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B 8627:2015  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  3 

3.1 方式及び構成に関する用語  3 

3.2 冷房性能及び暖房性能に関する用語 5 

3.3 期間成績係数の算出に関する用語 8 

3.4 騒音試験方法に関する用語(附属書E参照)  9 

3.5 NOx濃度試験方法に関する用語(附属書H参照)  10 

3.6 部分負荷運転時の簡易動作確認試験方法に関する用語(附属書M参照)  10 

3.7 その他の用語  11 

4 種類 12 

5 ガスの種類,定格電圧及び定格周波数  12 

5.1 ガスの種類  12 

5.2 定格電圧及び定格周波数  13 

6 性能 13 

6.1 直吹き形ガスヒートポンプ  13 

6.2 ダクト接続形ガスヒートポンプ  15 

6.3 マルチ形ガスヒートポンプ  17 

6.4 絶縁抵抗  20 

6.5 耐衝撃電圧  20 

6.6 温度  20 

6.7 散水時の性能  20 

6.8 騒音性能  20 

6.9 エンジン性能  21 

6.10 燃料ガス通路の気密  21 

6.11 電源異常  21 

6.12 電気安全性能  21 

6.13 異常  21 

6.14 耐電圧  22 

6.15 始動電流  22 

7 構造 22 

7.1 一般  22 

7.2 各部の構造  22 

7.3 電気部の構造  23 

7.4 冷媒設備  24 


 

B 8627:2015 目次 

(2) 

ページ 

7.5 冷凍機油  24 

8 材料 24 

8.1 一般  24 

8.2 燃料ガス通路  24 

8.3 燃焼ガス通路  24 

8.4 断熱材など  24 

8.5 防振材  25 

8.6 発電機  25 

9 試験方法 25 

9.1 直吹き形ガスヒートポンプ  25 

9.2 ダクト接続形ガスヒートポンプ  27 

9.3 マルチ形ガスヒートポンプ  29 

9.4 絶縁抵抗試験  31 

9.5 耐衝撃電圧試験  31 

9.6 温度試験  31 

9.7 散水時性能試験  31 

9.8 騒音試験  31 

9.9 エンジン始動試験  31 

9.10 CO濃度試験  31 

9.11 NOx濃度試験  31 

9.12 燃料ガス通路気密試験  31 

9.13 電源異常試験  31 

9.14 異常試験  31 

9.15 耐電圧試験  31 

9.16 始動電流試験  32 

10 検査  32 

10.1 形式検査  32 

10.2 受渡検査  33 

11 表示  34 

11.1 本体への表示  34 

11.2 技術資料などでの公表  35 

12 取扱説明書  37 

附属書A(規定)期間成績係数算出基準  39 

附属書B(規定)電気安全に関する材料,構造及び性能  84 

附属書C(規定)耐衝撃電圧試験方法  98 

附属書D(規定)散水時性能試験方法  99 

附属書E(規定)騒音試験方法  100 

附属書F(規定)エンジン始動試験方法  111 

附属書G(規定)CO濃度試験方法  112 


 

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(3) 

ページ 

附属書H(規定)NOx濃度試験方法  114 

附属書I(規定)燃料ガス通路気密試験方法  126 

附属書J(規定)電源異常試験方法  127 

附属書K(規定)異常試験方法  128 

附属書L(規定)ガス消費量試験方法 129 

附属書M(規定)部分負荷運転時の簡易動作確認試験方法  132 

 

 

B 8627:2015 目次 


 

B 8627:2015 目次 

(4) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本冷凍空調工業会(JRAIA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 8627-1:2006,JIS B 8627-2:2000及びJIS B 8627-3:2000は廃止され,この規格に置

き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

  

日本工業規格          JIS 

 

B 8627:2015 

 

ガスヒートポンプ冷暖房機 

Gas engine driven heat pump air conditioners 

 

適用範囲 

この規格は,室内の快適な空気調和を目的として,都市ガス又は液化石油ガスを燃料とするガスエンジ

ン(以下,エンジンという。)によって,蒸気圧縮冷凍サイクルの圧縮機を駆動し,かつ,暖房時にエンジ

ン排熱を回収利用するヒートポンプ式の冷暖房機(以下,ガスヒートポンプという。)であって定格冷房標

準能力が85 kW以下のものについて規定する。 

なお,次に掲げるものは含まない。 

a) 冷房専用のもの。 

b) 冷房時の凝縮器の冷却方式が水冷式のもの。 

c) 電気ヒータ又は補助電気ヒータによる暖房機能をもつもの。 

d) 吸込み空気などの温度条件が特殊なもの1)。 

e) 機械類及び食料品に対する空気調和を主目的としたもの。 

f) 

外気だけを室内へ導入して空気調和を図ることを主目的としたもの。 

g) 車両内の空気調和を図ることを主目的としたもの。 

h) 同時に冷房及び暖房ができるもの。 

i) 

発電機を付加し,発電した電力をガスヒートポンプの室外機の外部に出力するもの2)。 

j) 

エンジンで駆動する圧縮機と同一の冷凍サイクルに電動式の圧縮機を搭載し,それを商用電力で駆動

するもの。 

k) その他a)〜j) に掲げるものに準じる特殊な用途に使用することを目的としたもの。 

注1) 例えば,電算機室用,オールフレッシュ形など。 

2) 消費電力自給装置(3.7.11参照)を付加し,発電した電力をガスヒートポンプの室外機の内部

だけで消費するものは,適用範囲に含める。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0203 管用テーパねじ 

JIS B 2401-1 Oリング−第1部:Oリング 

JIS B 7411-1 一般用ガラス製温度計−第1部:一般計量器 

JIS B 7951 大気中の一酸化炭素自動計測器 

JIS B 7982 排ガス中の窒素酸化物自動計測システム及び自動計測器 


B 8627:2015  

  

JIS B 8009-5 往復動内燃機関駆動発電装置−第5部:発電装置 

JIS B 8571 ガスメーター 

JIS B 8615-1:2013 エアコンディショナ−第1部:直吹き形エアコンディショナ及びヒートポンプ−

定格性能及び運転性能試験法 

JIS B 8615-2:2015 エアコンディショナ−第2部:ダクト接続形エアコンディショナ及び空気対空気

ヒートポンプ−定格性能及び運転性能試験方法 

JIS B 8615-3:2015 エアコンディショナ−第3部:マルチ形エアコンディショナ及び空気対空気ヒー

トポンプ−定格性能及び運転性能試験方法 

JIS B 8620:2002 小形冷凍装置の安全基準 

JIS C 1604 測温抵抗体 

JIS C 1605 シース熱電対 

JIS C 3306 ビニルコード 

JIS C 3312 600 Vビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル 

JIS C 3316 電気機器用ビニル絶縁電線 

JIS C 3327 600 Vゴムキャブタイヤケーブル 

JIS C 3406 自動車用低圧電線 

JIS C 4212 高効率低圧三相かご形誘導電動機 

JIS C 9335-1:2014 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第1部:通則 

JIS C 9335-2-40:2004 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性−第2-40部:エアコンディショナ及

び除湿機の個別要求事項 

JIS C 9815-1 エアコンディショナ及び空気熱源ヒートポンプの定格音響パワーレベル−第1部:直吹

き形室外機 

JIS C 9815-2 エアコンディショナ及び空気熱源ヒートポンプの定格音響パワーレベル−第2部:直吹

き形室内機 

JIS K 0151 赤外線ガス分析計 

JIS K 2211 冷凍機油 

JIS K 2301 燃料ガス及び天然ガス−分析・試験方法 

JIS K 5600-5-4 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第4節:引っかき硬度(鉛筆法) 

JIS K 6351 ガス用強化ゴムホース及びホースアセンブリ 

JIS K 8116 塩化アンモニウム(試薬) 

JIS M 7653 携帯形可燃性ガス検知器 

JIS S 2093:2010 家庭用ガス燃焼機器の試験方法 

JIS S 2145 ガス用金属フレキシブルホース 

JIS S 6006 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いるしん 

JIS Z 8732 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−無響室及び半無響室におけ

る精密測定方法 

JIS Z 8733 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−反射面上の準自由音場にお

ける実用測定方法 

JIS Z 8734 音響−音圧法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−残響室における精密測定方

法 


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JIS Z 8736-1 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第1部:離散

点による測定 

JIS Z 8736-2 音響−音響インテンシティによる騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第2部:スキ

ャニングによる測定 

JIS Z 8736-3 音響−音響インテンシティ法による騒音源の音響パワーレベルの測定方法−第3部:ス

キャニングによる精密測定 

JIS Z 9211 エネルギー管理用語(その1) 

ISO 3743-1,Acoustics−Determination of sound power levels and sound energy levels of noise sources using 

sound pressure−Engineering methods for small movable sources in reverberant fields−Part 1: 

Comparison method for a hard-walled test room 

ISO 3743-2,Acoustics−Determination of sound power levels of noise sources using sound pressure−

Engineering methods for small, movable sources in reverberant fields−Part 2: Methods for special 

reverberation test rooms 

ISO 5801,Industrial fans−Performance testing using standardized airways 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

方式及び構成に関する用語 

3.1.1 

直吹き形 

主に室内に直接空気を吹き出して使用する方式。 

3.1.2 

ダクト接続形 

主にダクトを接続して使用する方式。 

3.1.3 

複数組合せ形 

1台の室外機に対し,その室外機と室内機との組合せを複数もつガスヒートポンプの構成。 

3.1.4 

代表組合せ 

複数組合せ形ガスヒートポンプの室内機の代表的な組合せの構成。 

室内機の形態は使用上最適なものとし,四方向吹出し天井埋込みカセット形(以下,四方向カセット形

という。)を基本とする。 

3.1.5 

マルチ形 

1台の室外機に2台以上の室内機を接続し,かつ,室内機を個別に制御するガスヒートポンプの構成。 

3.1.6 

標準組合せ 

マルチ形ガスヒートポンプの室外機と室内機との標準的な組合せの構成。 

標準組合せは,次の条件を満たすものをいう。 

− 室内機の形態は,使用上最適なものとし,四方向カセット形を基本とする。 


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− 室内機の台数は,室外機に室内機ごとの接続口がある場合はその口数,個別の接続口がない場合には,

定格冷房標準能力28.0 kWまでは2台,50.0 kWまでは4台とする。室外機の定格冷房標準能力に応

じた室内機に表示する定格冷房標準能力の種類及び台数の例を表1に示す。50.0 kWを超える場合は,

表2の室内機最大接続台数以下で製造業者指定の台数とする。 

− 室内機の能力は,その定格冷房標準能力の合計と室外機の定格冷房標準能力との比が1となるもの(1

となる組合せがないものは,最も近いもの)を選定する。 

 

表1−室外機と室内機との能力の組合せの例 

単位 kW 

室外機 

定格冷房標準能力 

室内機 

定格冷房標準能力 

8.0 

4.0×2台 

11.2 

5.6×2台 

14.0 

7.1×2台 

16.0 

8.0×2台 

22.4 

11.2×2台 

28.0 

14.0×2台 

33.5 

8.0×2台+9.0×2台 

35.5 

9.0×4台 

40.0 

9.0×2台+11.2×2台 

45.0 

11.2×4台 

50.0 

11.2×2台+14.0×2台 

 

表2−定格冷房標準能力及び室内機最大接続台数 

(定格冷房標準能力50.0 kWを超える場合) 

定格冷房標準能力 

(kW) 

室内機最大接続台数 

(台) 

 

 

61.5以下 

 61.5を超え 85.0以下 

 

3.1.7 

標準配管長さ 

分離形の室外機と室内機とを接続する冷媒配管の標準的な長さ。 

定格冷房標準能力に応じて表3に示す標準配管長さとする。JIS B 8615-1:2013のA.2.5,JIS B 8615-2:2015

のB.2.5又はJIS B 8615-3:2015のB.2.5の接続冷媒配管の長さは,表3の標準配管長さに読み換える。接

続冷媒配管長さは,相当長さではなく実際の長さとする。 

 

表3−定格冷房標準能力及び標準配管長さ 

定格冷房標準能力 

(kW) 

標準配管長さ 

(m) 

 

 

5.6以下 

5.0 

 

5.6を超え 50.0以下 

7.5 

 50.0を超え 85.0以下 

10.0 


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3.2 

冷房性能及び暖房性能に関する用語 

3.2.1 

定格冷房標準能力 

ガスヒートポンプが9.1.2 a),9.2.2 a) 及び9.3.2 a) に規定する試験において,室内から除去する熱量。 

注記 定格冷房標準能力は,箇条4のc) によってキロワット(kW)で表す。 

3.2.2 

定格冷房標準顕熱比,SHF 

9.1.2 a),9.2.2 a) 及び9.3.2 a) に規定する試験において求める,ガスヒートポンプの冷房能力(全冷房能

力)に対する顕熱冷房能力の割合。 

注記 定格冷房標準顕熱比は,有効数字を2桁で表す。 

3.2.3 

定格冷房標準ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.2 a),9.2.2 a) 及び9.3.2 a) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 定格冷房標準ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.4 

定格冷房標準消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.2 a),9.2.2 a) 及び9.3.2 a) に規定する試験において,消費する実効消費電力。 

注記 定格冷房標準消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.5 

中間冷房標準能力 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 1),9.2.2 b) 1) 及び9.3.2 b) 1) に規定する試験において,室内から除去する

熱量。 

注記 中間冷房標準能力は,定格冷房標準能力の (50±5) %の範囲でキロワット(kW)かつ0.1 kW単

位で表す。ただし,最小冷房中温能力(3.2.11参照)を設定しない場合は,定格冷房標準能力

の55 %を超える値で設定してもよい。 

3.2.6 

中間冷房標準ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 1),9.2.2 b) 1) 及び9.3.2 b) 1) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 中間冷房標準ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.7 

中間冷房標準消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 1),9.2.2 b) 1) 及び9.3.2 b) 1) に規定する試験において,消費する実効消費

電力。 

注記 中間冷房標準消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.8 

中間冷房中温能力 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 2),9.2.2 b) 2) 及び9.3.2 b) 2) に規定する試験において,室内から除去する

熱量。 

注記 中間冷房中温能力は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 


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3.2.9 

中間冷房中温ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 2),9.2.2 b) 2) 及び9.3.2 b) 2) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 中間冷房中温ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.10 

中間冷房中温消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.2 b) 2),9.2.2 b) 2) 及び9.3.2 b) 2) に規定する試験において,消費する実効消費

電力。 

注記 中間冷房中温消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.11 

最小冷房中温能力 

ガスヒートポンプが9.1.2 c),9.2.2 c) 及び9.3.2 c) に規定する試験において,室内から除去する熱量。 

注記 最小冷房中温能力は,定格冷房標準能力の25 %以上かつ45 %未満の範囲で設定し,キロワッ

ト(kW)かつ0.1 kW単位で表す。ただし,最小冷房中温能力が定格冷房標準能力の45 %以上

の場合は,最小冷房中温能力は設定しない。 

3.2.12 

最小冷房中温ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.2 c),9.2.2 c) 及び9.3.2 c) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 最小冷房中温ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.13 

最小冷房中温消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.2 c),9.2.2 c) 及び9.3.2 c) に規定する試験において,消費する実効消費電力。 

注記 最小冷房中温消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.14 

定格暖房標準能力 

ガスヒートポンプが9.1.3 a),9.2.3 a) 及び9.3.3 a) に規定する試験において,室内に加える熱量。 

注記 定格暖房標準能力は,箇条4のc) によってキロワット(kW)で表す。 

3.2.15 

定格暖房標準ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.3 a),9.2.3 a) 及び9.3.3 a) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 定格暖房標準ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.16 

定格暖房標準消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.3 a),9.2.3 a) 及び9.3.3 a) に規定する試験において,消費する実効消費電力。 

注記 定格暖房標準消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.17 

中間暖房標準能力 

ガスヒートポンプが9.1.3 b),9.2.3 b) 及び9.3.3 b) に規定する試験において,室内に加える熱量。 

注記 中間暖房標準能力は,定格暖房標準能力の (50±5) %の範囲でキロワット(kW)かつ0.1 kW単

位で表す。ただし,最小暖房標準能力(3.2.20参照)を設定しない場合は,定格暖房標準能力


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の55 %を超える値で設定してもよい。 

3.2.18 

中間暖房標準ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.3 b),9.2.3 b) 及び9.3.3 b) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 中間暖房標準ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.19 

中間暖房標準消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.3 b),9.2.3 b) 及び9.3.3 b) に規定する試験において,消費する実効消費電力。 

注記 中間暖房標準消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.20 

最小暖房標準能力 

ガスヒートポンプが9.1.3 c),9.2.3 c) 及び9.3.3 c) に規定する試験において,室内に加える熱量。 

注記 最小暖房標準能力は,定格暖房標準能力の25 %以上かつ45 %未満の範囲で設定し,キロワッ

ト(kW)かつ0.1 kW単位で表す。ただし,最小暖房標準能力が定格暖房標準能力の45 %以上

の場合は,最小暖房標準能力は設定しない。 

3.2.21 

最小暖房標準ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.3 c),9.2.3 c) 及び9.3.3 c) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 最小暖房標準ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.22 

最小暖房標準消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.3 c),9.2.3 c) 及び9.3.3 c) に規定する試験において,消費する実効消費電力。 

注記 最小暖房標準消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.23 

最大暖房低温能力 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 1),9.2.3 d) 1) 及び9.3.3 d) 1) に規定する試験において,室内に加える熱量。 

注記 最大暖房低温能力は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.24 

最大暖房低温ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 1),9.2.3 d) 1) 及び9.3.3 d) 1) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 最大暖房低温ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.25 

最大暖房低温消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 1),9.2.3 d) 1) 及び9.3.3 d) 1) に規定する試験において,消費する実効消費

電力。 

注記 最大暖房低温消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.26 

最大暖房極低温能力 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 2),9.2.3 d) 2) 及び9.3.3 d) 2) に規定する試験において,室内に加える熱量。 

注記 最大暖房極低温能力は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 


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3.2.27 

最大暖房極低温ガス消費量 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 2),9.2.3 d) 2) 及び9.3.3 d) 2) に規定する試験において,消費するガス量。 

注記 最大暖房極低温ガス消費量は,キロワット(kW)かつ0.1 kW単位で表す。 

3.2.28 

最大暖房極低温消費電力 

ガスヒートポンプが9.1.3 d) 2),9.2.3 d) 2) 及び9.3.3 d) 2) に規定する試験において,消費する実効消費

電力。 

注記 最大暖房極低温消費電力は,キロワット(kW)かつ有効数字を3桁で表す。 

3.2.29 

実効消費電力 

規定の時間内のガスヒートポンプへの平均電気入力。電気入力とは,ガスヒートポンプの全ての制御装

置及び安全装置への電気入力並びにガスヒートポンプ内の熱搬送装置(例えば,送風機,ポンプ)への電

気入力をいう。 

3.3 

期間成績係数の算出に関する用語 

3.3.1 

冷房期間総合負荷,CSTL(cooling seasonal total load) 

冷房期間中にガスヒートポンプを冷房運転したことによって室内から除去できた熱量の和。 

注記 附属書Aによって算定した冷房期間総合負荷をいう。 

3.3.2 

暖房期間総合負荷,HSTL(heating seasonal total load) 

暖房期間中にガスヒートポンプを暖房運転したことによって室内に加えられた熱量の和。 

注記 附属書Aによって算定した暖房期間総合負荷をいう。 

3.3.3 

冷房期間エネルギー消費量,CSECp(primary cooling seasonal energy consumption) 

冷房期間中にガスヒートポンプを冷房運転したことによって消費された一次エネルギー消費量の和。 

注記 附属書Aによって算定した冷房期間エネルギー消費量をいう。 

3.3.4 

暖房期間エネルギー消費量,HSECp(primary heating seasonal energy consumption) 

暖房期間中にガスヒートポンプを暖房運転したことによって消費された一次エネルギー消費量の和。 

注記 附属書Aによって算定した暖房期間エネルギー消費量をいう。 

3.3.5 

期間エネルギー消費量,AECp(primary annual energy consumption) 

冷房期間エネルギー消費量と暖房期間エネルギー消費量との和。 

注記 附属書Aによって算定した期間エネルギー消費量をいう。 

3.3.6 

冷房期間成績係数,CSPFp(primary cooling seasonal performance factor) 

冷房期間総合負荷を冷房期間エネルギー消費量で除した値。 

注記 附属書Aによって算定した冷房期間成績係数をいう。冷房期間成績係数の代表値としては,東

京地区の外気温度発生時間に基づいて,ガスヒートポンプの種類に応じて,店舗又は事務所で


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の負荷を想定して算出した値を用いる。 

3.3.7 

暖房期間成績係数,HSPFp(primary heating seasonal performance factor) 

暖房期間総合負荷を暖房期間エネルギー消費量で除した値。 

注記 附属書Aによって算定した暖房期間成績係数をいう。暖房期間成績係数の代表値としては,東

京地区の外気温度発生時間に基づいて,ガスヒートポンプの種類に応じて,店舗又は事務所で

の負荷を想定して算出した値を用いる。 

3.3.8 

期間成績係数,APFp(primary annual performance factor) 

冷房総合負荷及び暖房総合負荷を期間エネルギー消費量で除した値。 

注記1 附属書Aによって算定した期間成績係数をいう。期間成績係数の代表値としては,東京地区

の外気温度発生時間に基づいて,ガスヒートポンプの種類に応じて,店舗又は事務所での負

荷を想定して算出した値を用いる。 

注記2 期間成績係数は,小数点以下3桁を切り捨てて,小数点以下2桁まで表す。 

3.3.9 

一次/二次エネルギー換算値 

消費電力を一次エネルギーに換算するときに使用する換算値。消費電力1 kW時を熱量9 760 kJとして

換算することを基本とするが,その他の値を採用してもよい。その他の値とする場合は,箇条11に規定す

る“技術資料などでの公表”の中で記載する。 

3.3.10 

部分負荷率,PLF(part load factor) 

同一温湿度条件の下で,断続運転を行ったときの成績係数と連続運転を行ったときの成績係数との比。 

3.3.11 

効率低下係数,CD(degradation coefficient) 

断続運転を行うことによって生じる成績係数の低下を表す係数。 

3.4 

騒音試験方法に関する用語(附属書E参照) 

3.4.1 

定格騒音 

送風機及びエンジンをスイッチ操作によって定格能力を発揮する状態で運転して測定した騒音値。 

注記 定格騒音は,A特性音響パワーレベル(LWA)とし,デシベル(dB)で表す。 

3.4.2 

騒音試験ダクト 

ダクト吹出又はダクト吸込の騒音試験で,供試機の騒音を残響室又は測定面に伝ぱ(播)させるために

用いるダクト。 

3.4.3 

騒音試験エルボ 

試験を容易にするために,騒音試験ダクトに追加してもよいエルボ。 

3.4.4 

ダクト終端補正値 

騒音試験ダクトの終端で生じる音響インピーダンスの不整合が原因で,試験空間への伝ぱ(播)が妨げ


10 

B 8627:2015  

  

られる騒音試験ダクト内の音響エネルギーを考慮した補正値。 

3.4.5 

エルボ補正値 

騒音試験ダクト内を伝ぱ(播)する音響エネルギーに対して,エルボの挿入損失を考慮した補正値。 

3.5 

NOx濃度試験方法に関する用語(附属書H参照) 

3.5.1 

エンジン最高回転数 

9.1.2 a),9.2.2 a) 及び9.3.2 a) に規定する試験,又は9.1.3 a),9.2.3 a) 及び9.3.3 a) に規定する試験にお

いて,ガスヒートポンプを運転するときの毎分当たりのエンジン回転数(以下,回転数という。)。 

3.5.2 

エンジン最低回転数 

供試機のエンジン回転数の運転下限値。 

3.5.3 

NOx12モード値 

標準的な運転を行った場合に供試機が排出する燃焼ガス中のNOxの年間平均濃度で,9.11に規定する方

法によって求められた値。 

3.6 

部分負荷運転時の簡易動作確認試験方法に関する用語(附属書M参照) 

3.6.1 

中間冷房回転数及び能力制御装置の作動状態 

9.1.2 b) 1),9.2.2 b) 1) 及び9.3.2 b) 1) に規定する試験において,ガスヒートポンプを運転するときのエ

ンジン回転数及び能力制御装置の作動状態。中間冷房回転数及び能力制御装置の作動状態は,製造業者が

あらかじめ指定する。 

3.6.2 

最小冷房回転数及び能力制御装置の作動状態 

9.1.2 c),9.2.2 c) 及び9.3.2 c) に規定する試験において,ガスヒートポンプを運転するときのエンジン回

転数及び能力制御装置の作動状態。最小冷房回転数及び能力制御装置の作動状態は,製造業者があらかじ

め指定する。 

3.6.3 

中間暖房回転数及び能力制御装置の作動状態 

9.1.3 b),9.2.3 b) 及び9.3.3 b) に規定する試験において,ガスヒートポンプを運転するときのエンジン

回転数及び能力制御装置の作動状態。中間暖房回転数及び能力制御装置の作動状態は,製造業者があらか

じめ指定する。 

3.6.4 

最小暖房回転数及び能力制御装置の作動状態 

9.1.3 c),9.2.3 c) 及び9.3.3 c) に規定する試験において,ガスヒートポンプを運転するときのエンジン回

転数及び能力制御装置の作動状態。最小暖房回転数及び能力制御装置の作動状態は,製造業者があらかじ

め指定する。 

3.6.5 

サーモオン 

ガスヒートポンプが運転している状態(圧縮機が運転し,室内機に冷媒を供給し,熱交換を行っている


11 

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状態)。 

3.6.6 

サーモオフ 

ガスヒートポンプが停止している状態(圧縮機が停止し,室内機に冷媒を供給せず,熱交換を行ってい

ない状態)。 

3.6.7 

室内機サーモオフ 

マルチ形ガスヒートポンプにおいて,複数の室内機のうち一部の室内機において吸込温度が設定温度に

近づいたために空調を停止した状態。この場合,その他の室内機及び圧縮機は,運転を継続する。室内機

のサーモオフの特定条件については,製造業者があらかじめ指定する。 

3.7 

その他の用語 

3.7.1 

都市ガス 

配管によって都市の家庭,工場などに供給する燃料ガス(JIS Z 9211参照)。 

3.7.2 

液化石油ガス 

主成分として炭素数が3及び4の炭化水素を加圧又は冷却によって液化したもの(JIS Z 9211参照)。 

3.7.3 

基準風量 

温度20 ℃で標準大気圧101.325 kPaの乾き空気(密度1.204 kg/m3)に換算した風量。 

3.7.4 

定格風量 

ダクト接続形ガスヒートポンプを定格機外静圧で送風運転したときの製造業者が指定した風量で,基準

風量に換算した風量。 

3.7.5 

定格機外静圧 

ダクト接続形ガスヒートポンプの製造業者が指定した機外静圧。 

3.7.6 

CO濃度 

年間を通して標準的な運転をした場合に供試機が排出する燃焼ガス中のCOの最高濃度で,9.10に規定

する方法によって求めた値。 

3.7.7 

冷媒設備 

圧縮機,凝縮器,蒸発器などの冷媒が通り圧力が加わる設備。冷媒設備には,冷媒の圧力を受ける潤滑

油系統を含む。 

3.7.8 

供試機 

試験を行うガスヒートポンプ。 

3.7.9 

室内機 


12 

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供試機のうち空気を調整する側の部分。 

3.7.10 

室外機 

供試機のうち室内側以外の側の部分。 

3.7.11 

消費電力自給装置 

発電機を付加し,発電した電力をガスヒートポンプの室外機の内部で消費する装置。 

 

種類 

ガスヒートポンプの種類は,次による。 

a) ガスヒートポンプの構成による分類 

1) 複数組合せ形 

2) マルチ形 

b) 送風方式による分類 

1) 直吹き形 

2) ダクト接続形 

3) 直吹き・ダクト接続兼用形 

c) 定格冷房標準能力及び定格暖房標準能力による分類 定格冷房標準能力及び定格暖房標準能力によ

る分類は,表4による。 

 

表4−定格冷房標準能力及び定格暖房標準能力 

単位 kW 

 

能力 

定格冷房 
標準能力 

1.0 

1.1 

1.2 

1.4 

1.6 

1.8 

2.0 

2.2 

2.5 

2.8 

− 

3.2 

− 

3.6 

− 

4.0 

− 

4.5 

− 

5.0 

− 

5.6 

− 

6.3 

− 

7.1 

− 

8.0 

− 

9.0 

− 

10.0 

− 

11.2 

− 

12.5 

− 

14.0 

− 

16.0 

− 

18.0 

− 

20.0 

− 

22.4 

− 

25.0 

− 

28.0 

− 

31.5 

33.5 

35.5 

− 

40.0 

− 

45.0 

− 

50.0 

− 

56.0 

60.0 

61.5 

63.0 

67.0 

71.0 

73.0 

75.0 

77.5 

− 

80.0 

− 

85.0 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

定格暖房 
標準能力 

1.0 

1.1 

1.2 

1.4 

1.6 

1.8 

2.0 

2.2 

2.5 

2.8 

3.0 

3.2 

3.4 

3.6 

3.8 

4.0 

4.2 

4.5 

4.8 

5.0 

5.3 

5.6 

6.0 

6.3 

6.7 

7.1 

7.5 

8.0 

8.5 

9.0 

9.5 

10.0 

10.6 

11.2 

11.8 

12.5 

13.2 

14.0 

15.0 

16.0 

17.0 

18.0 

19.0 

20.0 

21.2 

22.4 

23.6 

25.0 

26.5 

28.0 

30.0 

31.5 

33.5 

35.5 

37.5 

40.0 

42.5 

45.0 

47.5 

50.0 

53.0 

56.0 

60.0 

61.5 

63.0 

67.0 

69.0 

71.0 

73.0 

75.0 

77.5 

80.0 

82.5 

85.0 

87.5 

90.0 

95.0 100 

106 

109 

112 

118 

122 

125 

 

ガスの種類,定格電圧及び定格周波数 

5.1 

ガスの種類 

エンジンの燃料として使用するガスの種類は,次による。 

a) 都市ガス 都市ガスの種類及びガス圧力は,表5に示すガスグループのガスとする。 

注記 都市ガスの種類は,ガス事業法(昭和二十九年法律第五十一号)に基づくガス用品の技術上

の基準等に関する省令(昭和四十六年四月一日通商産業省令第二十七号)別表第三の(備考)


13 

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1 適用すべきガスグループに規定する種類をいう。 

 

表5−ガスグループ及びガス圧力 

単位 kPa 

ガスグループ 

13A,12A 

6A 

L1 (5B,6C,7C) L2 (5A,5AN,5B) L3 (4A,4B,4C) 5C 

最高圧力 

2.5 

2.2 

2.0 

最低圧力 

1.0 

0.7 

0.5 

 

b) 液化石油ガス 液化石油ガスの種類は,い号液化石油ガス,ろ号液化石油ガス及びは号液化石油ガス

とし,ガス圧力は,最低圧力2.0 kPa及び最高圧力3.3 kPaとする。 

注記 液化石油ガスの種類は,液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則

で規定する種類をいう。 

5.2 

定格電圧及び定格周波数 

ガスヒートポンプの定格電圧は,単相交流100 V,単相交流200 V又は三相交流200 Vとし,定格周波

数は,50 Hz専用,60 Hz専用又は50 Hz・60 Hz共用とする。 

 

性能 

6.1 

直吹き形ガスヒートポンプ 

6.1.1 

冷媒漏れ 

直吹き形ガスヒートポンプは,9.1.1によって試験を行ったとき,冷媒漏れがあってはならない。 

6.1.2 

冷房性能 

直吹き形ガスヒートポンプの冷房性能は,次による。 

a) 定格冷房性能 定格冷房性能は,次による。 

1) 定格冷房標準能力 定格冷房標準能力は,9.1.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格冷房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格冷房標準ガス消費量 定格冷房標準ガス消費量は,9.1.2 a) によって試験を行ったとき,箇条

11によって表示する定格冷房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格冷房標準消費電力 定格冷房標準消費電力は,9.1.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格冷房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間冷房性能 中間冷房性能は,中間冷房標準能力によって表す。中間冷房標準能力は,9.1.2 b) 1) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間冷房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

c) 最小冷房性能 最小冷房性能は,最小冷房中温能力によって表す。最小冷房中温能力は,9.1.2 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小冷房中温能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 冷房過負荷性能 冷房過負荷性能は,9.1.2 d) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 冷房過負荷試験の一連の試験を行う間において,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 


