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B 0100:2013  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 分類······························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

附属書A(参考)バルブ体系 ································································································· 38 

附属書B(参考)参考図 ······································································································· 44 

B 0100:2013  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

バルブ工業会(JVMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。 

これによって,JIS B 0100:1984は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 0100:2013 

バルブ用語 

Glossary of terms for valves 

序文 

この規格は,1970年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1984年に

行われたが,その後の関連法規及び関連JISの見直し,現状に即した用語及び定義の追加・削除,前回改

正時の課題事項などに対応するために改正した。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

適用範囲 

この規格は,主として配管に用いるバルブの名称,部品・部分名称,形式及び一般事項に関する用語(以

下,用語という。)について規定する。 

なお,バルブの名称は,附属書Aに掲げたものについて規定した。 

分類 

用語は次のとおり分類する。 

a) 名称 

1) バルブ 

2) 止め弁 

3) 仕切弁 

4) ボール弁 

5) バタフライ弁 

6) コック 

7) ダイヤフラム弁 

8) 逆止め弁 

9) 自動弁 

10) 水道用バルブ 

11) 用途別及び専用バルブ 

b) 部品・部分名称 

1) 部品名称 

2) 部分名称 

c) 形式 

1) 接続端 

2) 弁箱 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3) 流路 

4) 弁箱と蓋との接続 

5) 弁体 

6) 弁体ガイド 

7) 弁座 

8) 弁棒 

9) 構造 

9.1) 共通 

9.2) 給水栓 

10) 作動 

11) 設置 

d) 一般事項 

1) 圧力・温度 

2) 流量 

3) 寸法 

4) 作動 

5) 特性 

6) 流れ 

7) 漏れ 

8) 現象 

9) 試験・検査 

10) その他 

用語及び定義 

用語及び定義は,次による。 

なお,参考として対応英語,慣用語及び図を示す。 

注記1 用語の下の括弧書きは,誤読のおそれがある用語について,その読み方を示したものである。 

注記2 用語の括弧内部分は,省略することができる。 

注記3 “弁”又は“コック”の前に,直接バルブの形式を付記する場合には,“形”及び“式”を省

略することができる。 

注記4 “※”印の付いている用語は,附属書Bに図を示す。 

なお,図の番号は,用語の番号と一致している。 

background image

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) 名称 

1) バルブ 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10000 

バルブ 

流体を通したり,止めたり,制御したりするため,
流路を開閉することができる可動機構をもつ機
器の総称。 
注記 用途,種類,形式などを表す修飾語が付く

ものには“バルブ”という用語に代えて,
通常,“弁(べん)”という用語を用いる。 

例 玉形弁(たまがたべん) 

