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B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 略語······························································································································· 4 

5 適合性の枠組み ················································································································ 4 

5.1 適合性試験 ··················································································································· 4 

5.2 UUT(試験ユニット)の型 ······························································································ 5 

5.3 適合性試験の方法 ·········································································································· 5 

6 適合性試験の手順 ············································································································· 8 

6.1 “Create CSI”アクティビティ ························································································· 8 

6.2 “Create ATC”アクティビティ ························································································ 8 

6.3 “Create ETC”アクティビティ ························································································ 9 

6.4 “Test UUT”アクティビティ ··························································································· 9 

7 UUTの適合性················································································································· 10 

7.1 ケイパビリティクラス構造の適合性·················································································· 10 

7.2 ケイパビリティテンプレートの適合性··············································································· 11 

7.3 ケイパビリティプロファイルの適合性··············································································· 13 

7.4 ケイパビリティプロファイル照合機構の適合性 ··································································· 17 

附属書A(参考)ケイパビリティプロファイルの適合性試験························································ 18 

附属書B(参考)1型照合機構の適合性試験 ············································································· 22 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人製造科学技術センター(MSTC)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS B 3900の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS B 3900-1 第1部:枠組み 

JIS B 3900-2 第2部:プロファイリングの手法 

JIS B 3900-3 第3部:インタフェースサービス,プロトコル及びケイパビリティテンプレート 

JIS B 3900-4 第4部:適合性試験の方法,規範及び報告 

JIS B 3900-5 第5部:複数のケイパビリティクラス構造を用いたプロファイル照合の手法(予定) 

JIS B 3900-6 第6部:複数のケイパビリティクラス構造に基づいたプロファイル照合のためのインタ

フェースサービス及びプロトコル(予定) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 3900-4:2012 

(ISO 16100-4:2006) 

産業オートメーションシステム及びその統合− 

製造用ソフトウェア相互運用のための 

ケイパビリティプロファイリング− 

第4部:適合性試験の方法,規範及び報告 

Industrial automation systems and integration- 

Manufacturing software capability profiling for interoperability- 

Part 4: Conformance test methods, criteria and reports 

序文 

この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 16100-4を基に,技術的内容を変更することなく作

成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

この規格は,製造用ソフトウェアの相互運用を促進する目的で作成し,各企業の生産環境に応じて個別

に開発され使用されてきたソフトウェアのケイパビリティプロファイリングの適合性試験の方法,規範及

び報告について規定する。これによって,製造用ソフトウェアの部品化及び共有化による流通及び開発コ

ストの削減に寄与する。 

注記 この規格で用いる略語は,この規格の中で出現時に記載している。 

適用範囲 

この規格は,製造用ソフトウェアのケイパビリティプロファイリングの適合性試験の方法,規範及び報

告について規定する。この規格は,製造用領域で使用するソフトウェア製品に適用する。この規格は,製

造用の工程設計,操作及び制御に関わるソフトウェアのインタフェースを適用範囲とし,製品設計,工場

管理,サプライチェーンマネジメント(SCM)及び企業資源計画(ERP)には適用しない。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 16100-4:2006,Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability 

profiling for interoperability−Part 4: Conformance test methods, criteria and reports(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS B 3900-1:2007 産業オートメーションシステム及びその統合−製造用ソフトウェア相互運用のた

めのケイパビリティプロファイリング−第1部:枠組み 

注記 対応国際規格:ISO 16100-1,Industrial automation systems and integration−Manufacturing 

software capability profiling for interoperability−Part 1: Framework(MOD) 

JIS B 3900-2:2008 産業オートメーションシステム及びその統合−製造用ソフトウェア相互運用のた

めのケイパビリティプロファイリング−第2部:プロファイリングの手法 

注記 対応国際規格:ISO 16100-2,Industrial automation systems and integration−Manufacturing 

software capability profiling for interoperability−Part 2: Profiling methodology(IDT) 

JIS B 3900-3:2010 産業オートメーションシステム及びその統合−製造用ソフトウェア相互運用のた

めのケイパビリティプロファイリング−第3部:インタフェースサービス,プロトコル及びケイ

パビリティテンプレート 

注記 対応国際規格:ISO 16100-3,Industrial automation systems and integration−Manufacturing 

software capability profiling for interoperability−Part 3: Interface services, protocols and capability 

templates(IDT) 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 3900-1,JIS B 3900-2及びJIS B 3900-3によるほか,次に

よる。 

3.1 

簡易試験仕様(abstract test case) 

実装環境,変数値及び手法とは独立した,少なくとも一つの試験のための仕様。 

3.2 

簡易試験仕様集(abstract test suite) 

簡易試験仕様の集合。 

3.3 

ケイパビリティ(capability) 

製造用ソフトウェアがもつ機能及び提供するサービスの集合。 

注記 ケイパビリティの一般的定義は,IEC 62264-1による。この定義は,ISO 15531-1及びISO/DIS 

19439の定義とは異なる。 

3.4 

ケイパビリティクラス(capability class) 

ケイパビリティプロファイリングで用いる要素で,製造活動におけるソフトウェアユニットの役割を表

す機能又は挙動を定義したクラス。 

3.5 

ケイパビリティプロファイリング(capability profiling) 

ソフトウェアの相互運用の枠組みにおける,特定のインタフェースを通じて提供するサービスの選択及

び記述。 

3.6 

適合性(conformance,conformity) 

仕様で真であるものが,実装でも真であることを実現する仕様と実装との関係。 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

例 プロファイルの実装は,JIS B 3900規格群の規定に従って生成したテンプレート仕様に適合して

いる。 

3.7 

適合性判定箇所(conformance point) 

JIS B 3900規格群の規定に基づいて実装が適合かどうかを判定する試験を計画して実施する際に,特定

の要求を示す部分。 

3.8 

適合性記述(conformance statement) 

仕様の適合性判定箇所及びその箇所で満たすべき要求の記述。 

3.9 

適合性試験(conformance testing,conformity assessment) 

規格が要求する特定の機能を実装した製品に対して,その機能の発現を判定するために実施する試験。 

3.10 

適合性試験報告(conformance test report) 

適合性試験による評価の最後に記載する文書で,実施する適合性試験の規格に対する試験ユニット

(UUT : Unit under test)の試験結果及び試験方法の詳細な報告。 

3.11 

適合性を満たす実装(conforming implementation) 

適合性情報(CSI : Conformance statement for the implementation)に記載のケイパビリティに合致する実装。 

3.12 

実行可能試験(executable test case) 

試験環境に依存して,変数値及び特定の試験方法に従った簡易試験仕様の実装。 

3.13 

実行可能試験集(executable test suite) 

実行可能試験の集合。 

3.14 

誤り検出試験(falsification testing) 

実装における誤りを見つけるための試験方法。 

3.15 

インタフェース(interface) 

