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K 5101-8:2004  

(1) 

 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS K 5101の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 5101-1-1 第1部:分散性評価のための分散方法―第1節:通則 

JIS K 5101-1-2 第1部:分散性評価のための分散方法―第2節:ペイントコンディショナ形振とう機 

JIS K 5101-1-3 第1部:分散性評価のための分散方法―第3節:高速インペラミル 

JIS K 5101-1-4 第1部:分散性評価のための分散方法―第4節:ビーズミル 

JIS K 5101-1-5 第1部:分散性評価のための分散方法―第5節:フーバーマラー 

JIS K 5101-1-6 第1部:分散性評価のための分散方法―第6節:3本ロールミル 

JIS K 5101-2-1 第2部:色の比較―第1節:目視法 

JIS K 5101-2-2 第2部:色の比較―第2節:測色計法 

JIS K 5101-3-1 第3部:着色力―第1節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法) 

JIS K 5101-3-2 第3部:着色力―第2節:白色顔料の相対着色力(目視比較法) 

JIS K 5101-3-3 第3部:着色力―第3節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定(光

度計法) 

JIS K 5101-3-4 第3部:着色力―第4節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付きK/S値

法) 

JIS K 5101-4 第4部:隠ぺい力―隠ぺい率試験紙法 

JIS K 5101-5-1 第5部:分散性の評価方法―第1節:有色顔料の着色力の変化による評価 

JIS K 5101-5-2 第5部:分散性の評価方法―第2節:分散度の変化による評価 

JIS K 5101-5-3 第5部:分散性の評価方法―第3節:光沢の変化による評価 

JIS K 5101-6-1 第6部:流動性―第1節:スプレッドメータ法 

JIS K 5101-6-2 第6部:流動性―第2節:回転粘度計法 

JIS K 5101-7 第7部:耐ブリード性 

JIS K 5101-8 第8部:耐薬品性 

JIS K 5101-9 第9部:耐光性 

JIS K 5101-10 第10部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性 

JIS K 5101-11-1 第11部:密度―第1節:ピクノメータ法 

JIS K 5101-11-2 第11部:密度―第2節:遠心脱気法 

JIS K 5101-12-1 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第1節:静置法 

JIS K 5101-12-2 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第2節:タンプ法 


 

K 5101-8:2004  

(2) 

 

JIS K 5101-13-1 第13部:吸油量―第1節:精製あまに油法 

JIS K 5101-13-2 第13部:吸油量―第2節:煮あまに油法 

JIS K 5101-14-1 第14部:ふるい残分―第1節:湿式法(手動法) 

JIS K 5101-14-2 第14部:ふるい残分―第2節:湿式法(メカニカルフラッシング法) 

JIS K 5101-15-1 第15部:加熱減量―第1節:105 ℃揮発性物質 

JIS K 5101-15-2 第15部:加熱減量―第2節:強熱残分 

JIS K 5101-16-1 第16部:水溶分―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-16-2 第16部:水溶分―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-17-1 第17部:pH値―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-17-2 第17部:pH値―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-18 第18部:電気抵抗率 

 

 

 


 

K 5101-8:2004  

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目 次 

ページ 

1. 適用範囲  1 

2. 引用規格  1 

3. 試験用原材料  1 

3.1 薬品  1 

3.2 ろ紙  1 

3.3 pH試験紙  1 

3.4 バインダー  1 

3.5 展色基材  1 

4. 装置及び器具  1 

4.1 化学はかり  1 

4.2 試験管  1 

4.3 漏斗  2 

4.4 フーバーマラー  2 

4.5 へら  2 

4.6 フィルムアプリケータ  2 

4.7 乾燥器  2 

4.8 乳鉢  2 

4.9 乳棒  2 

4.10 変退色用グレースケール  2 

4.11 汚染用グレースケール  2 

5. サンプリング  2 

6. 手順  2 

6.1 薬品処理した試料の調製  2 

6.2 顔料分散体の調製  2 

6.3 塗布  2 

6.4 評価  2 

7. 試験報告書  3 

 

 


 

 

 

日本工業規格          JIS 

 

K 5101-8:2004 

 

顔料試験方法−第8部:耐薬品性 

Test methods for pigments―Part 8:Resistance to chemicals 

 

1. 適用範囲 この規格は,顔料及び体質顔料の耐薬品性を試験顔料と受渡当事者間で協定した比較顔料

とを比較することによって評価する方法について規定する。 

 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 5101-1-5 顔料試験方法―第1部:分散性評価のための分散方法―第5節:フーバーマラー 

JIS K 5101-2-1 顔料試験方法―第2部:色の比較―第1節:目視法 

JIS K 5410 塗料用試験板 

JIS K 5421 ボイル油及び煮あまに油 

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング 

JIS L 0804 変退色用グレースケール 

JIS L 0805 汚染用グレースケール 

JIS P 3801 ろ紙(化学分析用) 

