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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

L 3405-1987 

ヘッシャンクロス 

Hessian Cloths 

1. 適用範囲 この規格は,ヘッシャンクロスについて規定する。ただし,敷物の基布などの広幅のもの

は除く。 

備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって規格

値である。 

引用規格: 

JIS L 1096 一般織物試験方法 

関連規格:JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方 

2. 種類 種類は,密度及び質量によって表のとおり1号,3号,5〜10号の8種類に区分する。 

3. 品質 

3.1 

外観 ヘッシャンクロスは,織きず,糸節などの欠点が少なく,均整のとれたものでなければなら

ない。 

3.2 

構造及び性能 ヘッシャンクロスの構造及び性能は,表による。 

表 

種類 

組織 

密度 本/10cm 

質量(2)g/m2 

引張強さ N {kgf} 

たて糸 許容差%  よこ糸 許容差% 

質量 

許容差% 

たて方向 

よこ方向 

ヘッシャンクロス  1 号 

平織 (1) 

47 

±5 

47 

±5 

430 

+10 
− 5 

590 {60} 以上 

740 {75} 以上 

ヘッシャンクロス  3 号 

47 

47 

370 

590 {60} 以上 

590 {60} 以上 

ヘッシャンクロス  5 号 

47 

47 

330 

490 {50} 以上 

460 {47} 以上 

ヘッシャンクロス  6 号 

47 

47 

300 

490 {50} 以上 

410 {42} 以上 

ヘッシャンクロス  7 号 

38 

39 

255 

420 {43} 以上 

360 {37} 以上 

ヘッシャンクロス  8 号 

38 

35 

225 

370 {38} 以上 

300 {31} 以上 

ヘッシャンクロス  9 号 

38 

31 

210 

320 {33} 以上 

280 {28} 以上 

ヘッシャンクロス10号 

38 

28 

195 

320 {33} 以上 

200 {20} 以上 

注(1) たて糸よこ糸とも各々1本の平織とする。 

(2) 質量は正量とする。 

3.3 

寸法 

3.3.1 

幅 幅は,114

5.15.2

cmとし,これ以外の幅及びその許容差は当事者間の協定による。 

参考 幅114cm以外では80〜145cm,許容差

5.15.2

cmが一般的である。 

3.3.2 

長さ 1反の長さは,90mとし,これ以外の長さは当事者間の協定による。許容差はマイナスを認

めない。 

L 3405-1987 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. 材料 ヘッシャンクロスのたて糸及びよこ糸は,ジュート繊維に適度な油脂分を付与して紡績したも

のを用いる。 

5. 試験方法 

5.1 

組織 JIS L 1096(一般織物試験方法)の6.1組織による。 

5.2 

密度 JIS L 1096の6.6密度によって測り,10cm間の本数で表す。 

5.3 

質量 JIS L 1096の6.4.1正量によって量り,g/m2で表す。 

5.4 

引張強さ JIS L 1096の6.12.1(1)A法(ストリップ法)のラベルドストリップ法による。ただし,試

験片の幅は5cmとする。 

5.5 

幅 JIS L 1096の6.2幅による。 

5.6 

長さ JIS L 1096の6.3長さによる。 

6. 検査 検査は合理的に設計された抜取方法によって試料を採取し,5.試験方法によって試験を行い,

3.品質の規定に適合した場合,そのロットを合格とする。 

7. 表示 製品又は包装には,適当な方法で次の事項を表示する。 

(1) 種類 

(2) 幅 (cm) 及び長さ (m) 

(3) 製造業者名(3)又はその略号 

注(3) 輸入品の場合は,取扱業者名の表示でもよい。 

原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

○ 古 屋 匡 蔵 

工業技術院繊維高分子材料研究所 

(分科会長) 

○ 平 林 秀 人 

財団法人麻製品検査協会 

倉   剛 進 

通商産業省生活産業局総務課 

江 崎   格 

通商産業省生活産業局原料紡績課 

○ 大久保 和 夫 

工業技術院標準部繊維化学規格課 

河 野 勝 彦 

社団法人全国家具工業連合会 

武 田 秀 邦 

全日本ベッド工業会 

花 岡 政 庫 

日本室内装飾事業協同組合連合会 

石 崎   猛 

日本保温保冷工業協会 

山 崎 盛 司 

社団法人日本造園建設業協会 

加 藤   博 

株式会社和井田商店 

渋 谷 和 夫 

中本商事株式会社 

○ 柴 田 直 俊 

小泉製麻株式会社東京事務所 

○ 細 田 直 樹 

帝国産業株式会社黄麻営業部 

○ 足 立 絋八郎 

帝国産業株式会社東京支店黄麻営業部 

○ 橋 本   勉 

大日繊維工業株式会社東京事務所 

○ 野 村 武 志 

日本製麻株式会社東京支店 

(事務局) 

小 林 成 一 

日本麻紡績協会 

○印 分科会委員