valve 

2) 止め弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10100 

止め弁 

弁体が弁棒によって,弁座に直角な方向に作動す
るバルブの総称。広義には流体の流れを止めるた
めのバルブ。 

stop valve 

10101 

玉形弁※ 

一般に球形の弁箱をもち,入口の中心線と出口の
中心線とが一直線上にあり,流体の流れがS字状
となるバルブ。 

globe valve 

10102 

アングル弁※ 

弁箱の入口の中心線と出口の中心線とが直角で,
流体の流れ方向が直角に変わるバルブ。 

angle valve, 
angle globe valve 

10103 

Y形弁※ 

弁箱の入口の中心線と出口の中心線とが一直線
上にあって,弁棒の軸と出口の流路とが鋭角にな
っているバルブ。 

Y-globe valve, 
Y-type globe valve 

10104 

ニードル弁※ 

流量を調節しやすいように弁体が針状をしてい
るバルブ。 

needle valve 

3) 仕切弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10200 

仕切弁 

弁体が流体の流路を垂直に仕切って開閉を行い,
流体の流れが一直線上になるバルブの総称。 

gate valve 

ゲート弁, 
スルース弁 

10201 

ウェッジ仕切弁

※ 

弁体がくさび状の仕切弁。単に,仕切弁とも呼ぶ。 wedge gate valve 

10202 

パラレルスライ

ド仕切弁※ 

互いに平行な二つの弁体の組合せからなり,流体
の圧力によって出口側の弁座面に面圧を与える
仕切弁。 

parallel slide gate 

valve 

10203 

ダブルディスク

仕切弁※ 

二つの弁体の組合せからなり,弁棒の推力によっ
て弁体を押し広げ,入口側及び出口側の弁座面に
面圧を与える仕切弁。 

double disc gate 

valve 

10204 

ベンチュリポー

ト仕切弁※ 

弁口から弁座までの流路をなだらかに絞ってあ
る仕切弁。 

venturi gate valve, 
venturi port gate 

valve 

10205 

スルーコンジッ

ト仕切弁※ 

全開時に流路と同一の開口をもつ弁体構造の仕
切弁。 

through conduit 

gate valve 

background image

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番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10206 

ナイフ仕切弁※ 

板状の弁体の下端を刃物状にし,流路を流れる繊
維質の物体を切断して締切りを可能にした構造
の仕切弁。 

knife gate valve 

ナイフゲート弁 

4) ボール弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10300 

ボール弁 

弁箱内で弁棒を軸として球状の弁体が回転する
バルブの総称。弁体には,全面球及び半面球があ
る。 

ball valve 

10301 

フローティング

形ボール弁※ 

弁体を流れ方向に配置した弁座で支持し,全閉時
の差圧によって弁体を二次側の弁座に押し付け
て締切りをするボール弁。 

floating ball valve 

遊動ボール弁 

10302 

トラニオン形ボ

ール弁※ 

ボールを上下のステム(トラニオン)で支持する
形式のボール弁。主に大口径又は高圧用に用い
る。 

trunnion 

supported ball 
valve 

10303 

三方形ボール弁

※ 

流体の出入口が三つあり,流体の流れ方向を変え
たり,又は分流若しくは合流させたりするボール
弁。横三方形及び立三方形がある。 

three-way ball 

valve 

5) バタフライ弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10400 

バタフライ弁 

弁箱内で弁棒を軸として円板状の弁体が回転す
るバルブの総称。 

butterfly valve 

ちょう形弁 

10401 

中心形バタフラ

イ弁※ 

弁体外周が弁棒の中心線と同一面上にある構造
形式のバタフライ弁。 

centered shaft and 

disc type 
butterfly valve, 

concentric type 

butterfly valve 

10402 

偏心形バタフラ

イ弁 

弁体外周が弁棒で中断されないように弁棒位置
をシール面からずらしたバタフライ弁の総称。 

eccentric type 

butterfly valve 

10403 

単偏心形バタフ

ライ弁※ 

弁棒が弁口径の中心にあり,かつ,弁体の弁座面
が弁棒の中心から偏心して構成される弁体形式
のバタフライ弁。 

single eccentric 

type butterfly 
valve, 

centered shaft and 

offset disc type 
butterfly valve 

10404 

二重偏心形バタ

フライ弁※ 

弁棒の中心が弁口径の中心になく,かつ,弁体の
弁座面が弁棒の中心から偏心して構成される弁
体形式のバタフライ弁。 

double eccentric 

type butterfly 
valve, 

double offset disc 

and shaft type 
butterfly valve 

background image

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番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10405 

三重偏心形バタ

フライ弁※ 

二重偏心形に加えて,弁座面をその一部とする円
すいの中心線が,バルブ本体の中心線(流れ方向
の中心線)から傾いて構成されるバタフライ弁。 

triple eccentric 

type butterfly 
valve, 

triple offset disc 

and shaft type 
butterfly valve 

6) コック 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10500 

コック 

テーパ又は平行状の弁座をもつ本体の内部に,回
転できる栓が収まっている流体遮断のバルブの
総称。栓を角度90°又はそれ未満で回転させ,
開閉を行う。 

cock 

10501 

メンコック※ 

パッキン及びパッキン押さえのない最も単純な
コック。 

plug cock 

10502 

グランドコック

※ 

パッキン及びパッキン押さえのあるコック。大口
径のものは蓋付きである。 

gland cock 

10503 

スリーブコック

※ 

本体に軟質性材料などのスリーブを備えたコッ
ク。 

sleeve cock 

10504 

リフトコック※ 

栓を引き上げることによって栓の回転トルクの
減少を図る機構をもつコック。 

lift cock 

10505 

プラグ弁※ 

潤滑構造をもつか又は弁座間の摩擦を機械的に
低減させる構造をもつコックの総称。 

plug valve 

10506 
 

ルブリケートプ

ラグ弁 

グリースを栓(プラグ)の頂部から,栓の中を通
じた孔及び栓又は本体の開口の周りに設けた溝
を経て弁座面に供給し,栓の作動に潤滑を与える
と同時に弁座面を封止するプラグ弁。 

