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C 2521 : 1999  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによってJIS C 2521 : 1986は改正され,この規格に置き換えられる。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 2521 : 1999 

電気抵抗用銅ニッケル線, 

帯,条及び板 

Copper-nickel alloy wires, rolled wires, 

ribbons and sheets for electrical resistance 

序文 この規格は,1971年に第1版として発行されたIEC 60182-4, Basic dimensions of winding wires−Part 

4 : Diameters of conductors for round resistance wiresを元に,対応する部分(5.寸法及びその許容差のうち線

の直径)については,対応する国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格

であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目(3.〜5.及び7.〜12.)を日本工業規格として追加

している。この規格(付表2)のうち,点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項であ

る。 

なお,現在IEC 60182-4は1990年に廃止され,IEC 60317-0-1, Specifications for particular types of winding 

wires−Part 0 : General requirements−Section 1 : Enamelled round copper wireに移行されている。移行後の国

際規格の適用範囲はこの規格の適用範囲と異なるため,当該規格とは対応関係がない。 

1. 適用範囲 この規格は,銅及びニッケルを主成分とする合金で,電気抵抗温度係数(以下,温度係数

という。)が小さい電気抵抗用銅ニッケル線,帯,条及び板(以下,線,帯,条及び板という。)について

規定する。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

IEC 60182-4 : 1971, Basic dimensions of winding wires−Part 4 : Diameters of conductors for round 

resistance wires 

2. 引用規格 付表1に示す引用規格は,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その

最新版を適用する。 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 

a) 帯 線素材を圧延又は圧延後引き抜き加工を施し巻き取ったもの。 

b) 条 板材を長さ方向に切断し巻き取ったもの。 

c) 体積抵抗率 単位断面積,単位長さの電気抵抗 (Ωm)。単に抵抗率と呼ぶことがある。 

d) 一次温度係数及び二次温度係数 電気導体の電気抵抗変化率を,温度の二次関数として表す場合,温

度の一次の係数を一次温度係数,二次項の係数を二次温度係数。 

通常,温度係数に用いる記号は,次による。 

一次温度係数:α 

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C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

二次温度係数:β 

t℃における一次温度係数:αt 

e) 平均温度係数 電気導体の温度による電気抵抗変化率を所定の温度区間における温度差⊿tで除した

値。通常,温度係数に用いる記号は,次による。 

平均温度係数:α ta ℃とtb ℃ (ta<tb) の平均温度係数αab 

f) 

有効断面積 帯の場合における厚さ及び幅から求めた断面積に,一定の係数を乗じたもの。 

g) 導体抵抗 均一な断面をもつ電気導体の長さ方向における所定の長さ当たりの電気抵抗 (Ω)。 

通常,1m当たり又は1km当たりの電気抵抗 (Ω/m) 又は (Ω/km)。 

4. 種類,等級及び記号 種類,等級及び記号は,表1による。 

表1 種類,等級及び記号 

種類 

等級 

記号 

参考 

特性及び用途 

電気抵抗用銅ニッケル線 

AA級 

CNWAA 

耐食,耐酸化性があり,AA級は55℃以
下,A級,B級は200℃以下で使用する
ことができる。 

A級 

CNWA 

B級 

CNWB 

電気抵抗用銅ニッケル帯 

− 

CNRW 

電気抵抗用銅ニッケル条 

− 

CNR 

電気抵抗用銅ニッケル板 

− 

CNP 

5. 品質 

5.1 

外観 線,帯,条及び板は,その表面が滑らかで,使用上有害なきず,ねじれ,割れ,付着物その

他の欠陥があってはならない。 

5.2 

化学成分 線,帯,条及び板の化学成分は,表2による。 

表2 化学成分 

% (m/m) 

化学成分 

Ni(1) 

Mn 

Cu+Ni+Mn 

42.0〜48.0 

0.5〜2.5 

99.0以上 

注(1) ニッケルには少量のコバルトを含んでもよい。 

5.3 

体積抵抗率 線,帯,条及び板は,8.2.2によって試験を行い,表3の規格に適合しなければならな

い。ただし,直径0.355mm未満の線,厚さ0.5mm未満の帯,条及び板については適用しない。 

表3 体積抵抗率 

体積抵抗率 

μΩm 

基準値 

許容差 

0.490 

±0.030 

5.4 

一次温度係数及び二次温度係数 線は,8.2.3によって試験を行い,表4の規定に適合しなければな

らない。 

5.5 

平均温度係数 線は,8.2.4によって試験を行い,表4の規定に適合しなければならない。 

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C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表4 一次及び二次温度係数並びに平均温度係数 

