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S 6013:2020  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 種類 2 

4.1 一般  2 

4.2 用途による種類  2 

4.3 機構による種類  3 

4.4 表示直径による種類  3 

5 寸法 8 

5.1 口径  8 

5.2 製図用のガイドパイプの外径及び長さ 8 

6 品質 9 

6.1 性能  9 

6.2 有害物質  9 

6.3 キャップの安全要件  10 

7 材料及び構造  10 

8 試験方法 10 

8.1 試験条件  10 

8.2 寸法  10 

8.3 作動性  10 

8.4 芯の保持性  11 

8.5 芯の戻り(回転式S)  11 

8.6 芯の残存長さ(ノック式F及びシャープユニットM)  11 

8.7 先端荷重  12 

8.8 耐衝撃性  12 

8.9 耐久性  13 

8.10 有害物質  13 

9 検査方法 14 

9.1 一般  14 

9.2 形式検査  14 

9.3 受渡検査  14 

10 表示  15 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表  16 

 


 

S 6013:2020  

(2) 

まえがき 

この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,日本筆記具工

業会(JWIMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正

すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。

これによって,JIS S 6013:2015は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本産業規格          JIS 

 

S 6013:2020 

 

シャープペンシル 

Mechanical pencils 

 

序文 

この規格は,2019年に第1版として発行されたISO 20318-1を基とし,技術的内容を変更することなく

作成した日本産業規格であるが,対応国際規格に規定されていない事項(製図用の規定,有害物質の規定

など)を日本産業規格として追加している。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,一般筆記及び/又は製図に用いる,芯を保持し繰り出す筆記具(以下,シャープペンシル

という。)について規定する。シャープペンシルには多機能ペン用シャープユニット(以下,シャープユニ

ットという。)も含む。ただし,プロッターなどの機械器具に装着して用いるものを除く。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 20318-1:2019,Mechanical pencils and leads for general use−Classification, dimensions, quality 

and test methods−Part 1: Mechanical pencils(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 0050 化学分析方法通則 

JIS K 0116 発光分光分析通則 

JIS K 0121 原子吸光分析通則 

JIS K 8180 塩酸(試薬) 

JIS S 6005 シャープペンシル用芯 

注記 対応国際規格:ISO 20318-2,Mechanical pencils and leads for general use−Classification, 

dimensions, quality and test methods−Part 2: Black leads 

JIS S 6060 筆記及びマーキング用具−窒息のリスクを軽減するためのキャップ仕様 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

JIS Z 8802 pH測定方法 

 


S 6013:2020  

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

シャープペンシル(mechanical pencils) 

一般筆記及び/又は製図のために,芯を保持し繰り出す筆記具。 

3.2 

多機能ペン(multi-function pen) 

一つの軸内に複数の筆記ユニット(シャープユニット,ボールペンレフィルなど)を備えた筆記具。 

注記 この規格では,これらユニットのうち,少なくとも一つはシャープユニットを含む筆記具を意

味する。 

3.3 

表示直径(marking diameter) 

シャープペンシルの種類を口径の大きさによって示す数字記号。 

注記 JIS S 6005に規定されたシャープペンシル用芯の表示直径に対応している。 

3.4 

口金(nose cone) 

シャープペンシルの先端部品(図1〜図4参照)。 

注記 口金の構造は,ガイドパイプがなく口金だけのもの,ガイドパイプが口金に固定されているも

の,又はガイドパイプが口金に対して移動するものを含む。 

3.5 

口径(bore size) 

芯の出てくる口金先端又はガイドパイプの内径。 

3.6 

芯の残存長さ(residual length of lead) 

ノックし,芯を繰り出すことによって,芯チャックから芯が外れ,筆記できなくなったとき,口金に残

る芯の長さ。 

 

種類 

4.1 

一般 

種類は,用途,機構及び表示直径によってそれぞれ区分し,次のとおりとする。 

なお,シャープペンシル用芯の種類,品質,寸法(直径及び長さ)及び試験方法については,JIS S 6005

による。 

4.2 

用途による種類 

用途による種類は,表1による。 

 

