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C 8121-2-3:2015  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 一般事項 ························································································································· 1 

1.1 適用範囲 ······················································································································ 1 

1.2 引用規格 ······················································································································ 1 

2 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3 一般要求事項 ··················································································································· 2 

4 一般試験条件 ··················································································································· 2 

5 定格······························································································································· 2 

6 分類······························································································································· 2 

7 表示······························································································································· 2 

8 感電に対する保護 ············································································································· 3 

9 端子······························································································································· 3 

10 保護接地 ······················································································································· 3 

11 構造 ····························································································································· 3 

12 耐湿性,絶縁抵抗及び耐電圧 ···························································································· 4 

13 機械的強度 ···················································································································· 4 

14 ねじ,通電部及び接続 ····································································································· 5 

15 沿面距離及び空間距離 ····································································································· 5 

16 耐久性 ·························································································································· 5 

17 耐熱性及び耐火性 ··········································································································· 5 

18 過度の残留応力(自然割れ)及びさび(錆)に対する抵抗力··················································· 5 

附属書A(規定)この規格の対象となるランプソケット······························································ 11 

C 8121-2-3:2015  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本照明工業会(JLMA)及び

一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。 

パナソニック株式会社(以下,略号 P)  大阪府門真市大字門真 1048 

東芝ライテック株式会社(以下,略号 T)  神奈川県横須賀市船越町 1 丁目 201 番 1 

− 直管形 LED ランプ,ランプソケット,照明器具 2011 年 11 月 11 日  特許第 4862102 号:P,T 

− 直管形 LED ランプ,ランプソケット,照明器具 2011 年 11 月 11 日  特許第 4862103 号:P,T 

− 直管形ランプ,ソケットおよび照明装置 2012 年 2 月 3 日  特許第 4915603 号:P,T 

− LED ランプおよび照明器具 2011 年 11 月 18 日  特許第 4866975 号:P,T 

− 直管形 LED ランプ及びそれに用いるランプソケット(出願中)特開 2012-009392:P,T 

− 照明装置(出願中)特開 2012-009397:P,T 

− 直管形ランプ,ソケットおよび照明装置(出願中)特開 2012-009399:P,T 

− LED ランプおよび照明器具(出願中)特開 2012-009379:P,T 

− ランプソケット(出願中)特開2012-133950:P 

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。 

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。 

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。 

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。 

JIS C 8121の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS C 8121-1 第1部:一般要求事項及び試験 

JIS C 8121-2-1 第2-1部:S14形ランプソケットに関する安全性要求事項 

JIS C 8121-2-2 第2-2部:プリント回路板ベースLEDモジュール用コネクタに関する安全性要求事

項 

JIS C 8121-2-3 第2-3部:直管LEDランプソケットに関する安全性要求事項 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 8121-2-3:2015 

ランプソケット類−第2-3部: 

直管LEDランプソケットに関する安全性要求事項 

Miscellaneous lampholders-Part 2-3: Particular requirements- 

Lampholders for double-capped linear LED lamps 

序文 

この規格は,GX16t-5口金付直管LEDランプ用のソケットの安全性を図るために制定した。 

なお,この規格は,JIS C 8121-1と併読して用いる。 

一般事項 

1.1 

適用範囲 

この規格は,附属書Aに規定する口金をもつ,一般照明用の両口金付直管LEDランプに使用する器具

内用ランプソケットについて規定する。この規格は,熱管理については規定しない。 

1.2 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 7709-2 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第2部 受金 

JIS C 7709-3 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第3部 ゲージ 

JIS C 8121-1 ランプソケット類−第1部:一般要求事項及び試験 

JIS C 8159-1 一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプ−第1部:安全仕様 

JIS C 8159-2 一般照明用GX16t-5口金付直管LEDランプ−第2部:性能要求事項 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8121-1によるほか,次による。 

2.1 

直管LEDランプ(double-capped liner LED lamp) 

両口金を備えた直管形のLED光源。 

注記1 直管LEDランプは,1個又は複数のLEDモジュールを組み込んでいる。 

注記2 直管LEDランプは,一般使用者が取り替えられるように設計されている。 

2.2 

独立形ランプソケット(independent lampholder) 

照明器具から独立して取付けができるように設計し,同時にその等級及び表示に従った必要な保護を全

て備えるようにしたランプソケット。 

C 8121-2-3:2015  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.3 

可動形直管LEDランプソケット(flexible lampholder for linear double-capped LED lamp) 

