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K 5658:2010  

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目 次 

ページ 

1 適用範囲  1 

2 引用規格  1 

3 用語及び定義  2 

4 等級 2 

5 品質 2 

6 見本品 3 

7 試験方法  3 

7.1 サンプリング  3 

7.2 試験用試料の検分及び調整 3 

7.3 試験の一般条件  3 

7.4 容器の中の状態  4 

7.5 表面乾燥性  4 

7.6 塗膜の外観  5 

7.7 ポットライフ  5 

7.8 隠ぺい率  5 

7.9 鏡面光沢度  6 

7.10 耐衝撃性  6 

7.11 付着性(クロスカット法)  6 

7.12 重ね塗り適合性  7 

7.13 耐アルカリ性  7 

7.14 耐酸性  7 

7.15 耐湿潤冷熱繰返し性  8 

7.16 促進耐候性  8 

7.17 屋外暴露耐候性  9 

8 検査 9 

9 表示 9 

附属書A(規定)屋外暴露耐候性  11 

附属書B(規定)フィルムアプリケータ塗装  13 

附属書C(参考)建築用耐候性上塗り塗料の試験手順 14 

 

 

 


 

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まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料

工業会(JPMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS K 5658:2002は改正されこの規格に置き換えられ,また,JIS K 5656:2003は廃止され,

この規格に置き換えられた。 

また,令和2年10月20日,産業標準化法第17条又は第18条の規定に基づく確認公示に際し,産業標

準化法の用語に合わせ,規格中“日本工業規格”を“日本産業規格”に改めた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

 

 


 

 

 

日本産業規格          JIS 

 

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建築用耐候性上塗り塗料 

Long durable top coats for constructions 

 

適用範囲 

この規格は,建築物のコンクリート,セメント・モルタル面,プレキャストコンクリートなどの美装仕

上げ塗りに用いる建築用耐候性上塗り塗料(以下,塗料という。)について規定する。この規格は,主要原

料がふっ素樹脂,シリコーン樹脂又はポリウレタン樹脂を用いるもので,主剤と硬化剤とを混合し硬化さ

せる塗料に適用する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 1408 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 

JIS A 5430 繊維強化セメント板 

JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS K 5500 塗料用語 

JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部:通則−第1節:試験一般(条件及び方法) 

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部:通則−第2節:サンプリング 

JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部:通則−第3節:試験用試料の検分及び調整 

JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部:通則−第4節:試験用標準試験板 

JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部:通則−第6節:養生並びに試験の温度及び湿度 

JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部:通則−第7節:膜厚 

JIS K 5600-1-8 塗料一般試験方法−第1部:通則−第8節:見本品 

JIS K 5600-2-6 塗料一般試験方法−第2部:塗料の性状・安定性−第6節:ポットライフ 

JIS K 5600-3-2 塗料一般試験方法−第3部:塗膜の形成機能−第2節:表面乾燥性(バロチニ法) 

JIS K 5600-4-1 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第1節:隠ぺい力(淡彩色塗料用) 

JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第3節:色の目視比較 

JIS K 5600-4-5 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第5節:測色(測定) 

JIS K 5600-4-6 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第6節:測色(色差の計算) 

JIS K 5600-4-7 塗料一般試験方法−第4部:塗膜の視覚特性−第7節:鏡面光沢度 

JIS K 5600-5-6 塗料一般試験方法−第5部:塗膜の機械的性質−第6節:付着性(クロスカット法) 

JIS K 5600-6-1 塗料一般試験方法−第6部:塗膜の化学的性質−第1節:耐液体性(一般的方法) 

JIS K 5600-7-4 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第4節:耐湿潤冷熱繰返し性 

JIS K 5600-7-6 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第6節:屋外暴露耐候性 


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JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法−第7部:塗膜の長期耐久性−第7節:促進耐候性及び促進耐光性

(キセノンランプ法) 

JIS K 5600-8-1 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第1節:一般的な原則と等級 

JIS K 5600-8-6 塗料一般試験方法−第8部:塗膜劣化の評価−第6節:白亜化の等級 

JIS K 6741 硬質ポリ塩化ビニル管 

JIS K 8575 水酸化カルシウム(試薬) 

JIS K 8951 硫酸(試薬) 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示 

JIS Z 8722 色の測定方法−反射及び透過物体色 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 5500による。 

 

等級 

塗料の等級は,耐候性の程度によって分類し,耐候性のよいものから1級,2級及び3級とする。 

 

品質 

塗料の品質は,箇条7によって試験したとき,表1の規定に適合しなければならない。 

 

表1−品質 

項目 

等級 

試験方法 

1級 

2級 

3級 

容器の中の状態 

硬い塊がなくて一様な状態。 

7.4 

表面乾燥性 

23 ℃ 

8時間以内で表面乾燥する。 

7.5 

5 ℃ 

16時間以内で表面乾燥する。 

塗膜の外観 

正常である。 

7.6 

ポットライフ 

5時間 

7.7 

隠ぺい率       % 
[白及び淡彩a)] 