生起条件とともに記述したオブジェクトの協調挙動の抽象化。 

3.16 

製造用ソフトウェアユニット(manufacturing software unit) 

一つ又は複数の製造用ソフトウェアコンポーネントで構成するソフトウェアリソースのクラスで,製造

アクティビティにおける機能又は役割を定義し,ユニット相互の共有情報の交換機構を支援するもの。 

注記 製造用ソフトウェアユニットは,UML記法を用いたソフトウェアオブジェクトとしてモデル化

する。 

3.17 

照合機構(matcher) 

提供するケイパビリティプロファイルと要求するケイパビリティプロファイルとを比較する機構。 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.18 

合致レベル(matching level) 

製造用ソフトウェアユニット(MSU : manufacturing software unit)のケイパビリティプロファイルが,製

造用アクティビティのソフトウェア機能要件を満足している割合を示す指標。 

3.19 

MSUの相互運用性(MSU interoperability) 

MSUが別のMSUとアプリケーション情報を交換するための,インタフェース仕様の特定の使用を支援

するMSUのケイパビリティ。 

3.20 

プロファイル(profile) 

一つ以上の基本仕様,副プロファイル又はその組合せ。基本仕様の特定のクラス指定,要求展開した部

分集合,オプション及びパラメータ,並びに副プロファイルを実現するために必要な特定の機能,アクテ

ィビティ又はそれらの関係を含む。 

3.21 

参照用ケイパビリティクラス構造(reference capability class structure) 

スキーマで,ケイパビリティプロファイリングに用いるケイパビリティクラスの階層を表すもの。 

3.22 

テンプレート(template) 

MSUケイパビリティプロファイルのスキーマ。 

3.23 

試験ユニット(unit under test) 

JIS B 3900規格群が規定する特定の性質に合致するか又は提供するかを評価する,プロファイル照合機

構,並びにケイパビリティプロファイル,ケイパビリティテンプレート及びケイパビリティクラス構造。 

略語 

(この規格の中で出現時に記載のため削除) 

適合性の枠組み 

5.1 

適合性試験 

ケイパビリティプロファイル,テンプレート,参照用ケイパビリティクラス構造,プロファイル照合機

構などのUUTは,外から観察できる挙動が箇条7で規定する適合性要求を満足する場合に“適合してい

る”とする。 

適合性試験は,実装が規格又は仕様の要求に合致するかどうかの検証である。適合性試験は,相互運用

性を達成するために必要ではあるが,相互運用性を保証するものではない。適合性試験は,開発者及び使

用者に,適合したUUTが期待どおりに稼働し,思いどおりの機能を発揮し,又は記述したインタフェー

ス若しくは形式を備えていることの情報を提供する。 

JIS B 3900規格群の基本的な適合性試験の方針は,誤り検出試験である。誤り検出試験は,正誤の多様

な入力の組合せに対して実装を課しており,試験出力を試験規定の中で予期する出力と比較して適合性の

度合いを決定する。試験出力が予期する出力と合致しない場合は,実装が仕様に適合していないと判定す

る。適合性試験の結果は,絶対的な適合性を保証するわけではない。誤り検出試験は,不適合であるとい

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

うことだけを示す。多様な入力で試験すれば,適合性の信頼度は高くなる。 

5.2 

UUT(試験ユニット)の型 

MSUの相互運用性は,JIS B 3900-2に規定のケイパビリティプロファイリング手法で達成できる。MSU

のケイパビリティプロファイリング及び要求ケイパビリティプロファイリングのケイパビリティプロファ

イリング手法の中核となる手順を,次に示す。 

a) ケイパビリティクラス構造を作成し,データベースに登録する。 

b) 製造用アプリケーションに対する要求に基づいて,データベースからケイパビリティクラス構造を検

索する。 

c) データベース内の参照用ケイパビリティクラス構造から,ケイパビリティクラスを選択する。 

d) ケイパビリティテンプレートを作成し,データベースに登録する。 

e) ケイパビリティクラスに対応するケイパビリティテンプレートをデータベースから検索する。 

f) 

テンプレートの各項目を埋めてケイパビリティプロファイルを作成し,データベースに登録する。 

g) プロファイルの照合機構を使用してMSUのケイパビリティプロファイルと要求プロファイルとを照

合する。 

手順a),d)及びf)でUUTを登録する前に,UUTの型に適した適合性試験を行う。 

MSUの対応するケイパビリティプロファイルを,検証済みのケイパビリティクラス構造,ケイパビリテ

ィクラス及びケイパビリティプロファイルテンプレートを用いて検証すれば,MSUの相互運用性が高くな

る。 

MSUの相互運用性を高めるために適合性試験を行うUUTの四つの型は,次による。 

− 参照用ケイパビリティクラスの構造 

− ケイパビリティテンプレート 

− ケイパビリティプロファイル 

− ケイパビリティプロファイルの照合機構 

5.3 

適合性試験の方法 

適合性試験の手順は,図1に示すように,次のアクティビティの集合で構成する。 

a) CSIの生成 

b) ATCの生成 

c) ETCの生成 

d) UUTの試験 

適合性試験の手順は,箇条7に規定する適合性の判定箇所及び適合性試験の判定基準に基づく実装のた

めの適合性情報(CSI : Conformance statement for the implementation)の作成で始まる。 

実装のための付加情報(XITI : eXtra information for testing the implementation)及びCSIから,簡易試験仕

様(ATC : Abstract test case)を作成する。XITIは,UUTの型に依存し,UUTそれぞれの型に対して表2

に示す項目を含む。 

個々のATCは,元のCSIに逆引きが可能で,実行可能試験(ETC : Executable test case)の集合として実

装できる。適切な試験環境のために,表3に示す付加情報は,実行可能試験集(ETS : Excutable test suite)

を形成する簡易試験仕様集(ATS : Abstract test suite)に対応するETCの集合と対応する。 

background image

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{規定及び仕様} 

CSIの生成 

ATCの生成 

ETCの生成 

{XITI} 

{XIPI} 

:CSI 

:ATC 

:ETC 

UUTの取得 

:UUT 

UUTの試験 

:適合性試験報告 

図1−適合性試験手順の開発方法 

特定のUUT上でETSを実行すると,試験の結果はETSに属する個々のETCからの結果を統合したもの

になる。個々のETCの試験結果は,“PASS”又は“FAIL”のいずれかである。特定のETCに失敗したUUT

は,UUTが適合性の判定箇所及び関連する判定基準に対応するATCに適合しないことを示す。ETSに属

する少なくとも一つのETCの試験結果が“FAIL”となった場合,ETSは完全に適合するとはみなさない。 

個々のUUTの型として,適合性試験の全てのアクティビティに対して入力及び出力がある。これらの

入力及び出力の詳細は,次のとおりである。 

a) “Create CSI”アクティビティ − 表1参照 

b) “Create ATC”アクティビティ − 表2参照 

c) “Create ETC”アクティビティ − 表3参照 

d) “Test UUT”アクティビティ − 表4参照 

表1−“Create CSI”の入力及び出力 

UUTの型 

ケイパビリティ 

クラス構造 

ケイパビリティ 

テンプレート 

ケイパビリティ 

プロファイル 

ケイパビリティ 

プロファイル 

照合機構 

入力 規格又は仕様 

・アプリケーション領

域の意味定義 

・辞書及び分類 

・ケイパビリティ 

クラス 

・辞書及び分類 

・テンプレート 

・正しいMSU及び

要求プロファイ
ルに含まれる要
素の集合 

出力 

・CSIのケイパビリテ

ィクラス構造(表6) 

