>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

 

K 5101-14-1:2004  

(1) 

 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,日本無機薬品協会(JICIA)/財団法人日本規

格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/DIS 787-7:1999,General methods of 

test for pigments and extenders―Part 7:Determination of residue on sieve―Water method―Manual procedureを

基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS K 5101-14-1には,次に示す附属書がある。 

附属書A(規定)機械的かくはん機 

附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

JIS K 5101の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS K 5101-1-1 第1部:分散性評価のための分散方法―第1節:通則 

JIS K 5101-1-2 第1部:分散性評価のための分散方法―第2節:ペイントコンディショナ形振とう機 

JIS K 5101-1-3 第1部:分散性評価のための分散方法―第3節:高速インペラミル 

JIS K 5101-1-4 第1部:分散性評価のための分散方法―第4節:ビーズミル 

JIS K 5101-1-5 第1部:分散性評価のための分散方法―第5節:フーバーマラー 

JIS K 5101-1-6 第1部:分散性評価のための分散方法―第6節:3本ロールミル 

JIS K 5101-2-1 第2部:色の比較―第1節:目視法 

JIS K 5101-2-2 第2部:色の比較―第2節:測色計法 

JIS K 5101-3-1 第3部:着色力―第1節:有色顔料の相対着色力及び淡色の測定(目視比較法) 

JIS K 5101-3-2 第3部:着色力―第2節:白色顔料の相対着色力(目視比較法) 

JIS K 5101-3-3 第3部:着色力―第3節:有色顔料の相対着色力及び白色顔料の相対散乱能の測定(光

度計法) 

JIS K 5101-3-4 第3部:着色力―第4節:着色剤の相対着色力及び残留色差の測定(重み付きK/S値

法) 

JIS K 5101-4 第4部:隠ぺい力―隠ぺい率試験紙法 

JIS K 5101-5-1 第5部:分散性の評価方法―第1節:有色顔料の着色力の変化による評価 

JIS K 5101-5-2 第5部:分散性の評価方法―第2節:分散度の変化による評価 

JIS K 5101-5-3 第5部:分散性の評価方法―第3節:光沢の変化による評価 

JIS K 5101-6-1 第6部:流動性―第1節:スプレッドメータ法 

JIS K 5101-6-2 第6部:流動性―第2節:回転粘度計法 

JIS K 5101-7 第7部:耐ブリード性 


 

K 5101-14-1:2004  

(2) 

 

JIS K 5101-8 第8部:耐薬品性 

JIS K 5101-9 第9部:耐光性 

JIS K 5101-10 第10部:焼付塗装用バインダーによる熱安定性 

JIS K 5101-11-1 第11部:密度―第1節:ピクノメータ法 

JIS K 5101-11-2 第11部:密度―第2節:遠心脱気法 

JIS K 5101-12-1 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第1節:静置法 

JIS K 5101-12-2 第12部:見掛け密度又は見掛け比容―第2節:タンプ法 

JIS K 5101-13-1 第13部:吸油量―第1節:精製あまに油法 

JIS K 5101-13-2 第13部:吸油量―第2節:煮あまに油法 

JIS K 5101-14-1 第14部:ふるい残分―第1節:湿式法(手動法) 

JIS K 5101-14-2 第14部:ふるい残分―第2節:湿式法(メカニカルフラッシング法) 

JIS K 5101-15-1 第15部:加熱減量―第1節:105 ℃揮発性物質 

JIS K 5101-15-2 第15部:加熱減量―第2節:強熱残分 

JIS K 5101-16-1 第16部:水溶分―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-16-2 第16部:水溶分―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-17-1 第17部:pH値―第1節:煮沸抽出法 

JIS K 5101-17-2 第17部:pH値―第2節:常温抽出法 

JIS K 5101-18 第18部:電気抵抗率 

 

 

 


 

K 5101-14-1:2004  

(3) 

 

目 次 

ページ 

序文  1 

1. 適用範囲  1 

2. 引用規格  1 

3. サンプリング  2 

4. 装置及び器具  2 

4.1 ふるい  2 

4.2 はけ  2 

4.3 焼結ガラスるつぼ  2 

4.4 乾燥器  2 

4.5 はかり  2 

4.6 化学はかり  2 

4.7 デシケーター  2 

4.8 洗浄瓶  2 

5. 手順  2 

5.1 試料  2 

5.2 分散体の調製  2 

5.3 定量  3 

5.4 残さの検査  3 

6. 結果の表し方  3 

6.1 計算  3 

6.2 精度  3 

7. 試験報告書  3 

附属書A(規定)機械的かくはん機  5 

附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表  6 

 

 

 


 

 

 

日本工業規格          JIS 

 

K 5101-14-1:2004 

 

顔料試験方法− 

第14部:ふるい残分−第1節:湿式法(手動法) 

Test methods for pigments―Part 14:Determination of residue on sieve―

Section 1:Water method (Manual procedure) 

 

序文 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO/DIS 787-7,General methods of test for pigments and 

extenders―Part 7:Determination of residue on sieve―Water method―Manual procedureを翻訳し,技術的内容