 

3. 試験用原材料  

3.1 

薬品 使用する薬品は,受渡当事者間の協定による。 

参考 薬品の種類には塩酸(5 %,2 %),水酸化ナトリウム溶液(2 %)などがある。 

3.2 

ろ紙 JIS P 3801に規定する5種Cを用いる。 

3.3 

pH試験紙  

3.4 

バインダー バインダー(1)の一例を,次に示す。 

注(1) 受渡当事者間の協定によって,ほかのバインダーを用いてもよい。 

a) あまに油製4号印刷ワニス 粘度2.2〜2.8 Pa・Sのもの。 

b) 煮あまに油 JIS K 5421に規定するもの。 

c) 樹脂型ワニス 印刷インキ用ロジン変性フェノール樹脂系ワニス。 

3.5 

展色基材 展色基材(2)の一例を,次に示す。 

注(2) 受渡当事者間の協定によって,ほかの展色基材を用いてもよい。 

a) 白紙 印刷用紙又はアート紙。 

b) ガラス板 JIS K 5410の4.5(ガラス板)に規定するもの。 

 

4. 装置及び器具  

4.1 

化学はかり 0.01 gのけたまではかれるもの。 

4.2 

試験管 呼び寸法18×165 mmのもの。 


K 5101-8:2004  

 

 

4.3 

漏斗 呼び寸法60 mmのもの。 

4.4 

フーバーマラー JIS K 5101-1-5に規定するもの。 

4.5 

へら ナイフ形又は直線刃先形で鋼製のもの。 

4.6 

フィルムアプリケータ すき間が150 µm以上のもの。 

4.7 

乾燥器 80±2 ℃の温度に調節できるもの。 

4.8 

乳鉢 市販品のもの。 

4.9 

乳棒 市販品のもの。 

4.10 変退色用グレースケール JIS L 0804に規定するもの。 

4.11 汚染用グレースケール JIS L 0805に規定するもの。 

 

5. サンプリング 試験する製品からJIS K 5600-1-2に従って,代表サンプルを採取する。 

 

6. 手順  

6.1 

薬品処理した試料の調製 薬品処理した試料の調製は,次による。 

a) 試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料をそれぞれ1.0〜4.0 g試験管にはかりとり,薬品20 ml

を加え,密封してよく振り動かし,薬品中に懸濁させた後,15分間常温で静置する。 

b) 再び10秒間よく振り動かした後,30分間静置し,あらかじめ水で湿らせたろ紙を用いてろ過し,pH

試験紙を用いて洗液が中性を示すまで水洗する。 

c) 温度80±2 ℃で3時間乾燥した後,乳鉢で塊がなくなるまで粉砕する。 

備考 顔料の量については,受渡当事者間の協定による。 

6.2 

顔料分散体の調製 薬品処理した顔料及び未処理の顔料について,JIS K 5101-1-5に規定する方法に

よって分散体を調製する。 

備考 バインダー,希釈溶剤,試験顔料の量及び分散体の調製条件については,受渡当事者間の協定

による。 

6.3 

塗布 6.2で調製した分散体を,JIS K 5101-2-1に規定する方法によって展色する。 

備考 フィルムアプリケータのすき間及び展色基材の種類については,受渡当事者間の協定による。 

6.4 

評価 評価は,次による。 

a) 絶対比較法 6.3で展色したものを,目視によって比較し,その差異の程度を表1によって評価する。 

表 1 絶対比較法の評価基準 

評価 

内容 

評価基準 

5級 

変色しない 

変退色用グレースケール5号程度の差異 

4級 

わずかに変色する 

変退色用グレースケール4号程度の差異 

3級 

変色する 

変退色用グレースケール3号程度の差異 

2級 

かなり変色する 

変退色用グレースケール2号程度の差異 

1級 

著しく変色する 

変退色用グレースケール1号程度の差異 

備考 白色顔料の耐薬品性を評価する場合は,変退色用グレースケールの代わりに,汚染用

グレースケールを用いる。 

 

b) 相対比較法 薬品処理した試験顔料及び受渡当事者間で協定した比較顔料について,目視によって比

較をし,その差異の程度を表2によって評価する。 

 


K 5101-8:2004  

 

 

表 2 相対比較法の評価 

評価 

差異なし 

わずかに大きい 
又はわずかに小さい 

大きい 
又は小さい 

かなり大きい 
又はかなり小さい 

著しく大きい 
又は著しく小さい 

 

 

7. 試験報告書 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。 

a) 試験した顔料の種類及びその詳細 

b) この規格の引用 

c) 薬品処理方法 

d) 分散方法 

e) 塗布方法 

f) 

試験結果 

g) この規格で規定する試験手順との相違点 

h) 試験年月日 

 

 


K 5101-8:2004