・CSIのテンプレー

ト(表7) 

・CSIのプロファイ

ル(表8) 

・CSIのプロファイ

ル照合機構(表9) 

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B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

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表2−“Create ATC”の入力及び出力 

UUTの型 

ケイパビリティ 

クラス構造 

ケイパビリティ 

テンプレート 

ケイパビリティ 

プロファイル 

ケイパビリティ 

プロファイル 

照合機構 

入力 

CITI 

・CITI 

・CITI 

・CITI 

・CITI 

XITI 

・木構造の相対的な範

囲及び階層 

・アクティビティクラ

ス及び関係を記述
したUML図 

・ケイパビリティク

ラス構造 

・辞書及び分類 

・テンプレート 
・辞書及び分類 

・テンプレート 
・辞書及び分類 

出力 

ATC 

・ATC 
・ATS 

・ATC 
・ATS(附属書B 

参照) 

・ATC 

・ATS(附属書A参

照) 

・ATC 
・ATS[附属書Ba) 

参照] 

“CITI”は,“Conformance infomation for testing the implementation”の略である。 
注a) 対応国際規格では附属書Cと記載されている。 

表3−“Create ETC”の入力及び出力 

UUTの型 

ケイパビリティ 

クラス構造 

ケイパビリティ 

テンプレート 

ケイパビリティ 

プロファイル 

ケイパビリティ 

プロファイル 

照合機構 

入力 

ATC 

・ATC 
・ATS 

・ATC 
・ATS 

・ATC 
・ATS 

・ATC 
・ATS 

XIPI 

・環境 
・アプリケーション領

域の意味定義 

・辞書及び分類 

・環境 
・テンプレートの 

スキーマ 

・環境 
・テンプレート 

・環境 

・ケイパビリティク

ラス構造 

出力 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

“XIPI”は,“eXtra infomation for platform implementation”の略である。 

表4−“Test UUT”の入力及び出力 

UUTの型 

ケイパビリティ 

クラス構造 

ケイパビリティ 

テンプレート 

ケイパビリティ 

プロファイル 

ケイパビリティ 

プロファイル 

照合機構 

入力 

ETC 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

・ETC 
・ETS 

UUT 

・参照用クラス構造 

のファイル 

・検証済みパラメー 

タ入力 

・テンプレートの 

ファイル 

・検証済みパラメ 

ータ入力 

・プロファイルの 

ファイル 

・検証済みパラメ 

ータ入力 

・照合機構 
・検証済みパラメ 

ータ入力 

出力 

・適合性試験報告 

・適合性試験報告 

・適合性試験報告 

・適合性試験報告 

background image

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

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適合性試験の手順 

6.1 

“Create CSI”アクティビティ 

6.1.1 

実装のための適合性記述 

個々のUUTの型に対し,対応する適合性試験の規範を用いて実行する適合性試験で,特定のCSI集合

を用いて適合性判定箇所の集合を認識する。CSIは,図2に示す構造をもつ。 

CSIは,適合性試験の理解を深め,試験範囲の境界を認識するために用いる。適合性記述には,“肯定”

と“否定”とがある。必須を示す記述は“肯定”であり,禁止を示す記述が“否定”である。 

CSI 

JIS B 3900規格群の他の部に示す 

適合性試験の要求 

適合性判定箇所 

適合性試験規範 

包含 

1..* 

1..* 

依存 

依存 

図2−CSIの構造 

6.1.2 

適合性判定箇所の型 

適合性判定箇所は,規範又は仕様における適合性の要求事項である。この適合性判定箇所において,実

装が適合性規範に合致するかどうかを判定する試験を行う。適合性判定箇所には,表5に示す4種類の型

がある。 

表5−適合性判定箇所の型 

型 

UUTへの実装 

試験の必要性 

ATCの結果 

必要 

必要 

合格 

必要 

必要 

合格又は不合格 

場合によって必要 

実装の場合に必要 

合格 

場合によって必要 

実装の場合に必要 

合格又は不合格 

6.1.3 

CSIスキーマ 

個々のCSIは,次の項目を備えた適合性記述の表に記録する。 

a) 適合性試験の番号 − 適合性判定箇所及び論理的に関連する個々の適合性試験を識別するもの 

b) 適合性判定箇所の番号 − 個々の適合性判定箇所を識別するもの 

c) 適合性判定箇所の記述 − 適合性判定箇所の概要 

d) 参照する仕様 − 適合性判定箇所に関連するJIS B 3900規格群の部番号,箇条番号及び細分箇条 

e) 適合性判定箇所の種類 − 表5による適合性判定箇所の型 

f) 

簡易試験仕様の規範 − 期待する挙動の記述 

6.2 

“Create ATC”アクティビティ 

UUTの試験には,個々のUUTの型に対し,UUTで規定するCSIの集合に基づくATCの集合を用いる。

個々のATCは,図3に示すその他の適合性試験と関係し,次のような要素をもつ。 

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B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

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a) UUTの型 

b) 一つの適合性判定箇所の識別子 

c) 適合性判定箇所の集合の識別子 

d) 適合性判定箇所に対する試験結果 

個々のATCには,特定のUUTの挙動を検証するそれぞれの目的がある。ATCは,CSIの集合に従って

ATG(“ATG”は,“Abstract test group”の略である。)内に論理的に組み分ける。UUTの型に対し,ATG

の集合がATSを構成する。 

 
 

