300 

0.440 

0.500 

0.500 

0.440 

0.300 

 

0.342 

0.432 

0.440 

0.382 

0.382 

0.276 

注記 表中のx及びyは,JIS Z 8781-3による色度座標をいう。 

 

 

白の色度座標の範囲 

黄の色度座標の範囲 

赤の色度座標の範囲 

スペクトル軌跡 

図2−色度座標の範囲 

 

6.2 

耐候性 

耐候性は,11.2の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタは図2に示す色度座標の範囲でなければ

ならない。各範囲の座標を表3に示す。 

6.3 

耐温度性 

耐温度性は,11.3の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタの反射機能を損なうようなレンズの軟

化,亀裂,ゆがみ,艶の変化,その他の著しい欠点を生じてはならない。 

6.4 

耐振性 

耐振性は,11.4の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタの各部の緩み,破損,変形,その他の著

しい欠点を生じてはならない。 


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6.5 

耐水性 

耐水性は,11.5の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタのレンズの内面(有効反射面)に曇りを

生じてはならない。 

6.6 

耐衝撃性 

耐衝撃性は,11.6の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタの反射機能を損なうようなレンズ割れ,

又は著しい欠点を生じてはならない。ただし,ペダル用リフレクタには適用しない。 

6.7 

反射性 

反射性は,11.7の試験を行ったとき,レンズの反射光度は,表4に示す値以上でなければならない。入

射光10.76 lxの光度で表す場合は,表5に示す値以上でなければならない。ただし,レンズを組み合わせ

たものは組み合わせた状態とする。 

 

表4−リフレックスリフレクタの反射光度 

単位 mcd/lx 

観測角α 

(度) 

入射角βa) 

(度) 

反射光の色 

白 

黄 

赤 

ペダル用黄 

普通形 

広角形 

普通形 

広角形 

普通形 

広角形 

普通形 

0.2 

 0 

2 500 

2 500 

1 560 

1 560 

625 

625 

450 

10(上,下) 

1 650 

1 650 

1 030 

1 030 

410 

410 

350 

20(左,右) 

850 

850 

530 

530 

210 

210 

175 

30(左,右) 

− 

750 

− 

465 

− 

185 

− 

40(左,右) 

− 

650 

− 

405 

− 

160 

− 

50(左,右) 

− 

550 

− 

340 

− 

135 

− 

1.5 

 0 

26 

26 

16 

16 

16.5 

10(上,下) 

18 

18 

11 

11 

11.5 

20(左,右) 

11 

11 

7.5 

30(左,右) 

− 

11 

− 

− 

− 

40(左,右) 

− 

11 

− 

− 

− 

50(左,右) 

− 

11 

− 

− 

− 

注a) 入射角は,図4参照。 

 


D 9452:2018  

 

表5−リフレックスリフレクタの反射光度(入射光10.76 lxの光度) 

単位 cd/10.76 lx 

観測角α 

(度) 

入射角βa) 

(度) 

反射光の色 

白 

黄 

赤 

ペダル用黄 

普通形 

広角形 

普通形 

広角形 

普通形 

広角形 

普通形 

0.2 

 0 

26.90 

26.90 

16.81 

16.81 

6.73 

6.73 

4.84 

10(上,下) 

17.75 

17.75 

11.10 

11.10 

4.44 

4.44 

3.77 

20(左,右) 

9.15 

9.15 

5.72 

5.72 

2.29 

2.29 

1.88 

30(左,右) 

− 

8.07 

− 

5.04 

− 

2.02 

− 

40(左,右) 

− 

6.99 

− 

4.37 

− 

1.75 

− 

50(左,右) 

− 

5.92 

− 

3.70 

− 

1.48 

− 

1.5 

 0 

0.28 

0.28 

0.18 

0.18 

0.07 

0.07 

0.18 

10(上,下) 

0.20 

0.20 

0.12 

0.12 

0.05 

0.05 

0.12 

20(左,右) 

0.12 

0.12 

0.08 

0.08 

0.03 

0.03 

0.08 

30(左,右) 

− 

0.12 

− 

0.08 

− 

0.03 

− 

40(左,右) 

− 

0.12 

− 

0.08 

− 

0.03 

− 

50(左,右) 

− 

0.12 

− 

0.08 

− 

0.03 

− 

注a) 入射角は,図4参照。 

 

