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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

X 0012-1990 

情報処理用語 

(データ媒体,記憶装置及び関連装置) 

Glossary of Terms Used in Information Processing 

(Data Media, Storage and Related Equipment) 

1. 適用範囲 この規格は,情報処理におけるデータ媒体,記憶装置及び関連装置に関する主な用語とそ

の読み方,意味及び対応英語について規定する。 

備考1. この規格は,国際規格ISO 2382-12-1988に準拠している。 

2. この規格の中で,点線の下線を施してある箇所は,国際規格ISO 2382-12-1988にはない事項

を示す。この場合,対応英語は,参考とする。 

対応国際規格: 

ISO 2382-12-1988 Information processing systems−Vocabulary−Part 12 : Peripheral equipment 

2. 表記法 この規格は,各用語を番号,用語及び読み方,意味並びに対応英語の四つの欄に分けて規定

する。それぞれの欄における表記法を,次に示す。 

(1) 番号に関する表記法 番号は,6個の数字によって表す。最初の2けたの数字は,情報処理用語の規

格番号の末尾2けたを,次の2けたの数字は,同一分類の個々の規格の区分を意味する。最後の2け

たの数字は,同一区分内の一連番号とする。 

(2) 用語及び読み方に関する表記法 

(2.1) 同一の意味を表す用語が二つ以上ある場合は,その順位に従って優先使用する。 

(2.2) 用語の一部が丸括弧 ( ) で囲まれている場合は,その部分を省略してもよいことを表す。この場

合は,括弧内を省略したときと省略しないときとの間に優先順位はない。 

例1: “フロッピー(ディスク)”は,“フロッピー”又は“フロッピーディスク”を表す(12.01.37

参照)。 

例2: “(磁気テープ)カセット”は,“カセット”又は“磁気テープカセット”を表す。(12.01.32参

照)。 

(2.3) 用語が幾つもの類似の意味をもつ場合には,それらを個々に規定し,用語の前に(1),(2),…を付け

る。 

例: “(1)記憶する”(12.02.02参照),“(2)記憶する”(12.02.03参照) 

(2.4) 類似の意味をもち,しかもその記述がほとんど同一である二つ以上の用語は,角括弧 [ ] を用い

て一つにまとめて規定する。この場合,用語及び読み方の欄の [ ] に対して,意味の欄の対応す

る [ ] を採る。 

例: 次の(a)と(b)とは同じである(12.02.37参照)。 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(a)用語及び読み方 

意味 

読取り[書込み]サイクル時間 

分離した読取りと書込みのサイクルをもつ記憶装置において,連続

する読取り[書込み]サイクルの開始点の間の最小時間。 

(b)用語及び読み方 

意味 

読取りサイクル時間 

分離した読取りと書込みのサイクルをもつ記憶装置において,連続

する読取りサイクルの開始点の間の最小時間。 

書込みサイクル時間 

分離した読取りと書込みのサイクルをもつ記憶装置において,連続

する書込みサイクルの開始点の間の最小時間。 

(2.5) 用語の使用分野を限定する場合には,用語に引き続く丸括弧 ( ) 内にそのことを示す。 

例: “ポケット(カード分類機における)”(12.06.31参照) 

(2.6) 文法上の用法を用語に引き続く丸括弧 ( ) 内に示す。 

例: “OCR(省略形)”(12.01.53参照) 

(2.7) 用語の読み方は,振り仮名によって示す。ただし,用語が英字からなり,その読み方が,各英字の

読み方どおりの場合には,振り仮名は付けない。 

例1: 

だいたい

代替トラック(12.01.09参照) 

例2: 

らむ

RAM(12.02.14参照) 

例3: OCR(12.01.53参照) 

(3) 意味に関する表記法 

(3.1) 文中で下線(実線)の引いてある語は,情報処理用語に関する日本工業規格に規定されている用語

であることを示す。 

(3.2) 角括弧 [ ] の使い方については,(2.4)を参照のこと。 

(4) 対応英語に関する表記法 

(4.1) この欄の英語は,国際規格ISO 2382-12-1988に規定されている用語であって,規定されている意味

と対応する。 

(4.2) 対応英語の使用上の注意事項がある場合には,対応英語に引き続く丸括弧 ( ) 内に示す。 

(4.3) 対応英語に付けられた括弧内の注記の意味は,次のとおりとする。 

(使用しないほうがよい。):国際規格及びこの規格では,この英語を使用しないので,使用しな

いほうがよいことを示す。 

例: 12.02.22 random access(使用しないほうがよい。) 

(この意味では使用しないほうがよい。):国際規格及びこの規格では,他の意味で使われてい

るため,この英語を使用しないほうがよいことを示す。 

例: 12.01.26 packing density(この意味では使用しないほうがよい。) 