表1−用途による種類 

種類 

用途 

一般用 

一般筆記に用いるもの。 

製図用 

テンプレートなどを使い,主に製図に用いるもの。 


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4.3 

機構による種類 

機構による種類は,表2による。 

 

表2−機構による種類 

種類 

タイプ 

機構 

関連図 

ノック式 

ノック操作を行うことによって,軸の内部に収納された芯
が一定量ずつ繰り出される機構のもの。 

図1 

ノック操作を行うことによって,軸の内部に収納された芯
が自重で落下して出てくる機構のもの。 

図2 

回転式 

回転操作を行うことによって,軸の内部に収納された芯が
出てくる機構のもの。 

図3 

シャープユニット 

多機能ペンに装着し,シャープペンシルとして使用するノ
ック式Fタイプの機構のもの。 

図4 

 

4.4 

表示直径による種類 

表示直径による種類は,表3による。 

 

表3−表示直径による種類 

単位 mm 

種類 

JIS S 6005による芯の直径 

参考 

表示直径 

実寸法 

ISO 9177-2に
よる呼び直径 

ISO 128-20に
よる線の太さ 

0.2 

0.2 

0.27〜0.29 

− 

0.25 

0.3 

0.3 

0.37〜0.39 

0.35 

0.35 

0.4 

0.4 

0.46〜0.48 

− 

− 

0.5 

0.5 

0.55〜0.58 

0.5 

0.5 

0.7 

0.7 

0.69〜0.73 

0.7 

0.7 

0.9 

0.9 

0.88〜0.92 

1.3 

1.3 

1.25〜1.32 

− 

− 

1.4 

1.4 

1.37〜1.44 

− 

1.4 

1.95〜2.05 

 

 


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図1−ノック式Fタイプシャープペンシルの例 

 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0

 

 

 

 

 


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図2−ノック式Lタイプシャープペンシルの例 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0

 

 

 

 

 


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図3−回転式Sタイプシャープペンシルの例 

 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0

 

 

 

 

 


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図4−シャープユニットMタイプの例 

 

 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0

 

 

 

 

 


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寸法 

5.1 

口径 

ノック式F,回転式S及びシャープユニットMの口径は,8.2 a) によって試験したとき,表4又は表5

の規定に適合しなければならない。 

 

表4−金属製口金口径 

単位 mm 

表示直径 

口径の実寸法 

JIS S 6005による芯の直径(参考) 

実寸法 

0.2 

0.30〜0.33 

0.27〜0.29 

0.3 

0.40〜0.44 

0.37〜0.39 

0.4 

0.49〜0.52 

0.46〜0.48 

0.5 

0.59〜0.63 

0.55〜0.58 

0.7 

0.74〜0.78 

0.69〜0.73 

0.9 

0.93〜0.97 

0.88〜0.92 

1.3 

1.33〜1.38 

1.25〜1.32 

1.4 

1.45〜1.51 

1.37〜1.44 

2.06〜2.13 

1.95〜2.05 

 

表5−プラスチック製口金口径 

単位 mm 

表示直径 

口径の実寸法 

JIS S 6005による芯の直径(参考) 

実寸法 

0.2 

0.30〜0.33 a) 

0.27〜0.29 

0.3 

0.40〜0.44 a) 

0.37〜0.39 

0.4 

0.49〜0.52 a) 

0.46〜0.48 

0.5 

0.59〜0.68 

0.55〜0.58 

0.7 

0.74〜0.81 

0.69〜0.73 

0.9 

0.93〜0.98 

0.88〜0.92 

1.3 

1.33〜1.44 

1.25〜1.32 

1.4 

1.45〜1.52 

1.37〜1.44 

2.06〜2.13 a) 

1.95〜2.05 

注a) 表4と同一寸法である。 

 

