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B 6915 : 1999  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによってJIS B 6915 : 1993は改正され,この規格に置き換えられる。 

今回の改正では,適用範囲,定義,加工法の種類及び記号,加工材料,加工設備,加工方法,加工品の

品質,などについて,改正が行われた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 6915 : 1999 

鉄鋼の窒化及び軟窒化加工 

Process of nitriding and nitrocarburizing of iron and steel 

1. 適用範囲 この規格は,鉄鋼の窒化・軟窒化及び酸窒化加工(以下,加工という。)について規定する。 

2. 引用規格 付表1に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 6905によるほか,次による。 

a) 加工材料 加工の対象となる部品であって,機械器具,ジグ,装置又はそれらの部品で,ほぼ完成若

しくはそれに近い状態の鉄鋼製品。 

b) 加工品 加工材料について,この規格による加工を終了したもの。 

c) 単体 1個又は一組の加工品。 

d) 加熱設備 金属熱処理設備において,熱処理を行うために,加工材料を加熱する設備。 

e) ガス窒化設備 加工材料をアンモニアガスを主体とする雰囲気の中で加熱し窒化をする設備。 

f) 

プラズマ窒化設備 減圧した窒化性雰囲気の中で陰極とした加工材料と陽極との間に生じるグロー放

電によるプラズマを用いて窒化をする設備。 

g) ガス軟窒化設備 加工材料を軟窒化性雰囲気の中で加熱し軟窒化する設備。 

h) プラズマ軟窒化設備 減圧した軟窒化性雰囲気の中で陰極とした加工材料と陽極との間に生じるグロ

ー放電によるプラズマを用いて軟窒化をする設備。 

i) 

塩浴軟窒化設備 加工材料を軟窒化性塩浴の中で加熱し軟窒化をする設備。 

j) 

ガス酸窒化設備 加工材料を酸窒化性雰囲気の中で加熱し酸窒化する設備。 

k) プラズマ酸窒化設備 減圧した酸窒化性雰囲気の中で陰極とした加工材料と陽極との間に生じるグロ

ー放電によるプラズマを用いて酸窒化を行う設備。 

l) 

ガス比率 窒化,軟窒化などにおいて雰囲気を構成するガスの容積比率。 

m) グロー放電 プラズマ窒化,プラズマ軟窒化設備などで,陰極に接している加工材料の表面に発生す

る持続放電。 

4. 加工の種類及び記号 加工の種類及び記号は,加工の方法によって,表1のとおりとする。 

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B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1 加工の種類及び記号 

加工の種類 

記号 

ガス窒化 

HNT-G 

プラズマ窒化 

HNT-P 

ガス軟窒化 

HNC-G 

プラズマ軟窒化 

HNC-P 

塩浴軟窒化 

HNC-S 

ガス酸窒化 

HON-G 

プラズマ酸窒化 

HON-P 

5. 加工材料 

5.1 

加工材料の種類 加工材料の種類は,表2に規定するもの,又は加工品の品質が8. の規定に適合す

るものでなければならない。 

表2 加工材料の種類 

規格番号 

種類の記号 

a) 機械構造用炭素鋼,合金鋼 

JIS G 4051 

S10C,S12C,S15C,S17C,S20C,S22C,S25C,S28C,S30C,S33C,S35C,
S38C,S40C,S43C,S45C,S48C,S50C,S53C,S55C,S58C,S09CK,S15CK,
S20CK 

JIS G 4052 

SCM415H,SCM418H,SCM420H,SCM435H,SCM440H,SCM445H,SCM822H 
SNCM220H,SNCM420H 
SMn420H,SMn433H,SMn438H,SMn443H 
SMnC420H,SMnC443H 
SCr415H,SCr420H,SCr430H,SCr435H,SCr440H 
SNC415H,SNC631H,SNC815H 

JIS G 4102 

SNC236,SNC415,SNC631,SNC815,SNC836 

JIS G 4103 

SNCM220,SNCM240,SNCM415,SNCM420,SNCM431,SNCM439,SNCM447,
SNCM616,SNCM625,SNCM630,SNCM815 

JIS G 4104 

SCr415,SCr420,SCr430,SCr435,SCr440,SCr445 

JIS G 4105 

SCM415,SCM418,SCM420,SCM421,SCM430,SCM432,SCM435,SCM440,
SCM445,SCM822 

JIS G 4106 

SMn420,SMn433,SMn438,SMn443 
SMnC420,SMnC443 

JIS G 4202 

SACM645 

b) 特殊用途鋼 

JIS G 4303,JIS G 4304 

SUS201,SUS202,SUS301,SUS302,SUS303,SUS303Se,SUS304,SUS304L,
SUS304N1,SUS304N2,SUS304LN,SUS305,SUS309S,SUS310S,SUS316,
SUS316L,SUS316N,SUS316LN,SUS316J1,SUS316J1L,SUS317,SUS317L,
SUSJ1,SUS321,SUS347,SUSXM7,SUSXM15J1,SUS329J1,SUS405,SUS410L,
SUS430,SUS430F,SUS343,SUS447J1,SUSXM27,SUS403,SUS410,SUS410J1,
SUS416,SUS420J1,SUS420J2,SUS420F,SUS429J1,SUS431,SUS440A,
SUS440B,SUS440C,SUS440F,SUS630,SUS631 

