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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

1.  経路計算データフレーム 経路計算データフレームは,表435による。 

表 1 経路計算データフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

経路計算ディストリビューションヘッダ 

O1 

B2 

経路計算基本データフレームの並び 

O2 

B3 

経路計算拡張データフレームの並び 

1.1 

経路計算ディストリビューションヘッダ 経路計算ディストリビューションヘッダは,表436

による。 

表 2 経路計算ディストリビューションヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

経路計算ディストリビューションヘッダのサイズ 

a) 

リージョン番号 

b) 

N:B:B::B:B:B: プラクティカル管理コード 

c) 

B1 

経路計算基本データフレーム管理レコードの並び 
(#1〜n) 

d) 

O1 

B2 

経路計算拡張データフレーム管理レコードの並び 
(#1〜m) 

e) 

10 

O2 

(拡張領域) 

f) 

a) 経路計算ディストリビューションヘッダのサイズ 経路計算ディストリビューションヘッダの

サイズには,経路計算ディストリビューションヘッダ全体のサイズを格納する。 

b) リージョン番号 リージョン番号は,自リージョンの番号を示し,経路計算管理情報で割り当

てた番号を格納する。 

c)  プラクティカル管理コード プラクティカル管理コードは,11.1.1のd)プラクティカル管理コ

ードと同じ。ただし,市街/郊外フラグ有無情報に関しては,リージョンにおいてはリンクご

との設定となるため無効とする。 

d) 経路計算基本データフレーム管理レコードの並び 経路計算基本データフレーム管理レコード

の並びは,基本経路計算データフレーム管理レコードの並び及びレコード数nは,メタデータ

で定義する。 

e)  経路計算拡張データフレーム管理レコードの並び 拡張データフレーム管理レコードの並び及

びレコード数mは,メタデータで定義する。 

f) 

拡張領域 経路計算ディストリビューションヘッダに記載されたサイズから,拡張領域の有無

を判定する。 

1.2 

経路計算基本データフレーム管理レコードの並び 経路計算基本データフレーム管理レコー

ドの並びは,表437による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 3 経路計算基本データフレーム管理レコードの並び 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

ノードデータフレームへのオフセット 

a) 

SWS 

ノードデータフレームのサイズ 

b) 

リンクデータフレームへのオフセット 

a) 

10 

SWS 

リンクデータフレームのサイズ 

b) 

12 

リンクコストデータフレームへのオフセット 

a) 

16 

SWS 

リンクコストデータフレームのサイズ 

b) 

18 

上位レベルノード対応データフレームへのオフセット 

a) 

22 

SWS 

上位レベルノード対応データフレームのサイズ 

b) 

24 

上位レベルリンク対応データフレームへのオフセット 

a) 

10 

28 

SWS 

上位レベルリンク対応データフレームのサイズ 

b) 

11 

30 

通行コードデータフレームへのオフセット 

a) 

12 

34 

SWS 

通行コードデータフレームのサイズ 

b) 

13 

36 

統計コストデータフレームへのオフセット 

a) 

14 

40 

SWS 

統計コストデータフレームのサイズ 

b) 

15 

42 

ノード座標データフレームへのオフセット 

a) 

16 

46 

SWS 

ノード座標データフレームのサイズ 

b) 

17 

48 

道路リファレンステーブルへのオフセット 

c) 

18 

52 

SWS 

道路リファレンステーブルのサイズ 

d) 

a) データフレームへのオフセット データフレームへのオフセットは,経路計算ディストリビュ

ーションヘッダの先頭から,各データフレームの先頭までのオフセットを表す。 

b) データフレームのサイズ データフレームのサイズは,各データフレームのサイズを表す。デ

ータがない場合は,サイズは“0000(16)”とする。 

c)  データテーブルへのオフセット データテーブルへのオフセットは,経路計算ディストリビュ

ーションヘッダの先頭から,各データテーブルの先頭までのオフセットを表す。 

d) データテーブルのサイズ データテーブルのサイズは,各データテーブルのサイズを表す。デ

ータがない場合は,サイズは“0000(16)”とする。 

1.3 

経路計算拡張データフレーム管理レコードの並び 経路計算拡張データフレーム管理レコー

ドの並びは,表438による。 

表 4 経路計算拡張データフレーム管理レコードの並び 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

6×n 

経路計算拡張データフレーム管理レコードの並び 

1.3.1 

経路計算拡張データフレーム管理レコード 経路計算拡張データフレーム管理レコードは,

表439による。 

表 5 経路計算拡張データフレーム管理レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

拡張データフレームへのオフセット 

a) 

SWS 

拡張データフレームのサイズ 

b) 

a) 拡張データフレームへのオフセット 拡張データフレームへのオフセットは,経路計算ディス

トリビューションヘッダの先頭から,各拡張データフレームの先頭までのディスプレイスメン

トを表す。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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b) 拡張データフレームのサイズ 拡張データフレームのサイズは,各拡張データフレームのサイ

ズを表す。データがない場合は,サイズは“0000(16)”とする。 

1.4 

経路計算基本データフレームの並び 経路計算基本データフレームの並びは,表440による。 

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表 6 経路計算基本データフレームの並び 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

ノードデータフレーム 

O1 

B2 

リンクデータフレーム 

O2 

B3 

リンクコストデータフレーム 

O3 

B4 

上位レベルノード対応データフレーム 

O4 

B5 

上位レベルリンク対応データフレーム 

O5 

B6 

通行コードデータフレーム 

O6 

B7 

統計コストデータフレーム 

O7 

B8 

ノード座標データフレーム 

O8 

B9 

道路リファレンステーブル 

1.5 

経路計算拡張データフレームの並び 経路計算拡張データフレームの並びは,表441による。 

表 7 経路計算拡張データフレームの並び 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

拡張データフレーム(#1〜m) 

a) 

a) 拡張データフレーム 拡張データフレームは,メタデータで定義する拡張データを入れる領域

である。 

1.5.1 

経路計算拡張データフレーム 経路計算拡張データフレームは,表442による。 

表 8 経路計算拡張データフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

12 

MID 

使用者識別ID 

12 

データ識別コード 

a) 

16 

B1 

拡張部データの並び 

a) データ識別コード データ識別コードには,拡張データの内容を識別するためのコードを割り

当てる。 

1.6 

ノードデータフレーム ノードデータフレームは,表443による。 

ノードデータフレームは,経路計算に必要なデータの中で,ノード(通常は交差点に対応する。)

に関係する情報を集めたものである。 

表 9 ノードデータフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

ノードディストリビューションヘッダ 

O1 

B2 

ノードデータテーブル 

1.6.1 

ノードディストリビューションヘッダ ノードディストリビューションヘッダは,表444に

よる。 

表 10 ノードディストリビューションヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

ノードディストリビューションヘッダのサイズ 

a) 

ノードレコードの総数 

b) 

リンク総数 

c) 

ランク管理情報の数(n) 

d) 

10×n 

ランク管理情報の並び 

a) ノードディストリビューションヘッダのサイズ ノードディストリビューションヘッダのサイ

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ズには,ノードディストリビューションヘッダのサイズを格納する。 

b) ノードレコードの総数 ノードレコードの総数には,リージョンデータ内に存在するノードレ

コードの合計を格納する。値の範囲は0〜8191である。値が“0”の場合は,ノードデータテー

ブルを作成しない。 

c)  リンク総数 リンク総数は,リージョン内のリンクの総数を格納する。 

d) ランク管理情報の数 ランク管理情報の数には,ランク管理情報の数を格納する。値の最大値

は16とする。 

1.6.2 

ランク管理情報 ランク管理情報は,表445による。 

複数の道路種別(高速道路,国道など)をまとめたものをランクという。ここでは,該当するラ

ンクのノードレコードの数とリンク数を格納する。ランク管理情報の並びの順にランクの値を0か

ら15まで割り当てる。ランクは重要度の高い道路を高位のランクとしてまとめ,ランクが高位であ

るものほど,経路計算データの高位のレベルにノードが存在する。 

表 11 ランク管理情報 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

ランク内ノードの数 

a) 

ランク内境界ノードの数 

b) 

リンクの数 

c) 

B:...:B 

道路種別情報 

d) 

:I:B 

対応レベル+平均旅行時間フラグ 

e) 

a) ランク内ノードの数 ランク内ノードの数には,該当するランク中に存在する,ノードレコー

ドの数を格納する。 

b) ランク内境界ノードの数 ランク内境界ノードの数には,該当するランク中に存在する,境界

ノードのノードレコードの数を格納する。 

c)  リンク数 リンク数には,該当するランク中に存在する,リンクの総数を格納する。 

d) 道路種別情報 道路種別情報には,ランクに含まれる道路種別を設定する(複数でも可)。道路

種別情報は,表446による。 

表 12 道路種別情報 

項番 

bit 

内容 

15 

道路種別コード0000(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

14 

道路種別コード0001(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

13 

道路種別コード0010(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

12 

道路種別コード0011(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

11 

道路種別コード0100(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

10 

道路種別コード0101(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

道路種別コード0110(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

道路種別コード0111(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

道路種別コード1000(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

10 

道路種別コード1001(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

11 

道路種別コード1010(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

12 

道路種別コード1011(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

13 

道路種別コード1100(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

14 

道路種別コード1101(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

15 

道路種別コード1110(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

16 

道路種別コード1111(2)の有無フラグ 

あり=1(2),なし=0(2) 

e)  対応レベル+平均旅行時間フラグ 対応レベル+平均旅行時間フラグは,表447による。 

表 13 対応レベル+平均旅行時間フラグ 

項番 

bit 

内容 

15〜4 

(RESERVED) 