種類 

等級 

温度係数 

測定点の
温度 ℃ 

一次温度係数 

α23×10-6/K 

二次温度係数 

β×10-6/K 

平均温度係数 

α×10-6/K 

電気抵抗用銅ニッケル線 

AA級 

23±2 
38±2 
53±2 

−10〜+10 

−1.5〜0 

− 

A級 

23±2 
53±2 

− 

− 

−20〜+20 

B級 

− 

− 

−40〜+40 

電気抵抗用銅ニッケル帯 

− 

電気抵抗用銅ニッケル条 

− 

電気抵抗用銅ニッケル板 

− 

5.6 

機械的性質 線,帯,条及び板は,8.2.5によって試験を行い,表5の規定に適合しなければならな

い。ただし,直径0.20mm未満の線,厚さ0.5mm未満の帯,条及び板については適用しない。 

表5 機械的性質 

引張強さ 

MPa 

伸び 

410〜540 

25以上 

5.7 

導体抵抗及び導体抵抗許容差 

5.7.1 

導体抵抗 線,帯,条及び板は,8.2.6によって試験を行い,線の規定寸法に対する導体抵抗は付

表2,帯の規定寸法に対する導体抵抗は付表4の規定に適合しなければならない。ただし,条及び板の導

体抵抗は規定しない。 

なお,規定寸法にない線,帯の導体抵抗は,受渡当事者間の協定による寸法を用いて8.2.6に示した計算

式によって求めた値に適合しなければならない。 

5.7.2 

導体抵抗許容差 線の導体抵抗許容差は表2,帯の導体抵抗許容差は表4による。 

なお,規定寸法にない線の導体抵抗許容差は付表7,規定寸法にない帯の導体抵抗許容差は付表8によ

る。 

6. 寸法及びその許容差 線,帯,条及び板の寸法並びに許容差は,8.2.7によって試験を行い,それぞれ

付表2, 付表3, 付表5及び付表6の規定に適合しなければならない。ただし,規定寸法にない線の直径,

帯の厚さ,帯の幅,条及び板の厚さ,条及び板の幅については当分の間,受渡当事者間の協定によること

ができる。この場合,寸法の許容差は,付表9,付表10による。 

7. 製造方法 線,帯,条及び板は,伸線,引抜き又は圧延した後,適切な温度と雰囲気で焼なましを施

す。 

8. 試験 

8.1 

試験場所の標準状態 8.2.2,8.2.5,8.2.6及び8.2.7の試験は,JIS Z 8703に規定する常温で行う。 

8.2 

試験方法 

8.2.1 

化学分析試験 化学成分の化学分析試験は,JIS H 0321及びJIS H 1413による。 

8.2.2 

体積抵抗率試験 体積抵抗率試験は,JIS C 2525によって行う。ただし,標準状態の温度は23℃

とする。 

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C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

8.2.3 

一次温度係数及び二次温度係数 一次温度係数及び二次温度係数試験は,次によって行う。 

a) 電気抵抗−温度特性 電気抵抗−温度特性は,適用温度範囲において,次の式による。 

Rt=R23 [1+α23 (t−23) +β (t−23) 2 ] 

ここに, 

Rt: t℃における抵抗 (Ω) 

R23: 23℃における抵抗 (Ω) 

α23: 23℃における一次温度係数 (×10-6/K) 

β: 二次温度係数 (×10-6/K) 

23: 抵抗測定の基準とする温度 (℃) 

t: 試験温度 (℃) 

b) 温度係数試験 温度係数試験は,JIS C 2526によって行い,a)の特性式におけるα23及びβを求める。

ただし,標準状態の温度は23℃とする。 

8.2.4 

平均温度係数試験 平均温度係数試験は,JIS C 2526によって行い,測定点の温度間の平均温度係

数を求める。 

8.2.5 

引張試験 引張試験は,JIS Z 2241によってJIS Z 2201に規定する試験片を用いて行う。この場合,

線は9A 号試験片,帯及び条は7号試験片,板は5号試験片とする。ただし,帯及び条の試験に7号試験

片を用いることができない場合は,9A号試験片を用いてもよい。7号試験片の評点距離は,計算によって

求めた値が30mm未満のときは30mmとする。 

8.2.6 

導体抵抗試験 導体抵抗試験は,JIS C 2525によって行う。ただし,標準状態の温度は23℃とす

る。 

なお,規定寸法にない寸法の導体抵抗は,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって,有効数字3け