lubricated plug 

valve 

10507 

ノンルブリケー

トプラグ弁 

弁座面に軟質性材料などのスリーブを備えたり,
テーパを設けた栓を引き上げてから回転させる
など,弁座間の摩擦を機械的に低減する機構をも
つプラグ弁。 

non-lubricated 

plug valve 

7) ダイヤフラム弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10600 

ダイヤフラム弁 

ゴムなどの伸縮可とう性のダイヤフラムで流路
を開閉する構造をもつバルブ。 

diaphragm valve 

10601 

ウェア形ダイヤ

フラム弁※ 

弁箱の中央に弧状のせきをもつダイヤフラム弁。 weir diaphragm 

valve 

10602 

ストレート形ダ

イヤフラム弁
※ 

弁箱の流路が直線状であるダイヤフラム弁。 

straight-way 

diaphragm 
valve 

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8) 逆止め弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10700 

逆止め弁 

弁体が流体の背圧によって逆流を防止するよう
に作動するバルブの総称。 

check valve, 
non-return valve 

逆止弁, 
チャッキ弁 

10701 

スイング逆止め

弁※ 

弁体がピンを支点とするアームによって弧状運
動を行い,流体の逆流によって弁座面に垂直に圧
着する逆止め弁。流体の流れはほとんど直線的で
ある。 

swing check valve 

スイング逆止弁 

10702 

リフト逆止め弁

※ 

弁体が弁箱又は蓋に設けたガイドによって,弁座
に対し垂直に作動する逆止め弁。 

lift check valve 

リフト逆止弁 

10703 

ボール逆止め弁

※ 

弁体が球状の逆止め弁。 

ball check valve 

ボール逆止弁 

10704 

ねじ締め逆止め

弁※ 

止め弁の機能を兼ね備えた逆止め弁。 

screw-down stop 

check valve, 

screw-down 

non-return 
(SDNR) valve, 

stop check valve 

ねじ締め逆止弁 

10705 

チルチングディ

スク逆止め弁
※ 

弁体内部に回転軸をもち,弁体自重及び流体の逆
流によって円すい形の弁座面に圧着する逆止め
弁。 

tilting disc check 

valve 

チルチングディ

スク逆止弁 

10706 

デュアルプレー

ト逆止め弁※ 

半円板状の2枚の弁体が,ばねとともに1本のヒ
ンジピンによって弁箱に取り付けられた逆止め
弁。 

dual plate  

(wafer-type) 
check valve 

デュアルプレー

ト(ウェハー)
逆止弁 

10707 

シングルプレー

ト逆止め弁※ 

ウェハー形式のスイング逆止め弁。 

single plate  

(wafer-type) 
check valve 

シングルプレー

ト(ウェハー)
逆止弁 

9) 自動弁 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10800 

自動弁 

バルブが自動的に作動するのに必要な力を流体
又は外部の動力から受けるバルブの総称。調整
弁,調節弁,電磁弁,圧力逃し弁及びトラップが
ある。 

automatic valve 

10801 

調整弁 

バルブの作動に必要な動力を検出部を通して流
体から受けるバルブの総称。 

regulating valve 

10802 

圧力調整弁 

おもり,ばね,流体圧力などを用い,圧力を調整
する調整弁の総称。 

pressure 

regulating valve 

10803 

減圧弁※ 

二次側の流体圧力を,一次側の流体圧力より低い
所定の圧力に保持する調整弁。 

pressure reducing 

valve 

10804 

真空調整弁※ 

大気圧より低い所定の圧力に保持する調整弁。 

vacuum regulating 

valve 

10805 

背圧弁※ 

一次側の流体圧力を,所定の圧力に保持するた
め,一次側圧力の変化に応じ流体を放出する調整
弁。 

back pressure 

regulating valve 

10806 

差圧弁※ 

一次側圧力と二次側圧力との差又はそれぞれの
圧力と系の異なる圧力との差を,所定の値に保持
する調整弁。 

differential 

pressure 
regulating valve 

background image

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10807 