を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。変更の一覧表をそ

の説明を付けて,附属書1(参考)に示す。 

 

1. 適用範囲  

1.1 

この規格は,顔料及び体質顔料を手動法によって水中に分散させてふるい残分を測定する試験方法

について規定する。JIS K 5101-14-2は,メカニカルフラッシング法によって顔料のふるい残分を測定する

試験方法について規定している。通常,顔料に対して,この方法とJIS K 5101-14-2の方法では異なった結

果になるので,試験に際してはいずれかの方法を採用するのかあらかじめ決めておき,試験報告書には,

どの方法を採用したのかを明記する。 

備考1. この試験方法をある顔料に適用するとき,その顔料の個別規格にこの規格を引用する。 

この規格で,当該顔料の特別な性質によってこの試験方法を修正した場合はその詳細を示

す。 

この規格で規定している試験方法が適用できない特殊な顔料の場合だけ,ふるい残分を測

定するために別の方法を規定してもよい。 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO/DIS 787-7:1999,General methods of test for pigments and extenders―Part 7:Determination of 

residue on sieve―Water method―Manual procedure (MOD) 

 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS K 5101-14-2  顔料試験方法―第14部:ふるい残分―第2節:湿式法(メカニカルフラッシング法) 

JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング 


K 5101-14-1:2004  

 

 

備考 ISO 15528:2000,Paints,varnishes and raw materials for paints and varnishes―Samplingが,こ

の規格と一致している。 

JIS K 8102 エタノール(95)(試薬) 

ISO 565:1990 Test sieves―Metal wire cloth, perforated metal plate and electroformed sheet―Nominal 

sizes of openings 

ISO 4793:1980 Laboratory sintered (fritted) filters―Porosity grading, classification and designation 

 

3. サンプリング 試験する製品からJIS K 5600-1-2に従って,代表サンプルを採取する。 

 

4. 装置及び器具  

4.1 

ふるい ISO 565に規定する,必要な目開きの網。 

備考 45 µmの目開きの網がよく用いられ,詰まったり,過度の摩耗が起きないように,マイクロス

コープで定期的にふるいの網目を検査することが望ましい。もし,目開きに異常があれば,そ

の網は廃棄する。 

参考 JIS Z 8801-1の付表2(ふるい網の目開き及び線経)を参照。 

4.2 

はけ 厚さ約5 mm,幅約20 mm及び長さ約35 mmの豚毛。 

4.3 

焼結ガラスるつぼ ISO 4793に規定する多孔性等級P40(孔径度16 µm〜40 µm)のもの,はかり瓶,

又は50 mlビーカー。 

4.4 

乾燥器 105±2 ℃に維持できるもの。 

4.5 

はかり 1 000 gまでひょう量でき,精度0.1 gのもの。 

4.6 

化学はかり 精度1 mgまではかることができるもの。 

4.7 

デシケーター 有効な乾燥剤が入っているもの。 

4.8 

洗浄瓶 試料の分散に使用する溶液を入れることができるもの。 

 

5. 手順 反復測定で結果を出す。 

5.1 

試料 適切な容量のビーカーに,十分なふるい(4.1)残分が得られる量の試料を0.1 g単位ではかり

とる。一般的には10〜100 gの試料が必要であるが,試料から得られるふるい残分が少ない場合,1 000 g

まで試料を増やす。 

5.2 

分散体の調製 試料(5.1)を適量の水(約300〜600 ml)に分散する。必要によって,適切な分散剤

又は湿潤剤(備考4.参照)を添加する(備考1.及び備考2.参照)。試料の特性によって分散するために機械

的な補助が必要であれば,附属書Aに規定するかくはん機及びかくはん機ヘッドを使用する。かくはん機

の回転数は,500±50 rpmを超えないようにする。機械式かくはん機を使用した場合は,試験報告書にそ

の旨を記載する。 

備考1. 例外的な場合,事前の分散をしないで試料をふるいに直接移してもよい(5.3参照)。 

2. 分散剤の量は,試料の質量に対して0.2〜0.5 %とする。使用する分散剤の種類及び量は,受

渡当事者間で協定し,試験報告書に記載する。 

3. 顔料を水系媒体に完全に分散すること,及び定量(5.3)の際に凝集を起こさないことが重要

である。 

4. 湿潤剤はJIS K 8102に規定するエタノール(95)とし,エタノールに溶解しない試料だけに

5〜10 ml使用する。 


K 5101-14-1:2004  

 

 

