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L 1916 : 2000  

(1) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,財団法人スガ

ウェザリング技術振興財団 (SWTF) /財団法人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業

規格を制定すべきと申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規

格である。 

また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標

準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。 

JIS L 1916には,次に示す附属書がある。 

附属書1(規定) 白色度(CIE W10又はCIE Wc,2の測定 

附属書2(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

日本産業規格          JIS 

L 1916 : 2000 

繊維製品の白色度測定方法 

Determination of whiteness for textiles 

序文 この規格は,1997年に第2版として発行されたISO 105-J02 (Textiles−Tests for colour fastness−Part 

J02 : Instrumental assessment of relative whiteness) 及び1985年に第3版として発行されたISO 105/F (Textiles

−Tests for colour fastnes−Part F : Standard adjacent fabrics) に規定された技術内容の一部(白色度の測定)に,

日本独自の方法を加えて作成した日本産業規格である。 

1. 適用範囲 この規格は,繊維製品(蛍光増白剤入りを含む。)の白色度の測定方法について規定する。 

備考 この規格の国際対応規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 105-J02 : 1997 Textiles−Tests for colour fastness−Part J02 : Instrumental assessment of relative 

whiteness (MOD) 

ISO 105/F : 1985 Textiles−Tests for colour fastness−Part F : Standard adjacent fabrics (MOD) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則 

JIS L 0805 汚染用グレースケール 

JIS Z 8715 色の表示方法−白色度 

JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示 

JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 

3. 要旨 測定方法の要旨は次による。 

a) 蛍光を含まないもの 測色法による場合は,三刺激値X10,Y10,Z10を測定し,白度式WL=L*+3a*−

3b*によって白色度を求める。視感法による場合は,白色度スケールを用いて白色度を求める。 

b) 蛍光を含むもの 測色法による場合は,波長330〜700nmの蛍光白度 (WL,330〜700) を求める。視感法に

よる場合は,蛍光スケールを用いて蛍光値を求める。 

c) 色みのあるもの 測色によって式(TW,10又はTC,2)を用いて色み指数を測定する。 

参考 ISO 105-J02に規定する白色度(CIE W10又はCIE WC,2)は,Y値 (%) が65未満の場合には使

用できない。CIE W10又はCIE WC,2の詳細は附属書による。 

4. 定義 用語の定義は,次によるほかJIS Z 8715,JIS Z 8721,JIS Z 8722による。 

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L 1916 : 2000  

a) 白色度 (WL)  白さの程度を表す値で,白度式WL=L*+3a*−3b*による。 

ここでL*=116 (Y10/100.00) 1/3−16 

a*=500 [(X10/94.83) 1/3− (Y10/100.00) 1/3] 

b*=200 [(Y10/100.00) 1/3− (Z10/107.32) 1/3] 

b) 色み指数(Tw,10又はTC,2) 国際照明委員会が1986年に推奨した色みを表す値で,TW,10=900 (0.313 8

−x10) −650 (0.331 0−y10) 又はTc,2=100 0 (0.3101−x) −650 (0.316 1−y) によることとし(ただし,

それぞれ−10≦TW,10≦+10又は−10≦TC,2≦+10),次のように白を中心 (0) に赤みを−10まで,緑み

を+10まで整数に丸めて表す。 

c) 蛍光白度 (WL,330〜700)  波長330〜700nmで測定し,白度式 (WL=L*+3a*−3b*) を用いて求めた蛍光値。 

d) 白色度スケール 視感によって測定するために,白色度をL*値に対応させ,4段階の色票に分けて作

られたスケール。 

e) 蛍光スケール 視感によって蛍光値を測定するために,蛍光なし及び蛍光増白したポリエステル布で

4段階の色票に分けて作られたスケール。 

5. 装置及び材料 装置及び材料は,次のものを用いる。 

a) 測色計 JIS Z 8722に規定する分光測色方法又は刺激値直読方法によるものとし,原則として試料の

照明は1 200lxとする。ただし,添付白布の測定には,照明及び受光の幾何学的条件がD/0又は0/D

の条件を用いる。 

なお,分光測色方法による場合,分光の波長間隔は5nm又は10nmのいずれでもよいが記録に波長

間隔を含める。 

b) 蛍光判定器 紫外線ランプなどで蛍光の有無を判定できるもの(1)。 

c) 白色度スケール JIS L 0805に規定する汚染用グレースケール(5,4,3,2号)又は同等の色票で作

られたもの。スケールの各号とL*値の関係を表1に示す。 

表1 白色度スケールの各号とL*値の関係 

号 

L*値 (%) 