6.8 

耐燃油性 

耐燃油性は,11.8の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタのレンズの表面に著しい異常があって

はならない。 

6.9 

耐潤滑油性 

耐潤滑油性は,11.9の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタのレンズの表面に著しい異常があっ

てはならない。 

6.10 耐じん性 

耐じん性は,11.10の試験を行ったとき,リフレックスリフレクタのレンズの表面の汚れが容易に拭き取

れなければならない。 

 

構造 

リフレックスリフレクタは,レンズの内面(有効反射面)に反射機能を損なうような,ちり,水滴など

の付着を防ぐため,密封した構造でなければならない。 

 

寸法 

リフレックスリフレクタを,自転車の泥よけ,バックホーク,前ホークなどに取り付けるためのねじは,

JIS B 0205-1〜JIS B 0205-4の規定によるものとし,その許容限界寸法及び公差は,通常,JIS B 0209-1〜

JIS B 0209-3の公差域クラス6H・6g以上とする。 

 

めっき及び塗装 

9.1 

めっき 

リフレックスリフレクタに施すニッケルめっき及びニッケル−クロムめっきの厚さ及び耐食性は,JIS H 

8617に規定する表1(種類,等級及び記号)及び表2(種類,等級及び記号)の2級以上,電気亜鉛めっ

きはJIS H 8610に規定する表1(めっきの等級及びめっきの最小厚さ)の2級以上とする。角部,ねじ部


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及びめっき後加工を施した部分はこの限りでない。 

なお,クロムめっきを施したものは,クロム層の厚さが0.05 μm以上とする。 

9.2 

塗装 

リフレックスリフレクタの塗装を施した面は,JIS K 5600-5-4に規定する,硬度Fの鉛筆を用いて鉛筆

引っかき抵抗性試験を行ったとき,試験面の塗膜に破れがあってはならない。 

 

10 外観 

リフレックスリフレクタの外観は,次による。 

a) 各部に鋭い突端,ばりなどがあってはならない。 

b) レンズには,泡,しわ,ゆがみ,その他の反射性を損なうような著しい欠点があってはならない。 

c) めっき又は塗装を施した面には,素地の露出,剝がれ,さび,その他の著しい欠点があってはならな

い。 

d) めっき又は塗装を施さない金属部分の表面には,さび,割れ,その他の著しい欠点があってはならな

い。 

e) マーク類は,打刻不良,浮出し不良,ずれなどがあってはならない。 

 

11 試験方法 

11.1 リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度測定 

リフレックスリフレクタの反射光の色及び色度は,リフレックスリフレクタ本体又は製造業者が提供す

る色見本(図3の例に示すレンズの厚さの2倍の試料)を試料として用い,JIS Z 8781-2の6.1[CIE(標

準)光源A]に規定するCIE(標準)光源Aを用いてJIS Z 8722によって色度座標(x,y)を求める。た

だし,この測定の代わりに,上記試料と表3に示す色度座標の範囲の標準限界フィルタとを肉眼で比較判

定してもよい。この場合,JIS Z 8781-2の6.1に規定するCIE(標準)光源Aを用いて行う。 

 

 

a) 光軸又は主光軸に垂直に用いる場合 

b) 光軸又は主光軸に垂直にせず用いる場合 

図3−リフレックスリフレクタ(例) 

 

11.2 耐候性試験 

リフレックスリフレクタの耐候性は,11.1に規定する試料を用い,JIS D 0205に規定するWON-S(屋外

耐候試験の直接暴露試験)の試験を2年間行い,表面の付着物,汚れを拭き取り,暴露試験の前後にJIS Z 

8781-2の6.1に規定するCIE(標準)光源Aを用いてJIS Z 8722によって色度座標(x,y)を求める。 


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なお,この試験の代わりに11.1に規定する試料を用いてJIS D 0205に規定するWAN-1S(サンシャイン

カーボンアーク灯式耐候性試験)の試験を行ってもよい。試験時間は通常WON-Sの試験の暴露年数に対

応させるが,部品の性質又は使用材料について屋外試験との関係が明らかな場合は,受渡当事者間の協定

によって試験時間の設定又は使用する試験機の選択を行ってもよい。 

11.3 耐温度性試験 

リフレックスリフレクタは,周囲温度5005

‡̰

外観を調べる。 

11.4 耐振性試験 

リフレックスリフレクタを使用状態と同じような向きで振動試験機に取り付け,表6の条件で加振部を

振動させ,リフレックスリフレクタの外観を調べる。 

 

