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D 9428:2012  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 構成及び分類  1 

4 部品名称 2 

5 強度 2 

5.1 ディレーラワイヤのインナの強度 2 

5.2 ディレーラワイヤの強度  2 

6 構造 2 

7 形状及び寸法  2 

8 めっき 2 

9 外観 2 

10 試験方法  3 

10.1 ディレーラワイヤのインナの強度試験  3 

10.2 ディレーラワイヤの強度試験  3 

11 表示  4 

附属書A(参考)分類  11 

 

 


 

D 9428:2012  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人自転車産

業振興協会(JBPI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS D 9428:2008は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

  

日本工業規格 

      JIS 

 

D 9428:2012 

 

自転車−ディレーラ 

Bicycles-Derailleur 

 

序文 

この規格は,1987年に制定され,その後3回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2008年に

行われたが,その後のシフトレバーの形式の追加などに対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

 

適用範囲 

この規格は,主としてJIS D 9111に規定する一般用自転車,幼児用自転車及び電動アシスト自転車に用

いるディレーラについて規定する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0205-1 一般用メートルねじ−第1部:基準山形 

JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系 

JIS B 0205-3 一般用メートルねじ−第3部:ねじ部品用に選択したサイズ 

JIS B 0205-4 一般用メートルねじ−第4部:基準寸法 

JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ 

JIS B 0209-2 一般用メートルねじ−公差−第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法−中(は

めあい区分) 

JIS B 0209-3 一般用メートルねじ−公差−第3部:構造体用ねじの寸法許容差 

JIS B 0225 自転車ねじ 

JIS D 9111 自転車−分類及び諸元 

JIS H 8610 電気亜鉛めっき 

JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき 

 

構成及び分類 

ディレーラは,リヤディレーラ,フロントディレーラ,シフトレバー及びディレーラワイヤで構成し,

分類は,リヤディレーラ,フロントディレーラ及びシフトレバーに分類し附属書Aを参照する。ただし,

フロントディレーラを用いないで構成する場合もある。 

 

 


D 9428:2012  

  

部品名称 

部品名称を,図3〜図6に示す。 

 

強度 

5.1 

ディレーラワイヤのインナの強度 

ディレーラワイヤのインナは,10.1の試験を行ったとき,各部に破損があってはならない。 

5.2 

ディレーラワイヤの強度 

ディレーラワイヤは,10.2の試験を行ったとき,ディレーラワイヤの変形量がインナの長さの0.6 %に

アウタの長さの1 %を加えた値以下でなければならない。 

 

構造 

ディレーラの構造は,次による。 

a) 各部の組立結合は確実で,作動させたとき機能が良好でなければならない。 

b) リヤディレーラのガイドプーリ及びテンションプーリの回転は円滑で,ガイド板との間に必要以上の

がたがあってはならない。 

c) ディレーラを自転車に組み付けて使用したとき,シフトレバーは操作上十分な強度があり,リヤディ

レーラ及びフロントディレーラに保持機構がある場合を除き,シフトスプリングの復元力に対抗して

所要のシフト位置を保持するための機構を備えていなければならない。 

d) ディレーラワイヤの取付部は摩耗しにくい構造でなければならない。また,インナの末端は,ほつれ

ないように処理されていなければならない。 

 

形状及び寸法 

ディレーラの形状の例及び主な寸法を図3〜図5に示す。ただし,寸法は推奨寸法を示す。ねじは,JIS 

B 0225の規定によるもののほかは,JIS B 0205-1〜JIS B 0205-4の規定によるものとし,公差は,JIS B 

0209-1〜JIS B 0209-3に規定する6 H/6 g以上とする。 

 

めっき 

ニッケル又はニッケル−クロムめっきを施した面の耐食性は,JIS H 8617の2級以上,電気亜鉛めっき

を施したものは,JIS H 8610の2級以上とする。ただし,かど部,ねじ部及びめっき後加工を施した部分

はこの限りでない。 

 

外観 

ディレーラの外観は,次による。 

a) めっきを施した面には,著しいきず,素地露出,素地の研磨不良,剝がれ,さび,その他著しい欠点

があってはならない。 

なお,組立後表面に現れる部分にはめっきむらがあってはならない。 

b) めっきを施さない面には,さび,割れ,著しいきず,その他著しい欠点があってはならない。 

c) 各部に鋭い先端,著しいばり,かえりなどがあってはならない。 

d) マーク類は打刻不良,位置ずれ,色むら,かすれ,その他著しい欠点があってはならない。 

 


D 9428:2012  

 

10 試験方法 

10.1 ディレーラワイヤのインナの強度試験 

ディレーラワイヤのインナを図1のように試験装置に取り付け,980 Nの力を1分間加えたとき各部の

破損の有無を調べる。 

 

単位 mm 

 

図1−ディレーラワイヤのインナの強度試験 

 

10.2 ディレーラワイヤの強度試験 

ディレーラワイヤを図2のように試験装置に取り付け,98 Nの力を1分間加えたときのインナ及びアウ

タの長さを調べ,更に力を静かに増加し490 Nに達したときの可動側の移動量を調べる。 

なお,可動側の移動量をディレーラワイヤの変形量とする。 

 