比率調整弁※ 

相異する二つの圧力の比率を,所定の値に保持す
る調整弁。 

pressure ratio 

regulating valve 

10808 

温度調整弁※ 

温度を検出する機構によって,熱媒又は冷媒流体
を調整し,温度を一定に保持する調整弁。 

temperature 

regulating valve 

10809 

流量調整弁※ 

流量変化による圧力差を導入し,その圧力差を一
定に保持して,流量を調整する調整弁。 

flow regulating 

valve 

10810 

液位調整弁※ 

液位を検出する機構によって,流量を調整し,液
位を一定に保持する調整弁。 

level regulating 

valve 

10811 

調節弁 

調節部の信号を受け,バルブの作動に必要な動力
を外部から受けるバルブの総称。 

control valve 

10812 

電動弁 

電動機で操作するバルブ。 

electric motor 

operated valve 

10813 

流体圧弁 

空気,水,油などを圧力伝達媒体とする操作器を
もつバルブ。 

fluid-power 

operated valve 

10814 

ダイヤフラム操

作弁※ 

駆動部にダイヤフラムを用いたバルブ。 

diaphragm 

operated valve 

10815 

シリンダ操作弁

※ 

駆動部にシリンダを用いたバルブ。 

cylinder operated 

valve 

シリンダ弁 

10816 

油圧シリンダ操

作弁 

油圧を動力とするシリンダ操作弁。 

oil hydraulic 

cylinder 
operated valve 

10817 

水圧シリンダ操

作弁 

水圧を動力とするシリンダ操作弁。 
 

hydraulic cylinder 

operated valve 

10818 

空気圧シリンダ

操作弁 

空気圧を動力とするシリンダ操作弁。 

air cylinder 

operated valve 

10819 

モータ操作弁 

電動以外の油圧,空気圧などで駆動するモータを
駆動部にもつバルブ。 

motor operated 

valve 

10820 

油圧モータ操作

弁※ 

駆動体が回転するもので,油圧を動力とするモー
タ操作弁。 

oil motor operated 

valve 

10821 

空気圧モータ操

作弁※ 

駆動体が回転するもので,空気圧を動力とするモ
ータ操作弁。 

air motor operated 

valve 

10822 

電気式調節弁 

電気信号を受け,電気動力によって作動する調節
弁。 

electrical control 

valve 

10823 

電気油圧式調節

弁 

電気信号を受け,油圧によって作動する調節弁。 electro-hydraulic 

control valve 

10824 

電気空気式調節

弁 

電気信号を受け,空気圧によって作動する調節
弁。 

electro-pneumatic 

control valve 

10825 

電気蒸気式調節

弁 

電気信号を受け,蒸気圧によって作動する調節
弁。 

electro-steam 

control valve 

10826 

油圧式調節弁 

油圧信号を受け,油圧によって作動する調節弁。 hydraulic control 

valve 

10827 

空気圧式調節弁 

空気圧信号を受け,空気圧によって作動する調節
弁。 

pneumatic control 

valve 

10828 

空気油圧式調節

弁 

空気圧信号を受け,油圧によって作動する調節
弁。 

pneumatic- 

hydraulic 
control valve 

10829 

圧力調節弁※ 

圧力を調節する調節弁。 

pressure control 

valve 

background image

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10830 

温度調節弁※ 

温度を調節する調節弁。 

temperature 

control valve 

10831 

流量調節弁※ 

流量を調節する調節弁。 

flow control valve 

10832 

液位調節弁※ 

液位を調節する調節弁。 

level control valve  

10833 

単座形調節弁※ 

一つの弁座をもつ調節弁。 

single seated 

control valve 

10834 

複座形調節弁※ 

二つの弁座をもつ調節弁。 

double seated 

control valve 

10835 

ケージ形調節弁

※ 

弁体がケージに囲われている調節弁。 

