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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

T 6112-1995 

歯科用水銀 

Dental mercury 

1. 適用範囲 この規格は,歯科用アマルガム用合金の練和に用いる水銀について規定する。 

備考 この規格の引用規格及び対応国際規格を,次に示す。 

引用規格 

JIS R 3503 化学分析用ガラス器具 

対応国際規格 

ISO 1560 : 1985 Dental mercury 

2. 品質 

2.1 

外観 水銀は,3.1によって試験したとき,油,水,その他の異物などで汚染されていてはならない。 

また,ろ過,振とう後の水銀の表面は,鏡面光沢をもち,空気中で容易に酸化膜を形成してはならない。 

2.2 

注入 水銀は,3.2によって試験したとき,自由に注入ができ,残さ(渣)があってはならない。た

だし,振とう後の小滴は,残さとみなさない。 

3. 試験 

3.1 

外観試験 外観試験は,原容器内面における汚染の有無を調べる。 

また,3.2によって,ろ過,振とうした水銀の表面を目視によって調べる。 

3.2 

注入試験 注入試験は,次のとおりとする。 

(1) 水銀約15g (1ml) を量り,JIS R 3503に規定するガラスろ過板を使用してろ過する。 

また,ガラスろ過板は,20〜30μmの細孔をもつものとし,必要な場合には,減圧ろ過しておく。 

(2) 容量100mlの化学分析用ガラスフラスコをよく洗浄して,100℃で乾燥後,冷却する。 

(3) (1)の方法でろ過した水銀を,(2)のガラスフラスコに入れて栓をし,5秒間よく振とうした後,別の容

器に注入する。 

4. 容器 水銀の容器は,気密であって,輸送に耐える十分な強さをもち,かつ,水銀によって侵食され

ない非金属性のものとする。 

5. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格の名称による。 

例 歯科用水銀

T 6112-1995  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

6. 表示 水銀の包装には,次の事項を表示しなければならない。 

(1) 規格の名称 

(2) 質量及び含量 

(3) 製造業者名及び所在地 

(4) 製造番号又は製造記号 

(5) 他の法定表示事項 

関連規格 JIS T 6109 歯科銀アマルガム用合金 

医療安全用具部会 歯科材料専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

長谷川 二 郎 

愛知学院大学 

淺 井 康 宏 

東京歯科大学 

平 澤   忠 

鶴見大学 

高 橋 重 雄 

松本歯科大学 

溝 上 隆 男 

東京歯科大学 

住 井 俊 夫 

東京歯科大学 

古 市 正 敏 

工業技術院標準部 

松 谷 有希雄 

厚生省薬務局 

庵 原 靖 之 

日本歯科医師会 

梅 田 昭 夫 

日本歯科医師会 

岡   英 男 

日本歯科医師会 

梶 山   進 

日本歯科医師会 

渡 邊   昭 

日本歯科医師会 

加 藤   勇 

日本歯科医師会 

野 原   建 

石福金属興業株式会社 

田 中 文 夫 

昭和薬品化工株式会社 

中 村 悦 三 

株式会社松風 

宮 崎 平 八 

株式会社日本橋徳力 

渡 辺 一 弘 

株式会社ジーシー 

富 岡 健太郎 

日本歯科材料工業協同組合 

(事務局) 

津 金 秀 幸 

工業技術院標準部電気規格課 

青 山 直 充 

工業技術院標準部電気規格課