たに丸める。 

A

Rcρ

ここに, Rc: 導体抵抗 (Ω/m) 
 

ρ: 体積抵抗率で,表3の体積抵抗率 (μΩm) 

A: 断面積で,受渡当事者間の協定による寸法から算出するが,

帯の場合は幅10mm未満のものは厚さ×幅×0.96,幅10mm
以上のものは厚さ×幅×0.98で求め,JIS Z 8401によって有
効数字4けたに丸める (mm2)。 

8.2.7 

寸法試験 寸法試験は,次による。 

a) 線の寸法は,長さ方向に直角な平面の最大及び最小の直径を測定し,その平均値を表す。最大値及び

最小値は,許容差内でなければならない。直径の測定は,最小000

1

1mmまで測定できる測定器を用いて

行う。ただし,直径5.6mm以上のものは,JIS B 7502に規定するマイクロメータを用いてもよい。 

b) 帯の場合 帯の寸法は,長さ方向に直角な同一平面の厚さ及び幅を測定する。厚さは幅の中央部を測

定する。厚さの測定は,最小000

1

1mmまで測定できる測定器を用いて行う。ただし,厚さ1.70mm以上

のものは,JIS B 7502に規定するマイクロメータを用いてもよい。幅の測定は,JIS B 7502に規定す

るマイクロメータを用いて行う。 

c) 条の場合 条の寸法は,長さ方向に直角な同一平面の厚さ及び幅を測定する。厚さは幅の中央部を測

定する。ただし,幅50mm以上の場合は,幅方向の両端から10mm以上の内側の箇所を測定する。厚

さの測定は,最小000

1

1mmまで測定できる測定器を用いて行う。幅の測定は,JIS B 7502に規定するマ

イクロメータを用いて行う。ただし,幅25mmを超える幅の測定は,JIS B 7507に規定するノギスを

用いてもよい。 

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

d) 板の場合 板の寸法は,長さ方向に直角な同一平面の厚さ,幅及び長さを測定する。厚さは,幅の中

央部及び幅方向の両端からほぼ10mmの箇所を測定する。厚さの測定は,最小000

1

1mmまで測定できる

測定器を用いて行う。ただし,厚さ2.5mm以上のものは,JIS B 7502に規定するマイクロメータを用

いてもよい。幅の測定は,JIS B 7507に規定するノギスを用いて行う。長さの測定は,JIS B 7516に

規定する直尺を用いて行う。 

9. 検査 線,帯,条及び板は,外観を検査するとともに,8.によって試験を行い,5.及び6.の規定に合格

しなければならない。 

10. 包装 線,帯,条及び板は,運搬中損傷を受けないように適切な方法によって包装する。ただし,線,

帯,条及び板は,輪巻き又は枠巻きとする。 

11. 製品の呼び方 製品の呼び方は,種類及び等級,又は記号並びに線の場合は直径,帯及び条の場合は

厚さ及び幅,板の場合は厚さ,幅及び長さによる。 

例1. 電気抵抗用銅ニッケル線 AA級0.1mm又はCNWAA0.1mm 

例2. 電気抵抗用銅ニッケル条 厚さ0.2mm,幅25mm又はCNR0.2×25mm 

12. 表示 線,帯,条及び板には適切な方法によって,次の事項を表示しなければならない。 

a) 種類及び等級,又は記号 

b) 寸法 

c) 導体抵抗(条及び板については体積抵抗率) 

d) 正味質量 

e) 製造番号 

f) 