JIS G 4311 

SUH31,SUH35,SUH36,SUH37,SUH38,SUH309,SUH310,SUH330,SUH660,
SUH61,SUH446,SUH1,SUH3,SUH4,SUH11,SUH600,SUH616 
SUS304,SUS309S,SUS310S,SUS316,SUS317,SUS347,SUSXM15J1,SUS403,
SUS410,SUS410J1,SUS431,SUS405,SUS410L,SUS430 

JIS G 4312 

SUS403,SUS410 

JIS G 4313 

SUS420J2-CSP 

JIS G 4401 

SK1,SK2,SK3,SK4,SK5,SK6,SK7 

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B 6915 : 1999  

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規格番号 

種類の記号 

JIS G 4403 

SKH2,SKH3,SKH4,SKH10,SKH51,SKH52,SKH53,SKH54,SKH55,SKH56,
SKH57,SKH58,SKH59 

JIS G 4404 

SKS11,SKS2,SKS21,SKS5,SKS51,SKS7,SKS8,SKS4,SKS41,SKS43,
SKS44,SKS3,SKS31,SKS93,SKS94,SKS95 
SKD1,SKD11,SKD12,SKD4,SKD5,SKD6,SKD61,SKD62,SKD7,SKD8 
SKT3,SKT4 

JIS G 4801 

SUP3,SUP6,SUP7,SUP9,SUP9A,SUP10,SUP11A 

JIS G 4802 

S50C-CSP,S55C-CSP,S60C-CSP,S70C-CSP 
SK5-CSP,SK4-CSP 

JIS G 4804 

SUM11,SUM12,SUM21,SUM22,SUM22L,SUM23,SUM23L,SUM24L,
SUM25,SUM31,SUM31L,SUM32,SUM41,SUM42,SUM43 

JIS G 4805 

SUJ1,SUJ2,SUJ3,SUJ4,SUJ5 

c) 棒鋼・形鋼・鋼板・鋼帯・鋼

管 

JIS G 3101 

SS330,SS400,SS490,SS540 

JIS G 3113 

SAPH310,SAPH370,SAPH400,SAPH400 

JIS G 3131 

SPHC,SPHD,SPHE 

JIS G 3141 

SPCC,SPCD,SPCE 

JIS G 3445 

STKM11A,STKM12A,STKM13A,STKM14A,STKM15A,STKM16A,STKM17A,
STKM18A,STKM19A,STKM20A 

JIS G 3472 

STAM290GA,STAM290GB,STAM340G,STAM390G,STAM440G,STAM470G,
STAM500G,STAM440H,STAM500H,STAM540H 

d) 鋳鍛造品 

JIS G 3201 

SF340A,SF390A,SF440A,SF490A,SF540A,SF590A,SF540B,SF590B,SF640B 

JIS G 3221 

SFCM590S,SFCM640S,SFCM690S,SFCM740S,SFCM780S,SFCM830S,
SFCM880S,SFCM930S,SFCM980S 

JIS G 3222 

SFNCM690S,SFNCM740S,SFNCM780S,SFNCM830S,SFNCM880S,
SFNCM930S,SFNCM980S,SFNCM1030S,SFNCM1080S 

JIS G 5101 

SC360,SC410,SC450,SC480 

JIS G 5111 

SCC3,SCC5 
SCMn1,SCMn2,SCMn3,SCMn5 
SCSiMn2 
SCMnCr2,SCMnCr3,SCMnCr4,SCMnM3 
SCCrM1,SCCrM3 
SCMnCrM2,SCMnCrM3 
SCnCrM2 

JIS G 5501 

FC100,FC150,FC200,FC250,FC300,FC350 

JIS G 5502 

FCD370,FCD400,FCD450,FCD500,FCD600,FCD700,FCD800 

JIS G 5704 

FCMP440,FCMP490,FCMP540,FCMP590,FCMP690 

5.2 

加工材料の履歴 加工材料の履歴については,表3の項目が明らかにされたものでなければならな

い。 

表3 加工材料の履歴 

項目 

備考 

a) 加工材料の材料試験成績 

加工材料の種類 

化学成分(1) 