14 

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3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

e) 冷房低温性能 冷房低温性能は,9.1.2 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足しな

ければならない。 

1) 保護装置が作動しないで4時間連続運転できる。 

なお,圧縮機の自動復帰による発停(オン・オフ)は,保護装置の作動とはみなさない。 

2) 4時間の連続運転終了時に,蒸発器への霜又は氷の蓄積は蒸発器の室内側表面積(コイル正面面積)

の50 %以下とする。ただし,目視確認が困難な場合は,室内側吹出し風量の初期風量からの低下が

25 %以下であればよい。 

f) 

露付き及び凝縮水排水性能 露付き及び凝縮水排出性能は,9.1.2 f) によって試験を行ったとき,ガス

ヒートポンプから凝縮水の滴下,漏れ又は飛散があってはならない。 

g) 氷結性能 氷結性能は,9.1.2 g) によって試験を行ったとき,ガスヒートポンプから室内側に氷が落

下したり,水が滴下したり,吹き出したりしてはならない。 

6.1.3 

暖房性能 

直吹き形ガスヒートポンプの暖房性能は,次による。 

a) 定格暖房性能 定格暖房性能は,次による。 

1) 定格暖房標準能力 定格暖房標準能力は,9.1.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格暖房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格暖房標準ガス消費量 定格暖房標準ガス消費量は,9.1.3 a) によって試験を行ったとき,箇条

11によって表示する定格暖房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格暖房標準消費電力 定格暖房標準消費電力は,9.1.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格暖房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間暖房性能 中間暖房性能は,中間暖房標準能力によって表す。中間暖房標準能力は,9.1.3 b) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

c) 最小暖房性能 最小暖房性能は,最小暖房標準能力によって表す。最小暖房標準能力は,9.1.3 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 最大暖房性能 最大暖房低温性能は,次の1)〜3) による。また,最大暖房極低温性能は,次の4)〜6) 

による。 

1) 最大暖房低温能力 最大暖房低温能力は,9.1.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11によって

表示する最大暖房低温能力の95 %以上でなければならない。 

2) 最大暖房低温ガス消費量 最大暖房低温ガス消費量は,9.1.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 最大暖房低温消費電力 最大暖房低温消費電力は,9.1.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11

によって表示する最大暖房低温消費電力の105 %以下でなければならない。 


15 

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4) 最大暖房極低温能力 最大暖房極低温能力は,9.1.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇条11によ

って表示する最大暖房極低温能力の95 %以上でなければならない。 

5) 最大暖房極低温ガス消費量 最大暖房極低温ガス消費量は,9.1.3 d) 2) によって試験を行ったとき,

箇条11によって表示する最大暖房極低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

6) 最大暖房極低温消費電力 最大暖房極低温消費電力は,9.1.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房極低温消費電力の105 %以下でなければならない。 

e) 暖房過負荷性能 暖房過負荷性能は,9.1.3 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 一連の試験を行う間,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 

3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

f) 

自動除霜性能 自動除霜性能は,9.1.3 f) によって試験を行ったとき,除霜運転中,室内側吹出し空気

温度は,1分間以上18 ℃以下になってはならない。 

g) 暖房極低温性能 暖房極低温性能は,9.1.3 g) によって試験を行ったとき,ガスヒートポンプは,い

かなる保護装置も動作しないで運転できなければならない。 

6.1.4 

期間成績係数 

直吹き形ガスヒートポンプの期間成績係数は,9.1.2 a)〜c) 及び9.1.3 a)〜d) の試験によって得た値(た

だし,建物の冷房負荷は表示する定格冷房標準能力の値)を用いて,附属書Aによって算出した値が,箇

条11によって表示する期間成績係数の97 %以上でなければならない。 

6.2 

ダクト接続形ガスヒートポンプ 

6.2.1 

冷媒漏れ 

ダクト接続形ガスヒートポンプは,9.2.1によって試験を行ったとき,冷媒漏れがあってはならない。 

6.2.2 

冷房性能 

ダクト接続形ガスヒートポンプの冷房性能は,次による。 

a) 定格冷房性能 定格冷房性能は,次による。 

1) 定格冷房標準能力 定格冷房標準能力は,9.2.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格冷房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格冷房標準ガス消費量 定格冷房標準ガス消費量は,9.2.2 a) によって試験を行ったとき,箇条

11によって表示する定格冷房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格冷房標準消費電力 定格冷房標準消費電力は,9.2.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格冷房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間冷房性能 中間冷房性能は,中間冷房標準能力によって表す。中間冷房標準能力は,9.2.2 b) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間冷房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 


16 

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c) 最小冷房性能 最小冷房性能は,最小冷房中温能力によって表す。最小冷房中温能力は,9.2.2 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小冷房中温能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 冷房過負荷性能 冷房過負荷性能は,9.2.2 d) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 冷房過負荷試験の一連の試験を行う間において,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 

3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

e) 冷房低温性能 冷房低温性能は,9.2.2 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足しな

ければならない。 

1) 保護装置が作動しないで4時間連続運転できる。 

なお,圧縮機の自動復帰による発停(オン・オフ)は,保護装置の作動とはみなさない。 

2) 4時間の連続運転終了時に,蒸発器への霜又は氷の蓄積は蒸発器の室内側表面積(コイル正面面積)

の50 %以下とする。ただし,目視確認が困難な場合は,室内側吹出し風量の初期風量からの低下が

25 %以下であればよい。 

f) 

露付き及び凝縮水排水性能 露付き及び凝縮水排出性能は,9.2.2 f) によって試験を行ったとき,ガス

ヒートポンプから凝縮水の滴下,漏れ又は飛散があってはならない。 

6.2.3 

暖房性能 

ダクト接続形ガスヒートポンプの暖房性能は,次による。 

a) 定格暖房性能 定格暖房性能は,次による。 

1) 定格暖房標準能力 定格暖房標準能力は,9.2.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格暖房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格暖房標準ガス消費量 定格暖房標準ガス消費量は,9.2.3 a) によって試験を行ったとき,箇条

11によって表示する定格暖房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格暖房標準消費電力 定格暖房標準消費電力は,9.2.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格暖房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間暖房性能 中間暖房性能は,中間暖房標準能力によって表す。中間暖房標準能力は,9.2.3 b) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

c) 最小暖房性能 最小暖房性能は,最小暖房標準能力によって表す。最小暖房標準能力は,9.2.3 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 最大暖房性能 最大暖房低温性能は,次の1)〜3) による。また,最大暖房極低温性能は,次の4)〜6) 

による。 


17 

B 8627:2015  

 

1) 最大暖房低温能力 最大暖房低温能力は,9.2.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11によって

表示する最大暖房低温能力の95 %以上でなければならない。 

2) 最大暖房低温ガス消費量 最大暖房低温ガス消費量は,9.2.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 最大暖房低温消費電力 最大暖房低温消費電力は,9.2.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11

によって表示する最大暖房低温消費電力の105 %以下でなければならない。 

4) 最大暖房極低温能力 最大暖房極低温能力は,9.2.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇条11によ

って表示する最大暖房極低温能力の95 %以上でなければならない。 

5) 最大暖房極低温ガス消費量 最大暖房極低温ガス消費量は,9.2.3 d) 2) によって試験を行ったとき,

箇条11によって表示する最大暖房極低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

6) 最大暖房極低温消費電力 最大暖房極低温消費電力は,9.2.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房極低温消費電力の105 %以下でなければならない。 

e) 暖房過負荷性能 暖房過負荷性能は,9.2.3 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 一連の試験を行う間,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 

3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

f) 

自動除霜性能 自動除霜性能は,9.2.3 f) によって試験を行ったとき,除霜運転中,室内側吹出し空気

温度は,1分間以上18 ℃以下になってはならない。 

g) 暖房極低温性能 暖房極低温性能は,9.2.3 g) によって試験を行ったとき,ガスヒートポンプは,い

かなる保護装置も動作しないで運転できなければならない。 

6.2.4 

期間成績係数 

ダクト接続形ガスヒートポンプの期間成績係数は,9.2.2 a)〜c) 及び9.2.3 a)〜d) の試験によって得た値

(ただし,建物の冷房負荷は表示する定格冷房標準能力の値)を用いて,附属書Aによって算出した値が,

箇条11によって表示する期間成績係数の97 %以上でなければならない。 

6.2.5 

風量 

ダクト接続形ガスヒートポンプの風量は,9.2.4によって試験を行ったとき,その結果を基準風量に換算

した値が,箇条11によって表示する定格風量の90 %以上でなければならない。 

6.3 

マルチ形ガスヒートポンプ 

6.3.1 

冷媒漏れ 

マルチ形ガスヒートポンプは,9.3.1によって試験を行ったとき,冷媒漏れがあってはならない。 

6.3.2 

冷房性能 

マルチ形ガスヒートポンプの冷房性能は,次による。 

a) 定格冷房性能 定格冷房性能は,次による。 


18 

B 8627:2015  

  

1) 定格冷房標準能力 定格冷房標準能力は,9.3.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格冷房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格冷房標準ガス消費量 定格冷房標準ガス消費量は,9.3.2 a) によって試験を行ったとき,箇条

11によって表示する定格冷房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格冷房標準消費電力 定格冷房標準消費電力は,9.3.2 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格冷房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間冷房性能 中間冷房性能は,中間冷房標準能力によって表す。中間冷房標準能力は,9.3.2 b) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間冷房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

c) 最小冷房性能 最小冷房性能は,最小冷房中温能力によって表す。最小冷房中温能力は,9.3.2 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小冷房中温能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 冷房過負荷性能 冷房過負荷性能は,9.3.2 d) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 冷房過負荷試験の一連の試験を行う間において,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 

3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

e) 冷房低温性能 冷房低温性能は,9.3.2 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足しな

ければならない。 

1) 保護装置が作動しないで4時間連続運転できる。 

なお,圧縮機の自動復帰による発停(オン・オフ)は,保護装置の作動とはみなさない。 

2) 4時間の連続運転終了時に,蒸発器への霜又は氷の蓄積は蒸発器の室内側表面積(コイル正面面積)

の50 %以下とする。ただし,目視確認が困難な場合は,室内側吹出し風量の初期風量からの低下が

25 %以下であればよい。 

f) 

露付き及び凝縮水排出性能 露付き及び凝縮水排出性能は,9.3.2 f) によって試験を行ったとき,ガス

ヒートポンプから凝縮水の滴下,漏れ又は飛散があってはならない。 

g) 氷結性能 直吹き形ガスヒートポンプの氷結性能は,9.3.2 g) によって試験を行ったとき,ガスヒー

トポンプから室内側に氷が落下したり,水が滴下したり,吹き出したりしてはならない。 

6.3.3 

暖房性能 

マルチ形ガスヒートポンプの暖房性能は,次による。 

a) 定格暖房性能 定格暖房性能は,次による。 

1) 定格暖房標準能力 定格暖房標準能力は,9.3.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11によって表

示する定格暖房標準能力の97 %以上でなければならない。 

2) 定格暖房標準ガス消費量 定格暖房標準ガス消費量は,9.3.3 a) によって試験を行ったとき,箇条


19 

B 8627:2015  

 

11によって表示する定格暖房標準ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 定格暖房標準消費電力 定格暖房標準消費電力は,9.3.3 a) によって試験を行ったとき,箇条11に

よって表示する定格暖房標準消費電力の105 %以下でなければならない。 

b) 中間暖房性能 中間暖房性能は,中間暖房標準能力によって表す。中間暖房標準能力は,9.3.3 b) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する中間暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

c) 最小暖房性能 最小暖房性能は,最小暖房標準能力によって表す。最小暖房標準能力は,9.3.3 c) に

よって試験を行ったとき,箇条11によって表示する最小暖房標準能力の±10 %以内でなければなら

ない。 

d) 最大暖房性能 最大暖房低温性能は,次の1)〜3) による。また,最大暖房極低温性能は,次の4)〜6) 

による。 

1) 最大暖房低温能力 最大暖房低温能力は,9.3.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11によって

表示する最大暖房低温能力の95 %以上でなければならない。 

2) 最大暖房低温ガス消費量 最大暖房低温ガス消費量は,9.3.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

3) 最大暖房低温消費電力 最大暖房低温消費電力は,9.3.3 d) 1) によって試験を行ったとき,箇条11

によって表示する最大暖房低温消費電力の105 %以下でなければならない。 

4) 最大暖房極低温能力 最大暖房極低温能力は,9.3.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇条11によ

って表示する最大暖房極低温能力の95 %以上でなければならない。 

5) 最大暖房極低温ガス消費量 最大暖房極低温ガス消費量は,9.3.3 d) 2) によって試験を行ったとき,

箇条11によって表示する最大暖房極低温ガス消費量の105 %以下でなければならない。 

6) 最大暖房極低温消費電力 最大暖房極低温消費電力は,9.3.3 d) 2) によって試験を行ったとき,箇

条11によって表示する最大暖房極低温消費電力の105 %以下でなければならない。 

e) 暖房過負荷性能 暖房過負荷性能は,9.3.3 e) によって試験を行ったとき,次の性能要求事項を満足

しなければならない。 

1) 一連の試験を行う間,ガスヒートポンプは異常なく運転できる。 

2) 最初の1時間,ガスヒートポンプのエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動がなく,連続

運転できる。 

3) 3分間の停止後,運転を再開したとき,最初の5分間はエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置

の作動があってもよいが,その後1時間は連続運転できる。 

4) 運転再開後5分間以内にエンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動があり,その同じ5分間

にそれらが復帰しないように設計している場合は,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作

動から30分間運転できなくてもよいが,エンジンの停止又は電動機過負荷保護装置の作動からの復

帰後1時間は連続運転できる。 

f) 

自動除霜性能 自動除霜性能は,9.3.3 f) によって試験を行ったとき,除霜運転中,室内側吹出し空気

温度は,1分間以上18 ℃以下になってはならない。 

g) 暖房極低温性能 暖房極低温性能は,9.3.3 g) によって試験を行ったとき,ガスヒートポンプは,い

かなる保護装置も動作しないで運転できなければならない。 

6.3.4 

期間成績係数 

マルチ形ガスヒートポンプの期間成績係数は,9.3.2 a)〜c) 及び9.3.3 a)〜d) の試験によって得た値(た


20 

B 8627:2015  

  

だし,建物の冷房負荷は表示する定格冷房標準能力の値)を用いて,附属書Aによって算出した値が,箇

条11によって表示する期間成績係数の97 %以上でなければならない。 

6.3.5 

風量 

マルチ形ガスヒートポンプの風量は,ダクト接続形ガスヒートポンプについて,9.3.4によって試験を行

ったとき,その結果を基準風量に換算した値が,箇条11によって表示する定格風量の90 %以上でなけれ

ばならない。 

6.4 

絶縁抵抗 

絶縁抵抗は,9.4の試験を行ったとき,B.4.2の規定に適合しなければならない。 

6.5 

耐衝撃電圧 

室外機の耐衝撃電圧性能は,9.5によって試験を行ったとき,これに耐えなければならない。 

6.6 

温度 

冷房運転時及び暖房運転時における各部の温度は,9.6によって試験を行ったとき,表6に示す温度以下

で,かつ,その他の箇所においても異常な高温が生じてはならない。 

 

表6−各部の温度の上限 

単位 ℃ 


郭 

人が触れて使用するもの 

金属製のもの,陶磁器製のもの及びガラス製のもの 

55 

その他のもの 

70 

人が容易に触れるおそれがあるもの。ただし,
発熱部の保護枠及び温風出口を除く。 

金属製のもの,陶磁器製のもの及びガラス製のもの 

85 

その他のもの 

100 

燃料ガス閉止弁本体の燃料ガスの通る部分の外表面 

85 a) 

ゼロガバナの燃料ガスの通る部分の外表面 

70 b) 

排気口の燃焼ガス温度 

260 

注a) 85 ℃を超えた場合は,JIS S 2093:2010の表16の項目1に適合することを確認しなければならない。 

b) 70 ℃を超えた場合は,JIS S 2093:2010の表16の項目3に適合することを確認しなければならない。 

 

6.7 

散水時の性能 

散水時の性能は,ガスヒートポンプの室外側の部分について,9.7によって試験を行ったとき,次の性能

要求事項を満足しなければならない。 

a) 散水中にエンジン停止などの異常が発生しない。 

b) 散水終了後に運転操作を3回行ったとき,毎回異常なく始動し,かつ,始動時,運転中及び停止時に

バックファイヤを生じない。 

c) 散水終了後,絶縁抵抗の値が1 MΩ以上でなければならない。耐電圧は,JIS C 9335-1の規定に適合

するか,又は附属書Bの規定に適合しなければならない。 

6.8 

騒音性能 

騒音性能は,次の各項目を満足しなければならない。 

a) 定格騒音は,9.8によって試験を行ったとき,箇条11によって表示する定格騒音の+2 dB以下でなけ

ればならない。 

b) 定格騒音は,9.8によって試験を行ったとき,表7の値以下でなければならない。 


21 

B 8627:2015  

 

表7−定格騒音 

単位 dB 

定格冷房標準能力(kW) 

室内側 

室外側 

 

 

2.5以下 

65 

65 

 

2.5を超え 

4.0以下 

70 

70 

 

4.0を超え 10.0以下 

75 

75 

 10.0を超え 16.0以下 

78 

80 

 16.0を超え 28.0以下 

81 

83 

 28.0を超え 56.0以下 

86 

86 

 56.0を超え 85.0以下 

86 

86 

 

6.9 

エンジン性能 

エンジン性能は,次の各項目を満足しなければならない。 

a) エンジン始動性能は,9.9によって試験を行ったとき,3回の運転操作において,全て最初の始動用電

動機の駆動によって始動でき,かつ,始動時,運転中及び停止時にバックファイヤを生じない。 

b) 理論乾燥燃焼ガス中のCO濃度(体積%)は,9.10によって試験を行ったとき,0.28 %以下である。 

c) NOx12モード値は,9.11によって試験を行う。 

6.10 

燃料ガス通路の気密 

燃料ガス通路の気密は,9.12によって試験を行ったとき,次の各項目に適合しなければならない。 

a) 運転を停止している状態において,閉止弁を通して漏れる内部漏れ量は0.07 L/h以下である。 

b) ガス接続口からエンジン入口までの部分で外部漏れがない。 

6.11 

電源異常 

電源異常は,次による。 

a) 停電 9.13によって停電試験を行ったとき,安全性に支障があってはならない。 

b) 電圧降下 9.13によって電圧降下試験を行ったとき,安全性に支障があってはならない。 

c) 電源雑音 9.13によって電源雑音試験を行ったとき,安全性に支障があってはならない。 

6.12 

電気安全性能 

電気安全性能は,JIS C 9335-2-40の規定に適合するか,又は附属書Bの規定に適合しなければならない。 

6.13 

異常 

9.14によって試験を行ったとき,安全性を損なうような機械的損傷がなく,試験後の絶縁抵抗の値が0.1 

MΩ以上で,かつ,耐電圧は,6.12の規定に適合しなければならない。このときの送風機用電動機の表面

温度は150 ℃以下で,かつ,巻線の温度が表8に示す値以下でなければならない。 

 

表8−異常試験における温度上限 

単位 ℃ 

送風機用電動機の保護装置の種類 

巻線の絶縁階級 

インピーダンス保護の場合 

150 

165 

175 

190 

210 

保護装置が付
いている場合 

最初の1時間(最大値) 

200 

215 

225 

240 

260 

1時間以後(最大値) 

175 

190 

200 

215 

235 

1時間以後(相加平均値) 

150 

165 

175 

190 

210 

 


22 

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6.14 

耐電圧 

耐電圧は,9.15の試験を行ったとき,B.4.3の規定に適合しなければならない。 

6.15 

始動電流 

始動電流は,9.16の試験を行ったとき,B.4.1の規定に適合しなければならない。 

 

構造 

7.1 

一般 

ガスヒートポンプの構造は,安全性及び耐久性に配慮し,次の条件を満たさなければならない。 

a) 使用中又は保守点検の際に人が手を触れる部分の端部は,十分に滑らかである。 

b) 制御部及び電気部は,気象条件によって影響を受けない。 

c) 断熱材などは,通常の使用状態において,剝離又は脱落を生じない。 

d) 送風機などの可動部分は,通常の使用状態において人体が容易に接触しない。 

e) 電装部の近傍(50 mm未満)に使用する断熱材などは,難燃性のものとする。ただし,その断熱材な

どが仮に燃焼しても,感電,火災などの危険が生じるおそれがない場合は,この限りでない。 

f) 

凝縮水の排水確認が容易にできる。 

g) 冷媒回収のための接続口などをもつ。 

h) 冷媒回路は,異常な圧力上昇に対して安全である。 

i) 

電源に接続した場合及びガスヒートポンプの普通の使用方法によって運転した場合に,感電,火災及

び傷害を生じない。 

7.2 

各部の構造 

7.2.1 

燃料ガス接続口 

燃料ガス接続口は,次による。 

a) 燃料ガス接続口は,外部に露出しているか,又は外部から容易に視認できる位置にする。 

b) 燃料ガス接続口のねじは,JIS B 0203に規定するものを使用する。 

7.2.2 

燃料ガス閉止弁 

燃料ガス閉止弁は,次による。 

a) エンジンへの燃料ガス通路は,エンジン停止時に,直列に設けた2個以上の燃料ガス閉止弁によって

閉止しなければならない。 

b) それぞれの燃料ガス閉止弁は,独立した機能をもつものとする。 

7.2.3 

燃料ガス通路 

燃料ガス通路は,JIS K 6351に規定するもの又は同等以上の品質をもつものとするほか,次による。 

a) 負圧となる部分に使用する燃料ガス通路は,負圧に対して十分な強度をもつものとする。通常の運転

状態において,燃料ガス接続口側のガス栓が閉じてエンジンが停止するまでの間,燃料ガス通路の各

部に変形などの異常があってはならない。 

b) 燃料ガス通路に使用する内径2 mm以下の銅管の内面には,すずめっきなどの表面処理を施していな

ければならない。 

c) 正圧となる部分に使用する燃料ガス通路は,正圧に対して十分な強度をもつ構造とする。 

d) 正圧となる部分に使用する燃料ガス通路から燃料ガスが漏れた場合,漏れた燃料ガスを容易に大気に

放出する構造とする。 

7.2.4 

燃焼ガス通路 


23 

B 8627:2015  

 

燃焼ガス通路は,次による。 

a) 燃焼ガス通路は,燃焼ガスの性状,ドレン水の性状,エンジンの振動などに十分耐える構造とする。 

b) 燃焼ガス排出口の開口部は,直径16 mmの鋼球が入らず,鳥などが侵入できない構造とする。 

c) 燃焼ガス通路は,燃焼生成物が閉塞することなくドレン水を容易に排出する構造とし,水素イオン指

数を調整しエンジンオイルの流出を防止する機能をもつ。 

7.2.5 

ケーシング 

ケーシングは,次による。 

a) 燃焼用空気を取り入れるケーシングの開口部は,直径16 mmの鋼球が入らず,鳥などが侵入できない

構造とし,落ち葉などによって影響を受けない構造とする。 

b) 点検用及び保守用のパネルは,取付け及び取外しの繰返し使用に耐える構造とする。 

7.2.6 

エンジン始動用電動機 

エンジン始動用電動機は,過熱を防止する機能をもたなければならない。 

7.2.7 

エンジン点火装置 

エンジン点火装置は,エンジン点火装置によって発生する雑音放射(電波雑音)が,他の機器に障害を

与えない構造とする。 

7.2.8 

エンジン保護装置 

エンジン保護装置は,次による。 

a) エンジン回転数が製造業者の指定する回転数を超えたとき,又は下回ったときに,エンジンが停止し,

燃料ガス通路が自動的に閉じる機能をもたなければならない。 

b) エンジンオイルが製造業者の指定する状態にまで減少したとき,又はエンジンオイルが製造業者の指

定する状態にまで圧力が低下したときには,エンジンが停止し,燃料ガス通路が自動的に閉じる機能

をもたなければならない。 

c) エンジンオイルが製造業者の指定する温度を超えたときに,エンジンが停止し,燃料ガス通路が自動

的に閉じる機能をもたなければならない。ただし,エンジンオイルの温度をエンジン冷却水の温度で

管理してもよい。 

d) エンジン冷却水(不凍液)が製造業者の指定する温度を超えたときに,エンジンが停止し,燃料ガス

通路が自動的に閉じる機能をもたなければならない。 

7.3 

電気部の構造 

電気部の構造は,JIS C 9335-2-40の規定に適合するか,又は附属書Bの規定に適合しなければならない。

ただし,消費電力自給装置の発電機は,7.3.1及び7.3.2による。 

7.3.1 

発電機 

発電機の構造は,次による。 

a) 発電機は,エンジンの振動及び回転トルク変動に耐える構造とする。 

b) 同期発電機(自励式・他励式)又は誘導発電機とする。 

c) 発電機の駆動方式は,直結駆動方式又はベルト引き駆動方式とする。 

d) 同期発電機(自励式)は,巻線方式(直流による自励)又は永久磁石方式とする。 

e) 発電機のうち同期発電機はJIS B 8009-5,誘導発電機はJIS C 4212の規定と同等以上の品質をもたな

ければならない。 

f) 

発電機は,製造業者が指定する最大速度の120 %の速度において,2分間以上耐える構造とする。 

g) 発電機は,製造業者が指定する定格電流の150 %の電流において,30秒間以上耐える構造とする。 


24 

B 8627:2015  

  

7.3.2 

発電機保護装置 

発電機保護装置は,発電機電流が製造業者の指定する定格電流の150 %を超えたときに,エンジンが停

止し,燃料ガス通路が自動的に閉じる機能をもたなければならない。 

7.4 

冷媒設備 

冷媒設備の各部の強さは,JIS B 8620:2002の規定に適合するとともに,エンジンの振動などに十分耐え

る構造としなければならない。 

注記 JIS B 8620:2002の適用範囲外で呼び冷凍能力が19.3 kW以上の冷媒設備は,高圧ガス保安法の

対象となる。 

7.5 

冷凍機油 

冷凍機油は,JIS K 2211に規定するもの又はそれと同等以上の品質のものを用いる。 

 

材料 

8.1 

一般 

ガスヒートポンプに用いる材料は,JIS C 9335-2-40の規定に適合するか,又は附属書Bの規定に適合し

なければならない。ただし,消費電力自給装置の発電機は,附属書Bによるほか8.6による。 

8.2 

燃料ガス通路 

燃料ガスを内包する部分に使用する材料は,次による。 

a) 金属材料は,耐食性のある材料,又は表面に耐食処理を施した材料とする。 

b) ゴムホースは,燃料ガスの圧力及び成分に十分耐える品質とし,JIS K 6351の規定に適合するもの又

はそれと同等以上のものとする。 

c) 金属フレキシブルホースは,JIS S 2145に適合するもの又はそれと同等以上のものとする。 

d) ゼロガバナから下流のガス圧力が負圧となる部分の燃料ガス通路は,その負圧に十分耐える材料とす

る。 

e) パッキン類のゴム,プラスチックなどの材料は,JIS S 2093:2010の表19の3 a) の試験を実施し,質

量変化率が20 %以内であり使用上支障のある軟化,ぜい(脆)化などがないこと。 

f) 

パッキン類のゴムは,JIS B 2401-1の表2(Oリングに用いる材料の種類及びその識別記号)のうち一

般用ニトリルゴム[NBR],燃料用ニトリルゴム[NBR],ふっ素ゴム[FKM],エチレンプロピレン

ゴム[EPDM]及びシリコーンゴム[VMQ]の規定に適合するもの,それらと同等以上のもの,又は

JIS S 2093:2010の表19の3 b) の試験を実施し,n-ペンタンの1時間当たりの透過量が0.005 g以下で

あるものとする。 

g) シール材及び燃料ガス閉止弁に使用するグリースは,JIS S 2093:2010の表19の3 c) の試験を実施し,

質量変化率がガス温度20 ℃の場合10 %以内で,かつ,ガス温度4 ℃の場合25 %以内であるものと

する。 

8.3 

燃焼ガス通路 

燃焼ガス通路に使用する材料は,次による。 

a) 金属材料は,耐熱性及び耐食性のある材料,又は表面に耐食処理を施した材料とする。 

b) 金属以外の材料は,燃焼ガス及びドレン水に対し耐久力のある材料とする。 

8.4 

断熱材など 

エンジン周囲の断熱材,吸音材などは,燃焼しないもの又は燃焼したときに10秒以内に自然に消火する

ものを使用する。 


25 

B 8627:2015  

 

8.5 

防振材 

エンジンを支持する防振材は,耐油性,耐熱性及び耐久性のある材料を用いる。 

8.6 

発電機 

発電機の材料は,エンジンの振動及び使用環境温度に耐えるものとする。 

 

試験方法 

9.1 

直吹き形ガスヒートポンプ 

9.1.1 

冷媒漏れ試験 

直吹き形ガスヒートポンプの冷媒漏れ試験は,JIS B 8620:2002の10. 及び11.3によって行う。 

注記 JIS B 8620:2002の適用範囲外で呼び冷凍能力が19.3 kW以上の冷媒設備は,高圧ガス保安法の

対象となる。 

9.1.2 

冷房試験 

直吹き形ガスヒートポンプの冷房試験は,次による。 

a) 定格冷房標準性能試験 定格冷房標準性能試験は,定格冷房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格冷房標準能

力,定格冷房標準ガス消費量及び定格冷房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013

の5.1による。供給電源が2種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間冷房性能試験 中間冷房性能試験は,中間冷房標準能力を発揮する設定で行う。中間冷房回転数

及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現する回転数

及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。次の1) 及び2) は,

同じ設定で行う。試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧

力は標準圧力とする。その他の試験方法は,次による。 

1) 中間冷房標準性能試験 中間冷房標準能力,中間冷房標準ガス消費量及び中間冷房標準消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013の5.1による。 

2) 中間冷房中温性能試験 中間冷房中温能力,中間冷房中温ガス消費量及び中間冷房中温消費電力の

試験は,表9の条件で行い,その他の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013の5.1による。 

 

表9−冷房中温性能試験条件 

単位 ℃ 

温度 

吸込空気 

室内側 

室外側 

乾球温度 

27 

29 

湿球温度 

19 

19 

 

c) 最小冷房中温性能試験 最小冷房中温性能試験は,最小冷房中温能力を発揮する設定で行う。最小冷

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に


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規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。最小冷房中温能

力,最小冷房中温ガス消費量及び最小冷房中温消費電力試験は,表9の条件で行い,その他の試験方

法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013の5.1による。 

d) 冷房過負荷試験 冷房過負荷試験方法は,JIS B 8615-1:2013の5.2による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

e) 冷房低温試験 冷房低温試験方法は,JIS B 8615-1:2013の5.3による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

f) 

露付き及び凝縮水排水試験 露付き及び凝縮水排水試験方法は,JIS B 8615-1:2013の5.5による。試

験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力

とする。 

g) 氷結滴下試験 氷結滴下試験方法は,JIS B 8615-1:2013の5.4による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

9.1.3 

暖房試験 

直吹き形ガスヒートポンプの暖房試験は,次による。 

a) 定格暖房標準性能試験 定格暖房標準性能試験は,定格暖房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格暖房標準能

力,定格暖房標準ガス消費量及び定格暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013

の6.1によって,JIS B 8615-1:2013の表6の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。供給電源が2

種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間暖房標準性能試験 中間暖房標準性能試験は,中間暖房標準能力を発揮する設定で行う。中間暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。中間暖房標準能

力,中間暖房標準ガス消費量及び中間暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013

の6.1によって,JIS B 8615-1:2013の表6の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。 

c) 最小暖房標準性能試験 最小暖房標準性能試験は,最小暖房標準能力を発揮する設定で行う。最小暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。最小暖房標準能

力,最小暖房標準ガス消費量及び最小暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013

の6.1によって,JIS B 8615-1:2013の表6の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。 

d) 最大暖房性能試験 最大暖房性能試験は,最大暖房能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。その他の試験方