5.2 

製図用のガイドパイプの外径及び長さ 

製図用のガイドパイプの外径は,8.2 b) によって試験したとき,表6の規定に適合しなければならない。

また,製図用のガイドパイプの長さは,8.2 c) によって試験したとき,3 mm以上でなければならない。 

 


S 6013:2020  

 

表6−製図用のガイドパイプの外径 

単位 mm 

表示直径 

ガイドパイプの外径 

0.3 

0.84 003

.0

 

0.5 

0.95 003

.0

 

0.7 

1.12 004

.0

 

0.9 

1.30 004

.0

 

 

品質 

6.1 

性能 

性能は,8.3〜8.9によって試験したとき,表7の規定に適合しなければならない。 

 

表7−性能 

項目 

性能 

試験箇条 

作動性 

ノック式F 

作動が円滑でなければならない。 

8.3 a) 

ノック式L 

回転式S 

8.3 b) 

シャープユニットM 

8.3 c) 

芯の保持性 

ノック式F 

芯が口金端面までもぐり込んではならない。 

8.4 a) 

ノック式L 

芯が芯チャックを滑ってはならない。 

8.4 b) 

シャープユニットM 

芯が口金端面までもぐり込んではならない。 

8.4 c) 

芯の戻り 

回転式S 

芯が0.7 mm以上引っ込んではならない。 

8.5 

芯の残存長さa) 

ノック式F 

15 mm以下とする。 

8.6 

シャープユニットM 

先端荷重 

5回のうち4回は芯が折れてはならない。 

8.7 

耐衝撃性 

作動性に異常があってはならない。 

8.8 

耐久性 

ノック式F 

作動性及び芯の保持性に異常があってはならない。 

8.9 a) 

回転式S 

作動性及び芯の戻りに異常があってはならない。 

8.9 b) 

シャープユニットM 

作動性及び芯の保持性に異常があってはならない。 

8.9 c) 

注a) 芯チャックが露出しているものには適用しない。 

 

6.2 

有害物質 

子ども用1) のシャープペンシルの軸の塗膜,プラスチック軸及びシャープペンシルに附属する字消しか

ら移行2) する特定元素3) は,8.10によって試験したとき,表8に示す移行限度値以下でなければならない。 

なお,軸がキャップ付きのものは,キャップを含む。 

 

表8−軸の塗膜,プラスチック軸及び附属字消しからの移行限度値 

単位 mg/kg 

元素 

アンチモン 

ひ素 

バリウム 

カドミウム 

クロム 

鉛 

水銀 

セレン 

移行限度値 

60 

25 

1 000 

75 

60 

90 

60 

500 

 

注1) 子ども用とは,14歳までの子どもの使用のために設計された,又は明らかに意図されて作られ


10 

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たものをいう。 

2) 移行とは,特定元素を含んでいる製品,材料,筆記された描線などを誤って食べた場合を想定

し,それらのものから特定元素が,胃酸相当の0.07 mol/L塩酸溶液(37 ℃±2 ℃)に溶出され

ることをいう。 

3) 特定元素とは,有害性が確認されている8種類の元素(表8参照)のことをいう。 

6.3 

キャップの安全要件 

口金を保護するキャップ付きシャープペンシルのキャップによる,窒息のリスクを軽減するためのキャ

ップ仕様については,JIS S 6060による。 

 

材料及び構造 

使用する材料は,環境側面及び安全性について配慮し,適切な物を選定する。また,シャープペンシル

用芯の補充方法が容易な構造とする。 

 

試験方法 

8.1 

試験条件 

試験の環境条件は,特に規定しない限り,JIS Z 8703に規定する標準状態の温度20 ℃±15 ℃,相対湿

度(65±20)%とする。また,化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。 

なお,試験に用いる芯は,JIS S 6005に規定するシャープペンシル用芯のHBとする。 

8.2 

寸法 

寸法の測定は,次による。 

a) 口径寸法 口径寸法の測定は,0.01 mmまで測定できる精度をもつ寸法測定具によって測定する。 

b) 製図用のガイドパイプの外径 製図用のガイドパイプの外径は,0.01 mmまで測定できる精度をもつ

寸法測定具によって測定する。 

c) 製図用のガイドパイプの長さ 製図用のガイドパイプの長さは,0.1 mmまで測定できる精度をもつ寸

法測定具を用い,図5の測定箇所を測定する。 

 