表6−耐振性試験条件 

振動数 

振幅 

振動方向 

加振時間 

約11.7 Hz 

約11 mm 

上下 

1時間 

注記 加速度が29 m/s2になるように,振動数を20 Hzまで増し,

振幅を約4 mmまで減じてもよい。 

 

11.5 耐水性試験 

リフレックスリフレクタを水中1.7 mの深さに15分間浸し,レンズの内面(有効反射面)の外観を調べ

る。 

11.6 耐衝撃性試験 

リフレックスリフレクタを,レンズ面を上向きにし,リフレックスリフレクタを自転車に装着した状態

と同じように取り付け,レンズ面を水平上向きにして固定する。 

JIS B 1501に規定する呼び13 mmの鋼球を760 mmの高さからレンズの中央部に垂直に一度だけ落下さ

せ,リフレックスリフレクタの外観を調べる。 

鋼球はガイドを使って落下させてもよいが,自由落下を妨げてはならない。 

11.7 反射性試験 

図4に示すような試験装置によって投光器でリフレックスリフレクタのレンズを照射し,それによる反

射光の強さを受光器によって測定し,レンズの反射光度を求める。ただし,レンズを組み合わせたものは

組み合わせた状態で測定する。 

なお,任意の試験ポイントにおいて前面からの表面反射が測光の読取りに干渉する場合は,リフレック

スリフレクタを4度を超えない範囲で垂直軸又は水平軸の周りに表面反射の影響が出ない角度まで回転さ

せてもよい。 

この試験に用いる器具及び測定距離は,次による。 

a) 投光器 投光器は,JIS Z 8781-2の6.1に規定するCIE(標準)光源Aを使用する。投光器のレンズ

の有効径は,約50 mmとする。 

b) 受光器 受光器は,視感度補正を施した照度計を使用する。受光器は,投光器の真上に設置し,受光

器の窓の大きさは水平方向に約25 mm以下,垂直方向に約13 mm以下とする。 

c) 測定距離 測定距離は,通常,30.5 mとする。ただし,30.5 mの場合と比較検討して測定結果に影響

しないことが確認できる場合には,これ以外の距離で測定してもよい。その場合,投光器の大きさ及

び受光器の窓の大きさは,測定距離に応じて考慮する。 

 


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 1 

リフレックスリフレクタ又は再帰反射環 

11 

正又は上 

 2 

投光器 

12 

負又は下 

 3 

受光器 

13 

入射線a) 

 4 

リフレックスリフレクタ又は再帰反射環の中心 

14 

観測線b) 

 5 

投光器の開口部 

15 

観測距離c) D'e 

 6 

受光器の窓 

16 

入射角d) β 

 7 

入射面 

17 

観測角e) α 

 8 

観測面 

18 

測定距離f) De 

 9 

右 

19 

リフレックスリフレクタの光軸(再帰反射環の
場合は車輪軸) 

10 

左 

注a) 入射線は,5の中心と4とを結んだ線。 

b) 観測線は,6の中心と4とを結んだ線。 

c) 観測距離は,6の中心から4までの距離。 

d) 入射角は,13と19とのなす角で,上下方向[上(+),下(−)]又は左右方向[左(−),右(+)]の角

度とし,角度の正負は,19に対する2の相対位置による。 

e) 観測角は,入射線と観測線とのなす角。 

f) 測定距離は,5の中心から4までの距離。 

図4−反射性試験装置 

 

11.8 耐燃油性試験 

リフレックスリフレクタを容積混合比n-ヘプタン70 %とトルエン30 %とからなる混合液に5分間浸せ

きし,直ちにリフレクタの表面を綿布で拭き取り,レンズの外観を調べる。 


10 

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11.9 耐潤滑油性試験 

リフレックスリフレクタを潤滑油に浸した綿布でレンズの表面に軽く塗布し,5分間後に表面を綿布で

拭き取り,レンズの外観を調べる。 

11.10 耐じん性試験 

リフレックスリフレクタを縦・横・高さそれぞれ900〜1 200 mmの密閉容器内に,壁から150 mm以上

離して使用状態に置き,容器内にはJIS Z 8901に規定する6種普通ポルトランドセメントを約5 kg入れ,

ちりが容器中を一様に拡散して吹き上げられるように,15分間に10秒間の割合で空気を噴出させ,連続5

時間の試験を行い,レンズの表面の汚れを拭き取る。 

 

