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B 8355:2009   

(1) 

 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲  1 

2 引用規格  1 

3 用語及び定義  2 

4 種類 2 

4.1 取付面の種類  2 

4.2 取付面の形状・寸法  3 

4.3 記号  3 

4.4 流れの形の種類  13 

4.5 スプール作動方式  13 

4.6 圧力区分  15 

4.7 定格流量  15 

4.8 定格電圧及び周波数  16 

5 主要部分の名称  16 

6 ソレノイド  16 

7 材料 16 

7.1 一般  16 

7.2 金属材料  16 

7.3 非金属材料  16 

8 構造及び形状  18 

8.1 バルブ本体及びスプール  18 

8.2 シール  18 

8.3 電気部分  18 

8.4 手動操作  18 

9 取付面の平面度公差,穴の位置の許容差及び表面粗さ  18 

10 外観  19 

11 使用方法  19 

11.1 使用状態  19 

11.2 使用油の汚染度  19 

11.3 取付方法  19 

12 性能  19 

12.1 作動  19 

12.2 圧力降下  20 

12.3 内部漏れ  20 

12.4 耐圧力  20 


 

B 8355:2009  目次 

(2) 

 

ページ 

12.5 絶縁抵抗  20 

12.6 耐電圧  20 

12.7 耐久性  20 

13 試験方法  21 

13.1 試験条件  21 

13.2 作動  21 

13.3 圧力降下  21 

13.4 内部漏れ  21 

13.5 耐圧力  21 

13.6 絶縁抵抗  22 

13.7 耐電圧  22 

13.8 耐久性  22 

14 検査  22 

14.1 検査の種類及び方法  22 

14.2 形式検査  22 

14.3 受渡検査  22 

15 表示  22 

15.1 銘板  22 

15.2 ポート名称  23 

15.3 電気部分の表示  23 

16 規格準拠表示(この規格に関する)  23 

附属書JA(規定)ソレノイド  24 

附属書JB(参考)JISと対応する国際規格との対比表  28 

 

 

 


 

B 8355:2009   

(3) 

 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル

ードパワー工業会(JFPA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 8355:1997は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

 


 

B 8355:2009  目次 

(4) 

 

 

白   紙 

 


 

 

 

日本工業規格          JIS 

 

B 8355:2009 

 

油圧−サブプレート取付形4ポート電磁切換弁 

Hydraulic fluid power- 

Sub-plate type solenoid operated four-port directional control valves 

 

序文 

この規格は,2005年に第3版として発行されたISO 4401を基に,対応する部分[4.1(取付面の種類)

〜4.3(記号),箇条9(取付面の平面度公差,穴の位置の許容差及び表面粗さ)及び箇条16(規格準拠表

示)]については技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格に規定され

ていない規定項目[4.4(流れの形の種類)〜箇条8(構造及び形状)及び箇条10(外観)〜箇条15(表示)]

を日本工業規格として追加している。 

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,ソレノイドで作動するスプール形4ポート電磁切換弁のうち,サブプレート又は直接機械

にガスケットを介して取り付け,諸機械の油圧系統に用いるバルブ(以下,バルブという。)について規定

する。ただし,この規格は,航空機用など特殊な用途のものには適用しない。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 4401:2005,Hydraulic fluid power−Four-port directional control valves−Mounting surfaces  

(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示

す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0142 油圧及び空気圧用語 

注記 対応国際規格:ISO 5598,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ) 

JIS B 1176 六角穴付きボルト 

JIS B 2401 Oリング 

JIS B 8361 油圧システム通則 

JIS B 8665 油圧−バルブ取付面及びカートリッジ形弁取付穴形状の識別コード 

注記 対応国際規格:ISO 5783,Hydraulic fluid power−Code for identification of valve mounting 

surfaces and cartridge valve cavities (IDT) 

JIS C 0704 制御機器の絶縁距離・絶縁抵抗及び耐電圧 


B 8355:2009   

 

 

JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード) 

JIS C 1302 絶縁抵抗計 

JIS C 4034-1 回転電気機械−第1部:定格及び特性 

JIS C 4552 ソレノイド通則 

JIS K 2213 タービン油 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142によるほか,次による。 

3.1 

流れの形 

バルブの任意の位置で,各ポートを接続する流体の流れの経路の形。 

3.2 

最大流量 

バルブが安定して流すことができる限界流量。 

3.3 

内部漏れ 

装置の内こう(腔)すき(隙)間流れ。 

注記 正常状態では,流れを閉止しなければならない場所,例えば,機器の内部の合わせ面などにお

いて,高圧部から低圧部に流出する比較的少量の流れ。 

3.4 

許容背圧 

機器の戻り側及び圧力作動面の背後に,連続又は繰り返し作用しても破壊しない最高圧力。 

3.5 

絶縁抵抗 

絶縁物に1組の電極を取り付け,この間に直流電圧を加えると,試料の表面と内部との両方に電流が流

れるときの電圧と電流との比をいう。 

3.6 

耐電圧 

絶縁材料が破壊しないで,一定時間耐え得る電圧。 

3.7 

漏れ電流 

目的とする箇所以外に流出する電流で,機器の外被及び人の触れ得る部分から大地に流出する電流。 

 

