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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書8(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

JIS B 7981:2002 排ガス中の二酸化硫黄自動計測システム及び自動計測器 

ISO 7935:1992 固定発生源―二酸化硫黄質量濃度の測定―自動測定方法

の性能特性 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1. 適用
範囲 

測定対象は,固定発生源
の排ガス中の二酸化硫
黄。 
測定方法は,試料ガス吸
引採取方式。 
測定原理として, 
溶液導電率方式 
赤外線吸収方式 
紫外線吸収方式 
紫外線蛍光方式 
干渉分光方式 
 
 
定電位電解方式は,附属
書(規定) 
炎光光度検出方式は,附
属書(参考) 

1. 適用範
囲 

測定対象は,固定発生源
の排ガス中の二酸化硫
黄の測定方法として,試
料吸引採取方式と試料
非吸引採取方式。 
主な性能特性。 
 
 
測定対象施設と測定範
囲。 

MOD/変
更 

 
 
 
試料非吸引採取方式は,別
JISに記載。 
JISでは,主要な性能特性は
附属書(規定)に計測システ
ムの性能として規定。 
JISでは,測定対象施設と測
定範囲は附属書(参考)に記
載。 
ISO規格では,構造の項目の
中で測定原理を記載してお
り,その内容はJISと同じ。 
ISO規格に規定なし。 

ISO規格の規定内容は可能な限
り採用したが,試料非吸引採取
方式は我が国ではほとんど実
績がなく,大気汚染防止法との
関連もあり,混乱を避けるた
め,別JISとして作成し,この
JISと併用することによって
ISO規格の内容と対応できるよ
う整合化を図った。 
 
 
後述の該当項目を参照のこと。 

2. 引用
規格 

JIS C 1302,JIS K 0003,
JIS K 0004,JIS K 0055,
JIS K 0103,JIS K 0151 
ISO 7934,ISO 10396 

2. 引用規
格 

2件。 
 
 
ISO 6879,ISO 7934 

MOD/追
加 

ISO規格に必要なJISを追加
した。 

現行JIS及びISO規格に引用さ
れている規格のほか,必要とお
もわれる規格を追加。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

3. 定義 

14用語。 
試料ガス,分散形,非分
散形,自動計測システ
ム,分析計,校正用ガス,
比較測定,比較法,化学
分析法,総合性能,煙突,
固定発生源排ガス,質量
濃度,体積濃度。 

10用語。 
自動計測システム,分析
計,確認された自動計測
システム,校正用ガス,
比較測定,化学手分析
法,総合性能,煙突,質
量濃度,固定発生源。 

MOD/追
加 

5用語を追加。 
試料ガス,分散形,非分散形,
比較法,体積濃度。 
1用語を削除。 
確認された自動計測システ
ム。 
用語の定義であり,追加削除
は軽微な差異である。 

現行JISに定義されている用語
及び必要とおもわれる用語を
追加し,特に必要がないと考え
られる用語を削除した。濃度単
位としてISO規格は質量濃度の
/又は/となっているが日本の
場合,計量法では体積濃度の
volppmを用いている。したがっ
て両濃度単位の換算式を含め
て体積濃度について説明する
必要があった。 

4. 計測
器の性能 

10項目。 
繰返し性,ゼロドリフ
ト,スパンドリフト,指
示誤差,応答時間,干渉
成分の影響,試料ガスの
流量の変化に対する安
定性,電圧変動に対する
安定性,耐電圧,絶縁抵
抗。 

計測器自身の性能につ
いての規定はなし。 

MOD/追
加 

JISとして,日本独自の計測
器に関する性能項目を追加
規定。 

計量法における濃度計の検定
制度に定められた性能項目を
規定する必要があり,計測器性
能として規定した。 
ISO規格では設置後の性能基準
(計測システム性能)だけを規
定しているが,JISではその性
能のほかに,従来どおりの計測
器性能も規定する必要があっ
た。 
ISOに提案する。 