90以上 

7.8 

鏡面光沢度 

70以上 

7.9 

耐衝撃性 

割れ及びはがれが生じない。 

7.10 

付着性(クロスカット法) 

分類1又は分類0である。 

7.11 

重ね塗り適合性 

支障がない。 

7.12 

耐アルカリ性 

異常がない。 

7.13 

耐酸性 

異常がない。 

7.14 

耐湿潤冷熱繰返し性 

湿潤冷熱繰返しに耐える。 

7.15 

促進耐候性 

規定照射時間後,塗膜に,割れ,はがれ及び膨れがなく,試料の色差が
見本品の色差と比較して大きくなく,さらに,白亜化の等級が1又は0
である。 

7.16 

照射時間2 500時間後
の光沢保持率が80 %
以上である。 

照射時間1 200時間後
の光沢保持率が80 %
以上である。 

照射時間600時間後の
光沢保持率が70 %以
上である。 

 


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表1−品質(続き) 

項目 

等級 

試験方法 

1級 

2級 

3級 

屋外暴露耐候性 

光沢保持率が60 %以
上で,試料の色差が見
本品の色差と比較し
て大きくなく,白亜化
の等級が1又は0であ
る。 

光沢保持率が40 %以
上で,試料の色差が見
本品の色差と比較し
て大きくなく,白亜化
の等級が2,1又は0
である。 

光沢保持率が30 %以
上で,試料の色差が見
本品の色差と比較し
て大きくなく,白亜化
の等級が3,2,1又は
0である。 

7.17 

注a) 淡彩とは,白エナメルを主成分として作った塗料の塗膜に現れる,灰色・桃色・クリーム色・うすい緑色・

水色などのようなうすい色で,JIS Z 8721による明度Vが6以上9未満のものをいう。 

 

見本品 

見本品は,JIS K 5600-1-8に規定する見本品の区分によって,表2とする。 

 

表2−見本品 

試験項目 

観察項目 

見本品の区分 

形態 

設定方式 

品質水準 

塗膜の外観 

色,つや,むら,しわ,へ
こみ及びはじき 

塗膜見本 

又は 

塗料見本 

協定見本品 

又は 

社内見本品 

中心見本品 

又は 

限度見本品 

促進耐候性 

色の変化(色差) 

塗料見本 

社内見本品 

限度見本品 

屋外暴露耐候性 

つやの変化(目視による) 
色の変化(色差) 

 

試験方法 

試験方法は,次による。 

注記 表1に示した項目の試験には,試料約2 Lが必要である。また,表1に示した品質の試験の手

順を図式化したものを,附属書Cに示す。 

7.1 

サンプリング 

サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。 

7.2 

試験用試料の検分及び調整 

試験用試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3による。 

7.3 

試験の一般条件 

試験の一般条件は,次による。 

a) 試験の場所及び観察のときの光源 試験の場所及び観察のときの光源は,次による。 

1) 養生及び試験を行う場所は,JIS K 5600-1-6の4.1(標準条件)に規定する標準条件[温度23±2 ℃,

相対湿度(50±5)%]で,直射日光を受けず,養生及び試験にガス・蒸気・ほこりなどによる影響

がなく,通風の少ない室内とする(以下,標準状態という)。ただし,7.5,7.15,7.16及び7.17で

は,試験の場所が他の条件の場所を使用する場合があるため,それぞれの規定に従う。 

2) 観察のときの光源は,JIS K 5600-4-3の5.2(自然昼光照明)の拡散昼光による。ただし,JIS K 5600-4-3

の5.3(色観察ブースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いてもよい。 

b) 試験片の作製 試験板に塗料を塗って乾燥したものを試験片とする。試験片の作製は次による。 


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1) 試験板 試験板は,JIS A 5430に規定するフレキシブル板を表面調整して用いる。ただし,7.5,7.8