また,角括弧及び使用分野を限定する丸括弧の用法は,“用語及び読み方”の欄と同様とする。 

3. 情報処理用語(データ媒体,記憶装置及び関連装置) 主な用語について,次のとおり定める。 

12. 周辺装置 

12.01 データ媒体−一般用語 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.01.01 

みしようばいたい

未使用媒体 

基準となる印及び利用者のデータが記憶されたことが
ないデータ媒体。 

blank medium, 
virgin medium 

12.01.02 

あ空きばいたい

媒体 

基準となる印だけを含み,利用者のデータを含まない
データ媒体。 

empty medium 

12.01.03 

しょうきょ

消去する 

データをデータ媒体から除去すること。 

備考 消去は,通常,データを重ね書きするかポ

インタを削除することで行われる。 

to erase 

12.01.04 

しょきか

初期化 

機械を始動可能状態にするための操作,又はデータ媒
体を使用する前,若しくは処理を行う前に必要とされ
る操作。 

initialization 

12.01.05 

フォーマッティング 

特定の計算機システムが媒体にデータを記憶し,後で
その媒体からデータを取り出せるようにするために,
データ媒体を初期化すること。 

formatting 

12.01.06 

そうちゃく

装着する 

データ媒体を操作位置に取り付けること。 

to mount 

12.01.07 

ま巻きもど戻す 

磁気テープ又はせん孔テープを開始位置に戻すこと。 to rewind 

12.01.08 

トラック 

データ媒体が一つの読取り書込みヘッドを通過する際
に,その読取り書込みヘッドに対応するデータ媒体上
の経路。 

track 

12.01.09 

だいたい

代替トラック, 

こうたい

交代トラック 

正常なトラックが傷ついたり,使用不能になったりし
た際に,その代わりとして使用する予備のトラック。 

alternate track, 
alternative track 

12.01.10 

さくいん

索引トラック 

同じデータ媒体の他のトラック上のデータの位置決め
に必要な情報を保持するトラック。 

index track 

12.01.11 

こくじ

刻時トラック, 
クロックトラック 

タイミングの基準を与えるための信号パターンが記録
されているトラック。 

clock track 

12.01.12 

あやま

誤りりつ率 

伝送又は転送されたデータの総量に対する,検知され
た誤りの総数の割合。 

error rate 

12.01.13 

あやま

誤りていせい

訂正 

データの伝送,転送又は記憶の間に生じた誤りのある
データを訂正するのに使用する方法。 

error correction 

12.01.14 

あやま

誤りけんしゅつ

検出 

データが誤りなく伝送又は転送されたかどうかを判定
する方法。 

error detection 

12.01.15 

ソフトエラー, 

いちじ

一時あやま

誤り 

散発的に起こる誤りであって,次にデータを読み取る
ときに生じるとは限らないもの。 

soft error, 
transient error 

12.01.16 

ハードエラー 

データ 読取りのたびに常に起こる永続的な誤り。 

hard error 

12.01.17 

バックアップ 

喪失若しくは破壊されたデータの復元を助けるため
に,又はシステムの作動を維持するために使用する手
続き,技法又はハードウェアに関する用語。 

backup 

12.01.18 

プリントスルー 

磁気媒体のある部分と他の部分とが接近して置かれた
ときに生じることのある記録されている信号の望まし
くない転写。 

print through 

12.01.19 

きじゅんえん

基準縁 

データ 媒体の縁であって,データ媒体に関する仕様又
は測定のよりどころとするために使用するもの。 

reference edge, 
guide edge 

12.01.20 

(テープの)列, 
テープフレーム 

磁気テープの基準縁に垂直な直線上にあって,並列に
記録又は検出される2進文字の集まり。 

tape row, 
tape frame 

12.01.21 

れつ列ピッチ 

記録済みのデータ媒体上でトラック方向に測った隣接
するテープの列間の距離。 

row pitch 

12.01.22 

トラックピッチ 

トラックに対して垂直方向に測った隣接するトラック
間の距離 

備考 トラックピッチは,トラック密度に反比例

する。 

track pitch 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.01.23 

トラックみつど

密度 

トラックに対して垂直方向に数えた単位長当たりのト
ラックの数。 

備考 トラック密度は,トラックピッチに反比例

する。 

track density 

12.01.24 

ぶつりきろくみつど

物理記録密度 

一つのトラック上に記録された,単位長又は単位角度
当たりの磁化変化の数。 

備考 通常使用する単位は,長さに対してはミリ

メートル当たりの磁化反転数 (ftpmm) であ
り,角度に対してはラジアン当たりの磁化
反転数 (ftprad) である。 

physical recording density 

12.01.25 

ビットみつど

密度, 

きろくみつど

記録密度 

単位長又は単位面積当たりに記録された2進数字の
数。 

bit density, 
recording density 

12.01.26 

データみつど

密度 

単位長,単位面積又は単位体積当たりに記憶されたデ
ータの文字数。 

備考1. データ密度は,通常ミリメートル当たり

の文字数 (cpmm) 又はラジアン当たりの
文字数 (cprad) で表す。 

2. ディスクでは,データ密度よりも片面又

は両面に記録される総記憶容量が通常用
いられる。 

data density, 
packing density(この意

味では使用しないほ
うがよい。) 

12.01.27 

データ

ばいたいほごきこう

媒体保護機構 

データ媒体を読取り専用にする可動機構又は取外しの
できる機構。 

data medium protection 

device 

12.01.28 

(1) (データばいたい

媒体を)

こうたい

後退させる 

データ媒体を指定された距離だけ逆方向に移動させ
る。 

例: せん孔テープを1列分逆方向に移動させる

こと。磁気テープを1ブロック分逆方向に移
動させる。 

(1) to backspace (a data 

medium) 

12.01.29 

(2) (

いち

位置を)こうたい

後退さ

せる 

印字行又は表示行に沿って,印字位置又は表示位置を
1位置分逆方向に移動させること。 

(2) to backspace (a 

position)  

12.01.30 

じしん

磁心, 

じき

磁気)コア 

記憶のために使う,通常ドーナツ状の形をした小さな
磁性体。 

(magnetic) core 

12.01.31 

じき

磁気テープ 

データを記憶できる磁性層をもつテープ。 

magnetic tape 

12.01.32 

じき

磁気テープ)カセ

ット 

回転軸によって駆動される磁気テープが容器に内蔵さ
れているデータ媒体であって,磁気テープを取り外す
ことなく処理できるようにしたもの。 

(magnetic tape) cassette 

12.01.33 

じき

磁気テープ)カー

トリッジ 

摩擦によって駆動される磁気テープが容器に内蔵され
ているデータ媒体であって,磁気テープを取り外すこ
となく処理できるようにしたもの。 

備考 駆動機構を問題にしない場合,用語“磁気

テープカセット”と“磁気テープカートリ
ッジ”は,同じ意味で用いることがある。 

(magnetic tape) cartridge 

12.01.34 

じき

磁気カード 

データを記憶できる磁性層をもつカード。 

magnetic card 

12.01.35 

じき

磁気ドラム 

データを記憶できる磁性層をもつ円筒形の回転体。 

magnetic drum 

12.01.36 

じき

磁気ディスク 

片面又は両面にデータを記憶できる磁性層をもつ平ら
な回転盤。 

magnetic disk 

12.01.37 

フレキシブルディス
ク, 
フロッピー(ディス
ク) 

保護容器に入っている可とう<撓>性の磁気ディスク。 floppy (disk), 

flexible disk 

12.01.38 

ハードディスク 

剛体の磁気ディスク。 

hard disk 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

備考 この語は通常,取外しのできない剛体の磁

気ディスクを指す。 

12.01.39 

ディスケット 

ジャケットに包まれた小さな磁気ディスク。 

備考 用語“ディスケット”と“フレキシブルデ

ィスク”は,同じ意味で用いることがある。 

diskette 

12.01.40 

ディスクパック 

複数枚の磁気ディスクの集合体であって,作動時には
分離される容器とともに,ディスク装置から一括して
取り外すことができるもの。 

disk pack 

12.01.41 

ディスクカートリッ
ジ 

1枚又は複数枚の磁気ディスクの集合体であって,分
離できない容器とともに,ディスク装置から一括して
取り外すことができるもの。 

disk cartridge 

12.01.42 

データモジュール 

取外し可能な密封されたディスクパックであって,読
取り書込み機構と磁気ディスクを一体化したもの。 

data module 

12.01.43 

ひかり

光ディスク, 

ディジタルひかり

光ディ

スク 

光学的技術によって読み取ることが可能なディジタル
データを保持する円盤。 

optical disk, 
digital optical disk 

12.01.44 

ドロップアウト 

磁気記憶装置にデータを記憶する場合又は磁気記憶装
置からデータを取り出す場合に,2進文字を読取り損
なうことによって引き起こされる誤り。 
備考 ドロップアウトは通常,磁性層の損傷又は微片

がその上に存在することによって発生する。 

drop-out 

12.01.45 

ふんしつ

紛失パルス 

読取り又は記録ができないレベルのパルス。 

missing-pulse 

12.01.46 

ドロップイン 

磁気記憶装置にデータを記憶する場合,又は磁気記憶
装置からデータを取り出す場合に,事前に記録してい
ない2進文字を読み取ることによって引き起こされる
誤り。 

備考 ドロップインは通常,磁性層の損傷又は微

片がその上に存在することによって発生す
る。 

drop-in 

12.01.47 

よじょう

余剰パルス 

記録中又は読取り中に生じる,あってはならない余分
なパルス。 

extra-pulse 

12.01.48 

じき

磁気インク 

データの記録に適した磁性体の微粒を含む特殊イン
ク。 

magnetic ink 

12.01.49 

じき

磁気インク

もじ

文字 

自動識別できるように磁気インクで書かれた文字。 

magnetic ink character 

12.01.50 

こうがくもじ

光学文字 

光学的な手段による自動識別を容易にするために,特
殊な規則に従って印字又は手書きされた図形文字。 

optical character 

12.01.51 

もじにんしき

文字認識 

自動的な手段によって文字を識別すること。 

character recognition 

12.01.52 

じき

磁気インク

もじにんしき

文字認識, 
MICR(省略形) 