94±2 

89±2 

85±2 

76±2 

d) 蛍光スケール ポリエステル布で,図1に示すように,蛍光なし及び蛍光増白した4段階の色票から

なり,原則として,約25lxの照明で用いる。スケールの各号と蛍光白度の関係を表2に示す。 

図1 蛍光スケールの本体 

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L 1916 : 2000  

表2 蛍光スケールの各号と蛍光白度の関係 

号 

蛍光白度 

WL,330〜700 

0(原布) 

90± 3 

116± 3 

137± 4 

150± 5 

参考 表に記載のものは,次の条件で作製したものである。 

(1) 蛍光スケールの蛍光増白濃度 

蛍光スケール 

1:Mikawhite KTN highly conc 0.06%o. m.f. 

2:Mikawhite KTN highly conc 0.30%o. m.f. 

3:Mikawhite KTN highly conc 1.50%o. m.f. 

(2) 使用織物:ポリエステル 100%,16.7tex f48 平織り 

(3) 増白温度,時間:130℃,30分 

e) マスク 色がN2.5(2)(Y=約4.5%)のもの。 

注(1) ランプの光は,直接目で見ないこと。 

(2) JIS Z 8721に規定する無彩色の記載方法に従った表し方を示す。 

6. 試験片 試験片は,JIS L 0801の6.(試験片,添付白布などの水分調整)によって,水分調整する。

試験片の寸法は,測色法の場合,測色計の測定孔(アパーチャー)に対応した適切な大きさに切りとった

ものを用いる。通常,50mm×50mmのものが適している。視感法の場合は,測色法と同一の寸法でよい。

測定に際しては,透過による誤差を避けるため,試験片を複数枚重ねて測定する。報告書に枚数を記載す

る。 

7. 操作 操作は,次による。 

蛍光判定器を用い,試料の蛍光の有無を判定した後,次の測定を行う。 

7.1 

測色法の場合 

a) 蛍光を含まないもの 測色計を用い,CIE D65光及び波長400〜700nm又は330〜700nmの条件で試験

片を照明して測色を行う。 

b) 蛍光を含むもの 測色計を用い,CIE D65光及び波長330〜700nmの条件で試験片を照明して測色を行

う。 

c) 次の計算式により白色度 (WL) 及び色み指数 (TW,10) を求める(3)。 

白色度 (WL) =L*+3a*−3b* 

色み指数 (TW,10) =900 (0.313 8−x10) −650 (0.331 0−y10) 

ただし,−10≦TW,10≦+10とする。 

又は,色み指数 (TC,2) =1 000 (0.310 1−x) −650 (0.316 1−y) 

ただし,−10≦TC,2≦+10とする。 

注(3) 1. 試験片が毛の場合,次の計算式による値を表示する。 

CIE色度座標x10,y10,及び三刺激値Y10と黄色度G= (1.301X10−1.149Z10) /Y10×100 

2. 試験片が絹の場合は,CIE W10又はWC,2のいずれかによる(附属書参照)。 

L 1916 : 2000  

7.2 

視感法の場合 

a) 蛍光を含まないもの 試験片を白色度スケールと比較して,一致又は近似する色票を求め,その号数

で白色度を表示する。観察条件は,JIS L 0801の9.(1)(観測及び照明条件)による。ただし,原則と

して,明るさは1 200lxとする。 

b) 蛍光を含むもの 試験片を蛍光スケールと比較して一致又は近似する色票を求め,その号数で蛍光値

を表示する。照明する紫外線の明るさは約25lxとする。 

備考 比較する際,白色度スケール,蛍光スケール及び試験片には,マスクをかぶせる。 

8. 記録 記録には,次の事項を含める。 

a) 測定方法 測色法又は視感法の区分 

b) 測色法の場合,分光測色方法か刺激値直読方法かの区分,測色計の名称,型式及び光学条件,測定波

長間隔(分光測色方法の場合) 

c) 測定のとき重ねた試料の枚数 

d) 測定結果(測色法の場合はWL,TW,10,WL,300〜700,CIE W10,CIE WC,2など,視感法の場合は,スケール

の号数) 

e) 測定場所の温度 (℃) 及び相対湿度 (%RH) 

f) 