製造年月又はその略号 

g) 製造業者名又はその略号 

付表1 引用規格 

JIS B 7502 マイクロメータ 

JIS B 7507 ノギス 

JIS B 7516 金属製直尺 

JIS C 2525 金属抵抗材料の導体抵抗及び体積抵抗率試験方法 

JIS C 2526 金属抵抗材料の電気抵抗−温度特性試験方法 

JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 

JIS H 1413 銅ニッケル抵抗材分析方法 

JIS Z 2201 金属材料引張試験片 

JIS Z 2241 金属材料引張試験方法 

JIS Z 8401 数値の丸め方 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

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6

C

 2

5

2

1

 : 

1

9

9

9

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表2 線の直径及びその許容差並びに導体抵抗及びその許容差

直径 

mm 

直径許容差 

mm 

導体抵抗 

Ω/m 

導体抵抗許容差 

0.020 

±0.002 

1 560 

±13 

0.022 

±0.002 

1 290 

±13 

0.025 

±0.002 

998 

±13 

0.028 

±0.003 

796 

±12 

0.032 

±0.003 

609 

±12 

0.036 

±0.003 

481 

±12 

0.040 

±0.003 

390 

±12 

0.045 

±0.004 

308 

±11 

0.050 

±0.004 

250 

±11 

0.056 

±0.004 

199 

±11 

0.063 

±0.004 

157 

±11 

0.071 

±0.005 

124 

±10 

0.080 

±0.005 

97.5 

±10 

0.090 

±0.005 

77.0 

±10 

0.100 

±0.006 

62.4 

± 9 

0.112 

±0.006 

49.7 

± 9 

0.125 

±0.006 

39.9 

± 9 

0.140 

±0.008 

31.8 

± 8 

0.160 

±0.008 

24.4 

± 8 

0.180 

±0.008 

19.3 

± 8 

0.200 

±0.010 

15.6 

± 8 

0.224 

±0.010 

12.4 

± 8 

0.250 

±0.010 

9.98 

± 8 

0.280 

±0.013 

7.96 

± 7 

直径 

mm 

直径許容差 

mm 

導体抵抗 

Ω/m 

導体抵抗許容差 

0.315 

±0.013 

6.29 

± 7 

0.355 

±0.013 

4.95 

± 7 

0.40 

±0.016 

3.90 

± 7 

0.45 

±0.016 

3.08 

± 7 

0.50 

±0.016 

2.50 

± 7 

0.56 

±0.016 

1.99 

± 7 

0.63 

±0.020 

1.57 

± 6 

0.71 

±0.020 

1.24 

± 6 

0.75 

±0.020 

1.11 

± 6 

0.80 

±0.020 

0.975 

± 6 

0.85 

±0.025 

0.864 

± 6 

0.90 

±0.025 

0.770 

± 6 

0.95 

±0.025 

0.692 

± 6 

1.00 

±0.025 

0.624 

± 6 

1.06 

±0.025 

0.556 

± 6 

1.12 

±0.025 

0.497 

± 6 

1.18 

±0.025 

0.448 

± 6 

1.25 

±0.032 

0.399 

± 5 

1.32 

±0.032 

0.358 

± 5 

1.40 

±0.032 

0.318 

± 5 

1.50 

±0.032 

0.277 

± 5 

1.60 

±0.032 

0.244 

± 5 

1.70 

±0.032 

0.216 

± 5 

1.80 

±0.040 

0.193 

± 5 

直径 

mm 

直径許容差 

mm 

導体抵抗 

Ω/m 

導体抵抗許容差 

1.90 

±0.040 

0.173 

± 5 

2.00 

±0.040 

0.156 

± 5 

2.12 

±0.040 

0.139 

± 5 

2.24 

±0.040 

0.124 

± 5 

2.36 

±0.040 

0.112 

± 5 

2.50 

±0.040 

0.099 8 

± 5 

2.65 

±0.050 

0.088 9 

± 5 

2.80 

±0.050 

0.079 6 

± 5 

3.00 

±0.050 

0.069 4 

± 5 

3.15 

±0.050 

0.062 9 

± 5 

3.35 

±0.050 

0.055 6 

± 5 

3.55 

±0.050 

0.049 5 

± 5 

3.75 

±0.050 

0.044 4 

± 5 

4.00 

±0.063 

0.039 0 

± 5 

4.25 

±0.063 

0.034 6 

± 5 

4.50 

±0.063 

0.030 8 

± 5 

4.75 

±0.063 

0.027 7 

± 5 

5.00 

±0.063 

0.025 0 

± 5 

5.30 

±0.063 

0.022 2 

± 5 

5.60 

±0.080 

0.019 9 

± 5 

6.00 

±0.080 

0.017 3 

± 5 

6.30 

±0.080 

0.015 7 

± 5 

備考 点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。 

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C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表3 帯の寸法及びその許容差並びに有効断面積 

