G 3557
:2004
(1)
まえがき
この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本鋼索工業会(JWRA)/財団法人日本規格
協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の
審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。
JIS G 3557
には,次に示す附属書がある。
附属書(規定)集合破断荷重からロープ破断荷重を算出する方法
G 3557
:2004
(2)
目 次
ページ
1.
適用範囲
1
2.
引用規格
1
3.
定義
1
4.
種類
2
5.
破断荷重
4
5.1
素線
4
5.2
ロープ
4
6.
寸法及び許容差
4
6.1
素線径の許容差
4
6.2
ロープの公称径
4
6.3
ロープの実際径の許容差
4
7.
外観
4
7.1
素線
5
7.2
ロープ
5
8.
材料
5
8.1
線材
5
8.2
繊維心
5
8.3
ロープグリース
5
9.
製造方法
5
9.1
素線
5
9.2
ロープ
5
10.
試験
5
10.1
素線試験
5
10.2
ロープ試験
6
11.
検査
6
12.
製品の呼び方
7
13.
表示
7
14.
包装
8
15.
報告
8
附属書(規定)集合破断荷重からロープ破断荷重を算出する方法
16
日本工業規格
JIS
G
3557
:2004
一般用ステンレス鋼ワイヤロープ
Stainless steel wire ropes for general purposes
1.
適用範囲 この規格は,機械,建設,船舶,漁業などに用いる一般用ステンレス鋼ワイヤロープ(以
下,ロープという。
)について規定する。
参考 JIS には,この規格に含まれない他のステンレス鋼ワイヤロープ規格として,次のものがある。
JIS G 3535 航空機用ワイヤロープ
JIS G 3540 操作用ワイヤロープ
JIS G 3550 構造用ステンレス鋼ワイヤロープ
2.
引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。
)を適用する。
JIS G 4308
ステンレス鋼線材
3.
定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a)
素線 ストランドを構成するステンレス鋼線。
b)
ストランド 複数の素線をより合わせたロープの構成要素。
c)
心綱 繊維心,ストランド心及びロープ心の総称。
1)
繊維心 ロープの中心となる繊維ロープ。天然繊維心と合成繊維心とがある。
2)
ストランド心 ロープの中心となるストランド。構成は 1×7,1×19 又は 1×37 とする。
3)
ロープ心 ロープの中心となるワイヤロープ。構成は 7×7 とし,記号は IWRC とする。
d)
ロープ径 ロープの任意の断面における外接円の直径。ロープ径には,公称径と実際径とがある。
e)
よりの長さ
1)
ロープのよりの長さ ロープの外層ストランドが作るらせんのピッチ(図 1 参照)。
2)
ストランドのよりの長さ ストランドの外層素線が作るらせんのピッチ。
2
G 3557
:2004
図 1 よりの長さ(参考例)
f)
より方向 ロープ又はストランドがよられている方向(図 2 参照)。Z よりと S よりとがある。
g)
より方
1)
ロープのより方 ロープとストランドのより方向の組合せによるもので,普通よりはロープのより
方向とストランドのより方向とが反対方向のより方をいう。また,ロープのより方向によって,普
通Zよりと普通Sよりがある(
図 2 参照)。
図 2 より方向及びより方(参考例)
2)
ストランドのより方 ストランド内の各層素線の組合せ(表3参照)。
2.1)
交差より ストランド内の各層素線が点接触しているもの。
2.2)
平行より ストランド内の各層素線が線接触しているもの。
h)
破断荷重 破断試験において,試験片が破断に至るまでの最大荷重。
i)
集合破断荷重 ロープを構成する各素線の破断荷重の合計値。総合破断荷重ともいう。
j)
種別 ロープを構成する素線の鋼種及びロープの破断荷重による区分。
k)
ロット 同一素線を用い,同一機械によって連続製造された一連のロープ。条数が数条に分かれてい
ても同一ロットとみなす。
l)
つかみ間隔 素線の破断試験,ねじり試験又はロープの破断試験において,チャックその他による試
験片のつかみ部の内端距離。
4.