XITI 

XIPI 

ATC 

ATG 

ATS 

ETC 

ETG 

ETS 

CSI 

CSI集合 

UUTのCSI 

制約 

制約 

1..* 

1..* 

1..* 

1..* 

1..* 

1..* 

0..* 

1..* 

図3−適合性試験要素のクラス図 

6.3 

“Create ETC”アクティビティ 

環境に固有のATCの実装には,個々のUUTの型に対し,UUTで規定するATCの集合に基づくETCの

集合を用いる。環境固有の要因には,計算機のハードウェア,ソフトウェア,通信ネットワーク及びプロ

グラム言語を含む。関連するATCの集合がATGを構成するのと同様に,ETCはETG(“ETG”は,“Executable 

test group”の略である。)を構成する。ETGの集合は,図3に示すようにUUTの型に応じたETSを構成す

る。 

6.4 

“Test UUT”アクティビティ 

適合性試験の実行には,個々のUUTの型に対し,ETSを用いる。試験の入力は,ETSに属するそれぞ

れのETCを実行するために必要なUUT及び他のUUTに固有の情報を含む。試験の出力は,次の要素をも

つ適合性試験の報告を含まなければならない。 

a) 次の値のうちの,一つを含む適合レベルの記載 

1) “FULL CONFORMANCE”(完全適合)− 適合性判定箇所の全ての型がETSに合格 

2) “MINIMAL CONFORMANCE”(部分適合) − 適合性判定箇所のA型及びC型がETSに合格 

3) “NO CONFORMANCE”(適合なし) − 適合性判定箇所のA型又はC型がETSに不合格 

注記 ETSがATSから正しく導出できない場合には,適合レベルの記載が正しいとは限らない。 

b) 適合性判定箇所,それぞれのETC試験の出力及び“部分適合”又は“適合なし”の場合の詳細な情報

リストを含む関連情報 

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10 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

UUTの適合性 

7.1 

ケイパビリティクラス構造の適合性 

7.1.1 

参照ケイパビリティクラス構造 

JIS B 3900-3の図B.1に示すように,製造用アプリケーション領域は,アクティビティの木構造でモデ

ル化する。個々のアクティビティは,MSUが提供するケイパビリティクラスに関連する。ケイパビリティ

クラスは,関連するアクティビティの木構造に1対1で対応する参照ケイパビリティクラスの木構造も構

成する。 

図4は,ケイパビリティクラスとアプリケーションアクティビティの木構造との写像の例である。 

製造用

アプリケーション

アクティビティ1

サブアクティビティ1-1

サブアクティビティ1

アクティビティ2

サブアクティビティ2

.......

.......

.......

製造用

アプリケーションクラス

ケイパビリティクラス

プロファイル
テンプレート

プロファイル

.......

.......

.......

.......

クラス

インスタンス

プロファイルテンプレート
= プロファイル用の具体クラス

アクティビティの木

ケイパビリティクラス構造

サブアクティビティ1-2

ケイパビリティクラス

ケイパビリティクラス

ケイパビリティクラス

ケイパビリティクラス

プロファイル
テンプレート

プロファイル

プロファイル
= 要求プロファイル又は

MSUプロファイル

図4−ケイパビリティクラスとアプリケーションアクティビティの木構造との写像の例 

7.1.2 

参照ケイパビリティクラス構造のCSI 

表6は,UUTの“reference capability class structure”型に対するATCを作成するために用いる。 

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11 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表6−参照ケイパビリティクラス構造のCSI 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲1 

XML書式 

JIS B 3900-2の6.2 

XMLスキーマ書式の参照ク
ラス構造である。 

Index̲2 

ケイパビリティクラ

スの木構造 

JIS B 3900-2の6.2 

Index̲2.1 

節点の上位節点 

JIS B 3900-2の6.2 

正確には1節点に一つが唯一
に存在する。ルート節点には
上位節点はない。 

Index̲2.2 

木構造の階層 

JIS B 3900-2の6.2 

木構造の階層を示す値が唯
一に存在する。 

Index̲2.3 

木構造の広がり 

JIS B 3900-2の6.2 

木構造の広がりを示す値が
唯一に存在する。 

Index̲2.4 

節点のID 

JIS B 3900-2の6.2.2 

木構造の中でケイパビリテ
ィクラスと関連するアクテ
ィビティ機能の位置を特定
する節点の唯一の識別子が
存在する。特に,機能(ケイ
パビリティクラス)を繰り返
し実体化する場合に重要で
ある。 

Index̲2.5 

木構造のID 

JIS B 3900-3の7.1.2a) 

構造要素が唯一に存在する。 

Index̲2.6 

木構造の型 

JIS B 3900-3の7.1.2a) 

構造要素が唯一に存在する。 

Index̲2.7 

“CapabilityClassID” 

JIS B 3900-3の7.2.2b) 

存在する。 

注a) 木構造のID及び木構造の型は,JIS B 3900-3の7.1.2に示す要素“ケイパビリティプロファイリング”に対応す

る。 

b) “CapabilityClassID”は,JIS B 3900-3の7.2.2に示す要素“TemplateID”に対応する。 

7.2 

ケイパビリティテンプレートの適合性 

7.2.1 

ケイパビリティテンプレート 

ケイパビリティクラスの構造は,JIS B 3900-2の6.2.1に規定する。ケイパビリティテンプレートは,JIS 

B 3900-3の箇条7に規定する。ケイパビリティクラスのケイパビリティテンプレートへの写像は,JIS B 

3900-2の6.3に規定する。 

ケイパビリティテンプレートの適合性試験では,そのテンプレートが,次のとおりであることを検証す

る。 

a) 良構造のXMLスキーマである。 

b) JIS B 3900-3の箇条7の仕様に従っている。 

7.2.2 

ケイパビリティテンプレートのCSI 

表7は,UUTの“capability template”型に対するATCを作成するために使用する。 

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12 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表7−ケイパビリティテンプレートのCSI 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲1 

XML書式 

JIS B 3900-3の箇条7 

XMLスキーマ書式のケイ
パビリティテンプレートで
ある。 

Index̲2 

スキーマ要素の 

ヘッダ 

JIS B 3900-3の7.1 

Index̲2.1 

XMLの版及び 

該当範囲 

JIS B 3900-3の7.1 

XMLの版及び該当範囲を
正しく示し,JIS B 3900-3
の7.1に適合する値をもつ。 

Index̲2.2 

“CapabilityProfiling” 

JIS B 3900-3の7.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

index̲2.2.1 

“Type” 

JIS B 3900-3の7.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲2.2.2 

“CapabilityProfile” 

JIS B 3900-3の7.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲2.2.2.1 

“pkgtype”及び 

“version” 

JIS B 3900-3の7.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲2.2.2.2 

“CommonPartType” 

及び 

“SpecificPartType” 

JIS B 3900-3の7.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index ̲3 

“CommonPartType” 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.1 

ケイパビリティプロ

ファイルの 

型の“Choice” 

JIS B 3900-3の7.2 

スキーマ要素を正しく示
し,値が“Requirement”又は
“MSU̲Capability”である。 

Index̲3.2 

“ReferenceCapability 

ClassStructure” 

JIS B 3900-3の7.2.1 

“id”,“name”,“version”,及
び“url”の属性を正しく示
す。 

Index̲3.3 

“TemplateID” 

JIS B 3900-3の7.2.1 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲3.4 

追加する 

“ReferenceCapability 

ClassStructure” 

及び 

“TemplateID”の組 

JIS B 3900-3の7.2.1 

Index̲3.2及びIndex̲3.3に
示す両方の規定を満足する
要素を正しく示す。 

Index̲3.5 

“Version” 