測定年月日 

L 1916 : 2000  

附属書1(規定) 白色度(CIE W10又はCIE WC,2)の測定 

序文 この附属書は,1997年第2版として発行されたISO 105-J02, Textiles−Tests for colour fastness−Part 

J02 : Instrumental assessment of relative whitenessの7.Procedure(操作)のうち,白色度について,技術的内

容を変更することなく作成したものである。 

1. 操作 本体の7.操作による。 

白色度(CIE W10又はCIE WC,2)は,次の式による。 

1) 白色度 (CIE W10) =Y10+800 (0.313 8−x10) +1 700 (0.331 0−y10) 

ただし,40<W10< (5Y10−280) とする。 

参考 この式は,試験片の三刺激値Y10値が65以上の場合に使用できる。 

2) 白色度 (CIE WC,2) = Y+800 (0.310 1−x) +1 700 (0.316 2−y) 

ただし,40<WC,2< (5Y−280) とする。 

参考 この式は,試験片の三刺激値Y値が65以上の場合に使用できる。 

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6

L

 1

9

1

: 2

0

00

  

附属書2(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

JIS L 1916 : 2000 繊維製品の白色度測定方法 

ISO 105-J02 : 1997 Textiles−Tests for colour fastness−Part J02 : Instrumental assessment of 

relative whiteness(白色度の測定方法) 

ISO 105/F : 1985 Textiles−Tests for colour fastness−Part F : Standard adjacent fabrics 

(I) JISの規定 

(II) 国際規格 

番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異の 

項目ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(V) JISと国際規格との

技術的差異の理由

及び今後の対策 

項目番号 

内容 

項目番号 

内容 

項目ごと

の評価 

技術的差異の内容 

1. 

適用範囲 

繊維製品の白色度測定方法(蛍光剤含

む) 

ISO 105-J02 

1.1 

1.2 

1.3 

1.4 

1.5 

IDT 

2. 

引用規格 

JIS L 0801(通則) 

ISO 105-J02 

2. 

JISの通則にある試料の調

製は,ISOは,附属書Aで

規定。 

JIS L 0805(汚染用グレースケール) 

JIS Z 8715(色の表示方法−白色度) 

JIS Z 8721(色の表示方法−三属性に

よる表示) 

ASTM E 284 

IDT 

JIS Z 8722(色の測定方法−反射及び

透過物体色) 

CIE Pub.15.2 

ISO 105-J01 

ASTM E 308 

CIE Pub.17.4 

3. 

要旨 

測定法には,測色法と視感法がある 

a) 

蛍光を含まないもの:WL式,視

感法では白色度スケール使用 

b) 蛍光を含むもの:蛍光白度,視感

法では,蛍光スケール使用 

c) 

色みのあるもの:測色法による 

ISO 105-J02 

3. 

原理 

測色法 

による。

JISは測色法と視感法を規

定。 

ISOは測色法だけを規定。 

視感法はISOに提案。 

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7

L

 1

9

1

: 2

0

00

  

(I) JISの規定 

(II) 国際規格 

番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異の 

項目ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(V) JISと国際規格との

技術的差異の理由

及び今後の対策 

項目番号 

内容 

項目番号 

内容 

項目ごと

の評価 

技術的差異の内容 

4. 