種類 ロープの種類は,次による。
a)
構成による区分 ロープは,表 1 に示すように呼び,構成記号及び断面によって 13 種類に区分する。
3
G 3557
:2004
b)
より方による区分 ロープは,図 2 に示すように普通 Z より,普通 S よりに区分する
c)
種別による区分 ロープは,構成する素線の鋼種及びロープの破断荷重によって表 2 に示すように SA
種及び SB 種に区分する。
d)
各区分による組合せ ロープの各区分の組合せは,表 3 による。
表 1 呼び,構成記号及び断面
呼び
7
本線 6 より
7
本線 7 より 19 本線 6 より 19 本線 7 より
構成記号
6
×7 7×7 6×19 7×19
断面
呼び 37 本線 6 より 37 本線 7 より
ウォーリントンシール
形 26 本線 6 より
ウォーリントンシール
形 26 本線 6 より
ロープ心入り
構成記号
6
×37 7×37 6×WS (26)
IWRC 6
×WS (26)
断面
呼び
ウォーリントンシール
形 31 本線 6 より
ウォーリントンシール
形 31 本線 6 より
ロープ心入り
ウォーリントンシール
形 36 本線 6 より
ウォーリントンシール
形 36 本線 6 より
ロープ心入り
構成記号
6
×WS (31)
IWRC 6
×WS (31)
6
×WS (36)
IWRC 6
×WS (36)
断面
呼び
ヘルクレス形
7
本線 19 より
構成記号 19×7
断面
4
G 3557
:2004
表 2 種別による区分
種別
鋼種
SA
種 SUS316,SUS304
SB
種 SUS304
表 3 各区分による組合せ
種別
ストランドの
層数
ス ト ラ ン ド
のより方
ストランドの
本数
心の種類
構成記号
SA SB
単層
交差より
6
本
繊維心
6
×7
○
○
6
×19
○
○
6
×37
○
○
ストランド心
7
×7
○
○
7
×19
○
○
7
×37
○
○
平行より
6
本
繊維心
6
×WS (26)
○
○
6
×WS (31)
○
○
6
×WS (36)
○
○
ロープ心 IWRC
6
×WS (26)
○
○
IWRC
6
×WS (31)
○
○
IWRC
6
×WS (36)
○
○
多層
交差より 18 本
ストランド心
19
×7
○
○
5.
破断荷重
5.1
素線 ロープを構成する同種線径の各素線は,10.1 b) の試験を行い,各破断荷重とその平均値との
差は,ストランドの心線を除き,平均値に対し,±8 %とする。
5.2
ロープ ロープは,10.2 b) の試験を行い,その破断荷重は,付表 1∼13 の値以上とする。
6.
寸法及び許容差
6.1
素線径の許容差 ロープを構成する同種線径の各素線径は,10.1 c) の試験を行い,その許容範囲は,
表 4 による。
表 4 素線径の許容範囲
単位 mm
素線径
最大のものと最小のものとの差
0.20
以上 1.00 以下 0.04
1.00
を超え 2.24 以下 0.06
2.24
を超え 3.75 以下 0.08
3.75
を超え 4.50 以下 0.10
6.2
ロープの公称径 ロープの公称径は,付表 1∼13 による。
6.3
ロープの実際径の許容差 ロープ径は,10.2 c) の試験を行い,その許容差は,公称径 10 mm 未満で
は,その径に対して %とし,公称径 10 mm 以上では %とする。
+7
0
+10
0
5
G 3557
:2004
7.
外観
7.1
素線 素線は全長を通じて,断面は円形であり,表面は滑らかで,使用上有害なきずなどがあって
はならない。
7.2
ロープ ロープは,全長を通じて,使用上有害なつぶれ,きずなどがあってはならない。
8.