 

図5−ガイドパイプの長さの測定箇所 

 

8.3 

作動性 

作動性の試験は,次による。 

a) ノック式F及びノック式L 芯の補充後,口金を下に向け鉛直に保持しノック作動を行い,芯が円滑

に送り出されてくるかどうかを調べる。 

なお,2本以上の芯を収納できる機構のものは,少なくとも2本の芯を補充し,1本目が送り出され

た後,2本目の芯が連続して送り出されてくるかどうかを調べる。 

b) 回転式S 芯の補充後,回転作動を行い,1本の芯の繰出し及び繰入れが円滑に行われているかどう


11 

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かを調べ,さらに,芯排出ピンによって,芯が口金から排出されるかどうかを調べる。 

c) シャープユニットM 芯の補充後,多機能ペンに装着し,製品の状態で,口金を下に向け鉛直に保持

しノック作動を行い,芯が円滑に送り出されてくるかどうかを調べる。 

なお,2本以上の芯を収納できる機構のものは,少なくとも2本の芯を補充し,1本目が送り出され

た後,2本目の芯が連続して送り出されてくるかどうかを調べる。 

8.4 

芯の保持性 

芯の保持性の試験は,次による。 

a) ノック式F 芯を1 mm以上出したシャープペンシルを鉛直に置き,表9の鉛直圧縮荷重を芯に加え,

芯が口金端面までもぐり込まないかどうかを調べる。 

b) ノック式L 芯を1 mm以上出したシャープペンシルを鉛直に置き,表9の鉛直圧縮荷重を芯に加え,

芯が芯チャックを滑らないかどうかを調べる。 

c) シャープユニットM 多機能ペンに装着し,製品の状態で,芯を1 mm以上出して多機能ペンを鉛直

に置き,表9の鉛直圧縮荷重を芯に加え,芯の先端が口金端面までもぐり込まないかどうかを調べる。 

 

表9−鉛直圧縮荷重 

単位 N 

表示直径(mm) 

ノック式F及びノック式L 

シャープユニットM 

0.2 

− 

0.3 

0.4 

0.5 

0.7 

0.9 

1.3 

− 

1.4 

 

8.5 

芯の戻り(回転式S) 

回転式Sの芯の戻りの試験は,芯をガイドパイプの先端から2.5 mm以上出し,約1.3 mmの長さに戻し

た後,シャープペンシルを鉛直に置き,4 Nの鉛直圧縮荷重を芯に加え芯の戻りを調べる。 

8.6 

芯の残存長さ(ノック式F及びシャープユニットM) 

ノック式F及びシャープユニットMの芯の残存長さの試験は,表10に規定する線ゲージを芯チャック

に挿入し,口金端面まで戻した後,口金を外し,図6のように線ゲージの先端から芯チャックの端面まで

の長さを測定する。線ゲージは,例えば,ピンゲージ,焼入れ丸棒など,測定に適した剛性のある物質と

する。 

なお,筆記に伴いガイドパイプが移動するものについては,ガイドパイプを最も後退させたところで測

定する。 

口金が外れないタイプについては,線ゲージを口金端面から閉じた芯チャックに当たるまで挿入し,挿

入深さを測定する。 


12 

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表10−線ゲージの直径 

単位 mm 

表示直径 

線ゲージの直径 

許容差 

0.2 

0.28 

±0.005 

0.3 

0.38 

 

0.4 

0.47 

 

0.5 

0.57 

 

0.7 

0.71 

 

0.9 

0.90 

 

1.3 

1.31 

 

1.4 

1.40 

 

2.00 

 