磁気インク文字の文字認識。 

備考 用語“MICR”は,磁気インク文字読取り装

置の意味で用いることがある。 

magnetic ink character 

recognition, 

MICR(省略形) 

12.01.53 

こうがくてきもじにんしき

光学的文字認識, 
OCR(省略形) 

図形文字を識別するために光学的な手段を用いる文字
認識。 

備考 用語“OCR”は,光学式文字読取り装置の

意味で用いることがある。 

optical character 

recognition, 

OCR(省略形) 

12.01.54 

マークよみと

読取り, 

こうがく

光学マークよみと

読取り 

データ媒体上に記録されたマークを光学的かつ自動的
に検知すること。 

mark scanning, 
optical mark reading 

12.01.55 

バーコード 

異なる太さや間隔をもつ平行な縦線の組合せによって
文字を表現するコードであって,横断走査によって光
学的に読み取るもの。 

bar code 

12.01.56 

こう孔パターン 

データの符号化表現をデータ媒体上に実現した孔の配

hole pattern 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

列。 

例: 一つの文字を表現するせん孔の配置。 

12.01.57 

パターンにんしき

認識 

自動的な手段によって,形,輪郭又は構成を識別する
こと。 

pattern recognition 

12.01.58 

(せんこう孔)テープ 

孔パターンをせん孔することができるテープ。 

備考1. “せん孔”を“さん孔”ということもあ

る。 

2. 特に材質が紙の場合,“紙テープ”という

こともある。 

(punch) tape 

12.01.59 

せんこう孔(ずみ済)テープ 

孔パターンがせん孔されているテープ。 

備考 12.01.58の備考を参照。 

punched tape 

12.01.60 

テープスプール, 
ハブ 

フランジのない円筒であって,周りにテープが巻かれ
るもの。 

tape spool, 
hub 

12.01.61 

リール 

フランジ付きの円筒であって,周りにテープが巻かれ
るもの。 

reel 

12.01.62 

せんこう孔カード 

孔パターンをせん孔することができるカード。 

punch card 

12.01.63 

せんこう孔(ずみ済)カード 

孔パターンがせん孔されているカード。 

punched card 

12.01.64 

アパチャカード 

標準的な外形をもつ処理可能なカードであって,その
中にマイクロフィルム画面を挿入できるもの。 

aperture card 

12.01.65 

カードデック 

せん孔済カードの集まり。 

card deck 

12.02 記憶装置の機能的特性 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.02.01 

きおく

記憶(どうさ

動作) 

データを記憶装置に格納する動作。 

storing 

12.02.02 

(1) 

きおく

記憶する 

データを記憶装置に格納すること。 

(1) to store 

12.02.03 

(2) 

きおく

記憶する 

記憶装置においてデータを保持すること。 

(2) to store 

12.02.04 

きおく

記憶(

ほじ

保持) 

記憶装置におけるデータの保持。 

storage 

12.02.05 

(きおく

記憶)ばしょ

場所 

アドレスによって一意に指定される記憶装置の中の位
置。 

(storage) location 

12.02.06 

きおく

記憶セル, 

きおくそし

記憶素子 

記憶装置中でアドレスによって指定できる最小単位。 storage cell, 

storage element 

12.02.07 

2ち値セル 

一つの2進文字を保持できる記憶セル。 

binary cell 

12.02.08 

ごこうせいきおくそうち

語構成記憶装置 

機械の語を単位として又は同一時間内で機械の語の部
分を単位として,データを記憶したり取り出したりで
きる記憶装置。 

word organized storage 

12.02.09 

せいてききおくそうち

静的記憶装置 

記憶内容を保持するために周期的な記憶回復動作を必
要としない記憶装置。 

static storage 

12.02.10 

どうてききおくそうち

動的記憶装置 

記憶内容を保持するために周期的な記憶回復動作を必
要とする記憶装置。 

dynamic storage 

12.02.11 

しょうきよかのうきおくそうち

消去可能記憶装置 

異なるデータを同じ記憶場所に何回でも書込みできる
記憶装置。 

erasable storage 

12.02.12 

えいきゆうきおくそうち

永久記憶装置 

記憶内容の消去が不可能な記憶装置。 

permanent storage 

12.02.13 

よみと

読取り

せんようきおくそうち

専用記憶装置, 

こていきおくそうち

固定記憶装置, 

ろむ

ROM(省略形) 

通常の状態でデータの読取りだけができる記憶装置。 read-only memory, 

ROM(省略形) 

12.02.14 

よみと

読取りかきこ

書込み

きおくそうち

記憶装置, 

らむ

RAM(省略形) 

データの書込みと読取りができる記憶装置。 

備考 RAMは,語源的には“Random Access 

Memory”の省略形であるが,直接アクセス 
記憶装置の意味でこの用語を用いてはいけ

RAM(省略形) 

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X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

ない。 

12.02.15 

プログラムかのう

可能よみと

読取

せんようきおくそうち

専用記憶装置, 

ぴーろむ

PROM(省略形) 

一度書き込まれた後,読取り専用記憶装置となる記憶
装置。 

programmable read-only 

memory, 

PROM(省略形) 

12.02.16 

しょうきょ

消去およ及びプログラム

かのうよみと

可能読取りせんようきおく

専用記憶

そうち

装置, 

いーぴーろむ

EPROM(省略形) 

特殊な処理によって記憶内容を消去して,再使用ので
きるプログラム可能読取り専用記憶装置。 

erasable programmable 

read-only memory, 

EPROM(省略形) 

12.02.17 

きはつせいきおくそうち

揮発性記憶装置 

電源が切れたときに記憶内容が失われる記憶装置。 

volatile storage 

12.02.18 

ふきはつせいきおくそうち

不揮発性記憶装置 

電源が切れたときにも記憶内容が失われない記憶装
置。 

nonvolatile storage 

12.02.19 

ひはかいよみと

非破壊読取り 

元の場所にあるデータを消去しない読取り。 

nondestructive read 

12.02.20 

はかいよみと

破壊読取り 

元の場所にあるデータを消去する読取り。 

destructive read 

12.02.21 

きおくようりょう

記憶容量 

記憶装置に格納することのできるデータの量であっ
て,データの単位で表されるもの。 

備考1. データの単位としては,2進文字,バイト,

語などがある。 

2. レジスタに関しては,“レジスタ長”とい

う用語を同じ意味で使う。 

storage capacity 

12.02.22 

ちょくせつ

直接アクセス 

データの物理的位置を表すアドレスによって,データ
の相対位置に無関係な順序で記憶装置からデータを読
み取る能力又は記憶装置にデータを格納する能力。 

direct access, 
random access(使用しな

いほうがよい。) 

12.02.23 

じゅんじ

順次アクセス 

順序付けられているのと同じ順番でデータを記憶装置
又はデータ媒体に格納する能力又は格納されたとおり
の順番でデータを読み取る能力。 

sequential access, 
serial access 

12.02.24 

あとい

後入れさきだ

先出し

きおくそうち

記憶装置, 
スタック(

きおくそうち

記憶装置) 

次に取り出されるデータ要素が最も新しく記憶された
ものであるような方法でデータを順序付ける記憶装
置。 

備考 この方法は,“後入れ先出し” (LIFO) と呼

ばれる。 

pushdown storage, 
stack (storage) 