12 製品の呼び方 

リフレックスリフレクタの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類及び形式による。 

例1 JIS D 9452 フロント用普通形 

例2 自転車用フロントリフレックスリフレクタ広角形 

 

13 表示 

リフレックスリフレクタには,見やすい箇所に容易に消えない方法で,製造業者名又はその略号を表示

する。 


11 

D 9452:2018  

 

附属書JA 

(規定) 

再帰反射環 

 

JA.1 性能 

JA.1.1 反射光の色及び色度 

再帰反射環の反射光の色及び色度は,JA.2.2の試験を行ったとき,図JA.1に示す色度座標の範囲でなけ

ればならない。各範囲の座標を表JA.1に示す。 

 

表JA.1−色度座標の範囲 

反射光の色 

色度座標の範囲 

白又は黄 

0.380 

0.509 

0.618 

0.440 

0.380 

 

0.408 

0.490 

0.382 

0.382 

0.337 

注記 表中のx及びyは,JIS Z 8781-3による色度座標をいう。 

 

 

W/Y 

白又は黄の色度座標の範囲 

スペクトル軌跡 

図JA.1−色度座標の範囲 

 

JA.1.2 反射性 

反射性は,JA.2.3の試験を行ったとき,反射光度は表JA.2に示す値以上でなければならない。 

なお,Dはタイヤ上の再帰反射環の平均直径(mm)であり,Dが420 mm未満の場合,各測定及び入射

角における最小反射光度値は,D=420 mmの場合の値と等しいものとする。 

 


12 

D 9452:2018  

 

表JA.2−再帰反射環の反射光度 

単位 mcd/lx 

観測角 α(度) 

入射角 β(度) 

反射光度 

0.2 

−4 

1.21 D 

20 

1.06 D 

40 

0.70 D 

50 

0.21 D 

1.5 

−4 

0.121D 

20 

0.106 D 

40 

0.070 D 

50 

0.021 D 

 

JA.1.3 耐温度性 

耐温度性は,A.2.4の試験を行ったとき,再帰反射環の反射性能を損なうような亀裂,剝離,膨れ,その

他の著しい欠点を生じてはならない。 

JA.1.4 耐水性 

耐水性は,JA.2.5の試験を行ったとき,反射光度は,JA.1.2の50 %以上でなければならない。 

JA.1.5 耐衝撃性 

耐衝撃性は,JA.2.6の試験を行ったとき,再帰反射環に亀裂が発生してはならない。また,衝撃箇所か

ら,再帰反射環の幅の半分以上が,タイヤから剝がれてはならない。 

JA.1.6 耐燃油性 

耐燃油性は,JA.2.7の試験を行ったとき,再帰反射環に著しい異常があってはならない。 

JA.1.7 耐潤滑油性 

耐潤滑油性は,JA.2.8の試験を行ったとき,再帰反射環に著しい異常があってはならない。 

JA.1.8 接着性 

接着性は,JA.2.9の試験を行ったとき,再帰反射環が規定しているより大きな力で剝離しなければなら

ない。そうでない場合,再帰反射環を取り外そうとしたとき,再帰反射環が破損するように,タイヤに接

着されていなければならない。 

JA.1.9 耐摩耗性 

耐摩耗性は,再帰反射環が接着されたタイヤの素材と同等の耐摩耗性をもっており,かつ,再帰反射環

は,湿らせた金ブラシでこすったときで,空気が入った状態のタイヤから剝離し,タイヤ素材も再帰反射

環とともに,剝離しなければならない。 

 

JA.2 試験方法 

JA.2.1 再帰反射環の試験の適用及び試料 

JA.1.3〜JA.1.9の包括的な試験対象とする場合は,タイヤ上の再帰反射環が,JA.1.1の色度及びJA.1.2

の反射性に適合していなければならない。 

表JA.3は,どの試験でタイヤ全体を使用するのか,又はタイヤの一部分を使用するのかを示す。かかる

一部分は,試験前に物理的ストレスを与えていないタイヤから切り出されるものとする。JA.1.1及びJA.1.2

は,タイヤから切り出された部分には適用されない。 

 