cage guided 

control valve 

10836 

スプリット形調

節弁※ 

本体を二分割し,弁座を間に挟み付けている調節
弁。 

split body control 

valve 

10837 

電磁弁 

電磁石の電磁力によって弁体を開閉するバルブ
の総称。 

solenoid operated 

valve 

10838 

直動式電磁弁※ 

電磁力によって直接弁体を開閉する電磁弁。 

direct type 

solenoid 
operated valve 

ソレノイドオペ

レート式電磁
弁 

10839 

パイロット式電

磁弁※ 

電磁力によってパイロット弁を作動し,弁体上部
圧力と入口圧力との圧力差で弁体を開閉する電
磁弁。 

pilot type solenoid 

operated valve 

10840 

マニュアルリセ

ット式電磁弁
※ 

緊急時には手動のリセット機構によって動作が
復帰する形式の電磁弁。 

manual reset type 

solenoid 
operated valve 

10841 

圧力逃し弁 

(あつりょくにがしべん) 

バルブの入口側の圧力が上昇して,あらかじめ定
められた圧力になったとき自動的に弁体が開き,
圧力が所定の値に降下すれば,再び弁体を閉じる
機能をもつバルブ,及び装置内の圧力が所定の真
空度を超えたとき,自動的に弁体が開いて流体を
導入し,装置内を所定の真空度に保持するバルブ
の総称。 

pressure relief 

valve 

10842 

安全弁 

主として蒸気又はガスの発生装置,圧力容器及び
配管で,入口側の圧力が上昇してあらかじめ定め
られた圧力になったとき自動的に弁体が開き,圧
力が所定の値に降下すれば,再び弁体が閉じる機
能をもち,公称吹出し量を排出する能力をもつバ
ルブの総称。 

safety valve 

10843 

ばね安全弁※ 

円筒コイルばねの圧縮作用によって生じる力を,
弁体に直接かける安全弁。 

direct spring 

loaded safety 
valve 

10844 

おもり安全弁※ 

おもりによって生じる力を弁体に直接かける安
全弁。 

dead weight 

loaded safety 
valve 

10845 

パイロット式安

全弁※ 

パイロット弁の吹出しによって主弁が作動する
安全弁。 

pilot-operated 

safety valve 

先駆弁付き安全

弁 

10846 

揚程式安全弁 

弁体のリフトが弁座口の径の401以上41未満のも

ので,弁体が開いたときの流路面積の中で弁座流
路面積(カーテン面積)が最小となる安全弁。 

lift safety valve 

background image

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10847 

全量式安全弁 

弁座流路面積が弁体と弁座との当たり面から,下
部におけるノズルのど部の面積より十分大きな
ものとなるようなリフトが得られる安全弁。 

full bore safety 

valve 

10848 

二つ組安全弁※ 

1個のY形管の上に安全弁を2個併置した構造の
安全弁。 

twin type safety 

valve 

10849 

開放形安全弁 

弁座口から吹き出した流体の一部が,出口以外の
部分からも外部へ放出される構造の安全弁。 

opened type safety 

valve 

10850 

密閉形安全弁 

弁座口から吹き出した流体が,安全弁の出口以外
の部分から外部へ放出されない構造の安全弁。 

enclosed type 

safety valve 

10851 

平衡形安全弁 

背圧が安全弁の作動に影響を及ぼさないよう,弁
座口の径と同じ有効径をもつ主にベローズを使
用して背圧を平衡させる構造の安全弁。 
注記 安全弁の出口側に常に背圧があったり,吹

出し中及びその前後で変動する背圧があ
る場合に用いる。 

bellows balanced 

safety valve 

ベローズ平衡形

安全弁 

10852 

非平衡形安全弁 

平衡形安全弁のような平衡機構をもたない安全
弁。 

unbalanced safety 

valve 

10853 

電磁安全弁※ 

安全弁の背に電磁石を取り付け,その電磁力をレ
バーを介して増幅し,電気信号で操作する安全
弁。 

magnetic operated 

safety valve 

10854 

シリンダ操作安

全弁※ 

頭部にシリンダ操作機構を取り付けた安全弁。 

cylinder operated 

safety valve 

10855 

補助作動装置付

きばね安全弁
※ 

補助作動装置を取り付けたばね安全弁。 

10856 

安全逃し弁 

(あんぜんにがしべん) 