JIS B 3900-3の7.2 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲3.6 

“Owner” 

JIS B 3900-3の7.2 

スキーマ要素を正しく示
す。 

Index̲3.7 

“ComputingFacilities” 

JIS B 3900-3の7.2 

“Processor0”, 
“OperatingSystem0”, 
“Language”,“Memory”及び
“DiskSpace”が存在する。 

Index̲3.8 

追加する 

“ComputingFacilities” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.7の規定を満足す
るスキーマ要素を正しく示
す。 

 
 
 

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13 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表7−ケイパビリティテンプレートのCSI(続き) 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲3.9 

“Performance” 

JIS B 3900-3の7.2 

“ElapsedTime”及び 
“TransactionsPerUnitTime”
の属性を正しく示す。 

Index̲3.10 

追加する 

“Performance” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.9の規定を満足す
るスキーマ要素を正しく
示す。 

Index̲3.11 

“ReliabilityData” 

JIS B 3900-3の7.2 

“UsageHistory”, 
“Shipments”, 
“IntendedSafetyIntegrity”及
び“Certification”のスキーマ
要素を正しく示す。 

Index̲3.12 

追加する 

“ReliabilityData” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.11の規定を満足す
るスキーマ要素を正しく
示す。 

Index̲3.13 

“SupportPolicy” 

JIS B 3900-3の7.2 

“index”の属性を正しく示
す。 

Index̲3.14 

追加する 

“SupportPolicy” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.13の規定を満足す
るスキーマ要素を正しく
示す。 

Index̲3.15 

“PriceData” 

JIS B 3900-3の7.2 

“invest”,“annualSupport”及
び“unit”の属性を正しく示
す。 

Index̲3.16 

追加する 

“PriceData” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.15の規定を満足す
るスキーマ要素を正しく
示す。 

7.3 

ケイパビリティプロファイルの適合性 

7.3.1 

ケイパビリティプロファイル 

ケイパビリティプロファイルは,プロファイル名をもったケイパビリティテンプレートである。他の項

目は,詳細化のレベルに従って値を埋め込む。 

ケイパビリティプロファイルの適合性試験では,そのプロファイルが次のとおりであることを検証する。 

a) 良構造のXML記述である。 

b) JIS B 3900-3の箇条7のテンプレート仕様に従っている。 

7.3.2 

ケイパビリティプロファイルのCSI 

表8は,UUTの“capability profile”型に対するATCを作成するために使用する。 

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14 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表8−ケイパビリティプロファイルのCSI 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲1 

XML書式 

JIS B 3900-3の箇条7 

XMLスキーマ書式のケイパ
ビリティプロファイルであ
る。 

Index̲2 

スキーマ要素の 

ヘッダ 

JIS B 3900-3の7.1.2 

Index̲2.1 

XMLの版及び 

適用範囲 

JIS B 3900-3の7.1.2 

XMLの版及び該当範囲を正
しく示し,JIS B 3900-3の 
7.1.2に適合する値をもつ。 

Index̲2.2 

“CapabilityProfiling” 

JIS B 3900-3の7.1.2 

スキーマ要素を正しく示す。 

Index̲2.2.1 

“Type” 

JIS B 3900-3の7.1.2 

属性“id”が存在する。 
“id”の値が“string”型,
“unqualified”書式で,要求プ 
ロファイル又はMSUプロフ
ァイルの別がある。 

Index̲2.2.2 

“CapabilityProfile” 

JIS B 3900-3の7.1.2 

要素“PKgtype”,“Common”,
“Specific”が存在する。 
属性“date”が存在する。 
“date”の値が“string”型,
“unqualified”書式である。 

Index̲2.2.2.1 

“pkgtype”及び 

“version” 

JIS B 3900-3の7.1.2 

“Pkgtype”の版の値が“string”
型,“unqualified”書式である。 

Index̲2.2.2.2 

“CommonPartType” 

及び 

“SpecificPartType” 

JIS B 3900-3の7.1.2 

“CommonPart”型及び 
“SpecificnPart”型が存在する。 

Index ̲3 

“CommonPartType” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

Index ̲3.1 

プロファイルの“ID” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

要求ID又はMSUケイパビリ
ティIDの値が“string”型,
“unqualified”書式である。 

Index̲3.2 

“ReferenceCapability 

ClassStructure” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“id”,“name”,“version”及び
“url”の属性を正しく示す。 

Index̲3.2.1 

“id” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.2.2 

“name” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.2.3 

“version” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.2.4 

“url” a) 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.3 

“TemplateID” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 
一般的に,全ケイパビリティ
クラス構造に対してケイパ
ビリティプロファイルの照
合を要求するときの値は
“NULL”である。 

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15 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表8−ケイパビリティプロファイルのCSI(続き) 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲3.4 

追加する 

“ReferenceCapability 

ClassStructure” 

及び 

“TemplateID”の組 

JIS B 3900-3の7.2.1 

Index̲3.2及びIndex̲3.3に示
す両方の規定を満足する要
素を正しく示す。 

Index̲3.5 

“Version” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

属性“major”及び“minor”が存
在する。 

Index̲3.5.1 

“major” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.5.2 

“minor” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.6 

“Owner” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“Name”,“Street”,“City”,
“Zip”,“State”,“Country”及
び“Comment”のスキーマ要
素を正しく示す。 
MSUケイパビリティプロフ
ァイルに必要で,要求ケイパ
ビリティプロファイルには
必要ではない。 

Index̲3.6.1 

“name” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.2 

“street” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.3 

“city” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.4 

“zip” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.5 

“state” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.6 

“country” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.6.7 

“comment” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型である。 

Index̲3.7 

“ComputingFacilities” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“Processor0”, 
“OperatingSystem0”, 
“Language”,“Memory”及び 
“DiskSpace”のスキーマ要素
を正しく示す。 

Index̲3.7.1 

“type” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.2 

“Processor”の“type” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.3 

“OperatingSystem”の 

“type” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.4 

“Language”の“name” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.5 

“Memory” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“Memory size”及び“Memory 
unit”のスキーマ要素を正し
く示す。 

Index̲3.7.5.1 

“Memory”の“size” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.5.2 

“Memory”の“unit” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

background image

16 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表8−ケイパビリティプロファイルのCSI(続き) 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲3.7.6 

“DiskSpace” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“DiskSpace size”及び 
“DiskSpace unit”のスキーマ
要素を正しく示す。 

Index̲3.7.6.1 

“DiskSpace”の“size” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.7.6.2 

“DiskSpace”の“unit” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.8 

追加する 

“ComputingFacilities” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.7に示す規定を満足
する要素を正しく示す。 

Index̲3.9 

“Performance” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“ElapsedTime”及び 
“TransactionsPerUnitTime”の
スキーマ要素を正しく示す。 