溶解番号(1) 

引張試験成績(1) 

硬さ試験成績(1) 

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B 6915 : 1999  

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項目 

備考 

金属組織試験成績(1) 

結晶粒度,脱炭層,非金属介在物,ミクロ組織及びマクロ組織。 

b) 加工材料の製造方法(1) 

鋳造 

鍛造 

熱間・冷間の区別を含む。必要があれば鍛錬成形比。 

圧延 

熱間・冷間の区別を含む。 

押出し 

熱間・冷間の区別を含む。 

焼結 

切削加工 

前加工時に生成した表面被膜があるときは,その種類・成分を明
らかにする。 

プレス加工 

熱間・冷間の曲げ及びねじりの区別を含む。 

引抜き 

熱間・冷間の区別を含む。 

転造 

熱間・冷間の区別を含む。 

溶接 

溶接部の有無。 

c) 加工材料の前熱処理の有無及び方法 

必要なときは,加熱温度,保持時間及び冷却方法を明らかにする。 

焼ならし 
焼なまし 

焼入焼戻し 

浸炭焼入焼戻し 

高周波焼入焼戻し 

溶体化処理 

時効硬化処理 

d) 加工材料の表面仕上げ条件及び矯正の有

無(1) 

切削方法及びその条件 

研削方法及びその条件 

矯正の有無 

熱間・冷間の区別を含む。 

注(1) 加工に支障がないときは,省略してもよい。 

5.3 

加工材料の外観・質量・形状・寸法・精度 加工材料の外観,質量,形状,寸法及び精度について

は,表4の項目が明らかにされたものでなければならない。 

表4 加工材料の外観・質量・形状・寸法・精度 

項目 

備考 

a) 加工材料の外観 

割れ,きず,さび,黒皮,表面被膜など 

b) 加工材料の質量(1) 

c) 加工材料(1) 

特異形状 
肉厚の不同 
穴部の形状と位置 

d) 加工材料の寸法及び精度(1) 

寸法 

窒化及び軟窒化加工部の加工代 

全体の加工代 

窒化及び軟窒化加工部の表面粗さ  
寸法精度(2) 

形状偏差(2) 

(参考)形状偏差とは,真直度,平面度,真円度,円筒度,線の

輪郭度及び面の輪郭度をいう。 

姿勢偏差(2) 

(参考)姿勢偏差とは,平行度,直角度及び傾斜度をいう。 

位置偏差(2) 