及び7.9では,他の材料の試験板を用いるため,それぞれの規定に従う。フレキシブル板の表面調

整の方法は,フレキシブル板の周辺をやすりで削って平滑にし,次に角を丸め,全体を流水で洗っ

てから互いに重なり合わないように立て掛けて,7日以上乾燥する。乾燥した試験板は,乾いたガ

ーゼで表面をふ(拭)く。 

2) 下塗り塗料の使用 7.6,7.7,7.10,7.11,7.12,7.13,7.14,7.15,7.16及び7.17の試験では,試料

を試験板に塗る前に,その製造業者が指定する下塗り塗料を,指定する方法で塗り付け,製造業者

の指定する乾燥時間をおいて,試料を塗り重ねる。 

3) 試料の混合及び薄め方 試料の主剤及び硬化剤を,その製品の製造業者が指定する方法によって,

よく混合する。必要があれば,その製品の製造業者が指定するうすめ液を用いて,混合物の30 %(質

量分率)以下で薄めてもよい。ただし,混合した試料は,毎回よくかき混ぜた後直ちに塗る。混合

したときから5時間を過ぎたものは,試験に用いてはならない。ただし,7.5,7.8及び7.9の場合,

薄めずに試験を行う。 

4) 試料の塗り方 試料の塗り方は,特に規定する以外は,JIS K 5600-1-1の3.3.7(吹付け塗り)の方

法によって2回塗る。2回目の塗装までの乾燥時間は,16時間から24時間の間とする。ただし,7.5,

7.8,7.9及び7.12の場合の塗装方法は,それぞれの規定に従う。 

5) 塗付け量 塗付け量は,乾燥塗膜の厚さが,2回塗りで40 

とする。乾燥膜厚を

測定するため,溶剤洗浄によって調整した寸法150 mm×70 mm×0.8 mmのJIS G 3141に規定する

SPCC-SBの鋼板と試験板とを同一平面に隣接させて置き,同時に塗り付け,鋼板の乾燥膜厚を測る。

乾燥膜厚の測定方法は,JIS K 5600-1-7の方法No.6又はNo.7による。鋼板の乾燥方法は,JIS K 

5600-1-1の3.1.1(一般状態)に規定する一般状態(以下,一般状態という。)で20分間放置した後,

60 ℃〜80 ℃に保った恒温器の中に,塗面を上向きに30分間放置する。次に,取り出して一般状態

で1時間以上放置した後,膜厚を測る。 

6) 乾燥条件 乾燥方法は,JIS K 5600-1-1の3.3.8 a)(自然乾燥の場合)による。試験までの乾燥時間

は,特に規定する以外は7日間とする。また,塗り終わってからの試験片の保持は,JIS K 5600-1-1

の表1(塗るときの環境条件・塗り方と試験板の固定・保持)による。ただし,7.5,7.6,7.7,7.8

及び7.9の場合の乾燥条件が異なる場合があり,それぞれの規定に従う。 

7) 試験片周辺の塗り込み 7.13,7.15,7.16及び7.17の試験では,2回目の塗付けが終わってから,24

時間乾燥させた後,板の周囲及び裏面を試料と同一の塗料で2回〜3回塗り包み,6日間置いたもの

を試験片とする。 

7.4 

容器の中の状態 

容器の中の状態の試験は,JIS K 5600-1-1の4.1.2 a)(液状塗料の場合)による。ただし,主剤及び硬化

剤については別々に試験を行う。 

7.5 

表面乾燥性 

表面乾燥性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,JIS K 5600-1-4の5.5(ガラス板)に規定する寸法200 mm×100 mm×2 mmのガ

ラス板を,JIS K 5600-1-4の5.5.2(溶剤洗浄による調整)によって調整して用いる。 

b) 試験片の作製 試験板の片面に,附属書Bに規定する,すき間150 

ィルムアプリケータを用

いて塗ったものを試験片とする。 

c) 試験方法 表面乾燥性の試験方法は,JIS K 5600-3-2による。ただし,試験片の乾燥は,JIS K 5600-1-1


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の4.3.4 a)(常温乾燥)及び4.3.4 b)(低温乾燥)とし,常温乾燥では標準状態で8時間経過直前に試

験を行う。低温乾燥ではJIS K 5600-1-1の4.3.2 c)(低温恒温器)に規定する5±1 ℃に保持した恒温

器に16時間放置後,直ちに恒温器から取り出して標準状態で20分間放置した後,試験を行い,表面

乾燥状態を目視によって観察する。 

d) 判定 表面乾燥性試験の観察によって評価し,塗膜表面に損傷を与えずに,すべてのバロチニ(小さ

な透明ガラス球)をはけで除去できたとき,常温乾燥の場合“8時間以内で表面乾燥する”とし,低

温乾燥の場合“16時間以内で表面乾燥する”とする。 

7.6 

塗膜の外観 

塗膜の外観の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板2枚を用いる。見本品は,表2による。ただし,見本品が塗膜見本の場合は,試料用試験板1枚と

する。 

b) 試験片の作製 試験板に,7.3 b) 2) に規定する下塗り塗料を塗り,乾燥後,1枚に7.3 b) 4) の方法に

よって試料を塗り付け,見本品が塗料見本の場合,他の1枚に見本品を塗り付け,24時間塗面を水平

に置いたものを試験片とする。 

c) 試験方法 塗膜の外観の試験方法は,JIS K 5600-1-1の4.4(塗膜の外観)による。 

d) 判定 試験片を目視によって観察する。割れ,はがれ及び膨れを認めず,色,つや,むら,しわ,へ

こみ及びはじきの程度が見本品に比べて差異が大きくないとき,“正常である”とする。 

7.7 

ポットライフ 

ポットライフの試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板2枚を用いる。 

なお,ポットライフの測定の前に,試験板2枚に7.3 b) 2) によって下塗り塗料を塗り付け,下塗り

塗料の製造業者の指定する乾燥時間をおいて,ポットライフの塗装試験に用いる。 

b) 試験方法 操作は,JIS K 5600-2-6による。ただし,JIS K 5600-2-6の6.1(容器),8.(手順)及び9.

