2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 5611-1996
船用ボイラ鍛鋼63K弁付
透視式水面計
Shipbuilding−Forged steel 63K transparent type
water gauges with valves for boilers
1. 適用範囲 この規格は,船用ボイラ内部の水面の位置を監視するために使用する鍛鋼63K弁付透視式
水面計(以下,水面計という。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を次に示す。
JIS B 0222 29度台形ねじ
JIS B 2210 鉄鋼製管フランジの基準寸法
JIS B 8211 ボイラ−水面計ガラス
JIS B 8215 ボイラ−透視式水面計
JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
JIS F 7400 船用弁及びコックの検査通則
JIS F 7444 船用鋼管100K溶接ユニオン
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品
JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3505 軟鋼線材
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 3260 銅及び銅合金線
2. 最高使用圧力 水面計の最高使用圧力は,7.5MPaとする。
3. 種類 水面計の種類は,次の表1のとおりとする。
2
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1 水面計の種類
種類
伸縮管の向き(弁ハンドルに向かっ
て)
水面計の向き
ガラスの
呼び番号
取付寸法 mm
呼び方
(略号)
取付長さ
H1又はH
l′
l″
1R形
右側
方向転換自由
PA 250
745
361
384
1R-PA 250
PA 280
775
376
399
1R-PA 280
PA 320
815
396
419
1R-PA 320
1L形
左側
PA 250
745
361
384
1L-PA 250
PA 280
775
376
399
1L-PA 280
PA 320
815
396
419
1L-PA 320
2R形
右側
正面向き
PA 250
490
185
305
2R-PA 250
PA 280
520
200
320
2R-PA 280
PA 320
560
220
340
2R-PA 320
2L形
左側
PA 250
490
185
305
2L-PA 250
PA 280
520
200
320
2L-PA 280
PA 320
560
220
340
2L-PA 320
4. 構造,形状及び寸法 水面計の構造,形状及び寸法は,付図1によるほか,次による。
(1) 水面計本体は,JIS B 8215の規定によることが望ましい。
(2) 水面計用ガラスは,JIS B 8211の平形透視式PA形の規定による。
(3) フランジは,JIS B 2210の呼び圧力63Kの規定による。
(4) 弁棒のねじは,JIS B 0222の規定による。
5. 材料 水面計の材料は,次のとおりとする。
(1) 上部弁箱,下部弁箱,ドレン弁箱,ふた,弁棒,弁体及びフランジは,付図2のとおりとする。
(2) その他の材料は,付図2によることが望ましい。
6. 検査 水面計の検査は,JIS F 7400の規定によって,次の(1)〜(5)について行う。
(1) 材料検査
(2) 外観検査
(3) 寸法検査
(4) 組立検査
(5) 水圧検査 次の試験圧力で行う。
(a) 弁座水漏れ検査 8.25MPa
(b) 水面計水圧検査 11.25MPa
7. 製品の呼び方 水面計の呼び方は,名称,種類及びガラスの呼び番号による。ただし,名称の代わり
に規格番号を用いてもよい。
例 1R形でガラスの呼び番号PA 250のもの。
船用ボイラ鍛鋼63K弁付透視式水面計1R形PA 250又は
3
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
8. 表示 水面計弁箱の表面に,次の事項を表示する。
(1) 呼び圧力63K又は63K
(2) 製造業者名又はその略号
(3) 製造年月又はその略号
4
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1
5
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ガラスの呼び番号
取付長さ
内枠長さ
外枠長さ
可視長さ
H
H1
A
A1
h
a
PA 250
490
745
430
310
290
225
PA 280
520
775
460
340
320
255
PA 320
560
815
500
380
360
295
付図2
6
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 (続き)
備考1. 部品名称で太字のものの材料は,5.(1)に規定する材料を示す。
2. 水面計用ガラスは,JIS B 8211の規定に適合するものとする。
3. JIS G 4051のS15C,S25C及びS35Cは,適切な熱処理を施さなければならない。
7
F 5611-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
関連規格 ISO 5208 Industrial valves−Pressure testing of valves