 

 

図6−芯の残存長さ測定 

 

8.7 

先端荷重 

先端荷重の試験は,表11の長さに芯を出し,先端荷重試験機を用い,芯の接面角度60°において,表

11の鉛直圧縮荷重を加えて,芯が折れるかどうかを調べる。この場合の試験は,シャープペンシル1本に

対し任意の5本の芯を用いて,それぞれ1回ずつ試験する。荷重を加える速度は,1分間に10 mmとする。 

なお,シャープユニットMは,多機能ペンに装着し,試験する。 

 

表11−先端荷重試験の芯を出す長さ及び荷重 

表示直径 

ノック式F,ノック式L及び回転式S 

シャープユニットM 

芯を出す長さ 

mm 

荷重 

芯を出す長さ 

mm 

荷重 

0.2 

0.3 

− 

− 

0.3及び0.4 

0.6 

0.6 

0.5及び0.7 

1.0 

1.0 

0.9 

1.5 

1.5 

1.3 

1.5 

− 

− 

1.4 

1.5 

− 

− 

3.0 

− 

− 

 

8.8 

耐衝撃性 

耐衝撃性の試験は,表12のいずれかの落下面に対し,表12に規定する落下高さに芯の入っていないシ

ャープペンシルを落下面と平行に保ち,その位置から落下面に1回落下させた後,シャープペンシルに芯


13 

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を入れて8.3の試験を行う。 

なお,シャープユニットMは,多機能ペンに装着し,8.3の試験を行う。 

 

表12−耐衝撃性試験 

落下面 

落下高さ(m) 

厚さ30 mm以上の杉板 

コンクリート面 

0.7 

 

8.9 

耐久性 

耐久性の試験は,次による。 

a) ノック式F ノック作動試験機を用いて,表13の条件によるノック作動によって芯の送り出しを行っ

た後,8.3 a) 及び8.4 a) の試験を行う。この試験は,必ず芯を保持して行い,芯が途中でなくなった場

合は,更に芯を補充して引き続きノック作動を繰り返し,芯の補充ができない機構の場合は,芯を抜

かずに戻し,ノック作動を繰り返す。 

b) 回転式S 芯を入れないで連続100回の回転作動を行った後,8.3 b) 及び8.5の試験を行う。ただし,

回転作動の最大ストロークの1往復を1回とする。 

c) シャープユニットM 多機能ペンに装着し,製品の状態で,ノック作動試験機を用いて表13の条件

によるノック作動によって芯の送り出しを行った後,8.3 c) 及び8.4 c) の試験を行う。この試験は,必

ず芯を保持して行い,芯が途中でなくなった場合は,更に芯を補充して引き続きノック作動を繰り返

す。 

 

表13−耐久性試験(ノック式F,シャープユニットM) 

芯チャック材質 

連続ノック作動回数 

(回) 

ノック作動速度 
(回/分)以上 

金属 

10 000 

50 

プラスチック 

 5 000 

50 

 

8.10 

有害物質 

8.10.1 

一般 

有害物質の測定に使用する塩酸溶液は,JIS K 8180に規定する塩酸を用いて調製する。また,酸性度測

定に用いるpH計は,JIS Z 8802に規定するpH計を使用する。 

8.10.2 

測定 

有害物質の測定は,次の方法で測定する。 

a) シャープペンシルの軸の塗膜は,塗装されている塗膜を全体から削り取って試料とし,シャープペン

シルの軸のプラスチック及びシャープペンシルに付ける字消しの場合は,6 mm以下の小片に裁断し

て試料とし,その0.1 g以上をはかりとり,試験片とする。 

b) 適切な大きさの容器4) を用い,試料とその質量の50倍の量の0.07 mol/L塩酸溶液(37 ℃±2 ℃)と

を混合し,1分間振り混ぜる。 

注4) 総容量が塩酸抽出液の1.6倍〜5.0倍の容器。 

c) 混合液の酸性度をpH計で調べ,pHが1.5を超えているときは2 mol/L塩酸溶液をpHが1.0〜1.5とな


14 

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るまで振り混ぜながら滴下する。 

d) 混合液に光が当たらないようにして,混合液を37 ℃±2 ℃で1時間連続して振り混ぜた後,37 ℃±2 ℃

で1時間放置する。 

e) 混合液を孔の寸法が0.45 

ィルタを使用してろ過し,必要な場合,49 000 m/s2以下で遠心分

離して固形物を効率よく分離する。遠心時間は10分を超えないものとする。 

f) 