材料
8.1
線材 素線の製造に用いる材料は,JIS G 4308 の SUS316 及び SUS304 に適合する線材とする。
8.2
繊維心 繊維心に用いる繊維は,良質の合成又は天然の繊維類とする。繊維には,特に指定のない
場合,適度にグリース類を含ませる。
8.3
ロープグリース ロープ又は心綱に塗布若しくは含浸させるロープグリース(以下,グリースとい
う。
)は,赤グリースとし,その主成分はペトロラタムとする。
グリースは,有害な酸又は著しいアルカリを含有してはならない。
9.
製造方法
9.1
素線 素線は,8.1 の線材を用い,固溶化熱処理を行った後,冷間加工を行う。
9.2
ロープ
9.2.1
より合わせ より合わせは,9.1 の素線及び 8.2 の繊維心を用い,全長を通じて直径,よりの長さ
など均一になるようにより合わせる。ロープのより方向は,一般的に Z よりとし,ストランド心及びロー
プ心のより方向は,通常,ロープのより方向と同一とする。ストランドのより合わせ過程において,素線
の接続を必要とする場合は,溶接,ろう接又はより継ぎを行うことができる。ただし,この接続は,1 本
のストランドの長さ 10 m につき 1 か所を超えてはならない。
9.2.2
グリース塗布 ロープには,通常,ストランドのより合わせ過程において,グリースを塗布する。
ただし,受渡当事者間の協定で,グリースの塗布を行わない場合もある。この場合,より合わせ過程にお
いて必要最小限の潤滑油の塗布は認められる。
10.
試験
10.1
素線試験 素線試験は,次の項目について行う。各試験の供試材は,ロープの一端から適切な長さ
を切り取る。この供試材から単層ストランドロープ(
表 3 参照)については 1 本のストランド(
1
)
(ロープ
心入りロープのロープ心及びストランド心入りロープのストランド心を除く。
)
,多層ストランドロープ
(
表
3
参照)については各層ごとに 1 本のストランド(
1
)
(ストランド心を除く。
)を採り,これを素線に解き,
心線を除いたものを試験片とする。
注(
1
)
各試験項目ごとに,任意のストランドを採ってもよい。
備考 試験片は,加熱することなく,きずをつけないよう,適切な方法で念入りに曲がりを矯正する
ことができる。
a)
外観試験 外観試験は,目視によって行う。
b)
破断試験 破断試験は,試験片の両端を,径 1.00 mm 未満のものはつかみ間隔約 100 mm,径 1.00 mm
以上のものはつかみ間隔約 200 mm でつかみ,破断まで徐々に引っ張り破断荷重を測定する。そして,
同種線径の各試験片の破断荷重とその平均値との差を算出する。破断試験において,試験片がつかみ
部から破断し,規格値を満足しない場合は,その試験を無効とし,更に試験片を採り試験をやり直す。
c)
径の測定 径の測定は,試験片の同一断面の 2 方向以上をマイクロメータで測定して,その平均値を
6
G 3557
:2004
素線径とし,同種線径の各素線の試験片について,最大のものと最小のものとの差を求める。
10.2
ロープ試験 ロープ試験は,次の項目について行う。各試験の供試材は,ロープの一端から適切な
長さを切り取る。
a)
外観試験 外観試験は,目視によって行う。
b)
破断試験 破断試験は,供試材の両端をホワイトメタル,亜鉛などで円すい形に固める方法か,これ
に代わる方法でロープを引張試験機に取り付け,破断荷重を測定する。
つかみ間隔は,ロープ径 20 mm 以下のものは,600 mm 以上,20 mm を超えるものは,ロープ径の
30
倍以上とする。
この試験において,試験片がつかみ部から破断し,規格値を満足しない場合には,その試験を無効
とし,更に試験片を採り試験をやり直す。
なお,ロープの破断試験の実施が困難な場合には,破断荷重は,
附属書によって集合破断荷重から
算出してもよい。
c)
実際径の測定 実際径の測定は,供試材の中央部付近の任意の点 2 か所以上又は同一断面において,2
方向以上をノギスで
図 3 のように測定して,その平均値を実際径とする。
なお,この試験において,破断荷重の 5 %に相当する引張荷重下で測定してもよい。
図 3 実際径の測り方
11.