3〜1 

対応レベル f) 

平均旅行時間フラグ g) 

bit0 

意味 

平均旅行時間に対するデータはない。 

平均旅行時間に対するデータはある。 

f) 

対応レベル 対応レベルには,当該ランクに属するノードが存在する,経路計算レベルの最大

レベル値を格納する。値は0〜7までの範囲を表現し,経路計算の最下位レベルを0としたレベ

ルの相対値(経路計算データが何階層上位かでレベル値の差分ではない。)を格納する。 

g) 平均旅行時間フラグ 平均旅行時間フラグは,リンクコストレコード,境界リンク上位レベル

対応レコード中に存在する平均旅行時間の設定又は収容枠の有無を示すフラグ(識別参照)。本

フラグによって,平均旅行時間は,ランク単位で設定可能となる。 

1.6.3 

ノードデータテーブル ノードデータテーブルは,表448による。 

異なる道路種別のリンクが交差するノードにおいては,基本的に上位の道路種別をもつノードを,

ノードレコードとして格納する。 

ノードレコードの並びの順はノードが存在する道路リンクのランク(1ランクは一つ又は複数の

道路種別によって構成する。)に従って格納順序を決定する。最高位のランク(ランク1)から始まり

高位のランク群によってまとめられる道路は(例えば,ランク1〜ランク3,ランク1〜ランク2,

など),それら自身の道路によってネットワークを保証する(ネットワーク群は,他のネットワーク

群に対し孤立していない。)。また,これらのネットワークは,デッドエンドがないことが望ましい。

また,同一ランク内のノードレコードの並びは,境界ノードを先に並べる。 

以上からノードレコードの並びの順は,次の二つの条件による。 

条件1:ノードレコードは,ランクごとにランクの昇順でまとめる。 

条件2:同一ランク中のノードレコードは,境界ノード群,通常ノード群の順で並べる。 

表 14 ノードデータテーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

ノードレコードの並び 

ノードID番号については,データ上には格納しない。 

ノードID番号はノードレコードの先頭を0とし,格納の順番に+1ずつ加算(カウント)して読

みとる。ノードID番号は,リージョンデータ内で(ランク又は道路種別に依存しない。)重複しない

整数を格納順に従って格納する。 

各レベル間におけるノードの登録方法については,上位レベルに登録されたノードは必ず下位レ

ベルにも登録する。各レベル間でつながりを必要とするノード(上位と下位にて一つの実体を表現

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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する場合。)は,必ず1対1対応とする。また,レベル間で対応するリンクを残しながら,対応の取

れないノード(消滅ノード)があってはならない。 

経路計算データと主要地図道路データ間とにおける対応情報のもち方については,次の条件に従

う。 

条件1:各レベルごとの主要地図道路データのリンクID番号と経路計算データのリンクID番

号と 

において,同一のリンクを指す場合には,同じ値を登録する。 

条件2:経路計算データの上位レベルのリンクID番号の始点終点の範囲より,そのレベル次の

経路 

計算と主要地図道路データとの対応をとる。 

1.6.4 

ノードレコード ノードレコードは,表449による。 

本レコードで,ノードの属性と当該ノードとを接続しているリンクの数又はオフセットなどを格

納する。 

参照するノードレコードに対応するノードを自ノードとし,自ノードとつながっているノードを

隣接ノードとする。 

表 15 ノードレコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B:N:B:B: 

N:B::D 

ノードの属性+リンクレコードの位置 

a) 

N:N 

規制の数+リンク間コストの数 

i) 

B1 

ノードレコード拡張部 

l) 

a) ノードの属性+リンクレコードの位置 ノードの属性+リンクレコードの位置は,表450によ

る。 

表 16 ノードの属性+リンクレコードの位置 

項番 

bit 

内容 

31 

ノード消去フラグ 

bit31 

意味 

消去していない 

消去している 

30 

境界リンク上位レベル対応 

bit30 

意味 

テーブルの有無 b) 

境界リンク上位レベル対応テーブルはない 

境界リンク上位レベル対応テーブルはある 

29〜27 

同一ノード上位レベル存在範囲 c) 

26 

統合交差点フラグ d) 

bit26 

意味 

ノードは統合交差点でない 

ノードは統合交差点である 

25 

境界ノードフラグ e) 

bit26 

意味 

ノードは境界ノードでない 

ノードは境界ノードである 

24〜21 

リンクレコードの数 f) 

20 

パーセル境界ノードフラグ g) bit20 

意味 

パーセル境界ノードでない 

パーセル境界ノードである 

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19 

交差点信号機有無フラグ 

Bit19 

意味 

信号機はない 

信号機はある 

18 

ロータリーフラグ 

Bit18 

意味 

ノードはロータリーでない 

ノードはロータリーである 

10 

17〜0 

リンクレコードへのオフセット h) 

b) 境界リンク上位レベル対応テーブルの有無 境界リンク上位レベル対応テーブルの有無には,

当該ノードレコードに対応する,リンクテーブル中の境界リンク上位レベル対応テーブルの有

無を格納する。 

c)  同一ノード上位レベル存在範囲 同一ノード上位レベル存在範囲は,当該ノードに相当する上

位レベルの同一ノードが,どのレベルまで存在するかを示す。当該ノードのレベルを基準とし

た相対値(経路計算データが何階層上位かでレベル値の差分ではない。)を格納し,値の範囲は

0〜7までである。値が“0”の場合は,対応する上位レベルの同一ノードはない。 

d) 統合交差点フラグ 統合交差点とは,複数のノード(交差点)を一つのノードとして扱う交差

点のことである。Uターン禁止といった複数交差点の交通規制を後述の規制で表現するために

設ける。このフラグは,ノードが統合交差点か否かを示すフラグである。 

e)  境界ノードフラグ 境界ノードとは,他リージョンへのリンクをもつノードと定義する。この

フラグは,当該ノードレコードで示すノードが境界ノードか否かを示すフラグである。したが

ってリージョンの境界上のノードである場合と,自リージョン内に存在するが,他リージョン

にリンクをもつ場合の2通りに分かれる。このフラグによって,リンクレコードのサイズ及び

レコードの内容が変わる。 

f) 

リンクレコードの数 リンクレコードの数は,リンクレコードの数を表し,0000(2)から1110(2)

で1から15を表す。 

1111(2)は不定とし,対応するリンクレコードは作成しない。 

g) パーセル境界ノードフラグ パーセル境界ノードフラグは,当該ノードデータが,パーセル境

界上に存在するか否かを示すフラグ。対象となるパーセルは,経路計算データと対応するレベ

ルの主要地図データとする。 

h) リンクレコードへのオフセット リンクレコードへのオフセットは,リンクデータフレームの

先頭から該当するリンクレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。 

i) 

規制の数+リンク間コストの数 規制の数+リンク間コストの数は,表451による。 

表 17 規制の数+リンク間コストの数 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

規制レコードの数 j) 

7〜0 

リンク間コストレコードの数 k) 

j) 

規制レコードの数 一つのノードレコードに対して必要な分だけの規制レコードを作成するた

め,規制レコードの数には,その数を格納する。値の範囲は,0〜254である。 

k) リンク間コストレコードの数 一つのノードレコードに対して必要な分だけのリンク間コスト

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

レコードを作成するため,リンク間コストレコードの数には,その数を格納する。値の範囲は,

0〜254である。 

l) 

ノードレコード拡張部 ノードレコード拡張部は,ノードディストリビューションションヘッ

ダで格納されたサイズが6バイト以上の場合に,空きを使用者拡張領域としディスク作成者が

任意に利用できるものとする。 

1.7 

リンクデータフレーム リンクデータフレームは,表452による。 

このデータフレームで,ノードとノードのつながりと交通規制などを記述する。 

表 18 リンクデータフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

リンクテーブルの並び 

各レベル間におけるリンクの登録方法については,上位レベルに登録されたリンクは必ず下位レ

ベルにも登録し,上位レベルは下位レベルのネットワークのサブセットとする。各レベル間でつな

がりを必要とするリンク(上位及び下位で一つの実体を表現する場合。)は上位対下位は必ず1対n

対応とし,上位レベルは下位レベルのリンクを統合したものとする。 

1.7.1 

リンクテーブル リンクテーブルは,表453による。 

表 19 リンクテーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

リンクレコードの並び(#1〜#m) 

O1 

B2 

規制レコードの並び(#1〜#n) 

O2 

B3 

リンク間コストレコードの並び(#1〜#o) 

O3 

上位レベルノード対応レコード番号 

a) 