得られた溶液を原子吸光分析法又は誘導結合プラズマ発光分光分析法を用いて,JIS K 0121又はJIS K 

0116の規定に従って分析する。 

g) 分析結果は,表14の補正値を用い,式(1)によって補正する。 

100

B2

B1

B1

B

  (1) 

ここに, 

ρB: 分析結果の補正後の値(mg/kg) 

 

ρB1: 分析結果(mg/kg) 

 

ρB2: 分析元素の補正値(%)(表14による。) 

 

  

 

表14−補正値 

元素 

アンチモン 

ひ素 

バリウム 

カドミウム 

クロム 

鉛 

水銀 

セレン 

補正値 % 

60 

60 

30 

30 

30 

30 

50 

60 

 

検査方法 

9.1 

一般 

シャープペンシルの検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,検査項目はそれぞれ次による。 

9.2 

形式検査5) 

次の項目を箇条8によって試験したとき,箇条5及び箇条6に適合したものを合格とする。通常の生産

時以外に,新しい種類の材料を使用したとき,材料の種類の変更,材料の購入先など技術的生産条件が変

更されたときにも形式検査を行う。ただし,6.2の有害物質に関しては,技術的生産条件の変更がない場合

でも,少なくとも5年に1回は検査を行う。 

a) 寸法 

b) 品質 

注5) 製品の品質が設計で示した全ての特性を満足するかどうか判定するための検査。 

9.3 

受渡検査6) 

次の項目のうちから,受渡当事者間で必要と認められるものを箇条8によって試験したとき,箇条6に

適合したものを合格とする。 

なお,受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。 

a) 作動性 

b) 芯の保持性 

c) 芯の戻り 

注6) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める

特性を満足するものであるかどうかを判定するための検査。 


15 

S 6013:2020  

 

10 

表示 

この規格の全ての要求事項に適合したシャープペンシルには,次の事項を表示する。表示は,シャープ

ペンシルの表面に容易に消えない方法で明瞭に行う。ただし,シャープユニットMには表示を省略しても

よい。また,b)〜f) は消費者包装単位ごとに表示してもよい。 

なお,b),c) 及びd) は省略してもよい。 

a) 製造業者名,その略号又は商標 

b) この規格の番号 

c) 製品の名称 

d) 製品のタイプ(F,L,S又はM) 

e) 表示直径 

f) 

用途別(製図用又は一般用。ただし,一般用は省略してもよい。) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献  

[1] ISO 128-20,Technical drawings−General principles of presentation−Part 20: Basic conventions for lines 

注記 JIS Z 8312 製図−表示の一般原則−線の基本原則が,この国際規格に対応している。 

[2] ISO 8124-3,Safety of toys−Part 3: Migration of certain elements 

[3] ISO 9177-1,Mechanical pencils for technical drawings−Part 1: Classification, dimensions, performance 

requirements and testing 

[4] ISO 9177-2,Mechanical pencils−Part 2: Black leads−Classification and dimensions 

[5] ISO 9177-3,Mechanical pencils−Part 3: Black leads−Bending strengths of HB leads 

[6] ISO 20318-2,Mechanical pencils and leads for general use−Classification, dimensions, quality and test 

methods−Part 2: Black leads 


16 

S 6013:2020  

 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS S 6013:2020 シャープペンシル 

ISO 20318-1:2019,Mechanical pencils and leads for general use−Classification, 
dimensions, quality and test methods−Part 1: Mechanical pencils 