検査 ロープの検査は,ロットごとに素線及びロープについて 10. の試験を行い,5.,6. 及び 7. に適
合しなければならない。
なお,同一素線を用い,同一機械によって製造された複数のロットの場合には,5 ロットごと及びその
端数で,検査を行ってもよい。また,素線に関しては,次による。
a)
素線試験の試験片数は,
表 5 による。
b)
各試験において,その一部の試験成績が規定に適合しない場合には,その数が
表 6 に示した合格判定
個数以内であれば,このロープを合格とする。
7
G 3557
:2004
表 5 素線試験片数
構成記号
素線試験片数
構成記号
素線試験片数
6
×7
7
×7
3 6
×WS (26)
IWRC 6
×WS (26)
14
6
×19
7
×19
6 6
×WS (31)
IWRC 6
×WS (31)
15
6
×37
7
×37
12 6
×WS (36)
IWRC 6
×WS (36)
19
19
×7 6
表 6 素線検査における合格判定個数
構成記号
合格判定個数
構成記号
合格判定個数
6
×7
7
×7
0 6
×WS (26)
IWRC 6
×WS (26)
1
6
×19
7
×19
1 6
×WS (31)
IWRC 6
×WS (31)
1
6
×37
7
×37
1 6
×WS (36)
IWRC 6
×WS (36)
1
19
×7 1
12.
製品の呼び方 ロープの呼び方は,ロープの呼び又は構成記号,より方,種別(鋼種)又は破断荷重,
公称径及び長さとする。ただし,種別が SB 種の場合には,鋼種を省略してもよい。
なお,より方の略号は,
表 7による。
表 7 表示の記号
より方
普通より
より方向
Z
より
S
より
記号 SS/O
SS/S
例1. ウォーリントンシール形 31 本線 6 より,普通 Z より,SA 種(SUS316),16 mm,500 m
例2. 6×WS (31) SS/O,SA 種(SUS316),16 mm,500 m
13.
表示 検査に合格したロープには,1 条ごとに次の項目を適切な方法で表示する。ただし,より方の
表示については,
表 7 の略号を用いてもよい。また,種別が SB 種の場合は,鋼種を省略してもよい。
a)
製造業者名又はその略号
b)
製造年月又はその記号
c)
ロープの呼び又は構成記号
d)
より方
e)
種別(鋼種)又は破断荷重
f)
公称径及び長さ
8
G 3557
:2004
14.
包装 注文者による指示がない限り,ロープは製造業者の判断でコイル巻き,木枠などによるリール
巻きで供給する。
15.
報告 注文者からの要求があった場合には,製造業者は,試験の結果を記載した成績表を提出する。
9
G 3557
:2004
付表 1 6×7 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
32.4
40.2
0.242
9
41.0
50.8
0.306
10
48.0
59.4
0.378
12
69.1
85.5
0.545
14
90.9
110
0.742
16
119
143
0.968
18
150
181
1.23
20
175
210
1.51
付表 2 7×7 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
37.3
46.3
0.277
9
47.3
58.6
0.351
10
55.3
68.5
0.434
12
79.6
98.6
0.624
14
105
127
0.850
16
137
165
1.11
18
173
209
1.40
20
201
243
1.73
付表 3 6×19 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
30.9
38.6
0.238
9
39.1
48.9
0.301
10
46.2
57.3
0.371
12
66.5
82.5
0.535
14
90.5
112
0.728
16
112
139
0.950
18
142
176
1.20
20
175
217
1.49
10
G 3557
:2004
付表 4 7×19 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
36.9
46.1
0.274
9
46.7
58.4
0.347
10
55.1
68.4
0.428
12
79.3
98.5
0.617
14
108
134
0.840
16
134
166
1.10
18
169
210
1.39
20
209
259
1.71
付表 5 6×37 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
30.3
39.9
0.235
9
38.4
48.0
0.297
10
47.4
59.3
0.366
12
68.3
85.4
0.528
14
88.8
110
0.718
16
116
144
0.938
18
147
182