O4 

B4 

境界リンク上位レベル対応テーブル 

O5 

B5 

統計コストテーブルへのオフセットレコードの並び 
(#1〜#r) 

a) 上位レベルノード対応レコード番号 ノードレコード中の同一ノード上位レベル存在範囲が,1

以上のとき,上位レベルノード対応レコード番号のフィールドが存在する。このレコード番号

によって,ノードに対応する上位レベルノード対応レコードのオフセットを計算する。また,

同一ノード上位レベル存在範囲分,上位レベルノード対応レコードを作成する。 

      上位レベルノード対応レコードのオフセット= 

          上位レベルノード対応レコード番号×上位レベルノード対応レコードのサイズ 

1.7.2 

リンクレコード リンクレコードは,表454による。 

本レコードでは,ノードとノードとのつながり(リンク)を記述する。リンク長などのリンクコ

ストに関連する値は,本レコード中のリンクコストレコード番号から検索する。リンクコストレコ

ードは,ノードレコード内のリンクレコードの数分作成する。最大15個までとなる。ここで,本レ

コードの並びの昇順に0〜14の番号を与え,これを“リンクレコード番号”と定義する。 

表 20 リンクレコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

:N 

隣接ノードID番号 

a) 

:N 

リンクコストレコード番号 

b) 

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

B:B:B:N:N 

リンクレコード属性 

c) 

リージョン番号 

h) 

B1 

リンクレコード拡張部 

i) 

a) 隣接ノードID番号 隣接ノードID番号は,表455による。 

表 21 隣接ノードID番号 

項番 

Bit 

内容 

15 

リンク消去フラグ 

bit15 

意味 

消去していない 

消去している 

14 

インフラリンク該当フラグ 

Bit14 

意味 

インフラリンクに該当しない 

インフラリンクに該当する 

13 

(RESERVED) 

12〜0 

隣接ノードID番号 

隣接ノードID番号は,自ノードと接続しているノード(隣接ノード)のノード番号を格納

する。値の範囲は,0〜8191となる。 

b) リンクコストレコード番号 リンクコストレコード番号は,表456による。 

表 22 リンクコストレコード番号 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜0 

リンクコストレコード番号 

リンクコストレコード番号は,後述のリンクコストデータフレーム中のリンクコストレコ

ード番号を示す。当該リンクレコードに対応するリンクコスト(リンク属性,リンク距離,

リンク平均旅行時間など)値を得るためのポインターとなる。リンクの方向が異なる同一の

リンクにおいて,リンクコストレコード内容が同一の場合には,同一のリンクコストレコー

ドを指すことができる(リージョンデータ量削減のため)。 

c)  リンクレコード属性 リンクレコード属性は,表457による。 

表 23 リンクレコード属性 

項番 

Bit 

内容 

15 

市街/郊外識別フラグ 

Bit15 

意味 

市街 

郊外 

14 

準都市高フラグ d) 

Bit14 

意味 

準都市高に該当しない 

準都市高に該当する 

13 

リンク順逆方向フラグ e) 

bit13 

意味 

リンクは順方向である 

リンクは逆方向である 

12〜9 

道なりリンクレコード番号 f) 

8〜0 

リンク方位 g) 

d) 準都市高フラグ 一般有料道路の中で,都市間高速に又は都市高速に接続する有料道路を準都

市高とし、準都市高フラグであらわす。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

e)  リンク順逆方向フラグ リンク順逆方向フラグとは,自ノードから隣接ノード方向に伸びるリ

ンクの順方向,逆方向を規定するフラグ。リンクコストレコード中で記述するリンクの順逆方

向とは,同一の方向とする。リンクの順方向とは,主要地図道路データ中のリンク列の並びの

方向と同一であり,リンク列リンク形状情報の座標列の並びと同一とする。 

f) 

道なりリンクレコード番号 道なりリンクレコード番号の値の範囲は,0000(2)から1110(2)で0

から14を表す。1111(2)は対応する道なりリンクがない場合に設定する,進入リンク(当該リン

クの隣接ノードから自ノードに至る方向)から,自ノードを経由して道なりな脱出リンクのリ

ンクレコード番号を格納する。 

g) リンク方位 リンク方位は,当該(自)ノードと隣接ノードに向かうリンクに沿って,40m先

の地点を結んだ直線の方向を示す。北を0とし,時計周りを正方向とする。単位は度とし,値

の範囲は0〜359とする。 

なお,リンク長が40m未満であった場合は,当該ノード及び隣接ノードとを結んだ直線の方

向を示す。 

h) リージョン番号 リージョン番号には,ノードが境界である場合にだけ設定する。ノードが境

界でない場合は,本フィールドを作成しない。 

隣接ノード側のリージョン番号を格納する。値の範囲は0〜65534でFFFF(16)はリージョンな

しとする。 

i) 

リンクレコード拡張部 リンクレコード拡張部は,ノードディストリビューションションヘッ

ダで格納されたサイズが6バイト以上の場合に,空きを使用者拡張領域としディスク作成者が

任意に利用できるものとする。 

1.7.3 

規制レコード 規制レコードは,表458による。 

“ノードレコード”内の規制レコードの数分だけ作成する。最大254個までとする。 

なお,“無条件で通行可” の場合は,当該規制レコードは省略する。また,一方通行などのリン

ク規制を表現する場合は,リンクの両端ノードそれぞれにリンク規制を設定する。 

表 24 規制レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N 

リンク間入出番号 

a) 

B:N 

規制内容識別フラグ+通行コード 

d) 

B1 

規制レコード拡張部 

f) 

a) リンク間入出番号 リンク間入出番号は,表459による。 

表 25 リンク間入出番号 

項番 

bit 

内容 

7〜4 

進入(in)側リンクレコード番号 b) 

3〜0 

脱出(out)側リンクレコード番号 c) 

b) 進入(in)側リンクレコード番号 進入(in)側リンクレコード番号は,進入側のリンクレコ

ードの番号を表す。リンクレコードの番号はリンクレコードの並び(#1〜#m)の順に番号とし

て0〜14を割り付けたものである。15(1111(2))は予約コードとし,リンク間規制の場合は全

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

進入方向,リンク規制の場合は脱出側単独のリンクコスト(隣接ノードからノードへの方向へ

しか進めない一方通行など。)にかかわる通行コードを,それぞれ表現する場合の識別コードと

して使用する。 

c)  脱出(out)側リンクレコード番号 脱出(out)側リンクレコード番号は,脱出側のリンクレ

コードの番号を表す。リンクレコードの番号はリンクレコードの並び(#1〜#m)の順に番号と

して0〜14を割り付けたものである。15(1111(2))は予約コードとし,リンク間規制の場合は

全脱出方向,リンク規制の場合は進入側単独のリンクコスト(ノードから隣接ノードへの方向

へしか進めない一方通行など。)にかかわる通行コードを,それぞれ表現する場合の識別コード

として使用する。 

1) 進入リンク1本から脱出リンク1本へのリンク間規制を表現する場合 進入リンク1本から

脱出リンク1本へのリンク間規制を表現する場合は,脱出(out)側リンクレコード番号は,

表460による。 

表 26 脱出(out)側リンクレコード番号 その1 

進入側番号 

脱出側番号 

通行コードの意味 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

該当するリンク間における規制(通行コード)を表す 

2) 全進入方向からのリンク間規制,又は脱出側単独のリンク規制を表現する場合 全進入方向

からのリンク間規制,又は脱出側単独のリンク規制を表現する場合は,脱出(out)側リンク

レコード番号は,表461による。 

表 27 脱出(out)側リンクレコード番号 その2 

進入側番号 

脱出側番号 

通行コードの意味 

F(16) 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

脱出側のノード間における規制(通行コード)を表す 

3) 全脱出方向へのリンク間規制,又は進入側単独のリンク規制を表現する場合 脱出(out)側

リンクレコード番号は,表462による。 

表 28 脱出(out)側リンクレコード番号 その3 

進入側番号 

脱出側番号 

通行コードの意味 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

F(16) 

進入側のノード間における規制(通行コード)を表す 

d) 規制内容識別フラグ+通行コード 規制内容識別フラグ+通行コードは,表463による。 

表 29 規制内容識別フラグ+通行コード 

項番 

Bit 

内容 

規制内容識別フラグ 

Bit7 

意味 

通行コードはリンク規制を表す 

通行コードはリンク間規制を表す 

6〜0 

通行コード e) 

e)  通行コード 通行コードは,表464による。 

表 30 通行コード 

bit6〜bit0の値 

意味 

00(16) 

未調査又は不明 

01(16)〜7A(16) 

条件付き通行不可 

7B(16) 

その他規制(通行不可) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7C(16) 

季節規制 

7D(16) 

(RESERVED) 

7E(16) 

(RESERVED) 

7F(16) 

通行不可(無条件) 

通行コードが表す条件付き通行不可の通行条件は,リージョン内通行コードデータ又は共

通通行コードデータで定義する。該当する通行コードがリージョン内通行コードデータで定

義されている場合は,優先的にこれを利用し,定義されていない場合は,リージョン内通行

コードデータで定義されているコード値より小さい通行コードに限定して,共通通行コード

データから参照する。したがって,リージョン内通行コードデータが存在する場合には,共

通通行コードデータにリージョン内通行コードデータで定義する値より大きな通行コードを

格納してはならない。 

正常な例(その1)  

共通通行コード設定範囲 

01(16)〜3C(16) 

共通通行コード参照範囲 

01(16)〜3C(16) 

リージョン内通行コード設定範囲 

3D(16)〜5A(16) 

正常な例(その2)  

共通通行コード設定範囲 

01(16)〜50(16) 

共通通行コード参照範囲 

01(16)〜3C(16) 

リージョン内通行コード設定範囲 

3D(16)〜5A(16) 

誤った例(その1)  

共通通行コード設定範囲 

01(16)〜6E(16) 

共通通行コード参照範囲 

??? 

