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B 8244:2004  

(1) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによってJIS B 8244:1994は改正され,この規格に置き換えられる。 

JIS B 8244には,次に示す附属書がある。 

附属書(規定)容器取付部ねじ 

 

 

 


 

B 8244:2004  

目 次 

ページ 

1. 適用範囲   1 

2. 引用規格  1 

3. 種類  1 

4. 性能  1 

4.1 バルブの開閉  1 

4.2 耐圧性  1 

4.3 気密性  1 

4.4 安全装置の作動  1 

4.5 耐振動性  2 

5. 寸法,構造  2 

5.1 容器取付部  2 

5.2 ガス充てん口  2 

5.3 弁棒  3 

5.4 安全装置  3 

6. 外観  3 

7. 材料  3 

8. 検査  3 

9. 製品の呼び方  3 

10. 表示  3 

附属書(規定)容器取付部ねじ  4 


B 8244:2004  

(2) 

日本工業規格          JIS 

 

B 8244:2004 

 

溶解アセチレン容器用弁 

Valves for dissolved acetylene cylinder 

 

 

1. 適用範囲 この規格は,主として溶接鋼製溶解アセチレン容器に使用する弁(以下,バルブという。)

について規定する。 

 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

JIS H 3250 銅及び銅合金棒 

 

3. 種類 バルブの種類は,表1による。 

表1 バルブの種類 

種類 

記号 

安全装置があるもの 

安全装置がないもの 

 

4. 性能 

4.1 

バルブの開閉 バルブの開閉は,操作が容易で,円滑に作動するものでなければならない。 

4.2 

耐圧性 バルブ本体は,4.9MPa以上の水,空気又は不活性ガスの圧力を加えたとき,漏れ,その他

の異状があってはならない。 

4.3 

気密性 バルブは,空気又は不活性ガスを用いて表2に示す気密試験を行ったとき,それぞれの点

検箇所から漏れがあってはならない。 

表2 気密試験の条件 

点検箇所 

試験の方法 

試験圧力 

MPa 

試験時間 

バルブ本体,充てん口,安全装
置 

バルブを閉じ,容器取付部から加
圧して調べる。 

2.94以上 

30以上 

バルブ本体,グランドナット部 充てん口又は容器取付部を密閉

し,容器取付部又は充てん口から
加圧してバルブを開きながら調
べる 

 

 

4.4 

安全装置の作動 安全装置は,3.9MPaの圧力を加えた状態において105±5℃の温度で作動するもの

でなければならない。 


B 8244:2004  

(3) 

4.5 

耐振動性 バルブは,表2に示す試験圧力をかけた状態で,振動数毎分2 000回,全振幅2mmで,

上下,左右及びその直角方向の3方向についてそれぞれ30分間振動させたとき,漏れ,その他の異状があ

ってはならない。 

 

5. 寸法,構造 

5.1 

容器取付部 バルブの容器取付部の寸法は,表3による。 

表3 バルブの容器取付部の寸法 

 

単位 mm 

ねじ部 

m1(約) m2(約) 

d4(約) 

d5 

基準径d3 

l1(約) 

l2 

ねじ山数 

(25.4mmにつき) 

テーパ 

 

 

40.3 

36.969 

39.000 

17.60 

29.0 

12 

26

備考1. 容器取付部のねじは,附属書による。 

2. ねじ山の形状は,角度55°のねじ山に丸みをもつ三角ねじ (H1´=0.639264P,r´=0.138470P) で,テーパ

面に直角なものとし,ピッチは軸心に沿って測る。 

3. ねじは右ねじとする。 
4. ねじは,ねじゲージを手締めの状態ではめ合わせたとき,ねじ部の末端は,使用するねじゲージの末端から2

山(ねじゲージの切欠きの範囲)以内とする。 

5.2 

ガス充てん口 ガス充てん口の寸法は,図1による。 

 

図1 ガス充てん口の寸法 


B 8244:2004  

(4) 

5.3 

弁棒 弁棒角部の寸法は,図2による。 

 

図2 弁棒角部の寸法 

5.4 

安全装置 バルブに安全装置を設ける場合は,4.4の規定に適合する可溶合金を用い,その噴出口径

は4mm以上とし,噴出角度は軸心から上方30°以内でなければならない。 

 

6. 外観 外観は,割れ,使用上有害なきず,さび,まくれ,その他の欠点がなく,仕上げは良好でなけ

ればならない。また,切りくずなどの異物があってはならない。 

 

7. 材料 バルブ本体に使用する材料は,JIS H 3250のC3771,JIS G 3201のSF40,JIS G 4051のS25C

又はこれらと品質が同等以上のものとする。ただし,バルブ本体及び部品に銅又は銅の含有率が62%を超

える銅合金を使用してはならない。 

 

8. 検査 バルブの検査は,性能,寸法,構造,外観及び材料について行い,4.〜7.の規定を満足しなけれ

ばならない。ただし,4.2及び4.5に関する検査は,新規の設計製作時及び改造変更時,又は必要に応じて

行う。 

 

9. 製品の呼び方 バルブの呼び方は,規格の番号又は名称及びバルブの種類の記号による。 

例 JIS B 8244 S又は溶解アセチレン容器用弁S 

 

10. 表示 バルブには適切な箇所に,次の事項を表示する。 

a) 製造業者名又はその略号 

b) 製造年月又はその略号 

(例 04-03) 

c) 質量 (kg) 

(例 W0.7) 

d) 耐圧試験圧力 (MPa) 

(例 TP4.9M)(1) 

注(1) TP4.9Mは,耐圧試験圧力が4.9MPaであることを表す。 


 

B 8244:2004  

附属書(規定) 容器取付部ねじ 

 

1. 適用範囲 この附属書は,溶解アセチレン容器用弁に用いる容器取付部ねじについて規定する。 

 

2. 容器取付部ねじ 

2.1 

テーパねじ 

2.1.1 

ねじの種類 ねじは,3/26テーパねじで,その種類は附属書表1による。 

附属書表1 テーパねじの種類 

単位 mm 

規格番号 

容器取付部記号 

基準径 

ねじの長さ 

ねじの形式 

JIS B 8244 

− 

39.0 

29 

面直角 

2.1.2 

基準山形 ねじの基準山形は,面直角の場合は附属書図1による。 

 

附属書図1 面直角面 

備考 テーパ面に直角なねじの山の高さH1´は軸線を含んだ断面形において,山の頂を連ねる直線と谷底を連ねる直

線との間をテーパ面に直角に測った距離。 

2.1.3 

公式 基準寸法の算出に用いる公式は,次による。 

n

P

4.

25

 

ここに, 

n: ねじ山数 

2.1.4 

基準寸法 テーパおねじの基準寸法は,附属書表2による。 

附属書表2 テーパおねじの基準寸法 

単位 mm

ねじの種類 

ねじ山数 ピッチ ねじ山 

の高さ 

谷の 
丸み 

基準径 
の位置 

l1 

基準径 

小端面 

規格番号 容器取付

部記号 

(25.4mm

につき) 

 

外径 

有効径 谷の径 

外径 

有効径 谷の径 

 

 

H1,H1´ r,r´ (約) 

d2 

d1 

 

 

 

JIS B 8244 

− 

12 

2.1167 

1.353 

0.29 

17.6 

39.000 37.645 36.290 36.969 35.614 34.259