12.02.25 

さきい

先入れさきだ

先出し

きおくそうち

記憶装置 

次に取り出されるデータ要素が最も古く記憶されたも
のであるような方法でデータを順序付ける記憶装置。 

備考 この方法は,“先入れ先出し” (FIFO) と呼

ばれる。 

pushup storage 

12.02.26 

スタックポインタ 

後入れ先出し記憶装置において,最も新しく記憶され
た項目を保持している記憶場所のアドレス。 

stack pointer, 
stack indicator 

12.02.27 

れんそうきおくそうち

連想記憶装置, 

ないよう

内容アドレス

きおくそうち

記憶装置 

記憶場所が,その名前又は位置ではなくて,記憶内容
又はその一部によって識別される記憶装置。 

associative storage, 
content addressable 

storage 

12.02.28 

きおくほご

記憶保護 

書込み,読取り又はその両方を阻止することによって,
記憶装置又は記憶場所へのアクセスを制限すること。 

storage protection 

12.02.29 

てんそうじかん

転送時間 

データ転送が開始された時点から完了する時点までの
時間。 

備考1. 付図1参照。 

2. 利用者が転送するデータ量に依存しない

量として規定する目的では,受渡し完了
をデータの先頭に着目して規定すること
が多い。 

trarnsfer time 

12.02.30 

ま待ちじかん

時間 

命令制御装置がデータの要求を発した時点から実際の
データ転送が開始される時点までの時間。 

latency, 
waiting time 

background image

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

備考 

付図1参照。 

12.02.31 

アクセスじかん

時間, 

よびた

呼出しじかん

時間 

データの要求が発せられた時点からデータの受渡しが
完了する時点までの時間。 

備考1. アクセス時間は,待ち時間と転送時間を

加えたものに等しい。 

2. 付図1参照。 
3. 利用者が転送するデータ量に依存しない

量として規定する目的では,受渡し完了
をデータの先頭に着目して規定すること
が多い。 

access time 

12.02.32 

へいきん

平均アクセスじかん

時間 

装置を通常に動作させたときのアクセス時間の平均
値。 

mean access time 

12.02.33 

いちぎ

位置決めじかん

時間, 

シークじかん

時間 

直接アクセス記憶装置のアクセスアームを,適切なト
ラック上に位置決めするのに必要な時間 

備考 付図1参照。 

seek time, 
positioning time 

12.02.34 

かいてんま

回転待ちじかん

時間, 

サーチじかん

時間 

直接アクセス記憶装置の読取り書込みヘッドが,与え
られたアドレス又はキーに対応するトラック上の特定
のレコードの位置に到達するのに必要な時間。 

備考 付図1参照。 

search time, 
rotational delay 

12.02.35 

かいてんいちけんしゅつ

回転位置検出, 

かいてんいちかんち

回転位置感知, 
RPS(省略形) 

読取り及び書込みが可能な位置を示すためにディスク
の位置を連続的に監視する技法。 

備考 この技法では,読取り書込みヘッド位置を

適切な同期信号と連続的に比較する。 

rotational position 

sensing 

RPS(省略形) 

12.02.36 

サイクルじかん

時間 

記憶装置の連続する読取り書込みサイクルの開始点の
間の最小時間。 

cycle time 

12.02.37 

よみと

読取り[かきこ

書込み]サ

イクルじかん

時間 

分離した読取りと書込みのサイクルをもつ記憶装置に
おいて,連続する読取り[書込み]サイクルの開始点
の間の最小時間。 

read [write] cycle time 

12.02.38 

めいもくてんそうそくど

名目転送速度 

単位時間に転送可能な文字数の公称値又は理論値。 

nominal transfer rate 

12.02.39 

じつこうてんそうそくど

実効転送速度 

単位時間に実際に転送される利用者のデータの文字
数。 

effective transfer rate 

12.02.40 

じゅんよ

順読み, 

じゅんほうこうよみと

順方向読取り 

磁気テープ装置などにおいて,順方向にデータ媒体を
進めながら,記録されているデータを読み取ること。 

forward reading 

12.02.41 

ぎゃくよ

逆読み, 

ぎやくほうこうよみと

逆方向読取り 

磁気テープ装置などにおいて,逆方向にデータ媒体を
戻しながら,記録されているデータを読み取ること。 

backward reading 

12.03 記憶装置の技術 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.03.01 

せいでんきおくそうち

静電記憶装置 

誘電体表面層上の帯電領域を用いた記憶装置。 

electrostatic storage 

12.03.02 

しゅうせきかいろきおくそうち

集積回路記憶装置, 

しゅうせきかいろ

集積回路メモリ, 
ICメモリ 

結晶材料で作られた単一のチップ上に一括して作り込
まれたトランジスタやダイオード,その他の回路素子
からなる記憶装置。 

integrated circuit 

memory, 

IC memory 

12.03.03 

ごくていおんきおくそうち

極低温記憶装置 

極低温における物質の超伝導特性及び磁気特性を用い
た記憶装置。 

cryogenic storage 

12.03.04 

じききおくそうち

磁気記憶装置 

物質の磁気特性を用いた記憶装置。 

magnetic storage 

12.03.05 

ひかりきおくそうち

光記憶装置, 

ひかり

光メモリ 

光学技術を用いた記憶装置。 

optical storage, 
optical memory 

12.03.06 

じき

磁気)バブルきおく

記憶

そうち

装置, 

じき

磁気)バブルメモ

リ 

薄膜上の,移動可能で書換え可能な不揮発性の円柱形
磁化領域を用いる磁気記憶装置。 

bubble memory 

background image

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.03.07 

でんりゅういっちせんたく

電流一致選択 

磁気記憶装置のセルの配列において,2本以上の線に
同時に電流を流し,選択されたセルにおいてだけ,そ
の合計の起磁力がしきい値を超えるようにすることに
よって,配列中の1個のセルを選択すること。 

coincident-current 

selection 

12.03.08 

じききろく

磁気記録 

磁化可能な物質を選択的に磁化することによってデー
タを記憶する技法。 

magnetic recording 

12.03.09 

すいへいじききろく

水平磁気記録 

データを表す磁化の方向を,記録トラックの長手方向
にする磁気記録方式。 

longitudinal magnetic 

recording 

12.03.10 

すいちょくじききろく

垂直磁気記録 

データを表す磁化の方向を,記録面に対して垂直にす
る磁気記憶方式。 

perpendicular magnetic 

recording, 

vertical magnetic 

recording 

12.03.11 

じき

磁気ドラム

きおくそうち

記憶装置 

軸を中心に回転する磁気ドラムの表面上に磁気記録す
ることによって,データを記憶する磁気記憶装置。 

magnetic drum storage 

12.03.12 

じき

磁気)ディスク

きおくそうち

記憶装置 

共通な軸を中心に回転する1枚又は複数枚のディスク
の平らな表面に磁気記録することによって,データを
記憶する磁気記憶装置。 

(magnetic) disk storage 

12.03.13 

じき

磁気テープ

きおくそうち

記憶装置 

長手方向に移動するテープの表面に磁気記録すること
によって,データを記憶する磁気記録装置。 

magnetic tape storage 

12.03.14 

じき

磁気カード

きおくそうち

記憶装置 

薄い可とう〈撓〉性のカードの表面に磁気記録するこ
とによって,データを記憶する磁気記憶装置。 

magnetic card storage 

12.03.15 

きじゅんふっききろく

基準復帰記録 

0及び1を表す磁化のパターンが記憶セルの一部だけ
を占め,その記憶セルの残りは基準状態に磁化される
ようにした2進数字の磁気記録。 

return-to-reference 

recording 

12.03.16 

ひ非ゼロ

ふっききろく

復帰記録, 

NRZ(省略形), 

ひきじゅんふっききろく

非基準復帰記録 

0及び1を表す磁化のパターンが記憶セルの全体を占
め,記憶セルのどの部分も基準状態に磁化されること
のない2進数字の磁気記録。 

non-return-to-zero 

recording, 

NRZ(省略形), 
non-return-to-reference 

recording 

12.03.17 

いそうへんちょうきろく

位相変調記録, 

いそうふごうか

位相符号化, 

いそう

位相コードか化 

記憶セルを,反対方向に磁化した二つの領域に分割し
て,これらの磁化方向の順序によって,表現する2進
数字が0か1かを示す磁気記録。 

備考 付図2参照。 

phase modulation 

recording, 

phase encoding 

12.03.18 

ばい倍パルスきろく

記録 

磁化領域の両側が磁化されていない領域になっている
位相変調記録。 

備考 付図2参照。 

double-pulse recording 

12.03.19 

ゼロ

ふっききろく

復帰記録, 

RZ(省略形) 