13 

D 9452:2018  

 

表JA.3−再帰反射環の試験の適用及び試料 

箇条番号 

タイヤの使用方法 

反射性の適用 

色度の適用 

JA.1.3 

全体を使用 

表JA.2を適用 

適用 

JA.1.4 

全体を使用 

適用(JA.1.4参照) 

適用 

JA.1.5 

部分的使用 

非適用 

非適用 

JA.1.6 

全体を使用 

表JA.2を適用 

適用 

JA.1.7 

全体を使用 

表JA.2を適用 

適用 

JA.1.8 

部分的使用 

非適用 

非適用 

JA.1.9 

部分的使用 

非適用 

非適用 

 

JA.2.2 反射光の色及び色度測定 

再帰反射環の反射光の色及び色度は,11.1と同様の方法で求める。 

JA.2.3 反射性試験 

a) 一般 

1) 試験装置の配置 再帰反射環の測定における,一般的な試験装置の配置は,図4に示すとおりとし,

受光器は,投光器の真上に設置する。 

2) 投光器 投光器は,JIS Z 8781-2の6.1に規定するCIE(標準)光源Aを使用する。 

レンズの実効直径はDe/500以下とする。ここで,Deは,投光器から車輪の中心までの距離であ

る。 

3) 受光器 受光器は,CIE 1931の相対分光感度特性をもつものとする。 

受光器の有効領域寸法は,受光器全体が,受光器の中心からDe/1 000以下に収まるようにする。 

4) 観測距離 投光器から車輪の中心の距離及び受光器と車輪との中心の距離は,それぞれ10 m以上

とする。 

5) タイヤにおける照度 入射方向を向いた受光器によって,車輪に沿って45度以下の均等な間隔で,

再帰反射環上での入射照度を測定する。測定値の平均値を,試料の平均照度とする。平均照度から

の差が平均照度の10 %を超える測定値が一つでもある場合,より均一な投光器を使う。 

b) 試験方法 タイヤ上の再帰反射環を試験する場合は,タイヤを車輪に装着し,製造業者によって推奨

される最大空気圧まで膨らませる。タイヤの両側の再帰反射環を試験する。 

表JA.2の入射角及び観測角において再帰反射した,受光器での照度を計測する。 

注記 正入射角は,受光器への見通し線が,入射線と再帰反射環の光軸との間に位置する場合に対

応し,負入射角は,入射線が受光器への見通し線と再帰反射環の光軸との間に位置する場合

に対応する。 

JA.2.4 耐温度性試験 

試料を,次の条件下に順に置く。 

a) 温度(65±5)℃,相対湿度(10±5)%に,連続12時間 

b) 温度(23±5)℃,相対湿度(50±5)%に,1時間以上 

c) 温度(−20±5)℃に,連続15時間 

JA.2.5 耐水性試験 

試料を温度(23±5)℃の水に1分間沈める。取り出して30秒間後,JA.2.3によって反射光度を測定す

る。 


14 

D 9452:2018  

 

JA.2.6 耐衝撃性試験 

試料を温度(−20±5)℃に1時間置く。冷凍庫から試料を取り出したらすぐに,適切な支持台の上に置

き,再帰反射部に,JIS B 1501に規定する呼び25 mmの鋼球を,2 mの高さから落下させる。 

JA.2.7 耐燃油性試験 

試料の再帰反射環を,容積混合比n-ヘプタン70 %及びトルエン30 %からなる混合液に浸した綿布で軽

くこする。5分間後,再帰反射部を,洗浄液で洗浄し,清浄水ですすぐ。 

JA.2.8 耐潤滑油性試験 

試料の再帰反射環を,洗浄潤滑油に浸した綿布で軽くこする。5分間放置後,再帰反射環をヘプタンな

どの低刺激な脂肪族溶剤で拭き取り,中性洗剤で洗浄したあと,清浄水ですすぐ。 

JA.2.9 剝離試験 

試料を,温度(50±5)℃に30分間置き,次に温度(23±5)℃に30分間置く。鋭いナイフを使い,再

帰反射環をタイヤから分離する。再帰反射環の幅1 mm当たり1 Nの引張力を,再帰反射環と垂直の方向

に加え,タイヤから剝離する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 JIS D 9301 一般用自転車 