法は,次による。 

1) 最大暖房低温性能試験 最大暖房低温能力,最大暖房低温ガス消費量及び最大暖房低温消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013の6.1によって,JIS B 8615-1:2013の表6の室外側吸


27 

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込空気温度が低温の条件で行う。 

2) 最大暖房極低温性能試験 最大暖房極低温能力,最大暖房極低温ガス消費量及び最大暖房極低温消

費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-1:2013の6.1によって,JIS B 8615-1:2013の表6の

室外側吸込空気温度が極低温の条件で行う。 

e) 暖房過負荷試験 暖房過負荷試験方法は,JIS B 8615-1:2013の6.2による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

f) 

自動除霜試験 自動除霜試験方法は,JIS B 8615-1:2013の6.4による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

g) 暖房極低温試験 暖房極低温試験方法は,JIS B 8615-1:2013の6.3による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

9.2 

ダクト接続形ガスヒートポンプ 

9.2.1 

冷媒漏れ試験 

ダクト接続形ガスヒートポンプの冷媒漏れ試験は,JIS B 8620:2002の10. 及び11.3によって行う。 

注記 JIS B 8620:2002の適用範囲外で呼び冷凍能力が19.3 kW以上の冷媒設備は,高圧ガス保安法の

対象となる。 

9.2.2 

冷房試験 

ダクト接続形ガスヒートポンプの冷房試験は,次による。 

a) 定格冷房標準性能試験 定格冷房標準性能試験は,定格冷房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格冷房標準能

力,定格冷房標準ガス消費量及び定格冷房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015

の6.1による。供給電源が2種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間冷房性能試験 中間冷房性能試験は,中間冷房標準能力を発揮する設定で行う。中間冷房回転数

及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現する回転数

及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。次の1) 及び2) は,

同じ設定で行う。試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧

力は標準圧力とする。その他の試験方法は,次による。 

1) 中間冷房標準性能試験 中間冷房標準能力,中間冷房標準ガス消費量及び中間冷房標準消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015の6.1による。 

2) 中間冷房中温性能試験 中間冷房中温能力,中間冷房中温ガス消費量及び中間冷房中温消費電力の

試験は,表9の条件で行い,その他の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015の6.1による。 

c) 最小冷房中温性能試験 最小冷房中温性能試験は,最小冷房中温能力を発揮する設定で行う。最小冷

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。最小冷房中温能

力,最小冷房中温ガス消費量及び最小冷房中温消費電力試験は,表9の条件で行い,その他の試験方

法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015の6.1による。 

d) 冷房過負荷試験 冷房過負荷試験方法は,JIS B 8615-2:2015の6.2による。試験ガスは,L.2に規定す


28 

B 8627:2015  

  

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

e) 冷房低温試験 冷房低温試験方法は,JIS B 8615-2:2015の6.3による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

f) 

露付き及び凝縮水排水試験 露付き及び凝縮水排水試験方法は,JIS B 8615-2:2015の6.4による。試

験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力

とする。 

9.2.3 

暖房試験 

ダクト接続形ガスヒートポンプの暖房試験は,次による。 

a) 定格暖房標準性能試験 定格暖房標準性能試験は,定格暖房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格暖房標準能

力,定格暖房標準ガス消費量及び定格暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015

の7.1によって,JIS B 8615-2:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。供給電源が2

種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間暖房標準性能試験 中間暖房標準性能試験は,中間暖房標準能力を発揮する設定で行う。中間暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。中間暖房標準能

力,中間暖房標準ガス消費量及び中間暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015

の7.1によって,JIS B 8615-2:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。 

c) 最小暖房標準性能試験 最小暖房標準性能試験は,最小暖房標準能力を発揮する設定で行う。最小暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。最小暖房標準能

力,最小暖房標準ガス消費量及び最小暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015

の7.1によって,JIS B 8615-2:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。 

d) 最大暖房性能試験 最大暖房性能試験は,最大暖房能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。その他の試験方

法は,次による。 

1) 最大暖房低温性能試験 最大暖房低温能力,最大暖房低温ガス消費量及び最大暖房低温消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015の7.1によって,JIS B 8615-2:2015の表7の室外側吸

込空気温度が低温の条件で行う。 

2) 最大暖房極低温性能試験 最大暖房極低温能力,最大暖房極低温ガス消費量及び最大暖房極低温消

費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-2:2015の7.1によって,JIS B 8615-2:2015の表7の

室外側吸込空気温度が極低温の条件で行う。 

e) 暖房過負荷試験 暖房過負荷試験方法は,JIS B 8615-2:2015の7.2による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 


29 

B 8627:2015  

 

f) 

自動除霜試験 自動除霜試験方法は,JIS B 8615-2:2015の7.4による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

g) 暖房極低温試験 暖房極低温試験方法は,JIS B 8615-2:2015の7.3による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

9.2.4 

風量試験 

ダクト接続形ガスヒートポンプの風量試験方法は,JIS B 8615-2:2015の5.2による。 

なお,定格能力8 kW未満,かつ,定格機外静圧25 kPa未満のダクト接続形ガスヒートポンプについて

も,定格機外静圧で風量試験を行う。 

9.3 

マルチ形ガスヒートポンプ 

9.3.1 

冷媒漏れ試験 

マルチ形ガスヒートポンプの冷媒漏れ試験は,JIS B 8620:2002の10. 及び11.3によって行う。 

注記 JIS B 8620:2002の適用範囲外で呼び冷凍能力が19.3 kW以上の冷媒設備は,高圧ガス保安法の

対象となる。 

9.3.2 

冷房試験 

マルチ形ガスヒートポンプの冷房試験は,次による。 

a) 定格冷房標準性能試験 定格冷房標準性能試験は,定格冷房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格冷房標準能

力,定格冷房標準ガス消費量及び定格冷房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015

の6.1による。供給電源が2種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間冷房性能試験 中間冷房性能試験は,中間冷房標準能力を発揮する設定で行う。中間冷房回転数

及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現する回転数

及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。次の1) 及び2) は,

同じ設定で行う。試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧

力は標準圧力とする。その他の試験方法は,次による。 

1) 中間冷房標準性能試験 中間冷房標準能力,中間冷房標準ガス消費量及び中間冷房標準消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015の6.1による。 

2) 中間冷房中温性能試験 中間冷房中温能力,中間冷房中温ガス消費量及び中間冷房中温消費電力の

試験は,表9の条件で行い,その他の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015の6.1による。 

c) 最小冷房中温性能試験 最小冷房中温性能試験は,最小冷房中温能力を発揮する設定で行う。最小冷

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。運転する室内機

の定格冷房標準能力の合計と,室外機の定格冷房標準能力との比が1/2となる室内機(1/2になる組合

せがないものは最も近いもの)を選定する。運転しない室内機はリモコンを停止し,風が流れないよ

うにする。最小冷房中温能力,最小冷房中温ガス消費量及び最小冷房中温消費電力試験は,表9の条

件で行い,その他の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015の6.1による。 

d) 冷房過負荷試験 冷房過負荷試験方法は,JIS B 8615-3:2015の6.2による。試験ガスは,L.2に規定す


30 

B 8627:2015  

  

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

e) 冷房低温試験 冷房低温試験方法は,JIS B 8615-3:2015の6.3による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

f) 

露付き及び凝縮水排水試験 露付き及び凝縮水排水試験方法は,JIS B 8615-3:2015の6.5による。試

験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力

とする。 

g) 氷結滴下試験 氷結滴下試験方法は,直吹き形ガスヒートポンプについて,JIS B 8615-3:2015の6.4

による。試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力

は標準圧力とする。 

9.3.3 

暖房試験 

マルチ形ガスヒートポンプの暖房試験は,次による。 

a) 定格暖房標準性能試験 定格暖房標準性能試験は,定格暖房標準能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。定格暖房標準能

力,定格暖房標準ガス消費量及び定格暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015

の7.1によって,JIS B 8615-3:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。供給電源が2

種類以上の場合は,供給電源の種類ごとに測定する。 

b) 中間暖房標準性能試験 中間暖房標準性能試験は,中間暖房標準能力を発揮する設定で行う。中間暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。中間暖房標準能

力,中間暖房標準ガス消費量及び中間暖房標準消費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015

の7.1によって,JIS B 8615-3:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準の条件で行う。 

c) 最小暖房標準性能試験 最小暖房標準性能試験は,最小暖房標準能力を発揮する設定で行う。最小暖

房回転数及び能力制御装置の作動状態は,附属書Mの方法によって確認した部分負荷運転時に出現す

る回転数及び能力制御装置の作動状態の範囲でなければならない。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。運転する室内機

の定格冷房標準能力の合計と,室外機の定格冷房標準能力との比が1/2となる室内機(1/2になる組合

せがないものは最も近いもの)を選定する。運転しない室内機はリモコンを停止し,風が流れないよ

うにする。最小暖房標準能力,最小暖房標準ガス消費量及び最小暖房標準消費電力の試験方法は,附

属書L及びJIS B 8615-3:2015の7.1によって,JIS B 8615-3:2015の表7の室外側吸込空気温度が標準

の条件で行う。 

d) 最大暖房性能試験 最大暖房性能試験は,最大暖房能力を発揮する設定で行う。 

なお,試験時の風量は,使用者が容易に設定できる範囲でなければならない。試験ガスは,L.2に

規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。その他の試験方

法は,次による。 

1) 最大暖房低温性能試験 最大暖房低温能力,最大暖房低温ガス消費量及び最大暖房低温消費電力の

試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015の7.1によって,JIS B 8615-3:2015の表7の室外側吸


31 

B 8627:2015  

 

込空気温度が低温の条件で行う。 

2) 最大暖房極低温性能試験 最大暖房極低温能力,最大暖房極低温ガス消費量及び最大暖房極低温消

費電力の試験方法は,附属書L及びJIS B 8615-3:2015の7.1によって,JIS B 8615-3:2015の表7の

室外側吸込空気温度が極低温の条件で行う。 

e) 暖房過負荷試験 暖房過負荷試験方法は,JIS B 8615-3:2015の7.2による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

f) 

自動除霜試験 自動除霜試験方法は,JIS B 8615-3:2015の7.4による。試験ガスは,L.2に規定する試

験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

g) 暖房極低温試験 暖房極低温試験方法は,JIS B 8615-3:2015の7.3による。試験ガスは,L.2に規定す

る試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

9.3.4 

風量試験 

マルチ形ガスヒートポンプの風量試験方法は,ダクト接続形ガスヒートポンプについて,JIS B 

8615-3:2015の5.2による。 

なお,定格能力8 kW未満,かつ,定格機外静圧25 kPa未満のダクト接続形ガスヒートポンプについて

も,定格機外静圧で風量試験を行う。 

9.4 

絶縁抵抗試験 

絶縁抵抗試験方法は,B.5.2による。 

9.5 

耐衝撃電圧試験 

耐衝撃電圧試験方法は,附属書Cによる。 

9.6 

温度試験 

温度試験方法は,B.5.4による。 

9.7 

散水時性能試験 

散水時性能試験方法は,附属書Dによる。 

9.8 

騒音試験 

騒音試験方法は,附属書Eによる。 

9.9 

エンジン始動試験 

エンジン始動試験方法は,附属書Fによる。 

9.10 

CO濃度試験 

CO濃度試験方法は,附属書Gによる。 

9.11 

NOx濃度試験 

NOx濃度試験方法は,附属書Hによる。 

注記 CO濃度試験及びNOx濃度試験は,同時に行うことができる。 

9.12 

燃料ガス通路気密試験 

燃料ガス通路気密試験方法は,附属書Iによる。 

9.13 

電源異常試験 

電源異常試験方法は,附属書Jによる。 

9.14 

異常試験 

異常試験方法は,附属書Kによる。 

9.15 

耐電圧試験 

耐電圧試験方法は,B.5.3による。 


32 

B 8627:2015  

  

9.16 

始動電流試験 

始動電流試験方法は,B.5.1による。 

 

10 検査 

10.1 

形式検査 

形式検査は,箇条9に規定する方法によって行い,次の各項目が箇条6〜箇条8の規定に適合しなけれ

ばならない。 

a) 構造及び材料 

b) 冷媒漏れ 

c) 定格冷房標準能力 

d) 定格冷房標準ガス消費量 

e) 定格冷房標準消費電力 

f) 

中間冷房標準能力 

g) 中間冷房標準ガス消費量 

h) 中間冷房標準消費電力 

i) 

中間冷房中温能力5) 

j) 

中間冷房中温ガス消費量5) 

k) 中間冷房中温消費電力5) 

l) 

最小冷房中温能力5) 

m) 最小冷房中温ガス消費量5) 

n) 最小冷房中温消費電力5) 

o) 定格暖房標準能力 

p) 定格暖房標準ガス消費量 

q) 定格暖房標準消費電力 

r) 中間暖房標準能力 

s) 

中間暖房標準ガス消費量 

t) 

中間暖房標準消費電力 

u) 最小暖房標準能力5) 

v) 最小暖房標準ガス消費量5) 

w) 最小暖房標準消費電力5) 

x) 最大暖房低温能力 

y) 最大暖房低温ガス消費量 

z) 最大暖房低温消費電力 

aa) 最大暖房極低温能力3) 

ab) 最大暖房極低温ガス消費量3) 

ac) 最大暖房極低温消費電力3) 

ad) 期間成績係数 

ae) 風量(ダクト接続形ガスヒートポンプの場合) 

af) 冷房過負荷性能 

ag) 暖房過負荷性能 


33 

B 8627:2015  

 

ah) 氷結性能(直吹き形ガスヒートポンプの場合) 

ai) 自動除霜性能 

aj) 冷房低温性能 

ak) 露付き及び凝縮水排水性能 

al) 暖房極低温性能4) 

am) 絶縁抵抗 

an) 耐電圧 

ao) 耐衝撃電圧 

ap) 始動電流 

aq) 温度 

ar) 散水時性能 

as) 騒音 

at) エンジン始動性能 

au) CO濃度 

av) NOx濃度 

aw) 燃料ガス通路気密 

ax) 電源異常 

ay) 電気安全性能 

az) 異常 

注記 形式検査とは,製品の品質が設計で示した品質項目を満足するか否かを判定するための検査

をいう。 

注3) 製造業者が,使用範囲として暖房極低温条件以下の温度での運転に適していることを仕様書,

取扱説明書などに表示している機器について確認する。 

4) aa) の検査を行う場合は,省略してもよい。 

5) 必要に応じて検査する項目を示す。 

10.2 

受渡検査 

受渡検査は,次の各項目について実施し,箇条6の規定に適合しなければならない。 

なお,a)〜ac) 及びaf)〜ah) は抜取り検査によって行い,ad),ae) 及びai) については全数検査による。 

a) 冷媒漏れ 

b) 定格冷房標準能力 

c) 定格冷房標準ガス消費量 

d) 定格冷房標準消費電力 

e) 中間冷房標準能力 

f) 

中間冷房標準ガス消費量 

g) 中間冷房標準消費電力 

h) 中間冷房中温能力5) 

i) 

中間冷房中温ガス消費量5) 

j) 

中間冷房中温消費電力5) 

k) 最小冷房中温能力5) 

l) 

最小冷房中温ガス消費量5) 


34 

B 8627:2015  

  

m) 最小冷房中温消費電力5) 

n) 定格暖房標準能力 

o) 定格暖房標準ガス消費量 

p) 定格暖房標準消費電力 

q) 中間暖房標準能力 

r) 中間暖房標準ガス消費量 

s) 

中間暖房標準消費電力 

t) 

最小暖房標準能力5) 

u) 最小暖房標準ガス消費量5) 

v) 最小暖房標準消費電力5) 

w) 最大暖房低温能力 

x) 最大暖房低温ガス消費量 

y) 最大暖房低温消費電力 

z) 最大暖房極低温能力4) 

aa) 最大暖房極低温ガス消費量4) 

ab) 最大暖房極低温消費電力4) 

ac) 期間成績係数 

ad) 絶縁抵抗 

ae) 耐電圧 

af) 始動電流 

ag) 温度 

ah) 騒音 

ai) 燃料ガス通路気密 

注記 受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造の製品の受渡しに際して,必

要と認める品質項目を満足するか否かを判定するための検査をいう。 

 

11 

表示 

11.1 

本体への表示 

ガスヒートポンプには,表10に示す表示項目を容易に消えない方法で表示した装置銘板を,通常の据付

け状態で見やすい位置6) に取り付けなければならない。 

注6) 外郭表面,又は工具などを使用せずに容易に開閉できる,蓋で覆った外郭内部の表面。 

 


35 

B 8627:2015  

 

表10−本体への表示項目 

表示項目 

表示 

 (1) 規格名称a) 

◎ 

 (2) 形式 

◎ 

 (3) ガス種b) 

◎ 

 (4) 定格電圧(V)c) 

◎ 

 (5) 相数(単相又は三相) 

◎ 

 (6) 定格周波数(Hz)c) 

◎ 

 (7) 定格冷房標準能力(kW)d) 

◎ 

 (8) 定格冷房標準ガス消費量(kW)d) 

◎ 

 (9) 定格冷房標準消費電力(kW)c) d) e) 

◎ 

(10) 定格暖房標準能力(kW)d) 

◎ 

(11) 定格暖房標準ガス消費量(kW)d) 

◎ 

(12) 定格暖房標準消費電力(kW)c) d) e) 

◎ 

(13) 冷媒名又はその記号,及び冷媒封入量(kg)e) 

◎ 

(14) 設計圧力(高圧部及び低圧部)(MPa)f) 

◎ 

(15) IPコードg) 

○ 

(16) 製造業者名又はその記号 

◎ 

(17) 製造年月 

◎ 

(18) 製造番号又はロット番号 

◎ 

(19) 総質量[大略の質量(kg)]e) 

◎ 

(20) 定格風量(m3/min)c) h) 

○ 

(21) 定格機外静圧(Pa)h) 

○ 

表中の◎は,必ず表示する項目を示す。○は,必要に応じて表示する項目を示す。 
注a) 規格名称は,単に“ガスヒートポンプエアコン”としてもよい。 

b) 都市ガス用は,例えば“都市ガス13A用”,“都市ガスL1(6B,6C,7C)用”などとし,液化石

油ガス用は,“LPガス用(い号プロパン)”などとする。 

c) 50 Hz・60 Hz共用のものは,それぞれの周波数について表示する。ただし,50 Hz及び60 Hzの

値が同一となるものはこの限りではない。 

d) 複数組合せ形のものは,代表組合せのときの値の表示でよい。マルチ形のものは,標準組合せの

ときの値を表示する。 

e) 消費電力の単位及び質量の単位は,数値が1 000未満の場合は,ワット(W)及びグラム(g)の

単位を用いてもよい。 

f) 設計圧力はDP,高圧部はH,低圧部はLと表示してもよい。 

g) 電気安全性能がJIS C 9335-2-40によるものについて表示する。 

h) ダクト接続形ガスヒートポンプについて表示する。 

 

11.2 

技術資料などでの公表 

ガスヒートポンプの技術資料などには,表11に示す項目を,適切に公表しなければならない。 

 


36 

B 8627:2015  

  

表11−技術資料などでの公表項目 

公表項目 

表示 

 (1) 規格名称a) 

◎ 

 (2) 形式 

◎ 

 (3) ガス種b) 

◎ 

 (4) 定格電圧(V)c) 

◎ 

 (5) 相数(単相又は三相) 

◎ 

 (6) 定格周波数(Hz)c) 

◎ 

 (7) 定格冷房標準能力(kW) 

◎ 

 (8) 定格冷房標準顕熱比 

◎ 

 (9) 定格冷房標準ガス消費量(kW) 

◎ 

(10) 定格冷房標準消費電力(kW)c) d) 

◎ 

(11) 定格冷房標準運転電流(A)c) 

◎ 

(12) 中間冷房標準能力(kW) 

◎ 

(13) 中間冷房標準ガス消費量(kW) 

◎ 

(14) 中間冷房標準消費電力(kW)c) d) 

◎ 

(15) 中間冷房中温能力(kW)e) 

○ 

(16) 中間冷房中温ガス消費量(kW)e) 

○ 

(17) 中間冷房中温消費電力(kW)c) d) e) 

○ 

(18) 最小冷房中温能力(kW)f) 

○ 

(19) 最小冷房中温ガス消費量(kW)f) 

○ 

(20) 最小冷房中温消費電力(kW)c) d) f) 

○ 

(21) 定格暖房標準能力(kW) 

◎ 

(22) 定格暖房標準ガス消費量(kW) 

◎ 

(23) 定格暖房標準消費電力(kW)c) d) 

◎ 

(24) 定格暖房標準運転電流(A)c) 

◎ 

(25) 中間暖房標準能力(kW) 

◎ 

(26) 中間暖房標準ガス消費量(kW) 

◎ 

(27) 中間暖房標準消費電力(kW)c) d) 

◎ 

(28) 最小暖房標準能力(kW)g) 

○ 

(29) 最小暖房標準ガス消費量(kW)g) 

○ 

(30) 最小暖房標準消費電力(kW)c) d) g) 

○ 

(31) 最大暖房低温能力(kW) 

◎ 

(32) 最大暖房低温ガス消費量(kW) 

◎ 

(33) 最大暖房低温消費電力(kW)c) d) 

◎ 

(34) 最大暖房極低温能力(kW)h) 

○ 

(35) 最大暖房極低温ガス消費量(kW)h) 

○ 

(36) 最大暖房極低温消費電力(kW)c) d) h) 

○ 

(37) 期間成績係数i) 

◎ 

(38) 始動電流(A) 

◎ 

(39) 冷媒名又はその記号,及び冷媒封入量(kg)d) 

◎ 

(40) 設計圧力(高圧部及び低圧部)(MPa)j) 

◎ 

(41) IPコードk) 

○ 

(42) 総質量[大略の質量(kg)]d) 

◎ 

(43) 定格騒音(dB) 

◎ 

(44) 定格風量(m3/min)c) l) 

○ 

(45) 定格機外静圧(Pa)l) 

○ 

 


37 

B 8627:2015  

 

表11−技術資料などでの公表項目(続き) 

表中の◎は,必ず表示する項目を示す。○は,必要に応じて表示する項目を示す。 
注a) 規格名称は,“ガスヒートポンプエアコン”とするか,又はこの規格を適用している範囲の製品で

あることを示す製造業者固有の名称を用いてもよい。 

b) 都市ガス用は,例えば“都市ガス13A用”,“都市ガスL1(6B,6C,7C)用”など。液化石油ガ

ス用は,“LPガス用(い号プロパン)”などとする。 

c) 50 Hz・60 Hz共用のものは,それぞれの周波数について表示する。ただし,50 Hz及び60 Hzの値

が同一となるものはこの限りではない。 

d) 消費電力の単位及び質量の単位は,数値が1 000未満の場合は,ワット(W)及びグラム(g)の

単位を用いてもよい。 

e) 中間冷房中温能力を実測に基づく場合は,表示する。 

f) 最小冷房能力を設定する場合は,表示する。 

g) 最小暖房能力を設定する場合は,表示する。 

h) 使用範囲として極低温条件以下の温度での連続運転が可能であると仕様書,取扱説明書などに表

示している場合について,表示する。 

i) 一次/二次エネルギー換算値に3.3.9に定めるその他の値を採用する場合は,その値を表示する。 

j) 設計圧力はDP,高圧部はH,低圧部はLと表示してもよい。 

k) 電気安全性能がJIS C 9335-2-40によるものについて表示する。 

l) ダクト接続形ガスヒートポンプについて表示する。 

 

12 

取扱説明書 

ガスヒートポンプには,次の事項を記載した説明書などを添付しなければならない。 

a) 取扱いに関する注意事項 

1) ガスヒートポンプの取扱いに関する事項 

2) 日常の点検,掃除及び定期点検に関する事項 

3) 故障及び異常のときの見分け方並びにその措置方法及び連絡先に関する事項 

4) ガスヒートポンプを安全に使用する上での注意事項 

b) 仕様 

1) 名称 

2) 形式 

3) ガス種 

4) 定格電圧(V) 

5) 相数 

6) 定格周波数(Hz) 

7) 定格冷房標準能力(kW) 

8) 定格冷房標準ガス消費量(kW) 

9) 定格冷房標準消費電力(kW) 

10) 定格暖房標準能力(kW) 

11) 定格暖房標準ガス消費量(kW) 

12) 定格暖房標準消費電力(kW) 

13) 製造業者名又はその記号 

14) 定格騒音(dB) 

15) 期間成績係数 


38 

B 8627:2015  

  

c) 工事に関する注意事項 

1) 設置場所に関する事項 

2) 設置要領に関する事項 

3) 試運転に関する事項 

4) 工事上の安全に関する事項 


39 

B 8627:2015  

 

附属書A 

(規定) 

期間成績係数算出基準 

 

A.1 一般 

この附属書は,本体に規定するガスヒートポンプの期間成績係数の算出方法について規定する。 

 

A.2 期間成績係数を算出する組合せ 

ガスヒートポンプの期間成績係数を算出する室外機と室内機との組合せは,複数組合せ形については代

表組合せ,マルチ形については標準組合せとする。 

 

A.3 建物負荷,運転時間及び外気温度発生時間 

A.3.1 建物負荷の設定 

ガスヒートポンプの期間成績係数を算出する想定建物負荷は,店舗及び事務所の2種類とし,その冷房

時及び暖房時の負荷は,次による。技術資料などで公表しなければならない期間成績係数は,店舗で算出

する。ただし,マルチ形ガスヒートポンプ,室内機が床置形でダクト接続形のもの及びこれらに類するも

のについては事務所で算出する。 

a) 店舗 

1) 冷房時 店舗の冷房時の建物負荷は,定格冷房標準能力の値を外気温度35 ℃における負荷点とし,

外気温度21 ℃を冷房負荷がなくなる点として,これら2点を結んだ直線で示す負荷とする。この

ときの室内温度は,27 ℃とする。 

2) 暖房時 店舗の暖房時の建物負荷は,定格冷房標準能力に0.93を乗じた値を外気温度0 ℃の暖房負

荷とし,外気温度15 ℃を暖房負荷がなくなる点として,これら2点を結んだ直線で示す負荷とす

る。このときの室内温度は,20 ℃とする。 

b) 事務所 

1) 冷房時 事務所の冷房時の建物負荷は,定格冷房標準能力の値を外気温度35 ℃における負荷点と

し,外気温度18 ℃を冷房負荷がなくなる点として,これら2点を結んだ直線で示す負荷とする。

このときの室内温度は,27 ℃とする。 

2) 暖房時 事務所の暖房時の建物負荷は,定格冷房標準能力に0.55を乗じた値を外気温度0 ℃の暖房

負荷とし,外気温度12 ℃を暖房負荷がなくなる点として,これら2点を結んだ直線で示す負荷と

する。このときの室内温度は,20 ℃とする。 

A.3.2 運転時間の設定 

ガスヒートポンプの期間成績係数を算出する想定運転日数・想定運転時間は,週間及び日間についてそ

れぞれ表A.1に示すとおりとする。 


40 

B 8627:2015  

  

表A.1−週間の想定運転日数・日間の想定運転時間 

項目 

店舗 

事務所 

週間の想定運転日数 

7日間 

6日間 

日間の 

想定運転時間 

開始時刻 

8時 

8時 

終了時刻 

21時 

20時 

注記 週間の運転日数とは1週間における運転日をいい,日間の運転時間とは1日間における運転

時間をいう。 

 

A.3.3 外気温度発生時間及び代表地域 

ガスヒートポンプを運転する期間中における温度別の外気温度発生時間は,各地域,用途,期間などに

応じて,表A.19〜表A.22のとおりとする。ガスヒートポンプの期間成績係数として技術資料などで公表

しなければならない代表地域は,東京とする。使用範囲として暖房極低温条件以下の温度での運転に適し

ていると仕様書,取扱説明書などに表示している機器について,寒冷地域における期間成績係数を算出す

る場合は,寒冷地域の代表地域を盛岡とする。 

冷房期間とは,ガスヒートポンプを冷房運転する期間をいい,その期間は標準気象データの日平均気温

が一定温度(店舗の場合20 ℃,事務所の場合17 ℃)以上となる3回目の日から,日平均気温が一定温度

以上である最終日から3回前の日までとする。空調負荷が発生する外気温度は,店舗の場合22 ℃,事務

所の場合19 ℃とし,その温度未満では空調負荷がないため集計結果を0時間とする。 

暖房期間とは,ガスヒートポンプを暖房運転する期間をいい,その期間は標準気象データの日平均気温

が一定温度(店舗の場合12 ℃,事務所の場合9 ℃)以下となる3回目の日から,日平均気温が一定温度

以下である最終日から3回前の日までとする。空調負荷が発生する外気温度は,店舗の場合14 ℃,事務

所の場合11 ℃とし,その温度を超えるときには空調負荷がないため集計結果を0時間とする。 

注記1 冷房期間の外気温度発生時間の集計については,日本における電力会社の料金体系が年間を

通じて二つの季節に別れているため,電気料金に換算する場合の便宜をはかり,夏季(7月1

日〜9月30日)及びその他季(10月1日〜6月30日)の二つの区分に分離する。 

注記2 暖房期間の外気温度発生時間の集計については,日本におけるガス会社の料金体系が年間を

通じて二つの期間に別れており,ガス料金に換算する場合の便宜をはかるため,冬期(12月

1日〜3月31日)及びその他期(4月1日〜11月30日)の二つの区分に分離する。 

 

A.4 記号 

この附属書で用いる記号は,次による。 

記号 

内容 

単位 

CAEp 

期間エネルギー消費量,AECp 

kWh 

CCSEp 

冷房期間エネルギー消費量,CSECp 

kWh 

Cc(t) 

外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転する場合の冷房成績係数 

− 

Ccl(t) 

外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績係数 

− 

Ccm(t) 

外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房成績係数 

− 

Ccr(t) 

外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房成績係数 

− 

CD 

効率低下係数 

− 

CHSEp 

暖房期間エネルギー消費量,HSECp 

kWh 

Ch(t) 

外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応じた能力で運転する場合の暖房成績係
数 

− 

Chdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じた能力で運転する場合の暖房成績係数 − 


41 

B 8627:2015  

 

Che(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chedef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chl(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chldef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chm(t) 

外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chmdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chr(t) 

外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Chrdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房成績係数 

− 

Ec(t) 

外気温度tにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力で運転する場合の冷房エネルギー消費量 

kW 

Ecl(t) 

外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房エネルギー消費量 

kW 

Ecm(t) 

外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房エネルギー消費量 

kW 

Ecr(t) 

外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房エネルギー消費量 

kW 

Eh(t) 

外気温度tにおいて,建物の暖房負荷に応じた能力で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehe(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehedef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehl(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehldef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehm(t) 

外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehmdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehr(t) 

外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

Ehrdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房エネルギー消費量 

kW 

ERH(t) 

外気温度tにおける,補助暖房機の暖房エネルギー消費量 

kW 

FAPp 

期間成績係数,APFp 

− 

FCSPp 

冷房期間成績係数,CSPFp 

− 

FHSPp 

暖房期間成績係数,HSPFp 

− 

FPLc(t) 

外気温度tにおいて断続運転する場合の冷房成績係数と連続運転する場合の冷房成績係数と
の比 

− 

FPLh(t) 

外気温度t(無着霜領域)において断続運転する場合の暖房成績係数と連続運転する場合の暖
房成績係数との比 

− 

FPLhdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において断続運転する場合の暖房成績係数と連続運転する場合の暖房
成績係数との比 

− 

Gc(t) 

外気温度tにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力でガスヒートポンプを運転する場合の冷
房ガス消費量 

kW 

Gcw(t) 

外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮想冷房ガス消費量 

kW 

Gh(t) 

外気温度tにおいて,建物の暖房負荷に応じた能力でガスヒートポンプを運転する場合の暖
房ガス消費量 

kW 

Ghw(t) 

外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮想暖房ガス消費量 

kW 

温度区分(次のとおり整数で示す。) 

j=1,2,3… 

− 

定格冷房標準能力と建物の冷房負荷とが一致する外気温度以下の温度区分で,最も大きい区
分 

− 

LCST 

冷房期間総合負荷,CSTL 

kWh 

Lc(t) 

外気温度tのときの建物の冷房負荷 

kW 

Lc100 

外気温度Tc100における建物の冷房負荷 

kW 

LHST 

暖房期間総合負荷,HSTL 

kWh 

Lh(t) 