Index̲3.9.1 

“ElapsedTime” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.9.2 

“TransactionPerUnit 

Time” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.10 

追加する 

“Performance”の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.9に示す規定を満足
する要素を正しく示す。 

Index ̲3.11 

“ReliabilityData” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“UsageHistory”,“Shipments”,
“IntendedSafetyIntegrity”及び
“Certification”のスキーマ要
素を正しく示す。 

Index̲3.11.1 

“UsageHistory” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.11.2 

“Shipments”の 

“number” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.11.3 

“IntendedSafetyIntegrity” 

の“level” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.11.4 

“Certification”の 

“no1” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.12 

追加する 

“ReliabilityData” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.11に示す規定を満足
する要素を正しく示す。 

Index̲3.13 

“SupportPolicy” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“index”のスキーマ要素を正
しく示す。 

Index̲3.13.1 

“index” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.14 

追加する 

“SupportPolicy” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.13に示す規定を満足
する要素を正しく示す。 

Index ̲3.15 

“PriceData” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

“invest”,“annualSupport”及び
“unit"のスキーマ要素を正し
く示す。 

Index̲3.15.1 

“invest” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

background image

17 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表8−ケイパビリティプロファイルのCSI(続き) 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲3.15.2 

“annualSupport” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.15.3 

“unit” 

JIS B 3900-3の7.2.2 

値が“string”型,“unqualified”
書式である。 

Index̲3.16 

追加する 

“PriceData” 

の要素 

JIS B 3900-3の7.2 

Index̲3.15に示す規定を満足
する要素を正しく示す。 

注a) 対応国際規格では,“uri”と記載されている。 

7.4 

ケイパビリティプロファイル照合機構の適合性 

7.4.1 

1型照合機構 

この規格では,UUTの“capability profile matcher”型は,1型照合機構だけを対象とする。1型照合機構

の適合性試験では,その照合機構が次のとおりであることを検証する。 

a) 二つの有効なプロファイル及び有効なテンプレートを受け付ける。 

b) 必要とする有効なプロファイルを入手できる。 

c) JIS B 3900-3の6.1.2の合致レベルに従った報告を提供する。 

この適合性試験は,1型照合機構の挙動の検証は含まない。 

7.4.2 

ケイパビリティプロファイル照合機構のCSI 

表9は,UUTの“capability profile matcher”型に対するATCを作成するために使用する。 

表9−ケイパビリティプロファイル照合機構のCSI 

適合性判定箇所 

又は番号 

適合性判定箇所の 

記述 

参照する仕様 

適合性判定箇所の型 

(表5参照) 

簡易試験規範 

Index̲1 

XML書式 

JIS B 3900-3の箇条7 

XMLスキーマ書式のケイパ
ビリティプロファイルであ
る。 

Index̲2 

“CapabilityProfile 

Conformity” 

JIS B 3900-3の5.3 

要求ケイパビリティプロフ
ァイル及びMSUケイパビリ
ティプロファイルの両方
が,同じケイパビリティテ
ンプレートを満たす。 

Index̲3 

“MatchingResultReport” 

JIS B 3900-3の6.1.3

及び7.4 

“MatchingLevel”及び 
“DetailListReport”のスキー
マ要素を正しく示す。 

Index̲3.1 

“MatchingLevel” 

JIS B 3900-3の6.1.2

及び7.4 

合致レベルは次のいずれか
である。 
−完全合致 
−必須部分の合致 
−必須部分の部分合致 
−必須部分の合致なし 

Index̲3.2 

“DetailListReport” 

JIS B 3900-3の6.1.2

及び7.4 

項目ごとの合致及び非合致
の記載がある。 

18 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(参考) 

ケイパビリティプロファイルの適合性試験 

A.1 簡易試験仕様 

ケイパビリティプロファイルのCSIに対応したATCは,次のとおりである。 

注記 ここで示す簡易試験仕様では,次の表現形式を用いる。 

if(condition is true) 
  perform action 

 
 
if (! Index̲1)   
   throw out error “ Capability Profile should be in XML format” 
if ( ! Index̲2) 
   throw out error “The schema component of the header elements should be in conformance with ISO 16100-3, 7.1.2.” 
else { 
     if (!Index ̲2.1) 
         throw out error “XML version and target namespaces should be in conformance with ISO 16100-3, 7.1.2  
     if (! Index̲2.2) 
         throw out error “schema component should be in conformance with ISO 16100-3, 7.1.2.” 
     else { 
          if (!Index̲2.2.1) 
               throw out error “Type should have attribute id” 
          If (!Index̲2.2.2) 
               Throw out error “CapabilityProfile should have components ʻPKgtypeʼ, ʻCommonʼ, ʻSpecificʼ and attribute date.” 
         else { 
if (!Index̲2.2.2.1) 
                  throw out error “ʼPKgtypeʼ should have version” 
              if (! Index̲2.2.2.2) 
                  throw out error “ʼCommonʼ should be in ʻCommonPartTypeʼ and ʻSpecificʼ should be in ʻSpecificnPartTypeʼ.” 
            } 
        } 
     }    
 
      if ( ! Index̲3) 
     throw out error “Common part should exist and be in ʻCommonPartTypeʼ.” 
else{ 
     if (!Index̲3.1) 
throw out error “The profile should have profile ID but only one ID should be appeared, either Requirement ID or MSU̲Capability 
ID and each ID should have the value in “string” type and “ unqualified” form” 
     if (! Index̲3.2) 
         throw out error “Each profile should have at least one element ʻReferenceCapabilityClassStructureʼ. The value of 
ReferenceCapabilityClassStructure should be Complex Type” 
     else{ 
          If (!Index ̲3.2.1) 
              throw out error “The value of id should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.2.2) 
              throw out error “The value of name should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.2.3) 
              throw out error “The value of version should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.2.4) 
              throw out error “The value of uri should be in “string” type and “unqualified” form” 
         } 
    if (!Index̲3.3) 
          throw out error “A Profile should have a TemplateID, the value should be in “string” type and “unqualified”form. It should 
distinguish the start class within a Capability Class Structure.    Typically, the value is NULL if capability profile matching 
is required for the full capability class structure.”  
             } 
 