(試験結果の表現)の規定は,次による。試験は,2回行う。 

1) 主剤と硬化剤とをそれぞれよくかき混ぜた後,その製品の製造業者が指定した方法によって,よく

混合し試料とし,容量約500 mLの容器に入れ,ふたをする。容器を保持装置に入れ養生する。 

なお,試料は,7.3 b) 3) によってうすめ液で薄めた試料を用いてもよい。 

2) 装置の中に5時間標準状態で静置する。5時間後に取り出し試験に供する。試料をかくはん棒でよ

くかき混ぜ,容器の中の状態を観察する。 

3) 試験した試料を用いて7.7 a) で下塗り塗料を塗った試験板に1回塗りで乾燥膜厚20 

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なるよう試料を塗り付け,試験片を作製する。試験片作製のとき,塗装作業性をJIS K 5600-1-1の

4.2(塗装作業性)によって調べる。 

試験片を標準状態で立て掛けて48時間保持した後,塗膜の外観を観察する。試験片の保持はJIS 

K 5600-1-1の3.3.9 b)(試験片の保持)による。 

c) 判定 2回の試験で,いずれも容器の中の状態が容易に一様になり,塗装作業性に支障がなく,塗膜

の外観が正常であるときは,ポットライフが,“5時間”とする。 

7.8 

隠ぺい率 

隠ぺい率の試験は,白又は淡彩の塗料に用いる。隠ぺい率の試験は,次による。 


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a) 試験板 試験板は,JIS K 5600-4-1の4.1.2[方法B(隠ぺい率試験紙)]に規定する隠ぺい率試験紙2

枚を用いる。ただし,寸法は,約170 mm×150 mmで,白部及び黒部が同じ面積とする。 

b) 試験片の作製 隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し,附属書Bに規定する,すき間

150 

ィルムアプリケータを用いて試料を塗り付け,72時間塗面を水平に置いたものを試験片

とする。試験片は,2枚作製する。 

c) 試験方法 隠ぺい率の試験方法は,JIS K 5600-4-1の方法B(隠ぺい率試験紙)による。試験片の白

部上及び黒部上の塗膜の各4か所について,JIS Z 8722に規定する,三刺激値Yを測定し,白部上,

黒部上それぞれの平均値YW(白部上)及びYB(黒部上)を求める。 

d) 計算 YW及びYBから2枚の試験片の隠ぺい率YB / YWを百分率で計算後,2枚の平均値を算出し,JIS 

Z 8401によって整数2けたに丸めた数字を隠ぺい率とする。 

e) 判定 白及び淡彩の隠ぺい率(%)は,90以上とする。 

7.9 

鏡面光沢度 

鏡面光沢度の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,JIS K 5600-1-4の5.5(ガラス板)に規定する寸法200 mm×100 mm×2 mmのガ

ラス板を,JIS K 5600-1-4の5.5.2(溶剤洗浄による調整)によって調整して用いる。 

b) 試験片の作製 試験板の片面に,附属書Bに規定する,すき間150 

ィルムアプリケータを用

いて試料を塗り付け,72時間塗面を水平に置いたものを試験片とする。 

c) 試験方法 鏡面光沢度の試験方法は,JIS K 5600-4-7によって,幾何条件60度の反射率計を用いて鏡

面光沢度を3か所測定する。 

d) 判定 幾何条件が60度の鏡面光沢度の平均が70以上とする。 

7.10 耐衝撃性 

耐衝撃性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×6 mmの表面調整をしたフレキシブル

板3枚を用いる。 

b) 試験片の作製 試験片は,7.3 b) によって作製する。標準状態で7日間乾燥したものを試験片とする。 

c) 試験方法 耐衝撃性試験は,JIS A 1408の5.2(衝撃試験)による。試験条件の支持装置,おもり及び

おもりの落下高さは,次とする。 

1) 支持装置は,JIS A 1408の表3(試験体の支持方法)によって記号S1(砂上全面支持)を用いる。 

2) おもりは,JIS A 1408の表5(おもりの区分)によって球形おもりW2-500を用いる。 

3) おもりの落下高さは,試験片の上30 cmの距離におもりの下端がくる高さとする。 

d) 判定 試験片3枚について,目視によって塗膜を観察し,2枚以上におもりの先端の衝撃による塗膜

の割れ及びはがれを認めないとき,“割れ及びはがれが生じない”とする。ただし,試験板の破壊又は

試験板のき(亀)裂による塗膜の割れ及びはがれは,評価の対象外とする。 

7.11 付着性(クロスカット法) 