定義 

a) 

白色度 (WL) :白さの程度を表す

値で,WL=L*+3a*−3b*による。 

ISO 105-J02 

3.5 

白色度:白さの程度を表す値 

MOD/

追加 

JISは白色度を定義すると

ともに,ISOとは異なる式を

規定。(ISOは3.定義の項で

は,定義するだけで,式は

8.計算の項で規定。) 

ただし,JISはISOの式を附

属書で規定し,ISOと整合さ

せている。 

b) 色み指数:CIE推奨の色みを表す

値で,赤みを−10まで,緑みを

+10で表す。 

ISO 105-J02 

3.6 

色み指数:最大放射又は反射の

波長に影響される白色材料の

色相。 

MOD/

変更 

JISは色み指数を定義する

とともに,ISOの色みの範囲

と異なる範囲を規定。3.定義

の項では,ISOは定義するだ

けで,式は8.計算の項で規

定。 

ISOの方法では,白と

判断できるものも,白

から除外する恐れが

あり,JISの方法のほ

うが合理的である。 

ISOに提案する。 

c) 

蛍光白度 (WL,330〜700) 

:330〜700nmにおけるWL 

− 

d) 白色度スケール 

− 

e) 

蛍光スケール 

− 

5. 

装置及び材料 

a) 

測色計: 

5.1 

測色計 

IDT 

b) 蛍光判定器 

5.3 

紫外線ランプ 

IDT 

c) 

白色度スケール 

− 

d) 蛍光スケール 

− 

e) 

マスク 

− 

6. 

試験片 

水分調整する。 

寸法は,測色計アパーチャに応じた適

当な寸法で,通常50×50mmが適して

いる。 

試験片を複数枚重ねて測定。 

6. 

ISO 105-J01による。 

寸法は,測色計のアパーチャ及

び材料の透過性による。 

IDT 

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8

L

 1

9

1

: 2

0

00

  

(I) JISの規定 

(II) 国際規格 

番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異の 

項目ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(V) JISと国際規格との

技術的差異の理由

及び今後の対策 

項目番号 

内容 

項目番号 

内容 

項目ごと

の評価 

技術的差異の内容 

7. 

操作 

蛍光判定器を用い,蛍光の有無を判定

後,次の測定を行う。 

7.1 

暗所で,UVランプを用い蛍光

の有無を判定後,測色。 

IDT 

7.1 測色法の場合 
a) 

蛍光を含まないもの:CIE,D65

光を用い,400〜700nm又は330

〜700nmで測色 

7.1 c) 

全光又は可視光を照明する。 

IDT 

b) 蛍光を含むもの:330〜700nmで

測色 

7.1 a) 
7.1 b) 

− 

D65光で,330〜700nm 

蛍光増白剤の相対効率を求め

るために,紫外線カットフィル

タを用いてもよい。 

IDT 

JISは,蛍光を含むものの測

定値を蛍光白度と定義して

いる。ISOは,定義していな

いが,技術的には同等であ

る。 

7.2 

ISO 105-J01に従って測色す

る。 

c) 

白色度及び色み指数の計算: 

ISO 105-J02 

8.1 
8.2 

X10Y10Z10を測定。 

X10Y10Z10からx10y10を計算する。 

IDT 

JISは,X10Y10Z10及びx10y10

の測定は,要旨の項で規定し

ている。 

白色度:WL=L*+3a*+3b* 

8.3 
 

附属書A 

W10及びTW,10を8.3及び8.4の

計算式によって求める。 

W10=Y10+800 (0..313 8−x10) 

+1700 (0.331 0−y10) 

ただし,40<W10< (5Y10−280)  

WC,2=Y+800 (0.310 1−x) +

1700 (0.316 2−y) 

ただし,40<WC,2< (5Y−280) 

MOD/ 

変更 

JISは,本体で,ISO 105-F

と同じWL式による白色度

を測定することを規定し,附

属書(規定)でISO 105-J02

の式を規定。 

ISOの白度式は,白と判断で

きるものも,白から除外する

恐れがあり,JISの白度式の

ほうが合理的である。 

ISOは,ISO 105-J02

の式に統一する方向

にあるが,JISの式を

ISOに提案ずる。 

ISO 105-F 

W=L*+3a*−3b* 

IDT 

background image

 
 

9

L

 1

9

1

: 2

0

00

  

(I) JISの規定 

(II) 国際規格 

番号 

(III) 国際規格の規定 

(IV) JISと国際規格との技術的差異の 

項目ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(V) JISと国際規格との

技術的差異の理由

及び今後の対策 

項目番号 

内容 

項目番号 

内容 

項目ごと

の評価 

技術的差異の内容 

色み指数: 