種類 

4.1 

取付面の種類 

取付面の種類は,主ポートの大きさ及び配置形状によって区分し,表1による。 

この規格で用いるコードシステムの定義は,JIS B 8665による。 

 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表1−取付面の種類 

取付面の種類 

呼び ポート最大径 

(mm) 

備考 

対応するISO規格の

識別コード(参考) 

表 

番号 

D-02-01-0-05 

02 

4.5 

パイロットポート,ドレンポートなし 

4401-02-01-0-05 

表2 

D-03-02-0-05 

03 

7.5 

パイロットポート,ドレンポートなし 

4401-03-02-0-05 

表3 

D-03-03-0-05 

03 

7.5 

パイロットポート付き,ドレンポートなし 

4401-03-03-0-05 

表4 

D-05-04-0-05 

05 

11.2 

パイロットポート,ドレンポートなし 

4401-05-04-0-05 

表5 

D-05-05-0-05 

05 

11.2 

パイロットポート付き,ドレンポートなし 

4401-05-05-0-05 

表6 

D-05-06-0-05 

05 

11.2 

パイロットポートなし,ドレンポート付き 

4401-05-06-0-05 

表7 

D-07-07-0-05 

07 

17.5 

パイロットポート付き,及びドレンポート付き
又はなし 

4401-07-07-0-05 

表8 

D-08-08-0-05 

08 

25 

パイロットポート付き,及びドレンポート付き
又はなし 

4401-08-08-0-05 

表9 

D-10-09-0-05 

10 

32 

パイロットポート付き,及びドレンポート付き
又はなし 

4401-10-09-0-05 

表10 

注記 一般的に,呼び02,03及び05のバルブは直動形で,呼び07,08及び10のバルブは電磁パイロット形である。 

 

4.2 

取付面の形状・寸法 

4.2.1 

4ポート形油圧切換弁の取付面の寸法は,4.2.2〜4.2.7に規定する表2〜表10から選定する。 

4.2.2 

主ポートの最大径が4.5 mmの4ポート電磁切換弁(コード:ISO 4401-02-01-0-05)の取付面の寸

法を,表2に示す。 

4.2.3 

主ポートの最大径が7.5 mmの4ポート電磁切換弁の取付面の寸法は,次による。 

a) パイロットポートなし(コード:ISO 4401-03-02-0-05)を,表3に示す。 

b) パイロットポート付き(コード:ISO 4401-03-03-0-05)を,表4に示す。 

4.2.4 

主ポートの最大径が11.2 mmの4ポート電磁切換弁の取付面の寸法は,次による。 

a) パイロットポートなし(コード:ISO 4401-05-04-0-05)を,表5に示す。 

b) パイロットポート付き(コード:ISO 4401-05-05-0-05)を,表6に示す。 

c) ドレンポート付き,パイロットポートなし(コード:ISO 4401-05-06-0-05)を,表7に示す。 

4.2.5 

主ポートの最大径が17.5 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付き4ポート電磁切

換弁(コード:ISO 4401-07-07-0-05)の取付面の寸法を,表8に示す。 

4.2.6 

主ポートの最大径が25 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付き4ポート電磁切

換弁(コード:ISO 4401-08-08-0-05)の取付面の寸法を,表9に示す。 

4.2.7 

主ポートの最大径が32 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付き4ポート電磁切

換弁(コード:ISO 4401-10-09-0-05)の取付面の寸法を,表10に示す。 

4.3 

記号 

表2〜表10で用いる記号の意味は,次による。 

a) A,B,L,P,T,T1,X及びYは,ポートを示す。 

b) F1,F2,F3,F4,F5及びF6は,取付ボルトのねじ穴を示す(表中の注参照)。 

c) G,G1及びG2は,位置決めピンを示す。 

 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表2−ポート径が最大4.5 mmの4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-02-01-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

F1 

F2 

F3 

F4 

φ4.5 

(最大) 

φ4.5 

(最大) 

φ4.5 

(最大) 

φ4.5 

(最大) 

M5 

M5 

M5 

M5 

φ3.4 

12 

4.3 

12 

19.7 

24 

24 

26.5 

20.25 

11.25 

2.25 

11.25 

−0.75 

23.25 

22.5 

17.75 

注記 バルブに設ける位置決めピンに相当するピン穴を設け,その穴(G)の深さは,4 mm以

上とする。 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表3−ポート径が最大7.5 mmのパイロットポートなしの4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-03-02-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

F1 

F2 

F3 

F4 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

M5 

M5 

M5 

M5 

φ4 

21.5 

12.7 

21.5 

30.2 

40.5 

40.5 

33 

25.9 

15.5 

5.1 

15.5 

−0.75 

31.75 

31 

31.75 

注記1 この取付面は,ポート位置とシール位置との相対寸法に注意が必要である。 
注記2 バルブに設ける位置決めピンに相当するピン穴を設け,その穴(G)の深さは,4 mm

以上とする。 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表4−ポート径が最大7.5 mmのパイロットポート付きの4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-03-03-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