付着性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法150 mm×70 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板を用いる。 

b) 試験片の作製 試験片は,7.3 b) によって作製する。標準状態で7日間乾燥したものを試験片とする。 

c) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-5-6による。ただし,カットの数及びカットの間隔は,次による。 

1) カット数はそれぞれの方向で3とする。 


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2) カットの間隔は,5 mmとする。 

付着テープの付着及び引きはがしを行った直後,カット部分の塗面を観察する。 

d) 判定 JIS K 5600-5-6の表1(試験結果の分類)による分類で,“分類1又は分類0である”とする。 

ただし,試験板の凝集破壊によるはがれは,評価の対象外とする。 

7.12 重ね塗り適合性 

重ね塗り適合性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板を用いる。 

b) 試験片の作製 試験片は,7.3 b) によって作製する。標準状態で7日間乾燥したものを試験片とする。 

c) 試験方法 試験片に,試料を吹付け塗りによって1回塗る。塗付け量は乾燥した塗膜で20 

帀㌀ 

になるよう塗り付け,さらに7日間養生した後,塗面を観察する。 

d) 判定 重ね塗り後7日間乾燥させた試験片について,目視によって観察し,割れ,はがれ及び膨れを

認めず,塗膜の外観を判定した試験片と比べて,つやの差異・しわの程度の差がなく,7.11 c) の方法

によって付着性を評価し,判定が分類1又は分類0であるとき,“支障がない”とする。 

7.13 耐アルカリ性 

耐アルカリ性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法150 mm×70 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板3枚を用いる。 

b) 試験片の作製 試験板に,7.3 b) によって塗装し,標準状態で24時間乾燥させた後,板の周囲及び裏

面を試料と同一の塗料で2回〜3回塗り包み,6日間置いたものを試験片とする。試験片3枚のうち,

1枚は原状試験片とする。 

c) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-6-1の7.[方法1(浸せき法)]による。ただし,試験液の薬液,

浸せき方法及び観察方法は,次による。 

1) 試験液の薬液 JIS K 8575に規定する水酸化カルシウムを,脱イオン水で調製した飽和水溶液を用

いる。 

2) 浸せき方法 試験片2枚を,別々に薬液に完全浸せきする。浸せき方法は,JIS K 5600-6-1の7.4[手

順A(単一の液相を使用)]とし,浸せき温度は23±2 ℃,浸せき時間は168時間とする。 

3) 観察方法 薬液から試験片を引き上げ,柔らかいスポンジなどに水を含ませ軽く塗膜表面を洗い流

し,付着物を除く。2時間室内に放置後,目視によって塗面を観察する。 

d) 判定 試験片2枚について,いずれも,割れ,はがれ及び膨れを認めず,原状試験片と比べ,つやの

変化及び変色の程度が大きくないとき,“異常がない”とする。 

7.14 耐酸性 

耐酸性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法150 mm×70 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板3枚を用いる。 

b) 試験片の作製 試験片は,7.3 b) によって作製し,標準状態で7日間乾燥させたものを試験片とする。

試験片3枚のうち,1枚は原状試験片とする。 

c) 試験方法 耐酸性の試験は,次による。 

1) 薬液 薬液は,JIS K 8951に規定する硫酸(試薬)を脱イオン水で,5 g/Lに調製したものを用いる。 

2) 操作 試験片2枚の塗面に,JIS K 6741に規定する硬質ポリ塩化ビニル管の呼び径40 mm(内径40 


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mm),高さ約25 mmのものを,液の漏れがないように,日本薬局方に規定する白色ワセリンで固定

し,薬液を約25 mL入れる。硬質ポリ塩化ビニル管の上部は,液の蒸発がないようにポリエチレン

シート,ガラス板などで密閉し,標準状態で168時間静置する。 

注記 密閉を完全にするため,ワセリンなどでシールする方法がある。 

3) 試験後の処置 試験片から硬質ポリ塩化ビニル管を外し,流水で静かに洗い,ろ紙などで水滴を除

き,目視によって塗膜の状態を調べる。さらに,試験片を標準状態に2時間放置した後,塗膜の状

態を調べる。 

d) 判定 判定は,目視によって観察し,試験片の塗膜に割れ,はがれ及び膨れを認めず,原状試験片と

比べて,つやの変化及び変色の程度が大きくないとき,“異常がない”とする。 

7.15 耐湿潤冷熱繰返し性 

耐湿潤冷熱繰返し性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法70 mm×70 mm×6 mmの表面調整をしたフレキシブル板

3枚を用いる。 

b) 試験片の作製 7.3 b) 2) の規定によって下塗り塗料を塗り,乾燥後,7.3 b) 4) によって2回目の塗付

けが終わってから,24時間乾燥させた後,板の周囲及び裏面を試料と同一の塗料で2回〜3回塗り包

み,6日間置いたものを試験片とする。試験片3枚のうち,1枚は原状試験片とする。 

c) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-7-4による。ただし,JIS K 5600-7-4の表1(サイクル試験条件)