厚さ 

mm 

有効断面積 mm2 

幅mm 

幅許 

容差 

厚さ許  mm 

容差mm 

0.4 

0.63 

1.6 

2.5 

6.3 

10 

12.5 

16 

20 

25 

±0.07 

±0.09 

±0.11 

±0.14 

±0.17 

±0.22 

±0.28 

±0.35 

±0.39 

±0.44 

±0.49 

±0.55 

0.080 

±0.008 

0.030 72 0.048 38 0.076 80  

0.090 

±0.010 

0.034 56 0.054 43 0.086 40  

0.100 

±0.010 

0.038 40 0.060 48 0.096 00 0.153 6 

0.112 

±0.010 

0.067 14 0.107 5 

0.172 0   

0.125 

±0.013 

0.075 60 0.120 0 

0.192 0   

0.140 

±0.013 

0.084 67 0.134 4 

0.215 0   

0.160 

±0.016 

0.153 6 

0.245 8  0.384 0 

0.180 

±0.016 

0.172 8 

0.276 5  0.432 0 

0.200 

±0.016 

0.192 0 

0.307 2  0.480 0 

0.224 

±0.020 

0.215 0 

0.344 1  0.537 6 

0.250 

±0.020 

0.240 0 

0.384 0  0.600 0 

0.960 0 

0.280 

±0.020 

0.430 1  0.672 0 

1.075 

0.315 

±0.025 

0.483 8  0.756 0 

1.210 

0.355 

±0.025 

0.545 3  0.852 0 

1.363 

0.40 

±0.025 

0.614 4  0.960 0 

1.536 

2.419 

0.45 

±0.032 

1.080 

1.728 

2.722 

0.50 

±0.032 

1.200 

1.920 

3.024 

0.56 

±0.032 

1.344 

2.150 

3.387 

0.63 

±0.040 

2.419 

3.810 

6.174  

0.71 

±0.040 

2.726 

4.294 

6.958  

0.80 

±0.040 

3.072 

4.838 

7.840 

9.800  

0.90 

±0.050 

3.456 

5.443 

8.820  11.02 

1.00 

±0.050 

3.840 

6.048 

9.800  12.25 

15.68 

1.12 

±0.050 

6.774 

10.98 

13.72 

17.56 

1.25 

±0.063 

7.560 

12.25 

15.31 

19.60 

24.50 

1.40 

±0.063 

8.467 

13.72 

17.15 

21.95 

27.44 

1.60 

±0.063 

15.68 

19.60 

25.09 

31.36 

39.20 

1.80 

±0.08 

17.64 

22.05 

28.22 

35.28 

44.10 

2.00 

±0.08 

19.60 

24.50 

31.36 

39.20 

49.00 

2.24 

±0.08 

21.95 

27.44 

35.12 

43.90 

54.88 

2.50 

±0.10 

24.50 

30.62 

39.20 

49.00 

61.25 

2.80 

±0.10 

34.30 

43.90 

54.88 

68.60 

備考 有効断面積は(厚さ×幅)の値に次の係数を乗じて得た。帯の幅10mm未満は0.96,10mm以上は0.98。 

background image

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表4 帯の導体抵抗及びその許容差 

単位Ω/m 

幅 (mm) 

厚さ 
(mm) 