F1 

F2 

F3 

F4 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

φ7.5 

(最大) 

M5 

M5 

M5 

M5 

φ3.3 

(最大) 

φ3.3 

(最大) 

φ4 

21.5 

12.7 

21.5 

30.2 

40.5 

40.5 

40.5 

33 

25.9 

15.5 

5.1 

15.5 

−0.75 

31.75 

31 

22 

31.75 

注記1 この取付面は,ポート位置とシール位置との相対寸法に注意が必要である。 
注記2 バルブに設ける位置決めピンに相当するピン穴を設け,その穴(G)の深さは,4 mm以上とする。 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表5−ポート径が最大11.2 mmのパイロットポートなしの4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-05-04-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

d) T1は,オプションポートを表す。 

 

 

 

T1 

(オプション)

F1 

F2 

F3 

F4 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

M6 

M6 

M6 

M6 

27 

16.7 

3.2 

50.8 

37.3 

54 

54 

6.3 

21.4 

32.5 

32.5 

21.4 

46 

46 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表6−ポート径が最大11.2 mmのパイロットポート付きの4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-05-05-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

d) T1は,オプションポートを表す。 

 

 

 

T1 

(オプション)

F1 

F2 

F3 

F4 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

M6 

M6 

M6 

M6 

φ6.3 

(最大) 

φ6.3 

(最大) 

27 

16.7 

3.2 

50.6 

37.3 

54 

54 

−8 

62 

6.3 

21.4 

32.5 

32.5 

21.4 

46 

46 

11 

11 

 

 


B 8355:2009   

 

 

表7−ポート径が最大11.2 mmのドレンポート付き及びパイロットポートなしの 

4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-05-06-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

d) T1は,オプションポートを表す。 

 

 

 

T1 

(オプション)

F1 

F2 

F3 

F4 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

φ11.2 

(最大) 

M6 

M6 

M6 

M6 

φ4.5 

(最大) 

27 

16.7 

3.2 

50.8 

37.3 

54 

54 

−11 

6.3 

21.4 

32.5 

32.5 

21.4 

46 

46 

0.5 

 

 


10 

B 8355:2009   

 

 

表8−ポート径が最大17.5 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付きの 

4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-07-07-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

G1 

G2 

F1 

F2 

F3 

F4 

F5 

F6 

φ17.5 

(最大)

φ17.5 

(最大)

φ17.5 

(最大)

φ17.5 

(最大)

φ6.3 

(最大)

φ6.3 

(最大)

φ6.3 

(最大)

φ4 

φ4 

M10 

M10 

M10 

M10 

M6 

M6 

50 

34.1 

18.3 

65.9 

76.6 

88.1 

76.6 

18.3 

101.6 

101.6 

34.1 

50 

14.3 

55.6 

14.3 

55.6 

34.9 

15.9 

57.2 

69.9 

69.9 

69.9 

−1.6 

71.5 

注記1 ドレンポート(L)は,オプションである。 
注記2 バルブに設ける位置決めピンに相当するピン穴を設け,その穴(G)の深さは,4 mm以上とする。 

 

 


11 

B 8355:2009   

 

 

表9−ポート径が最大25 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付きの 

4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-08-08-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

G1 

G2 

F1 

F2 

F3 

F4 

F5 

F6 

φ25 

(最大)

φ25 

(最大)

φ25 

(最大)

φ25 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ7.5 

φ7.5 

M12 

M12 

M12 

M12 

M12 

M12 

77 

53.2 

29.4 

100.8 

5.6 

17.5 

112.7 

94.5 

29.4 

130.2 

130.2 

53.2 

77 

17.5 

74.6 

17.5 

74.6 

46 

73 

19 

−4.8 

92.1 

92.1 

92.1 

92.1 

注記1 この取付面は,ポート位置とシール位置との相対寸法に注意が必要である。 
注記2 ドレンポート(L)は,オプションである。 
注記3 バルブに設ける位置決めピンに相当するピン穴を設け,その穴(G)の深さは,4 mm以上とする。 

 

 


12 

B 8355:2009   

 

 

表10−ポート径が最大32 mmのドレンポート付き又はなしのパイロットポート付きの 

4ポート電磁切換弁の取付面の形状・寸法 

 

コード:ISO 4401-10-09-0-05 

単位 mm 

 

 

注a) 取付ボルトねじ穴の深さは,ボルト径(D)の1.5倍以上とする。バルブの互換性及び取付ボルト長さの種類を減

らすために,最大ねじ深さは,2D+6 (mm)を推奨する。鉄系のサブプレート及びマニホールドブロックに対す
る推奨締結長さは,1.25Dとするのがよい。 

b) 実線で囲まれた長方形の部分は,取付面の最小寸法を示す。長方形の角は,取付ボルトのねじサイズと同じ半

径r以下で加工してもよい。 

c) この寸法は,この取付面をもつバルブに対して必要な最小スペースを示す。また,この寸法は,マニホールド

ブロック上に複数の同一バルブを並列に配置する場合の最小取付ピッチでもある。 

 

 

 