リージョン内通行コード設定範囲 

3D(16)〜5A(16) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

f) 

規制レコード拡張部 規制レコード拡張部は,ノードディストリビューションションヘッダで

格納されたサイズが2バイト以上の場合に,空きを使用者拡張領域としディスク作成者が任意

に利用できるものとする。 

1.7.4 

リンク間コストレコード リンク間コストレコードは,表465による。 

“ノードレコード”内のリンク間コストレコードの数分だけ作成する。最大254個までとなる。 

なお,リンク長と平均旅行時間の双方ともに0の場合及び,“無条件で通行不可” の場合は,当

該リンク間コストレコードは省略する。 

表 31 リンク間コストレコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N 

リンク間入出番号 

a) 

:B:B:B 

統合交差点対応フラグ+リンク長単位+ 
平均旅行時間単位 

d) 

リンク長 

g) 

平均旅行時間 

h) 

B1 

リンク間コスト拡張部 

a) リンク間入出番号 リンク間入出番号は,表466による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 32 リンク間入出番号 

項番 

Bit 

内容 

7〜4 

進入(in)側リンクレコード番号 b) 

3〜0 

脱出(out)側リンクレコード番号 c) 

b) 進入(in)側リンクレコード番号 進入(in)側リンクレコード番号は,進入側のリンクレコ

ードの番号を表す。リンクレコードの番号は,リンクレコードの並び(#1〜#m)の順に番号と

して0〜14を割り付けたものである。 

15(1111(2))は予約コードとし,すべての進入番号から該当する脱出番号に対するレコード

であるものとする。 

1) リンク間のコストを表現する場合 リンク間のコストを表現する場合,進入(in)側リンク

レコード番号は,表467による。 

表 33 進入(in)側リンクレコード番号 その1 

進入側番号 

脱出側番号 

コストの対象 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

該当するリンク間におけるコストを表す 

2) すべての進入側に対しある脱出側のリンク間のコストを表現する場合 すべての進入側に対

しある脱出側のリンク間のコストを表現する場合,進入(in)側リンクレコード番号は,表

468による。 

表 34 進入(in)側リンクレコード番号 その2 

進入側番号 

脱出側番号 

コストの対象 

F(16) 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

脱出側のリンク間におけるコストを表す 

c)  脱出(out)側リンクレコード番号 脱出(out)側リンクレコード番号は,脱出側のリンクレ

コードの番号を表す。リンクレコードの番号は,リンクレコードの並び(#1〜#m)の順に番号

として0〜14を割り付けたものである。 

15(1111(2))は予約コードとし,すべての脱出番号から該当する進入番号に対するレコード

であるものとする。 

1) ある進入側からすべての脱出側のリンク間コストを表現する場合 ある進入側からすべての

脱出側のリンク間コストを表現する場合,進入(in)側リンクレコード番号は,表469によ

る。 

表 35 脱出(out)側リンクレコード番号 

進入側番号 

脱出側番号 

コストの対象 

F(16)でない0(16)〜E(16) 

F(16) 

進入側のノード間におけるコストを表す 

d) 統合交差点対応フラグ+リンク長単位+平均旅行時間単位 統合交差点対応フラグ+リンク長

単位+平均旅行時間単位は,表470による。 

表 36 統合交差点対応フラグ+リンク長単位+平均旅行時間単位 

項番 

bit 

内容 

(RESERVED) 

6〜5 

道なり優先非該当ノード数 e) 

統合交差点対応フラグ f) 

bit4 

意味 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

統合交差点に対するリンク間コストでない。 

統合交差点に対するリンク間コストである。 

3〜2 

リンク長の乗算定数 g) 

1〜0 

平均旅行時間の乗算定数 h) 

e)  道なり優先非該当ノード数 道なり優先非該当ノード数には,統合表現された交差点内におけ

る道なり優先非該当ノードの数を格納する。 

f) 

統合交差点対応フラグ 統合交差点対応フラグとは,リンク間コストが統合交差点部分のコス

ト(リンク長及び平均旅行時間)を表現するか,又は交差点を通過するために必要な旅行時間

を表現する,右左折に必要なコストかを判別するフラグ。後者の場合にはリンク長を0とする。

リンク間コストレコードが統合交差点を対象としている場合には,本レコード中の平均旅行時

間のフィールドには,後述のリンクコストレコード中の平均旅行時間と同一内容の値を入れる。 

g) リンク長 進入番号から脱出番号へ通過する場合に,発生するコストでリンク長を示す。 

リンク長の単位は,乗算定数(n)によって4のn乗“メートル”となる。 

なお,リンク長においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最小値を

指定する。 

FF(16)及びFE(16)は使用しない。 

h) 平均旅行時間 平均旅行時間については,14.6.2のe)の平均旅行時間フラグの設定によって有

効無効が決まる。平均旅行時間が無効の場合には,リンク間コストレコードを2バイト単位と

するためにフィールドの削除は行わず,値f(16)を格納する。 

進入番号から脱出番号へ通過する場合に発生するコストで平均旅行時間を示す。 

平均旅行時間の単位は,乗算定数(m)によって4のm乗“0.1秒”となる。 

なお,平均旅行時間においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最小

値を指定する。 

FF(16)は平均旅行時間を無限大とし,FE(16)は平均旅行時間を不明とする。 

1.7.5 

統計コストテーブルへのオフセット 統計コストテーブルオフセットレコードは,表471に

よる。 

リンクレコード中のリンクレコードに格納されたリンク順で,統計コストフラグがあるものだけ

格納する。最大15個存在する。 

表 37 統計コストテーブルオフセットレコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

統計コストテーブルへのオフセット 

a) 

a) 統計コストテーブルへのオフセット 時間による平均旅行時間などの変化を表すため,統計コ

ストテーブルを設ける。統計コストテーブルへのオフセットは,統計コストテーブル先頭から

の値を示す。 

1.7.6 

境界リンク上位レベル対応テーブル 境界リンク上位レベル対応テーブルは,表472による。 

表 38 境界リンク上位レベル対応テーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

SWS 

境界リンク上位レベル対応テーブルのサイズ 

a) 

B1 

境界リンク上位レベル対応レコードの並び(#1〜#p) 

a) 境界リンク上位レベル対応テーブルのサイズ 境界リンク上位レベル対応テーブルのサイズに

は,境界リンク上位レベル対応テーブル全体のサイズを格納する。 

1.7.7 

境界リンク上位レベル対応レコード 境界リンク上位レベル対応レコードは,表473による。 

このレコードは,次の三つの条件が満たされたとき,対応するすべてのレベル及びリンクに対し

本レコードを作成する。 

条件1:当該レベルにおける自ノードが境界ノードである。 

条件2:上位レベルリンクにおいて,自ノードと対応する同一ノードが存在する場合,このレ

コードは作成しない。 

ただし,更に上位レベルにおいて同一ノードが消滅した場合には,このレコードを

作成する。 

条件3:当該レベルにおける,境界ノードから外部リージョンに接続するすべてのリンクにつ

いて,対応する上位レベルのリンクが存在する場合,本レコードを作成する。 

レコードのソート条件は,次による。 

条件1:対応する上位レベルのレベルの昇順。 

条件2:条件1を満たす複数のレコードがある場合には,当該レベルにおけるリンクレコード

番号の昇順。 

表 39 境界リンク上位レベル対応レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N:N:B:B:SWS 

属性 

a) 

上位レベルノードID番号 

h) 

:B:N 

リンク長1 

i) 

:B:N 

リンク長2 

j) 

上位レベルリージョン番号 

l) 

10 

:B:N 

平均旅行時間1 

m) 

12 

:B:N 

平均旅行時間2 

n) 

a) 属性 属性は,表474による。 

表 40 属性 

項番 

bit 

内容 

15〜13 上位レベルのレベル値(相対値) b) 

12〜9 上位レベルリンクレコード番号 c) 

8〜5 

下位(当該レベル)レベルリンクレコード番号 d) 

リージョン番号設定の有無(e) 

bit4 

意味 

リージョン番号設定なし 

リージョン番号設定あり 

反対車線リンクコスト 

bit3 

意味 

同一フラグ(f) 