基準状態が磁化されていない状態である基準復帰記
録。 

return-to-zero recording, 
RZ(省略形) 

12.03.20 

きょくせい

極性ゼロ

ふっききろく

復帰記録, 

RZ (P) (省略形) 

0をある向きの磁化で表し,1を反対の向きの磁化で表
すゼロ復帰記録。 

備考 付図2参照。 

polarized return-to-zero 

recording, 

RZ (P) (省略形) 

12.03.21 

ひ非ゼロふっき

復帰(へんか

変化)

きろく

記録, 
NRZ (C) (省略形) 

ある指定された状態に磁化することによって0を表
し,もう一つの状態によって1を表す非ゼロ復帰記録。
磁化の状態は,表現すべき値が変化するときだけ変化
する。 

備考1. 二つの状態は,一方が磁気飽和で他方が

磁化されていない状態であってもよい
が,相互に反対の極性に磁気飽和してい
る状態であるのが,より一般的である。 

2. 付図2参照。 

non-return-to-zero 

(change) recording, 

NRZ (C) (省略形) 

background image

10 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.03.22 

ひ非ゼロふっき

復帰(1)きろく

記録, 

NRZ-1(しょうりゃくけい

省略形), 

ひ非ゼロふっき

復帰(マー

ク), 

きろく

記録, 
NRZ (M) (省略形) 

1を磁化状態の変化で表し,0を変化なしで表す非ゼロ
復帰記録。 

備考1. 1又はマーク信号だけが明示的に記録さ

れるので,この方式を“マーク方式”と
呼ぶ。 

2. 付図2参照。 

non-return-to-zero 

change-on-ones 
recording, 

NRZ-1(省略形), 
non-return-to-zero (mark) 

recording, 

NRZ (M) (省略形) 

12.03.23 

ひ非ゼロふっき

復帰(0)きろく

記録, 

NRZ-0(省略形) 

0を磁化状態の変化で表し,1を変化なしで表す非ゼロ
復帰記録。 

non-return-to-zero 

change-on-zeros 
recording, 

NRZ-0(省略形) 

12.03.24 

しゅうはすうへんちょうきろく

周波数変調記録, 
FMきろく

記録(省略形) 

各々のセルの境界と1を表すセルの中央とに磁化状態
の変化がある非ゼロ復帰記録。 

備考 付図2参照。 

frequency modulation 

recording, 

FM recording(省略形) 

12.03.25 

へんけいしゅうはすうへんちょうきろく

変形周波数変調記録
, 
MFMきろく

記録(省略形) 

0を表す二つのセルの間の境界と,1を表すセルの中央
とに磁化状態の変化がある非ゼロ復帰記録。 

備考 付図2参照。 

modified frequency 

modulation recording, 

MFM recording(省略形) 

12.03.26 

じき

磁気ヘッド 

磁気データ媒体上でデータの読取り,書込み及び消去
のうちの一つ又は幾つかの機能を果たすことのできる
電磁石。 

magnetic head 

12.03.27 

よみと

読取りヘッド 

読取りだけが可能な磁気ヘッド。 

read head 

12.03.28 

よみと

読取りかきこ

書込みヘッド 

読取り及び書込みが可能な磁気ヘッド。 

read/write head 

12.03.29 

せんこうよみと

先行読取りヘッド 

ある読取りヘッドに隣接して置かれ,その読取りヘッ
ドがデータを読み取る前に同じデータを読み取るため
に使う読取りヘッド。 

pre-read head 

12.03.30 

かきこ

書込みヘッド 

書込みだけが可能な磁気ヘッド。 

write head 

12.03.31 

しょうきょ

消去ヘッド 

磁気データ媒体上のデータを消去することだけが可能
な磁気ヘッド。 

erase head 

12.03.32 

ふどう

浮動ヘッド 

記録表面から離れて空気層上を浮動する磁気ヘッド。 floating head 

12.03.33 

ヘッドローディング

いき域 

データの読取り及び書込みのために適正な浮動高にヘ
ッドを位置付けするのに用いる磁気ディスク表面の外
周領域。 

head loading zone 

12.03.34 

プリアンブル 

磁気媒体において,各ブロックの先頭に記録する,同
期を目的とする2進数字の列。 

preamble 

12.03.35 

ポストアンブル 

磁気媒体において,各ブロックの最後に記録する,逆
方向読取り時の同期を目的とする2進数字の列。 

postamble 

12.03.36 

ブロックかんかく

間隔, 

IBG(省略形) 

データ媒体上における二つの連続するブロックの間の
部分。 

interblock gap, 
IBG(省略形) 

12.03.37 

レコードかんかく

間隔, 

IRG(省略形) 

データ媒体上における二つの連続するレコードの間の
部分。 

interrecord gap, 
IRG(省略形) 

12.03.38 

だいようりょうきおくそうち

大容量記憶装置 

非常に大きな記憶容量をもつ記憶装置。 

mass storage 

12.04 磁気テープ 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.04.01 

テープしたん

始端マーカ, 

BOTマーカ(省略形) 

記録可能領域の始端を示すために用いる磁気テープ上
の印。 

例: 光反射片,磁気テープの透明部分。 

beginning-of-tape marker, 
BOT marker(省略形) 

background image

11 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.04.02 

ロードポイント 

磁気テープ上の記録可能領域の始端。 

備考 磁気テープ駆動機構によっては,ロードポ

イントの位置を示すために,テープ始端マ
ーカを用いるものがある。 

load point 

12.04.03 

かきこ

書込み(きょか

許可)リン

グ, 
ファイル

ほご

保護リング 

取外しできるプラスチック製又は金属製のリングであ
って,磁気テープリール上に装着するかしないかによ
って磁気テープへの書込みを抑止し,それによってフ
ァイルの不測の消去を防ぐもの。 

write-enable ring, 
write ring, 
file-protcetion ring, 
file protect ring, 
safety ring 

12.04.04 

テープしゅうたん

終端マーカ, 

EOTマーカ(省略形) 

記録可能領域の終端を示すために用いる磁気テープ上
の印。 

例: 光反射片,磁気テープの透明部分。 

end-of-tape marker, 
EOT marker(省略形) 

12.04.05 

じき

磁気テープ)

したんぶ

始端部 

テープ始端マーカの前にあり,磁気テープを繰り出す
ために用いる磁気テープの部分。 

(magnetic tape) leader 

12.04.06 

じき

磁気テープ)