 
 

background image

19 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

    if (Index ̲3.5) {   //Index̲3.5はC型適合性判定箇所である。 
        // “MSUケイパビリティプロファイリングでは値の記入が必要であるが,要求ケイパビリティプロファイリングでは必ずしも必
要ではない。版の値はComplex Typeである。” 
 If (!Index ̲3.5.1) 
              throw out error “The value of major should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.5.2) 
              throw out error “The value of minor should be in “string” type and “unqualified” form” 
          } 
 
if (Index̲3.6) {   //Index̲3.6はC型適合性判定箇所である。 
         // “MSUケイパビリティプロファイリングでは値の記入が必要であるが,要求ケイパビリティプロファイリングでは必ずしも
必要ではない。ʻOwnerʼが空白の場合,プロファイルが要求プロファイルであることを示す。” 
          If (!Index ̲3.6.1) 
              throw out error “The value of name should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.6.2) 
              throw out error “The value of street should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.6.3) 
              throw out error “The value of city should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.6.4) 
              throw out error “The value of zip should be in “string” type and “unqualified” form” 
If (!Index ̲3.6.5) 
    throw out error “The value of state should be in “string” type and “unqualified” form” 
If (!Index ̲3.6.6) 
    throw out error “The value of country should be in “string” type and “unqualified” form” 
If (!Index ̲3.6.6) 
    throw out error “The value of comments should be in “string” type and “unqualified” form” 

 
    if (Index ̲3.7) {   //Index̲3.7はC型適合性判定箇所である。 
          If (!Index ̲3.7.1) 
              throw out error “The value of ComputingFacilities type should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.7.2) 
              throw out error “The value of Processor type should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.7.3) 
              throw out error “The value of OperatingSystem type should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.7.4) 
              throw out error “The value of Language type should be in “string” type and “unqualified” form” 
          if (Index̲3.7.5) { 
              If (!Index ̲3.7.5.1) 
                   throw out error “The value of Memory size should be in “string” type and “unqualified” form” 
              If (!Index ̲3.7.5.2) 
                   throw out error “The value of Memory unit should be in “string” type and “unqualified” form” 
                     } 
          If (Index ̲3.7.6) { 
              If (!Index ̲3.7.6.1) 
                   throw out error “The value of DiskSpace size should be in “string” type and “unqualified” form” 
              If (!Index ̲3.7.6.2) 
                   throw out error “The value of DiskSpace unit should be in “string” type and “unqualified” form” 
                    } 
           } 
 
    if (Index ̲3.9) {   //Index̲3.9はD型適合性判定箇所である。 
          If (!Index ̲3.9.1) 
              throw out error “The value of ElaspsedTime should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.9.2) 
              throw out error “The value of TransactionPerUnitTime should be in “string” type and “unqualified” form” 
           } 
 
    if (Index ̲3.11 ) {  //Index̲3.11はD型適合性判定箇所である。  
          If (!Index ̲3.11.1) 
              throw out error “The value of UsageHistory should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.11.2) 
              throw out error “The value of Shipments number should be in “string” type and “unqualified” form”   
        If (!Index ̲3.11.3) 
              throw out error “The value of IntendedSafetyIntegrity level should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.11.4) 
              throw out error “The value of Certification no1 should be in “string” type and “unqualified” form” 
           } 

background image

20 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 
     if (Index ̲3.13) {  //Index̲3.13はD型適合性判定箇所である。 
          If (!Index ̲3.13.1) 
              throw out error “The value of SupportPolicy index should be in “string” type and “unqualified” form” 
           } 
  
     if (Index ̲3.15 exists ) {  //Index̲3.15はD型適合性判定箇所である。 
          If (!Index ̲3.15.1) 
              throw out error “The value of PriceData invest should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.15.2) 
              throw out error “The value of PriceData annualSupport should be in “string” type and “unqualified” form” 
          If (!Index ̲3.15.3) 
              throw out error “The value of PriceData unit should be in “string” type and “unqualified” form” 
                            }   
                 } 

テンプレートは,対応するプロファイルのスキーマ(JIS B 3900-3の7.1.2,又は次を参照)である。こ

れは,ケイパビリティプロファイルの適合性試験で用いる追加情報である。 

 <CapabilityProfiling xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
 xsi:noNamespaceSchemaLocation="C:\...\ISO16100-General.xsd"> 

A.2 試験の枠組み 

試験の手順を,図A.1に示す。 

試験をする 

プロファイル 

実行可能 

試験集 

適合性試験報告 

ケイパビリティクラス構造, 
テンプレート, 
分類, 及び 
辞書 

XML書式の 

検証 

テンプレートIDの 

検証 

テンプレートIDの 

検索 

共通の適合性 

箇所の検証 

適合性試験報告 

の準備 

偽 

真 

真 

真 

真 

偽 

偽 

偽 

読込み 

テンプレート 

ID 

IDの有無 

テンプレートの要求 

該当テンプレート 

図A.1−ケイパビリティプロファイルのためのUUT試験方法 

A.3 適合性試験報告書の書式 

推奨する適合性試験報告(6.4参照)の書式を,次に示す。 

21 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) XML書式の検証 

Name of UUT: {プロファイルの名前} 
XML format validation result: {PASS 又は FAIL} 
The format error occurs as: {NO ERROR,又は エラーの表示及び発生場所} 
Suggested error correction: {NO CORRECTION NEEDED 又は 正しい書式の提示} 

b) 適合性判定箇所の検証 

Name of UUT:  {プロファイルの名前} 
Conformance point validation result: {PASS 又は FAIL} 
The error occurs as: {NO ERROR,又は エラーの表示及び発生場所}  
Suggested error correction: {NO CORRECTION NEEDED 又は 正しい書式の提示} 

22 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B 

(参考) 

1型照合機構の適合性試験 

B.1 

簡易試験仕様 

受付及び入手したプロファイルの1型照合機構のCSIに対応したATCは,次のとおりである。 

注記 ここで示す簡易試験仕様では,次の表現形式を用いる。 

if(condition is true) 
  perform action 

       // 要求プロファイルの受付。 
        if (! Index̲1) // プロファイルがXML書式かどうかの検証。 
             throw out error “Any Capability profile should be in XML format” 
         if (!Index̲2)  

throw out error “Both Required Capability Profile and MSUʼs Capability Profile should be in conformance with the Capability  

   Profile.” 
               
       // 参照用ケイパビリティのクラスID及びテンプレートIDによるMSUプロファイルの検索。 
        if (! Find the profile according to Reference capability class ID and the Template ID) 
             throw out “Canʼt find the msu profile to match” 
         if (! msu profile is accessible) 
             throw out “ the msu profile is not accessible” 
 

照合報告の記述を検証する1型照合機構のCSIに対応したATCは,次のとおりである。 

 
If (! Index̲3) 
// 照合報告が, MSU profile ID; required profile ID; matching level及び detail list output messageの4項目をもつことを検証
する。結果報告が,MatchingLevel及び detail list reportを含むこと。 
else { 

If (MatchingLevel == “Complete Match”) && (DetailListReport does not include any mandatory match or optional match) 

output message “the matching level is invalid.” 

if (MatchingLevel ==”All Mandatory”) && (DetailListReport does not include all mandatory match) 

output message “the matching level is invalid.” 

if (MatchingLevel ==” Some̲Mandatory”) && (DetailListReport does not include any mandatory match) 

output message “the matching level is invalid.” 

if (MatchingLevel ==” No̲Mandatory”) && (DetailListReport includes at least one mandatory match ) 

output message “the matching level is invalid.” 