G1 

G2 

F1 

F2 

F3 

F4 

F5 

F6 

φ32 

(最大)

φ32 

(最大)

φ32 

(最大)

φ32 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ11.2 

(最大)

φ7.5 

φ7.5 

M20 

M20 

M20 

M20 

M20 

M20 

114.3 

82.5 

41.3 

147.6 

41.3 

168.3 

138.6 

41.3 

190.5 

190.5 

76.2 

114.3 

35 

123.8 

35 

123.8 

79.4 

130.2 

44.5 

158.8 

158.8 

158.8 

158.8 

注記1 ドレンポート(L)は,オプションである。 
注記2 位置決めピン穴(G1,G2)の深さは,8 mm以上とする。 

 


13 

B 8355:2009   

 

 

4.4 

流れの形の種類 

流れの形は,バルブ内のポートの接続状態を表11に示す記号によって表し,バルブは各位置におけるこ

れらの組合せによって構成する。 

 

表11−流れの形 

 

 

4.5 

スプール作動方式 

基本的なスプール作動方式は4種類で,その図記号を表12に示す。 

なお,パイロット及びドレンの方式を表13に規定する。 

 

 


14 

B 8355:2009   

 

 

表12−スプール作動方式 

スプール作動方式 

図記号 

直動形 

電磁パイロット形(外部パイロット及び外部ドレンのとき) 

詳細記号      簡略記号 

スプリングセンタ形 

 

 

プレッシャセンタ形 

− 

 

スプリングリターン形 
(スプリングオフセット
形) 

 

主弁にスプリングがないとき 

 

 
主弁にスプリングがあるとき 

 

ノースプリングデテント形 

 

 

注記 表12の電磁パイロット形の図記号は,外部パイロット及び外部ドレンだけを示している。 

 

 


15 

B 8355:2009   

 

 

表13−パイロット及びドレンの方式 

パイロット及び

ドレンの方式 

図記号 

詳細記号         簡略記号 

内部パイロット 
外部ドレン 

 

内部パイロット 
内部ドレン 

 

外部パイロット 
内部ドレン 

 

 

4.6 

圧力区分 

バルブの圧力区分は,表14に示す最高使用圧力による。ただし,これらの取付面に対するサブプレート

及びマニホールドブロックに対する最高使用圧力は,製造業者が規定する。 

 

表14−圧力区分 

最高使用圧力 MPa(ゲージ圧) 

14 
21 
25 
28 
31.5 
35 
40 

 

4.7 

定格流量 

最大流量は流れの形によって異なるので,作動油の動粘度32 mm2/sにおいて圧力降下1 MPaのときの流

量を,定格流量として表す。参考数値を表15に示す。 

 

 

 


16 

B 8355:2009   

 

 

表15−定格流量 

主ポートの大きさの呼び 

定格流量 L/min 

02 

10 

03 

31.5 

05 

56 

07 

132 

08 

224 

10 

450 

 

4.8 

定格電圧及び周波数 

定格電圧及び周波数は,通常,表16による。 

 

表16−定格電圧及び周波数 

定格電圧 V 

周波数 Hz 

AC 100,AC 110 

50 

60 

AC 200,AC 220 

50 

60 

DC 12 

− 

DC 24 

− 

 

主要部分の名称 

バルブの主要部分の名称は,図1及び図2による。 

 

ソレノイド 

ソレノイドは,附属書JAによる。 

 

材料 

7.1 

一般 

バルブに使用する材料は,その使用状態において,機械的に十分使用できるものでなければならない。 

7.2 

金属材料 

金属材料は,作動油と常に接触しているものを除き,防食・防せい処理を施すか,又は耐食材料を使用

しなければならない。また,鋳造品は内外面とも滑らかで,鋳物砂の付着,き裂,きず,ばりなどの有害

な欠陥があってはならない。 

7.3 

非金属材料 

非金属材料は,作動油に侵されたり,作動油を汚染するものであってはならない。また,外部に使用さ

れる合成樹脂は,難燃性のものでなければならない。 

 

 


17 

B 8355:2009   

 

 

 

 

番号 

部品名称 

番号 

部品名称 

本体 

ばね受け 

スプール 

ソレノイド 

ばね 

端子台収納部 

図1−直動形電磁切換弁の断面図例 

 

 

 