TW,10=900 (0.313 8−x10) −650 (0.3310

−y10) (ただし,−10≦TW,10≦+10),

又は,TC,2=1 000 (0.310 1−x) −650 

(0.316 1−y) (ただし,−10≦TC,2≦+

10) 

白を中心 (0) に赤みを−10まで,緑

みを+10まで整数に丸めて表す。 

ISO 105-J02 

8.4 

 
 

附属書A 

色み指数: 

TW,10=900 (0.313 8−x10) −650 

(0.331 0−y10) 

TC, 2 =1 000 (0.310 1−x) −650 

(0.316 1−y) によることとし,

それぞれ−3≦TW,10≦+3,又は

−3≦TC,2≦+3 

MOD/ 

変更 

ISOの式は,白と判断できる

ものを白から除外する恐れ

があり,JISの式はその恐れ

がなく,JISの式のほうが合

理的である。 

ISOに提案する。 

7.2 視感法の場合 
a) 

蛍光を含まないもの 

b) 蛍光を含むもの 

− 

8. 

記録 

a) 

測定方法 

b) 測色法の場合,分光測色方法か直

読方法の区分,測色計の名称,形

式及び光学条件,測定波長間隔 

c) 

重ねた試料の枚数 

d) 測定結果 
e) 

測定場所の温度,相対湿度 

f) 

測定年月日 

ISO 105-J02 

9. 

記録 相対白色度を記録する。  MOD/ 

追加 

ISO 105の他のパートが一

般的,常識的な事項を規定し

ているのに対し,このJ02

は,白色度だけを記録するよ

う規定している。JISは一般

的,常識的な事項も規定して

いる。 

附属書(規定) 

CIE W10 

8.2 

W10 

MOD/ 

変更 

JISの7c)と同じ。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

 
 

1

0

L

 1

9

1

: 2

0

00

  

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

IDT ·························· 技術的差異がない。 
MOD/削除 ··············· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
MOD/追加 ··············· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
MOD/変更 ··············· 国際規格の規定内容を変更している。 
MOD/選択 ··············· 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。 
NEQ ························· 技術的差異があり,かつそれがはっきりと識別され説明されていない。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

IDT ·························· 国際規格と一致している。 
MOD ························ 国際規格を修正している。 
NEQ ························· 技術的内容及び構成において,国際規格と同等でない。 

11 

L 1916 : 2000 

JIS 原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

須 賀 長 市 

日本学術振興会染色堅ろう度134委員会 

(財団法人スガウェザリング技術振興財団) 

(委員) 

古 瀬 利 博 

通商産業省生活産業局 

高 橋 和 夫 

通商産業省製品評価技術センター 

上 野 和 義 

東京都立産業技術研究所 

山 形 昭 衛 

日本繊維技術士センター 

近 藤 一 夫 

元日本女子大学 

越 川 寿 一 

杉野女子大学 

山 村 修 蔵 

財団法人日本規格協会 

須 田 昌 男 

財団法人日本産業技術振興協会 

佐 藤 倭 敏 

財団法人日本化学繊維検査協会 

内 田 俊 雄 

財団法人日本染色検査協会 

中 林   喬 

財団法人日本紡績検査協会 

堤   暢 廣 

財団法人綿スフ織物検査協会 

下 谷 忠 義 

財団法人日本繊維製品品質技術センター 

森   琢 夫 

財団法人毛製品検査協会 

児 玉   肇 

日本毛整理協会 

片 岡 邦 彦 

片岡毛織株式会社 

井 上 哲 夫 

日本化薬株式会社 

橋 爪 修 平 

住化染料テック株式会社 

藤 田   隆 

ダイスタージャパン株式会社 

吉 川 勝 正 

保土谷化学工業株式会社 

渡 辺 浄 光 

日本石鹸洗剤工業会 

高 野 富士子 

主婦連合会 

森 谷 敦 子 

東京都地域婦人団体連盟 

伊 東 依久子 

消費科学連合会 

(関係者) 

宮 崎 正 浩 

工業技術院標準部 

菅 原 昭 栄 

工業技術院標準部 

(事務局) 

須 賀 冨士夫 

財団法人スガウェザリング技術振興財団 

三田村 勝 昭 

財団法人スガウェザリング技術振興財団