C 2220:2015
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
追補1のまえがき
このJIS C 2220の追補1は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
がJIS C 2220:2008を改正した内容だけを示すものである。
JIS C 2220:2008は,この追補1の内容の改正がされ,JIS C 2220:2015となる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 2220:2015
電気絶縁用集成マイカ
(追補1)
Mica paper for electrical insulating materials
(Amendment 1)
JIS C 2220:2008を,次のように改正する。
箇条2(引用規格)のJIS C 2111:2002を,次に置き換える。
JIS C 2300-2:2010 電気用セルロース紙−第2部:試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60554-2:2001,Cellulosic papers for electrical purposes−Part 2: Methods of test
(MOD)
箇条2(引用規格)のJIS C 2116:2004を,次に置き換える。
JIS C 2116:2011 電気絶縁用マイカ製品試験方法
注記 対応国際規格:IEC 60371-2:2004,Specification for insulating materials based on mica−Part 2:
Methods of test(MOD)
箇条2(引用規格)のJIS P 8124:1998を,次に置き換える。
JIS P 8124:2011 紙及び板紙−坪量の測定方法
注記 対応国際規格:ISO 536:1995,Paper and board−Determination of grammage(MOD)
箇条2(引用規格)のISO 5636-5:2003を,次に置き換える。
JIS P 8117:2009 紙及び板紙−透気度及び透気抵抗度試験方法(中間領域)−ガーレー法
注記 対応国際規格:ISO 5636-5:2003,Paper and board−Determination of air permeance and air
resistance (medium range)−Part 5: Gurley method(MOD)
2
C 2220:2015
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5.1.2(試験片寸法)の表1及び表2を,次に置き換える。
表1−試験片寸法
要求事項
試験方法
試験片
規格番号
箇条番号
寸法
mm
許容差
mm
単位面積質量
JIS C 2300-2
箇条6
100×100
±0.2
水浸液導電率
IEC 60589
−
又は
加熱減量(500 ℃)
JIS C 2116
9.4.1
φ113
±0.2
引張強さ
JIS C 2300-2
箇条8
15×250
±0.2
気密度
JIS P 8117
−
50×120
±1
含浸性
JIS C 2116
箇条22
75×75
±1
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C 2220:2015
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表2−集成マイカの特性
ク
ラ
ス
単位面積
質量の
範囲
g/m2
品種例
単位面積質量
厚さ
気密度b)
含浸性
毛布面
水浸液
導電率
加熱減量
引張強さ
呼び値
呼び値と
平均値と
の許容差
呼び値と
各点との
許容差
期待値
平均値
に対する
各点の
許容差
g/m2
%
%
μm
%
s/100 ml
s
μS/cm
%
N/cm
試験方法
JIS C 2300-2の箇条6及び
JIS P 8124
c)
JIS P 8117
JIS C 2116
の箇条22
IEC 60589
JIS C 2116
の9.4.1
JIS C
2300-2の
箇条8
1
50以上
120以下
MPM 1050
MPM 1060
MPM 1075
50
60
75
±4
±6
45
50
60
±10
図1
図2
70以下
0.5以下
図3
2
120以上
300以下
MPM 2120
MPM 2150
MPM 2180
MPM 2250
120
150
180
250
±4
±7
90
110
130
180
±14
図1
図2
20以下
0.5以下
図3
3
80以上
560以下
MPM 3080
MPM 3120
MPM 3160
MPM 3250
MPM 3370
80
120
160
250
370
±5
±7〜±12a)
55
85
105
160
240
±15
図1
図2
10以下
0.4以下
図3
4
60以上
250以下
MPP 4080
MPP 4120
MPP 4160
80
120
160
±5
±7〜±12a)
60
75
95
±15
図1
図2
10以下
0.4以下
図3
注a) この値は,この種類の集成マイカの単位面積質量のうち,呼び値と各点との許容差の最大が±7 %〜±12 %であり,原料マイカの大きさに依存していることを示
している。個々の許容差は,受渡当事者間の協定による。
b) 気密度の定義は,JIS P 8117:2009の3.2による。測定値は,100 ml当たりの時間(s)で表す。
c) 厚さの測定は,ISO 534:2005によるほか,次による。
− 1枚の紙の厚さの測定 1枚の紙の厚さを,精密なダイヤル形マイクロメータを用いて100 kPa±10 kPaの荷重で測定する。
試験は,試験片3枚で行う。
結果は,マイクロメートル単位を用いて中央値で表し,他の2点の値も記録する。標準偏差の報告は任意とする。
全幅の厚さの変動をみるために,幅方向の厚さを測定する場合,その手順の詳細は,個別製品規格による。ただし,受渡当事者間の協定によって,平均値
を用いてもよい。
1
C
2
2
2
0
:
2
0
1
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
C 2220:2015
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−集成マイカの特性(続き)
− 紙を重ね合わせて厚さを測る方法及び重ね枚数 5枚以上の紙を重ねた試験片の厚さを,精密なダイヤル形マイクロメータを用いて100 kPa±10 kPaの荷重で
測定する。
試験は,5枚の紙を重ねた試験片3組について行う。幅が250 mm以下の細い材料については,重ねた試料の長さ方向400 mmにわたり,ほぼ等間隔で5点
測定する。
結果は,1枚当たりの厚さに換算してマイクロメートル単位を用いて中央値で表し,他の2点の値も記録する。ただし,受渡当事者間の協定によって,平
均値を用いてもよい。
全幅の厚さの変動をみるために,幅方向の厚さを測定する場合,その手順の詳細は,個別製品規格による。
1
C
2
2
2
0
:
2
0
1
5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。