主として蒸気,ガス又は液体の圧力容器及び配管
系統で,入口側の圧力が上昇してあらかじめ定め
られた圧力になったとき自動的に弁体が開き,圧
力が所定の値に降下すれば,再び弁体を閉じる機
能をもち,公称吹出し量を排出する能力をもつバ
ルブの総称。 

safety relief valve 

10857 

逃し弁 

(にがしべん)※ 

主として液体の装置で,入口側の圧力が上昇して
あらかじめ定められた圧力になったとき自動的
に弁体が開き,圧力が所定の値に降下すれば,再
び弁体が閉じる機能をもち,公称吹出し量を排出
する能力をもつバルブの総称。 

relief valve 

10858 

真空逃し弁 

(しんくうにがしべん) 

 ※ 

装置内の圧力が所定の真空度を超えたとき自動
的に弁体が開いて流体を導入し,装置内を所定の
真空度に保持するバルブ。 

vacuum relief 

valve 

10859 

トラップ 

機器,配管などからドレンを自動的に排出する自
力式のバルブの総称。 

automatic trap 

10860 

蒸気トラップ 

蒸気機器,蒸気配管などに用いるトラップ。 

automatic steam 

trap 

10861 

メカニカルトラ

ップ※ 

ドレンの水位によって作動する蒸気トラップ。密
閉フロート式,開放フロート式(上向きバケット,
下向きバケット)がある。 

mechanical trap 

フロートトラッ

プ 

10862 

サーモスタチッ

クトラップ※ 

ドレンの温度によって作動する蒸気トラップ。蒸
気圧式,バイメタル式,液体膨張式,固体膨張式 
がある。 

thermostatic trap 

background image

10 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10863 

サーモダイナミ

ックトラップ
※ 

流体の力学的特性によって作動する蒸気トラッ
プ。ディスク式,インパルス式,ラビリンス式,
オリフィス式がある。 

thermodynamic 

trap 

10864 

空気トラップ 

空気機器,空気配管などに用いるトラップ。主に
フロート式である。 

automatic air trap 

ガストラップ 

10) 水道用バルブ 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10900 

水道用バルブ 

主に上水道の配管に用いるバルブの総称。 

valve for water 

supply 

10901 

水道施設用バル

ブ 

主に上水道施設に用いるバルブの総称。 

valve for 

waterworks 
facility 

10902 

水道用仕切弁 

主に上水道施設に用いる仕切弁(ウェッジ仕切
弁)。 
注記 弁箱,蓋などの耐圧部及び弁体をダクタイ

ル鋳鉄製としたもの,操作部に密閉構造の
減速歯車部をもつものなどがある。 

sluice valve for 

water supply 

10903 

ソフトシール仕

切弁※ 

主に上水道施設に用いる,弁箱の底の溝をなく
し,弁体にゴムライニング,弁箱内外面に粉体塗
装を施してさびの発生を防止した仕切弁。 

resilient seated 

gate valve 

10904 

水道用バタフラ

イ弁※ 

主に上水道施設に用い,弁座がゴムと金属との組
合せからなるバタフライ弁。 

butterfly valve for 

water supply 

10905 

金属弁座バタフ

ライ弁 

弁座の組合せが金属同士のバタフライ弁。水道用
バタフライ弁のような弁座が金属とゴムとの組
合せのバタフライ弁に対する用語。 

metal seated 

butterfly valve 

メタルシートバ

タフライ弁 

10906 

短面間形バタフ

ライ弁 

規格によって面間寸法が規定されるバタフライ
弁に対し,面間寸法を小さくしたバタフライ弁。 
注記 JWWA B 138に面間寸法の規定がある。 

short face to face 

dimension 
butterfly valve 

10907 

充水機能付バタ

フライ弁※ 

管路の初期通水時に微小開度で小流量を安定し
て供給することを可能としたバタフライ弁。 

butterfly valve for 

filling of water 

初期通水形バタ

フライ弁 

10908 

副弁内蔵形バタ

フライ弁※ 

弁体(主弁)に弁口径より小さな小弁を設けて副
弁(バイパス弁)とし,1台で主弁及び副弁の2
台の機能を備えたバタフライ弁。 

butterfly valve 