0.4 

0.63 

1.6 

2.5 

6.3 

10 

12.5 

16 

20 

25 

0.080 

16.0 

10.1 

6.38 

0.090 

14.2 

9.00 

5.67 

0.100 

12.8 

8.10 

5.10 

3.19 

0.112 

7.23 

4.56 

2.85 

0.125 

6.48 

4.08 

2.55 

0.140 

5.79 

3.65 

2.28 

0.160 

3.19 

1.99 

1.28 

0.180 

2.84 

1.77 

1.13 

0.200 

2.55 

1.60 

1.02 

0.224 

2.28 

1.42 

0.911 

0.250 

2.04 

1.28 

0.817 

0.510 

0.280 

1.14 

0.729 

0.456 

0.315 

1.01 

0.648 

0.405 

0.355 

0.899 

0.575 

0.360 

0.40 

0.798 

0.510 

0.319 

0.203 

0.45 

0.454 

0.284 

0.180 

0.50 

0.408 

0.255 

0.162 

0.56 

0.365 

0.228 

0.145 

0.63 

0.203 

0.129 

0.079 4  

0.71 

0.180 

0.114 

0.070 4  

0.80 

0.160 

0.101 

0.062 5 0.050 0  

0.90 

0.142 

0.090 0 0.055 6 0.044 5  

1.00 

0.128 

0.081 0 0.050 0 0.040 0 0.031 2  

1.12 

0.072 3 0.044 6 0.035 7 0.027 9  

1.25 

0.064 8 0.040 0 0.032 0 0.025 0 0.020 0 

1.40 

0.057 9 0.035 7 0.028 6 0.022 3 0.017 9 

1.60 

0.031 2 0.025 0 0.019 5 0.015 6 

0.012 5 

1.80 

0.027 8 0.022 2 0.017 4 0.013 9 

0.011 1 

2.00 

0.025 0 0.020 0 0.015 6 0.012 5 

0.010 0 

2.24 

0.022 3 0.017 9 0.014 0 0.011 2 

0.008 93 

2.50 

0.020 0 0.016 0 0.012 5 0.010 0 

0.008 00 

2.80 

0.014 3 0.011 2 0.008 93  0.007 14 

導体抵抗許
容差 (%) 

±8 

±7 

background image

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表5 条の寸法及びその許容差 

単位mm 

厚さ 

厚さ許容差 

条の幅の範囲とその許容差 

4以上 

12.5未満 

12.5以上 

25未満 

25以上 
50未満 

50以上

100未満 

0.200 
0.224 

±0.020 
±0.020 

±0.20 

±0.25 

±0.32 

±0.40 

0.250 
0.280 
0.315 
0.355 

±0.025 
±0.025 
±0.025 
±0.025 

0.40 
0.45 
0.50 
0.56 

±0.032 
±0.032 
±0.032 
±0.032 

±0.32 

±0.40 

±0.50 

±0.63 

0.63 
0.71 
0.80 
0.90 

±0.040 
±0.040 
±0.040 
±0.040 

±0.50 

±0.63 

±0.80 

±1.0 

1.00 
1.12 
1.25 
1.40 

±0.050 
±0.050 
±0.050 
±0.050 

background image

10 

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表6 板の寸法及びその許容差 

単位mm 

厚さ 

厚さ許容差 

幅 

幅許容差 

長さ 

長さ許容差 

0.100 
0.112 
0.125 
0.140 

±0.016 
±0.016 
±0.016 
±0.016 

100 
150 
180 

±1.5 

500 
750 

1 000 
1 200 

+10 

0.160 
0.180 
0.200 
0.224 

±0.016 
±0.020 
±0.020 
±0.020 

0.250 
0.280 
0.315 
0.355 

±0.025 
±0.025 
±0.025 
±0.025 

0.40 
0.45 
0.50 
0.56 

±0.032 
±0.032 
±0.032 
±0.032 

0.63 
0.71 
0.80 
0.90 

±0.040 
±0.040 
±0.040 
±0.040 

1.00 
1.12 
1.25 
1.40 

±0.050 
±0.050 
±0.050 
±0.050 

1.60 
1.80 
2.00 
2.24 

±0.063 
±0.063 
±0.063 
±0.063 

2.50 
2.80 

±0.08 
±0.08 

付表7 規定寸法以外の線の導体抵抗許容差 

適用直径 

mm 

導体抵抗許容差 

0.025 以上0.028 未満 
0.028 以上0.047 5 未満 
0.047 5 以上0.067 未満 
0.067 以上0.095 未満 
0.095 以上0.140 未満 
0.140 以上0.280 未満 
0.280 以上0.60 

未満 

0.60 

以上1.25 

未満 

1.25 

以上6.30 

未満 

±13 
±12 
±11 
±10 
± 9 
± 8 
± 7 
± 6 
± 5 

background image

11 

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表8 規定寸法以外の帯の導体抵抗許容差 

帯の厚さ 

mm 

帯の幅 

mm 

導体抵抗許容差 

0.080以上2.80以下 

10未満 
10以上 

±8 
±7 

background image

1

2

C

 2

5

2

1

 : 