番号 

部品名称 

番号 

部品名称 

本体 

ばね受け 

カバー 

ばね 

スプール 

パイロット弁 

図2−電磁パイロット切換弁の断面図例 


18 

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構造及び形状 

8.1 

バルブ本体及びスプール 

バルブ本体及びスプールは,内圧その他によって変形・破損することがないよう,十分な強さをもつ構

造にしなければならない。 

8.2 

シール 

バルブとバルブ取付面との間のシールは,一般に,JIS B 2401に規定するOリングを用いる。ただし,

Oリング取付溝は,バルブ本体側に設け,バルブ取付面側に設けてはならない。 

8.3 

電気部分 

8.3.1 

一般 

ソレノイド及びその端子とバルブ本体とは,十分に絶縁された構造で,その保護等級は,JIS C 0920に

規定するIP 54以上とする。 

8.3.2 

ソレノイド 

ソレノイドは,次による。 

a) ソレノイドは,定格電圧の90〜110 %でバルブを不具合なく作動できるものでなければならない。 

b) 周囲温度が高いとき,連続通電などによってソレノイドの表面温度が高くなり,人体が接触してやけ

どのおそれがある場合は,警告及び何らかの保護手段を設けなければならない。 

8.3.3 

端子台及び収納部 

端子台とその収納部が指定されている場合は,次による。 

a) 端子と端子ケーブルとを収容するのに十分な空間があり,かつ,カバー及びその止め金具の紛失を防

止する適切な方法が講じられていることが望ましい。 

b) 50 Hz/60 Hz共用のため,3端子方式とするときは,端子に周波数を明示しなければならない。 

8.3.4 

通電表示ランプ,サージ吸収素子及びアース端子 

特に指定があるときは,通電表示ランプ,サージ吸収素子及びアース端子を付けることができるもので

なければならない。 

8.4 

手動操作 

特に指定がなければ手動式操作装置を備え,これらの装置は不用意に操作できないようになっていなけ

ればならない。また,特に指定がない限り,手動操作はロックされる構造であってはならない。 

なお,手動操作は,JIS B 8361による。 

 

取付面の平面度公差,穴の位置の許容差及び表面粗さ 

サブプレートなど取付面の各穴の位置の許容差,表面粗さ及び平面度は,表17によって,バルブ側の穴

の位置はこれに適合するものでなければならない。 

 

表17−穴の位置の許容差,表面粗さ及び平面度 

穴の位置の許容差 (mm) 

表面粗さ 

平面度 (mm) 

ポート 

取付ボルトのねじ穴 

位置決めピン穴 

±0.2 

±0.1 

±0.1 

3.2 μmRz 

0.01 

注記 表面粗さはJIS B 0601,平面度はJIS B 0621を参照。 

 

 


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10 外観 

バルブの外観は,次による。 

a) 外面は滑らかで,ばり,鋭利な角部などの有害な欠陥があってはならない。 

b) 外部への開口穴には,防じん(塵)用ふたを施す。 

c) 外部表面には,塗装などの防せい処理を施す。 

d) 質量15 kg以上のバルブには,つり上げ部をつり上げしやすいところに設けなければならない。 

注記 つり上げ部については,JIS B 8361参照。 

 

11 使用方法 

11.1 使用状態 

特に指定されない限り,バルブは次の状態で使用されるものでなければならない。 

a) 周囲温度 −5〜+50 ℃ 

b) 相対湿度 45〜85 % 

c) 電圧変動 定格電圧の90〜110 % 

d) 使用油温 5〜60 ℃ 

e) 粘度範囲 15〜300 mm2/s 

f) 

加速度  49 m/s2以下 

11.2 使用油の汚染度 

使用中の汚染粒子は,バルブの正常な作動に種々の悪影響を及ぼし寿命の低下をもたらすので,使用油

を常に表19の汚染度コード20/18以内(参考値NAS 8級)の清浄に保たなければならない。 

11.3 取付方法 

取付方法は,次による。 

a) バルブのサブプレート取付用のボルトは,JIS B 1176による。 

b) ノースプリング形のバルブは,スプール軸が水平になるように取り付けなければならない。 

 

12 性能 

12.1 作動 

バルブは13.1の試験条件で,13.2によって試験し,最高使用圧力及び最大流量において,定格電圧の90

〜110 %の範囲でも異音,切換遅れなどがなく円滑な切換作動に支障があってはならない。ただし,製造

業者のカタログなどに図3のような作動限界が表示してあるときは,その範囲内での作動に支障があって

はならない。 


20 

B 8355:2009   

 

 

 

 

図3−作動限界範囲 

 

注記 この作動限界は,バルブの大きさの呼びだけではなく,流れの形によって異なることが多い。 

12.2 圧力降下 

定格流量における圧力降下は,13.3によって試験をし,1 MPaを超えてはならない。 

12.3 内部漏れ 

内部漏れとは中立状態又は切り換えた状態において互いに遮断されているポート間の漏れをいい,内部

漏れは,13.4によって試験をし,表18に示す値を超えてはならない。最高使用圧力が25 MPa以下の場合

には,測定圧力はその最高使用圧力として,内部漏れの値は圧力に比例するものとし,25 MPaにおける漏

れ量に換算する。 

 

表18−内部漏れ 

主ポートの大きさの呼び 

内部漏れ L/min 

02 

0.15 

03 

0.2 

05 

0.25 

07 

0.4 

08 

0.6 

10 

0.9 

 

12.4 耐圧力 

耐圧力は,13.5によって試験をし,外部漏れ,永久変形,破損その他の有害な欠陥があってはならない。 

12.5 絶縁抵抗 

バルブの絶縁抵抗は,13.6によって試験をし,20 MΩ以上でなければならない。 

12.6 耐電圧 

耐電圧は,13.7によって試験をし,漏れ電流が10 mA以下でなければならない。 

12.7 耐久性 

耐久性は,13.8によって試験し,12.1,12.4及び12.6に適合し,絶縁抵抗は5 MΩ以上でなければなら

ない。 

 

