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C 7601:2010  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 引用規格 ························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 形式及び種別 ··················································································································· 2 

5 一般要求事項 ··················································································································· 3 

6 安全性要求事項 ················································································································ 3 

7 性能要求事項 ··················································································································· 3 

8 検査······························································································································· 4 

8.1 直管蛍光ランプ ············································································································· 4 

8.2 片口金蛍光ランプ ·········································································································· 4 

9 製品及び包装の表示 ·········································································································· 4 

9.1 直管蛍光ランプ ············································································································· 4 

9.2 片口金蛍光ランプ ·········································································································· 5 

C 7601:2010  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電球

工業会(JELMA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正す

べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS C 7601:2004は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 7601:2010 

蛍光ランプ(一般照明用) 

Fluorescent lamps for general lighting service 

序文 

この規格は,1950年に制定され,その後13回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2004年に

行われたが,その後の関連安全規格(JIS C 7617-1及びJIS C 7618-1)及び性能規格(JIS C 7617-2及び

JIS C 7618-2)の改正内容に整合させるために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

適用範囲 

この規格は,交流回路及び専用の高周波点灯回路(又は装置)で点灯する一般照明用の直管蛍光ランプ

及び片口金蛍光ランプ(環形を含む。)について規定する。また,この規格は,次のランプ形式及び点灯方

式を含める。 

a) 予熱形電極付きの商用周波点灯用スタータ内蔵形。 

b) 予熱形電極付きの商用周波点灯用スタータ形。高周波点灯にも使用できる。 

c) 予熱形低抵抗電極付きの商用周波点灯用ラピッドスタート形。高周波点灯にも使用できる。 

d) 予熱形電極付きの高周波点灯専用形。 

e) 非予熱形電極付きの商用周波点灯形。 

なお,発光管,安定器及び始動装置を一体化した,いわゆる電球形蛍光ランプは含めない。 

内蔵するスタータは,グロースタータとする。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 7617-1 直管蛍光ランプ−第1部:安全仕様 

JIS C 7617-2 直管蛍光ランプ−第2部:性能仕様 

JIS C 7618-1 片口金蛍光ランプ−第1部:安全仕様 

JIS C 7618-2 片口金蛍光ランプ−第2部:性能仕様 

JIS Z 8113 照明用語 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。 

C 7601:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.1 

蛍光ランプ 

発光の大部分が,放電から発生する紫外線が蛍光物質を励起することによって得られる低圧水銀ランプ。 

3.2 

直管蛍光ランプ 

両端部に口金をもち,主に円筒直線状の蛍光ランプ。 

3.3 

片口金蛍光ランプ 

一つの口金をもち,外部回路で点灯する蛍光ランプ。始動は,内部に機能をもつものと外部回路による

ものとがある。 

3.4 

コンパクト形蛍光ランプ 

ガラス管を折り曲げ,接合などしてコンパクトな形状に仕上げた片口金の蛍光ランプ。スタータを内蔵

しないものと内蔵するものとがある。 

3.5 

二重環形蛍光ランプ 

環径の異なる2本の環形発光管を同心かつ同平面状にブリッジなどで接合した,コンパクトな高周波点

灯専用形蛍光ランプ。 

3.6 

光束維持率 

ランプを規定の条件で点灯した場合の,寿命中のある時間におけるランプの光束の初期光束に対する割

合。この割合は通常,百分率で表す。 

3.7 

形式検査 

製品の設計が, 関連する規格の要求事項に適合していることを確認するために,形式サンプル試料を用

いて行う一つの検査又は一連の検査。 

3.8 

大きさの区分 

寸法及び点灯回路に互換性があるランプを区分する数字。 

3.9 

形式 

同じ種別で,光学特性及び光源色が同じランプの区分。 

3.10 

種別 

電気特性,陰極特性,寸法及び始動方法が同じランプの区分。 

形式及び種別 

形式及び種別は,JIS C 7617-2の附属書JC及びJIS C 7618-2の附属書JCによる。 

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C 7601:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

一般要求事項 

ランプは,通常に使用したとき,使用者及び周囲に危害を与えないように設計し,かつ,製造しなけれ

ばならない。また,その性能が通常かつ正常な使用において信頼性があるように設計しなければならない。

一般的に,これは箇条6及び箇条7の要求事項を満足することによって成し遂げることができる。 

注記 この規格に規定する要求事項は,製造業者が提出する試験用試料の検査に適用する。検査に合

格した試験用試料と同様に製造した製品は,この規格を満足するものと判定するが,製造には

ばらつきがあるため,個々の製品については規格値を外れるものが生じるおそれがある。サン

プリング方法の手引及び特性による検査の手順については,JIS Z 9015-1又はISO 2859-1を参

照。 

安全性要求事項 

安全性要求事項は,表1による。 

表1−安全性要求事項 

安全性要求項目 

要求事項 

直管蛍光ランプ 

片口金蛍光ランプ 

(環形を含む。) 