1.19
20
181
225
1.47
22
208
258
1.77
24
247
307
2.11
26
290
360
2.48
28
337
417
2.87
30
373
452
3.30
32
425
514
3.75
36
538
650
4.75
40
664
803
5.86
44
757
913
7.10
48
901
1 090
8.44
52
1 060
1 270
9.91
56
1 140
1 380
11.5
60
1 310
1 590
13.2
11
G 3557
:2004
付表 6 7×37 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
35.8
47.2
0.271
9
45.4
56.8
0.343
10
56.0
70.1
0.423
12
80.6
101
0.610
14
105
130
0.830
16
137
170
1.08
18
174
215
1.37
20
214
266
1.69
22
246
304
2.05
24
292
362
2.44
26
343
425
2.86
28
398
493
3.32
30
441
534
3.81
32
502
607
4.33
36
635
769
5.49
40
784
949
6.77
44
894
1 080
8.20
48
1 060
1 280
9.75
52
1 250
1 510
11.4
56
1 350
1 630
13.3
60
1 550
1 880
15.2
12
G 3557
:2004
付表 7 6×WS (26)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
30.1
37.4
0.252
9
38.1
47.3
0.319
10
47.0
58.4
0.394
11.2
59.0
73.3
0.494
12.5
73.5
91.3
0.615
14
87.4
108
0.771
16
114
141
1.01
18
144
179
1.27
20
172
208
1.57
22.4
216
261
1.97
25
269
326
2.46
28
318
384
3.09
30
365
440
3.54
31.5
403
486
3.90
33.5
456
549
4.42
35.5
477
577
4.96
37.5
532
644
5.53
40
605
732
6.30
付表 8 IWRC 6×WS (26)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
34.2
42.5
0.281
9
43.3
53.8
0.355
10
53.4
66.4
0.439
11.2
67.0
83.3
0.550
12.5
83.5
104
0.685
14
99.3
123
0.860
16
130
161
1.12
18
164
204
1.42
20
196
237
1.75
22.4
245
297
2.20
25
306
370
2.74
28
362
436
3.44
30
415
501
3.95
31.5
458
552
4.35
33.5
517
625
4.92
35.5
541
656
5.53
37.5
604
732
6.17
40
687
833
7.02
13
G 3557
:2004
付表 9 6×WS (31)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
32.1
40.2
0.258
9
40.6
50.8
0.327
10
47.9
59.5
0.404
11.2
60.1
74.7
0.506
12.5
74.9
93.0
0.631
14
93.9
117
0.791
16
116
144
1.03
18
147
182
1.31
20
182
225
1.61
22.4
220
266
2.03
25
274
332
2.52
28
344
416
3.17
30
395
478
3.63
31.5
410
495
4.01
33.5
464
560
4.53
35.5
521
629
5.09
37.5
581
701
5.68
40
661
798
6.46
付表 10 IWRC 6×WS (31)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
8
36.6
45.8
0.287
9
46.3
58.0
0.364
10
54.6
67.9
0.449
11.2
68.5
85.2
0.563
12.5
85.3
106
0.701
14
107
133
0.880
16
133
165
1.15
18
168
208
1.45
20
207
257
1.80
22.4
251
304
2.25
25
312
379
2.81
28
392
475
3.52
30
450
545
4.04
31.5
468
565
4.45
33.5
529