 

照合レベルが詳細リストに合致しているかどうかを検証する1型照合機構のCSIに対応したATCは,次

のとおりである。 

 
counterAllFail = 0,  counterAllPass = 0, 
while (Review the detail list of the matching report) // 必須項目の計上。 
 {  
if (mandatory point XX is no match) { 
    throw out error “Mandatory point XX is not match” 
          counterAllFail = countertAllFail + 1 
         } 
else  
countertAllPass = counterAllPass + 1 

 
if ((counterAllFail == 0 ) && (MatchingLevel != All̲Mandatory match) && (MatchingLevel != Complete match)) 
          throw out error “The matching level is not in accordance with the detail list” 
 else if( (counterAllPass == 0 ) && (MatchingLevel == Some̲Mandatory match)) 
 
 

23 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

            throw out error “The matching level is not in accordance with the detail list”  
     else if ((counterAllPass = = 0) && (MatchingLevel != No̲Mandatory match) 
throw out error “The matching level is not in accordance with the detail list” 

B.2 

ケイパビリティプロファイル照合報告の参照スキーマ 

照合報告のためのスキーマは,次のとおりである。 

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?> 
<!--Inline XSD schema--> 
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> 
 <xs:element name="MatchingReport"> 
  <xs:complexType> 
   <xs:sequence> 
    <xs:element name=" reqirement̲ capability̲profileID"> 
     <xs:complexType> 
      <xs:sequence> 
       <xs:element name="ID" type="xs:string" /> 
      </xs:sequence> 
      <xs:attribute name="Validated" type="xs:string" />   
//このreqirement̲capability̲profileは検証済みである。 
      <xs:attribute name="HasMSU" type="xs:string" /> 
                               //要求IDをもつMSUが存在した。 
     </xs:complexType> 
    </xs:element> 
    <xs:element name="capability̲msu̲profileID" type="xs:string" /> 
    <xs:element name="the̲matching̲level">     
     <xs:complexType> 
      <xs:choice> 
       <xs:element name="Complete̲Match" /> 
       <xs:element name="All̲Mandatory̲Match" /> 
       <xs:element name="Some̲Mandatory̲Match" /> 
       <xs:element name="No̲Mandatory̲Match" /> 
      </xs:choice> 
     </xs:complexType> 
    </xs:element> 
    <xs:element name="the̲matching̲comment" type="xs:string" /> 
   </xs:sequence> 
   <xs:attribute name="date" type="xs:string" /> 
  </xs:complexType> 
 </xs:element> 
</xs:schema> 

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24 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

B.3 

照合報告のための適合性試験の手順例 

開始 

終了 

エラーメッセージ 

の準備 

スキーマに記された 

チェック項目 

リストの初期化−s̲eML 

// エラーメッセージの出力用 

capability̲requirment̲profileID==” ” ? 

s̲eML̲Add(“the capability̲requirment̲profileID cannʼt be null”) 処理せず次へ 

(Validated!=”true”&&Validated!=”false”) 

|| (HasMSU!=”true”&&HasMSU!=”false”) 

HasMSU==”true” ? 

capability̲msu̲profileID==”” ? 

s̲eML̲Add(“The reqProfile has corresponding msuProfile, 

so the msu id shouldnʼt be null”) 

the̲matching̲comment==”” ? 

s̲eML̲Add(“the matching comment shouldnʼt be null”) 処理せず次へ 

検証報告の作成: s̲eMLにエラーがあれば”faild”,そうでなければ”succeed” 

Validated==”true” ? 

the̲matching̲levelが 

標準かどうかの検証 

(HasMSU!=”false” || capability̲msu̲profileID!=”” || the̲matching̲level!=””) ? 

s̲eML̲Add(“The profile hasnʼt passed the validating, the hasmsu must be false 

and the msu id and the matching level should both be null, but they didnʼt”) 

処理せず次へ 

(capability̲msu̲profileID!=”” || the̲matching̲level!=””) ? 

s̲eML̲Add(“The reqProfile donʼt has corresponding msuProfile to match, 

so the msu id and the matching level should both be null, but they didnʼt”) 

処理せず次へ 

全項目あり 

項目が不足 

はい 

いいえ 

はい 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

いいえ 

はい 

はい 

はい 

図B.1−照合報告のための適合性試験の手順例 

background image

25 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

B.4 

照合報告の適合性試験 

試験の手順を,図B.2に示す。 

照合報告 

実行可能 

試験集 

適合性試験報告 

ケイパビリティクラス構造, 
テンプレート, 
分類, 
辞書, 及び 
報告スキーマ 

XML書式の 

検証 

照合レベル及び 

詳細リストの検証 

適合性試験報告 

の準備 

真 

真 

偽 

偽 

読込み 

報告スキーマの要求 

報告スキーマ 

図B.2−照合報告のための“UUT試験” 

26 

B 3900-4:2012 (ISO 16100-4:2006) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考文献 JIS B 3700-31:1996 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交

換−第31部:適合性試験の方法及び枠組み:一般概念 

注記 対応国際規格:ISO 10303-31,Industrial automation systems and integration−Product data 

representation and exchange−Part 31: Conformance testing methodology and framework: 

General concepts(IDT) 

JIS B 3700-34:2003 産業オートメーションシステム及びその統合−製品データの表現及び交

換−第34部:適合性試験の方法及び枠組み:アプリケーションプロトコル実装のための抽

象試験法 

注記 対応国際規格:ISO 10303-34,Industrial automation systems and integration−Product data 

representation and exchange−Part 34: Conformance testing methodology and framework: 

Abstract test methods for application protocol implementations(IDT) 

JIS X 5740-2:1998 開放型分散処理−参照モデル:基盤 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 10746-2:1996,Information technology−Open Distributed 

Processing−Reference Model: Foundations(IDT) 

ISO/IEC Guide 7:1994,Guidelines for drafting standards suitable for use for conformity assessment 

注記 ISO/IEC Guide 7:1994は,2009-09-15に廃止され,ISO/IEC 17001:2009へ移行された。 

ISO/IEC 9646(all parts),Information technology−Open Systems Interconnection−Conformance 

testing methodology and framework 

ISO/IEC 10746-1,Information technology−Open Distributed Processing−Reference model: 

Overview 

Lynne Rosenthal, Mark Skall, Lisa Carnahan, Conformance Testing and Certification Framework, NIST 

White Paper, April 2001 

Bernd Baumgarten and Alfred Giessler, OSI Conformance Testing Methodology and TTCN, Elsevier 

Science, 1994 

ISO 16100-5:2009,Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability 

profiling for interoperability−Part 5: Methodology for profile matching using multiple capability 

class structures 

ISO 16100-6:2011,Industrial automation systems and integration−Manufacturing software capability 

profiling for interoperability−Part 6: Interface services and protocols for matching profiles based 

on multiple capability class structures