 


21 

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13 試験方法 

13.1 試験条件 

試験条件は,次のとおりとする。 

a) 試験用油の種類 JIS K 2213の2種ISO VG 46相当とする。 

b) 油温 50±5 ℃ 

c) 汚染度 試験用油1 ml中の汚染物質の粒子の大きさ及びその数を表19のように区分してコード化し

たとき,汚染度コード20/18以内(参考値NAS 8級)のものとする。 

 

表19−汚染度表示 

汚染度コード 

汚染度表示法 

1 ml中の粒子数の上限値 

対応コード 

160 000 

80 000 
40 000 
20 000 
10 000 

5 000 
2 500 
1 300 

640 
320 
160 

80 
40 
20 
10 

24 
23 
22 
21 
20 
19 
18 
17 
16 
15 
14 
13 
12 
11 
10 

1 ml中の5 μm以上の全粒子数:コードA 
1 ml中の15 μm以上の全粒子数:コードB 
とすると,A/Bで表す。 

 

d) 取付姿勢 特に指定がない限り,スプール軸が水平となるように取り付ける。 

13.2 作動 

最高使用圧力・最大流量(最大負荷線)の条件で,ソレノイドの電圧を定格電圧の90〜110 %の範囲内

で作動を繰り返し性能を確認する。 

13.3 圧力降下 

流路が通じているPからT,PからA,PからB,AからT及びBからTポート間に定格流量を流し,

そのときのポート間の圧力降下を測定する。ただし,試験油の動粘度は32 mm2/sとする。 

13.4 内部漏れ 

バルブの中立位置又は切り換えた位置において,互いに遮断されているポート間について,P,A又はB

ポートに最高使用圧力を加え,加圧1分経過後1分間測定する。ただし,試験油の動粘度は32 mm2/sとし,

入口側圧力は,例えば最高使用圧力25 MPa以上のバルブでは25 MPaで,流出側は大気圧とする。 

また,バルブと試験油の温度は同一にして測定する。 

13.5 耐圧力 

バルブの中立位置又は切り換えた位置において,P,A及びBポートに最高使用圧力の1.5倍の圧力を加

える。ただし,Tポートは大気開放とする。この状態を3分間保持して調べる。 

また,中立状態において,Tポートに許容背圧の1.5倍の圧力を加える。ただし,P,A及びBポートは


22 

B 8355:2009   

 

 

閉じとする。この状態を3分間保持して同様に異状がないことを調べる。 

13.6 絶縁抵抗 

電気入力端子のいずれか一方とバルブ本体との間を,JIS C 1302に規定する直流500 V絶縁抵抗計を用

いて絶縁抵抗を測定する。 

13.7 耐電圧 

電気入力端子のいずれか一方とバルブ本体との間に,耐電圧試験器によってAC 1 500 V(商用周波数)

を1分間加え,漏れ電流を測定する。 

なお,多数個の場合には,1 800 Vの電圧を1秒間加えて,これに代えることができる。 

注記 耐電圧については,JIS C 0704を参照。 

13.8 耐久性 

最高使用圧力・最大流量で定格電圧を加え,毎秒1回の断続サイクルで500万回の切換えを行った後,

13.2,13.5,13.6及び13.7の試験を行う。ただし,バルブ及びソレノイドの形式によってはこの試験に代

えて,製造業者が保証する代替試験を行ってもよい。 

 

14 検査 

14.1 検査の種類及び方法 

バルブの検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,箇条13によって試験し,箇条12の規定を満足しな

ければならない。 

14.2 形式検査 

形式検査は,新規の設計又は改造によって新規設計とみなされるものについて,次の項目について行う。 

a) 最高使用圧力及び最大流量における作動 

b) 圧力降下 

c) 内部漏れ 

d) 耐圧力 

e) 絶縁抵抗 

f) 

耐電圧 

g) 耐久性 

14.3 受渡検査 

受渡検査は,形式検査を終了して性能を確認したバルブと同形式のものについて,次の項目について行

う。ただし,検査項目は受渡当事者間の協定によって,その一部を追加及び/又は省略することができる。 

なお,受渡検査に使用する油圧油は,表19の汚染度コード20/18以内とする。 

a) 作動の確認 

b) スプールの流れの形の確認 

c) 内部漏れ 

d) 外観 

 

15 表示 

15.1 銘板 

バルブには次の事項を表示した銘板を取り付けなければならない。 

a) 製造業者名及び所在地の略記 


23 

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b) 形式又は形式番号 

c) 図記号 

d) 最高使用圧力 

e) 製造年月日又は略号 

表示に利用できる面積が小さい場合には,製造業者名,及び形式又は形式番号だけの表示でもよい。 

15.2 ポート名称 

バルブの各ポートの近くには,そのポート記号(P,A,B,Tなど)を明示しなければならない。 

15.3 電気部分の表示 

バルブには,15.1に加えて次の事項を表示しなければならない。 

a) 電圧 

b) 交流周波数又は直流 

c) 保護等級 

注記 表示については,JIS B 8361を参照。 

 