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 一般筆記及び/又は製

図に用いるシャープペ
ンシルについて規定。多
機能ペン用シャープユ
ニットも含む。 

 

一般筆記用に限定した
内容。 

追加 

ISO規格は一般筆記用だけを対象
としているのに対し,JISでは一般
筆記及び/又は製図用を適用範囲
としている。 

ISO規格では製図用だけを対象と
したISO 9177-1が対応規格だった
が,対応規格をISO 20318-1に変
更したことで,ISO 9177-1は参考
文献として追加した。 

2 引用規格  

 

 

 

 

 

 

4 種類 

用途による種類,機構に
よる種類,表示直径によ
る種類について規定。 

 

機構による種類及び表
示直径による種類につ
いて規定。 

追加 

ISO規格は一般筆記用だけを対象
としているのに対し,JISでは,製
図用も対象としているため,用途に
よる種類について規定を追加した。 
ISO規格にはないノック式L及び
回転式Sについての規定を追加し
た。 

製図用についてはISO 9177-1にて
規定されており,ISOへの追加提
案の予定なし。 
機構による種類で追加しているノ
ック式L及び回転式Sについて
は,ISO見直しの際,追加提案を
行う。 

5 寸法 

口径,製図用ガイドパイ
プの外径及び長さにつ
いて規定。 

 

口径について規定。 

追加 

ISO規格にない製図用ガイドパイ
プの外径及び長さの規定を追加し
た。 

ガイドパイプの外径は製図用を対
象としたISO 9177-1にて規定され
ているため,ISOへの追加提案の
予定なし。 

6 品質 

6.1 性能 

 

JISとほぼ同じ。 

追加 

ISO規格にない回転式Sに対応す
る芯の戻りの規定を追加した。 

ISO見直しの際,追加提案を行う。 

 

6.2 有害物質 

 

− 

− 

追加 

ISO規格にない有害物質の移行限
度値を規定した。 

我が国の事情によるもので,ISO
への追加提案の予定なし。 

 

6.3 キャップの安全要件 

 

− 

− 

追加 

ISO規格にないキャップの安全要
件を規定した。 

6.2に同じ。 

 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0

 

 

 

 

 


17 

S 6013:2020  

 

(I)JISの規定 

(II)
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

7 材料及び
構造 

材料は,環境側面及び安
全性に配慮し,芯の補充
方法が容易な構造であ
ることを規定。 

 

− 

− 

追加 

ISO規格には規定されていない。 

6.2に同じ。 

8 試験方法 試験条件,寸法,作動性,

芯の保持性,芯の戻り,
芯の残存長さ,先端荷
重,耐衝撃性,耐久性,
有害物質について規定。 

 

7  

試験条件,寸法(口径),
作動性,芯の保持性,芯
の残存長さ,先端荷重,
耐衝撃性,耐久性につい
て規定。 

追加 

ISO規格には規定されていない,製
図用ガイドパイプ,ノック式L及び
回転式Sに関する規定を追加した。 
有害物質を追加した。 

製図用ガイドパイプについては
ISO 9177-1にて規定されており,
ISOへの追加提案の予定なし。 
ノック式L及び回転式Sについて
は,ISO見直しの際,追加提案を
行う。 
有害物質については,我が国の事
情によるもので,ISOへの追加提
案の予定なし。 

9 検査方法 形式検査及び受渡検査

について規定。 

 

− 

− 

追加 

ISO規格には規定されていない。 

6.2に同じ。 

10 表示 

製造業者名,規格番号,
製品名称,製品のタイ
プ,表示直径,用途別を
表示事項として規定。 

 

製造業者名,規格番号,
製品名称,製品のタイ
プ,表示直径を表示事項
として規定。 

追加 

f) 用途別(一般筆記用か,製図用
か)の規定を追加した。 

6.2に同じ。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 20318-1:2019,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

3

 

S

 6

0

1

3

2

0

2

0