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B 4306 : 2002 (ISO 3291 : 1995) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本工具工業会 

(JSCTA) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,

JIS B 4306 : 1998は改正され,この規格に置き換えられる。 

今回の改正では,日本工業規格を国際規格と整合化させるために,ISO 3291 : 1995, Extra-long morse taper 

shank twist drillsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

B 4306 : 2002 (ISO 3291 : 1995) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 形状・寸法 ····················································································································· 1 

4. 技術仕様 ························································································································ 1 

5. 製品の呼び方 ·················································································································· 1 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 4306 : 2002 

(ISO 3291 : 1995) 

モールステーパシャンク 

ロングドリル 

Extra-long Morse taper shank twist drills 

序文 この規格は,1995年に第2版として発行されたISO 3291, Extra-long Morse taper shank twist drillsを

翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。 

1. 適用範囲 この規格は,直径6〜50mm,全長200〜630mmのモールステーパシャンクロングドリル(以

下,ドリルという。)の寸法について規定する。 

この規格は,推奨寸法表で示す。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 3291 : 1995 Extra-long Morse taper shank twist drills (IDT)  

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 4003 工具用テーパシャンク部及びソケット−形状・寸法 

備考 ISO 296 : 1991, Machine tools−Self-holding tapers for tool shankからの引用事項は,この規格の

該当事項と同等である。 

JIS B 4313 高速度工具鋼ドリル−技術仕様 

備考 ISO 10899 : 1996, High-speed steel two-flute twist drills−Technical specificationsからの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。 

3. 形状・寸法 ドリルの形状及び寸法は,図1及び表1並びに表2による。 

4. 技術仕様 ドリルの技術仕様は,特に指定がない場合は,JIS B 4313の規定による。 

5. 製品の呼び方 ドリルの呼び方は,次による。 

a) “モールステーパシャンクロングドリル” 

b) 規格番号 

c) 直径 

d) 全長 

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B 4306 : 2002 (ISO 3291 : 1995) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

例 モールステーパシャンクロングドリルの直径10mm,全長250mmの場合 

   モールステーパシャンクロングドリル JIS B 4306-10-250 

図1 モールステーパシャンクロングドリルの形状 

表1 モールステーパシャンクロングドリルの推奨寸法 

単位 mm 

推奨寸法 

(h8) 

全長L 

モールステ

ーパ番号 

200 

250 

315 

400 

500 

630 

○ 

○ 

○ 

6.5 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

7.5 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

8.5 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

9.5 

○ 

○ 

○ 

10 

○ 

○ 

○ 

11 

○ 

○ 

○ 

12 

○ 

○ 

○ 

13 

○ 

○ 

○ 

14 

○ 

○ 

○ 

15 

○ 

○ 

○ 

16 

○ 

○ 

○ 

17 

○ 

○ 

○ 

18 

○ 

○ 

○ 

19 

○ 

○ 

○ 

20 

○ 

○ 

○ 

21 

○ 

○ 

○ 

22 

○ 

○ 

○ 

23 

○ 

○ 

○ 

24 

○ 

○ 

○ 

25 

○ 

○ 

○ 

28 

○ 

○ 

○ 

30 

○ 

○ 

○ 

32 

○ 

○ 

○ 

35 

○ 

○ 

○ 

38 

○ 

○ 

○ 

40 

○ 

○ 

○ 

42 

○ 

○ 

45 

○ 

○ 

48 

○ 

○ 

50 

○ 

○ 

直径範囲 6以上9.5以

下 

6以上14以
下 

6以上23以
下 

9.5を超え40
以下 

14を超え50
以下 

23を超え50
以下 

備考1. モールステーパシャンクは,JIS B 4003による。 

2. 溝長lは,表2を参照。 

備考 直径の許容差は,JIS B 0401-1に規定するh8に基づく数値とする。 

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B 4306 : 2002 (ISO 3291 : 1995) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表2 モールステーパシャンクロングドリルの溝長 

単位 mm 

モールス 

テーパ 

番号 

全長 L 

200 250 315 400 500 630 

溝長 l 

110 160 225 310 

215 300 400 

275 375 505 

250 350 480 

日本工業標準調査会標準部会 機械要素技術専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

大 園 成 夫 

東京電機大学 

(委員) 

加 藤 伸 一 

社団法人自動車技術会 

川 口 俊 充 

日本工具工業会 

黒 澤 富 蔵 

産業技術総合研究所 

桑 田 浩 志 

有限会社桑田設計標準化研究所 

清 水 雄 輔 

社団法人日本バルブ工業会 

庄 野 敏 臣 

社団法人日本工作機械工業会 

筒 井 康 賢 

産業技術総合研究所 

真 弓   透 

社団法人日本ベアリング工業会 

丸 山 一 男 

工学院大学 

望 月 正 紀 

社団法人日本ねじ工業会