ソケットのベースは,照明器具に固定するが,ランプ長のばらつきの補償のため,また,必要があれば,

直管LEDランプの挿入及び取外しのため,一方又は両方のソケットの接触部が軸方向に可動できるように

設計した,一対の直管LEDランプソケット。 

2.4 

固定形直管LEDランプソケット(inflexible lampholder for linear double-capped LED lamp) 

直管LEDランプの挿入及び取外し,又はランプ長のばらつきの補償のために,接触部を軸方向に可動す

ることができない,固定取付けを意図した,一対の直管LEDランプソケット。 

2.5 

可動取付形直管LEDランプソケット(flexibly mounted lampholder for linear double-capped LED lamp) 

ランプソケットには軸方向の可動機能は備えていないが,照明器具の構造によって軸方向の可動機能が

実現できる動きを備えるよう,指定した方法で照明器具に取り付けることを意図した一対の直管LEDラン

プソケット。 

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 8121-1の箇条3(一般要求事項)による。 

一般試験条件 

一般試験条件は,JIS C 8121-1の箇条4(一般試験条件)によるほか,次による。 

試料は,可動形直管LEDランプソケット及び固定形直管LEDランプソケットの場合,二対を図2に規

定する取付板にそれぞれ取り付ける。 

一対のランプソケットは,製造業者の取扱説明書に従い,この対のランプソケットに対する最小取付間

隔となるように取り付ける。その他の対は,最大取付間隔に取り付ける。対応している二対の取付板には,

そろいである印を付ける。製造業者は,試料とともに取扱説明書(箇条7参照)を提供しなければならな

い。 

定格 

定格値は,関連する口金規格,並びにJIS C 8159-1及びJIS C 8159-2による。 

分類 

分類は,JIS C 8121-1の箇条5(分類)によるほか,次による。 

ランプの長軸方向の可動性による分類は,次による。 

− 可動形ランプソケット 

− 固定形ランプソケット 

ランプソケットが可動形ランプソケットに要求されている接触部の軸方向の動きを備えているかどうか

疑わしい場合は,図3に示す装置で試験する。 

表示 

表示は,JIS C 8121-1の箇条6(表示)によるほか,次による。 

C 8121-2-3:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

直管LEDランプ用の一対のソケットの正確な取付け及び動作を保障するために,製造業者又は責任のあ

る販売業者による取扱説明書又はカタログには,次の事項を記載しなければならない。 

− 取付方法。可動形ランプソケットにおいて,取付方法がランプ両端のうち可動取付けとなる側が一方

のソケットだけか,又は両端のソケットかを明記しなければならない。 

− 取付間隔及び許容差,又は適用するスタンダードシート 

− 一対で使用するときに組み合わせるソケットの形式記号 

− ねじなし取付用としてソケットを設計している場合,取付板の厚さ 

合否は,目視検査で判定する。 

感電に対する保護 

感電に対する保護は,JIS C 8121-1の箇条7(感電に対する保護)によるほか,次による。 

通常のランプ挿入軸から5°以下の角度でランプを挿入したときの感電に対する保護をしなければなら

ない。 

回転部品をもつランプソケットは,挿入位置で試験する。 

側面から挿入する通電用ソケットの場合は,口金の表面とソケットの受金面の表面とが接触している状

態で合否を判定する。 

注記1 側面から挿入する通電用ソケットとは,ランプ軸に垂直な方向に,ソケットの差込み溝に口

金ピンが入るソケットである[JIS C 8324の附属書C(感電保護−8.2による蛍光灯ソケット

にランプを取り付ける詳細説明)を参照。]。 

合否は,JIS C 7709-3のスタンダードシート番号3-131-1(受金通りゲージ)に示すゲージB,及び図5

に示す関節付テストフィンガを用いて判定する。 

注記2 関節付テストフィンガとゲージBの金属部分との間の電気的な接触を防止するために,ゲー

ジの口金表面は厚さ0.1 mm以下の絶縁材料で覆う。 

端子 

端子は,JIS C 8121-1の箇条8(端子)による。 

10 保護接地 

保護接地は,JIS C 8121-1の箇条9(保護接地)による。 

11 構造 

構造は,JIS C 8121-1の箇条10(構造)によるほか,次による。 

11.1 ランプソケットは,回転式ランプソケット,又は防水キャップなどによってランプを保持する機能

をもつスライド式ランプソケットとする。この要求事項は,GX16t-5の非通電用ソケットには適用しない。 