したんぶ

始端部 

テープ終端マーカの後にある磁気テープの部分。 

(magnetic tape) trailer 

12.04.07 

スキュー 

テープの列が指定された基準から外れている角度方向
又は長手方向の偏位。 

skew 

12.04.08 

じき

磁気)テープ

くどうきこう

駆動機構 

磁気テープを駆動し,その動きを制御する機構。 

(magnetic) tape drive 

12.04.09 

じき

磁気)テープそうち

装置 

磁気テープ駆動機構,磁気ヘッド及びそれに付随する
制御機構を含む装置。 

(magnetic) tape unit 

12.04.10 

ストリーミングテー

くどうきこう

駆動機構, 

ストリーマ 

ブロック間隔で停止することなく,磁気ディスクの連
続ダンプ又は連続的再格納を行うために特別に設計さ
れた磁気テープ装置。 

streaming tape drive, 
streamer 

12.04.11 

ほぞんきかん

保存期間 

データ媒体上のデータが保存されるべき期間。 

retention period 

12.04.12 

しんくうそう

真空槽, 
バキュームカラム 

磁気テープ駆動機構において,スプールと駆動機構の
間にあって,たるみをもたせながらテープを吸引する
ために低空気圧に維持される空洞部。 

vacuum column 

12.05 磁気ディスク記憶装置及び磁気ドラム記憶装置 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.05.01 

バンド 

磁気ドラム又は磁気ディスク上の一組のトラックであ
って,そのすべてが並列に読取り又は書込みできるも
の。 

band 

12.05.02 

セクタ 

磁気ドラム又は磁気ディスク上のトラック又はバンド
のあらかじめ決められた角度方向の部分であって,ア
ドレスが与えられているもの。 

sector 

12.05.03 

シリンダ 

磁気ディスク機構において,コームがある位置にある
とき,そのすべての磁気ヘッドによってアクセスされ
るすべてのトラックの組。 

cylinder 

12.05.04 

アクセスアーム 

磁気ディスク装置において,磁気ヘッドが取り付けら
れる腕状のもの。 

access arm 

12.05.05 

ヘッドディスクアセ
ンブリ, 
HDA(省略形) 

磁気ディスク装置において,磁気ディスク,磁気ヘッ
ド及びアクセス機構を一つの容器に閉じ込める形で組
み込んだ部分。 

head/disk assembly, 
HDA(省略形) 

12.05.06 

ホームアドレス 

磁気ディスクの各々のトラック上に書き込まれた情報
であって,ディスク表面のトラック番号を識別するも
の。 

home address 

12.05.07 

コーム 

磁気ディスク装置において,一体となって動くアクセ
スアームの集合体。 

comb 

background image

12 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.05.08 

アクセスきこう

機構, 

アクチュエータ

じき

磁気ディスクにお

ける) 