は,条件2とし,試験片を23±2 ℃の水中に18時間浸した後,直ちにJIS K 5600-1-1の4.3.2 b)(恒

温器)に規定する−20±2 ℃に保った恒温器で3時間冷却し,次に,JIS K 5600-1-1の4.3.2 b) に規

定する50±3 ℃に保った別の恒温器で3時間加温する。この操作を10回繰り返した後,標準状態に

約1時間置いて,鏡面光沢度(60度)を測定し,更に塗膜表面の状態を目視によって観察する。 

なお,繰返し操作の途中で試験を中断する場合は,50±3 ℃で3時間加温した後とし,試験期間は

4週間を超えてはならない。 

d) 計算 鏡面光沢度の測定は,7.9によって行い,光沢保持率は,次の式によって算出し,JIS Z 8401に

よって整数に丸める。 

100

0

1

GR

 

ここに, 

GR: 光沢保持率(%) 

 

G1: 試験片の鏡面光沢度(60度) 

 

G0: 原状試験片の鏡面光沢度(60度) 

e) 判定 判定は,試験片2枚について,目視によって観察して,塗膜に膨れ,割れ及びはがれを認めず,

光沢保持率が70 %以上あるときは,“湿潤冷熱繰返しに耐える”とする。 

7.16 促進耐候性 

促進耐候性の試験は,次による。 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法150 mm×70 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板4枚を用いる。 

b) 試験片の作製 7.3 b) 2) の規定によって下塗り塗料を塗り,乾燥後試料及び表2による見本品をそれ

ぞれ2枚ずつ7.3 b) 4) によって塗り付け,2回目の塗付けが終わってから24時間乾燥させた後,板の

周囲及び裏面を試料又は見本品と同一の塗料でそれぞれ2回〜3回塗り包み,6日間置いたものを試験

片とする。試料及び見本品それぞれの試験片2枚のうち,1枚は原状試験片とする。 


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c) 試験方法 試験方法は,JIS K 5600-7-7による。ただし,照射時間及び試験条件は,次による。 

1) 照射時間は,次による。 

1.1) 7.17の試験結果が得られる前に行う場合は,1級2 500時間,2級1 200時間及び3級600時間と

する。 

1.2) 7.17の試験結果が適合した後に行う場合は,1級500時間,2級及び3級300時間とする。 

2) 促進耐候試験機の試験条件は,JIS K 5600-7-7の表1[デイライトフィルタを通したキセノンアーク

ランプに要求される分光放射照度分布(方法1 促進耐候性)]及びJIS K 5600-7-7の表3(試験片

ぬれサイクル)のサイクルAによる。規定の照射時間を経過した後,取り出して室内に1時間放置

後,目視によって塗面を観察する。割れ,はがれ,膨れ,光沢保持率及び白亜化の等級を調べる。

さらに,色差を測定する。 

d) 評価 評価は,次による。 

1) 割れ,はがれ及び膨れの有無を,目視によって評価する。 

2) 色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品の促進耐候試験片の色座標L*a*b*と原状試験片の

色座標L*a*b*とを測定し,JIS K 5600-4-6によって色差

abを計算する。 

3) 鏡面光沢度の測定は,7.9によって行い,光沢保持率は,7.15 d) によって求める。 

4) 白亜化の等級は,JIS K 5600-8-6によって評価する。 

e) 判定 判定は,7.16 d) の評価結果に基づいて,塗膜に,割れ,はがれ及び膨れがなく,見本品試験片

の色差値に比べ,試料試験片の色差値が大きくなく,さらに,白亜化の等級が1又は0であって,か

つ,各等級によって光沢保持率が次の1)〜3) の条件を満たしているときとし,1級は“照射時間2 500

時間の促進耐候性試験に耐える”,2級は“照射時間1 200時間の促進耐候性試験に耐える”,3級は“照

射時間600時間の促進耐候性試験に耐える”とする。 

1) 1級は,光沢保持率が80 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間500時

間の試験で90 %以上。 

2) 2級は,光沢保持率が80 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間300時

間の試験で90 %以上。 

3) 3級は,光沢保持率が70 %以上。ただし,屋外暴露耐候性の結果が適合した後は,照射時間300時

間の試験で80 %以上。 

7.17 屋外暴露耐候性 

屋外暴露耐候性の試験は,附属書Aによる。 

 

検査 

検査は,箇条7によって試験し,表1に適合しているかを判定する。形式検査は,表1の全項目とし,

受渡検査の項目は,受渡当事者間の協定とする。ただし,屋外暴露耐候性は,形式検査だけとし,過去に

生産された製品について,JIS K 5600-7-6の附属書1(耐候試験の実施及び管理)によって品質の長期管理

が行われ,その屋外暴露耐候性試験の成績が合格であるときは,現在の製品が適合するものとする。 

 