単位 mm 

 

図2−ディレーラワイヤの強度試験 

 


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11 表示 

ディレーラを構成する各部には,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。ただし,

ディレーラワイヤにはb)の表示を省略してもよい。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 製造年月又はその略号 

 

単位 mm 

 

図3−リヤディレーラの部品名称の例 


D 9428:2012  

 

 

番号 

部品名称 

① 





 

リンクベース 

② 

右リンク 

③ 

左リンク 

④ 

ガイド台 

⑤ 

リンク支点ピン 

⑥ 

シフトスプリング 

⑦ 

二次テンションスプリング 

⑧ 

ストローク調整ねじ 

⑨ 

ワイヤ押さえ座金 

⑩ 

ワイヤ固定ボルト 

⑪ 

アウタ調整ボルト 

⑫ 

アウタ受ナット 

⑬ 





 

外ガイド板 

⑭ 

内ガイド板 

⑮ 

ガイドプーリ 

⑯ 

テンションプーリ 

⑰ 

プーリブシュ 

⑱ 

プーリキャップ 

⑲ 

プーリボルト 

⑳ 

チェーンガイド軸 

21 

テンションスプリング 

22 

ガイド板ストッパ 

23 



 




 

ブラケット体 

24 

ブラケット軸 

25 

セットボルト 

26 

セットナット 

図3−リヤディレーラの部品名称の例(続き) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


D 9428:2012  

  

単位 mm 

 

 

取付バンドの内径,φA 

28.6 

31.8 

34.9 

 

図4−フロントディレーラの部品名称の例 


D 9428:2012  

 

 

番号 

部品名称 

① 





 

リンクベース 

② 

取付バンド 

③ 

バンド締付ボルト 

④ 

右リンク 

⑤ 

左リンク 

⑥ 

リンク支点ピン 

⑦ 

シフトスプリング 

⑧ 

ストローク調整ねじ 

⑨ 

アウタ受け 

⑩ 

ワイヤ固定ボルト 

⑪ 

ワイヤ固定ナット 

⑫ 



 



 

内ガイド板 

⑬ 

外ガイド板 

⑭ 

ガイドボルト 

⑮ 

ブシュ 

図4−フロントディレーラの部品名称の例(続き) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 


D 9428:2012  

  

単位 mm 

 

 

 

1) シングルレバー 

 

レバー取付バンドの内径,φB 

25.4 

28.6 

22.2 

   

 

 

 

 

 

 

2) ダブルレバー 

 

 

 

a) 普通レバー 

 

 

 

b) ツイストグリップコントロール 

 

 

図5−シフトレバーの部品名称の例 

 
 
 

3) 直付け台座 


D 9428:2012  

 

単位 mm 

 

c) サムシフター 

 

番号 

部品名称 

① レバー取付バンド 

② レバー軸 

③ レバー受金具 

④ 座金 

⑤ レバー体 

⑥ レバー押さえ 

⑦ 回り止め座金 

⑧ レバー締付ボルト 

⑨ バンド締付ボルト 

⑩ バンド締付ナット 

⑪ 直付けレバー軸 

⑫ シフト位置表示板 

図5−シフトレバーの部品名称の例(続き) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


10 

D 9428:2012  

  

 

 

 

番号 

部品名称 

① インナ 

② アウタ 

③ ワイヤキャップ 

図6−ディレーラワイヤの部品名称の例 


11 

D 9428:2012  

 

附属書A 

(参考) 

分類 

 

この附属書は,ディレーラの分類を記載したものであり,規定の一部ではない。 

 

A.1 分類 

分類は,リヤディレーラ,フロントディレーラ及びシフトレバーに区分し,次による。 

a) リヤディレーラ リヤディレーラは,取付方式及びシフト方式の組合せによって表A.1に示すように

分類する。 

 

表A.1−リヤディレーラ 

取付方式 

シフト方式a) 

ブラケット取付け 

トップノーマル 

直付け 

ローノーマル 

 

その他 

注a) 自転車に組み付けて,ディレーラワイヤを緩み状態(シフトス

プリングの戻り位置)にしたときのシフト位置が,トップギヤ
側となるものをトップノーマル,ローギヤ側となるものをロー
ノーマルという。“その他”はシフトスプリングを備えないな
ど,戻りシフト位置が特定されない機構のものをいう。 

 

b) フロントディレーラ フロントディレーラは,取付方式及びシフト方式の組合せによって表A.2に示

すように分類する。 

 

表A.2−フロントディレーラ 

取付方式 

シフト方式a) 

バンド付け 

ローノーマル 

直付け 

トップノーマル 

 

その他 

 

c) シフトレバー シフトレバーは,形式,構成及び取付方式の組合せによって表A.3に示すように分類

する。 

 

表A.3−シフトレバー 

形式 

構成 

取付方式 

普通レバー 

シングル 

バンド付け 

ツイストグリップコントロール 
サムシフター 

ダブル 

直付け 

その他 

その他 

その他