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Z 7312:2014  

(1) 

目 次 

ページ 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  1 

4 種類 2 

5 要求事項 2 

5.1 外観  2 

5.2 品質  2 

6 原料 2 

7 分類規則 2 

8 試験方法 2 

8.1 一般事項  2 

8.2 外観  2 

8.3 総発熱量  2 

8.4 全水分  2 

8.5 灰分  2 

8.6 全硫黄  2 

8.7 窒素  3 

9 試験数値の丸め方  3 

10 検査  3 

10.1 検査項目  3 

10.2 外観  3 

10.3 総発熱量及び全水分  3 

11 試験報告  3 

12 表示  3 

附属書A(参考)選択的に実施する試験  4 

 

 


 

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(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人日本下水道協会(JSWA)及び

一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

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下水汚泥固形燃料 

Biosolids Fuel 

 

適用範囲 

この規格は,下水汚泥を主原料として,炭化,乾燥などによって固形化した燃料(以下,下水汚泥固形

燃料という。)の製品仕様について規定する。 

警告 この規格に規定されている下水汚泥固形燃料の製造,使用などにおける取扱いにおいては,適

切な予防措置を講じない場合には危険を伴うおそれがある。この規格では,下水汚泥固形燃料

の取扱いに伴う安全性の全てについて規定することは意図していない。下水汚泥固形燃料を取

り扱う前に,関連法規に適合した運用を規定し,安全及び健康についての適切な予防措置を講

じることは取扱者の責任である。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS M 0104 石炭利用技術用語 

JIS M 8810 石炭類及びコークス類−サンプリング,分析並びに試験方法の通則 

JIS M 8811 石炭類及びコークス類−サンプリング及び試料調製方法 

JIS M 8812 石炭類及びコークス類−工業分析方法 

JIS M 8813 石炭類及びコークス類−元素分析方法 

JIS M 8814 石炭類及びコークス類−ボンブ熱量計による総発熱量の測定方法及び真発熱量の計算方

法 

JIS M 8819 石炭類及びコークス類−機器分析装置による元素分析方法 

JIS M 8820 石炭類及びコークス類−ロットの全水分測定方法 

JIS Z 8401 

数値の丸め方 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS M 0104及びJIS M 8811によるほか,次による。 

3.1 

下水汚泥 

下水処理の各工程から発生する泥状物質の総称。これらの汚泥を脱水し固形状にしたものも下水汚泥に

含まれる。 

 


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種類 

下水汚泥固形燃料の種類は,総発熱量によって,BSF 1)-15及びBSFに区分する。 

注1) BSFとは,下水汚泥固形燃料(Biosolids Fuel)の略称とする。 

 

要求事項 

5.1 

外観 

下水汚泥固形燃料は,使用上有害な異物を含んではならない。 

5.2 

品質 

下水汚泥固形燃料は,箇条8によって試験を行い,箇条7に規定する分類規則に従って,試験結果の平

均値が,表1を満足しなければならない。 

 

表1−下水汚泥固形燃料の品質 

種類 

総発熱量a) 

MJ/kg 

全水分a)の質量分率(%) 灰分・全硫黄・窒素の質量分率(%) 

BSF-15 

15以上 

20以下 

−b) 

BSF 

8以上 

注a) 到着ベース,すなわちロットの受渡しの状態(すなわち,全水分含有の状態)における

分析値のベースとする。 

b) 規定値は定めないが,試験した到着ベースによる値を報告する(箇条11参照)。その他

の項目は,受渡当事者間の協定による(附属書A参照)。 

 

原料 

下水汚泥固形燃料の主原料は,下水汚泥とする。 

 

分類規則 

表1に示す各品質項目の分類限界値との比較は,測定間隔を1か月間以上とした直近の6回の試験結果

の平均値によるものとする。 

 

試験方法 

8.1 

一般事項 

サンプリング方法,試料調製方法などの試験の一般条件は,JIS M 8810及びJIS M 8811による。 

8.2 

外観 

外観は,目視などによる。 

8.3 

総発熱量 

総発熱量は,JIS M 8814によって試験し,その発熱量(MJ/kg)を求める。 

8.4 

全水分 

全水分は,JIS M 8820によって試験し,その質量分率(%)を求める。 

8.5 

灰分 

灰分は,JIS M 8812によって試験し,その質量分率(%)を求める。 

8.6 

全硫黄 

全硫黄は,JIS M 8813又はJIS M 8819によって試験し,その質量分率(%)を求める。 


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8.7 

窒素 

窒素は,JIS M 8813又はJIS M 8819によって試験し,その質量分率(%)を求める。 

 

試験数値の丸め方 

8.3及び8.4の試験数値は,小数点以下の1桁の位まで求めて,JIS Z 8401によって整数に丸める。 

 

10 検査 

10.1 検査項目 

検査は,外観,総発熱量及び全水分について行う。 

10.2 外観 

外観は,8.2の試験を行い,5.1の規定に適合しなければならない。外観の検査は,1日に1回以上検査

を実施する。 

10.3 総発熱量及び全水分 

総発熱量及び全水分は8.3及び8.4によって試験を行い,5.2の規定に適合しなければならない。総発熱

量及び全水分の検査は,6か月に1回以上検査を実施する。 

 

11 試験報告 

製造業者は,購入者に対して試験結果の報告を行う。 

なお,試験報告書には,次の事項の試験結果を記載する。 

a) 外観 

b) 総発熱量 

c) 全水分 

d) 灰分 

e) 全硫黄 

f) 

窒素 

上記b)及びc)については,当該の試験測定結果及び箇条7に規定する分類に用いた平均値を記載する。 

 

12 表示 

この規格の全ての要求事項に適合した下水汚泥固形燃料の包装,容器又は送り状には,次の事項を表示

する。 

a) この規格番号(JIS Z 7312) 

b) 種類 

c) 製造業者名又はその略号 

d) 製造年月又はその略号 

 


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附属書A 

(参考) 

選択的に実施する試験 

 

A.1 一般 

この附属書は,表1に示す品質項目以外の品質を,受渡当事者間の協定によって追加規定する場合の試

料及び試験方法について記載する。 

 

A.2 試料 

A.2.1 試料 

この附属書に関する試料の一般的事項については,JIS M 8810などによる。 

A.2.2 調製した試料 

この附属書に関する試料調製の一般的事項については,JIS M 8811などによる。 

 

A.3 試験方法 

A.3.1 形状 

形状は,目視などによる。 

A.3.2 寸法 

下水汚泥固形燃料の長さ及び直径を,ノギスなどを用いて,ミリメートルの桁まで測定する。 

A.3.3 金属含有量 

金属含有量は,JIS M 8821などによって試験し,全水銀,カドミウム,鉛,全クロム,ひ素及びセレン

の含有量(μg/g)を求める。 

A.3.4 りん 

りんは,JIS M 8813などによって試験し,その質量分率(%)を求める。 

A.3.5 かさ密度 

かさ密度は,JIS K 2151などによって試験し,その密度(kg/m3)を求める。 

A.3.6 炭素 

炭素は,JIS M 8813などによって試験し,その質量分率(%)を求める。 

A.3.7 全塩素分 

全塩素分は,JIS Z 7302-6などによって試験し,その質量分率(%)を求める。 

A.3.8 水素 

水素は,JIS M 8813などによって試験し,その質量分率(%)を求める。 

 

 

 

 

参考文献 JIS K 2151 コークス類−試験方法 

JIS M 8821 石炭類−全水銀の定量方法 

JIS Z 7302-6 廃棄物固形化燃料−第6部:全塩素分試験方法