表示 

建築用耐候性上塗り塗料の容器には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しなければならない。 

a) この規格の番号及び名称 

b) 等級及び主要樹脂成分の一般名称(ふっ素樹脂,シリコーン樹脂又はポリウレタン樹脂のいずれか) 


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c) 正味質量又は正味容量 

d) 製造業者名又はその略号 

e) 製造年月又はその略号 

f) 

製造番号又はロット番号 

 


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附属書A 

(規定) 

屋外暴露耐候性 

 

A.1 試験片の作製 

a) 試験板 試験板は,7.3 b) 1) に規定する寸法300 mm×150 mm×4 mmの表面調整をしたフレキシブル

板8枚を用いる。試験板8枚のうち4枚を試料用,残りの4枚を見本品用とする。見本品は,表2に

よる。 

b) 試験片の作製 試験板8枚に,試料及び見本品を7.3 b) の方法で2回目の塗付けが終わってから24

時間乾燥させた後,試験板の裏面及び周辺を7.3 b) 7) に示す方法で塗り包み,6日間置いたものを試

験片とする。試験片は,試料及び見本品とも4枚のうち3枚を耐候試験に用い,残りの1枚は原状試

験片とする。 

 

A.2 試験方法  

試験方法は,JIS K 5600-7-6による。ただし,試験の期間,試験の頻度,暴露の角度,試験の開始時期,

観察項目,観察時期及び観察時の手順は,次による。 

a) 試験の期間は,24か月とし,試験の頻度は,3年に1回以上実施する。 

b) 試験片の暴露の角度は,水平に対し30度とする。 

c) 試験の開始時期は,毎年4月又は10月とする。この時期以外に試験を開始する必要が生じた場合には,

4月,10月以外にも試験を開始することができる。 

d) 観察項目は,割れ,はがれ,膨れ,光沢保持率,色の変化の程度,つやの変化の程度及び白亜化の等

級とする。 

e) 観察は,試験開始後12か月及び24か月とし,観察時の手順は,次による。 

1) 白亜化の等級を調べる。 

2) 白亜化の等級の試験後,試験片を水に浸してから十分に柔らかくしたビスコーススポンジ・ポリ塩

化ビニルスポンジなどで試験片の全面をこする。こするときには,常に水を流しかけて付着物など

で試験片にきずが付かないようにし,付着物を除く。洗い終わった後,試験片は,室内の清浄な場

所に立て掛けて乾かした後,目視による観察によって,割れ,はがれ及び膨れの有無を観察する。 

3) つやの変化は,目視によって試料及び見本品のそれぞれの試験片のつやの変化を,屋外暴露したも

のと原状試験片とをそれぞれ観察して比較する。 

4) 試料試験片及び見本品試験片の色差を測定する。色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品

のそれぞれの屋外暴露耐候試験片の色座標L*a*b*及び原状試験片の色座標L*a*b*を測定し,JIS K 

5600-4-6によって色差

abを計算する。 

5) 鏡面光沢度を,7.9 c) によって試料の原状試験片及び屋外暴露耐候試験片について測定し,測定結

果を用いて7.15 d) によって光沢保持率を計算する。 

 

A.3 評価 

a) 白亜化の等級は,JIS K 5600-8-6によって等級付けを行う。 

b) 割れ,はがれ及び膨れの有無を目視によって観察する。 


12 

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c) 試料の屋外暴露耐候試験片と原状試験片とを目視によって比較し,つやの変化を観察する。同様に見

本品の屋外暴露耐候試験片と原状試験片とを目視によって比較し,つやの変化を観察する。つやの変

化の評価には,JIS K 5600-8-1の表1(一様な劣化−塗膜外観の一様な変化からなる劣化の程度を表示

するための等級表)を用いて,試料及び見本品の試験片の,つやの変化の程度に等級を付ける。 

d) 色差は,JIS K 5600-4-5によって試料及び見本品の屋外暴露耐候試験片の色座標L*a*b*と原状試験片

の色座標L*a*b*とを測定し,JIS K 5600-4-6によって色差

abを計算する。 

 

A.4 判定 

試験開始後24か月たったときの評価によって,塗膜に,割れ,はがれ及び膨れがなく,つやの変化の程

度が見本品と比べてつやの変化の程度を示す等級が大きくなく,さらに,見本品の色差値に比べ,試料の

色差値が大きくなく,かつ白亜化の等級及び光沢保持率が各等級によって以下の条件を満たしたときとす

る。 

1級は,光沢保持率が60 %以上で,白亜化の等級が1又は0である。 

2級は,光沢保持率が40 %以上で,白亜化の等級が2,1又は0である。 

3級は,光沢保持率が30 %以上で,白亜化の等級が3,2,1又は0である。 

 