639
5.04
35.5
594
717
5.66
37.5
663
800
6.31
40
754
911
7.18
14
G 3557
:2004
付表 11 6×WS (36)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
20
182
225
1.61
22.4
228
283
2.03
25
274
332
2.52
28
344
416
3.17
30
395
478
3.63
31.5
435
527
4.01
33.5
492
596
4.53
35.5
521
629
5.09
37.5
581
701
5.68
40
661
798
6.46
42.5
747
901
7.29
45
837
1 010
8.18
47.5
869
1 050
9.11
50
963
1 170
10.1
53
1 080
1 310
11.3
56
1 210
1 460
12.7
60
1 390
1 680
14.5
付表 12 IWRC 6×WS (36)の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
20
207
257
1.80
22.4
260
322
2.25
25
312
379
2.81
28
392
475
3.52
30
450
545
4.04
31.5
496
601
4.45
33.5
561
680
5.04
35.5
594
717
5.66
37.5
663
800
6.31
40
754
911
7.18
42.5
851
1 030
8.11
45
954
1 150
9.09
47.5
991
1 200
10.1
50
1 100
1 330
11.2
53
1 230
1 500
12.6
56
1 380
1 670
14.1
60
1 580
1 920
16.2
15
G 3557
:2004
付表 13 19×7 の破断荷重
公称径
破断荷重
kN
(参考)
標準単位質量
mm SA
種 SB 種 kg/m
12
73.6
91.5
0.625
14
100
125
0.850
16
124
154
1.11
18
157
195
1.41
20
194
241
1.73
22
226
274
2.10
16
G 3557
:2004
附属書(規定)集合破断荷重からロープ破断荷重を算出する方法
1.
適用範囲 この附属書は,ロープ破断荷重を集合破断荷重から算出する方法について規定する。
2.
供試ストランドの採取 供試ストランドの採取は,ロープ構成に応じて,次によって行う。
a)
繊維心入り単層ストランドロープ 任意の 1 ストランドを採る。
b)
ストランド心入り単層ストランドロープ 任意の 1 ストランド及び心ストランドを採る。
c)
ロープ心入り単層ストランドロープ 任意の 1 ストランド及びロープ心の任意の側ストランド並びに
心ストランドの合計 3 ストランドを採る。
d)
多層ストランドロープ(19×7) 心ストランド及び各層からそれぞれ任意の 1 ストランドの合計 3 ス
トランドを採る。
3.
集合破断荷重の求め方
3.1
供試ストランドの素線試験 供試ストランドを素線に解き,この規格の本体 10.1 b) によって破断試
験を行い,個々の素線の破断荷重の合計 S
0
∼S
2
を求める。
ここに,S
0
:心ストランド,ロープ心の中心ストランド,又は 19×7 の心ストランドのもの
S
1
:ロープ心の側ストランド,又は 19×7 の第 1 層目のストランドのもの
S
2
:単層ストランドロープのストランド,又は 19×7 の第 2 層目のストランドのもの
3.2
集合破断荷重の求め方 集合破断荷重 (F
a
)
の求め方は,ロープの構成に応じて,次による。
a)
繊維心入り単層ストランドロープは,F
a
=6×S
2
b)
ストランド心入り単層ストランドロープは,F
a
=S
0
+6×S
2
c)
ロープ心入り単層ストランドロープは,F
a
=S
0
+6×S
1
+6×S
2
d) 19
×7 は,F
a
=S
0
+6×S
1
+12×S
2
4.
ロープ破断荷重の求め方 ロープ破断荷重 (F
r
)
は,次の式によって求める。
100
a
r
/
η
×
= F
F
ここに, F
r
: ロープの破断荷重 (kN)
F
a
: 3.2 で求めた集合破断荷重 (kN)
η: より効率(
附属書表 1 を参照)
附属書表 1 より効率
単位 %
より効率
より効率
ロープの構成
SA
種 SB 種
ロープの構成
SA
種 SB 種
6
×7 83
85
6
×WS (26)
75
77
7
×7 78
80
IWRC
6
×WS (26)
71
73
6
×19 76
78
6
×WS (31)
73
75
7
×19 75
77
IWRC
6
×WS (31)
70
72
6
×37 75
77
6
×WS (36)
73
75
7
×37 74
76
IWRC
6
×WS (36)
70
72
19
×7 69
71