a) 一般事項 

JIS C 7617-1の2.1(一般事項)による。 JIS C 7618-1の2.1(一般事項)による。 

b) 表示 

JIS C 7617-1の2.2(表示)による。 

JIS C 7618-1の2.2(表示)による。 

c) 口金の機械的要求事項 

JIS C 7617-1の2.3(口金の機械的要求事
項)による。 

JIS C 7618-1の2.3(口金の機械的要求事
項)による。 

d) 絶縁抵抗 

JIS C 7617-1の2.4(絶縁抵抗)による。 JIS C 7618-1の2.4(絶縁抵抗)による。 

e) 耐電圧 

JIS C 7617-1の2.5(耐電圧)による。 

JIS C 7618-1の2.5(耐電圧)による。 

f) 充電部の露出 

JIS C 7617-1の2.6(充電部の露出)によ
る。 

JIS C 7618-1の2.6(充電部の露出)によ
る。 

g) 耐熱性及び耐燃焼性 

JIS C 7617-1の2.7(耐熱性及び耐燃焼
性)による。 

JIS C 7618-1の2.7(耐熱性及び耐燃焼
性)による。 

h) 口金の沿面距離 

JIS C 7617-1の2.8(口金の沿面距離)に
よる。 

JIS C 7618-1の2.8(口金の沿面距離)に
よる。 

i) 

ランプの口金温度上昇 

JIS C 7617-1の2.9(ランプの口金温度上
昇)による。 

JIS C 7618-1の2.9(ランプの口金温度上
昇)による。 

j) ランプ長の最小値 

JIS C 7617-1の2.10(ランプ長の最小値)
による。 

− 

k) 雑音防止用コンデンサ 

− 

JIS C 7618-1の2.10(雑音防止用コンデ
ンサ)による。 

性能要求事項 

性能要求事項は,表2による。 

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C 7601:2010  

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2−性能要求事項 

性能要求項目 

要求事項 

直管蛍光ランプ 

片口金蛍光ランプ 

(環形を含む。) 

a) 口金 

JIS C 7617-2の1.5.2(口金)による。 

JIS C 7618-2の1.5.2(口金)による。 

b) 寸法 

JIS C 7617-2の1.5.3(寸法)による。 

JIS C 7618-2の1.5.3(寸法)による。 

c) 始動特性 

JIS C 7617-2の1.5.4(始動特性)による。 JIS C 7618-2の1.5.4(始動特性)による。 

d) 電気的特性 

JIS C 7617-2の1.5.5(電気的特性及び陰
極特性)による。 

JIS C 7618-2の1.5.5(電気的特性)によ
る。 

e) 陰極特性 

JIS C 7617-2の1.5.5(電気的特性及び陰
極特性)による。 

JIS C 7618-2の1.5.6(陰極特性)による。 

f) 光学的特性 

JIS C 7617-2の1.5.6(光学的特性)によ
る。 

JIS C 7618-2の1.5.7(光学的特性)によ
る。 

g) 光束維持率 

JIS C 7617-2の1.5.7(光束維持率)によ
る。 

JIS C 7618-2の1.5.8(光束維持率)によ
る。 

h) ラジオ干渉抑制(RIS) 

− 

JIS C 7618-2の1.5.9[ラジオ干渉抑制

(RIS)]による。 

i) 

製品の表示 

JIS C 7617-2の1.5.8(製品の表示)によ
る。 

JIS C 7618-2の1.5.10(製品の表示)に
よる。 

j) 包装の表示 

JIS C 7617-2の1.5.8A(包装の表示)に
よる。 

− 

検査 

検査は,次による。 

8.1 

直管蛍光ランプ 

8.1.1 

安全性要求事項 

安全性要求事項の検査は,JIS C 7617-1の3.2(製造業者の記録による全生産品の評価),又はJIS C 7617-1

の附属書JBによる。 

8.1.2 

性能要求事項 

性能要求事項の検査は,JIS C 7617-2の附属書JDによる。 

8.2 

片口金蛍光ランプ 

8.2.1 

安全性要求事項 

安全性要求事項の検査は,JIS C 7618-1の3.2(製造業者の記録による全生産品の評価),又はJIS C 7618-1

の附属書JBによる。 

8.2.2 

性能要求事項 

性能要求事項の検査は,JIS C 7618-2の附属書JDによる。 

製品及び包装の表示 

製品及び包装の表示は,次による。 

9.1 

直管蛍光ランプ 

直管蛍光ランプの製品及び包装の表示は,JIS C 7617-2の1.5.8(製品の表示)及びJIS C 7617-2の1.5.8A

(包装の表示),又はJIS C 7617-1の2.2(表示)による。 

C 7601:2010  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

9.2 

片口金蛍光ランプ 

片口金蛍光ランプの製品及び包装の表示は,JIS C 7618-2の1.5.10(製品の表示),又はJIS C 7618-1の

2.2(表示)による。 

参考文献 JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順−第1部:ロットごとの検査に対するAQL指

標型抜取検査方式 

JIS Z 9112 蛍光ランプの光源色及び演色性による区分 

ISO 2859-1,Sampling procedures for inspection by attributes−Part 1: Sampling schemes indexed by 

acceptance quality limit (AQL) for lot-by-lot inspection