外気温度tのときの建物の暖房負荷 

kW 

Lh100 

外気温度Th100における建物の暖房負荷 

kW 

最大暖房能力と建物の暖房負荷とが一致する外気温度以下の温度区分で,最も大きい区分 

− 

Lr 

建物の冷房負荷と暖房負荷との比 

− 


42 

B 8627:2015  

  

全冷房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

− 

全暖房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

− 

nj 

各温度発生時間 

hr 

Pc(t) 

外気温度tにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力でガスヒートポンプを運転する場合の冷
房消費電力 

kW 

Pcwp(t) 

外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮想冷房消費電力(一次エネルギー換
算) 

kW 

Ph(t) 

外気温度tにおいて,建物の暖房負荷に応じた能力でガスヒートポンプを運転する場合の暖
房消費電力 

kW 

Phwp(t) 

外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮想暖房消費電力(一次エネルギー換
算) 

kW 

Rge 

一次/二次エネルギー換算値 

kJ/kWh 

Tc0 

建物の冷房負荷が0になる外気温度 

℃ 

Tc100 

建物の冷房負荷を設定する外気温度 

℃ 

Th0 

建物の暖房負荷が0になる外気温度 

℃ 

Th100 

建物の暖房負荷を設定する外気温度 

℃ 

外気温度 

℃ 

tj 

温度区分における各温度 

℃ 

Wc 

冷房ガス比率 

− 

Wh 

暖房ガス比率 

− 

Xc(t) 

外気温度tにおける建物の冷房負荷と,外気温度tにおいて連続運転するときの冷房能力との
比 

− 

Xh(t) 

外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(無着霜領域)において連続運転する場合
の暖房能力との比 

− 

Xhdef(t) 

外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(着霜領域)において連続運転する場合の
暖房能力との比 

− 

αc 

冷房能力補正係数 

℃−1 

αcm 

中間冷房能力補正係数 

℃−1 

αh 

暖房能力補正係数 

℃−1 

βc 

冷房エネルギー消費量補正係数 

℃−1 

βcm 

中間冷房エネルギー消費量補正係数 

℃−1 

βh 

暖房エネルギー消費量補正係数 

℃−1 

γh 

能力除霜係数 

− 

δh 

エネルギー消費量除霜係数 

− 

θcl 

建物の冷房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度 

℃ 

θcm 

建物の冷房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度 

℃ 

θcr 

建物の冷房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度 

℃ 

θhe 

建物の暖房負荷と最大能力とが釣り合う外気温度(無着霜領域) 

℃ 

θhedef 

建物の暖房負荷と最大能力とが釣り合う外気温度(着霜領域) 

℃ 

θhl 

建物の暖房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(無着霜領域) 

℃ 

θhldef 

建物の暖房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(着霜領域) 

℃ 

θhm 

建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(無着霜領域) 

℃ 

θhmdef 

建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(着霜領域) 

℃ 

θhr 

建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(無着霜領域) 

℃ 

θhrdef 

建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(着霜領域) 

℃ 

Φcl(t) 

外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力 

kW 

Φcm(t) 

外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力 

kW 

Φcr(t) 

外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房能力 

kW 

Φhe(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房能力 

kW 


43 

B 8627:2015  

 

Φhedef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhl(t) 

外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhldef(t) 

外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhm(t) 

外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhmdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhr(t) 

外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

Φhrdef(t) 

外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場合の暖房能力 

kW 

ΦRH(t) 

外気温度t(無着霜領域)のときの,補助暖房機の暖房能力 

kW 

ΦRHdef(t) 

外気温度t(着霜領域)のときの,補助暖房機の暖房能力 

kW 

 

A.5 期間成績係数の算出 

A.5.1 冷房期間エネルギー消費量(CSECp)の算出 

A.5.1.1 冷房期間エネルギー消費量の算出に用いる数値 

冷房期間エネルギー消費量の算出に用いる数値は,表A.2〜表A.6による。 

 

表A.2−各条件における性能 

特性 

記号 

計算式 

適用 

定格冷房標準能力(kW) 
定格冷房標準ガス消費量(kW) 
定格冷房標準消費電力(kW) 
定格冷房標準エネルギー消費量(kW) 

Φcr(35) 

Gcr(35) 
Pcr(35) 
Ecr(35) 

 
 
 

Ecr(35)=Gcr(35)+Pcr(35)×Rge / 3 600 

◎ 

中間冷房標準能力(kW) 
中間冷房標準ガス消費量(kW) 
中間冷房標準消費電力(kW) 
中間冷房標準エネルギー消費量(kW) 

Φcm(35) 

Gcm(35) 
Pcm(35) 
Ecm(35) 

 
 
 

Ecm(35)=Gcm(35)+Pcm(35)×Rge / 3 600 

◎ 

中間冷房中温能力(kW) 
中間冷房中温ガス消費量(kW) 
中間冷房中温消費電力(kW) 
中間冷房中温エネルギー消費量(kW) 

Φcm(29) 

Gcm(29) 
Pcm(29) 
Ecm(29) 

 
 
 

Ecm(29)=Gcm(29)+Pcm(29)×Rge / 3 600 

○ 

最小冷房中温能力(kW) 
最小冷房中温ガス消費量(kW) 
最小冷房中温消費電力(kW) 
最小冷房中温エネルギー消費量(kW) 

Φcl(29) 

Gcl(29) 
Pcl(29) 
Ecl(29) 

 
 
 

Ecl(29)=Gcl(29)+Pcl(29)×Rge / 3 600 

○a) 

◎:実測必須 ○:省略可能 

Rge:一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による。 

注a) 最小冷房能力を設定する場合は,実測必須とする。 

 

表A.3−能力及びエネルギー消費量に対する外気温度補正係数 

単位 ℃−1 

能力補正係数 

エネルギー消費量補正係数 

αc=−0.009 

βc=0.010 

 

表A.4−効率低下係数CD 

効率低下係数 

CD=0.5 

 


44 

B 8627:2015  

  

表A.5−建物の冷房負荷の設定(代表負荷を用いる場合) 

冷房負荷(kW) 

外気温度(℃) 

Lc100=定格冷房標準能力(表示値) 

Tc100=35 

 

表A.6−建物の冷房負荷が0になる外気温度(代表負荷を用いる場合)Tc0 

単位 ℃ 

用途 

店舗 

事務所 

Tc0 

21 

18 

 

A.5.1.2 建物の冷房負荷及び性能特性計算式 

建物の冷房負荷及びガスヒートポンプの性能特性の計算式は,次による。 

a) 建物の冷房負荷 外気温度tのときの建物の冷房負荷Lc(t) は,次の式(A.1)による。 

c0

c100

c0

c100

c)

(

T

T

T

t

L

t

L

  (A.1) 

ここに, 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

b) ガスヒートポンプを定格設定で運転する場合の性能特性 ガスヒートポンプを定格設定で運転する

場合の冷房能力,冷房エネルギー消費量及び冷房成績係数は,次の式(A.2)〜(A.4)による。 

)

35

(

)]

35

(

1[

)

(

cr

c

cr

Φ

t

t

Φ

  (A.2) 

)

35

(

])

35

(

1[

)

(

cr

c

cr

E

t

t

E

  (A.3) 

)

(

)

(

)

(

cr

cr

cr

t

E

t

Φ

t

C

  (A.4) 

ここに, 

Φcr(t): 外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

 

Φcr(35): 定格冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecr(t): 外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 

 

Ecr(35): 定格冷房標準エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

Ccr(t): 外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房成績

係数 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

βc: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.3による。 

c) ガスヒートポンプを中間設定で運転する場合の性能特性 ガスヒートポンプを中間設定で運転する

場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 冷房能力及び冷房エネルギー消費量 冷房能力及び冷房エネルギー消費量は,次による。 

1.1) 中間冷房中温を実測しない場合 中間冷房中温を実測しない場合は,次の式(A.5)及び(A.6)による。 

)

35

(

)]

35

(

1[

)

(

cm

c

cm

Φ

t

t

Φ

  (A.5) 

)

35

(

)]

35

(

1[

)

(

cm

c

cm

E

t

t

E

  (A.6) 


45 

B 8627:2015  

 

ここに, 

Φcm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

 

Φcm(35): 中間冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 

 

Ecm(35): 中間冷房標準エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

βc: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.3による。 

1.2) 中間冷房中温を実測する場合 中間冷房中温を実測する場合は,実測による温度補正係数を次の

式(A.7)及び(A.8)によって算出する。 

29

35

)

35

(

)

29

(

1

cm

cm

cm

Φ

Φ

  (A.7) 

29

35

)

35

(

)

29

(

1

cm

cm

cm

E

E

  (A.8) 

ここに, 

αcm: 中間冷房能力補正係数(℃−1) 

 

βcm: 中間冷房エネルギー消費量補正係数(℃−1) 

 

Φcm(29): 中間冷房中温能力(kW)。表A.2による。 

 

Φcm(35): 中間冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecm(29): 中間冷房中温エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

Ecm(35): 中間冷房標準エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

冷房能力及び冷房エネルギー消費量は,次の式(A.9)及び(A.10)による。 

)

35

(

)]

35

(

1[

)

(

cm

cm

cm

Φ

t

t

Φ

  (A.9) 

)

35

(

)]

35

(

1[

)

(

cm

cm

cm

E

t

t

E

 (A.10) 

ここに, 

Φcm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

 

Φcm(35): 中間冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 

 

Ecm(35): 中間冷房標準エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

αcm: 中間冷房能力補正係数(℃−1)。式(A.7)による。 

 

βcm: 中間冷房エネルギー消費量補正係数(℃−1)。式(A.8)に

よる。 

2) 冷房成績係数 冷房成績係数は,次の式(A.11)によって算出する。 

)

(

)

(

)

(

cm

cm

cm

t

E

t

Φ

t

C

  (A.11) 

ここに, 

Ccm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房成績

係数 

 

Φcm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

中間冷房中温を実測しない場合は式(A.5),中間冷房中温
を実測する場合は式(A.9)による。 

 

Ecm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 
中間冷房中温を実測しない場合は式(A.6),中間冷房中温
を実測する場合は式(A.10)による。 


46 

B 8627:2015  

  

d) ガスヒートポンプを最小設定で運転する場合の性能特性(最小能力を設定する場合) ガスヒートポ

ンプを最小設定で運転する場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 冷房能力及び冷房エネルギー消費量 冷房能力及び冷房エネルギー消費量は,次による。 

1.1) 中間冷房中温を実測しない場合 中間冷房中温を実測しない場合は,次の式(A.12)及び(A.13)によ

る。 

)

29

(

)]

29

(

)

35

29

(

1

1[

)

(

cl

c

c

cl

Φ

t

t

Φ

 (A.12) 

)

29

(

)]

29

(

)

35

29

(

1

1[

)

(

cl

c

c

cl

E

t

t

E

 (A.13) 

ここに, 

Φcl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

 

Φcl(29): 最小冷房中温能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 

 

Ecl(29): 最小冷房中温エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

βc: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.3による。 

1.2) 中間冷房中温を実測する場合 中間冷房中温を実測する場合は,次の式(A.14)及び(A.15)による。 

)

29

(

)]

29

(

)

35

29

(

1

1[

)

(

cl

cm

cm

cl

Φ

t

t

Φ

 (A.14) 

)

29

(

)]

29

(

)

35

29

(

1

1[

)

(

cl

cm

cm

cl

E

t

t

E

 (A.15) 

ここに, 

Φcl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

 

Φcl(29): 最小冷房中温能力(kW)。表A.2による。 

 

Ecl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 

 

Ecl(29): 最小冷房中温エネルギー消費量(kW)。表A.2による。 

 

αcm: 中間冷房能力補正係数(℃−1)。式(A.7)による。 

 

βcm: 中間冷房エネルギー消費量補正係数(℃−1)。式(A.8)に

よる。 

2) 冷房成績係数 冷房成績係数は,次の式(A.16)によって算出する。 

)

(

)

(

)

(

cl

cl

cl

t

E

t

Φ

t

C

 (A.16) 

ここに, 

Ccl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績

係数 

 

Φcl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力

(kW) 

中間冷房中温を実測しない場合は式(A.12),中間冷房中
温を実測する場合は式(A.14)による。 

 

Ecl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房エネ

ルギー消費量(kW) 
中間冷房中温を実測しない場合は式(A.13),中間冷房中
温を実測する場合は式(A.15)による。 

A.5.1.3 建物の冷房負荷に応じた冷房成績係数の計算式(最小能力を設定しない場合)(図A.1参照) 

建物の冷房負荷に応じてガスヒートポンプを運転する場合の計算式は,次による。 


47 

B 8627:2015  

 

a) ガスヒートポンプを中間能力で断続運転する場合(Tc0≦t<θcm) 

1) 中間冷房中温を実測しない場合 冷房成績係数は,次の式(A.17)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLc

c0

c0

cm

c0

cm

cm

cm

c0

cm

c

t

F

T

t

T

T

C

C

T

C

t

C

 (A.17) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.11)による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

θcm: 建物の冷房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.18)による。 

 

FPLc(t): 外気温度tにおいて断続運転する場合の冷房成績係数と

中間設定で連続運転する場合の冷房成績係数との比で,
次の式(A.19)による。 

)

35

(

)

35

(

)

35

1(

cm

c

c0

c100

c100

cm

c

c0

c100

c100

c0

cm

Φ

T

T

L

Φ

T

T

L

T

 (A.18) 

(

1

)

(

c

D

PLc

t

X

C

t

F

 (A.19) 

)

(

)

(

)

(

cm

c

c

t

Φ

t

L

t

X

 (A.20) 

ここに, 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

Φcm(35): 中間冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.4による。 

 

Xc(t): 外気温度tにおける建物の冷房負荷と,外気温度tにお

いて中間設定で連続運転するときの冷房能力との比 

 

Lc(t): 外気温度tのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

Φcm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力

(kW)。式(A.5)による。 

2) 中間冷房中温を実測する場合 冷房成績係数は,次の式(A.21)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLc

c0

c0

cm

c0

cm

cm

cm

c0

cm

c

t

F

T

t

T

T

C

C

T

C

t

C

 (A.21) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.11)による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

θcm: 建物の冷房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.22)による。 


48 

B 8627:2015  

  

 

FPLc(t): 外気温度tにおいて断続運転する場合の冷房成績係数と

中間設定で連続運転する場合の冷房成績係数との比で,
次の式(A.23)による。 

)

35

(

)

35

(

)

35

1(

cm

cm

c0

c100

c100

cm

cm

c0

c100

c100

c0

cm

Φ

α

T

T

L

Φ

T

T

L

T

 (A.22) 

(

1

)

(

c

D

PLc

t

X

C

t

F

 (A.23) 

)

(

)

(

)

(

cm

c

c

t

Φ

t

L

t

X

 (A.24) 

ここに, 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

αcm: 中間能力補正係数(℃−1)。式(A.7)による。 

 

Φcm(35): 中間冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.4による。 

 

Xc(t): 外気温度tにおける建物の冷房負荷と,外気温度tにお

いて中間設定で連続運転するときの冷房能力との比 

 

Lc(t): 外気温度tのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

Φcm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房能力

(kW)。式(A.9)による。 

b) ガスヒートポンプを中間能力以上定格能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合(θcm≦t

<θcr) 冷房成績係数は,次の式(A.25)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

cm

cm

cr

cm

cm

cr

cr

cm

cm

c

t

C

C

C

t

C

 (A.25) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccm(t): 外気温度tにおいて中間設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.11)による。 

 

Ccr(t): 外気温度tにおいて定格設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.4)による。 

 

θcm: 建物の冷房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃) 

中間冷房中温を実測しない場合は式(A.18)によって,中
間冷房中温を実測する場合は式(A.22)による。 

 

θcr: 建物の冷房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.26)による。 

)

35

(

)

35

(

)

35

1(

cr

c

c0

c100

c100

cr

c

c0

c100

c100

c0

cr

Φ

α

T

T

L

Φ

α

T

T

L

T

 (A.26) 

ここに, 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 


49 

B 8627:2015  

 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

Φcr(35): 定格冷房標準能力(kW)。表A.2による。 

 

 

図A.1−建物の冷房負荷に応じた冷房成績係数(最小能力を設定しない場合) 

 

A.5.1.4 建物の冷房負荷に応じた冷房成績係数の計算式(最小能力を設定する場合)(図A.2参照) 

建物の冷房負荷に応じてガスヒートポンプを運転する場合の計算式は,次による。 

a) ガスヒートポンプを最小能力で断続運転する場合(Tc0≦t<θcl) 

1) 中間冷房中温を実測しない場合 冷房成績係数は,次の式(A.27)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLc

c0

c0

cl

c0

cl

cl

cl

c0

cl

c

t

F

T

t

T

T

C

C

T

C

t

C

 (A.27) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.16)による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 


50 

B 8627:2015  

  

 

θcl: 建物の冷房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.28)による。 

 

FPLc(t): 外気温度tにおいて断続運転する場合の冷房成績係数と

最小設定で連続運転する場合の冷房成績係数との比で,
次の式(A.29)による。 

)

29

(

)

35

29

(

1

)

29

(

)

35

29

(

1

29

1

cl

c

c

c0

c100

c100

cl

c

c

c0

c100

c100

c0

cl

Φ

T

T

L

Φ

T

T

L

T

 (A.28) 

(

1

)

(

c

D

PLc

t

X

C

t

F

 (A.29) 

)

(

)

(

)

(

cl

c

c

t

Φ

t

L

t

X

(A.30) 

ここに, 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,表A.5による。 

 

αc: 能力補正係数(℃−1)。表A.3による。 

 

Φcl(29): 最小冷房中温能力(kW)。表A.2による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.4による。 

 

Xc(t): 外気温度tにおける建物の冷房負荷と,外気温度tにお

いて最小設定で連続運転するときの冷房能力との比 

 

Lc(t): 外気温度tのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

Φcl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力

(kW)。式(A.12)による。 

2) 中間冷房中温を実測する場合 冷房成績係数は,次の式(A.31)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLc

c0

c0

cl

c0

cl

cl

cl

c0

cl

c

t

F

T

t

T

T

C

C

T

C

t

C

 (A.31) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.16)による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

θcl: 建物の冷房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.32)による。 

 

FPLc(t): 外気温度tにおいて断続運転する場合の冷房成績係数と

最小設定で連続運転する場合の冷房成績係数との比で,
次の式(A.33)による。 

)

29

(

)

35

29

(

1

)

29

(

)

35

29

(

1

29

1

cl

cm

cm

c0

c100

c100

cl

cm

cm

c0

c100

c100

c0

cl

Φ

α

α

T

T

L

Φ

α

α

T

T

L

T

 (A.32) 

(

1

)

(

c

D

PLc

t

X

C

t

F

 (A.33) 

)

(

)

(

)

(

cl

c

c

t

Φ

t

L

t

X

(A.34) 


51 

B 8627:2015  

 

ここに, 

Tc100: 建物の冷房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は表A.5による。 

 

Lc100: 外気温度Tc100における建物の冷房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は表A.5による。 

 

αcm: 中間能力補正係数(℃−1)。式(A.7)による。 

 

Φcl(29): 最小冷房中温能力(kW)。表A.2による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.4による。 

 

Xc(t): 外気温度tにおける建物の冷房負荷と,外気温度tにお

いて最小設定で連続運転するときの冷房能力との比 

 

Lc(t): 外気温度tのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

Φcl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房能力

(kW)。式(A.14)による。 

b) ガスヒートポンプを最小能力以上中間能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合(θcl≦t

<θcm) 冷房成績係数は,次の式(A.35)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

cl

cl

cm

cl

cl

cm

cm

cl

cl

c

t

C

C

C

t

C

 (A.35) 

ここに, 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数 

 

Ccl(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.16)による。 

 

Ccm(t): 外気温度tにおいて最小設定で運転する場合の冷房成績

係数。式(A.11)による。 

 

θcl: 建物の冷房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(℃) 

中間冷房中温を実測しない場合は,式(A.28)によって,
中間冷房中温を実測する場合は,式(A.32)による。 

 

θcm: 建物の冷房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃) 

中間冷房中温を実測しない場合は,式(A.18)によって,
中間冷房中温を実測する場合は,式(A.22)による。 

c) ガスヒートポンプを中間能力以上定格能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合(θcm≦t

<θcr) 冷房成績係数は,式(A.25)による。 

 


52 

B 8627:2015  

  

 

図A.2−建物の冷房負荷に応じた冷房成績係数(最小能力を設定する場合) 

 

A.5.1.5 冷房期間エネルギー消費量(CSECp)の計算式 

冷房期間エネルギー消費量の計算式は,次による。 

a) 冷房エネルギー消費量 外気温度tにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力でガスヒートポンプを運

転する場合の冷房エネルギー消費量Ec(t) は,次の式(A.36)による。 

)

(

)

(

)

(

c

c

c

t

C

t

L

t

E

 (A.36) 

ここに, 

Lc(t): 外気温度tのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

Cc(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房成績係数。表A.7及び表A.8による。 


53 

B 8627:2015  

 

表A.7−条件別冷房成績係数の算出式(最小能力を設定しない場合) 

負荷条件 

温度条件 

冷房成績係数算出式 

中間冷房中温を 
実測しない場合 

中間冷房中温を 

実測する場合 

中間能力未満 

Lc(t)<Φcm(t) 

Tc0≦t<θcm 

式(A.17) 

式(A.21) 

中間能力以上定格能力以下 

Φcm(t)≦Lc(t)≦Φcr(t) 

θcm≦t≦θcr 

式(A.25) 

式(A.25) 

 

表A.8−条件別冷房成績係数の算出式(最小能力を設定する場合) 

負荷条件 

温度条件 

冷房成績係数算出式 

中間冷房中温を 
実測しない場合 

中間冷房中温を 

実測する場合 

最小能力未満 

Lc(t)<Φcl(t) 

Tc0≦t<θcl 

式(A.27) 

式(A.31) 

最小能力以上中間能力未満 

Φcl(t)≦Lc(t)<Φcm(t) 

θcl≦t<θcm 

式(A.35) 

式(A.35) 

中間能力以上定格能力以下 

Φcm(t)≦Lc(t)≦Φcr(t) 

θcm≦t≦θcr 

式(A.25) 

式(A.25) 

 

b) 冷房期間総合負荷 冷房期間総合負荷(CSTL)LCSTは,次の式(A.37)による。 

j

m

k

j

j

j

k

j

j

n

t

Φ

n

t

L

L

1

cr

1

c

CST

)

(

)

(

(A.37) 

ここに, 

Lc(tj): 外気温度tjのときの建物の冷房負荷(kW)。式(A.1)によ

る。 

 

tj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.19及び表A.20に示す。 

 

nj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.19及び表A.20に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

 

k: 定格冷房標準能力と建物の冷房負荷が一致する外気温

度以下の温度区分で,最もjが大きい区分 

 

m: 全冷房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

 

Φcr(tj): 冷房期間中に発生する温度tjにおいて,定格設定で運転

する場合の冷房能力(kW)。式(A.2)による。Lc(t)≧Φcr(t)
の場合は,これを冷房負荷とみなす。 

c) 冷房期間エネルギー消費量 冷房期間エネルギー消費量(CSECp)CCSEpは,次の式(A.38)による。 

j

m

k

j

j

j

k

j

j

n

t

E

n

t

E

C

1

cr

1

c

CSEp

)

(

)

(

 (A.38) 

ここに, 

Ec(tj): 外気温度tjにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力で運

転する場合の冷房エネルギー消費量。式(A.36)による。 

 

Ecr(tj): 外気温度tjにおいて,定格設定で運転する場合の冷房エ

ネルギー消費量。式(A.3)による。 

 

tj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.19及び表A.20に示す。 


54 

B 8627:2015  

  

 

nj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.19及び表A.20に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

 

k: 定格冷房標準能力と建物の冷房負荷とが一致する外気

温度以下の温度区分で,最もjが大きい区分 

 

m: 全冷房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

A.5.2 暖房期間エネルギー消費量(HSECp)の算出 

A.5.2.1 暖房期間エネルギー消費量の算出に用いる数値 

暖房期間エネルギー消費量の算出に用いる数値は,表A.9〜表A.14による。 

 

表A.9−各条件における性能 

特性 

記号 

計算式 

適用 

定格暖房標準能力(kW) 
定格暖房標準ガス消費量(kW) 
定格暖房標準消費電力(kW) 
定格暖房標準エネルギー消費量(kW) 

Φhr(7) 

Ghr(7) 
Phr(7) 
Ehr(7) 

 
 
 

Ehr(7)=Ghr(7)+Phr(7)×Rge / 3 600 

◎ 

中間暖房標準能力(kW) 
中間暖房標準ガス消費量(kW) 
中間暖房標準消費電力(kW) 
中間暖房標準エネルギー消費量(kW) 

Φhm(7) 

Ghm(7) 
Phm(7) 
Ehm(7) 

 
 
 

Ehm(7)=Ghm(7)+Phm(7)×Rge / 3 600 

◎ 

最小暖房標準能力(kW) 
最小暖房標準ガス消費量(kW) 
最小暖房標準消費電力(kW) 
最小暖房標準エネルギー消費量(kW) 

Φhl(7) 

Ghl(7) 
Phl(7) 
Ehl(7) 

 
 
 

Ehl(7)=Ghl(7)+Phl(7)×Rge / 3 600 

○a) 

最大暖房低温能力(kW) 
最大暖房低温ガス消費量(kW) 
最大暖房低温消費電力(kW) 
最大暖房低温エネルギー消費量(kW) 

Φhedef(2) 

Ghedef(2) 
Phedef(2) 
Ehedef(2) 

 
 
 

Ehedef(2)=Ghedef(2)+Phedef(2)×Rge / 3 600 

◎ 

最大暖房極低温能力(kW) 
最大暖房極低温ガス消費量(kW) 
最大暖房極低温消費電力(kW) 
最大暖房極低温エネルギー消費量(kW) 

Φhe(-7) 

Ghe(-7) 
Phe(-7) 
Ehe(-7) 

 
 
 

Ehe(-7)=Ghe(-7)+Phe(-7)×Rge / 3 600 

○b) 

◎:実測必須 ○:省略可能 

Rge:一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による。 

注a) 最小暖房能力を設定する場合は,実測必須とする。 

b) 最大暖房極低温能力を設定する場合は,実測必須とする。 

 

表A.10−能力及びエネルギー消費量に対する外気温度補正係数 

単位 ℃−1 

能力補正係数 

エネルギー消費量補正係数 

αh=0.025 

βh=0.005 

 

表A.11−効率低下係数CD 

効率低下係数 

CD=0.5 


55 

B 8627:2015  

 

表A.12−除霜運転に対する係数 

能力除霜係数 

エネルギー消費量除霜係数 

γh=1.105 

δh=1.060 

注記1 γh:最大暖房低温能力において,除霜運転が終了し,次の暖房運転に入っ

た10分後から20分間測定した値を単位時間当たりに換算した暖房能力で
最大暖房低温能力を除した数。 

注記2 δh:最大暖房低温エネルギー消費量において,除霜運転が終了し,次の暖

房運転に入った10分後から20分間測定した値を単位時間当たりに換算し
たエネルギー消費量で最大暖房低温エネルギー消費量を除した数。 

 

表A.13−建物の暖房負荷の設定(代表負荷を用いる場合) 

用途 

店舗 

事務所 

建物の冷房負荷と暖房負荷との比 

lr=0.93 

lr=0.55 

外気温度(℃) 

Th100=0 

 

表A.14−建物の暖房負荷が0になる温度(代表負荷を用いる場合)Th0 

単位 ℃ 

用途 

店舗 

事務所 

Th0 

15 

12 

 

A.5.2.2 建物の暖房負荷及び性能特性計算式 

建物の暖房負荷及びガスヒートポンプの性能特性の計算式は,次による。 

a) 建物の暖房負荷 外気温度tのときの建物の暖房負荷Lh(t) は,次の式(A.39)による。 

h100

h0

h0

h100

h)

(

T

T

t

T

L

t

L

 (A.39) 

ここに, 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

b) ガスヒートポンプを定格設定で運転する場合の性能特性 ガスヒートポンプを定格設定で運転する

場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係

数は,次の式(A.40)〜(A.42)による。 

)7(

)]

7

(

1[

)

(

hr

h

hr

Φ

t

t

Φ

 (A.40) 

)7(

)]

7

(

1[

)

(

hr

h

hr

E

t

t

E

 (A.41) 

)

(

)

(

)

(

hr

hr

hr

t

E

t

Φ

t

C

 (A.42) 

ここに, 

Φhr(t): 外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 

 

Φhr(7): 定格暖房標準能力(kW)。表A.9による。 


56 

B 8627:2015  

  

 

Ehr(t): 外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehr(7): 定格暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chr(t): 外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する

場合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係数は,次

の式(A.43)〜(A.45)による。 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hr

h

h

hr

h

hrdef

t

Φ

Φ

t

Φ

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hr

h

Φ

α

 (A.43) 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hr

h

h

hr

h

hrdef

t

E

E

t

E

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hr

h

E

 (A.44) 

)

(

)

(

)

(

hrdef

hrdef

hrdef

t

E

t

Φ

t

C

 (A.45) 

ここに, 

Φhrdef(t): 外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 

 

Φhr(7): 定格暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehrdef(t): 外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehr(7): 定格暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chrdef(t): 外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場

合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

c) ガスヒートポンプを中間設定で運転する場合の性能特性 ガスヒートポンプを中間設定で運転する

場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係

数は,次の式(A.46)〜(A.48)による。 

)7(

)]

7

(

1[

)

(

hm

h

hm

Φ

t

t

Φ

 (A.46) 

)7(

]

7)

(

1[

)

(

hm

h

hm

E

t

t

E

 (A.47) 

)

(

)

(

)

(

hm

hm

hm

t

E

t

Φ

t

C

 (A.48) 

ここに, 

Φhm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 

 

Φhm(7): 中間暖房標準能力(kW)。表A.9による。 


57 

B 8627:2015  

 

 

Ehm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehm(7): 中間暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係数は,次

の式(A.49)〜(A.51)による。 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hm

h

h

hm

h

hmdef

t

Φ

Φ

t

Φ

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hm

h

Φ

 (A.49) 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hm

h

h

hm

h

hmdef

t

E

E

t

E

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hm

h

E

 (A.50) 

)

(

)

(

)

(

hmdef

hmdef

hmdef

t

E

t

Φ

t

C

 (A.51) 

ここに, 

Φhmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 

 

Φhm(7): 中間暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehm(7): 中間暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

d) ガスヒートポンプを最小設定で運転する場合の性能特性(最小能力を設定する場合) ガスヒートポ

ンプを最小設定で運転する場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係

数は,次の式(A.52)〜(A.54)による。 

)7(

)]

7

(

1[

)

(

hl

h

hl

Φ

t

t

Φ

(A.52) 

)7(

]

7)

(

1[

)

(

hl

h

hl

E

t

t

E

 (A.53) 

)

(

)

(

)

(

hl

hl

hl

t

E

t

Φ

t

C

 (A.54) 

ここに, 

Φhl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 

 

Φhl(7): 最小暖房標準能力(kW)。表A.9による。 


58 

B 8627:2015  

  

 

Ehl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehl(7): 最小暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房能力,暖房エネルギー消費量及び暖房成績係数は,次

の式(A.55)〜(A.57)による。 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hl

h

h

hl

h

hldef

t

Φ

α

Φ

t

Φ

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hl

h

Φ

α

 (A.55) 

)7

(

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

)

(

hl

h

h

hl

h

hldef

t

E

E

t

E

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hl

h

E

 (A.56) 

)

(

)

(

)

(

hldef

hldef

hldef

t

E

t

Φ

t

C

 (A.57) 

ここに, 

Φhldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 

 

Φhl(7): 最小暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehl(7): 最小暖房標準エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Chldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房成績係数 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

e) ガスヒートポンプを最大設定で運転する場合の性能特性 ガスヒートポンプを最大設定で運転する

場合の性能特性の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 

1.1) 暖房能力及び暖房エネルギー消費量 暖房能力及び暖房エネルギー消費量は,次による。 

1.1.1) 最大暖房極低温能力を設定しない場合 最大暖房極低温能力を設定しない場合は,次の式(A.58)