(参考)位置偏差とは,位置度,同軸度,同心度及び対称度をい

う。 

注(2) 各偏差の定義は,JIS B 0621による。 

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5.4 

加工材料の確認 加工材料の受入れに際しては,5.1〜5.3に規定する加工に必要な項目を受渡当事者

間で確認し,必要があればJIS G 0565,JIS G 0566及びJIS Z 2343による方法,その他適切な方法によっ

て,加工材料の品質を明らかにしなければならない。 

6. 加工設備 

6.1 

窒化設備 

6.1.1 

ガス窒化設備 ガス窒化設備は,次による。 

a) 加熱設備は,有効加熱帯内で加工材料を加熱するとき,加工の目的のための保持温度が,目的温度に

対しJIS B 6901で規定する±10℃(クラス4)の温度許容差内に保持及び調整できなければならない。 

b) 加熱設備は,過熱防止装置をもたなければならない。 

c) ガス窒化設備は,加工の目的に適するように密閉でき,アンモニアが加工材料に均一に接触して流通

できる構造でなければならない。 

d) ガス窒化設備におけるアンモニアの解離度は,加工の目的に適するように調整できなければならない。 

e) ガス窒化設備は,アンモニアの解離度の測定装置をもたなければならない。 

6.1.2 

プラズマ窒化設備 プラズマ窒化設備は,次による。 

a) 加熱設備は,有効処理帯内で加工材料を加熱するとき,加工の目的箇所の保持温度が,目的温度に対

してJIS B 6901の附属書2で規定する±15℃(クラス5)の温度許容差内に保持及び調整できなけれ

ばならない。 

b) 加熱設備は,過熱防止装置及びアーク放電防止装置をもたなければならない。 

c) プラズマ窒化設備は,真空度及び雰囲気ガス組成が加工の目的に適するように調整できなければなら

ない。 

d) プラズマ窒化設備は,減圧の雰囲気ガスの中で直流電圧を加え,安定したグロー放電が持続されなけ

ればならない。 

e) プラズマ窒化設備は,ガス比率を調整するためのガス流量計をもたなければならない。 

6.2 

軟窒化設備及び酸窒化設備 

6.2.1 

ガス軟窒化設備及びガス酸窒化設備 ガス軟窒化設備及びガス酸窒化設備は,次による。 

a) 加熱設備は,有効加熱帯内で加工材料を加熱するとき,加工の目的のための保持温度が目的温度に対

しJIS B 6901で規定する±10℃(クラス4)の温度許容差内に保持及び調整できなければならない。 

b) 加熱設備は,過熱防止装置をもたなければならない。 

c) 雰囲気ガス組成は,加工の目的に適するように調整できなければならない。 

d) ガス軟窒化設備及びガス酸窒化設備は,加工の目的に適するように密閉でき,雰囲気ガスが加工材料

に均一に接触して流通できる構造でなければならない。 

e) 雰囲気ガス,アンモニアガスなどの測定装置(流量,アンモニア解離度など)をもたなければならな

い。 

6.2.2 

塩浴軟窒化設備 塩浴軟窒化設備は,次による。 

a) 加熱設備は,有効加熱帯内で加工材料を加熱するとき,加工の目的のための保持温度が目的温度に対

しJIS B 6901で規定する±10℃(クラス4)の温度許容差内に保持及び調整できなければならない。 

b) 塩浴組成は,加工の目的に適するように調整できなければならない。 

c) 熱浴槽の熱浴は,加工材料に対し,侵食その他有害な影響を与えるものであってはならない。 

d) 塩浴軟窒化設備は,加工の目的に適するように,塩浴が加工材料に均一に接触して軟窒化できる構造

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B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

であって,排ガス及び排水は,局所排気装置,排ガス処理設備及び排水処理設備で処理できなければ

ならない。 

6.2.3 

プラズマ軟窒化設備及びプラズマ酸窒化設備 プラズマ軟窒化設備及びプラズマ酸窒化設備は,

6.1.2による。 

6.3 

窒化剤 窒化剤を構成する成分のアンモニア,窒素,水素,一酸化炭素,酸素,二酸化炭素,炭化

水素,尿素,シアン酸アルカリなどは,それぞれ純度が高く,組成の変動の少ないものであって,加工材

料に対して有害な影響を及ぼさないものでなければならない。 

6.4 

冷却設備 冷却に使用する設備は,加工の目的に適した冷却速度で,加工材料の表面がほぼ均等に

冷却できる設備でなければならない。 

6.5 

温度制御設備 検出器,伝送器,表示計器及び調節器の組合せから成る温度制御設備は,次による。 

備考 熱電温度制御設備の補償導線は,検出器に含む。 

a) 加工設備の温度制御は,6.1.1 a),6.1.2 a),6.2.1 a)及び6.2.2 a)の規定に適合しなければならない。 

b) 加熱設備は,加工温度を追跡表示できる温度記録装置をもたなければならない。 

c) 6.1.1,6.2.1,6.2.2及び6.1.2の設備に使用する熱電温度制御設備及び放射温度制御設備の表示計器に

表示される温度指示総合誤差は,加工に必要な指示目盛範囲内で表示計器の読みを補正した後,表5

に規定する値に適合しなければならない。 

表5 熱電温度制御設備及び放射温度制御設備の温度指示総合誤差 

単位 ℃ 

設定温度 

温度指示総合誤差 

400以下 

±4 

400を超え 

100

T

±

備考 Tは設定温度を示す。 

6.6 

設備の保全 加工設備は,6.1〜6.5に規定するそれぞれの許容差及び性能を保持できるように適切な

方法で管理し,その記録を保有しなければならない。 

7. 加工方法 

7.1 

加工方法の設定及び作業 加工に際しては,加工材料,加工の種類及び加工品の品質に応じて,使

用する加工設備及び窒化剤,加工材料の装入,加熱及び冷却条件,加工後の処理,その他必要とする事項

について,次の各項目に示す条件に従い,加工方法を設定したうえで,作業しなければならない。 

7.2 

窒化加工 窒化加工は,次による。 

a) ガス窒化加工 

1) 前処理 加工の目的に適するように,加工材料の油脂類,鉄粉,その他有害な酸化被膜などを適切

な方法で洗浄又は除去する。 

2) 窒化防止 窒化防止に際しては,防止部における窒化の影響が以後の機械加工及び使用上支障がな

いように,めっきその他適切な方法で防止する。 

3) 加工材料の装入 加工材料の装入は,装入量,位置及び方向を適切にし,加工による品質の著しい

ばらつきがなく,また,著しい変形など有害な欠陥が発生しないようにして,6.1.1 a)に規定する保

持温度許容差内の有効加熱帯に装入しなければならない。 

なお,この場合ジグを使用するときは,あらかじめその機能を点検しておく。 

B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4) ガス窒化加工 加熱前に窒化設備内をアンモニア雰囲気にし,昇温速度,保持温度及び保持時間は,