16 規格準拠表示(この規格に関する) 

この規格に準拠することを,試験報告書,カタログ及び販売資料に記述する場合には,次の文言を用い

る。 

“油圧用サブプレート取付形4ポート電磁切換弁は,JIS B 8355 油圧−サブプレート取付形4ポート電

磁切換弁に準拠する。” 

 

 


24 

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附属書JA 

(規定) 

ソレノイド 

 

JA.1 適用範囲 

この附属書は,油圧用サブプレート取付形4ポート電磁切換弁に使用する電圧250 V以下のソレノイド

について規定する。 

 

JA.2 用語及び定義 

この附属書で用いる主な用語及び定義は,JIS C 4552によるほか,次による。 

JA.2.1 

吸引力 

定格ストローク又は定格ストローク以内の任意のストロークで定格電圧を加えたとき,吸引することが

できる荷重の最大値。 

JA.2.2 

起動電流 

可動鉄心を定格ストロークの位置に保ち,定格電圧を加えたときの励磁電流。ただし,直流ソレノイド

の場合は,起動電流は保持電流と同一である。 

JA.2.3 

保持電流 

可動鉄心を固定鉄心に吸着した位置に保ち,定格電圧を加えたときの励磁電流。 

JA.2.4 

消費電力 

定格電圧において可動鉄心を固定鉄心に吸着させた状態で消費される電力。 

JA.2.5 

保持力 

可動鉄心を固定鉄心に吸着させた位置に保ち,定格電圧を加えたとき離脱しない最大負荷荷重。 

JA.2.6 

残留吸着力 

定格電圧を加え可動鉄心を固定鉄心に吸着させた状態において,通電を断った後の残留磁気による吸着

力。 

 

JA.3 定格電圧及び周波数 

ソレノイドの定格電圧及び周波数は,通常,表JA.1による。 

 

 

 

 

 


25 

B 8355:2009   

 

 

表JA.1−定格電圧及び周波数 

定格電圧 V 

周波数 Hz 

AC 100,AC 110 

50 

60 

AC 200,AC 220 

50 

60 

DC 12 

− 

DC 24 

− 

 

JA.4 構造 

JA.4.1 一般構造 

ソレノイドの構造は,次に適合していなければならない。 

a) 鉄又は鋼(ステンレス鋼は除く。)は,ソレノイドの吸着面を除き,めっき,塗装などの適切なさび止

めが施されていなければならない。ただし,油浸形ソレノイドではその限りではない。 

b) コイルは,電気的,熱的及び機械的な安定性をもち,さびにくいものでなければならない。 

c) 電気絶縁物は,これに接触又は接近する部分の温度に耐え,かつ,吸湿性が少ないものでなければな

らない。 

d) 端子部分を除くコイル部は露出しない構造でなければならない。 

e) 飛まつ(沫)及びほこりの侵入を防止できなければならない。 

f) 

50 Hz/60 Hz共用のために3端子方式とするときは,端子に周波数を明示しなければならない。 

JA.4.2 絶縁距離 

ソレノイドのコイル端子間,コイル端子と非通電金属部との間の絶縁距離の最小値は,JIS C 0704の表

4(定格インパルス耐電圧を指定する機器の過渡過電圧の種別)による。 

JA.4.3 外観 

ソレノイドの外観は,有害なきず,ばり,クラックなどの欠陥があってはならない。 

 

JA.5 使用状態 

特に指定されない限り,ソレノイドは,次の状態で使用する。 

a) 温度 周囲温度−5〜+50 ℃ ただし,ソレノイドが氷結してはならない。 

b) 湿度 相対湿度 

45〜85 % ただし,ソレノイドに結露してはならない。 

c) 電圧変動 定格電圧の90〜110 % 

 

JA.6 特性 

JA.6.1 作動特性 

ソレノイドの作動特性は,JA.7.2で試験し,吸引力,始動電流及び保持電流がいずれも要求する値を満

足しなければならない。また,必要に応じ,消費電力,保持力及び残留吸着力を追加してもよい。 

なお,その作動は円滑で,吸着時に異常音があってはならない。 

JA.6.2 各種絶縁の許容最高温度 

ソレノイドコイルの温度は,JA.7.3で試験し,表JA.2に示す許容最高温度を超えてはならない。 

 

 


26 

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表JA.2−各種絶縁の許容最高温度 

絶縁の種類a) 

許容最高温度 (℃) 

A種 

E種 
B種 
F種 

H種 

105 
120 
130 
155 
180 

注a) 絶縁の種類は,JIS C 4003による。 

 

JA.6.3 絶縁抵抗 

絶縁抵抗は,JA.7.4で試験し,ソレノイドコイル端子と接地される金属部との間の抵抗は,20 MΩ以上

でなければならない。 

JA.6.4 耐電圧 

耐電圧は,JA.7.5で試験し,漏れ電流が10 mA以下でなければならない。 

JA.6.5 耐久性 

JA.7.6で試験をし,耐久性を確認する。耐久試験後の特性は,JA.6.1,JA.6.2及びJA.6.4の特性を満足

し,絶縁抵抗は5 MΩ以上でなければならない。 

 