JIS D 9302 幼児用自転車 

JIS Z 8781-3 測色−第3部:CIE三刺激値 


15 

D 9452:2018  

 

附属書JB 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS D 9452:2018 自転車−リフレックスリフレクタ 

ISO 6742-2:2015,Cycles−Lighting and retro-reflective devices−Part 2: Retro-reflective 
devices 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

4 種類 

リフレックスリフレ
クタの種類を規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは安全性を確保するため追
加。 

ISOの見直時に提案を検討。 

5 試験の順
序 

リフレックスリフレ
クタの試験の順序を
規定。 

4.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

JISでは安全性を確保するため耐水
性試験を追加。 

ISOの見直時に提案を検討。 

6 性能 

6.2 耐候性 
耐候性の性能を規
定。 

− 

− 

追加 

JISはリフレックスリフレクタに樹
脂製品が使われているため追加。 

ISOの見直時に提案を検討。 

6.4 耐振性 
耐振性の性能を規
定。 

− 

− 

追加 

JISでは強度,安全性を確保するた
め追加。 

ISOの見直時に提案を検討。 

6.7 反射性 
反射性の性能を規
定。 

5.1 

JISとほぼ同じ 

追加 

ISO規格では,反射光度をmcd/lxで
表しているが,JISでは反射光度を
mcd/lx及びcd/10.76 lxを併記した。 

実質的な差異はない。 

6.10 耐じん性 
耐じん性について規
定。 

− 

− 

追加 

安全を確保するため追加。 

ISOの見直時に提案を検討。 

7 構造 

構造について規定。 

− 

− 

追加 

JISでは,項目を追加している。 

JISでは安全性を確保するため追
加している。ISOには提案しない。 

8 寸法 

使用するねじの許容
限界寸法,公差を規
定。 

− 

− 

追加 

JISでは,項目を追加している。 

JISでは安全性を確保するため追
加している。ISOには提案しない。 

 

2

 

D

 9

4

5

2

2

0

1

8

 

 

 

 

 


16 

D 9452:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

9 めっき及
び塗装 

めっき及び塗装の性
能について規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,めっき部及び塗装部で試
験方法を規定している。 

JISでは品質及び安全性を確保す
るため追加している。ISOには提
案しない。 

10 外観 

リフレックスリフレ
クタの外観を規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,項目を追加している。 

JISでは品質及び安全性を確保す
るため追加している。ISOには提
案しない。 

11 試験方
法 

11.2 耐候性試験 
耐候性の試験方法に
ついて規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,リフレックスリフレクタ
には樹脂製部品が使われることか
ら耐候性試験を規定している。 

ISOの見直時に提案を検討。 

11.4 耐振性試験 
耐振性の試験方法に
ついて規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,自転車に取り付けたとき
に必要ということで,耐振性試験を
規定している。 

ISOの見直時に提案を検討。 

11.5 耐水性試験 
耐水性の試験方法に
ついて規定。 

 

7.1.2.4 湿度による曇りに対す

る試験方法を規定。 

変更 

JISは7 構造で密閉した形状を要
求しているので,浸水に対する試験
方法を規定。 

ISOの見直し時に併記を提案。 

11.7 反射性試験 
反射性の試験方法に
ついて規定。 

 

JISとほぼ同じ。 

変更 

ISO規格では測定距離は10 m以上
としているが,JISでは,30.5 mと
している。また,JISでは30.5 m以
外の距離による測定も認めている。 

ISOには提案しない。 

11.10 耐じん性試験 
耐じん性の試験方法
について規定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,項目を追加している。 

JISでは安全性を確保するため追
加している。ISOには提案しない。 

12 製品の
呼び方 

リフレックスリフレ
クタの呼び方を規
定。 

 

− 

− 

追加 

JISでは,項目を追加している。 

JISでは,誤使用を防ぐため,項
目を追加している。ISOには提案
しない。 

13 表示 

表示について規定。 

 

11 

JISとほぼ同じ 

削除 

技術的に差異はない。 

ISOには提案しない。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6742-2:2015,MOD 

 

 

2

 

D

 9

4

5

2

2

0

1

8

 

 

 

 

 


17 

D 9452:2018  

 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

 

D

 9

4

5

2

2

0

1

8