各加工材料間に著しいばらつきがなく,すべて加工の目的に適するように調整しなければならない。 

雰囲気ガスは,加工の目的に適するように,その解離度を調整しなければならない。 

5) 冷却 加工材料の表面に有害な酸化被膜を生じないように冷却しなければならない。 

6) 加工後の処理 必要に応じて防せい(錆)を行う。 

b) プラズマ窒化加工 

1) 前処理 加工の目的に適するように加工材料の油脂類,鉄粉その他有害な酸化被膜などを適切な方

法で洗浄又は除去する。 

2) 窒化防止 窒化防止に際しては,防止部における窒化の影響が以後の機械加工及び使用上支障がな

いように鉄片で覆うか,めっきなど適切な方法で防止する。 

3) 加工材料の装入 加工材料の装入は装入量,位置及び方向を適切にし,加工による品質の著しいば

らつきがなく,また,著しい変形など有害な欠陥が発生しないようにし,6.1.2 a)に規定する保持温

度許容差内の有効処理帯に装入しなければならない。 

なお,この場合ジグを使用するときは,あらかじめその機能を点検しておく。 

4) プラズマ窒化加工 加熱前の窒化設備内を所定の減圧雰囲気にし,昇温速度,保持温度及び保持時

間は,各加工材料間に著しいばらつきがなく,すべて加工の目的に適するように調整しなければな

らない。 

雰囲気ガスは,加工の目的に適するようにそのガス比率を調整しなければならない。 

5) 冷却 加工材料の表面に有害な酸化被膜を生じないように冷却しなければならない。 

6) 加工後の処理 必要に応じて防せいを行う。 

7.3 

軟窒化加工及び酸窒化加工 軟窒化加工及び酸窒化加工は,次による。 

a) ガス軟窒化加工及びガス酸窒化加工 

1) 前処理 加工の目的に適するように,加工材料の油脂類,鉄粉,その他有害な酸化被膜などを適切

な方法で洗浄又は除去する。 

2) 窒化防止 窒化防止に際しては,防止部における窒化の影響が以後の機械加工及び使用上支障がな

いように,めっきその他の適切な方法で防止する。 

3) 加工材料の装入 加工材料の装入は装入量,位置及び方向を適切にし,加工による品質の著しいば

らつきがなく,また,著しい変形など有害な欠陥が発生しないようにし,6.2.1 a)に規定する保持温

度許容差内の有効加熱帯に装入しなければならない。 

なお,この場合にジグを使用するときは,あらかじめその機能を点検しておく。 

4) ガス軟窒化加工及びガス酸窒化加工 雰囲気組成,昇温速度,保持温度及び保持時間は,各加工材

料間に著しいばらつきがなく,すべて加工の目的に適するように調整しなければならない。 

5) 冷却 加工の目的に適する冷却速度で加工材料の表面各部を,ほぼ一様に冷却しなければならない。 

なお,加工材料の表面には,有害な酸化被膜が生じないようにしなければならない。 

6) 加工後の処理 必要に応じて脱脂,洗浄及び防せいを行う。 

b) 塩浴軟窒化加工 

1) 前処理 加工の目的に適するように,加工材料の油脂類,鉄粉,その他有害な酸化被膜などを適切

な方法で洗浄又は除去する。 

2) 加工材料の装入 加工材料の装入は装入量,位置及び方向を適切にし,加工による品質の著しいば

らつきがなく,また,著しい変形など有害な欠陥が発生しないようにし,6.2.2 a)に規定する保持温

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B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

