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B 4231-2 : 1999  

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した規格で

ある。これによって,JIS B 4231 : 1988は廃止され,JIS B 4231-1及びJIS B 4231-2に置き換えられる。 

この規格は,JIS B 4231 : 1988に対応する国際規格であるISO 3294 : 1975, Parallel shank countersinks for 

angles 60, 90 and 120 degrees inclusive及びISO 3293 : 1975, Morse taper shank countersinks for angles 60 degrees, 

90 degrees and 120 degrees inclusiveとの整合化のため,それぞれに対応するものとして,JIS B 4231-1(面

取りフライス−第1部:ストレートシャンク面取りフライス)とJIS B 4231-2(面取りフライス−第2部:

テーパシャンク面取りフライス)とに分割し,制定したものである。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 4231-2 : 1999 

面取りフライス 

第2部:テーパシャンク面取りフライス 

Milling cutters−Morse taper shank countersinks 

序文 この規格は,1975年に第1版として発行されたISO 3293, Morse taper shank countersinks for angle 60 

degrees, 90 degrees and 120 degrees inclusiveを翻訳し,技術内容(軽微な技術上の差異を除く)及び規格票

の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格のなかで,点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,外径が16〜80mm,角度が60°,90°及び120°の高速度工具鋼製モールス

テーパシャンク面取りフライス(以下,フライスという。)について規定する。ただし,シャンクについて

は炭素鋼などの他の材料を使用することができる。 

テーパシャンクの寸法は,JIS B 4003による。 

なお,ストレートシャンク面取りフライスは,JIS B 4231-1で規定する。 

備考 この規格の対応国際規格を次に示す。 

ISO 3293 : 1975 Morse taper shank countersinks for angles 60 degrees, 90 degrees and 120 degrees 

inclusive 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 4003 工具用テーパシャンク部及びソケット−形状・寸法 

備考 ISO 296 : 1991, Machine tools-self-holding taper for tool shanksからの引用事項は,この規格の該

当事項と同等である。 

JIS B 4231-1 ストレートシャンク面取りフライス 

備考 ISO 3294 : 1975, Parallel shank counterdsinks for angle 60, 90 and 120, degrees inclusiveが,この規

格と一致している。 

3. 形状・寸法 フライスの形状及び寸法は,表1による。 

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B 4231-2 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1 テーパシャンク面取りフライスの形状及び寸法 

単位mm 

全長L 

ボディ長さl 

モールス 
テーパ番号 

外径 

先端径 

D1 

角度 

θ=60° 

角度 

θ=90°及び120° 

角度 

θ=60° 

角度 

θ=90°及び120° 

16 

3.2 

93 

97 

20 

24 

20 

116 

120 

24 

28 

25 

121 

125 

29 

33 

31.5 

124 

132 

32 

40 

40 

12.5 

150 

160 

35 

45 

50 

16 

153 

165 

38 

50 

63 

20 

185 

200 

43 

58 

80 

25 

196 

215 

54 

73 

備考 角度θの許容差は,

0

とする。 

参考1. モールステーパシャンクは,JIS B 4003による。 

2. 外径D,先端径D1,全長L及びボディ長さlの許容差は,JIS B 0405に規定する公差等

級c(粗級)とする。 

3. 量記号は,ISO 3293では,外径Dをd1,先端径D1をd2,角度をθをα,全長Lをl1,ボ

ディ長さlをl2と表示している。 

4. ISO 3293には,形状・寸法という項目名は記載されていない。 

B 4231-2 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

国際整合化調査研究委員会 構成表 

氏名 

所属 

村 田 良 司 

東京理科大学 

中 嶋   誠 

通商産業省機械情報産業局 

本 間   清 

工業技術院標準部 

伊 藤   哲 

工業技術院機械技術研究所 

橋 本 繁 晴 

財団法人日本規格協会 

野 上   彰 

株式会社不二越 

羽 山 隆 貫 

日立ツール株式会社 

川 口 俊 充 

株式会社不二越 

日下部 祐 次 

神鋼コベルコツール株式会社 

宮 林 光 行 

株式会社彌満和製作所 

倉 持   建 

日本高周波鋼業株式会社 

舞 田 靖 司 

社団法人日本機械工業連合会 

岡 安 英 雄 

社団法人日本工作機械工業会 

西 村 欣 也 

社団法人日本歯車工業会 

石 川 侑 男 

社団法人日本金型工業会 

安 武 昭 彦 

社団法人日本工作機器工業会 

手 取 正 輝 

いすゞ自動車株式会社 

小 峰 武 夫 

コベルコツールエンジニアリング株式会社 

白 土 秀 明 

オーエスジー株式会社 

佐 藤 直 彦 

理研製鋼株式会社 

田 中 祐 弌 

コベルコツールエンジニアリング株式会社 

大 沢 秀 彦 

オーエスジー株式会社 

平 野 武 治 

日本工具工業会 

佐 野 保 次 

日本工具工業会