A.5 記録の保存期間  

記録の保存期間は,5年間とする。記録の保管は,JIS K 5600-7-6の附属書1による。 


13 

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附属書B 

(規定) 

フィルムアプリケータ塗装 

 

B.1 器具 

フィルムアプリケータの形状及びすき間の寸法は,表B.1による。 

 

B.2 厚さの測定 

塗料層及び塗膜の厚さの測定は,JIS K 5600-1-7による。 

 

B.3 フィルムアプリケータの選択 

フィルムアプリケータは,各箇条に規定したものを用いる。 

 

B.4 試料の塗り方 

試料の塗り方は,試験板の長辺を縦に,短辺を横にして水平面に固定する。試験板の先方の短辺付近の

位置に,短辺に平行にフィルムアプリケータを置き,そのすぐ手前の試験板の上に試料を広げる。フィル

ムアプリケータの両端を両手の指でつまみ,試験板にフィルムアプリケータを押しつけながら,150 mm

を約1秒間の速さで手前に一気に引く。試料を塗り終わった後,試験板の塗面を上向きにして水平に置く。 

 

表B.1−フィルムアプリケータの形状及びすき間の寸法 

単位 µm 

すき間 

75 

100 

125 

150 

200 

250 

500 

許容差 

±2 

±3 

±3 

±4 

±4 

±5 

±5 

 

単位 mm 

 

 


 

 

 

1

4

 

K

 5

6

5

8

2

0

1

0

  

 

1

4

 

K

 5

6

5

8

2

0

1

0

  

 

 

 

 

附属書C 
(参考) 

建築用耐候性上塗り塗料の試験手順 

 

表C.1−建築用耐候性上塗り塗料の試験手順 

項目 
番号 

項目 

試験板 

試験日数(日) 

材質 

寸法(mm) 

枚数(枚) 

6  7  8  9 

10 

11  12 13 14  15 16 

17 

18 19 

20以上 

7.4 

容器の中の状態 

− 

− 

− 

◎  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.5 

表面乾燥性 

標準状態 ガラス板 

200×100×2 

○ 

◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5 ℃ 

ガラス板 

200×100×2 

○ 

16 

◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.6 

塗膜の外観 

フレキシ 

ブル板 

300×150×4 

試料1・見本品1 

計2 

○ 

(24) 

○ 

◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.7 

ポットライフ 

フレキシ 

ブル板 

300×150×4 

○ 

(24) 

× ○ 

48 

◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.8 

隠ぺい率 

隠ぺい率 

試験紙 

約170×150 

○ 

72  

 

△ ◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.9 

鏡面光沢度 

ガラス板 

200×100×2 

○ 

72  

 

△ ◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.10  耐衝撃性 

フレキシ 

ブル板 

300×150×6 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 

168 

 

 

 

 

 △ ◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.11 

付着性 
(クロスカット法) 

フレキシ 

ブル板 

150×70×4 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 

168 

 

 

 

 

 △ ◎ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.12  重ね塗り適合性 

フレキシ 

ブル板 

300×150×4 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 

168 

 

 

 

 

 ○ 

 

 

 

168 

 

  △ ◎ 

 

 

 

7.13  耐アルカリ性 

フレキシ 

ブル板 

150×70×4 

試料2・原状試験片1 

計3 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 24 

△ 

144 

 

 

 

 △ 

 

168 

 

 

 

  △ ◎ 

 

 

 

7.14  耐酸性 

フレキシ 

ブル板 

150×70×4 

試料2・原状試験片1 

計3 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 

 

168 

 

 

 

 △ 

 

168 

 

 

 

  △ ◎ 

 

 

 

7.15  耐湿潤冷熱繰返し性 

フレキシ 

ブル板 

70×70×6 

試料2・原状試験片1 

計3 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 24 

△ 

144 

 

 

 

 △ 

 

 

 

 

240 

 

 

 

 △ ◎ 

7.16  促進耐候性 

フレキシ 

ブル板 

150×70×4 

試料2・見本品2 

計4 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 24 

△ 

144 

 

 

 

 △ 600〜2 500(屋外暴露耐候性の試験結果が得られる前に行う場合) △ ◎ 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 24 

△ 

144 

 

 

 

 △ 

 

300〜500(屋外暴露耐候性の試験結果が得られた後) △ ◎ 

7.17  屋外暴露耐候性 

フレキシ 

ブル板 

300×150×4 

試料・見本品 

各4 

○ 

(24) 

○ 16〜24 ○ 24 

△ 

144 

 

 

 

 △ 

 

 

 

 

 

 

24か月 

 

 

◎ 

注記1 

記号の説明  ×:サンプリング  ○:塗付け  ◎:判定     :放置  △:その他の操作 

注記2 

試験日数欄の数字は,時間(h)を示す。 

注記3 

試験日数で(24)は,下塗り塗料の乾燥時間を,24時間にした場合を示す。下塗り塗料は,製造業者の指定する乾燥時間としているため,仮の時間とする。