5. 構造 
5.1 構造
一般 

6項目 
堅牢であること,危険を
生じないこと,容易に故
障しないこと,保守のし
やすさ,などが記載され
ている。 

MOD/追
加 

JISとして,計測器の具備す
べき一般的な基本事項を追
加規定。 
ISO規格では,規定されてい
ない。 

ISO規格には該当記述はない
が,計測器として当然の内容で
ある。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

5.2 構成 
a) 試料
ガス連続
採取方式 

校正用ガス導入口は 
3か所: 
a) 計測システムの校

正用 

b) 計測器の校正用 
c) 分析計の校正用 
バイパスはポンプの後
に設置。 
二次フィルタはポンプ
の前に設置。 
簡潔な内容の説明を記
載。 

校正用ガスの導入口は,
次の1か所だけ。 
計測器システムの校正
用 
 
 
バイパスの記載は特に
なし。 
二次フィルタはポンプ
の後に設置。 

ISO規格,JISともに構成図は
1例として記載しており,必
要に応じて多少の差はあっ
ても当然のことであり,軽微
な差異。 
b),c)の校正用ガスの導入口
は故障診断などに必要。 
遅れ時間を少なくするため
に必要な場合がある。 
JISでは,ポンプの保護を考
慮している。 

b) 試料
ガス希釈
方式 

この方式があるという
ことだけを記載。 
試料非吸引採取方式に
ついて構成図例を示し
て説明記載。 

JISとして記載する場合,方
式名だけでは不十分である
のでISO 10396を引用して簡
単な説明を記載した。 

技術的内容は同じ。 

5.3 試料
ガス吸引
方式の試
料採取部 

9項目。 
採取管,一次フィルタ,
導管,除湿器,二次フィ
ルタ,吸引ポンプ,流量
計,切換弁,絞り弁,以
上の各項目について機
能,材質などを説明。 

 
試料ガス吸引採取方式
における主要な構成部
品(採取管,導管,前処
理部)を挙げてその機
能,目的などを説明して
いる。 

 
試料非吸引採取方式は別JIS
に記載。 

 
別JIS化することによって整合
化を図った。 
(適用範囲の項を参照のこと。) 
軽微な表現的差異。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

5.4 分析
計 

測定原理項目別に構成
例図を示して詳細に説
明。 
溶液導電率分析計 
赤外線吸収分析計 
紫外線吸収分析計 
紫外線蛍光分析計 
干渉分光分析計 
概要の説明。 

測定原理名称だけを記
述。 
溶液導電率分析計 
赤外線吸収分析計 
紫外線吸収分析計 
紫外線蛍光分析計 
干渉分光分析計 

技術的内容に差異はない。 
 
JISは計測器の製品規格の意
味合いもあり計測器構成に
ついても,ある程度詳細に説
明する必要があるので記載
した。 
しかし,その技術的内容に差
異はない。 

軽微な表現的な差異。 

5.5 指示
記録計 

等分目盛で指示記録,デ
ィジタル表示の場合は
測定単位の印字が要。 

項目を設けての記載な
いが,データの記録保存
について触れられてい
る。 

MOD/追
加 

一般的な内容を少し具体的
に表現したものであり,JIS
の規定項目として追加した。 

軽微な差異。 

6. 表示 

測定対象成分,測定範
囲,電源種類及び容量,
製造業者名又はその略
号など,8項目。 

MOD/追
加 

ISO規格に特に規定はない
が,計測器に表示銘板をてん
(貼)付することは一般的に
実施されていることであり,
JISの規定項目として追加し
た。 

表示項目の中には計量法の検
定制度によって表記を求めら
れている項目もあり,(計量成
分,計量範囲,電源種類など)
表示項目の内容を規定するこ
とは必要である。 
軽微な差異。 

7. 取扱
説明書 

設置場所,使用方法,保
守点検などの記載事項
を記述。 

MOD/追
加 

ISO規格に特に規定はない
が,計測器に附属する取扱説
明書に最小限記載すべき事
項を規定した。 

軽微な差異。 

附属書1 
(規定) 
定電位電
解分析計 

測定原理,性能,構成な
どを記載。 

MOD/追
加 

ISO規格に規定なし。 

現在は主に外国で簡易モニタ
ーとして使用されており,あえ
てJISから削除することは避け
た。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