及び(A.59)による。 

h

hedef

h

h

he

)2(

)]

2

(

)7

2(

1

1[

)

(

Φ

t

t

Φ

 (A.58) 

h

hedef

h

h

he

)2(

]

2)

(

)7

2(

1

1[

)

(

E

t

t

E

 (A.59) 


59 

B 8627:2015  

 

ここに, 

Φhe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehedef(2): 最大暖房低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

1.1.2) 最大暖房極低温能力を設定する場合 最大暖房極低温能力を設定する場合は,次の式(A.60)及び

(A.61)による。 

h

hedef

h

hedef

he

he

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7

(

)

(

Φ

t

Φ

Φ

t

Φ

 (A.60) 

h

hedef

h

hedef

he

he

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7

(

)

(

E

t

E

E

t

E

(A.61) 

ここに, 

Φhe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 

 

Φhe(−7): 最大暖房極低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehe(−7): 最大暖房極低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Ehedef(2): 最大暖房低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

1.2) 暖房成績係数 暖房成績係数は,次の式(A.62)によって算出する。 

)

(

)

(

)

(

he

he

he

t

E

t

Φ

t

C

 (A.62) 

ここに, 

Che(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房成績係数 

 

Φhe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.58),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.60)による。 

 

Ehe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房エネルギー消費量(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.59),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.61)による。 

1.3) 補助暖房機の暖房能力 最大暖房能力よりも建物の暖房負荷が大きい場合,ガスヒートポンプは

最大能力で運転し,能力の足りない部分を補助暖房機で補うものとする。外気温度t(無着霜領域)


60 

B 8627:2015  

  

のときの,補助暖房機の暖房能力ΦRH(t) は,次の式(A.63)による。 

)

(

)

(

)

(

he

h

RH

t

Φ

t

L

t

Φ

 (A.63) 

ここに, 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhe(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房能力(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.58),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.60)による。 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 

2.1) 暖房能力及び暖房エネルギー消費量 暖房能力及び暖房エネルギー消費量は,次による。 

2.1.1) 最大暖房極低温能力を設定しない場合 最大暖房極低温能力を設定しない場合は,次の式(A.64)

及び(A.65)による。 

)2

(

2

7

)2(

)2(

)]

2

7

(

)7

2(

1

1[

)

(

hedef

h

hedef

h

h

hedef

t

Φ

Φ

t

Φ

 

)2(

hedef

Φ

 (A.64) 

)2

(

2

7

)2(

)2(

)]

2

7

(

)7

2(

1

1[

)

(

hedef

h

hedef

h

h

hedef

t

E

E

t

E

 

)2(

hedef

E

 (A.65) 

ここに, 

Φhedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Ehedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehedef(2): 最大暖房低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

βh: エネルギー消費量補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

δh: エネルギー消費量除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,δh=1.000とする。 

2.1.2) 最大暖房極低温能力を設定する場合 最大暖房極低温能力を設定する場合は,次の式(A.66)及び

(A.67)による。 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7

(

)

(

hedef

hedef

he

hedef

Φ

t

Φ

Φ

t

Φ

 (A.66) 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7

(

)

(

hedef

hedef

he

hedef

E

t

E

E

t

E

 (A.67) 

ここに, 

Φhedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 

 

Φhe(−7): 最大暖房極低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 


61 

B 8627:2015  

 

 

Ehedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 

 

Ehe(−7): 最大暖房極低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

 

Ehedef(2): 最大暖房低温エネルギー消費量(kW)。表A.9による。 

2.2) 暖房成績係数 暖房成績係数は,次の式(A.68)によって算出する。 

)

(

)

(

)

(

hedef

hedef

hedef

t

E

t

Φ

t

C

 (A.68) 

ここに, 

Chedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房成績係数 

 

Φhedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.64),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.66)による。 

 

Ehedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房エネルギー消費量(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.65),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.67)による。 

2.3) 補助暖房機の暖房能力 最大暖房能力よりも建物の暖房負荷が大きい場合,ガスヒートポンプは

最大能力で運転し,能力の足りない部分を補助暖房機で補うものとする。外気温度t(着霜領域)

のときの,補助暖房機の暖房能力ΦRHdef(t) は,次の式(A.69)による。 

)

(

)

(

)

(

hedef

h

RHdef

t

Φ

t

L

t

Φ

 (A.69) 

ここに, 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房能力(kW) 
最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.64),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.66)による。 

A.5.2.3 建物の暖房負荷に応じた暖房成績係数の計算式(最小能力を設定しない場合)(図A.3参照) 

建物の暖房負荷に応じてガスヒートポンプを運転する場合の計算式は,次による。 

a) ガスヒートポンプを中間能力で断続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhm<t≦Th0)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.70)

による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLh

hm

hm

h0

hm

hm

h0

hm

hm

hm

h

t

F

t

T

C

T

C

C

t

C

 (A.70) 

ここに, 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.48)による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

θhm: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.71)による。 

 

FPLh(t): 外気温度t(無着霜領域)において断続運転する場合の

暖房成績係数と中間能力で連続運転する場合の暖房成
績係数との比で,次の式(A.72)及び(A.73)による。 


62 

B 8627:2015  

  

)7(

)7(

)

7

1(

hm

h

h0

h100

h100

hm

h

h0

h100

h100

h0

hm

Φ

α

T

T

L

Φ

α

T

T

L

T

(A.71) 

(

1

)

(

h

D

PLh

t

X

C

t

F

 (A.72) 

)

(

)

(

)

(

hm

h

h

t

Φ

t

L

t

X

 (A.73) 

ここに, 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは表A.13に
よる。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

Φhm(7): 中間暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.11による。 

 

Xh(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(無着

霜領域)において中間設定で連続運転する場合の暖房能
力との比 

 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房能力(kW)。式(A.46)による。 

2) 着霜領域(θhmdef<t≦Th0)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.74)によ

る。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLhdef

hmdef

hmdef

h0

hmdef

hmdef

h0

hmdef

hmdef

hmdef

hdef

t

F

t

T

C

T

C

C

t

C

 

(A.74) 

ここに, 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.51)による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

θhmdef: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.75)による。 

 

FPLhdef(t): 外気温度t(着霜領域)において断続運転する場合の暖

房成績係数と中間能力で連続運転する場合の暖房成績
係数との比で,次の式(A.76)及び(A.77)による。 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

7

)7(

)]

7

2(

1[

7

hm

h

h

hm

h

h0

h100

h100

h0

hmdef

Φ

Φ

T

T

L

T

 

)]

7

7

(

1[

hm

h

Φ

 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

hm

h

h

hm

h

h0

h100

h100

Φ

Φ

T

T

L

 


63 

B 8627:2015  

 

(A.75) 

(

1

)

(

hdef

D

PLhdef

t

X

C

t

F

 (A.76) 

)

(

)

(

)

(

hmdef

h

hdef

t

Φ

t

L

t

X

 (A.77) 

ここに, 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhm(7): 中間暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.11による。 

 

Xhdef(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(着霜

領域)において中間設定で連続運転する場合の暖房能力
との比 

 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房能力(kW)。式(A.49)による。 

b) ガスヒートポンプを中間能力以上定格能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhr<t≦θhm)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.78)

による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

hr

hr

hm

hr

hr

hm

hm

hr

hr

h

t

C

C

C

t

C

 (A.78) 

ここに, 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.48)による。 

 

Chr(t): 外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.42)による。 

 

θhm: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.71)による。 

 

θhr: 建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.79)による。 

)7(

)7(

)

7

1(

hr

h

h0

h100

h100

hr

h

h0

h100

h100

h0

hr

Φ

α

T

T

L

Φ

α

T

T

L

T

 (A.79) 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 


64 

B 8627:2015  

  

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

Φhr(7): 定格暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

2) 着霜領域(θhrdef<t≦θhmdef)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.80)によ

る。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

hrdef

hrdef

hmdef

hrdef

hrdef

hmdef

hmdef

hrdef

hrdef

hdef

t

C

C

C

t

C

 (A.80) 

ここに, 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.51)による。 

 

Chrdef(t): 外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.45)による。 

 

θhmdef: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.75)による。 

 

θhrdef: 建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.81)による。 

 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

7

)7(

)]

7

2(

1[

7

hr

h

h

hr

h

h0

h100

h100

h0

hrdef

Φ

Φ

T

T

L

T

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hr

h

Φ

 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

hr

h

h

hr

h

h0

h100

h100

Φ

Φ

T

T

L

 

(A.81) 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhr(7): 定格暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

c) ガスヒートポンプを定格能力以上最大能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhe<t≦θhr)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.82)

による。 


65 

B 8627:2015  

 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

he

he

hr

he

he

hr

hr

he

he

h

t

C

C

C

t

C

 (A.82) 

ここに, 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chr(t): 外気温度t(無着霜領域)において定格設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.42)による。 

 

Che(t): 外気温度t(無着霜領域)において最大設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.62)による。 

 

θhr: 建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.79)による。 

 

θhe: 建物の暖房負荷と最大能力とが釣り合う外気温度(℃) 

最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.83),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.84)による。 

1.1) 最大暖房極低温能力を設定しない場合 

)2(

)7

2(

1

)2(

)7

2(

1

2

1

hedef

h

h

h

h0

h100

h100

hedef

h

h

h

h0

h100

h100

h0

he

Φ

α

α

T

T

L

Φ

α

α

T

T

L

T

 (A.83) 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

1.2) 最大暖房極低温能力を設定する場合 

2

7

)2(

)7

(

)2(

2

7

)2(

)7

(

2

hedef

h

he

h0

h100

h100

hedef

h

hedef

h

he

h0

h100

h100

h0

he

Φ

Φ

T

T

L

Φ

Φ

Φ

T

T

L

T

 (A.84) 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 


66 

B 8627:2015  

  

 

Φhe(−7): 最大暖房極低温能力(kW)。表A.9による。 

2) 着霜領域(θhedef<t≦θhrdef)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.85)によ

る。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

hedef

hedef

hrdef

hedef

hedef

hrdef

hrdef

hedef

hedef

hdef

t

C

C

C

t

C

 (A.85) 

ここに, 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chrdef(t): 外気温度t(着霜領域)において定格設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.45)による。 

 

Chedef(t): 外気温度t(着霜領域)において最大設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.68)による。 

 

θhrdef: 建物の暖房負荷と定格能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.81)による。 

 

θhedef: 建物の暖房負荷と最大能力とが釣り合う外気温度(℃) 

最大暖房極低温能力を設定しない場合は式(A.86),最大
暖房極低温能力を設定する場合は式(A.87)による。 

2.1) 最大暖房極低温能力を設定しない場合 

2

h0

h100

h100

h0

hedef

T

T

L

T

 

)2(

2

7

)2(

)2(

)]

2

7

(

)7

2(

1

1[

hedef

hedef

hedef

h

h

h

Φ

Φ

Φ

 

h0

h100

h100

T

T

L

 

2

7

)2(

)2(

)]

2

7

(

)7

2(

1

1[

hedef

hedef

h

h

h

Φ

Φ

 (A.86) 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

2.2) 最大暖房極低温能力を設定する場合 

2

7

)2(

)7

(

)2(

2

7

)2(

)7

(

2

hedef

he

h0

h100

h100

hedef

hedef

he

h0

h100

h100

h0

hedef

Φ

Φ

T

T

L

Φ

Φ

Φ

T

T

L

T

 (A.87) 


67 

B 8627:2015  

 

ここに, 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

Φhedef(2): 最大暖房低温能力(kW)。表A.9による。 

 

Φhe(−7): 最大暖房極低温能力(kW)。表A.9による。 

 

 

図A.3−建物の暖房負荷に応じた暖房成績係数(最小能力を設定しない場合) 

 

A.5.2.4 建物の暖房負荷に応じた暖房成績係数の計算式(最小能力を設定する場合)(図A.4参照) 

建物の暖房負荷に応じてガスヒートポンプを運転する場合の計算式は,次による。 

a) ガスヒートポンプを最小能力で断続運転する場合 


68 

B 8627:2015  

  

1) 無着霜領域(θhl<t≦Th0)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.88)

による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLh

hl

hl

h0

hl

hl

h0

hl

hl

hl

h

t

F

t

T

C

T

C

C

t

C

 (A.88) 

ここに, 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.54)による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

θhl: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.89)による。 

 

FPLh(t): 外気温度t(無着霜領域)において断続運転する場合の

暖房成績係数と最小能力で連続運転する場合の暖房成
績係数との比で,次の式(A.90)による。 

)7(

)7(

)

7

1(

hl

h

h0

h100

h100

hl

h

h0

h100

h100

h0

hl

Φ

α

T

T

L

Φ

α

T

T

L

T

 (A.89) 

(

1

)

(

h

D

PLh

t

X

C

t

F

 (A.90) 

)

(

)

(

)

(

hl

h

h

t

Φ

t

L

t

X

 (A.91) 

ここに, 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

Φhl(7): 最小暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.11による。 

 

Xh(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(無着

霜領域)において最小設定で連続運転する場合の暖房能
力との比 

 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房能力(kW)。式(A.52)による。 

2) 着霜領域(θhldef<t≦Th0)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.92)による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

PLhdef

hldef

hldef

h0

hldef

hldef

h0

hldef

hldef

hldef

hdef

t

F

t

T

C

T

C

C

t

C

 ·(A.92) 

ここに, 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.57)による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 


69 

B 8627:2015  

 

 

θhldef: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

次の式(A.93)による。 

 

FPLhdef(t): 外気温度t(着霜領域)において断続運転する場合の暖

房成績係数と最小能力で連続運転する場合の暖房成績
係数との比で,次の式(A.94)及び(A.95)による。 

 

h0

h100

h100

h0

hldef

T

T

L

T

 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

7

)7(

)]

7

2(

1[

7

hl

h

h

hl

h

Φ

Φ

 

)7(

)]

7

7

(

1[

hl

h

Φ

 

7

2

)7(

)]

7

7

(

1[

)7(

)]

7

2(

1[

hl

h

h

hl

h

h0

h100

h100

Φ

Φ

T

T

L

 

(A.93) 

(

1

)

(

hdef

D

PLhdef

t

X

C

t

F

 (A.94) 

)

(

)

(

)

(

hldef

h

hdef

t

Φ

t

L

t

X

 (A.95) 

ここに, 

Th100: 建物の暖房負荷を設定する外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は表A.13による。 

 

Lh100: 外気温度Th100における建物の暖房負荷(kW) 

代表負荷を用いる場合は,次の式による。lrは,表A.13
による。 

Lh100=Lc100×lr 

 

αh: 能力補正係数(℃−1)。表A.10による。 

 

γh: 能力除霜係数。表A.12による。 

最大暖房低温性能試験において,除霜運転しない場合
は,γh=1.000とする。 

 

Φhl(7): 最小暖房標準能力(kW)。表A.9による。 

 

CD: 効率低下係数。表A.11による。 

 

Xhdef(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷と,外気温度t(着霜

領域)において最小設定で連続運転する場合の暖房能力
との比 

 

Lh(t): 外気温度tのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Φhldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房能力(kW)。式(A.55)による。 

b) ガスヒートポンプを最小能力以上中間能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhm<t≦θhl)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.96)

による。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

hm

hm

hl

hm

hm

hl

hl

hm

hm

h

t

C

C

C

t

C

 (A.96) 

ここに, 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数 


70 

B 8627:2015  

  

 

Chl(t): 外気温度t(無着霜領域)において最小設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.54)による。 

 

Chm(t): 外気温度t(無着霜領域)において中間設定で運転する

場合の暖房成績係数。式(A.48)による。 

 

θhl: 建物の暖房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.89)による。 

 

θhm: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.71)による。 

2) 着霜領域(θhmdef<t≦θhldef)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,次の式(A.97)によ

る。 

)

(

)

(

)

(

)

(

)

(

hmdef

hmdef

hldef

hmdef

hmdef

hldef

hldef

hmdef

hmdef

hdef

t

C

C

C

t

C

 (A.97) 

ここに, 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数 

 

Chldef(t): 外気温度t(着霜領域)において最小設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.57)による。 

 

Chmdef(t): 外気温度t(着霜領域)において中間設定で運転する場

合の暖房成績係数。式(A.51)による。 

 

θhldef: 建物の暖房負荷と最小能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.93)による。 

 

θhmdef: 建物の暖房負荷と中間能力とが釣り合う外気温度(℃)。

式(A.75)による。 

c) ガスヒートポンプを中間能力以上定格能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhr<t≦θhm)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,式(A.78)によ

る。 

2) 着霜領域(θhrdef<t≦θhmdef)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,式(A.80)による。 

d) ガスヒートポンプを定格能力以上最大能力未満で建物負荷に応じた能力で連続運転する場合 

1) 無着霜領域(θhe<t≦θhr)かつ(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 暖房成績係数は,式(A.82)によ

る。 

2) 着霜領域(θhedef<t≦θhrdef)かつ(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 暖房成績係数は,式(A.85)による。 

 


71 

B 8627:2015  

 

 

図A.4−建物の暖房負荷に応じた暖房成績係数(最小能力を設定する場合) 

 

A.5.2.5 暖房期間エネルギー消費量(HSECp)の計算式 

暖房期間エネルギー消費量の計算式は,次による。 

a) 暖房エネルギー消費量 暖房エネルギー消費量の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 外気温度t(無着霜領域)において,建物の暖房負

荷に応じた能力でガスヒートポンプを運転する場合の暖房エネルギー消費量Eh(t) は,次の式(A.98)

による。 

)

(

)

(

)

(

h

h

h

t

C

t

L

t

E

 (A.98) 

ここに, 

Lh(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Ch(t): 外気温度t(無着霜領域)において建物の暖房負荷に応

じた能力で運転する場合の暖房成績係数。表A.15及び
表A.16による。 


72 

B 8627:2015  

  

表A.15−条件別暖房成績係数の算出式(最小能力を設定しない場合の無着霜領域) 

負荷条件 

無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t) 

温度条件 

暖房成績係数算出式 

中間能力未満 

Lh(t)<Φhm(t) 

θhm<t≦Th0 

式(A.70) 

中間能力以上定格能力未満 

Φhm(t)≦Lh(t)<Φhr(t) 

θhr<t≦θhm 

式(A.78) 

定格能力以上最大能力未満 

Φhr(t)≦Lh(t)<Φhe(t) 

θhe<t≦θhr 

式(A.82) 

 

表A.16−条件別暖房成績係数の算出式(最小能力を設定する場合の無着霜領域) 

負荷条件 

無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t) 

温度条件 

暖房成績係数算出式 

最小能力未満 

Lh(t)<Φhl(t) 

θhl<t≦Th0 

式(A.88) 

最小能力以上中間能力未満 

Φhl(t)≦Lh(t)<Φhm(t) 

θhm<t≦θhl 

式(A.96) 

中間能力以上定格能力未満 

Φhm(t)≦Lh(t)<Φhr(t) 

θhr<t≦θhm 

式(A.78) 

定格能力以上最大能力未満 

Φhr(t)≦Lh(t)<Φhe(t) 

θhe<t≦θhr 

式(A.82) 

 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 外気温度t(着霜領域)において,建物の暖房負荷に応じ

た能力でガスヒートポンプを運転する場合の暖房エネルギー消費量Eh(t) は,次の式(A.99)による。 

)

(

)

(

)

(

hdef

h

h

t

C

t

L

t

E

 (A.99) 

ここに, 

Lh(t): 外気温度tにおける建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)によ

る。 

 

Chdef(t): 外気温度t(着霜領域)において建物の暖房負荷に応じ

た能力で運転する場合の暖房成績係数。表A.17及び表
A.18による。 

 

表A.17−条件別暖房成績係数の算出式(最小能力を設定しない場合の着霜領域) 

負荷条件 

着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃) 

温度条件 

暖房成績係数算出式 

中間能力未満 

Lh(t)<Φhmdef(t) 

θhmdef<t≦Th0 

式(A.74) 

中間能力以上定格能力未満 

Φhmdef(t)≦Lh(t)<Φhrdef(t) 

θhrdef<t≦θhmdef 

式(A.80) 

定格能力以上最大能力未満 

Φhrdef(t)≦Lh(t)<Φhedef(t) 

θhedef<t≦θhrdef 

式(A.85) 

 


73 

B 8627:2015  

 

表A.18−条件別暖房成績係数の算出式(最小能力を設定する場合の着霜領域) 

負荷条件 

着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃) 

温度条件 

暖房成績係数算出式 

最小能力未満 

Lh(t)<Φhldef(t) 

θhldef<t≦Th0 

式(A.92) 

最小能力以上中間能力未満 

Φhldef(t)≦Lh(t)<Φhmdef(t) 

θhmdef<t≦θhldef 

式(A.97) 

中間能力以上定格能力未満 

Φhmdef(t)≦Lh(t)<Φhrdef(t) 

θhrdef<t≦θhmdef 

式(A.80) 

定格能力以上最大能力未満 

Φhrdef(t)≦Lh(t)<Φhedef(t) 

θhedef<t≦θhrdef 

式(A.85) 

 

b) 補助暖房機エネルギー消費量 補助暖房機のエネルギー消費量の計算式は,次による。 

1) 無着霜領域(t≦−7 ℃及び4.5 ℃≦t)の場合 外気温度t(無着霜領域)における,最大暖房能力

よりも建物の暖房負荷が大きい場合の補助暖房機の暖房エネルギー消費量ERH(t) は,次の式(A.100)

による。 

600

 3

)

(

)

(

ge

RH

RH

R

t

Φ

t

E

  (A.100) 

ここに, 

ФRH(t): 外気温度t(無着霜領域)のときの補助暖房機の暖房能

力(kW)。式(A.63)による。 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による。 

2) 着霜領域(−7 ℃<t<4.5 ℃)の場合 外気温度t(着霜領域)における,最大暖房能力よりも建

物の暖房負荷が大きい場合の補助暖房機の暖房エネルギー消費量ERH(t) は,次の式(A.101)による。 

600

 3

)

(

)

(

ge

RHdef

RH

R

t

Φ

t

E

  (A.101) 

ここに, 

ФRHdef(t): 外気温度t(着霜領域)のときの補助暖房機の暖房能力

(kW)。式(A.69)による。 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による。 

c) 暖房期間総合負荷 暖房期間総合負荷(HSTL)LHSTは,次の式(A.102)による。 

j

n

j

j

n

t

L

L

h

HST

)

(

  (A.102) 

ここに, 

Lh(tj): 外気温度tjのときの建物の暖房負荷(kW)。式(A.39)に

よる。 

 

tj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.21及び表A.22に示す。 

 

n: 全暖房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

 

nj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.21及び表A.22に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

d) 暖房期間エネルギー消費量 暖房期間エネルギー消費量(HSECp)CHSEpは,次の式(A.103)による。 

j

l

j

j

l

j

j

j

j

n

l

j

j

n

t

E

n

t

E

n

t

E

C

1

RH

1

he

1

h

HSEp

)

(

)

(

)

(

  (A.103) 


74 

B 8627:2015  

  

ここに, 

Eh(tj): 外気温度tjにおいて,建物の暖房負荷に応じた能力で運

転する場合の暖房エネルギー消費量。 
無着霜領域(tj≦−7 ℃及び4.5 ℃≦tj)の場合は,式
(A.98)による。 
着霜領域(−7 ℃<tj<4.5 ℃)の場合は,式(A.99)によ
る。 

 

Ehe(tj): 外気温度tjにおいて,最大設定で運転する場合の暖房エ

ネルギー消費量 
無着霜領域(tj≦−7 ℃及び4.5 ℃≦tj)で,最大暖房極
低温能力を設定しない場合は,式(A.59)による。最大暖
房極低温能力を設定する場合は,式(A.61)による。 
着霜領域(−7 ℃<tj<4.5 ℃)で,最大暖房極低温能力
を設定しない場合は,式(A.65)による。最大暖房極低温
能力を設定する場合は,式(A.67)による。 

 

ERH(tj): 外気温度tjにおける,補助暖房機の暖房エネルギー消費

量。 
無着霜領域(tj≦−7 ℃及び4.5 ℃≦tj)の場合は,式
(A.100)による。 
着霜領域(−7 ℃<tj<4.5 ℃)の場合は,式(A.101)によ
る。 

 

tj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.21及び表A.22に示す。 

 

n: 全暖房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j。 

 

nj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.21及び表A.22に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

 

l: 最大暖房能力と建物の暖房負荷とが一致する外気温度

以下の温度区分で,最もjが大きい区分。 

A.5.3 期間エネルギー消費量(AECp) 

期間消費エネルギー量(AECp)CAEpは,次の式(A.104)による。 

HSEp

CSEp

AEp

C

C

C

  (A.104) 

A.5.4 期間成績係数(APFp) 

期間成績係数(APFP)は,次による。 

a) 冷房期間成績係数 冷房期間成績係数(CSPFp)FCSpは,次の式(A.105)による。 

CSEp

CST

CSp

C

L

F

  (A.105) 

b) 暖房期間成績係数 暖房期間成績係数(HSPFp)FHSpは,次の式(A.106)による。 

HSEp

HST

HSp

C

L

F

 (A.106) 

c) 期間成績係数(APFp) 期間成績係数(APFp)FAPpは,次の式(A.107)による。 

AEp

HST

CST

APp

C

L

L

F

  (A.107) 


75 

B 8627:2015  

 

A.6 エネルギー消費量のガス消費量及び消費電力への分離方法 

A.6.1 冷房エネルギー消費量の冷房ガス消費量及び冷房消費電力への分離方法 

冷房エネルギー消費量の冷房ガス消費量及び冷房消費電力への分離方法は,次による。 

a) 冷房ガス比率の算出 冷房ガス比率の算出は,次による。 

1) 仮想冷房ガス消費量及び仮想冷房消費電力 仮想冷房ガス消費量及び仮想冷房消費電力の算出は,

次による。 

1.1) 最小冷房能力を設定しない場合 最小冷房能力を設定しない場合は,次の式(A.108)及び(A.109)に

よる。 

)

(

35

)

35

(

)

(

c0

c0

cr

cw

T

t

T

G

t

G

  (A.108) 

)

(

35

)

35

(

)

(

c0

c0

crp

cwp

T

t

T

P

t

P

  (A.109) 

ここに, 

Gcw(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房ガス消費量(kW) 

 

Gcr(35): 定格冷房標準ガス消費量(kW)。表A.2による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.6による。 

 

Pcwp(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Pcrp(35): Pcr(35)×Rge / 3 600 

 

 

Pcr(35): 定格冷房標準消費電力(kW)。表A.2による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

1.2) 最小冷房能力を設定する場合 最小冷房能力を設定する場合は,次による。 

1.2.1) 外気温度tが,Tc0≦t≦29の場合は,次の式(A.110)及び(A.111)による。 

)

(

29

)

29

(

)

(

c0

c0

cl

cw

T

t

T

G

t

G

  (A.110) 

)

(

29

)

29

(

)

(

c0

c0

clp

cwp

T

t

T

P

t

P

  (A.111) 

ここに, 

Gcw(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房ガス消費量(kW) 

 

Gcl(29): 最小冷房中温ガス消費量(kW)。表A.2による。 

 

Tc0: 建物の冷房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は表A.6による。 

 

Pcwp(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Pclp(29): Pcl(29)×Rge / 3 600 

 

 

Pcl(29): 最小冷房中温消費電力(kW)。表A.2による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

1.2.2) 外気温度tが,29<tの場合は,次の式(A.112)及び(A.113)による。 

)

29

(

)

29

(

29

35

)

29

(

)

35

(

)

(

cl

cl

cr

cw

G

t

G

G

t

G

  (A.112) 

)

29

(

)

29

(

29

35

)

29

(

)

35

(

)

(

clp

clp

crp

cwp

P

t

P

P

t

P

  (A.113) 


76 

B 8627:2015  

  

ここに, 

Gcw(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房ガス消費量(kW) 

 

Gcr(35): 定格冷房標準ガス消費量(kW)。表A.2による。 

 

Gcl(29): 最小冷房中温ガス消費量(kW)。表A.2による。 

 

Pcwp(t): 外気温度tにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Pcrp(35): Pcr(35)×Rge / 3 600 

 

Pclp(29): Pcl(29)×Rge / 3 600 

 

 

Pcr(35): 定格冷房標準消費電力(kW)。表A.2による。 

 

 

Pcl(29): 最小冷房中温消費電力(kW)。表A.2による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

2) 冷房ガス比率 冷房ガス比率Wcは,次の式(A.114)による。 

j

m

j

j

m

j

j

j

m

j

j

j

n

t

P

n

t

G

n

t

G

W

1

cwp

1

cw

1

cw

c

)

(

)

(

)

(

  (A.114) 

ここに, 

Gcw(tj): 外気温度tjにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房ガス消費量(kW)。最小冷房能力を設定しない場
合は式(A.108),最小冷房能力を設定する場合で,Tc0≦tj
≦29の場合は式(A.110),最小冷房能力を設定する場合
で,29<tjの場合は式(A.112)による。 

 

Pcwp(tj): 外気温度tjにおける,冷房ガス比率を算出するための仮

想冷房消費電力(一次エネルギー換算)(kW)。最小冷
房能力を設定しない場合は式(A.109),最小冷房能力を設
定する場合で,Tc0≦tj≦29の場合は式(A.111),最小冷房
能力を設定する場合で,29<tjの場合は式(A.113)による。 

 

tj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.19及び表A.20に示す。 

 

nj: 冷房期間中,冷房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.19及び表A.20に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

 

m: 全冷房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 

b) 冷房ガス消費量及び冷房消費電力 外気温度tにおいて,建物の冷房負荷に応じた能力でガスヒート

ポンプを運転する場合の冷房ガス消費量Gc(t) 及び冷房消費電力Pc(t) は,次の式(A.115)及び(A.116)

による。 

c

c

c

)(

)

(

W

t

E

t

G

 (A.115) 

ge

c

c

c

600

 3

)

1(

)

(

)

(

R

W

t

E

t

P

  (A.116) 

ここに, 

Ec(t): 外気温度tにおいて建物の冷房負荷に応じた能力で運転

する場合の冷房エネルギー消費量(kW)。式(A.36)によ
る。 

 

Wc: 冷房ガス比率。式(A.114)による。 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による。 

A.6.2 暖房エネルギー消費量の暖房ガス消費量及び暖房消費電力への分離方法 

暖房エネルギー消費量の暖房ガス消費量及び暖房消費電力への分離方法は,次による。 

a) 暖房ガス比率の算出 暖房ガス比率の算出は,次による。 


77 

B 8627:2015  

 

1) 仮想暖房ガス消費量及び仮想暖房消費電力 仮想暖房ガス消費量及び仮想暖房消費電力の算出は,

次による。 

1.1) 最小暖房能力を設定しない場合 最小暖房能力を設定しない場合は,次による。 

1.1.1) 外気温度tが,t≦7の場合は,次の式(A.117)及び(A.118)による。 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7(

)

(

hedef

hedef

hm

hw

G

t

G

G

t

G

  (A.117) 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7(

)

(

hedefp

hedefp

hmp

hwp

P

t

P

P

t

P

  (A.118) 

ここに, 

Ghw(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房ガス消費量(kW) 

 

Ghm(7): 中間暖房標準ガス消費量(kW)。表A.9による。 

 

Ghedef(2): 最大暖房低温ガス消費量(kW)。表A.9による。 

 

Phwp(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Phmp(7): Phm(7)×Rge / 3 600 

 

Phedefp(2): Phedef(2)×Rge / 3 600 

 

 

Phm(7): 中間暖房標準消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 Phedef(2): 最大暖房低温消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

1.1.2) 外気温度tが,7<tの場合は,次の式(A.119)及び(A.120)による。 

)7(

)7

(

7

)7(

)

(

hm

h0

hm

hw

G

t

T

G

t

G

  (A.119) 

)7(

)7

(

7

)7(

)

(

hmp

h0

hmp

hwp

P

t

T

P

t

P

  (A.120) 

ここに, 

Ghw(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房ガス消費量(kW) 

 

Ghm(7): 中間暖房標準ガス消費量(kW)。表A.9による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Phwp(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Phmp(7): Phm(7)×Rge / 3 600 

 

 