度許容差内の有効加熱帯に装入しなければならない。 

なお,この場合にジグを使用するときは,あらかじめその機能を点検しておく。 

3) 塩浴軟窒化加工 塩浴組成,昇温速度,保持温度及び保持時間は,各加工材料間に著しいばらつき

がなく,すべて加工の目的に適するように調整しなければならない。 

4) 冷却 加工の目的に適する冷却速度で加工材料の表面各部を,ほぼ一様に冷却しなければならない。 

なお,加工材料の表面には,有害な酸化被膜が生じないようにしなければならない。 

5) 加工後の処理 必要に応じて脱脂,洗浄及び防せいを行う。 

c) プラズマ軟窒化加工及びプラズマ酸窒化加工 

1) 前処理 加工の目的に適するように加工材料の油脂類,鉄粉その他有害な酸化被膜などを適切な方

法で洗浄又は除去する。 

2) 窒化防止 窒化防止に際しては,防止部における窒化の影響が以後の機械加工及び使用上支障がな

いように鉄片で覆うか,めっきなど適切な方法による。 

3) 加工材料の装入 加工材料の装入は装入量,位置及び方向を適切にし,加工による品質の著しいば

らつきがなく,また,著しい変形など有害な欠陥が発生しないようにし,6.1.2 a)に規定する保持温

度許容差内の有効処理帯に装入しなければならない。 

なお,この場合ジグを使用するときは,あらかじめその機能を点検しておく。 

4) プラズマ軟窒化加工及びプラズマ酸窒化加工 加熱前の窒化設備内を所定の減圧雰囲気にし,昇温

速度,保持温度及び保持時間は,各加工材料間に著しいばらつきがなく,すべて加工の目的に適す

るように調整しなければならない。 

雰囲気組成は,加工の目的に適するよう,そのガス比率を調整しなければならない。 

5) 冷却 加工材料の表面に有害な酸化被膜を生じないように冷却しなければならない。 

6) 加工後の処理 必要に応じて防せいを行う。 

7.4 

加工方法の記録 加工工程の作業方法及び作業条件のうち,必要事項を記録してこれを保有し,必

要なときには,受渡当事者間で確認する。 

8. 加工品の品質 

8.1 

窒化加工品の品質 

a) 外観 外観は,9.1の規定によって試験したとき,加工品の表面に,割れ,有害なきず,有害な酸化被

膜などの欠陥があってはならない。 

b) 表面硬さのばらつき 表面硬さのばらつきは,9.2の規定によって試験したとき,表6,表7又は表8

の許容値を超えてはならない。 

表6 表面硬さのばらつきの許容値(ビッカース硬さ) 

表面硬さのばらつき HV 

単体内 

同一ロット内 

600以下 

600を超え 

600以下 

600を超え 

45 

60 

70 

100 

表7 表面硬さのばらつきの許容値(ヌープ硬さ) 

表面硬さのばらつき HK 

単体内 

同一ロット内 

600以下 

600を超え 

600以下 

600を超え 

45 

60 

70 

100 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表8 表面硬さのばらつきの許容値(ショア硬さ) 

表面硬さのばらつき HS 

単体内 

同一ロット内 

70以下 

70を超え 

70以下 

70を超え 

備考1. HV,HK及びHSの数値は,それ

ぞれの硬さ試験機によって実測で
求めるもので,硬さの間には直接
の関連性はない。 

2. 同一ロットとは,同じロットの加

工材料を用いて,1回の加工による
加工品の1群をいう。 

3. 測定箇所は,加工材料の表面仕上

げ条件及び加工品の形状上,ほぼ
同一加工条件と認められる範囲と
する。 

4. 部分窒化などの場合は,窒化境界

部付近は,測定箇所から除く。 

c) 窒化層深さのばらつき 窒化層のばらつきは9.3.1の規定によって試験したとき,加工品の規定範囲内

の中央値について,表9の許容値を超えてはならない。 

表9 窒化層深さのばらつきの許容値 

単位mm 

窒化層深さ(3) 

窒化層深さのばらつき 

単体内 

同一ロット内 

0.3以下 

0.05 

0.10 

0.3を超え 0.6以下 

0.10 

0.15 

0.6を超え 

0.15 

0.20 

注(3) 加工品について,窒化層深さが,仕様による

範囲で規定されている場合は,範囲の中央値
による。 

備考1. 同一ロットとは,同じロットの加工材料を

用いて,1回の加工による加工品の1群をい
う。 

2. 測定箇所は,加工材料の表面仕上げ条件及

び加工品の形状上,ほぼ同一加工条件と認
められる範囲とする。 

3. 部分窒化などの場合は,窒化境界部付近は,

測定箇所から除く。 

d) 金属組織 金属組織は,9.4の規定によって試験したとき,加工の種類によって,その使用目的に適合

する正常な組織であり,結晶粒の著しい成長,表層の異状,その他の有害な欠陥があってはならない。 

備考 化合物層については,受渡当事者間の協定による。 

e) 窒化防止部 窒化防止部は,9.5の規定によって試験したとき,以後の機械加工及び使用上有害となる

ような窒化などがあってはならない。 

f) 

変形 変形は,9.6の規定によって試験したとき,使用上支障を及ぼさない範囲内になければならない。 

なお,変形の許容値については,受渡当事者間の協定による。 

8.2 

軟窒化加工品及び酸窒化加工品の品質 

a) 外観 外観は,9.1の規定によって試験したとき,加工品の表面に割れ,有害なきず,有害な酸化被膜

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10 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

などの欠陥があってはならない。 

b) 表面硬さのばらつき 表面硬さのばらつきは,9.2の規定によって試験したとき,表10の許容値を超

えてはならない。 

表10 表面硬さのばらつきの許容値(ビッカース硬さ) 