附属書2 
(規定) 
計測器の
種類及び
測定範囲 

計測器の種類を原理別
に分類し,各々に測定範
囲と適用条件を記載。 

MOD/追
加 

ISO規格に規定なし。 

測定原理によって測定範囲と
試料条件に制約があるので,規
定することは使用者側にとっ
て必要である。 

附属書3 
(規定) 
計測シス
テムの性
能 

4項目を規定。 
最小検出感度,計測シス
テム応答時間,施設のガ
スに対応した干渉影響,
総合性能(化学分析法又
は異なる原理の測定法
との比較) 

4項目を規定。 
最小検出感度,計測シス
テム応答時間,施設のガ
スに対応した干渉影響,
総合性能(化学分析法又
は異なる測定法との比
較) 

MOD/追
加 

応答時間に違いがあり,ISO
規格の数値の方が小さいが,
非常に困難とおもわれる。 
ISO: 
≦200 s(すべての分析方式) 
JIS: 
≦15分(溶液導電率方式) 
≦ 4分(赤外線吸収方式) 
≦ 4分(紫外線吸収方式) 
≦ 4分(紫外線蛍光方式) 
≦ 4分(干渉分光方式) 

計測器性能の応答時間より短
い値は矛盾するので,その値を
システム性能の値とした。 
ISOに提案する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

附属書4 
(規定) 
性能試験 
1. 適用
範囲 
2. 計測
器の性能
試験 
2.1 試験
条件 
2.2 試験
方法 
3. 計測
システム
の性能試
験 
3.1 試験
条件 
3.2 試験
方法 
3.3 試験
報告書 

 
 
 
4.の計測器の性能に対応
した試験条件及び試験
方法を規定。 
 
 
 
 
附属書3の計測システム
の性能に対応した試験
条件,試験方法及び試験
報告書の記載事項を規
定。 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Annex A(normative)とし
て試験準備や試験方法
及び試験報告書の記載
事項を規定。 

MOD/追
加 

 
 
 
 
 
ISO規格に規定なし。 
JISでは4.の計測器の性能を
確認するための試験条件や
試験方法を具体的に詳細に
規定した。 
 
 
 
技術的内容に差異はない。 

 
 
 
 
 
JISとして必要のため4.の計測
器の性能を試験する方法を追
加した。 

附属書5 
(参考) 
炎光光度
検出分析
計 

測定原理,性能,構成な
どを記載。 

MOD/追
加 

ISO規格に規定なし。 

現在は使用されていないとお
もわれるが,あえて削除するこ
とは避けて参考として残した。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ)国
際規格
番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の項目
ごとの評価及びその内容 

表示箇所: 

表示方法: 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目番号 

内容 

ISO 7935 

:1992 

項目番号 

内容 

項目ごと
の評価 

技術的差異の内容 

附属書6 
(参考) 
測定対象
施設及び
測定範囲 

ISOに示された測定対象
施設と測定範囲を記載。 
また,参考までに日本の
硫黄酸化物の排出規制
について記述。 

適用範囲(Scope)の中に
測定対象施設と測定範
囲の表が記載されてい
る。 

MOD/追
加 

JISには,ISO規格に示された
内容に対応するために参考
までに日本の排出規制の概
要を付加したが,記述内容に
差異はない。 

測定対象施設と測定範囲の関
係はあえてJISで規定する内容
ではないとおもわれるので附
属書(参考)として記載した。 

附属書7 
(参考) 
計測シス
テム補足
性能 

計測システムを維持す
るうえで望ましい性能
について記載。 
ゼロドリフト, 
スパンドリフト 
温度依存性(ゼロ) 
温度依存性(スパン) 

Annex B(informative)と
して計測システムの性
能について記載されて
いる。 

MOD/追
加 

VC 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

    ― MOD/追加……国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

    ― MOD/変更……国際規格の規定内容を変更している。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

    ― MOD …………国際規格を修正している。