反対車線のリンク長(平均旅行時間)は同一である 

反対車線のリンク長(平均旅行時間)は同一でない 

2〜0 

境界リンク上位レベル対応レコードのサイズ(word単位) g) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

b) 上位レベルのレベル値(相対値) 上位レベルのレベル値(相対値)は,対象となる上位リンクのレ

ベルの値を相対値(経路計算データが何階層上位かでレベル値の差分ではない。)で格納する。 

c)  上位レベルリンクレコード番号 上位レベルリンクレコード番号には,対象となる上位リンク

のリンクレコード番号を格納する。リンクレコード番号は,境界リンク上位レベル対応レコー

ド項番2の上位レベルノードID番号からの値とする。 

d) 下位(当該レベル)レベルリンクレコード番号 下位(当該レベル)レベルリンクレコード番

号には,対象となる下位(当該レベル)リンクのリンクレコード番号を格納する。リンクレコ

ード番号は,当該レベルの自ノードから見た値とする。 

e)  リージョン番号設定の有無 リージョン番号設定の有無には,境界リンク上位レベル対応レコ

ード項番5の上位レベルリージョン番号のフィールドの有無を記述する。 

f) 

反対車線リンクコスト同一フラグ 反対車線リンクコスト同一フラグには,境界リンク上位レ

ベル対応レコード項番4のリンク長2,境界リンク上位レベル対応レコード項番7の平均旅行

時間2のフィールドの有無を記述する。本フラグが“0”の場合,リンク長2(平均旅行時間2)

は,リンク長1(平均旅行時間1)と値が同一とし,境界リンク上位レベル対応レコード項番4,

7のフィールドは作成しない。本フラグが1の場合,リンク長2(平均旅行時間2)は,リンク

長1(平均旅行時間1)と値が異なるため,境界リンク上位レベル対応レコード項番4,7のフ

ィールドを作成する必要がある。境界リンク上位レベル対応レコード項番6,7のフィールドの

有無は,14.6.2のe)の平均旅行時間フラグを優先する。 

g) 境界リンク上位レベル対応レコードのサイズ 境界リンク上位レベル対応レコードのサイズに

は,境界リンク上位レベル対応レコードのサイズを,word単位で格納する。 

h) 上位レベルノードID番号 上位レベルノードID番号には,本レコードで対象となる上位レベ

ルのリンク端に存在するノードID番号を設定する。対象となるノードは,二つ存在するが,本

フィールドにおいては,次の条件によって決定する。 

条件:当該レベル境界ノード(自ノード)を始点として,境界ノードから他リージョンに向か

う方向と同一方向に上位レベルリンク上を移動したときに,最初に見つかる上位レベルのノー

ドID番号。 

i) 

リンク長1 リンク長1は,表475による。 

表 41 リンク長1 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜12 

リンク長の乗算定数 k) 

11〜0 

リンク長 k) 

リンク長1は,境界ノードを始点として,境界ノードから他リージョンに向かう方向と同一

方向に上位レベルリンク上を移動したときに,最初に見つかる上位レベルのノードを終点とし

たリンク長を先に格納した方向と同一方向のリンク長で格納する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

j) 

リンク長2 リンク長2は,表476による。 

表 42 リンク長2 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜12 

リンク長の乗算定数 k) 

11〜0 

リンク長 k) 

リンク長2は,境界ノードを始点として,境界ノードから他リージョンに向かう方向と同一

方向に上位レベルリンク上を移動したときに,最初に見つかる上位レベルのノードを終点とし

たリンク長を先に格納した方向と逆方向のリンク長で格納する。 

k) リンク長 リンク長の単位は,乗算定数(n)によって4のn乗“メートル”となる。 

なお,リンク長においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最小値を

指定する。 

FF(16)及びFE(16)は,使用しない。 

l) 

上位レベルリージョン番号 上位レベルリージョン番号には,境界リンク上位レベル対応レコ

ード項番2の上位レベルノードID番号に対応するリージョン番号を設定する。ただし,本フィ

ールドの有無は,境界リンク上位レベル対応レコード項番1の属性中のリージョン番号設定の

有無に依存する。リージョン番号の設定がない場合には,下位レベルリージョン(当該レベル

のリージョン)の親リージョンとする。 

m) 平均旅行時間1 平均旅行時間については,14.6.2のe)の平均旅行時間フラグによって収容枠

の有無が決まる。平均旅行時間1は,表477による。 

表 43 平均旅行時間1 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜12 

平均旅行時間の乗算定数 o) 

11〜0 

平均旅行時間 o) 

平均旅行時間1は,境界ノードを始点として,境界ノードから他リージョンに向かう方向と

同一方向に上位レベルリンク上を移動したときに,最初に見つかる上位レベルのノードを終点

とした区間の平均旅行時間を先に格納した方向と同一方向の値で格納する。 

n) 平均旅行時間2 平均旅行時間については,14.6.2のe)の平均旅行時間フラグによって収容枠

の有無が決まる。平均旅行時間2は,表478による。 

表 44 平均旅行時間2 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜12 

平均旅行時間の乗算定数 o) 

11〜0 

平均旅行時間 o) 

平均旅行時間2は,境界ノードを始点として,境界ノードから他リージョンに向かう方向と

同一方向に上位レベルリンク上を移動したときに,最初に見つかる上位レベルのノードを終点

とした区間の平均旅行時間を先に格納した方向と逆方向の値で格納する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

o) 平均旅行時間 平均旅行時間の単位は,乗算定数(m)によって4のm乗“0.1秒”となる。 

なお,平均旅行時間においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最小

値を指定する。 

FF(16)は平均旅行時間を無限大とし,FE(16)は平均旅行時間を不明とする。 

1.8 

上位レベルノード対応データフレーム 上位レベルノード対応データフレームは,表479に

よる。 

当該上位レベルノード対応データは,上位レベルと下位レベルとのノードの対応状態を下位レベ

ルのノードを基準にして表したものである。したがって,当該上位レベルノード対応データは,下

位レベル側のリージョンデータで管理することを基本とする。 

表 45 上位レベルノード対応データフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N: 

上位レベルノード対応ディストリビューションヘッダ 

B1 

上位レベルノード対応テーブル 

1.8.1 

上位レベルノード対応ディストリビューションヘッダ 上位レベルノード対応ディストリ

ビューションヘッダは,表480による。 

表 46 上位レベルノード対応ディストリビューションヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

レベル間対応総ノード数 

a) 

(RESERVED) 

a) レべル間対応総ノード数 レべル間対応総ノード数は,上位レベルノード対応レコードの数を

表す。下位レベルにおいて上位に存在するノードだけ対象とする。値の範囲は,0〜8191であ

る。 

1.8.2 

上位レベルノード対応テーブル 上位レベルノード対応テーブルは,表481による。 

上位レベルノード対応レコードの並びの順は,上位レベルノード対応レコードに登録する下位レ

ベルのノードを次の条件でソートした場合の順番に従う。自ノードに対応する上位レベルの同一ノ

ードが複数存在する場合には,対応するノード数分のレコードを作成する。 

条件1:自ノードに対応する上位レベルの同一ノードが複数の存在する場合は経路計算レベル

の昇順とし連続に並べる。 

条件2:条件1を満たすレコード群間においては,計算レベルが一つ上位となる上位レベルノ

ードID番号の昇順にソートする。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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表 47 上位レベルノード対応テーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

上位レベルノード対応レコードの並び 

1.8.3 

上位レベルノード対応レコード 上位レベルノード対応レコードは,表482による。 

上位レベルノード対応レコードの並びの中で,当該レベルの自ノードに対する上位レベルノード

対応レコードは複数存在する(当該レベル自ノードのノードレコードで格納する,同一ノード上位

レベル存在範囲分。)。上位レベルノード対応レコードのレベルを明確にするため,レベルの変化は

一つ上のレベルまでとし,最初のレコードは当該レベルより一つ上とする。 

表 48 上位レベルノード対応レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:B:B: 

隣接情報 

a) 

上位レベルノードID番号 

e) 

上位レベルリンク対応レコードへのオフセット 

f) 

a) 隣接情報 隣接情報は,表483による。 

表 49 隣接情報 

項番 

bit 

内容 

15〜12 

隣接ノード数 b) 

11 

同一ノード終了フラグ c) 

10 

上位レベルリンク対応レコード 
の有無 d) 

bit10 

意味 

上位レベルリンク対応レコードはない。 

上位レベルリンク対応レコードはある。 

9〜0 

(RESERVED) 

b) 隣接ノード数 隣接ノード数は,上位レベルリンク対応レコードの数を表し,0000(2)から

1110(2)で1から15を表す。1111(2)は不定とする。 

当該隣接ノード数は上位レベルでの差路数を基準とする。 

c)  同一ノード終了フラグ 同一ノード終了フラグは,基準となるノードID番号の変わり目を知る

ためのフラグ。フラグが“0”の場合は次レコードは同一のノードに対するレコードであるが,

フラグが1の場合は,次レコードは異なるノードに対するレコードとなる。 

d) 上位レベルリンク対応レコードの有無 上位レベルリンク対応レコードの有無には,上位レベ

ルノード対応レコードに対応する上位レベルリンク対応レコードの有無を格納する。下位レベ

ル(当該レベル)リンクと下位レベルリンクとに対応する上位レベルリンクのリンクレコード

番号値が等しい場合,上位レベルリンク対応レコードは不必要である。本フラグの値が“0”の

場合,リンクコストレコード中の同一リンク上位レベル存在範囲から上位レベルリンクの有無

を判断する。さらに,下位レベルリンクのリンクレコード番号とそれに対応する上位レベルリ

ンクのリンクレコード番号は等しいものとして,上位/下位間のリンクの対応関係を付けるもの

とする。また,上位レベルリンク対応レコードへのオフセットも作成しない。このフラグが1

の場合には,下位レベル(当該レベル)リンクと下位レベルリンクとに対応する上位レベルリ

ンクのリンクレコード番号値が異なるものとし,上位レベルリンク対応レコードを参照するも

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

のとする。 

e)  上位レベルノードID番号 上位レベルノードID番号には,リージョン内において重複しない

整数を任意に格納する。値の範囲は,0〜8191である。 

f) 