Phm(7): 中間暖房標準消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

1.2) 最小暖房能力を設定する場合 最小暖房能力を設定する場合は,次による。 

1.2.1) 外気温度tが,t≦7の場合は,次の式(A.121)及び(A.122)による。 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7(

)

(

hedef

hedef

hl

hw

G

t

G

G

t

G

  (A.121) 

)2(

)2

(

2

7

)2(

)7(

)

(

hedefp

hedefp

hlp

hwp

P

t

P

P

t

P

  (A.122) 

ここに, 

Ghw(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房ガス消費量(kW) 

 

Ghl(7): 最小暖房標準ガス消費量(kW)。表A.9による。 

 

Ghedef(2): 最大暖房低温ガス消費量(kW)。表A.9による。 


78 

B 8627:2015  

  

 

Phwp(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Phlp(7): Phl(7)×Rge / 3 600 

 

Phedefp(2): Phedef(2)×Rge / 3 600 

 

 

Phl(7): 最小暖房標準消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 Phedef(2): 最大暖房低温消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

1.2.2) 外気温度tが,7<tの場合は,次の式(A.123)及び(A.124)による。 

)7(

)7

(

7

)7(

)

(

hl

h0

hl

hw

G

t

T

G

t

G

  (A.123) 

)7(

)7

(

7

)7(

)

(

hlp

h0

hlp

hwp

P

t

T

P

t

P

  (A.124) 

ここに, 

Ghw(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房ガス消費量(kW) 

 

Ghl(7): 最小暖房標準ガス消費量(kW)。表A.9による。 

 

Th0: 建物の暖房負荷が0になる外気温度(℃) 

代表負荷を用いる場合は,表A.14による。 

 

Phwp(t): 外気温度tにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房消費電力(一次エネルギー換算)(kW) 

 

Phlp(7): Phl(7)×Rge / 3 600 

 

 

Phl(7): 最小暖房標準消費電力(kW)。表A.9による。 

 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。

3.3.9による。 

2) 暖房ガス比率 暖房ガス比率Whは,次の式(A.125)による。 

j

n

j

j

n

j

j

j

n

j

j

j

n

t

P

n

t

G

n

t

G

W

1

hwp

1

hw

1

hw

h

)

(

)

(

)

(

 (A.125) 

ここに, 

Ghw(tj): 外気温度tjにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房ガス消費量(kW)。最小暖房能力を設定しない場
合で,tj≦7の場合は式(A.117),最小暖房能力を設定しな
い場合で,7<tjの場合は式(A.119),最小暖房能力を設定
する場合で,tj≦7の場合は式(A.121),最小暖房能力を設
定する場合で,7<tjの場合は式(A.123)による。 

 

Phwp(tj): 外気温度tjにおける,暖房ガス比率を算出するための仮

想暖房消費電力(一次エネルギー換算)(kW)。最小暖
房能力を設定しない場合で,tj≦7の場合は式(A.118),最
小暖房能力を設定しない場合で,7<tjの場合は式
(A.120),最小暖房能力を設定する場合で,tj≦7の場合は
式(A.122),最小暖房能力を設定する場合で,7<tjの場合
は式(A.124)による。 

 

tj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度(℃)。都市及び

建物用途による温度を表A.21及び表A.22に示す。 

 

nj: 暖房期間中,暖房を必要とする各温度発生時間(hr)。都

市及び建物用途による発生時間を表A.21及び表A.22に
示す。 

 

j: 温度区分で,次のとおり。 

j=1,2,3… 

 

n: 全暖房範囲の最高温度tjに対応する温度区分j 


79 

B 8627:2015  

 

b) 暖房ガス消費量及び暖房消費電力 外気温度tにおいて,建物の暖房負荷に応じた能力でガスヒート

ポンプを運転する場合の暖房ガス消費量Gh(t) 及び暖房消費電力Ph(t) は,次の式(A.126)及び(A.127)

による。 

h

h

h

)

(

)

(

W

t

E

t

G

  (A.126) 

ge

h

h

h

600

 3

)

1(

)

(

)

(

R

W

t

E

t

P

  (A.127) 

ここに, 

Eh(t): 外気温度tにおいて建物の暖房負荷に応じた能力で運転

する場合の暖房エネルギー消費量(kW)。式(A.98)によ
る。 

 

Wh: 暖房ガス比率。式(A.125)による。 

 

Rge: 一次/二次エネルギー換算値(kJ/kWh)。3.3.9による 

 


80 

B 8627:2015  

  

表A.19−店舗における地域ごとの冷房期間及び外気温度発生時間 

 

単位 外気温度:℃,発生時間:h 

 

 

 

 

 

 

 

表A.19−店舗における地域ごとの冷房期間及び外気温度発生時間

(単位 外気温度:℃,発生時間:h)

地域

冷房期間温度区分

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26合計

外気温度

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

05/07

夏季

0

0

0

0

0

0

0

66

57

46

58

81

92

134

145

153

118

85

39

10

0

0

0

0

0

01084

東京

その他季

0

0

0

0

0

0

0

123

122

97

72

67

51

16

12

3

3

1

0

0

0

0

0

0

0

0

567

10/17

合計

0

0

0

0

0

0

0

189

179

143

130

148

143

150

157

156

121

86

39

10

0

0

0

0

0

01651

05/04

夏季

0

0

0

0

0

0

0

37

37

50

73

85

81

92

128

140

131

124

109

62

15

1

0

0

0

01165

大阪

その他季

0

0

0

0

0

0

0

88

96

93

78

88

56

55

32

14

8

3

0

0

0

0

0

0

0

0

611

10/15

合計

0

0

0

0

0

0

0

125

133

143

151

173

137

147

160

154

139

127

109

62

15

1

0

0

0

01776

05/06

夏季

0

0

0

0

0

0

0

31

43

83

85

101

136

117

125

111

92

86

72

23

8

5

0

0

0

01118

名古屋

その他季

0

0

0

0

0

0

0

117

98

77

69

61

50

26

22

18

8

0

5

1

0

0

0

0

0

0

552

10/09

合計

0

0

0

0

0

0

0

148

141

160

154

162

186

143

147

129

100

86

77

24

8

5

0

0

0

01670

06/14

夏季

0

0

0

0

0

0

0

67

84

104

102

98

74

62

60

43

23

25

6

3

0

0

0

0

0

0

751

仙台

その他季

0

0

0

0

0

0

0

15

14

18

9

8

6

8

1

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

80

09/22

合計

0

0

0

0

0

0

0

82

98

122

111

106

80

70

61

44

23

25

6

3

0

0

0

0

0

0

831

05/20

夏季

0

0

0

0

0

0

0

59

58

75

74

95

94

110

136

131

106

108

64

28

9

0

0

0

0

01147

福岡

その他季

0

0

0

0

0

0

0

102

117

101

60

44

52

22

27

20

7

0

0

0

0

0

0

0

0

0

552

10/24

合計

0

0

0

0

0

0

0

161

175

176

134

139

146

132

163

151

113

108

64

28

9

0

0

0

0

01699

05/03

夏季

0

0

0

0

0

0

0

30

65

55

66

73

119

131

127

125

132

112

72

34

14

3

0

0

0

01158

広島

その他季

0

0

0

0

0

0

0

100

109

114

100

79

51

36

14

8

2

0

0

0

0

0

0

0

0

0

613

10/03

合計

0

0

0

0

0

0

0

130

174

169

166

152

170

167

141

133

134

112

72

34

14

3

0

0

0

01771

05/11

夏季

0

0

0

0

0

0

0

38

49

57

57

80

86

118

151

157

127

135

72

22

3

2

0

0

0

01154

高松

その他季

0

0

0

0

0

0

0

68

82

67

65

74

63

39

33

14

4

0

0

0

0

0

0

0

0

0

509

10/03

合計

0

0

0

0

0

0

0

106

131

124

122

154

149

157

184

171

131

135

72

22

3

2

0

0

0

01663

05/11

夏季

0

0

0

0

0

0

0

75

83

122

131

142

113

96

88

76

54

46

29

16

10

0

0

0

0

01081

富山

その他季

0

0

0

0

0

0

0

100

73

59

33

25

13

23

14

3

3

0

0

0

0

0

0

0

0

0

346

10/08

合計

0

0

0

0

0

0

0

175

156

181

164

167

126

119

102

79

57

46

29

16

10

0

0

0

0

01427

05/23

夏季

0

0

0

0

0

0

0

68

53

84

77

117

100

95

81

79

70

68

61

39

32

14

4

5

2

01049

前橋

その他季

0

0

0

0

0

0

0

47

70

55

61

43

40

14

28

13

5

0

0

0

0

0

0

0

0

0

376

10/01

合計

0

0

0

0

0

0

0

115

123

139

138

160

140

109

109

92

75

68

61

39

32

14

4

5

2

01425

06/08

夏季

0

0

0

0

0

0

0

83

113

88

96

72

86

77

58

39

15

4

0

0

0

0

0

0

0

0

731

盛岡

その他季

0

0

0

0

0

0

0

36

28

28

16

19

8

3

4

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

142

09/08

合計

0

0

0

0

0

0

0

119

141

116

112

91

94

80

62

39

15

4

0

0

0

0

0

0

0

0

873

06/25

夏季

0

0

0

0

0

0

0

90

114

86

83

55

43

19

12

2

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

505

札幌

その他季

0

0

0

0

0

0

0

2

4

6

4

5

3

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

24

09/13

合計

0

0

0

0

0

0

0

92

118

92

87

60

46

19

12

2

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

529

04/28

夏季

0

0

0

0

0

0

0

10

23

31

45

76

120

180

211

189

156

94

57

0

0

0

0

0

0

01192

鹿児島

その他季

0

0

0

0

0

0

0

130

197

192

155

109

59

43

26

15

9

10

3

0

0

0

0

0

0

0

948

11/04

合計

0

0

0

0

0

0

0

140

220

223

200

185

179

223

237

204

165

104

60

0

0

0

0

0

0

02140

4

 

B

 8

6

2

7

2

0

1

5

 

 

 

 

 

 


81 

B 8627:2015  

 

表A.20−事務所における地域ごとの冷房期間及び外気温度発生時間 

 

単位 外気温度:℃,発生時間:h 

 

 

 

 

 

 

 

表A.20−事務所における地域ごとの冷房期間及び外気温度発生時間

(単位 外気温度:℃,発生時間:h)

地域

冷房期間温度区分

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26合計

外気温度

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36

37

38

39

40

04/19

夏季

0

0

0

0

16

33

35

51

45

34

41

58

66

101

117

129

101

73

33

9

0

0

0

0

0

0

942

東京

その他季

0

0

0

0

105

133

131

134

123

94

65

59

43

14

10

3

3

1

0

0

0

0

0

0

0

0

918

11/11

合計

0

0

0

0

121

166

166

185

168

128

106

117

109

115

127

132

104

74

33

9

0

0

0

0

0

01860

04/21

夏季

0

0

0

0

0

6

16

26

27

39

57

67

62

66

90

112

112

106

93

53

13

1

0

0

0

0

946

大阪

その他季

0

0

0

0

90

117

121

105

111

96

74

72

46

47

27

12

7

3

0

0

0

0

0

0

0

0

928

11/03

合計

0

0

0

0

90

123

137

131

138

135

131

139

108

113

117

124

119

109

93

53

13

1

0

0

0

01874

04/20

夏季

0

0

0

0

16

18

18

24

33

58

63

75

101

93

104

93

79

74

62

20

7

4

0

0

0

0

942

名古屋

その他季

0

0

0

0

72

68

106

122

108

85

72

61

52

24

19

15

7

0

4

1

0

0

0

0

0

0

816

10/23

合計

0

0

0

0

88

86

124

146

141

143

135

136

153

117

123

108

86

74

66

21

7

4

0

0

0

01758

04/30

夏季

0

0

0

0

51

73

87

60

68

81

87

85

61

53

51

37

20

21

5

3

0

0

0

0

0

0

843

仙台

その他季

0

0

0

0

81

83

73

63

37

36

15

9

5

7

1

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

411

10/06

合計

0

0

0

0

132

156

160

123

105

117

102

94

66

60

52

38

20

21

5

3

0

0

0

0

0

01254

04/14

夏季

0

0

0

0

3

5

16

49

45

58

60

72

70

85

105

105

87

93

55

24

8

0

0

0

0

0

940

福岡

その他季

0

0

0

0

108

123

134

121

117

98

63

40

45

19

22

18

6

0

0

0

0

0

0

0

0

0

914

11/11

合計

0

0

0

0

111

128

150

170

162

156

123

112

115

104

127

123

93

93

55

24

8

0

0

0

0

01854

04/30

夏季

0

0

0

0

7

5

13

22

48

45

51

55

92

103

99

97

107

96

62

29

12

3

0

0

0

0

946

広島

その他季

0

0

0

0

45

61

87

105

119

122

107

82

43

32

12

7

2

0

0

0

0

0

0

0

0

0

824

10/24

合計

0

0

0

0

52

66

100

127

167

167

158

137

135

135

111

104

109

96

62

29

12

3

0

0

0

01770

04/27

夏季

0

0

0

0

1

6

22

29

38

42

43

61

64

89

115

129

107

116

62

19

3

2

0

0

0

0

948

高松

その他季

0

0

0

0

86

135

122

108

92

69

57

64

59

37

28

12

4

0

0

0

0

0

0

0

0

0

873

11/03

合計

0

0

0

0

87

141

144

137

130

111

100

125

123

126

143

141

111

116

62

19

3

2

0

0

0

01821

05/06

夏季

0

0

0

0

5

30

45

59

63

91

99

111

92

78

75

63

46

39

25

14

9

0

0

0

0

0

944

富山

その他季

0

0

0

0

59

75

72

88

69

57

36

24

15

23

12

3

3

0

0

0

0

0

0

0

0

0

536

10/12

合計

0

0

0

0

64

105

117

147

132

148

135

135

107

101

87

66

49

39

25

14

9

0

0

0

0

01480

04/24

夏季

0

0

0

0

25

28

50

53

39

58

60

91

78

79

63

65

58

58

52

33

27

12

3

4

2

0

938

前橋

その他季

0

0

0

0

76

67

95

75

92

78

75

50

45

15

24

11

5

0

0

0

0

0

0

0

0

0

708

10/15

合計

0

0

0

0

101

95

145

128

131

136

135

141

123

94

87

76

63

58

52

33

27

12

3

4

2

01646

05/23

夏季

0

0

0

0

57

44

69

86

102

75

79

61

72

66

50

33

13

3

0

0

0

0

0

0

0

0

810

盛岡

その他季

0

0

0

0

34

26

36

47

44

34

20

20

11

7

7

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

286

09/25

合計

0

0

0

0

91

70

105

133

146

109

99

81

83

73

57

33

13

3

0

0

0

0

0

0

0

01096

06/22

夏季

0

0

0

0

91

129

106

83

99

72

69

47

37

16

10

2

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

762

札幌

その他季

0

0

0

0

11

11

8

4

8

10

9

8

4

2

1

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

77

09/20

合計

0

0

0

0

102

140

114

87

107

82

78

55

41

18

11

3

1

0

0

0

0

0

0

0

0

0

839

04/07

夏季

0

0

0

0

0

0

3

7

16

25

32

55

91

122

173

161

133

81

49

0

0

0

0

0

0

0

948

鹿児島

その他季

0

0

0

0

88

117

133

144

191

182

132

93

49

35

22

13

8

8

2

0

0

0

0

0

0

01217

11/16

合計

0

0

0

0

88

117

136

151

207

207

164

148

140

157

195

174

141

89

51

0

0

0

0

0

0

02165

4

 

B

 8

6

2

7

2

0

1

5

 

 

 

 

 

 


82 

B 8627:2015  

  

表A.21−店舗における地域ごとの暖房期間及び外気温度発生時間 

 

単位 外気温度:℃,発生時間:h 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表A.21−店舗における地域ごとの暖房期間及び外気温度発生時間

(単位 外気温度:℃,発生時間:h)

地域

暖房期間温度区分

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36合計

外気温度

-20

-19

-18

-17

-16

-15

-14

-13

-12

-11

-10

-9

-8

-7

-6

-5

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

11/17

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

22

37

86

128

182

198

250

189

147

113

88

48

01489

東京

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

8

16

18

37

37

28

0

148

04/03

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

22

37

86

128

182

202

258

205

165

150

125

76

01637

11/16

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

15

34

61

91

109

151

191

189

182

145

112

116

72

01472

大阪

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

9

12

20

18

30

30

0

131

03/31

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

15

34

61

91

109

153

201

198

194

165

130

146

102

01603

11/13

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

12

22

41

56

95

122

154

168

163

159

149

124

104

96

43

01512

名古屋

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

1

5

11

18

37

51

46

22

0

192

04/06

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

12

22

41

56

95

122

155

169

168

170

167

161

155

142

65

01704

10/31

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

24

38

74

138

180

194

158

161

169

128

89

58

35

34

39

16

11

01549

仙台

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

5

9

6

0

23

37

45

72

71

82

82

83

80

0

595

04/24

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

24

38

74

138

185

203

164

161

192

165

134

130

106

116

121

99

91

02144

11/27

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

13

23

33

37

69

123

114

140

158

160

152

121

122

87

01354

福岡

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

11

14

14

4

2

4

0

0

52

03/27

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

13

23

33

37

69

123

117

151

172

174

156

123

126

87

01406

11/17

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

3

13

29

54

78

95

114

145

154

157

168

144

115

97

71

01440

広島

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

4

10

20

19

8

14

21

25

0

124

03/29

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

3

13

29

54

78

95

117

149

164

177

187

152

129

118

96

01564

11/14

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

10

35

68

93

149

185

192

163

179

155

117

71

50

01471

高松

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

8

14

11

19

23

26

50

63

0

216

04/12

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

10

35

68

93

151

193

206

174

198

178

143

121

113

01687

10/31

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

11

30

64

125

104

121

161

161

132

141

125

107

76

65

54

33

25

01535

富山

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

3

12

7

7

19

29

25

38

50

37

38

44

79

0

392

04/15

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

11

30

64

129

107

133

168

168

151

170

150

145

126

102

92

77

104

01927

10/31

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

8

24

66

119

114

160

159

181

190

137

107

74

77

67

33

01517

前橋

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

5

12

10

27

27

45

56

64

79

53

0

380

04/14

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

8

24

66

119

116

165

171

191

217

164

152

130

141

146

86

01897

10/15

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

15

22

32

48

133

189

176

204

175

161

117

86

60

39

28

19

19

13

15

7

5

01569

盛岡

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

4

10

16

21

19

38

49

63

83

93

119

91

92

76

85

65

0

928

05/08

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

15

22

32

48

137

193

186

220

196

180

155

135

123

122

121

138

110

105

91

92

70

02497

10/15

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

4

8

19

32

53

102

99

122

175

209

181

177

112

111

59

54

17

8

12

7

4

6

0

0

0

01573

札幌

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

9

10

29

33

36

47

57

62

65

71

55

73

88

84

120

105

95

98

01137

06/01

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

4

8

19

32

53

102

99

131

185

238

214

213

159

168

121

119

88

63

85

95

88

126

105

95

98

02710

11/20

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

35

40

72

104

120

160

183

136

165

144

01165

鹿児島

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

4

6

13

15

0

38

03/23

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

35

40

72

104

120

160

187

142

178

159

01203

4

 

B

 8

6

2

7

2

0

1

5

 

 

 

 

 

 


83 

B 8627:2015  

 

表A.22−事務所における地域ごとの暖房期間及び外気温度発生時間 

 

単位 外気温度:℃,発生時間:h 

 

 

 

表A.22−事務所における地域ごとの暖房期間及び外気温度発生時間

(単位 外気温度:℃,発生時間:h)

地域

暖房期間温度区分

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

36合計

外気温度

-20

-19

-18

-17

-16

-15

-14

-13

-12

-11

-10

-9

-8

-7

-6

-5

-4

-3

-2

-1

0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

12/03

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

15

23

68

97

135

137

183

133

101

0

0

0

0

893

東京

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

03/15

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

15

23

68

97

135

137

183

133

101

0

0

0

0

893

11/30

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

25

44

72

78

114

136

139

123

93

0

0

0

0

836

大阪

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

2

3

3

0

0

0

0

9

03/12

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

25

44

72

78

114

137

141

126

96

0

0

0

0

845

12/05

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

16

28

39

73

87

122

129

124

125

112

83

0

0

0

0

950

名古屋

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

03/27

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

16

28

39

73

87

122

129

124

125

112

83

0

0

0

0

950

11/19

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

18

27

51

103

140

155

126

125

141

105

71

47

30

28

0

0

0

01169

仙台

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

8

5

0

12

24

29

44

34

31

0

0

0

0

189

04/17

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

18

27

51

103

142

163

131

125

153

129

100

91

64

59

0

0

0

01358

11/29

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

19

23

28

51

93

77

96

112

103

92

0

0

0

0

706

福岡

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

3

5

2

3

0

0

0

0

15

03/05

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

10

19

23

28

51

93

79

99

117

105

95

0

0

0

0

721

11/29

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

3

10

19

42

58

73

84

105

117

114

123

98

0

0

0

0

848

広島

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

2

4

3

1

0

0

0

0

13

03/14

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

3

10

19

42

58

73

84

108

119

118

126

99

0

0

0

0

861

12/02

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

5

23

50

64

114

147

141

126

134

103

0

0

0

0

910

高松

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

03/18

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

5

23

50

64

114

147

141

126

134

103

0

0

0

0

910

11/22

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

8

22

44

99

79

87

133

124

105

114

104

86

62

54

0

0

0

01121

富山

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

2

2

8

2

2

6

9

4

13

10

9

0

0

0

0

67

04/04

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

8

22

44

101

81

95

135

126

111

123

108

99

72

63

0

0

0

01188

11/17

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

10

39

87

86

122

128

145

159

117

88

60

0

0

0

01047

前橋

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

2

4

13

8

15

15

0

0

0

0

58

03/30

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

10

39

87

86

123

130

149

172

125

103

75

0

0

0

01105

10/19

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

10

15

20

33

89

141

157

166

139

129

99

69

49

32

24

16

15

11

0

0

0

01217

盛岡

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

2

8

12

15

13

24

36

47

61

63

77

60

65

0

0

0

0

486

04/24

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

10

15

20

33

92

143

165

178

154

142

123

105

96

93

87

93

75

76

0

0

0

01703

10/18

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

3

6

14

23

41

82

76

90

132

171

146

143

90

87

50

45

14

7

10

6

3

5

0

0

0

01245

札幌

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

6

7

23

25

28

34

37

48

48

47

38

51

50

53

65

0

0

0

0

560

05/01

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

1

3

6

14

23

41

82

76

96

139

194

171

171

124

124

98

93

61

45

61

56

56

70

0

0

0

01805

12/08

冬期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

24

28

53

63

65

87

80

0

0

0

0

403

鹿児島

その他期

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

02/17

合計

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

3

24

28

53

63

65

87

80

0

0

0

0

403

4

 

B

 8

6

2

7

2

0

1

5

 

 

 

 

 

 


84 

B 8627:2015  

  

附属書B 

(規定) 

電気安全に関する材料,構造及び性能 

 

B.1 

一般 

この附属書は,本体に規定するガスヒートポンプのうち,JIS C 9335-2-40の規定を適用しないものの電

気安全に関する材料,構造及び性能について規定する。 

 

B.2 

材料 

a) 材料一般 ガスヒートポンプに用いる材料は,次の各項による。 

1) 主要な部分は,金属その他の適切な材料を用い,耐久性が高くなければならない。 

2) 各部の材料は,通常の使用状態における温度に耐えるものでなければならない。 

3) 電気絶縁物及び熱絶縁物は,これに接触又は近接する部分の温度に十分に耐え,かつ,吸湿性が少

ないものでなければならない。ただし,吸湿性の熱絶縁物であって通常の使用状態において危険が

生じるおそれがないものは,この限りでない。 

4) アークが達するおそれがある部分に使用する電気絶縁物は,アークによって有害な変形,有害な絶

縁低下などの変質が生じないものでなければならない。 

5) 鉄及び鋼(ステンレス鋼を除く。)には,めっき,塗装,油焼きその他の適切なさび止めをしなけれ

ばならない。ただし,酸化することによって,危険が生じるおそれがない部分に使用するものにあ

っては,この限りでない。 

6) 屋外(屋側を含む。)で使用する外郭の材料は,さびにくい金属,さび止めを施した金属,合成ゴム,

陶磁器など,又は温度80±3 ℃の空気中に1時間放置した後に自然冷却したとき,膨れ,ひび,割

れ,及びその他の異状が生じない合成樹脂とする。ただし,構造上直接日光にさらされず,かつ,

雨水が浸入するおそれがない外郭にあっては,この限りではない。 

7) 電源電線用端子ねじの材料は,銅,銅合金,ステンレス鋼,又は次の試験に適合するめっきを施し

た鉄若しくは鋼(ステンレス鋼を除く。)でなければならない。 

7.1) 試験に供するねじを適切な溶剤中に10分間浸せきして油分を全て取り除く。 

7.2) 7.1) の後,それをJIS K 8116に規定する塩化アンモニウムの10 %水溶液(温度20±5 ℃)に10

分間浸せきした後に取り出し,乾燥せずに水滴を振り切ってから温度20±5 ℃の飽和水蒸気を含

む容器中に10分間入れる。 

7.3) 7.2) の後,それを100±5 ℃の温度の空気中で10分間乾燥させたとき,その表面に腐食の徴候が

ないこととする。 

8) 接地用端子の材料は,銅若しくは銅合金,ステンレス鋼又はこれらと同等以上の機械的強度をもつ,

さびにくいものでなければならない。 

9) 器体又はその部分の材料は,人体に有害なものでないこととする。 

10) 電熱装置の周囲に使用する断熱材又は吸音材は,難燃性のものでなければならない。 

b) 導電材料 導電材料は,次による。 

1) 接続器及び開閉器の刃及び刃受けの部分は,銅又は銅合金でなければならない。 

2) 1) 以外の部分にあっては,銅,銅合金,ステンレス鋼,B.2 a) 7) に規定する試験に適合するめっき


85 

B 8627:2015  

 

を施した鉄若しくは鋼(ステンレス鋼を除く。),又はこれらと同等以上の電気的,熱的及び機械的

な安定性をもつものでなければならない。ただし,めっきを施さない鉄若しくは鋼又は弾性を必要

とする部分,その他の構造上やむを得ない部分に使用するものであって,危険が生じるおそれがな

いときはこの限りではない。 

c) ヒューズ及びヒューズ取付け部 ヒューズ及びヒューズ取付け部は,次による。 

1) 可溶体の材料は,容易に変質しないものでなければならない。 

2) 取付け端子の材料は,取付けに支障がない硬さをもつものでなければならない。 

3) 温度ヒューズの作動温度は,温度計法によって測定した恒温槽内の温度とし,定格作動温度との許

容温度差は,±10 ℃以内でなければならない。 

 

B.3 

構造 

a) 一般 ガスヒートポンプの構造は,次の各項による。 

1) 通常の使用状況において危険が生じるおそれがないものであって,形状が正しく,組立てが良好で,

かつ,作動が円滑であることとする。 

2) 遠隔操作機構をもつものにあっては,器体スイッチ,コントローラなどの操作以外によっては,電

源回路の閉路を行えないものでなければならない。ただし,危険が生じるおそれのないものにあっ

てはこの限りでない。 

3) 据付工事又は配管工事を伴わず床に置いて使用するもので,かつ,器体の質量が40 kg以下のもの

は,通常の使用状況において10°(電熱装置を備えているものは15°)の角度で傾斜させたときに

転倒しないこととする。ただし,器体の質量が40 kgを超え,器体のあらゆる位置(底面を除く。)

から100 Nの力を加えたときに転倒しないものはこの限りではない。 

4) 造営材に取り付けて使用するものにあっては,容易に,かつ,堅固に取り付けることができること

とする。 

5) 金属製の蓋又は箱のうち,スイッチが開閉したときアークが達するおそれがある部分には,耐アー

ク性の電気絶縁を施してあることとする。 

6) 吸湿することによって,部品の燃焼,充電部の露出などの危険が生じるおそれがある部分にあって

は,防湿処理を施してあることとする。 

7) 通常の使用状態で,人が触れるおそれがある可動部分は,容易に触れるおそれがないように適切な

保護枠又は保護網を取り付けてあることとする。ただし,機能上可動部分を露出して使用すること

がやむを得ないものの可動部分,及び可動部分に触れたときに感電,傷害などの危険が生じるおそ

れがないものは,この限りでない。 

8) 器体の一部を取り付け又は取り外すものは,その作業が容易,確実にかつ,安全にできることとす

る。 

9) 使用者が操作するスイッチには,スイッチの開閉操作又は開閉状態を,文字,記号又は色によって

見やすい箇所に表示することとする。ただし,表示することが困難なものは,この限りでない。 

10) 外郭は,質量が0.25 kgで,ロックウェル硬さHR R100の硬さに表面をポリアミド加工した半径が

10 mmの球面をもつおもりを20 cmの高さから垂直に1回落としたとき,又は図B.1に示す衝撃試

験機で0.5±0.05 N・mの衝撃力を1回加えたとき,感電,火災などの危険が生じるおそれがあるひ

び,割れ,及びその他の異状が生じていないこととする。ただし,器体の外面に露出している表示

灯,ヒューズホルダ,その他これらに類するもの及びそれらの保護カバーであって表面積が4 cm2


86 

B 8627:2015  

  

以下であり,かつ,器体の外郭の表面から10 mm以上突き出していないものにあってはこの限り

でない。 

11) 器体から分離しているコントローラ(通常の使用状態で壁,柱などに固定するものを除く。)は,

コンクリートの床上に置いた厚さが30 mmの表面が平らなラワン板の中央部に70 cmの高さから3

回落としたとき,感電,火災などの危険が生じるおそれがないこととする。 

12) 極性が異なる充電部相互間又は充電部と人が触れるおそれがある非充電金属部との間のピーク電

圧が600 Vを超える部分は,その近傍又は外郭の見やすい箇所に容易に消えない方法で“高電圧注

意”などの表示をしなければならない。 

13) 合成樹脂製の外郭(透光性又は透視性を必要とするもの,及び機能上可とう性,機械的強度などを

必要とするものを除く。)をもつものは,その外郭の外面の9 cm2以上の正方形の平面部分(外郭に

9 cm2以上の正方形の平面部分をもたないものは,原厚のまま一辺の長さが3 cmの正方形に切り取

った試験片)を水平面に対して約45°に傾斜させた状態で,その平面部分の中央部に,ノズルの

内径が0.5 mmのガスバーナの空気口を閉じた状態で燃焼させた長さ約20 mmの炎の先端を,垂直

下から5秒間当て,炎を取り去ったとき,燃焼しないものでなければならない。 

14) 半導体素子を用いて温度,回転速度などを制御するものにあっては,それらの半導体素子が制御能

力を失ったとき,次による。 

14.1) 制御回路に接続した部品は,燃焼しないものでなければならない。ただし,当該回路に接続して

いる一つの部品が燃焼した場合において他の部品が燃焼するおそれのないものにあっては,この

限りではない。 

14.2) 接地するおそれのある非充電金属部分又は露出する充電部は,次のいずれかに適合することとす

る。 

14.2.1) 対地電圧及び線間電圧が交流にあっては30 V以下,直流にあっては45 V以下でなければなら

ない。 

14.2.2) 1 kΩの抵抗を大地との間及び線間並びに非充電金属部と充電部との間に接続したとき当該抵

抗に流れる電流は,商用周波数以上の周波数において感電の危険が生じるおそれのない場合を

除き,1 mA以下でなければならない。 

14.2.3) 試験の後に500ボルト絶縁抵抗計によって測定した充電部[対地電圧及び線間電圧が交流にあ

っては30 V以下,直流にあっては45 V以下のもの並びに1 kΩの抵抗を大地との間及び線間に

接続した場合に当該抵抗に流れる電流が1 mA以下(商用周波数以上の周波数において,感電

の危険が生じるおそれのない場合は,1 mA以下であることを要しない。)のものを除く。]と器

体の表面との間の絶縁抵抗は,0.1 MΩ以上でなければならない。 

15) 電子管,コンデンサ,半導体素子,抵抗器などをもつ絶縁変圧器の2次側の回路は,整流後の回路

にあっては次の試験を行ったとき,その回路に接続した部分が燃焼しないこととする。ただし,そ

の回路に接続している一つの部品が燃焼した場合に,他の部品が燃焼するおそれがないものは,こ

の限りでない。 

15.1) 電子管,表示灯などは,ヒータ又はフィラメント端子を開放するとともに,その他の端子相互間

を短絡する。ただし,B.3 b) 2) の規定に適合する場合を除く[以下,15.2)〜15.5) においても同

じ。]。 

15.2) コンデンサ,半導体素子(正特性サーミスタを除く。),変圧器,コイル,及びその他これらに類

するものは,端子相互間を短絡し,又は開放する。 


87 

B 8627:2015  

 