アクセスアーム又はコームを駆動するための機構。 

access mechanism, 
actuator 

12.05.09 

ヘッドしょうとつ

衝突, 

ヘッドクラッシュ 

磁気ヘッドと回転するデータ媒体の表面との偶発的な
接触。 

head crash 

12.05.10 

ディスク

くどうきこう

駆動機構 

磁気ディスクの回転を制御する装置。 

disk drive 

12.05.11 

いちぎ

位置決めこう孔 

ディスクの最初のセクタの始まりを表示するフレキシ
ブルディスク上のせん孔。 

index hole 

12.05.12 

よみと

読取りかきこ

書込み

かいこうぶ

開口部, 

よみと

読取りかきこ

書込みスロッ

ト 

読取り書込みヘッドが,トラックにアクセスすること
を可能にするディスケットのジャケットの開口部。 

read/write slot, 
read/write opening 

12.05.13 

じき

磁気)ディスク

そうち

装置 

磁気ディイスク,ディスク駆動機構,1個又は複数個
の磁気ヘッド及びそれに付随する制御機構を含む装
置。 

(magnetic) disk unit 

12.05.14 

じき

磁気)ドラムそうち

装置 

磁気ドラム,それを駆動するための機構,磁気ヘッド
及びそれに付随する制御機構を含む装置。 

(magnetic) drum unit 

12.05.15 

じきょくかんかく

磁極間隔 

磁気ヘッドの磁極間の間げきの寸法 

備考 対応英語の直訳である“ギャップ幅”は,

この意味では用いないほうがよい。 

gap width 

12.05.16 

ふじょうこう

浮上高, 
ヘッドこう高 

磁気ヘッドと記録媒体表面の間隔。 

備考 対応英語“head gap”の直訳である“ヘッド

ギャップ”又は“ヘッド間隔”は,この意
味では用いないほうがよい。 

flying height, 
head gap 

12.05.17 

ハードセクタリング 

磁気ディスク上のセクタ境界を物理的に印づけるこ
と。 

hard sectoring 

12.05.18 

ソフトセクタリング 

磁気ディスク上のセクタ境界を,記録されたデータを
用いて識別すること。 

soft sectoring 

12.05.19 

ヘッドきりか

切換え 

一つの磁気データ媒体の読取り又は書込みに別の磁気
ヘッドを用いること。 

head switching 

12.05.20 

かきこ

書込み

ほご

保護ラベル 

フレキシブルディスクにはり付けるかはり付けないか
によってフレキシブルディスクへの書込みを抑止する
ラベル。 

write protection label 

12.06 せん孔データ媒体及び装置 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.06.01 

チャド 

せん孔されてデータ媒体から分離されるもの。 

chad 

12.06.02 

せん

こういち

孔位置 

データを記録するためにせん孔する場合の,データ媒
体上の定義された位置。 

punch position, 
punching position 

12.06.03 

せんこうそうち

孔装置, 

せんこうきこう

孔機構 

データ媒体に孔をあける装置。 

punch 

12.06.04 

せんこうぶ

孔部 

データ媒体がせん孔されるせん孔装置内の場所。 

punch station 

12.06.05 

スポットせんこうき

孔機 

データ媒体に一度に1個の孔をあける機構。 

spot punch 

12.06.06 

(けんばん盤)せんこうき

孔機 

けん盤操作によってデータ媒体にせん孔するせん孔装
置。 

keypunch, 
keyboard punch 

12.06.07 

くりだ

繰出しこう孔 

位置決め可能なようにデータ媒体上にせん孔される
孔。 

feed hole, 
sprocket hole 

12.06.08 

くりだ

繰出しこう孔トラック 

データ媒体上の繰出し孔のあるトラック。 

feed track, 
sprocket track 

background image

13 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.06.09 

くりだ

繰出しこう孔ピッチ 

繰出し孔トラックに沿った隣接する繰出し孔の対応す
る2点間の距離。 

feed pitch 

12.06.10 

(カードの)だん段 

せん孔カードの長辺に平行な1列のせん孔位置。 

card row 

12.06.11 

(カードの)けた 

せん孔カードの短辺に平行な1列のせん孔位置。 

card column 

12.06.12 

ゾーンパンチ 

12段せん孔カードの上側3段のうちの1段にせん孔さ
れる孔。 

zone punch 

12.06.13 

テープせんこうそうち

孔装置, 

テープせんこうきこう

孔機構 

せん孔テープ上に孔パターンの様式でデータの記録を
自動的に作るせん孔装置。 

tape punch 

12.06.14 

(せんこう孔)テープ

よみと

読取りそうち

装置, 

(せんこう孔)テープ

よみと

読取りきこう

機構 

せん孔済テープ上の孔パターンを読み取るか又は検出
して,データを孔パターンから電気信号に変換する入
力装置。 

punched tape reader 

12.06.15 

テープふくせいそうち

複製装置, 

テープふくせいきこう

複製機構 

あるテープから読み取ったデータの全部又は一部を複
写して別のテープを作る装置。 

tape reproducer 

12.06.16 

カードせんこうそうち

孔装置, 

カードせんこうきこう

孔機構 

せん孔カード上に孔パターンの様式でデータのレコー
ドを作る出力装置。 

card punch 

12.06.17 

カードよみと

読取り装置, 

カードよみと

読取りきこう

機構 

せん孔済カードの孔を読み取るか又は検出して,デー
タを孔パターンから電気信号に変換する入力装置。 

card reader 

12.06.18 

カードつうろ

通路 

カード処理機構において,カードがそれに沿って動か
され誘導される部分。 

card path 

12.06.19 

カードおく送りきこう

機構 

カードを1枚ずつカードホッパからカード通路に動か
す機構。 

card feed 

12.06.20 

カードホッパ 

カード処理機構の部分であって,処理するカードを保
持し,カード送り機構に送り出せるようにするもの。 

card hopper 

12.06.21 

カードスタッカ 

カード処理機構の部分であって,処理された後のカー
ドを受け入れるもの。 

card stacker 

12.06.22 

せんこうつうろ

孔通路 

せん孔装置内にあって,せん孔部をもつカード通路。 punch path 

12.06.23 

よみと

読取りぶ部, 

けんしゅつぶ

検出部 

データ媒体上のデータが読み取られる読取り装置内の
場所。 

read station 

12.06.24 

よみと

読取りつうろ

通路 

読取り装置内で読取り部をもつ経路。 

read path 

12.06.25 

せんこうほんやくき

孔翻訳機 

せん孔済カードにせん孔された孔パターンに対応する
文字を,同じカード上に印字する装置。 

interpreter (device) 

12.06.26 

てんそう

転送せんこうほんやくき

孔翻訳機 

せん孔済カードにせん孔された孔パターンに対応する
文字を,別のせん孔済カード上に印字する装置。 

transfer interpreter 

12.06.27 

(カード)ふくせい

複製せん

こうそうち

孔装置, 
(カード)ふくせい

複製せん

こうき

孔機, 
(カード)ふくせいき

複製機 

あるせん孔済カードから読み取ったデータの全部又は
一部を複写して,別のせん孔済カードを作る装置。 

(card) reproducing punch, 
 (card) reproducer, 
card duplicator 

12.06.28 

ごうけい

合計せんこうき

孔機 

別の装置で計算又は合計されたデータのレコードを作
るために使用するカードせん孔装置。 

summary punch 

12.06.29 

せいひょうき

製表機 

せん孔済カード又はせん孔済テープのようなデータ媒
体からデータを読み取り,リスト,表又は合計を作り
出す装置。 

tabulator 

12.06.30 

カードぶんるいき

分類機 

せん孔済カードをそのカードの孔パターンに応じて選
ばれたポケットに入れる装置。 

card sorter 

12.06.31 

ポケット(カード

ぶんるいき

分類機における) 

カード分類機内のカードスタッカ。 

pocket 

12.06.32 

しょうごうき

照合機 

せん孔済カードなどの組を照合,併合,突合せなどす
る装置。 

collator 

background image

14 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

12.07 印字装置 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.07.01 

いんじそうち

印字装置, 
プリンタ 

あらかじめ定められた一つ又は複数の文字集合に属す
る離散的な図形文字の列を主な様式として,データの
ハードコピー記録を作る出力装置。 

備考 多くの場合,印字装置は作図装置としても

使用できる。 

printer 

12.07.02 

さくずそうち

作図装置, 
プロッタ 

取外し可能な媒体上に,二次元図形の様式でデータの
ハードコピー記録を直接作り出す出力装置。 

plotter 

12.07.03 

しょうげきしきいんじそうち

衝撃式印字装置, 
インパクトプリンタ 

印字される媒体を機械的に打つことによって印字を行
う印字装置。 

impact printer 

12.07.04 

ひしょうげきしきいんじそうち

非衝撃式印字装置, 
ノンインパクトプリ
ンタ 

印字される媒体を機械的に打たないで印字を行う印字
装置。 

nonimpact printer 

12.07.05 

ちくじいんじそうち

逐次印字装置, 
シリアルプリンタ 

一度に1個の文字を印字する印字装置。 

備考 逐次印字装置には,直列インタフェースを

もつものも並列インタフェースをもつもの
もある。 

character printer, 
serial printer 

12.07.06 

ぎょういんじそうち

行印字装置, 
ラインプリンタ 

1行分の文字を単位として印字する印字装置。 

line printer 

12.07.07 

ページ

いんじそうち

印字装置, 

ページプリンタ 

1ページ分を単位として印字する印字装置。 

例: COM印字装置,レーザ印字装置。 

page printer 

12.07.08 

バー

いんじそうち

印字装置, 

バープリンタ 

活字バーによって活字が選ばれる衝撃式印字装置。 

bar printer 

12.07.09 

かつじ

活字バー, 

いんじ

印字バー 

活字を保持しているバーであって,通常,衝撃式印字
装置に取り付けられているもの。 

type bar, 
print bar 

12.07.10 

オンザフライ

いんじそうち

印字装置 

印字中も活字バンド又は活字が動きを停止しない衝撃
式印字装置。 

on-the-fly printer 

12.07.11 

ドラム

いんじそうち

印字装置, 

ドラムプリンタ 

個々の印字位置ごとに,回転するドラム上に完全な文
字集合が用意されている衝撃式印字装置。 

drum printer 

12.07.12 

いんじ

印字ドラム, 

かつじ

活字ドラム 

すべての印字可能位置に文字を供給できる回転円筒。 print drum 

12.07.13 

いんじ

印字ホイール, 

かつじ

活字ホイール 

1か所の印字位置に文字集合のすべての文字を供給で
きる回転円板。 

備考 デイジーホイールは印字ホイールの一つで

ある。 

print wheel 

12.07.14 

チェーン

いんじそうち

印字装置, 

チェーンプリンタ 

回転する鎖を構成する個々の輪に活字が備えられてい
る衝撃式印字装置。 

chain printer 

12.07.15 

バンド[ベルト]