1

9

9

9

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表9 規定寸法以外の線,帯,条及び板の寸法許容差 

単位mm 

線の直径 

帯の厚さ 

帯の幅 (W) 

条の厚さ 

板の厚さ 

板の幅 

板の長さ 

寸法許容差 

0.025 以上0.028 未満 

0.028 以上0.047 5 未満 

0.047 5 以上0.067 未満 

0.067 以上0.095 未満 

0.095 以上0.140 未満 

0.140 以上0.200 未満 

0.200 以上0.280 未満 

0.280 以上0.40 

未満 

0.40 

以上0.60 

未満 

0.60 

以上0.85 

未満 

0.85 

以上1.25 

未満 

1.25 

以上1.80 

未満 

1.80 

以上2.65 

未満 

2.65 

以上4.00 

未満 

4.00 

以上5.60 

未満 

5.60 

以上6.30 

以下 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

±0.002 

±0.003 

±0.004 

±0.005 

±0.006 

±0.008 

±0.010 

±0.013 

±0.016 

±0.020 

±0.025 

±0.032 

±0.040 

±0.050 

±0.063 

±0.08 

±0.10 

±0.11W(3) 

±1.0 

±1.5 

+10 

0.080 以上0.090 未満 

0.090 以上0.118 未満 

0.118 以上0.160 未満 

0.160 以上0.224 未満 

0.224 以上0.315 未満 

0.315 以上0.425 未満 

0.425 以上0.60 未満 

0.60 以上0.85 未満 

0.85 以上1.18 未満 

1.18 以上1.70 未満 

1.70 以上2.50 未満 

2.50 以上2.80 以下 

0.100 以上0.17未満 

0.17 以上0.25未満 

0.25 以上0.40未満 

0.40 以上0.63未満 

0.63 以上1.00未満 

1.00 以上1.60未満 

1.60 以上2.50未満 

2.50 以上2.80以下 

0.20以上0.25未満 

0.25以上0.40未満 

0.40以上0.63未満 

0.63以上1.00未満 

1.00以上1.40以下 

− 

− 

− 

− 

0.40以上25以下 

− 

31.5以上100未満 

100  以上180以下 

− 

500以上1 200以下 

注(3) 帯の幅の許容差はこの式で求め,JIS Z 8401によって小数点以下2けたに丸める。 

background image

13 

C 2521 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表10 規定寸法以外の条の幅の寸法許容差 

単位mm 

幅 

厚さ 

4以上 
 12.5未満 

12.5以上 
  25未満 

25以上 
  50未満 

50以上 
  100未満 

0.2以上 

0.4未満 

±0.20 

±0.25 

±0.32 

±0.40 

0.4以上 

0.8未満 

±0.32 

±0.40 

±0.50 

±0.63 

0.8以上 

1.4未満 

±0.50 

±0.63 

±0.80 

±1.0 

原案作成委員会の構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

梅 田 高 照 

東京大学大学院 

(委員) 

平 山 宏 之 

東京都立化学技術大学 

木 村 秀 夫 

科学技術庁金属材料技術研究所 

平 林 正 之 

工業技術院電子技術総合研究所 

松 田 憲 和 

通商産業省基礎産業局 

松 本   茂 

三菱電機株式会社 

中 島 信 昭 

株式会社東芝 

山 内 五 郎 

NTT技術協センター 

井 川 準 一 

横河M&C株式会社 

山 添 哲 朗 

通信機工株式会社 

篠 倉 恒 樹 

株式会社富士電機総合研究所 

○ 高 橋   宏 

王子合金株式会社 

○ 塚 原 順 吉 

大手金属株式会社 

○ 木 島 三樹男 

株式会社古河テクノマテリアル 

○ 清 田 泰 輔 

シルバー鋼機株式会社 

○ 佐々木   宏 

東京ワイヤー株式会社 

○ 上 原 博 明 

石原合金工業株式会社 

榎 本 正 敏 

通商産業省工業技術院標準部 

中 島 経 雄 

財団法人日本規格協会 

備考 ○印は,日本電気低抗合金工業会技術委員会