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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

E 1301-1966 

鉄道用分岐器類の番数 

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1. 適用範囲 この規格は,普通レールを使用する鉄道用分岐器類の番数について規定する。 

2. 用語の意味 この規格で用いるおもな用語の意味は,つぎのとおりとする。 

(1) 分岐器類 分岐器類とは,分岐器,ダイヤモンドクロッシング,シーサスクロッシング,ダブルスリ

ップスイッチおよびシングルスリップスイッチの総称をいう。 

(2) クロッシング角 クロッシング角とは,クロッシングの後端における両方の軌間線の接線のなす角を

いう。ただし,特別の場合(1)には,両方の軌間線の交角で表わすことができる。 

注(1) 特別の場合とは,たとえば,内方分岐器または外方分岐器のように,クロッシングの後端にお

ける両方の軌間線の接線のなす角によると,使用上不便となる場合をいう。 

3. 分岐器類の番数 

3.1 

分岐器番数 分岐器の番数は,分岐器に使用されるクロッシングのクロッシング番数による。 

3.2 

ダイヤモンドクロッシング番数 ダイヤモンドクロッシングの番数は,つぎのとおりとする。 

(1) 直線ダイヤモンドクロッシングにおいては,ダイヤモンドクロッシングに使用されるクロッシングの

クロッシング番数による。 

(2) 曲線ダイヤモンドクロッシングにおいては,両方の軌道中心線の交角を4.に規定するクロッシング角

と読み替えたときのクロッシング番数による。 

3.3 

シーサスクロッシング番数 シーサスクロッシングの番数は,シーサスクロッシングに使用される

分岐器の分岐器番数による。 

3.4 

ダブルスリップスイッチ番数およびシングルスリップスイッチ番数 ダブルスリップスイッチおよ

びシングルスリップスイッチの番数は,ダブルスリップスイッチまたはシングルスリップスイッチに使用

されるクロッシングのクロッシング番数による。 

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E 1301-1966  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. クロッシング番数 クロッシング番数は,つぎの表のとおりとする。 

表 

クロッシング番数 

クロッシング角 

クロッシング番数 

クロッシング角 

4 番 

14°18' 

10 番 

5°43' 

5 番 

11°26' 

12 番 

4°46' 

6 番 

9°32' 

14 番 

4°05' 

7 番 

8°10' 

16 番 

3°34.5' 

8 番 

7°09' 

20 番 

2°51.5' 

9 番 

6°22' 

− 

− 

5. 呼び方 分岐器類の番数の呼び方は,分岐器類の各名称の前に分岐器類の番数を付けて呼ぶ。 

例: 1. 8番片開き分岐器 

2. 10番シーサスクロッシング