15.3) 15.1) 及び15.2) に掲げるものであって金属ケースに納めたものにあっては,端子と金属ケース

との間を短絡する。ただし,部品内部で端子に接続した部分と金属ケースとが接触するおそれの

ないものにあってはこの限りでない。 

15.4) 抵抗器及び正特性サーミスタは,端子間を開放するとともに,端子相互間のピーク電圧が2.5 kV

を超えるものは端子間を短絡する。 

15.5) 15.1)〜15.4) の試験で短絡又は開放したとき,500 V絶縁抵抗計によって測定した充電部と地絡す

るおそれのある非充電金属部,又は人が触れるおそれがある非金属部との表面の絶縁抵抗は,0.1 

MΩ以上でなければならない。ただし,対地電圧及び線間電圧が交流の場合は30 V以下,直流の

場合は45 V以下の充電部,並びに1 kΩの抵抗を大地との間及び線間に接続した場合にその抵抗

に流れる電流が1 mA以下(商用周波数以上の周波数で感電の危険が生じるおそれがない場合は

この限りではない。)の充電部との間の絶縁抵抗はこの限りではない。 

16) 器体の内部から湯気などを生じるものにあっては,器体に附属するスイッチ,接続器,コードなど,

通常の使用状態において湯気などによって生じるしずくがかかるおそれのない構造でなければな

らない。ただし,それらの部分が防水構造その他感電,火災などの危険が生じるおそれのない構造

のものにあってはこの限りでない。 

17) 使用中著しい振動・騒音がなく,安全に作動することとする。 

18) 定格出力が0.2 kWを超える電動機には,電動機燃損防止用の過負荷保護装置を付けなければなら

ない。 

19) 電熱装置によって加湿を行うものは,送風機回路が開路の状態で,電熱装置回路を閉路することが

できない構造であるか,又は送風機のスイッチと電熱装置のスイッチとが同時に開閉できる構造で

なければならない。ただし,自動的時間遅れ機構をもつもの,及び送風機回路が開路の状態で電熱

装置に通電したとき温度上昇によって火災などの危険が生じるおそれがないものは,この限りでな

い。また,加湿装置の容器に水が入っていない状態で,電熱装置の回路を閉路することができない

構造でなければならない。ただし,容器に水が入っていない状態で電熱装置に通電したとき温度上

昇によって火災などの危険が生じるおそれがないものは,この限りでない。 

20) 温度上昇によって危険が生じるおそれがあるものは,危険が生じる前に確実に動作する温度過昇防

止装置,過電流,及び過負荷によって危険が生じるおそれがあるものは,過負荷保護装置などを取

り付けなければならない。この場合,これらの装置は,通常の使用状態で作動してはならない。 

21) コンデンサをもつもので,差込刃によって電源に接続するものは,差込刃を刃受けから引き抜いた

とき,差込刃間の電圧は1秒後において,45 V以下とする。ただし,差込刃側から見た回路の総合

静電容量が0.1 μF以下であるものにあっては,この限りではない。 

22) 電池を使用するものは,電池の液漏れによって変形,絶縁劣化などの変質が生じないこととする。 

23) 定格周波数を切り換える機構をもつ二重定格のものにあっては,切り換えている定格周波数が容易

に識別でき,不用意な切換えができない構造で,かつ,定格周波数を誤って切り換えたとき危険が

生じるおそれがないこととする。 

24) 電動機を使用するものにあっては,通常の使用状態において電動機の回転を妨げない構造でなけれ

ばならない。ただし,電動機の回転を妨げた場合において危険が生じるおそれのない場合は除く。 

b) 充電部 充電部は,次の各項による。 

1) 充電部には,次によるものを除き,容易に取り外すことができる部分を取り外した状態で,図B.2

に示す試験指が触れないこととする。 


88 

B 8627:2015  

  

この場合,試験指に加える力は,30 Nとする。ただし,卓上形のものの底面,床上形のもの(据

置き形のものに限る。)の裏面及び底面(機体の質量が40 kgを超えるもので,床面から機体の底面

までの高さが5 cm以下のものは,その高さの2倍の長さを底面の外縁から内側に及ぼした範囲)並

びに天井取付形(容易に人が触れるおそれがない場所に取り付けるものを含む。)のものの外面及び

開口部には10 Nとする。 

1.1) 取り付けた状態で容易に人が触れるおそれがない取付け面の充電部。 

1.2) 質量が40 kgを超える器体の底面の開口部から40 cm以上離れている充電部。 

1.3) 構造上,充電部を露出することがやむを得ない器具の露出する充電部であって,絶縁変圧器に接

続した2次側の回路の対地電圧及び線間電圧が,交流の場合は30 V以下,直流にあっては45 V

以下のもの,並びに1 kΩの抵抗を大地との間及び線間に接続した場合にその抵抗に流れる電流が,

商用周波数以上の周波数で感電の危険が生じるおそれがない場合を除き,1 mA以下のもの。 

2) 極性が異なる充電部相互間,充電部と接地するおそれのある非充電金属部との間,及び充電部と人

が触れるおそれのある非金属部の表面との間の空間距離(沿面距離を含む。)は,表B.1,表B.2及

び,表B.3に規定する値以上でなければならない。 

なお,構造上やむを得ない部分で,次の試験を行ったとき,これに適合するものはこの限りでは

ない。 

2.1) その回路に接続している一つの部品が燃焼した場合に,他の部品が燃焼してはならない。 

2.2) 極性が異なる充電部相互間,充電部と接地するおそれのある非充電金属部との間,及び充電部と

人が触れるおそれのある非金属部の表面との間を接続した場合に,その非充電金属部又は露出す

る充電部が次のいずれかに適合しなければならない。 

2.2.1) 非金属部対地電圧及び線間電圧が交流の場合は30 V以下,直流の場合は45 V以下でなければな

らない。 

2.2.2) 1 kΩの抵抗を大地との間及び線間並びに非充電金属部と充電部との間に接続したとき,その抵

抗に流れる電流が商用周波数以上の周波数で感電の危険が生じるおそれがない場合を除き,1 

mA以下でなければならない。 

2.3) 2.2) の試験の後に500 V絶縁抵抗計によって測定した充電部[対地電圧及び線間電圧が交流の場

合は30 V以下,直流の場合は45 V以下のもの,並びに1 kΩの抵抗を大地との間及び線間に接続

した場合に,その抵抗に流れる電流が1 mA以下(商用周波数以上の周波数において感電の危険が

生じるおそれがない場合は,1 mA以下であることを要しない。)のものを除く。]と器体の表面と

の間の絶縁抵抗は,0.1 MΩ以上でなければならない。 

2.4) 極性が異なる充電部相互間及び充電部と接地するおそれのある非充電金属部との間を短絡した場

合で,その短絡回路に接続した部分が燃焼しない電動機の整流子部であって,その定格電圧が交

流の場合にあっては30 V以下,直流の場合にあっては45 V以下のものの空間距離(沿面距離を

含む。)は表B.3に規定する値(電動機に定格出力の表示がないものにあっては,通常の使用状態

における入力の65 %を定格出力とした場合の表の値)以上でなければならない。 

3) 充電部相互又は充電部と非充電部との接続部分は,通常の使用状態で,緩みが生じず,かつ,温度

に耐えなければならない。 


89 

B 8627:2015  

 

表B.1−空間距離(その1) 

単位 mm 

線間電圧又
は対地電圧
(V) 

空間距離(沿面距離を含む。) 

電源電線の取付け部 

その他の部分 

使用者が
接続する
端子部間 

使用者が
接続する
端子部と
接地する
おそれが
ある非充
電金属部
分又は人
が触れる
おそれが
ある非金
属部の表
面との間 

製造業者
が接続す
る端子部
間 

製造業者
が接続す
る端子部
と接地す
るおそれ
がある非
充電金属
部又は人
が触れる
おそれが
ある非金
属部の表
面との間 

極性が異なる充電部間 

充電部と接地するおそ
れがある非充電部金属
部又は人が触れるおそ
れがある非金属部の表
面との間 

固定して
いる部分
で,じんあ
いが侵入
し難く,か
つ,金属粉
が付着し
にくい箇
所 

その他の
箇所 

固定して
いる部分
で,じんあ
いが侵入
し難く,か
つ,金属粉
が付着し
にくい箇
所 

その他の
箇所 

50以下 

− 

− 

− 

− 

1.2 

1.5 

1.2 

1.2 

50を超え 
150以下 

2.5 

1.5 

2.5 

1.5 

150を超え 
300以下 

2.5 

300を超え 
600以下 

− 

− 

− 

− 

600を超え 
1 000以下 

− 

− 

− 

− 

1 000を超え 
3 000以下 

− 

− 

− 

− 

20 

20 

20 

20 

3 000を超え 
7 000以下 

− 

− 

− 

− 

30 

30 

30 

30 

7 000を超え 
12 000以下 

− 

− 

− 

− 

40 

40 

40 

40 

12 000を 
超えるもの 

− 

− 

− 

− 

50 

50 

50 

50 

 

表B.2−空間距離(その2) 

単位 mm 

部分 

沿面距離 

線間電圧又は対地電圧が15 V以下の充電部間
(使用者が接続するねじ止め端子部を除く。) 

耐湿性の絶縁被膜をもつもの 

0.5以上 

その他のもの 

1以上 


90 

B 8627:2015  

  

表B.3−空間距離(その3) 

単位 mm 

定格電圧 

(V) 

箇所 

定格出力が0.25 kW 
以下のもの 

定格出力が0.25 kWを超え
0.75 kW以下のもの 

定格出力が0.75 kWを超え
るもの 

沿面距離 

空間距離 

沿面距離 

空間距離 

沿面距離 

空間距離 

125以下 

整流子部 

1.6 

1.6 

1.6 

1.6 

4.8 

(2.4) 

3.2 

(2.4) 

整流子部 
以外の箇所 

1.6 

1.6 

2.4 

2.4 

6.4 

(2.4) 

3.2 

(2.4) 

125を超え 
250以下 

整流子部 

1.6 

1.6 

1.6 

1.6 

4.8 

(2.4) 

4.8 

(2.4) 

整流子部 
以外の箇所 

2.4 

2.4 

2.4 

2.4 

6.4 

(2.4) 

6.4 

(2.4) 

250を超え 
るもの 

整流子部 

6.4 

6.4 

6.4 

6.4 

9.5 

6.4 

整流子部 
以外の箇所 

6.4 

6.4 

6.4 

6.4 

9.5 

9.5 

注記1 括弧内の数値は,反発始動誘導電動機及び整流子電動機に適用する。 
注記2 定格出力が0.75 kWを超えるもの又は定格電圧が250 Vを超えるものであって巻線をテープ,ワニスなど

で確実に固定するものにあっては,表の数値にかかわらず,整流子部以外の箇所の沿面距離及び空間距離
は2.4 mm以上とする。 

 

c) 電気絶縁物 電気絶縁物の厚さは,次の各項による。ただし,B.3 b) の規定を満足するものは,この

限りではない。 

1) 機体の外被の材料が絶縁体を兼ねる場合にあっては,0.8 mm以上であり,かつ,ピンホールがない

ものでなければならない。ただし,質量が0.25 kgで,ロックウェル硬さHR R100の硬さに表面を

ポリアミド加工した半径が10 mmの球面をもつおもりを20 cmの高さから垂直に3回落としたとき,

又は図B.1に示す衝撃試験機で0.5±0.05 N・mの衝撃力を3回加えたとき,感電,火災などの危険

が生じるおそれがあるひび,割れ,及びその他の異状が生じないものであって,かつ,ピンホール

のないものにあっては,この限りではない。 

2) 1) 以外の部分に用いる絶縁物の厚さは0.3 mm以上であって,かつ,ピンホールのないものでなけ

ればならない。ただし,次の各項目を満足し,かつ,ピンホールのないものにあっては,この限り

ではない。 

2.1) 外傷を受けるおそれがある部分に用いる絶縁物は,表B.4の左欄に規定する絶縁物を使用する電

圧の区分ごとに,それぞれ同表の右欄に規定する交流電圧を加えたとき,連続して1分間これに

耐え,かつ,JIS S 6006に規定する硬度記号が8Hの鉛筆でJIS K 5600-5-4に規定する鉛筆引っか

き硬度試験を行ったとき,絶縁物の破れが金属部に届いてはならない。 

2.2) 外傷を受けるおそれがない部分に用いる絶縁物(変圧器に規定周波数の2倍以上の周波数で定格1

次電圧の2倍に等しい電圧を連続して5分加えたとき,これに耐える変圧器のコイル部とコイル

の立ち上がり引出線との間の部分及び電動機のコイル部とコイルの立ち上がり引出線との間の部

分を除く。)は,表B.4の左欄に規定する絶縁物を使用する電圧の区分ごとに,それぞれ同表の右

欄に規定する交流電圧を加えたとき連続して1分間これに耐えなければならない。 


91 

B 8627:2015  

 

表B.4−絶縁物の耐電圧値 

単位 V 

絶縁物を使用する電圧の区分 

交流電圧 

 

 

30以下 

 

500 

 

30を超え 

150以下 

 

1 000 

 

150を超え 

300以下 

 

1 500 

 

300を超え 

1 000以下 

絶縁物を使用する電圧の2倍
に1 000 Vを加えた値 

 

d) 配線 配線は,次による。 

1) 器体の内部配線は,次に適合しなければならない。 

1.1) 2 Nの力を加えた場合に高温部に接触するおそれがあるものにあっては,接触したときに異状が生

じるおそれがあってはならない。 

1.2) 2 Nの力を加えたときに,可動部に接触するおそれがあってはならない。ただし,危険が生じるお

それがない場合は,この限りではない。 

1.3) 被覆した電線を固定する場合,貫通孔に通す場合,又は2 Nの力を電線に加えたときに他の部分

に接触する場合は,被覆を損傷しないようしなければならない。ただし,危険が生じるおそれが

ない場合は,この限りではない。 

1.4) 接続器によって接続したものは,抜き差しを5回行った後,5 Nの力を接続した部分に加えたとき

外れてはならない。ただし,2 N以上5 N未満の力を加え,外れた場合に危険が生じるおそれがな

い部分にあっては,この限りではない。 

2) 電源電線(口出し線を含む。以下同じ。),器具間を接続する電線,及び機能上やむを得ず器体の外

部に露出する電線(以下,“電源電線など”という。)の貫通孔は,保護スプリング,保護ブッシン

グ,その他適切な保護装置を用いてある場合を除き,電源電線などを損傷するおそれがないように

面取り,その他の適切な保護加工を施さなければならない。ただし,貫通部が金属以外のものにで

あって,その部分が滑らかであり,かつ,電源電線などを損傷するおそれがないものにあっては,

この限りでない。 

3) 電源電線など(固定して使用するもの又は取り付けた状態で外部に露出しないものを除く。)は,器

体の外方に向かって100 N(リモートコントロール側は30 N)の張力を連続して15秒間加えたとき,

及び器体の内部に向かって電源電線などの機器側から5 cmの箇所を保持して押し込んだとき,電源

電線などと内部端子との接続部に張力が加わらず,ブッシングが外れてはならない。 

4) がい管に収めた導電部が金属部を貫通する箇所は,導電部が金属部に触れてはならない。 

5) 接地回路以外の回路に緑と黄との配色の電線を用いてはならない。 

6) 電線の取付け部は,電線を確実に取り付けることができる構造にしなければならない。 

7) 2本以上の電線を一つの取付け部に締め付ける場合は,それぞれの電線の間にナット又は座金を用

いなければならない。ただし,圧着端子その他の器具によって確実に取り付けることができるもの

にあっては,この限りでない。 

8) 電源電線の取付け端子のねじは,電源電線以外のものの取付けに兼用してはならない。ただし,電

源電線を取り付け又は取り外した場合に,電源電線以外のものが脱落するおそれがないものは,こ

の限りでない。 

e) ヒューズ及びヒューズ取付け部 ヒューズ及びヒューズ取付け部は,次の各項による。 


92 

B 8627:2015  

  

1) ヒューズが溶断することによって,その回路を完全に遮断しなければならない。 

2) ヒューズが溶断する場合において,アークによって短絡せず,また,接地するおそれがあってはな

らない。 

3) ヒューズが溶断する場合において,ヒューズを収めている蓋,箱又は台が損傷してはならない。 

4) ヒューズの取付け端子は,ヒューズを容易に,かつ,確実に取り付けることができるものであって,

締め付けるときヒューズのつめが回ってはならない。 

5) 皿形座金を使用するものにあっては,ヒューズ取付け面の大きさが,皿形座金の底面の大きさ以上

でなければならない。 

6) 非包装ヒューズを取り付けるものにあっては,ヒューズと器体との間の空間距離は4 mm以上でな

ければならない。 

7) ヒューズの取付け端子のねじは,ヒューズ以外の部品の取付けに兼用してはならない。ただし,ヒ

ューズを取り付け又は取り外した場合において,ヒューズ以外の部品の取付けが緩むおそれがない

ものは,この限りでない。 

8) 銘板又はヒューズの取付け部に,電流ヒューズにあっては定格電流を,温度ヒューズは定格動作温

度を,それぞれ容易に消えない方法で表示しなければならない。ただし,取り替えることができな

いヒューズにあっては,この限りでない。 

f) 

電熱装置 電熱装置は,次の各項による。 

1) 発熱体は,堅ろうに取り付け,かつ,発熱線が断線した場合に,人が容易に触れるおそれのある非

充電金属部又はこれと電気的に接続している非充電金属部に触れるおそれがないように取り付けて

いなければならない。ただし,非充電金属部に発熱体が触れて接地した場合に,電源回路を遮断す

る漏電遮断器,又はこれと同等以上の性能の装置が取り付けてある場合は,この限りでない。 

2) 発熱体の取付け面は,重力又は振動によって容易に動いてはならない。 

3) 温度上昇によって危険が生じるおそれがあるものは,温度過昇防止装置(温度ヒューズを含む。)を

取り付けていなければならない。 

g) 接地機構 次の各項に適合する接地機構を設けなければならない。 

1) 定格電圧が150 Vを超えるものにあっては,接地線(接地用口出し線及び接地極の刃又は刃受けに

接続する線芯を含む。)又は接地用端子によって接地できる構造でなければならない。ただし,次に

掲げるものにあっては,この限りでない。 

1.1) 二重絶縁又は強化絶縁によって充電部から絶縁している非充電金属部。 

1.2) 外郭の材料が耐水性の合成樹脂,その他これに類する絶縁物であって,その厚さが一層で構成す

るものにあっては1 mm以上,二層以上で構成するものにあっては0.8 mm以上であり,かつ,次

に適合するものでなければならない。 

1.2.1) 外郭は,機械器具に組み込むもの以外の場合にあっては,質量が250 gで,ロックウェル硬さ

HR R100の硬さに表面をポリアミド加工した半径が10 mmの球面をもつおもりを表B.5に示す

高さから垂直に落としたとき,又はこれと同等の衝撃力をロックウェル硬さHR R100の硬さに

表面をポリアミド加工した半径が10 mmの球面をもつ衝撃片によって加えたとき,感電,火災

などの危険を生じるおそれのあるひび,割れ,及びその他の異常が生じてはならない。ただし,

器体の外面に露出している表示灯,ヒューズホルダその他これらに類するもの及びそれらの保護

カバーであって,表面積が4 cm2以下であり,かつ,器体の外郭の表面から10 mm以上突出して

いないものにあってはこの限りではない。 


93 

B 8627:2015  

 

表B.5−落下高さ 

単位 cm 

種類 

高さ 

天井取付け用器具 

14 

その他のもの 

20 

 

1.2.2) 500 V絶縁抵抗計によって測定した充電部と人が触れるおそれのある器体の外面との間の絶縁抵

抗が3 MΩ以上でなければならない。 

1.2.3) 充電部と人が触れるおそれがある器体の外面との間に4 000 V交流電圧を加えたとき,連続して

1分間これに耐えなければならない。 

2) 次の各項に適合する接地機構でなければならない。 

2.1) 接地線(接地用口出し線及び接地極の刃又は刃受けに接続する線心を含む。)又は接地用端子によ

って接地できる構造でなければならない。 

2.2) 外郭の見やすい箇所(固定して使用するものであって,接地用の配線が外部に露出しない構造の

ものにあっては,器体の内部)に接地用端子又は接地線を設けなければならない。ただし,電源

プラグの接地の刃で接地できる構造のものにあっては,この限りでない。 

2.3) 接地機構は,人が触れるおそれがある金属部と電気的に完全に接続してあり,かつ,容易に緩ま

ないよう堅固に取り付けていなければならない。ただし,二重絶縁又は強化絶縁によって充電部

から絶縁している部分又は接地機構に接続した金属の外側の部分にあっては,この限りでない。 

3) 接地用端子は,次に適合しなければならない。 

3.1) 接地線を容易に,かつ,確実に取り付けることができなければならない。 

3.2) 端子ねじの呼び径は,4 mm以上(溝付き六角頭ねじ,大頭丸平小ねじ及び押締めねじ形のものは

3.5 mm以上。)でなければならない。 

3.3) 接地線以外のものの取付けに兼用してはならない。ただし,危険が生じるおそれのない場合にあ

っては,この限りでない。 

4) 接地線は,次のいずれかに適合しなければならない。 

4.1) 直径が1.6 mmの軟銅線又はこれと同等以上の強さ及び太さをもつ,容易に腐食し難い金属線。 

4.2) 断面積が1.25 mm2以上の単心コード又は単心キャブタイヤケーブル。 

4.3) 断面積が0.75 mm2以上の2心コードであって,その2本の導体を両端でより合わせ,かつ,ろう

付け又は圧着したもの。 

4.4) 断面積が0.75 mm2以上の多心コード(より合わせコードを除く。)又は多心キャブタイヤケーブル

の線心の一つ。 

5) 接地機構の表示は,次に適合しなければならない。 

5.1) 接地線には,そのもの又はその近傍に容易に消えない方法で接地用である旨の表示を付けてなけ

ればならない。ただし,接地線に緑及び黄の配色を施した電線にあっては,この限りではない。 

5.2) 接地用端子には,そのもの(容易に取り外せる端子ねじを除く。)又はその近傍に容易に消えない

方法で接地用である旨の表示を付けなければならない。ただし,器体の内部にある端子であって,

接地線を取り換えることができないものにあっては,この限りではない。 

h) 電源電線 電源電線は,JIS C 3306に規定するビニルコード又はこれと同等以上の品質のものを用い,

その公称断面積は0.75 mm2以上とし,かつ,次の各項による。 


94 

B 8627:2015  

  

1) 電源電線の許容電流は,その電源電線に接続する負荷の最大使用電流以上でなければならない。 

2) 高温部に触れるおそれがある電源電線には,接触したときに異常が生じるおそれがない絶縁物を使

用しなければならない。 

3) 器体内部の電源電線の被覆の温度が,その被覆の材料の温度限度を超える場合には,有効な耐熱保

護を施してなければならない。 

4) 発電機部に使用する内部配線は,JIS C 3306,JIS C 3312,JIS C 3316及びJIS C 3406に規定したも

の並びにJIS C 3327に規定した2種キャブタイヤケーブル,又はこれらと同等以上の品質のものを

用い,その断面積が0.75 mm2以上でなければならない。 

i) 

電気部品及び附属品 電気部品及び附属品の定格電圧,定格電流及び許容電流は,これらに加わる最

大電圧又はこれらに流れる最大電流以上でなければならない。 

j) 

発電機部の過負荷保護装置(ヒューズを除く) 発電機部の過負荷保護装置は,次による。 

1) 電流作動式のものであって,手動復帰式のものにあっては,10回,自動復帰式のものにあっては,

200回の動作試験を行ったとき,各部に異常が生じてはならない。この場合において,負荷の力率

は,約1とすることができる。 

2) 熱動式のもののうち,手動復帰式のものにあっては10回,自動復帰式のものにあっては200回の動

作試験を行ったとき,各部に異常が生じてはならない。 

 

B.4 

性能 

B.4.1 始動電流 

始動電流は,B.5.1によって試験を行ったとき,その値は,箇条11によって表示する値以下でなければ

ならない。ただし,表示がないものは,単相100 Vの場合45 A以下,単相200 Vの場合60 A以下でなけ

ればならない。 

B.4.2 絶縁抵抗 

絶縁抵抗は,B.5.2の方法で試験を行ったとき,その値は,1 MΩ以上でなければならない。 

B.4.3 耐電圧 

耐電圧は,B.5.3の方法で試験を行ったとき,これに耐えなければならない。 

B.4.4 温度 

冷房運転,暖房運転における各部の温度は,B.5.4の方法で試験を行ったとき,表B.6に示す値以下で,

かつ,その他の箇所に異常な熱が生じてはならない。 


95 

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表B.6−温度試験における温度上限 

単位 ℃ 

測定箇所 

温度 

巻線 

全密閉形圧縮機用電動機 

合成樹脂絶縁のもの 

135 

その他のもの 

125 

その他のもの 

A種絶縁のもの 

100 

E種絶縁のもの 

115 

B種絶縁のもの 

125(120) 

F種絶縁のもの 

150(140) 

H種絶縁のもの 

170(165) 

電動機の外郭 

150 

整流体(電源回路に使用するものに限る。) 

セレン製のもの 

75 

ゲルマニウム製のもの 

60 

シリコン製のもの 

135 

ヒューズクリップとヒューズとの接触部 

90 

使用中に人が操作する取っ手 

金属製のもの,陶磁器製のもの及びガラス製のもの 

55 

その他のもの 

70 

スイッチなどのつまみ及び押しボタン 

金属製のもの,陶磁器製のもの及びガラス製のもの 

60 

その他のもの 

75 

注記 括弧内の数値は,回転機の巻線に適用する。 

 

B.5 

試験 

B.5.1 始動電流試験 

始動電流試験は,エンジンの始動装置を拘束した状態で,始動したときの供試機の電流値を測定する。 

B.5.2 絶縁抵抗試験 

絶縁抵抗試験は,B.5.4の試験の前及び試験の直後に,500 V絶縁抵抗計で充電部と接地するおそれがあ

る非充電金属部との間の絶縁抵抗を測定する。 

B.5.3 耐電圧試験 

耐電圧試験は,B.5.4の試験に引き続いて行う。試験は,定格電圧が150 V以下の供試機では1 000 V,

定格電圧が150 Vを超え,300 V以下の供試機では1 500 Vで,周波数50 Hz又は60 Hzの正弦波に近い電

圧を充電部と接地するおそれがある非充電金属部との間に連続して1分間加える。対地電圧が30 V以下の

部分は500 Vとする。 

なお,同一設計の製品を多数試験する場合で疑義を生じない場合は,上記試験電圧の120 %の電圧を1

秒間加え,これに代えることができる。 

B.5.4 温度試験 

温度試験は,冷房運転時及び暖房運転時に,それぞれ次によって行う。 

a) 冷房運転における温度試験は,供試機のグリルの位置,ダンパの位置,ファン速度など(以下,操作

スイッチなどという。)を,冷房能力が最大となる状態に設定し,試験ガスは,L.2に規定する試験ガ

スのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力として定格電圧・定格周波数の下

にJIS B 8615-1:2013の5.2,JIS B 8615-2:2015の6.2及びJIS B 8615-3:2015の6.2に規定する冷房過負

荷試験条件で運転を行い,各部の温度がそれぞれほぼ一定になるまで運転を行う。この場合,速度調

節装置をもつものは,その速度調節装置のノッチを最高速度及び最低速度に設定し,それぞれ試験を

行う。 


96 

B 8627:2015  

  

なお,最高速度又は最低速度に設定したとき,温度スイッチなどによって送風機の速度が変わるも

のは,その送風機の速度が変わらない冷房過負荷試験条件に最も近い条件で送風機を運転させたとき

の試験も行う。 

b) 暖房運転における温度試験は,供試機の操作スイッチなどを暖房能力が最大となる状態に設定し,試

験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力

として定格電圧・定格周波数の下にJIS B 8615-1:2013の6.2,JIS B 8615-2:2015の7.2及びJIS B 

8615-3:2015の7.2に規定する暖房過負荷試験条件で運転を行い,各部の温度がそれぞれほぼ一定にな

るまで運転を行う。この場合,速度調節装置をもつものは,その速度調節装置のノッチを最高速度及

び最低速度に設定し,それぞれ試験を行う。 

なお,最高速度又は最低速度に設定したとき,温度スイッチなどによって送風機の速度が変わるも

のは,その送風機の速度が変わらない暖房過負荷試験条件に最も近い条件で送風機を運転させたとき

の試験も行う。 

 

 

図B.1−衝撃試験機 


97 

B 8627:2015  

 

 

単位 mm 

 

 材料:金属とする。 

公差は,図の中で明示したものを除き,次による。 
− 角度:100 分 
− 直線寸法 :25 mm以下の場合:

05

.00

 mm 

 

 

:25 mmを超える場合:±0.2 mm 

二つの関節は,同一平面で同一方向に角度90

0

10

度まで動かすことができる。 

この試験指は,危険な箇所への接近に対する基本的な保護を検証するために用いる。また,指による接近に

対する保護を検証するために用いる。 

 

図B.2−試験指 


98 

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附属書C 
(規定) 

耐衝撃電圧試験方法 

 

C.1 一般 

この附属書は,ガスヒートポンプの室外機の耐衝撃電圧試験方法について規定する。 

 

C.2 試験方法 

試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力

として定格電圧・定格周波数の下に運転中のガスヒートポンプとインパルス試験機との間にサージインピ

ーダンスとして100 Ωの抵抗を直列に接続し,表C.1に示すインパルスをガスヒートポンプの電源線路間

及び電源電線とケーシングとの間に印加する。ただし,短時間に連続して印加してはならない。 

 

表C.1−耐衝撃電圧試験の条件 

波高値 

電源線路間 

5 kV 

電源線路−ケーシング間 

10 kV 

波頭長 

1.2 μs 

波尾長 

50 μs 

電圧の極性 

正及び負 

印加回数 

各3回 


99 

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附属書D 
(規定) 

散水時性能試験方法 

 

D.1 一般 

この附属書は,ガスヒートポンプの室外機の散水時の性能試験方法について規定する。 

 

D.2 試験方法 

通常の据付け状態でガスヒートポンプを,試験ガスはL.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定し

たものとし,試験ガスの圧力は標準圧力として定格電圧・定格周波数の下に運転しながら,図D.1のa) に

示すように室外機の前後左右の斜め上方4方向から室外機に向けてそれぞれ5分間散水した後,9.4及び

9.15に規定する試験を行う。 

 

単位 mm 

 

 

注記 散水器具は,b) に示す方法で散水量を測定したときに,全受水器への平均散水量が3±0.5 mm/minで,か

つ,各受水器への散水量の平均に対する偏差が±30 %以内のものとする。 

 

図D.1−散水時性能試験 

b) 散水量の測定 

a) 散水器具の位置及び散水方向 


100 

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附属書E 

(規定) 

騒音試験方法 

 

E.1 

一般 

ガスヒートポンプの騒音値は,次の二つの部分で構成する。 

a) 125 Hz〜8 000 Hzの各周波数帯域に対するオクターブバンド音響パワーレベル(LW)。ただし,JIS Z 

8736-1,JIS Z 8736-2又はJIS Z 8736-3を用いる場合は,6 300 Hzを超えるデータは参考値とする。 

b) A特性音響パワーレベル(LWA) 

 

E.2 

騒音要素 

ガスヒートポンプの騒音放射経路である騒音要素は,次の一つ又は複数の要素からなる。 

a) ダクト吹出 

b) ダクト吸込 

c) ケーシング放射に組み合わせた自由吹出又は自由吸込 

d) ケーシング放射 

e) 自由吹出又は自由吸込 

注記 自由吸込は,ダクトなし要素である。 

 