上位レベルリンク対応レコードへのオフセット 上位レベルリンク対応レコードへのオフセッ

トには,上位レベルリンク対応データフレームの先頭から該当する上位レベルリンク対応レコ

ードの先頭までのオフセットを格納する。 

1.9 

上位レベルリンク対応データフレーム 上位レベルリンク対応データフレームは,表484に

よる。 

上位レベルリンク対応レコードは,上位レベルノード対応レコード中のオフセットから指し示せ

るように,レベルごとにレコードを区切り,レコード内の余ったフィールドはF(16)で埋める。 

各ノードにおける上位レベルリンク対応レコードの並び及びレコード内のリンクレコード番号の

並びの順は,上位レベルリンク対応レコードに登録する下位レベルのリンクを次の条件でソートし

た場合の順番に従う。 

条件1:各レコードは,上位レベルリンクのレベルの昇順で連続に並べる。 

条件2:条件1を満たす複数リンク間では,対応する下位レベルリンクのリンクレコード番号

の昇順とする。 

条件3:条件1,条件2を満たす複数のフィールド間では,ソートされた4フィールドごとにレ

コードとしてまとめる。 

レコード内の各フィールドデータは,下位のビットに位置するものほど対応するリンクレコード

番号は小さいものとする。 

表 50 上位レベルリンク対応データフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

上位レベルリンク対応レコードの並び 

1.9.1 

上位レベルリンク対応レコード 上位レベルリンク対応レコードは,表485による。 

表 51 上位レベルリンク対応レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N:N:N 

上位レベルリンク対応レコード 

a) 

a) 上位レベルリンク対応レコード 上位レベルリンク対応レコードは,表486による。 

表 52 上位レベルリンク対応レコード 

項番 

bit 

内容 

15〜12 

リンクレコード番号3 

11〜8 

リンクレコード番号2 

7〜4 

リンクレコード番号1 

3〜0 

リンクレコード番号0 

1.10 リンクコストデータフレーム リンクコストデータフレームは,表487による。 

表 53 リンクコストデータフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

リンクコストヘッダ 

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B1 

リンクコストレコードの並び 

1.10.1 リンクコストヘッダ リンクコストヘッダは,表488による。 

表 54 リンクコストヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

リンクコストヘッダのサイズ 

a) 

リンクコストレコード数1 

b) 

リンクコストレコード数2 

b) 

a) リンクコストヘッダのサイズ リンクコストヘッダのサイズには,リンクコストヘッダのサイ

ズを格納する。 

b) リンクコストレコード数 リンクコストレコード中に平均旅行時間の収容枠を作成するリンク

コストレコード数をリンクコストレコード数1に格納し,平均旅行時間の収容枠を作成しない

リンクコストレコード数をリンクコストレコード数2に格納する。 

1.10.2 リンクコストレコード リンクコストレコードは,表489による。 

このレコードでは,リンク長,平均旅行時間とリンクの属性などを格納する。本レコードの並び

の昇順に0からの番号を与え,これを“リンクコストレコード番号”と定義する。リンクコストレ

コードは,通常リンクレコードから参照するが,リンクの方向が異なる同一のリンクにおいて,リ

ンクコストレコードの内容が同一の場合には,同一のリンクコストレコードを指すことができる(リ

ージョンデータ量削減のため)。 

なお,ノードがリージョン境界である場合も,順,逆方向のリンクコストレコードを作成する。 

リンクコストレコードの並びは,次の条件による。 

条件1:平均旅行時間が存在するリンクコストレコードから先に並べる。 

条件2:平均旅行時間が存在するレコード群内と存在しないレコード群内では,リンクID番号

の昇順とする。 

条件3:条件1及び条件2を満たす同一のリンクID番号を示すレコード間では,リンクの順方

向,逆方向の順番とする。 

表 55 リンクコストレコード 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N 

リンクID番号 

a) 

N:N: 

同一リンク上位レベル存在範囲+リンク通行状態フラ
グ+リンク有料フラグ+バイパスフラグ+信号機数 

b) 

B:B:B:B: 

B:B:B:B:B 

リンク属性 

f) 

10 

B:N:N 

リンク長 

n) 

12 

接続ノードID番号 

o) 

14 

:B:N 

平均旅行時間 

p) 

c  

O1 

B1 

リンクコストレコード拡張部 

q) 

a) リンクID番号 リンクID番号は,表490による。 

表 56 リンクID番号 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

リンク始点側 : 絶対リンクID(A) 

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リンク終点側 : 絶対リンクID(B)の差分(B-A:A<=B) 

リンクID番号の設定方法は,10.2.6 リンク列データレコードを参照。 

b) 同一リンク上位レベル存在範囲+リンク通行状態フラグ+リンク有料フラグ+バイパスフラグ

+信号機数  同一リンク上位レベル存在範囲+リンク通行状態フラグ+リンク有料フラグ+

バイパスフラグ+信号機数は,表491による。 

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表 57 同一リンク上位レベル存在範囲+リンク通行状態フラグ 

+リンク有料フラグ+バイパスフラグ+信号機数 

項番 

bit 

内容 

15〜13 

同一リンク上位レベル存在範囲 c) 

12〜11 

リンク通行状態フラグ d) 

bit12 bit11 

意味 

通りにくい 

平均 

通りやすい 

快速道 

10 

リンク有料フラグ 

Bit10 

意味 

リンク無料区間 

リンク有料区間 

バイパスフラグ 

Bit9 

意味 

バイパス道路に該当しない(又は不明) 

バイパス道路に該当する 

8〜0 

信号機数 e) 

c)  同一リンク上位レベル存在範囲 同一リンク上位レベル存在範囲には,当該リンクに対応する

最上位のリンクのレベルを当該リンクのレベルに対する相対レベルを格納する。値の範囲は0

〜7とし,当該リンク対応する上位レベルのリンクがない場合には,“0”を格納する。 

d) リンク通行状態フラグ 道路の種別,レーン数によって表現しきれない経路計算コストの重み

付けを表現する目的で,リンク通行状態フラグのフィールドを導入する。各道路種別に対する

リンクの通行状態を格納する。 

e)  信号機数 信号機数には,リンク両端点を除いたリンク内における信号機数を格納する。 

f) 

リンク属性 リンク属性は,表492による。 

表 58 リンク属性 

項番 

bit 

内容 

15 

順方向リンク通行フラグ g) 

bit15 

意味 

順方向リンク通行不可 

順方向リンク通行可能 

14 

逆方向リンク通行フラグ g) 

bit14 

意味 

逆方向リンク通行不可 

逆方向リンク通行可能 

13 

中央線有無フラグ h) 

bit13 

意味 

中央線なし 

中央線あり 

12 

反対車線横断フラグ 

bit12 

意味 

反対車線横断不可 

反対車線横断可能 

11 

順逆方向リンク同一 

bit11 

意味 

コストフラグ i) 

順方向と逆方向リンクは同一コストでない 

順方向と逆方向リンクは同一コストである 

10 

統計コストフラグ j) 

bit10 

意味 

統計コスト設定なし 

統計コスト設定あり 

9〜7 

隣接ノードまでの道路車線数及び広さ k) 

6〜4 

リンク種別コード l) 

3〜0 

道路種別コード m) 

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g) 順逆方向リンク通行フラグ 順逆方向リンク通行フラグは,終日一方通行の規制だけ表現する。 

h) 中央線有無フラグ 中央線有無フラグは,同一車線を上下線共有しているか否かを示す。 

i) 

順逆方向リンク同一コストフラグ 順逆方向リンク同一コストフラグとは,リンクコストレコ

ード中の各フィールド値が,順方向と逆方向とで同一か否かを示すフラグ。 

j) 

統計コストフラグ 統計コストフラグには,当該リンクに対する,統計コストレコードの有無

を設定する。統計コストテーブルオフセットレコードの並びの順は,リンクレコードに格納さ

れたリンク順で統計コストフラグがあるものだけ格納する。 

k) 隣接ノードまでの道路車線数及び広さ 隣接ノードまでの道路車線数及び広さは,自ノードか

ら隣接ノードに至るリンク(道路)の車線数及び広さを示す。道路車線数及び広さがリンクの途中

で変わる場合は,リンクを構成する主な車線数及び広さを格納する。bit7〜9の割り当てと車線

数及び広さの関係は,メタデータで記述するがこの規格では詳細は述べない。 

l) 