5.3 

定量 分散体(必要な場合その一部)をふるい(4.1)に注ぎ込む。試料の分散に使用した溶液の入

った洗浄瓶(4.8)を使ってビーカーを完全に洗浄し,洗浄液はすべてふるいを通す。ふるいを通過した洗

浄液が透明で分散した物質がなくなるまで同じ溶液で洗浄する。単に水を用いて分散した場合は,この目

的に蛇口からの水道水を用いてもよい。 

受渡当事者間の協定によって,はけ(4.2)を用いて軽くふるい上の顔料凝集体をほぐすか,又は凝集体

を未処理のままにする。最後に,はけに付着している粒子をふるいに洗い流し,ふるい上の残さを分散剤

がなくなるまで水で洗う。 

備考 試験誤差を避けるため,水はろ過する。 

ふるい上の残さは,次のいずれかの方法によって処理する。 

a) 残さを,あらかじめ加熱しひょう量した焼結ガラスるつぼ(4.3)に洗い流し,乾燥器(4.4)中で105

±2 ℃で1時間乾燥し,デシケーター(4.7)中で冷却し,1 mgの精度でひょう量する。残さの質量

を計算する。 

b) 残さをあらかじめ加熱し,ひょう量した50 mlビーカー(4.3)に蒸留水を使って移す。水を蒸発させ,

105±2 ℃の乾燥器中で1時間乾燥する。a) に従ってその後の操作を行う。 

c) ふるい(4.1)上の残さを105±2 ℃の乾燥器(4.4)中で1時間乾燥する。残さをあらかじめ加熱・ひ

ょう量したはかり瓶(4.3)に移し,栓をして精度1 mgでひょう量する。残さの質量を計算する。 

二つの測定値の差が5 mg以上で,大きい値の10 %以上の場合は5.の操作を繰り返す。 

5.4 

残さの検査 残さ中に完全に分散していない顔料が確認された場合,受渡当事者間で協定した別の

分散剤を用いて5.の全手順をやり直す。 

残さ中に異物が混入していた場合,その存在及び性質を報告する。 

 

6. 結果の表し方  

6.1 

計算 質量分率(%)で表されるふるい残分Rは,次の式による。 

0

1

100

m

m

R

 

ここに, 

R : ふるい残分(%) 

 

m0: 試料の質量(g) 

 

m1: 残さの質量(g) 

有効な二つの測定値の平均を計算し,結果を有効数字2けたまで報告する。平均値が0.01 %以下の場合

は試験報告書に“0.01 %以下”と表記する。 

6.2 

精度(参考) 精度については,現在のところ有効なデータがない。 

 

7. 試験報告書 試験報告書には,少なくとも次の事項を記載する。 

a) 試験した顔料の種類及びその詳細 

b) この規格の引用 

c) 6.1による試験結果 

d) 使用したふるいの目開き及び直径 

e) 各試料の質量 

f) 

5.2の分散方法。使用した場合は,分散剤又は湿潤剤の種類及び濃度,並びに機械的かくはん機の速度。 

g) ふるい上の顔料凝集体をはけでほぐしたかどうかの結果 


K 5101-14-1:2004  

 

 

h) ふるい上の残さの種類及び状態(5.4)の記述 

i) 

この規格で規定する試験手順との相違点 

j) 

試験年月日 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連規格 JIS Z 8801-1 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい 


K 5101-14-1:2004  

 

 

附属書A(規定)機械的かくはん機 

 

本体の5.2に規定する機械的かくはん機は,次による。 

 

機械的かくはん機 完全な分散にとって適切な回転速度(1 000±100 rpm)をもつもの。かくはん機は,

分散体を持ち上げることができ,渦を生成しないようなものとする。 

備考 適切なかくはん機は,直径約40 mmの黄銅の円盤を4か所等間隔でカットし,そのカット面を

水平から角度30°上に曲げて作る。 

 


K 5101-14-1:2004  

 

 

附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

 

JIS K 5101-14-1:2004 顔料試験方法 第14部:ふる
い残分―第1節:湿式法(手動法) 

ISO/DIS 787-7:1999,顔料及び体質顔料の一般試験方法 
第7部:ふるい残分の定量―湿式法―手動法 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国
際規格
番号 

(Ⅲ) 国際規格の
規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体 
 表示方法:点線の下線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技
術的差異の理由及び今後
の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 項目ごとの

評価 

技術的差異の内容 

1. 適用範囲 

 

ISO/DIS 
787-7 

 

IDT 

― 

 

2. 引用規格 

 

 

MOD/追加 

JIS K 8102を追加 

湿潤剤としてJIS K 
8102 エタノールを追加
した。ISOに提案する。 

3. サンプリ
ング 

 

 

IDT 

― 

 

4. 器具 

 

 

IDT 

― 

 

5. 手順 

 
 


 

 
 

MOD/追加 
 

顔料の分散に湿潤
剤としてエタノー
ルを追加。 

国内では顔料の分散に
湿潤剤としてエタノー
ルが広く使用されてい
るため追加した。ISOに
提案する。 

6. 結果の表
し方 

 

 

IDT 

― 

 

7. 試験報告
書 

 

 

MOD/追加 

湿潤剤を追加 

国内では顔料の分散に
湿潤剤としてエタノー
ルが広く使用されてい
るため追加した。ISOに
提案する。 

附属書A 
(規定) 

機械的か
くはん機 

Annex A 

 

MOD 

ISO 3262-9:1997を
引用していない。 

 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

 

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― IDT……………… 技術的差異がない。 
  ― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― MOD…………… 国際規格を修正している。 
 

 

 


K 5101-14-1:2004