E.3 

運転条件 

定格騒音の測定は,ガスヒートポンプを騒音測定場所に据え付け,試験ガスは,L.2に規定する試験ガ

スのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は標準圧力として定格電圧及び定格周波数のもと

で,JIS B 8615-1:2013の5.1,JIS B 8615-2:2015の6.1又はJIS B 8615-3:2015の6.1の冷房能力試験条件,

及びJIS B 8615-1:2013の6.1,JIS B 8615-2:2015の7.1又はJIS B 8615-3:2015の7.1の暖房能力試験条件で,

定格能力を発揮する設定で運転して行う。分離形のガスヒートポンプにおいて圧縮機を内蔵しないガスヒ

ートポンプ(室内機又は室外機)であって,かつ,冷媒循環運転による音の影響が無視できる場合は,送

風運転で行ってもよい。 

 

E.4 

測定方法 

測定方法は,室内機,室外機又はガスヒートポンプの種類に応じて次による。 

a) 室外機は,JIS C 9815-1によって測定する。 

b) 直吹き形室内機は,JIS C 9815-2によって測定する。 

c) ダクト接続形の室内機は,E.5によって測定する。 

d) マルチ形のガスヒートポンプの室内機は,1台ごとにJIS C 9815-2又はE.5によって測定する。 

 

E.5 

ダクト接続形の室内機の測定方法 

E.5.1 要求事項 

E.5.1.1 一般的事項 

ダクト接続形の室内機の騒音は,次の項目を測定する。 


101 

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a) ダクト吹出(又は自由吹出) 

b) ダクト吸込(又は自由吸込) 

c) ケーシング放射(自由吹出又は自由吸込の場合は,自由吹出又は自由吸込を含むケーシング放射) 

E.5.1.2 測定方法 

ダクト接続形の室内機の騒音試験は,JIS Z 8732,JIS Z 8733,JIS Z 8734,JIS Z 8736-1,JIS Z 8736-2,

JIS Z 8736-3,ISO 3743-1及びISO 3743-2で規定する測定方法に従って,実施しなければならない。 

E.5.1.3 ダクト終端補正 

この規格に従って試験するダクト吹出及びダクト吸込の騒音要素に対し,各1/3オクターブバンドごと

に,E.5.4.2に規定するダクト終端補正値(E1)を加えなければならない。 

E.5.1.4 エルボ補正 

ダクト接続形の室内機の試験では,まっすぐなダクトを使用するのが望ましいが,試験設備の制約から,

エルボを用いてもよい。エルボを使用する場合,エルボ内の減衰を考慮するために,表E.1を用いて,エ

ルボ補正値(E2)を測定結果に加えなければならない。 

E.5.2 一般的試験配置 

E.5.2.1 一般 

残響室法,音響インテンシティ法又は無響室法のいずれの試験方法に対しても,E.5.2.2〜E.5.2.4が適用

できる。 

E.5.2.2 試験で要求するダクト装置 

室内機に取り付けるダクトは,測定騒音に影響を及ぼすことがあるので,全てのダクト装置の取付け及

び取扱いに対して,次のような注意を払わなければならない。 

a) ダクト装置の寸法 ダクト装置は,製造業者が要求する供給口元又はリターン口元に合い,また,断

面積が一定でなければならない。製造業者が供給口元又はリターン口元を定めていない場合,騒音試

験ダクトは,最大で流速が10 m/sとなる寸法とすることが望ましい。製造業者の仕様書に明示してい

ない限り,長方形ダクトの断面の長短比は,4を超えてはならない。 

長方形の出口に円形ダクトが続くようなダクトの形状の変化がある場合は,断面積は±10 %の範囲

で等しく,形状の変化はできるだけスムーズであることが望ましい。 

b) ダクト装置の接続 フレキシブル継手を用いて,ダクト装置を室内機に接続しなければならない。全

てのフレキシブル継手は,フレキシビリティを維持し,ダクト内に騒音を閉じ込めるように取り扱わ

なければならない。 

吹出又は吸込の測定は,ダクト開口部で実施しなければならない。ダクト開口部は,壁又は反射面

と段差なく取り付けることが望ましい。 

c) 試験ダクト装置の構成 騒音試験ダクトは,高い透過損失の壁面をもち,内部で吸音してはならない。

ダクト装置は,最小限,面密度5 kg/m2以上の材料7) と同等な透過損失及びその他の音響特性を備え

たもので構成しなければならない。 

注7) 厚さ20 mmのベニヤ板を用いるとよい。 

d) 気流制御装置の設置 オリフィスのエンドプレートのような気流制御装置を,室内機の騒音を残響室

又は音響インテンシティ面に伝ぱ(播)させるために用いる騒音試験ダクトに設置してはならない。 

注記 騒音試験ダクト以外のダクト又はプレナムには,気流制御装置を設置してもよい。 

E.5.2.3 ダクト静圧タップ 

静圧タップは,ISO 5801に基づいていなければならない。 


102 

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E.5.2.4 騒音試験ダクト及びエルボ 

ダクト吹出又はダクト吸込の試験には,まっすぐな騒音試験ダクトを使用するのが望ましい。しかし,

設備上の問題がある場合は,騒音試験エルボを用いてもよい。騒音試験エルボの使用,その詳細及び適用

した補正を,試験報告書に記載しなければならない。エルボが必要な場合,表E.1に示す補正値を用いな

ければならない。騒音試験ダクトは,E.5.2.2の要求事項に適合していなければならない。 

各騒音試験ダクトには,ガイド翼のないソフトベンドの使用だけが許される。 

E.5.2.5 試験装置及び設備(残響室法) 

残響室法は,次による。 

a) 室内機の寸法 ダクト装置を含めた室内機の容積は,残響室容積の5 %を超えてはならない。 

b) 風防スクリーンの使用 騒音測定は,マイクロフォンに風防スクリーンを用いてもよい。マイクロフ

ォンの特性に対する風防スクリーンの影響は,100 Hz〜4 000 Hzでは±1 dB,4 000〜10 000 Hzでは±

1.5 dBを超えてはならない。騒音測定は,マイクロフォン上の風速が2 m/s以上で行ってはならない。 

c) 室内機の風量の制限 閉空間での騒音測定は,室内機の風量(m3/min)が,測定を行う室容積(m3)

を1分で循環する量を超えないで行うことが望ましい。 

d) ダクト端部と壁面との距離 ダクト端部に最も近いコーナを作る壁が90°に近い角度を形成してい

るときは,ダクト端部とコーナとの距離は1.5 m以上,確保しなければならない。周辺の壁が長方形

でなければ,ダクト端部から放射する音響への影響が無視できるので,距離はより短くてもよい。 

E.5.2.6 試験装置及び設備(音響インテンシティ法) 

音響インテンシティ法は,次による。 

a) 風防スクリーンの使用 騒音測定は,マイクロフォンに風防スクリーンを用いてもよい。騒音測定は,

マイクロフォン上の風速が,精密級は2 m/s以上で,実用級は4 m/s以上で行ってはならない。 

b) 風速の制限 音響インテンシティ法の測定では,風速1 m/sを超える測定面の位置を明確にすること

が望ましい。風による騒音が過大になる全ての場所が全測定面積の10 %を超えてはならない。測定面

の騒音をサンプリングするときは,そのような場所で測定してはならない。 

E.5.2.7 試験装置及び設備(無響室法) 

ダクト吹出及びダクト吸込の測定をするための垂直反射面を,図E.1に示す。垂直反射面の面密度は最

低15 kg/ m2で,その吸音率は,想定する周波数範囲で0.1未満でなければならない。 

 


103 

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図E.1−無響室法によるダクト吹出及びダクト吸込の測定 

 

E.5.3 試験配置 

E.5.3.1 ダクト吹出試験 

室内機の吹出側に騒音試験ダクトを接続し,さらに騒音試験ダクトの吹出口を試験空間に接続した配置

とする(図E.2,図E.3及び図E.4参照)。騒音試験ダクトの終端で生じる音響インピーダンスの不整合に

よって,試験空間への流入を妨げた騒音試験ダクト内の音響エネルギーを考慮するために,ダクト終端補

正値を音響パワーレベルに加えなければならない。また,騒音試験ダクトにエルボが存在する場合にはエ

ルボ補正値も加えなければならない。ダクト吹出試験に用いる騒音試験ダクトは,ダクト長さを有効ダク

ト直径と同じ長さとし,1 m以下にしないことが望ましい。ただし,設置又は気流性能の測定に必要な場

合,有効直径の5倍までのダクト長さとしてもよい。 

 

 

 

図E.2−残響室でのダクト吹出の試験配置 

図E.3−音響インテンシティでのダクト 

 

 

 

吹出の試験配置 


104 

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図E.4−無響室内でのダクト吹出の試験配置 

 

E.5.3.2 ダクト吸込試験 

室内機の吸込側に騒音試験ダクトを接続し,さらに騒音試験ダクトの吸込口を試験空間に接続した配置

とする(図E.5,図E.6及び図E.7参照)。騒音試験ダクトの終端で生じる音響インピーダンスの不整合に

よって,試験空間への流入を妨げた騒音試験ダクト内の音響エネルギーを考慮するために,ダクト終端補

正値を音響パワーレベルに加えなければならない。また,騒音試験ダクトにエルボが存在する場合にはエ

ルボ補正値も加えなければならない。ダクト吸込試験に用いる騒音試験ダクトは,ダクト長さを有効ダク

ト直径と同じ長さとし,1 m以下にしないことが望ましい。ただし,設置又は気流性能の測定に必要な場

合,有効直径の5倍までのダクト長さとしてもよい。 

 

 

 

図E.5−残響室でのダクト吸込の 

図E.6−音響インテンシティでのダクト 

 

 

試験配置 

 

吸込の試験配置 

 


105 

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図E.7−無響室内でのダクト吸込の試験配置 

 

E.5.3.3 ケーシング放射に組み合わせた自由吹出試験又は自由吸込試験 

ケーシング放射に組み合わせた場合の試験は,次による。 

a) 室内機を試験空間内に配置し,吹出側にダクトを接続し試験空間外に接続する。吸込側にはダクトを

接続せず自由に吸い込める状態とする。ダクトから試験空間への透過音を最小にするために,透過損

失が大きなダクト仕様が望ましい(図E.8,図E.9及び図E.10参照)。 

b) 室内機を試験空間内に配置し,吸込側にダクトを接続し試験空間外に接続する。吹出側にはダクトを

接続せず自由に吹き出せる状態とする。ダクトから試験空間への透過音を最小にするために,透過損

失が大きなダクトの仕様が望ましい。 

 

 

 

図E.8−残響室でのケーシング放射に組み 

図E.9−音響インテンシティでのケーシング放射に 

 

 

合わせた自由吸込の試験配置 

 

組み合わせた自由吸込の試験配置 

 


106 

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図E.10−無響室内でのケーシング放射に組み合わせた自由吸込の試験配置 

 

E.5.3.4 ケーシング放射試験 

室内機の吹出口及び吸込口にダクトをそれぞれ接続し,いずれも試験空間外に接続する。室内機のケー

シングを試験空間内に配置する(図E.11,図E.12及び図E.13参照)。 

吹出側及び吸込側のダクトにおいて,それぞれ試験空間への透過音を最小にするために,透過損失が大

きなダクト仕様が望ましい。 

 

 

 

図E.11−残響室でのケーシング放射の 

図E.12−音響インテンシティでのケーシング 

 

 

試験配置 

 

放射の試験配置 

 


107 

B 8627:2015  

 

 

図E.13−無響室内でのケーシング放射の試験配置 

 

E.5.3.5 自由吹出試験又は自由吸込試験 

試験におけるダクトは,次による。 

a) 室内機を試験空間外に配置し,吹出側に最小長さとなるダクトを接続し試験空間内に接続する。 

b) 室内機を試験空間外に配置し,吸込側に最小長さとなるダクトを接続し試験空間内に接続する(図

E.14,図E.15及び図E.16参照)。 

 

 

 

図E.14−残響室での自由吸込の試験配置 

図E.15−音響インテンシティでの自由吸込の 

 

 

 

試験配置 

 


108 

B 8627:2015  

  

 

図E.16−無響音室での自由吸込の試験配置 

 

E.5.4 騒音レベルの算出 

E.5.4.1 一般的事項 

ダクトあり騒音要素(ダクト吹出又はダクト吸込)は,いずれの試験方法でも,ダクト終端補正及び騒

音試験エルボの影響を含んでいなければならない。ダクトなし騒音要素(ケーシング放射,ケーシング放

射に組み合わせた自由吹出及び自由吸込)は,ダクト騒音要素の場合に必要なダクト終端補正を行わない。 

E.5.4.2 ダクト騒音要素の音響パワーの処理 

E.5.4.2.1 一般 

ダクトあり騒音要素試験の場合,式(E.1)を用いて,E.5.4.2.2及びE.5.4.2.3で示すダクト終端補正値(E1)

及び/又はE.5.4.2.4で示すエルボ補正値(E2)を計算した1/3オクターブバンド音響パワーレベルに加え

なければならない。 

)

(

)

(

)

(

)

('

2

1

W

W

n

E

n

E

n

L

n

L

 (E.1) 

ここに, 

LW'(n): n番目の1/3オクターブバンドの補正後の音響パワーレ

ベル(dB) 

 

LW(n): n番目の1/3オクターブバンドの音響パワーレベル(dB) 

 

E1(n): 壁面開口部又は自由空間中に開口しているダクトのn番

目の1/3オクターブバンドのダクト終端補正値(E.5.4.2.2
及びE.5.4.2.3参照) 

 

E2(n): n番目の1/3オクターブバンドのエルボ補正値(E.5.4.2.4

参照) 

E.5.4.2.2 ダクト終端補正値(E1)の計算 

ダクトあり騒音要素の場合,1/3オクターブバンドごとの音響パワーレベルに,ダクト終端補正値(E1) 

を加えなければならない。ダクト終端補正値(E1)は,次のいずれかを用いなければならない。 

a) 自由空間中に開口している騒音試験ダクト 壁面又は終端の面からD以上離れて開口しているダクト

の場合は,式(E.2)による。 


109 

B 8627:2015  

 

88

.1

0

10

1

π

1

log

10

fD

C

E

  (E.2) 

ここに, 

E1: ダクト終端補正値(dB) 

 

f: 1/3オクターブバンド中心周波数(Hz) 

 

C0: 空気中の音速(m/s) 

 

D: 円形ダクトの直径又は長方形ダクトの有効直径[式(E.4)

参照](m) 

 

π: 円周率 

b) 壁面又は壁表面で開口する騒音試験ダクト 壁面で開口,又は壁面若しくは終端の面からD未満の距

離で開口しているダクトの場合,式(E.3)を用いる。 

88

.1

0

10

1

π

8.0

1

log

10

fD

C

E

  (E.3) 

ここに, 

E1: ダクト終端補正値(dB) 

 

f: 1/3オクターブバンド中心周波数(Hz) 

 

C0: 空気中の音速(m/s) 

 

D: 円形ダクトの直径又は長方形ダクトの有効直径[(式

(E.4)参照](m) 

 

π: 円周率 

有効直径Dは,長方形ダクト又はその他の全ての形状の断面積Aに対応する直径であり,式(E.4)

で表す。 

π

4A

D

  (E.4) 

ここに, 

D: 有効直径(m) 

 

A: 長方形ダクト又はその他の全ての形状の断面積(m2) 

 

π: 円周率 

空気中の音響の速度C0は,式(E.5)で表す。 

15

.

273

055

.

20

0

T

C

  (E.5) 

ここに, 

C0: 空気中の音響の速度(m/s) 

 

T: ダクト開口部での乾球温度(℃) 

E.5.4.2.3 ダクト終端補正の制限 

E.5.4.2.2のダクト終端補正に対する自由空間又は壁面のいずれかの式を用いる場合でも,ダクト終端補

正値(E1)の最大値は14 dBを超えてはならない。 

E.5.4.2.4 エルボ補正値(E2) 

エルボ補正値(E2)は,表E.1による。 


110 

B 8627:2015  

  

表E.1−エルボ補正値 

単位 dB 

fw(kHz×mm) 

長方形エルボのエルボ補正値 

丸形エルボのエルボ補正値 

fw<48 

48≦fw<96 

96≦fw<190 

190≦fw<380 

380≦fw<760 

760≦fw 

注記 fw=f×w f=中心周波数(kHz),w=長方形エルボの長辺の長さ又は丸形エルボの直径

(mm) 


111 

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附属書F 

(規定) 

エンジン始動試験方法 

 

F.1 

一般 

この附属書は,ガスヒートポンプの室外機のエンジン始動時の性能試験方法について規定する。 

 

F.2 

試験条件 

F.2.1 

電源 

電源電圧は,試験する供試機の定格電圧の90 %及び110 %とする。周波数は,供試機の定格周波数とし,

二重定格周波数の場合は,50 Hzとする。 

F.2.2 

試験ガス 

試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したものとし,試験ガスの圧力は最高圧力

及び最低圧力とする。 

 

F.3 

試験方法 

F.3.1 

始動試験 

供試機を始動し通常の使用状態で1分間以上運転した後停止し,常温まで冷却した後,再び始動する運

転操作を3回続けて行う。 

F.3.2 

バックファイヤなど確認試験 

F.3.1の試験を通してバックファイヤなどの異常発生の有無を確認する。 


112 

B 8627:2015  

  

附属書G 
(規定) 

CO濃度試験方法 

 

G.1 

一般 

この附属書は,ガスヒートポンプの室外機の燃焼ガス中の一酸化炭素(CO)の濃度を求めるための試験

方法について規定する。 

 

G.2 

試験条件 

試験条件は,次による。 

a) CO濃度測定点は,H.3及びH.4で決定する冷房運転6点(表H.3参照)及び暖房運転6点(表H.4

参照)のNOx濃度測定点と同一条件の合計12点とする。 

b) 測定装置は,図G.1による。 

c) 燃焼ガス採取管は,SUS304製のものを使用し,燃焼ガス排気管の中に600 mm以上挿入する。ただし,

600 mm以上挿入できない場合には,排気管の延長管を用いてもよいが,その際には空気の漏入が生

じないようにする。 

なお,燃焼ガス採取管の挿入が燃焼ガスの円滑な排出に影響を及ぼさないようにする。 

d) 燃焼ガス採取管から計測器までの経路は,ふっ素樹脂チューブを使用する。ただし,燃焼ガス採取管

などとの接続部にはシリコンチューブを用いてもよい。 

e) 燃焼ガス採取管から計測器までの距離は,5 m以内とする。ただし,試験室の状況によって5 mを超

える場合は,できる限り短くする。 

f) 

計測器は,JIS B 7951又はJIS K 0151に規定する計器を使用する。 

g) 計測器の使用レンジは,測定値がほぼ中間になるレンジを使用する。 

h) 計測器の調整は,測定値に近い濃度のスパンガスを用いて行う。 

なお,スパンガスの等級は,通常等級のものでよい。 

i) 

ガスヒートポンプの運転に供する試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち製造業者が指定したも

のとし,試験ガスの圧力は標準圧力として,定格電圧及び定格周波数のもとで運転する。 

 

 

図G.1−測定装置 


113 

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G.3 

試験方法 

試験方法は,次による。 

a) 各CO濃度測定点において,供試機の運転状態が定常状態に達してから15分後に測定を開始し,5分

間継続してCO濃度及びO2濃度の測定を行い,その間の測定値の平均を各CO濃度及びO2濃度の測

定点における測定値とする。 

b) 除霜運転に入った場合,除霜運転が終了してから15分後に測定を開始し,5分間継続してCO濃度及

びO2濃度の測定を行い,その間の測定値の平均を各CO濃度及びO2濃度の測定点における測定値と

する。 

c) CO濃度は,a) 又はb) によって得た冷房運転6点の各測定値及び暖房運転6点の各測定値から各々

理論乾燥燃焼ガス中の濃度(O2=0 %換算値)を算出し,その中の最大値とする。 


114 

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附属書H 
(規定) 

NOx濃度試験方法 

 

H.1 一般 

この附属書は,ガスヒートポンプの室外機の燃焼ガス中の窒素酸化物(NOx)の濃度を求めるための試

験方法について規定する。 

 

H.2 試験方法の手順 

試験方法の手順は,次による。 

a) 能力試験 

b) NOx濃度測定点の決定 

c) NOx濃度測定試験 

d) NOx12モード値の算出 

 

H.3 能力試験 

H.3.1 試験の種類 

試験の種類は,表H.1に示す8種類とする。このうち,冷房低湿試験,冷房断続試験及び暖房断続試験

は,省略することができる。 

H.3.2 試験条件 

試験条件は,次による。 

a) 各試験の温度条件は,表H.1による。 

b) 供試機の据付けは,JIS B 8615-1:2013のA.2,JIS B 8615-2:2015のB.2又はJIS B 8615-3:2015のB.2

による。 

c) 供試機は,定格周波数・定格電圧(許容変動幅は,それぞれ±2 %とする。)で運転する。 

d) ガスヒートポンプの運転に供する試験ガスは,L.2に規定する試験ガスのうち13A又はプロパンとし,

試験ガスの圧力は標準圧力とする。 

H.3.3 試験方法 

試験は,表H.1の各温度条件において,表H.2に示す各項目の測定を行う。 

a) 冷房標準試験 表H.1の冷房標準試験条件において,エンジンを最高回転数及び最低回転数で運転し,

平衡に達してから1時間以上運転した後5分間ごとに30分間,冷房能力及びガス消費量を測定し,7

回の測定の平均値を求める。 

b) 冷房低外気温試験 表H.1の冷房低外気温試験条件において,エンジンを最高回転数及び最低回転数

で運転し,平衡に達してから1時間以上運転した後5分間ごとに30分間,冷房能力及びガス消費量を

測定し,7回の測定の平均値を求める。 

c) 冷房低湿試験 表H.1の冷房低湿試験条件において,エンジンを最低回転数で運転し,平衡に達して

から1時間以上運転した後5分間ごとに30分間,冷房能力及びガス消費量を測定し,7回の測定の平

均値を求める。 

d) 冷房断続試験 表H.1の冷房断続試験条件において,エンジン最低回転数断続運転時の冷房能力及び


115 

B 8627:2015  

 

ガス消費量を,次の条件に基づいて求める。 

1) 室内側の吸込検知部のサーミスタの抵抗値を切り換えるなどの方法によって,断続運転を1時間以

上繰り返し,平衡に達した後,断続運転3サイクルの冷房能力及びガス消費量を連続して測定し,

その測定値を1時間当たりに換算する。 

2) 断続運転の時間は,運転7分・停止5分とし,断続運転1サイクルは,運転開始から次の運転を開

始するまでとする。 

3) 冷房能力の測定間隔は10秒以内,ガス消費量の測定は運転中の積算値とする。 

e) 暖房標準試験 表H.1の暖房標準試験条件において,エンジンを最高回転数及び最低回転数で運転し,

平衡に達してから1時間以上運転した後,5分間ごとに30分間,暖房能力及びガス消費量を測定し,

7回の測定の平均値を求める。 

f) 

暖房断続試験 表H.1の暖房断続試験条件において,エンジン最低回転数断続運転時の暖房能力及び

ガス消費量を,次の条件に基づいて求める。 

1) 室内側の吸込検知部のサーミスタの抵抗値を切り換えるなどの方法によって,断続運転を1時間以

上繰り返し,平衡に達した後,断続運転3サイクルの暖房能力及びガス消費量を連続して測定し,

その測定値を1時間当たりに換算する。 

2) 断続運転の時間は,運転5分・停止3分とし,断続運転1サイクルは,運転開始から次の運転を開

始するまでとする。 

3) 暖房能力の測定間隔は10秒以内,ガス消費量の測定は運転中の積算値とする。 

g) 暖房低温試験 表H.1の暖房低温試験条件において,エンジン最高回転数運転時の暖房能力及びガス

消費量を,次の条件に基づいて求める。 

1) 3時間運転し,室内側及び室外側の吹出し空気乾球温度の最大変動幅が±1.0 ℃以内であれば,室外

側の熱交換器に霜なしとする。この場合,暖房低温試験は省略してもよい。 

2) 試験中,3時間以内に除霜に入った場合,又は室内側及び室外側の吹出し空気乾球温度の最大変動

幅が±1.0 ℃を超えた場合の除霜を伴う暖房低温試験は,JIS B 8615-1:2013の6.1,JIS B 8615-2:2015

の7.1又はJIS B 8615-3:2015の7.1による。 

3) 除霜を伴う場合の測定時間は,連続3除霜サイクル(1除霜サイクルとは,暖房運転に入ったとき

から除霜運転が停止し,次の暖房に入るまでをいう。)とする。ただし,1除霜サイクルが3時間を

超える場合は,1除霜サイクルとする。暖房能力の測定間隔は10秒以内,ガス消費量の測定は運転

中の積算値とし,それぞれ測定値を1時間当たりに換算する。 

4) 除霜機能がない場合の測定時間は,6時間とする。測定間隔は10分以内とし,暖房能力及びガス消

費量の値を1時間当たりに換算する。 

h) 暖房極低外気温試験 表H.1の暖房極低外気温試験条件において,エンジンを最高回転数及び最低回

転数で運転し,平衡に達してから30分以上運転した後,20分間暖房能力及びガス消費量を測定する。

暖房能力の測定間隔は10秒以内,ガス消費量の測定は運転中の積算値とし,それぞれ測定値を1時間

当たりに換算する。 


116 

B 8627:2015  

  

表H.1−能力試験の種類及び温度条件 

単位 ℃ 

試験の種類 

室内側吸込空気温度 

室外側吸込空気温度 

乾球温度 

湿球温度 

乾球温度 

湿球温度 

冷房標準試験 

27 a) 

19 a) 

35 a) 

− 

冷房低外気温試験 

27±1.0 

19±0.5 

29±1.0 

− 

冷房低湿試験 

27±1.0 

16以下b) 

29±1.0 

− 

冷房断続試験 

27±1.5 

16以下b) 

29±1.5 

− 

暖房標準試験 

20 a) 

− 

7 a) 

6 a) 

暖房断続試験 

20±1.5 

− 

7±1.5 

6±1.0 

暖房低温試験 

20 a) 

15以下c) 

2 a) 

1 a) 

暖房極低外気温試験 

20±2.0 

15以下c) 

−8.5±2.0 

−9.5±1.0 d) 

注a) 許容偏差は,JIS B 8615-1:2013の表11,JIS B 8615-2:2015の表12又はJIS B 8615-3:2015

の表13による。 

b) 16 ℃以下とは,室内側熱交換器に結露しない温度を指す。 

c) 湿球温度が室内側熱交換器に影響を与えるものに適用する。 

d) 湿球温度は,同等の相対湿度又は露点温度としてもよい。 

 

表H.2−能力試験の測定項目 

試験の種類 

測定項目 

測定値 

冷房標準試験 

エンジン最高回転数で運転したときの冷房能力(kW)a) 

Φc1 

上記運転におけるガス消費量(kW)a) 

Gc1 

エンジン最低回転数で運転したときの冷房能力(kW) 

Φc2 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gc2 

冷房低外気温試験 

エンジン最高回転数で運転したときの冷房能力(kW) 

Φc3 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gc3 

エンジン最低回転数で運転したときの冷房能力(kW) 

Φc4 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gc4 

冷房低湿試験 

エンジン最低回転数で運転したときの冷房能力(kW) 

Φc5 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gc5 

冷房断続試験 

エンジン最低回転数で断続運転したときの冷房能力(kW) 

Φc6 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gc6 

暖房標準試験 

エンジン最高回転数で運転したときの暖房能力(kW)a) 

Φh1 

上記運転におけるガス消費量(kW)a) 

Gh1 

エンジン最低回転数で運転したときの暖房能力(kW) 

Φh2 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gh2 

暖房断続試験 

エンジン最低回転数で断続運転したときの暖房能力(kW) 

Φh3 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gh3 

暖房低温試験 

エンジン最高回転数で運転したときの暖房能力(kW)a) 

Φh4 

上記運転におけるガス消費量(kW)a) 

Gh4 

室外側熱交換器への着霜の有無判定 

 

暖房極低外気温試験 

エンジン最高回転数で運転したときの暖房能力(kW) 

Φh5 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gh5 

エンジン最低回転数で運転したときの暖房能力(kW) 

Φh6 

上記運転におけるガス消費量(kW) 

Gh6 

注a) 10.1の形式検査の結果を用いてもよい。 


117 

B 8627:2015  

 

H.4 NOx濃度測定点の決定 

NOx濃度測定点の決定は,次による。 

a) NOx濃度測定点は,表H.3に示す冷房運転6点及び表H.4に示す暖房運転6点の合計12点とする。 

 

表H.3−冷房運転でのNOx濃度測定点 

測定点 

室内側吸込空気温度 

室外側吸込空気温度 

エンジン回転数 

(min−1) 

測定値 

(ppm) 

乾球温度 

湿球温度 

乾球温度 

湿球温度 

① 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ 35±1.0 ℃ 24±0.5 ℃ 最高回転数 Rcmax 

NOxc1 

② 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ 33±1.0 ℃ 

a) 

最高回転数 Rcmax 

NOxc2 

③ 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ tc3±1.0 ℃ 

a) 

中間回転数 Rc3 

NOxc3 

④ 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ tc4±1.0 ℃ 

a) 

中間回転数 Rc4 

NOxc4 

⑤ 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ tc5±1.0 ℃ 

a) 

最低回転数 Rcmin 

NOxc5 

⑥ 

27±1.0 ℃ 19±0.5 ℃ 23±1.0 ℃ 

a) 

最低回転数 Rcmin 

NOxc6 

注a) 相対湿度が40±5 %となる湿球温度とする。 

 

表H.4−暖房運転でのNOx濃度測定点 

測定点 

室内側吸込空気温度 

室外側吸込空気温度 

エンジン回転数 

(min−1) 

測定値 

(ppm) 

乾球温度 

湿球温度 

乾球温度 

湿球温度 

① 

20±1.0 ℃ 

− 

−5±1.0 ℃ 

a) 

最高回転数 Rhmax 

NOxh1 

② 

20±1.0 ℃ 

− 

th2±1.0 ℃ 

a) 

最高回転数 Rhmax 

NOxh2 

③ 

20±1.0 ℃ 

− 

th3±1.0 ℃ 

a) 

中間回転数 Rh3 

NOxh3 

④ 

20±1.0 ℃ 

− 

th4±1.0 ℃ 

a) 

中間回転数 Rh4 

NOxh4 

⑤ 

20±1.0 ℃ 

− 

th5±1.0 ℃ 

a) 

最低回転数 Rhmin 

NOxh5 

⑥ 

20±1.0 ℃ 

− 

14±1.0 ℃ 

a) 

最低回転数 Rhmin 

NOxh6 

注a) 相対湿度が85 %となる湿球温度が望ましい。 

 

b) 表H.3中のtc3,tc4,tc5,Rc3,及びRc4の値は,次の計算式によって求める。その場合,tcmax=33 ℃と

し,tcminの値は,冷房標準試験及び冷房低外気温試験の測定値(表H.2)を用いて,表H.5中の計算

式によって求める。 

tc3=(2tcmax+tcmin) /3 に最も近い整数の温度 

tc4=(tcmax+2tcmin) /3 に最も近い整数の温度 

tc5=tcmin以下でtcmin に最も近い整数の温度 

Rc3=Rcmin+(Rcmax−Rcmin) 

cmin

cmax

cmin

c3

t

t

t

t

 

Rc4=Rcmin+(Rcmax−Rcmin) 

cmin

cmax

cmin

c4

t

t

t

t

 


118 

B 8627:2015  

  

表H.5−冷房能力及びガス消費量の計算式 

運転条件 

計算式 

冷房 

洀愀

t)=

ㇿ (

35−t) /6 

洀椀渀 t)=

(

35−t) /6 

洀椀

t)=Lc(t) 

gcmax(t)=Gc1+(Gc3−Gc1) (35−t) /6 
gcmin(t)=Gc2+(Gc4−Gc2) (35−t) /6 

gcmid(t)=gcmin(tcmin)+{gcmax(33)−gcmin(tcmin)}

cmin

cmin

33t

t

t

 

Lc(t)=

洀愀

33)・(t−22) /11=(2

t−22) /33