JA.7 試験方法 

JA.7.1 試験条件 

JA.7.1.1 標準試験状態 

標準試験状態は,次による。 

a) 周囲温度 20±2 ℃ 

b) 相対温度 (65±5) % 

ただし,試験結果の判定に疑義を生じない場合は,周囲温度20±15 ℃,相対温度(65±20) %の範囲内

で試験してもよい。 

注記 標準試験状態は,JIS Z 8703を参照。 

JA.7.1.2 標準試験電源 

標準試験電源は,交流のときは定格周波数の正弦波電源,直流のときはできるだけ脈動が少ない直流電

源とする。 

JA.7.2 作動特性 

JA.7.2.1 吸引力 

ソレノイドの可動鉄心の定格ストロークにおける吸引力を測定する。試験電圧は定格電圧の100 %と

90 %とする。また,温度上昇後の吸引力も測定する。 

JA.7.2.2 起動電流 

ソレノイドの可動鉄心が定格ストロークで開いた状態で定格電圧を加え,電流を測定する。 

なお,測定はコイルの温度上昇が無視できる短時間内に完了しなければならない。 

JA.7.2.3 保持電流 

ソレノイドに定格電圧を加え,ソレノイドの可動鉄心が固定鉄心に吸着した後の電流を測定する。 

なお,測定はコイルの温度上昇が無視できる短時間内に完了しなければならない。 

 


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B 8355:2009   

 

 

JA.7.2.4 作動 

ソレノイドに定格電圧を加え,規定の負荷で作動の円滑さ,振動及び吸着時の騒音の程度を調べる。 

JA.7.3 温度上昇 

ソレノイドをバルブ本体に取り付けて,ソレノイドコイルに定格電圧で連続通電して各部の温度が飽和

して一定となったとき,ソレノイドの表面温度を温度計で,また,ソレノイドコイルの温度を抵抗法によ

って測定する。ただし,抵抗法による温度上昇値は,JIS C 4034-1の7.6.2.2(温度上昇の算出)の計算式

によって求める。 

JA.7.4 絶縁抵抗 

ソレノイドの絶縁抵抗は,コイル端子と接地される金属部との間をJIS C 1302に規定する500 V絶縁抵

抗計で測定し,絶縁抵抗を計測する。 

JA.7.5 耐電圧 

ソレノイドの耐電圧試験は,コイル端子と接地される金属部との間をAC 1 500 V(商用周波数)の電圧

を1分間加え,耐電圧を調べる。 

なお,多数個の場合には,1 800 Vの電圧を1秒間加えて,これに代えることができる。 

JA.7.6 耐久性 

ソレノイドの耐久性試験は,バルブに組み付けた状態か又はそれに相当する装置で定格電圧を加え,毎

秒1回の断続サイクルで500万回の切換えを行った後に,JA.7.2〜JA.7.5の試験を行う。ただし,ソレノ

イドの形式によって,断続サイクルは毎秒1回以上としてもよい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状

パラメータ 

JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示 

JIS C 4003 電気絶縁の耐熱クラス及び耐熱性評価 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 


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附属書JB 

(参考) 

JISと対応する国際規格との対比表 

 

JIS B 8355:2009 油圧−サブプレート取付形4ポート電磁切換弁 

ISO 4401:2005,Hydraulic fluid power−Four-port directional control valves−Mounting 
surfaces 

 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ) 
国際 
規格 
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
評価及びその内容 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術
的差異の理由及び今後の対策 

箇条番号及び名称 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 

サブプレート取付
形4ポート電磁切換
弁について規定 

 

JISとほぼ同じ 

追加 

ISO規格では取付面の種類,形状及び
寸法だけ規定している。JISはユーザの
要求する性能などを追加している。 

JISとしての規定要素のため
追加した。次回ISO規格の見
直しの時に,提案を検討。 

3 用語及び定義 

 

 

追加 

JISとして必要な用語を追加 

実質,技術的差異はない。 

4 種類 
4.1 取付面の種類〜 
4.3 記号 

 


 

一致 

 

 

4.4 流れの形の種類〜 
4.8 定格電圧及び周波数 

 

− 

− 

追加 

JISとして必要 

次回ISO規格の見直しの時
に,提案を検討。 

5 主要部分の名称〜 
8 構造及び形状 

 

− 

− 

追加 

JISとして必要 

次回ISO規格の見直しの時
に,提案を検討。 

9 取付面の平面度公差,
穴の位置の許容差及び表
面粗さ 

 

 

一致 

 

 

10 外観〜15 表示 

 

− 

− 

追加 

JISとして必要 

次回ISO規格の見直しの時
に,提案を検討。 

16 規格準拠表示 

 

 

一致 

 

 

附属書JA(規定)ソレノ
イド 

 

− 

− 

追加 

JISとして必要 

次回ISO規格の見直しの時
に,提案を検討。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4401:2005,MOD 

 

2

8

 

B

 8

3

5

5

2

0

0

9

  

 

 

 

 


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注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 
 

− 一致  技術的差異がない。 

 

− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 
 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

9

 

B

 8

3

5

5

2

0

0

9