リンク種別コード リンク種別コードにおける,値とその内容の割り当ては,メタデータで記

述するがこの規格では詳細は述べない。 

m) 道路種別コード 道路種別コードにおける,値とその内容の割り当ては,メタデータで記述す

るがこの規格では詳細は述べない。 

当該(自)ノードから隣接ノードまでの間の道路種別を表す。 

n) リンク長 リンク長は,表493による。 

表 59 リンク長 

項番 

Bit 

内容 

15 

(RESERVED) 

14〜12 

リンク長の乗算定数 1) 

11〜0 

リンク長 1) 

1) リンク長 リンク長は,当該(自)ノードから隣接ノードまでの間のリンク長を表す。 

リンク長の単位は,乗算定数(n)によって4のn乗“メートル”となる。 

なお,リンク長においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最小値

を指定する。 

FFF(16)及びFFE(16)は使用しない。 

o) 接続ノードID番号 接続ノードID番号は,リンクコストレコードからリージョン内の接続ノ

ードを求めるための情報であり,該当リンクの両端点のいずれか一方を指定する。選択基準は,

次の優先順位とする。 

− 

自リージョン内のノード   

− 

順方向リンクの始点側ノード   

p) 平均旅行時間 平均旅行時間については,14.6.2のe)の平均旅行時間フラグによって収容枠の

有無が決まる。平均旅行時間は,表494による。 

表 60 平均旅行時間 

項番 

bit 

内容 

15〜14 

(RESERVED) 

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

14〜12 

平均旅行時間の乗算定数 1) 

11〜0 

平均旅行時間 1) 

1) 平均旅行時間 平均旅行時間は,当該(自)ノードから隣接ノードまでの間の平均旅行時間を表

す。 

平均旅行時間の単位は,乗算定数(m)によって4のm乗“0.1秒”となる。 

なお,平均旅行時間においては,単位未満の端数は四捨五入し,乗算定数は表現可能な最

小値を指定する。 

FFF(16)は平均旅行時間を無限大としFFE(16)は平均旅行時間を不明とする。 

備考 平均旅行時間についての規定。この規格においては,地物に正確であることが統一

思想として存在する。したがって,平均旅行時間は,リンクを通過するのに必要な

旅行時間を統計的に測定及び平均化した値を格納するフィールドと規定する。旅行

時間の平均化手法について現状では統一的な見解(又はデータ)がないため規定し

ないが,近い将来データが整備された時点で改めてフォーマット中に格納する。平

均化手法を規定するまでは,平均旅行時間のフィールドにはディスク作成者が任意

の時間換算の値を入れること許す。アプリケーション側では,ディスク作成者の意

図が理解できる場合だけ本フィールドを使用することができるものとする。また,

全経路計算対象の道路に対し本データを整備するとは限らないため,データ領域の

削減の目的で,ランク単位での設定を許す。 

q) リンクコストレコード拡張部 リンクコストレコード拡張部は,ノードディストリビューショ

ンションヘッダで格納されたサイズが7(14 bytes)以上の場合に,空きを使用者拡張領域としデ

ィスク作成者が任意に利用できるものとする。 

1.10.3 リンクコストレコード拡張部 リンクコストレコード拡張部は,表495による。 

12.1.1レベル管理レコードの項番5のリンクコストレコードのサイズから拡張部の有無を判断す

る。 

リンクコストレコード拡張部の構造を,次に定義する。  

表 61 リンクコストレコード拡張部 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B: 

道路状態フラグ 

a) 

B: 

規制速度 

b) 

B: 

サブリンク種別コード 

c) 

a) 道路状態フラグ 道路状態フラグは,表496による。 

表 62 道路状態フラグ 

項番 

bit 

内容 

7〜6 

道路状態フラグ 

Bit7 

Bit6 

意味 

未調査 

舗装道路である 

未舗装道路である 

(RESERVED) 

5〜0 

(RESERVED) 

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b) 規制速度 規制速度は,表497による。 

表 63 規制速度 

項番 

bit 

内容 

7〜4 

規制速度 

Bit7 Bit6 

BIT5  Bit4 

意味 

未調査 

未調査 

10Km/h未満 

6マイル/h未満 

10〜30km/h未満 

6〜20マイル/h未満 

30〜50km/h未満 

20〜30マイル/h未満 

50〜70km/h未満 

30〜40マイル/h未満 

70〜90km/h未満 

40〜55マイル/h未満 

90〜100km/h未満 

55〜65マイル/h未満 

100〜130km/h未満  65〜80マイル/h未満 

130km/h以上 

80マイル/h以上 

(RESERVED) 

〜 

1 (RESERVED) 

3〜0 

(RESERVED) 

上記規制速度の意味で格納している内容は一例であり,コード及び意味(単位及び数値)は

実際にはメタデータで定義する。 

c)  サブリンク種別コード サプリング種別コードは,表498による。 

表 64 サプリング種別コード 

項番 

Bit 

内容 

15〜11 

サブリンク種別コード 

10〜0 

(RESERVED) 

サブリンク種別コード 

道路のリンク種別を表現する。詳細は附属書15で定義する。 

1.11 通行コードデータフレーム 通行コードデータフレームは,表499による。 

リージョン内通行コードデータは,通行コードが表す条件付き通行可の通行条件の意味をそのリ

ージョン内に限定して定義するものである。共通通行コードデータと定義が重複する場合は,リー

ジョン内通行コードデータを優先させる。したがって,通行コードがリージョン内通行コードデー

タに定義されていない場合は,リージョン内通行コードデータで定義するコード値より小さい通行

コードに限り,共通通行コードデータを参照することになる。 

表 65 通行コードデータフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N 

通行コードデータヘッダ 

a) 

SWS 

通行条件レコードのサイズ 

b) 

B1 

通行条件テーブル 

a) 通行コードデータヘッダ 通行コードデータヘッダは,表500による。通行条件テーブルにお

いては,通行コードの先頭値(V)の通行コードから(昇順に)  V+(Pn−1)までの通行コード

に対応する通行条件レコードを Pn 個分だけ並べて格納する。 

共通通行コードデータの場合は,01(16)の通行コードから昇順に,共通通行コードに該当する

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通行条件レコードを必要数[最大値はFC(16)]だけ並べて格納する。 

表 66 通行コードデータヘッダ 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

通行コードの先頭値(V) 

7〜0 

通行条件レコードの数(Pn) 

b) 通行条件レコードのサイズ 通行条件レコードのサイズには,通行条件レコードのサイズを格

納する。 

1.11.1 通行条件テーブル 通行条件テーブルは,表501による。 

表 67 通行条件テーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

通行条件レコードの並び 

1.11.2 通行条件レコード 通行条件レコードは,表502による。 

表 68 通行条件レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

B:…:B 

通行コード 

a) 

a) 通行コード 通行コードの実際は,メタデータで定義する。 

通行コードは国などの道路事情や,参照するアプリケーションの参照レベルによって設定す

る情報量に差異が生じる。 

1.12 ノード座標データフレーム ノード座標データフレームとは,ノードの座標を格納するデー

タフレーム。 

ノード座標データフレームは,表503による。 

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表 69 ノード座標データフレーム 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

22 

ノード座標ディストリビューションヘッダ 

22 

B1 

基準グリッド位置テーブル 

O1 

B2 

ノード座標テーブル 

1.12.1 ノード座標ディストリビューションヘッダ ノード座標ディストリビューションヘッダは,

表504による。 

ノード座標データフレームの各項目を格納するデータフレーム。各テーブル及びデータフレーム

は,ノード座標ディストリビューションヘッダの直後のアドレスに連続して記録する。 

表 70 ノード座標ディストリビューションヘッダ 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

ノード座標ディストリビューションヘッダのサイズ 

a) 

:N 

基準グリッド領域の緯度幅 

b) 

:N 

基準グリッド領域の経度幅 

b) 

N:N 

緯度方向・経度方向基準グリッド管理数 

c) 

10 

基準グリッド位置テーブルへのオフセット 

d) 

12 

SWS 

基準グリッド位置テーブルのサイズ 

e) 

14 

ノード座標テーブルへのオフセット 

d) 

16 

SWS 

ノード座標テーブルのサイズ 

e) 

a) ノード座標ディストリビューションヘッダのサイズ ノード座標ディストリビューションヘッ

ダのサイズには,ノード座標ディストリビューションヘッダ自身のサイズを記録する。 

b) 基準グリッド領域の緯度幅・経度幅 基準グリッド領域の緯度幅・経度幅は,表505による。 

表 71 基準グリッド領域の緯度幅・経度幅 

項番 

bit 

内容 

23 

(RESERVED)  

22〜0 

基準グリッド領域の緯度幅・経度幅(1/8秒単位) 