いんじそうち

印字装置, 
バンド[ベルト]プ
リンタ 

印字できる文字集合が,柔軟性のあるバンド上[ベル
ト上]に備えられている衝撃式印字装置。 

band [belt] printer 

12.07.16 

ドット

いんじそうち

印字装置, 

ドットプリンタ 

複数の点で表現される文字や画像を印字する印字装
置。 

備考 ドット印字装置が図形用にだけ使用される

場合,ドット作図装置と呼ばれることもあ
る。 

dot (matrix) printer, 
matrix printer 

12.07.17 

インクジェット

いんじそうち

印字装置, 
インクジェットプリ
ンタ 

非衝撃式印字装置であって,文字が用紙上にインクの
粒子又は小滴の噴射によって形成されるもの。 

ink jet printer 

background image

15 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.07.18 

かんねついんじそうち

感熱印字装置, 

かんねつ

感熱プリンタ 

非衝撃式印字装置であって,感熱紙上に直接に高温素
子を当てて又は熱で溶けるインクをもつリボンの上か
ら普通紙上に高温素子を当てて,文字を形成するもの。 

thermal printer 

12.07.19 

せいでんいんじそうち

静電印字装置, 

せいでん

静電プリンタ 

非衝撃式印字装置であって,静電気によって潜像を作
り,トナーを使ってそれを可視化し,紙の上に転写し
て定着させるもの。 

備考 静電印字装置は,作図装置として使用され

ることがある。 

electrostatic printer 

12.07.20 

レーザ

いんじそうち

印字装置, 

レーザプリンタ 

非衝撃式印字装置であって,感光面にレーザ光線を当
てて潜像を作り,トナーを使ってそれを可視化し,紙
の上に転写して定着させるもの。 

laser printer, 
laser beam printer 

12.07.21 

じき

磁気

いんじそうち

印字装置, 

じき

磁気プリンタ 

非衝撃式印字装置であって,金属ドラム上で作動する
磁気ヘッドによって潜像を作り,トナーを使ってそれ
を可視化し,紙の上に転写して定着させるもの。 

magnetographic printer 

12.07.22 

けいさんきしゅつりょく

計算機出力マイクロ
フィルム

いんじそうち

印字装置, 

こむ

COMプリンタ 

写真用フィルム上に,個々のページの縮小像を作るペ
ージ印字装置。 

COM printer, 
computer output 

microfilm printer 

12.07.23 

ようしはやおく

用紙速送り 

印字装置において,1行ずつの行送りより実質的に速
く用紙を動かすこと。 

paper skip, 
paper throw, 
paper slew 

12.07.24 

れんぞくし

連続紙 

連続的に印字装置に供給される白紙又は用紙。 

continuous forms, 
continuous forms paper 

12.07.25 

お折りたたみれんぞくし

連続紙 

あらかじめ折りたたまれ,通常,両側の繰出し孔によ
って紙送りされる連続紙。 

fanfold paper, 
zig-zag fold paper, 
z-fold paper 

12.07.26 

インクリボン 

出力装置に使用されるインクが塗られたリボン。 

inked ribbon 

12.07.27 

(1) しょしきおく

書式送り, 

  

ようしおく

用紙送り 

用紙の指定部分を印字位置に動かすために使う用紙速
送り。 

(1) form feed 

12.07.28 

(2) しょしきおく

書式送り, 

  

ようしおく

用紙送り 

次の用紙,次のページ又はそれに相当するものの上の
あらかじめ決められた最初の行に,印字位置又は表示
位置を動かすこと。 

(2) form feed 

12.07.29 

かいぎょう

改行 

次の行の同じ位置へ印字位置又は表示位置を動かすこ
と。 

line feed 

12.07.30 

ふっき

復帰 

同じ行の先頭の位置へ印字位置又は表示位置を動かす
こと。 

carriage return 

12.08 その他の周辺機器 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.08.01 

(りようしゃ

利用者)たんまつ

端末 

利用者が計算機と交信するための入出力装置。 

(user) terminal 

12.08.02 

といあわ

問合せたんまつ

端末, 

しょうかいようたんまつ

照会用端末 

主として計算機に対して問合せを行うための利用者端
末。 

inquiry station 

12.08.03 

データにゅうりょくたんまつ

入力端末, 

データしゅうしゅうたんまつ

収集端末 

主として計算機にデータを入れるために設計された利
用者端末。 

data input station, 
data collection station 

12.08.04 

じどうきろくき

自動記録器, 
ロガー 

通常,時間の経過に従って事象や物理的状態を記録す
る機能単位。 

logger 

12.08.05 

そうさき

走査器, 
スキャナ 

空間的なパターンの構成部分を逐次的に調べて,その
パターンに対応するアナログ又はディジタルの信号を
生成する機構 

scanner 

background image

16 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語及び読み方 

意味 

対応英語 

12.08.06 

こうがくしきそうさき

光学式捜査器, 

こうがくしき

光学式スキャナ 

パターンを調べるために光学的操作を用いる走査器。 

備考 光学式走査器は,パターン認識又は文字認

識によく使われる。 

optical scanner 

12.08.07 

もじ

文字よみと

読取りそうち

装置 

文字認識を行う入力装置。 

character reader 

12.08.08 

じき

磁気インク文字よみと

読取

りそうち

装置 

磁気インク文字認識によって文字を読み取る入力装
置。 

備考 用語“MICR”は,磁気インク文字読取り装

置の意味で用いることがある。 

magnetic ink character 

reader 

12.08.09 

こうがくしきよみと

光学式文字読取り

そうち

装置 

光学的文字認識によって文字を読み取る入力装置。 

備考 用語“OCR”は,光学式文字読取り装置の

意味で用いることがある。 

optical character reader 

12.08.10 

ページよみと

読取りそうち

装置 

印刷テキストを入力データとする文字読取り装置。 

page reader 

12.08.11 

ぶんしょ

文書よみと

読取りそうち

装置, 

ドキュメントよみと

読取り

そうち

装置 

決まった様式の用紙上の特定領域内のテキストを入力
データとする文字読取り装置。 

document reader 

12.08.12 

ひょうじそうち

表示装置 

データを目に見える形で表す出力装置。 

備考 データは,通常,一時的に表示されるだけ

であるが,ハードコピーが得られるように
作られたものもある。 

display device 

12.08.13 

もじひょうじそうち

文字表示装置 

データを図形文字の形だけで表す表示装置。 

character display (device) 

12.08.14 

ずけいひょうじそうち

図形表示装置 

データを任意の図形の形で表す表示装置。 

graphic display (device) 

12.08.15 

せっしょくがめん

接触画面, 
タッチスクリーン 

画面の一部分に触れることによって,利用者がデータ
処理システムと交信できる表示装置。 

touch screen, 
touch sensitive screen 

12.08.16 

カーブフォロア 

曲線で表されたデータを読み取る 入力装置。 

curve follower 

12.08.17 

そうさたく

操作卓, 

せいぎょたく

制御卓 

計算機の操作員と計算機との間の交信に使う機構をも
つ機能単位。 

(operator) console 

12.08.18 

そうさばん

操作盤, 

せいぎょばん

制御盤 

計算機又はその一部を制御するために使うスイッチを
もつ機能単位。計算機の機能動作に関する情報を与え
るインディケータをもつこともある。 

備考 操作盤は,操作卓又は操作員が操作する他

の装置の一部であることもある。 

operator control panel 

12.08.19 

インディケータ 

ある決められた状態が存在することを視覚的な方法な
どで表示する機構。 

indicator 

12.08.20 

モニタ 

解析のために,データ処理システム内の選択された動
作を監視し記録する機構。 

備考 基準から著しく逸脱していることを示した

り,特定の機能単位の利用程度を測ったり
するのに使う。 

monitor 

12.08.21 

ほしゅばん

保守盤, 

ほしゅ

保守パネル 

装置の一部分であって,その装置と保守技術者との間
のやり取りに使うもの。 

maintenance panel 

12.08.22 

おんせいおうとうそうち

音声応答装置 

音声信号で応答する出力装置。 

audio response unit 

12.08.23 

けんばん盤, 

キーボード 

キーを一定の規則に従って配列した盤であって,その
キーを押すとそれに対応した信号を送り出すもの。 

keyboard 

12.08.24 

マークよみと

読取りそうち

装置 

特定のカード又は用紙に付けられた印を,光学的又は
電磁気的に読み取って,電気信号に変換する装置。 

mark reader 

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17 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図1 アクセス時間 

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18 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図2 記録方式 

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19 

X 0012-1990  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図2 (続き)