表面硬さのばらつき HV 

単体内 

同一ロット内 

500以下 

500を超え 

500以下 

500を超え 

35 

80 

55 

140 

備考1. 同一ロットとは,同じロットの加

工材料を用いて,1回の加工による
加工品の1群をいう。 

2. 測定箇所は,加工材料の表面仕上

げ条件及び加工品の形状上,ほぼ
同一加工条件と認められる範囲と
する。 

c) 化合物層深さのばらつき 化合物層深さのばらつきは,9.3.2の規定によって試験したとき,加工品の

規定範囲内の中央値について,表11の許容値を超えてはならない。 

表11 化合物層深さのばらつきの許容値 

単位 μm 

化合物層深さ(4) 

化合物層深さのばらつき 

単体内 

同一ロット内 

     5以下 

 3 

 5を超え10以下 

 5 

10を超え20以下 

 7 

20を超え 

10 

注(4) 加工品について,化合物層深さが,仕様による範囲

で規定されている場合は,範囲の中央値による。 

備考1. 同一ロットとは,同じロットの加工材料を用いて,

1回の加工による加工品の1群をいう。 

2. 測定箇所は,加工材料の表面仕上げ条件及び加工

品の形状上,ほぼ同一加工条件と認められる範囲
とする。 

d) 窒化層深さのばらつき 窒化層深さのばらつきは,9.3.1の規定によって試験したとき,加工品の規定

範囲内の中央値について,表12の許容値を超えてはならない。 

表12 窒化層深さのばらつきの許容値 

単位 mm 

窒化層深さ (3) 

窒化層深さのばらつき 

単体内 

同一ロット内 

     0.3以下 

0.05 

0.10 

0.3を超え0.6以下 

0.10 

0.15 

0.6を超え 

0.15 

0.20 

備考1. 同一ロットとは,同じロットの加工材料を用いて,

1回の加工による加工品の1群をいう。 

2. 測定箇所は,加工材料の表面仕上げ条件及び加工

品の形状上,ほぼ同一加工条件と認められる範囲
とする。 

e) 金属組織 金属組織は,9.4の規定によって試験したとき,加工の種類によって,その使用目的に適合

11 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

する正常な組織で,結晶粒の著しい成長,表層の異状,その他の有害な欠陥があってはならない。 

f) 