当該リージョン内で共通の基準グリッド領域の縦・横の幅を表す。基準グリッドの下端緯

度から上端緯度までの緯度差又は左端経度から右端経度までの経度差を記録する。 

c)  緯度方向・経度方向基準グリッド管理数 緯度方向・経度方向基準グリッド管理数は,表506

による。 

表 72 緯度方向・経度方向基準グリッド管理数 

項番 

bit 

内容 

15〜8 

緯度方向基準グリッド管理数 

7〜0 

経度方向基準グリッド管理数 

d) 各テーブルへのオフセット 各テーブルへのオフセットは,ノード座標ディストリビューショ

ンヘッダの先頭から,各テーブルの先頭までのディスプレイスメントを表す。 

e)  各テーブルのサイズ 各テーブルのサイズを表す。データがない場合は,サイズは“0000(16)”

とする。 

1.12.2 基準グリッド位置テーブル 基準グリッド位置テーブルは,表507による。 

当該リージョンと同一レベルの各基準パーセルの左端経度,右端経度,下端緯度及び上端緯度で

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挟まれる領域を基準グリッドと定義する。ノード座標データフレームでは当該リージョン内のノー

ド座標の存在位置を,基準グリッドに対応させて格納する。 

表 73 基準グリッド位置テーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

基準グリッド位置レコードの並び 

1.12.3 基準グリッド位置レコード 基準グリッド位置レコードは,表508による。 

表 74 基準グリッド位置レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B:N 

基準グリッドの下端緯度 

a) 

B:N 

基準グリッドの左端経度 

a) 

a) 基準グリッドの下端緯度・左端経度 基準グリッドの下端緯度・左端経度は,表509による。 

表 75 基準グリッドの下端緯度・左端経度 

項番 

bit 

内容 

23 

南北緯又は西東経の識別フラグ 

bit23 

意味 

北緯又は東経 

南緯又は西経 

22〜0 

緯度又は経度(1/8秒単位) 

各基準グリッドの左下隅の位置(緯度と経度の最も小さい点)の緯度・経度を記録する。 

1.12.4 ノード座標テーブル ノード座標テーブルは,表510による。 

ノード座標レコードを当該リージョンのノードデータテーブル内のノードレコードの並び順に対

応させて記録する。 

表 76 ノード座標テーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

B1 

ノード座標レコードの並び 

1.12.5 ノード座標レコード ノード座標レコードは,表511による。 

表 77 ノード座標レコード 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:NZ:NZ 

基準グリッド位置レコード番号+正規化座標 

a) 

a) 基準グリッド位置レコード番号+正規化座標 基準グリッド位置レコード番号+正規化座標は,

表512による。 

表 78 基準グリッド位置レコード番号+正規化座標 

項番 

bit 

内容 

31〜24 

基準グリッド位置レコード番号 1) 

23〜12 

X座標  2) 

11〜 0 

Y座標  3) 

1) 基準グリッド位置レコード番号 基準グリッド位置レコード番号は,当該ノードが含まれる

基準グリッド位置レコードの番号を表す。値の範囲は,0〜255である。 

2) X座標 X座標は,当該ノードの基準グリッド間の正規化座標を表す。値は 0〜4095であり,

グリッドの右端経度を含まない。 

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3) Y座標 Y座標は,当該ノードの基準グリッド間の正規化座標を表す。値は 0〜4095であり,

グリッドの上端緯度を含まない。 

1.13 道路リファレンステーブル 道路リファレンステーブルは,表513による。 

表 79 道路リファレンステーブル 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

統合ノードの数 

a) 

B1 

統合ノード情報の並び 

a) 統合ノード数 統合ノード数を示す。当該リージョンと同レベルの主要地図:道路データと比

較し経路計算データにおいて,統合化された交差点の数を示す。値の範囲は,0〜65535である。

単位は,交差点。 

1.13.1 統合ノード情報 統合ノード情報は,表514による。 

表 80 統合ノード情報 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

SWS 

統合ノード情報サイズ 

a) 

統合ノード番号 

b) 

:N 

構成リンク数 

c) 

ルート情報数 

d) 

従属ノード情報数 

e) 

B1 

外リンク接続従属ノード番号の並び 

f) 

O1 

B2 

従属ノード情報数+外リンク接続従属ノード番号の並び
をワードバイトサイズに合わせるためのパディング 

O2 

B3 

構成リンクの並び 

g) 

O3 

B4 

従属ノード情報の並び 

h) 

10 

O4 

B5 

ルート情報の並び 

i) 

a) 統合ノード情報サイズ 統合ノード情報サイズには,該統合ノードの統合ノード情報サイズを

格納する。 

b) 統合ノード番号 統合ノード番号は,統合交差点に対応する当該ノードをノードレコード番号

で示す。 

c)  構成リンク数 構成リンク数は,当該ノードに対応する主要地図:道路データの交差点を構成

するリンク数を示す。値の範囲0〜15。構成リンク数は,表515による。 

表 81 構成リンク数 

項番 

bit 

項目名 

7〜4 (RESERVED) 

3〜0 構成リンク数 

d) ルート情報数 ルート情報数には,統合ノードに接続するリンクのうち,進入:退出可能な組

合せのうち通過リンクが必要な数を格納する。 

e)  従属ノード情報数 従属ノード情報数は,統合ノードの従属ノード数を示す代表(ノードは除

く)。 

f) 

外リンク接続従属ノード番号の並び 外リンク接続従属ノード番号の並びは,ノードレコード

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

の接続リンク数だけ統合ノードに接続する,各リンクの接続する従属ノード番号が並ぶ。外リ

ンク接続従属ノード番号は,表516による。 

表 82 外リンク接続従属ノード番号 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

4bit 

従属ノードの並び順 

並び順は,リンクレコード番号の昇順とする。 

“実際の従属ノード並び順+1”を格納するものとし,0は代表ノード[相対座標(0,0)]

とする。 

g) 構成リンクの並び 構成リンクの並びは,構成リンク数分“構成リンクコストレコード番号”

が並ぶ。構成リンクコストレコード番号は,表517による。 

表 83 構成リンクコストレコード番号 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

リンクコストレコード番号 

h) 従属ノード情報の並び 従属ノード情報の並びは,従属ノード数分,“代表ノードからの相対正

規化座標”が並ぶ。代表ノードからの相対正規化座標は,表518による。 

表 84 代表ノードからの相対正規化座標 

項番 オフセット データ長 

データ形式 

項目名 

備考 

識別 

X方向相対正規化座標 

Y方向相対正規化座標 

統合対象となる交差点は,交差点を構成する任意の1ノードを代表ノードとし,その他の

ノードを従属ノードとする。 

ノードの統合は,代表ノードに対して行う。 

i) 

ルート情報の並び ルート情報の並びは,ルート情報数分“ルート情報”が並ぶ。ルート情報

は,表519による。 

表 85 ルート情報 

項番 オフセット データ長  データ形式 

項目名 

備考 

識別 

N:N 

進入 : 退出リンク相対番号 

j) 

N: 

通過リンク数 

k) 

B1 

B:N: 

構成リンク相対番号の並び 

l) 

O1 

ルート情報をワードサイズに合わせるためのパディング 

j) 

進入:退出リンク相対番号 進入:退出リンク相対番号は,当該ノードに接続するリンクをリ

ンクレコード番号で示す。値の範囲0〜14。退出リンク相対番号は,表520による。 

表 86 進入:退出リンク相対番号 

項番 

bit 

項目名 

7〜4 進入(in)側リンクレコード番号 

3〜0 退出(out)側リンクレコード番号 

k) 通過リンク数 通過リンク数は,進入:退出リンク相対番号で示す経路に対応した,その間の

通過リンク数を示す。通過リンク数は,表521による。 

表 87 通過リンク数 

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

項番 

bit 

項目名 

7〜4 通過リンク数 

3〜0 (RESERVED) 

l) 

構成リンク相対番号の並び 構成リンク相対番号の並びは,通過リンク数分“構成リンク相対

番号”が並ぶ。構成リンクIDの並び(1〜)を構成リンク相対番号とする。構成リンク相対番

号は,表522による。 

表 88 構成リンク相対番号 

項番 

bit 

項目名 

リンク順逆方向フラグ m) 

bit7 

意味 

リンクは順方向である 

リンクは逆方向である 

6〜3 構成リンクの並び順 

2〜0 従属ノードの並び順 n) 

m) リンク順逆方向フラグ リンク順逆方向フラグは,ルート情報における構成リンクの通過方向

が,リンクIDの付番方向(主要地図道路データにおけるリンク列リンク形状情報の座標列の並

び順の方向。)と一致するかを示す。 

n) 従属ノードの並び順 従属ノードの並び順は,ルート情報におけるリンクの,進入側従属ノー

ドを示す。 

“実際の従属ノード並び順+1”を格納するものとし,0は代表ノード(相対座標[0,0])

とする。 

1.14 ノードとリンクの詳細説明 ノードとリンクの詳細説明の内容は参考として,附属書6の1

に説明する。 

1.15 リンク間規制の詳細説明 リンク間規制の詳細説明の内容は参考として,附属書6の2に説

明する。 

1.16 上位レベル対応データの詳細説明 上位レベル対応データの詳細説明の内容は参考として,

附属書6の3に説明する。 

1.17 道路リファレンステーブルの詳細説明 道路リファレンステーブルの詳細説明の内容は参考

として,附属書6の4に説明する。