注記 スライド式ランプソケットとは口金ピンがランプ軸と直角をなす方向にランプをスライドさせ

てソケットに装着する方式(平行装着)のソケットをいう。 

11.2 ランプソケットは,ランプ取付け時に装着位置が手応えで分かるような構造でなければならない。 

合否は,目視検査及び手による試験で判定する。 

11.3 ソケットは,次によって,十分な接触力が得られるように設計しなければならない。 

a) 通電用ソケットの各ピンの一側面に沿って主に接触するソケットに対して,接触力は,JIS C 7709-3

C 8121-2-3:2015  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

のスタンダードシート番号3-131-2(受金接触試験ゲージ)のゲージE及びゲージGに規定するピン

の寸法及びピンの距離をもつ,片端ゲージで測定する。 

接触力は,次の範囲でなければならない。 

− ランプを支持しない構造のもの:2〜30 N 

− ランプを支持する構造のもの:2〜45 N 

最初に,ゲージGによるピンの距離で最大接触力を測定する。次に,ゲージEによるピンの距離で

最小接触力を測定する。 

b) 非通電用ソケットに対して,接触力は,JIS C 7709-3のスタンダードシート番号3-131-2のゲージE

及びゲージGに規定する規定するピンの寸法及びピンの距離をもつ,片端ゲージで測定する。 

接触力は,2〜25 Nでなければならない。 

c) ランプの挿入及び引き抜きが要求される通電用ソケットに対して,必要なトルクはJIS C 7709-3のス

タンダードシート番号3-131-2のゲージG及びゲージFに規定するピンの寸法及びピンの距離をもつ,

片端ゲージで測定する。 

ランプの正規取付位置に到達するまでゲージを挿入するために必要なトルクは,0.5 Nm以下でなけ

ればならない。 

正規取付位置からゲージを外すために必要なトルクは,0.1〜0.5 Nmでなければならない。 

ゲージを完全に取り外すまでは,最大値を超えてはならない。 

接触力及びトルクの試験中に,ゲージの前面をソケット表面と平行に保たなければならない。 

前準備として,試験前に各試験部品の挿入及び引抜き,又は反時計方向の回転及び時計方向の回転

を,各1回実施する。 

注記 通電用ソケット及び非通電用ソケットは,JIS C 8159-1を参照。 

11.4 ソケットの寸法は,JIS C 7709-2に規定する次のスタンダードシートに適合しなければならない。 

− 2-131-2:ランプソケットGX16t-5 

合否は,次によって判定する。 

− 図1に示す取付ジグに取り付けた後,規定のゲージを用いて,取り付けた二対の適合するソケットに

対しては,3-131-1の受金通りゲージ及び3-131-2の受金接触試験ゲージによる。 

− 取付ジグで試験できない設計の可動取付形ソケット(2.5参照)は,関連する照明器具及びJIS C 8159-2

に規定するランプの長さに対応した上記のゲージで試験する。 

接触を試験するとき,ゲージを5 Nの力で各ソケット表面の方向へ順に押す。 

取付ジグで試験するとき,この力は,取付ジグを鉛直に位置することによって得られる。 

注記 2本以上のランプを同時に使用することを意図するソケットに対しては,ランプ数による追加

のおもりをソケット表面におく。 

12 耐湿性,絶縁抵抗及び耐電圧 

耐湿性,絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8121-1の箇条11(耐湿性,絶縁抵抗及び耐電圧)による。 

13 機械的強度 

機械的強度は,JIS C 8121-1の箇条12(機械的強度)による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

14 ねじ,通電部及び接続 

ねじ,通電部及び接続は,JIS C 8121-1の箇条13(ねじ,通電部及び接続)による。 

15 沿面距離及び空間距離 

沿面距離及び空間距離は,JIS C 8121-1の箇条14(沿面距離及び空間距離)による。 

16 耐久性 

耐久性は,JIS C 8121-1の箇条15(耐久性)による。 

17 耐熱性及び耐火性 

耐熱性及び耐火性は,JIS C 8121-1の箇条16(耐熱性及び耐火性)による。 

18 過度の残留応力(自然割れ)及びさび(錆)に対する抵抗力 

過度の残留応力(自然割れ)及びさび(錆)に対する抵抗力は,JIS C 8121-1の箇条17[過度の残留応

力(自然割れ)及びさび(錆)に対する抵抗力]による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図面は,ジグの主要な寸法を図解することだけを目的とする。 
目的:組み合わせた一対のソケットに対し,規定した通りゲージ及び接触を試験するゲージを満足していることを試

