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X 6235:2015  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 DVD-Rディスクのボリューム構造及びファイル構造の要件······················································ 1 

4.1 一般要件 ······················································································································ 1 

4.2 DVD-Rディスク固有の要件 ····························································································· 2 

4.3 DVD-再生専用ディスクの処理システムとの互換の要件 ························································· 2 

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(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産

業技術振興協会(OITDA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,DVDフォーラム規格[DVD 

Specifications for Recordable Disc for General (DVD-R for General)−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS 

Version 2.1: 2002年9月]を基に作成した工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,JIS X 

6235:2009は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

X 6235:2015 

DVD-レコーダブルディスク(DVD-R)の 

ボリューム構造及びファイル構造 

Volume and file structure of DVD-R Disk 

序文 

この規格は,DVDフォーラムから発行されたDVD Specifications for Recordable Disc for General (DVD-R 

for General)−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS version 2.1を基に作成した日本工業規格である。 

この規格によって利用者間の情報交換が可能になる。この規格は,JIS X 0611の規定の部分集合を定義

することによってデータ交換を最大限に行い,実装するための費用及び複雑性を最小限に抑えることを目

的としている。 

適用範囲 

この規格は,DVD-R(レコーダブル)ディスクのボリューム構造及びファイル構造を規定する。 

この規格は,コンピュータシステムの相互運用を行うディスクに適用する。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 

JIS X 0606:1998 情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造 

注記 JIS X 0606:1998は,ISO 9660:1988,Information processing−Volume and file structure of 

CD-ROM for information interchange及びISO 9660:1988/Amd.1:2013に一致している。 

JIS X 0610:2006 DVD-再生専用ディスクのボリューム構造及びファイル構造 

注記 JIS X 0610:2006は,DVDフォーラムのDVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE 

SYSTEM SPECIFICATIONS version 1.0に対応している。 

JIS X 0611:2012 ユニバーサルディスクフォーマット(UDF)2.01 

注記 JIS X 0611:2012は,OSTA (Optical Storage Technology Association) UDF (Universal Disk Format) 

revision 2.01に対応している。 

用語及び定義 

この規格で用いる用語及び定義は,JIS X 0611による。 

DVD-Rディスクのボリューム構造及びファイル構造の要件 

4.1 

一般要件 

DVD-Rディスクのボリューム構造及びファイル構造の一般要件は,次による。 

X 6235:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) ボリューム構造及びファイル構造は,JIS X 0611に適合しなければならない。 

b) UDF読出し最小版数(Minimum UDF Read Revision)及びUDF書込み最小版数(Minimum UDF Write 

Revision)は,共に“2.00”でなければならない。 

c) 論理セクタの大きさ及び論理ブロックの大きさは,2 048バイトとする。 

d) 一つの主ボリューム記述子列及び一つの予備ボリューム記述子列が記録されなければならない。 

4.2 

DVD-Rディスク固有の要件 

ディスクアットワンス記録モード及びインクリメンタル記録モードで記録されたDVD-Rディスクに関

する要件は,JIS X 0611に基づく。 

ボリューム構造及びファイル構造は,逐次記録を用いる追記形媒体向けに単純化されている。 

ボリューム構造に関する要件を,次のa)〜d)に示す。 

a) パケット長は16セクタ(32 Kバイト)でなければならず,パケットの最初のセクタ番号は16の倍数

でなければならない。 

b) 予備区画マップ及び予備表は,記録してはならない。 

c) インクリメンタル記録モードでは,論理ボリューム保全列には開いた保全記述子は一つだけしか記録

してはならない。 

d) インクリメンタル記録モードでは,仮想区画マップが記録されなければならない。 

ファイル構造に関する要件を,次のe)〜j)に示す。 

e) 未割付け空間表,未割付け空間ビットマップ,空き空間表及び空き空間ビットマップは,記録しては

ならない。 

f) 

ファイル集合記述子は,一つだけしか記録してはならない。 

g) 割付け禁止空間ストリームは,記録してはならない。 

h) インクリメンタル記録モードでは,仮想割付け表及びVAT ICBが記録されなければならない。 

i) 

インクリメンタル記録モードでは,ICB方策種別4を用いなければならない。 

j) 

インクリメンタル記録モードでは,仮想割付け表のVATエントリは,次のように割り当てられなけれ

ばならない。 

1) 仮想アドレス0は,ファイル集合記述子のために使わなければならない。 

2) 仮想アドレス1は,ルートディレクトリのICBのために使わなければならない。 

3) 仮想アドレス2〜255の範囲は,DVD̲RTAVディレクトリのファイルエントリ及びDVD̲RTAVディ

レクトリ下のファイルのファイルエントリのために使わなければならない。 

4.3 

DVD-再生専用ディスクの処理システムとの互換の要件 

DVD-再生専用ディスクの処理システムとの互換の要件を次に示す。 

a) ディスクアットワンス記録モードで記録されている,又はファイナライズされている。 

b) ボリューム構造及びファイル構造がJIS X 0610に従っている。 

c) UDFファイル構造及びJIS X 0606ファイル構造において,CGMS情報欄及び保護システム情報欄がい

ずれも0にセットされている。 

X 6235:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考文献 

JIS X 6245:1999 80 mm(1.23 GB/面)及び120 mm(3.95 GB/面)DVD-レコーダブルディスク(DVD-R) 

注記 JIS X 6245:1999は,ISO/IEC 20563:2001,Information technology−80 mm (1,23 Gbytes per side) and 

120 mm (3,95 Gbytes per side) DVD-recordable disk (DVD-R)に一致している。 

JIS X 6249:2009 80 mm(1.46 GB/面)及び120 mm(4.70 GB/面)DVDレコーダブルディスク(DVD-R) 

注記 JIS X 6249:2009は,ISO/IEC 23912:2005,Information technology−80 mm (1,46 Gbytes per side) and 

120 mm (4,70 Gbytes per side) DVD Recordable Disk (DVD-R)に一致している。