窒化防止部 窒化防止部は,9.5の規定によって試験したとき,以後の機械加工及び使用上支障を及ぼ

さない範囲内になければならない。 

g) 変形 変形は,9.6の規定によって試験したとき,使用上支障を及ぼさない範囲内になければならない。 

なお,変形の許容値については,受渡当事者間の協定による。 

8.3 

品質の記録 加工品の品質について試験した結果は,必要事項を記録して保有し,必要なときには

受渡当事者間で確認する。 

9. 加工品の試験方法 

9.1 

外観試験 外観試験は,目視又はJIS G 0565及びJIS Z 2343のいずれかの試験方法によって行う。 

9.2 

硬さ試験 硬さ試験は,JIS G 0563による。 

9.3 

窒化層深さ試験 

9.3.1 

窒化層深さ試験 窒化層深さ試験は,JIS G 0562による。 

備考 金属組織による場合は,一視野内における最大値をもって窒化層深さとする。 

9.3.2 

化合物層深さ試験 化合物層深さ試験は,JIS G 0562による。 

備考 金属組織による場合は,一視野内における平均値をもって化合物層深さとする。 

9.4 

金属組織試験 金属組織試験は,受渡当事者間で協定する試験方法によって行う。 

なお,金属顕微鏡は,50倍以上に拡大できるもので,写真撮影装置付きのものを用いる。 

9.5 

窒化防止部の測定 窒化防止部の測定は,9.2の試験方法による。 

9.6 

変形の測定 変形の測定は,JIS B 7502,JIS B 7503,JIS B 7507,JIS B 7514及びJIS B 7524のい

ずれかの測定器又は適切な器具を用いて測定する。 

10. 加工品の検査 加工品の検査は,外観,表面硬さのばらつき,窒化層深さのばらつき,化合物層深さ

のばらつき,金属組織,窒化防止部及び変形について行い,8.1 a)〜f)及び8.2 a)〜g)の規定に適合しなけれ

ばならない。 

なお,検査は,加工品のロットを代表する試験片を用いてもよい。 

備考 金属組織の検査は,受渡当事者間の協定によって省略してもよい。 

11. 加工の呼び方 加工の呼び方は,加工の種類又は記号による。 

例1. ガス窒化加工 

HNT−G 

例2. プラズマ軟窒化加工 

HNC−P 

12. 表示 送り状(納品書を含む。)又は荷札に,次の事項を表示する。 

a) 加工の種類又は記号 

b) 数量又は質量 

c) 加工業者名又はその略号 

d) 加工年月日 

関連規格 JIS B 7725 ビッカース硬さ試験−試験機の検証 

JIS B 7727 ショア硬さ試験機 

12 

B 6915 : 1999  

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JIS B 7734 ヌープ硬さ試験−試験機の検証 

JIS C 1602 熱電対 

JIS C 1610 熱電対用補償導線 

JIS C 1612 放射温度計の性能表示方法通則 

JIS G 0551 鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法 

JIS G 0552 鋼のフェライト結晶粒度試験方法 

JIS G 0558 鋼の脱炭層深さの測定方法 

JIS G 0581 鋳鋼品の放射線透過試験方法及び透過写真の等級分類方法 

JIS G 0587 炭素鋼及び低合金鋼鍛鋼品の超音波探傷試験方法 

JIS Z 9902 品質システム−製造,据付け及び付帯サービスにおける品質保証モデル 

付表1 引用規格 

JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示 

JIS B 6901 金属熱処理設備−有効加熱帯及び有効処理帯試験方法 

JIS B 6905 金属製品熱処理用語 

JIS B 7502 マイクロメータ 

JIS B 7503 ダイヤルゲージ 

JIS B 7507 ノギス 

JIS B 7514 直定規 

JIS B 7524 すきまゲージ 

JIS G 0562 鉄鋼の窒化層深さ測定方法 

JIS G 0563 鉄鋼の窒化層表面硬さ測定方法 

JIS G 0565 鉄鋼材料の磁粉探傷試験方法及び磁粉模様の分類 

JIS G 0566 鋼の火花試験方法 

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 

JIS G 3113 自動車構造用熱間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS G 3131 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯 

JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 

JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品 

JIS G 3221 クロムモリブデン鋼鍛鋼品 

JIS G 3222 ニッケルクロムモリブデン鋼鍛鋼品 

JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管 

JIS G 3472 自動車構造用電気抵抗溶接炭素鋼鋼管 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

JIS G 4052 焼入性を保証した構造用鋼鋼材(H鋼) 

JIS G 4102 ニッケルクロム鋼鋼材 

JIS G 4103 ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材 

JIS G 4104 クロム鋼鋼材 

JIS G 4105 クロムモリブデン鋼鋼材 

JIS G 4106 機械構造用マンガン鋼鋼材及びマンガンクロム鋼鋼材 

13 

B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS G 4202 アルミニウムクロムモリブデン鋼鋼材 

JIS G 4303 ステンレス鋼棒 

JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 

JIS G 4311 耐熱鋼棒 

JIS G 4312 耐熱鋼板 

JIS G 4313 ばね用ステンレス鋼帯 

JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材 

JIS G 4403 高速度工具鋼鋼材 

JIS G 4404 合金工具鋼鋼材 

JIS G 4801 ばね鋼鋼材 

JIS G 4802 ばね用冷間圧延鋼帯 

JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材 

JIS G 4805 高炭素クロム軸受鋼鋼材 

JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品 

JIS G 5111 構造用高張力炭素鋼及び低合金鋼鋳鋼品 

JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品 

JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品 

JIS G 5704 パーライト可鍛鋳鉄品 

JIS Z 2343 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類 

14 

B 6915 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS B 6915改正原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

○ 金 武 典 夫 

金属技術研究所 

(幹事) 

○ 鎌 田 正 彦 

日本電子工業株式会社 

(委員) 

小 谷 泰 久 

通商産業省機械情報産業局 

○ 本 間   清 

通商産業省工業技術院標準部 

鳥 坂 泰 憲 

通商産業省工業技術院機械技術研究所 

藤 木   栄 

東京都立産業技術研究所 

黒 木 勝 也 

財団法人日本規格協会 

滝 島 延 雄 

社団法人日本熱処理技術協会 

○ 桜 田   徹 

社団法人自動車技術会(三菱自動車工業株式会社) 

○ 森 定 祝 雄 

日立協和エンジニアリング株式会社 

○ 菅 浦 幸 雄 

三菱重工業株式会社相模原製作所 

○ 石 毛 健 吾 

石川島播磨重工業株式会社 

○ 林     廣 

株式会社小松製作所小山工場 

○ 喜 多 正 吾 

田村工業株式会社 

○ 鈴 木 健 司 

株式会社オーネックス 

○ 酒 井 正 光 

桜井興産株式会社 

○ 塚 原 和 俊 

東武冶金株式会社久喜工場 

○ 山 方 三 郎 

オリエンタルエンヂニアリング株式会社 

△ 新 川   要 

日本パーカライジング株式会社 

△ 伊 藤 功 二 

株式会社セム 

△ 村 木 博 明 

同和鉱業株式会社 

(事務局) 

山 口 弘 造 

日本金属熱処理工業会 

備考 ○印は,分科会委員も兼ねる。 

△印は,分科会だけの委員