験する。 

試験:一対のソケットを付けた取付板を取付ジグの中に挿入して停止板に向かって押し付け,締付け顎を使用して固

定する。この姿勢でゲージを当てる。 

注* 

ある特定のソケット,例えば,2灯用ソケットに対しては,二つに分かれた締付け顎を使用してもよい。 

単位 mm 

記号 

寸法 

許容差 

a) 

±0.05 

65 

±0.1 

60.2 

+0.1 

0.0 

±0.1 

40 

±0.1 

注a) 直管LEDソケットGX16t-5の試験では,Z=551.3 mm 

(大きさ区分20ランプの寸法A最大から得られる。JIS C 8159-2参照。) 

図1−ソケット試験用取付ジグ 

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C 8121-2-3:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図面は,取付板の主要な寸法を図解することだけを目的とする。 
垂直取付面を必要とするソケットに対しては,鋼アングルを取付板に追加しなければならない。 
ソケットの高さで,ソケットの軸方向に50 Nの力を加えるとき,ソケットは元の位置から0.2 mmを 
超えてずれてはならない。 
注* 

この側には,標識を付ける。 

単位 mm 

記号 

寸法 

許容差 

70 

±0.1 

60 

±0.1 

±0.5 

S a) 

1.0 

±0.05 

注a) ソケットがこの規定値と異なる厚さの取付板用に設計したものの場合,ソケットの取付けに

必要な面積だけ,この規定値を試験ソケットの仕様の値に変更する。 

図2−取付板 

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C 8121-2-3:2015  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図示した試験用取付装置は,1灯用ランプソケットに対するもので,2灯用のランプソケットに対しては,改造が必要
である。 
目的:ランプソケットを可動形とみなすか固定形とみなすか,疑義がある場合に判定する。 
試験:取付板上に取り付けたソケットを支持台上に配置し,ランプソケットに試験用口金を挿入する。その後,試験

用口金c)をランプソケットと取付板との間に隙間なく固定する方向に,取付板を移動する。その位置で,取付
板を締付け顎を使用して固定する。プランジャストロークa)に達するまで,プランジャを通して試験用口金に
力を加える。力は,ランプソケットGX16t-5に対して30 N以下とする。この手順を10回繰り返す。 

この試験後,試験用口金と取付フレームとの間,又は試験用口金とランプソケットとの間に,隙間が存在しているか
どうかを確認する。隙間が存在している場合,可動形ソケットをみなし,存在しない場合,固定ソケットとみなす。 
注a) プランジャストロークは必要な最小軸方向接点移動に等しい。この移動距離は,次による。 

− 一対のランプソケットに対しては,3 mm+取付許容差b) 
組み合わせた一対のランプソケットが2個のランプソケットで構成される場合,それぞれのソケットは必要と
する接点移動の半分を提供しなければならない。 

b) 製造業者の取扱説明書による(箇条7参照)。 

c) 図4に関連する試験用口金を示す。 

図3−ソケットの可動性試験用取付装置 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注* 

ゲージのこの部分及び口金ピンは,硬化鋼でなければならない。 

単位 mm 

記号 

寸法 

許容差 

A a) 

26.5 

±0.1 

1.00 

±0.02 

4.00 

±0.02 

16.00 

±0.05 

D1 

20.00 

±0.05 

7.31 

±0.05 

H a) 

35.0 

±0.1 

r a) 

0.5 

+0.3 

0.0 

注a) これらの試験用口金は,箇条13で使用する試験用口金とは材料が異なり,

寸法A,H及びrを追加している。 

図4−ソケットGX16t-5試験用口金 

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10 

C 8121-2-3:2015  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

材料は金属とする。ただし,規定がある場合は除く。 
図で明示したものを除き,許容値は次による。 
 角度:  

100

−分 

 直線寸法:25 mm以下の場合。 

05

.00

 mm 

         :25 mmを超える場合。±0.2 mm 
二つの関節部分は,同一平面で同一方向に角度90 (+10,0)°まで動かすことができなければならない。 

図5−関節付テストフィンガ 

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11 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(規定) 

この規格の対象となるランプソケット 

独立形ランプソケット及び器具内用ランプソケットに使用される両口金付直管LEDランプ用であって,

次の表に記載するランプソケットは,この規格の対象となる(1.1参照)。 

ランプソケット 

ランプソケットシート 

GX16t-5 

2-131-2a) 

注a) JIS C 7709-2参照。 

参考文献 JIS C 8324 蛍光灯ソケット及びスタータソケット 

注記 対応国際規格:IEC 60400:2008,Lampholders for tubular fluorescent lamps and 

starterholders(MOD)