with relief disc 

10909 

キャビテーショ

ン抑制形バタ
フライ弁 

弁体又は弁箱を特殊な形状とし,水流をジェット
流に分散させて中間開度でのキャビテーション
を抑制するバタフライ弁。 

anticavitation 

butterfly valve 

耐キャビテーシ

ョンバタフラ
イ弁 

10910 

伸縮機能付バタ

フライ弁※ 

接続端のフランジの一方に伸縮継手機能をもち,
配管時に面間寸法の伸縮が可能なバタフライ弁。 

butterfly valve 

with expansion 
and contraction 
functions 

更新形バタフラ

イ弁, 

面間調整形バタ

フライ弁 

10911 

空気弁 

空気の出入りを制御する自力式バルブの総称。 

air valve, 
air vent valve 

background image

11 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10912 

急速空気弁※ 

急速排気,急速吸気及び圧力下排気の機能を備え
ている空気弁。 

high speed 

air-vent valve, 

quick release and 

vacuum air 
valve 

10913 

単口空気弁※ 

フロートの作動によって管内の空気を排出し(圧
力下排気),また,管内の水を排出するとき空気
を吸入する空気弁のうち,空気の出入口が一つの
もの。 

single-orifice air 

valve 

10914 

双口空気弁※ 

フロートの作動によって管内の空気を排出し,ま
た,管内の水を排出するとき空気を吸入する空気
弁のうち,空気の出入口が二つのもの。 

double-orifice air 

valve 

10915 

消火栓 

消火用水を吐水するバルブ。屋内用及び屋外用が
あり,屋外用には地上式及び地下式がある。また,
単口形と双口形がある。 

fire hydrant 

10916 

地上式消火栓※ 

地下の水道配管に接続して用い,玉形弁などと同
様の弁体の動作機構をもつリフト弁形式で,消防
ホースを取り付けるための口金が地上にあり弁
棒が口金までの流路中に配置されている消火栓。
凍結防止のための水抜き機能を備えている。 

aboveground fire 

hydrant 

10917 

地下式消火栓※ 

地下の水道配管に接続して用い,消防ホースを取
り付けるための口金が地下にある,玉形弁などと
同様の弁体の動作機構をもつリフト弁形式の消
火栓。 

underground fire 

hydrant 

10918 

ボール式単口消

火栓※ 

上水道施設に用いるボール弁形式の単口消火栓。 ball type fire 

hydrant 

10919 

補修弁 

空気弁及び消火栓の補修時に止水することを目
的に,空気弁及び消火栓の直下に接続されるバル
ブ。バタフライ弁,ボール弁などを用いる。 

isolating valve for 

air valve and 
fire hydrant 

10920 

コーン弁※ 

弁箱及び弁体が頭部を切った円すい形で,リフト
コックと同様の機構と全閉着座,全開着座の機構
をもつ大形のバルブ。 

cone valve 

ロート弁 

10921 

多孔可変オリフ

ィス弁※ 

複数のオリフィスを設けた2枚の板状弁体をも
ち,流体をジェット流に分散させて中間開度での
キャビテーションを抑制するバルブ。 

variable orifice 

valve 

10922 

オート弁 

流体の圧力,水位の変化などを利用し,外部動力
を必要とせずに作動するバルブの総称。 

auto valve 

10923 

直動式オート弁 

バルブを開閉するための動力を直接バルブに受
けて作動するオート弁。 

direct acting auto 

valve 

10924 

パイロット式オ

ート弁 

パイロット弁の動作を動力源として開閉するオ
ート弁。 

pilot-operated 

auto valve 

10925 

フロート弁 

フロートの昇降によって自動的に開閉するバル
ブ。タンクに液体を一定量ためるために用いる。
特に建築設備に用いるときはボールタップとい
う。 

float valve 

10926 

直動式フロート

弁 

フロートの昇降が直接バルブを開閉させる動力
となるフロート弁。 

direct acting float 

valve 

10927 

パイロット式フ

ロート弁 

パイロット弁の動作を動力源として開閉するフ
ロート弁。 

pilot-operated 

float valve 

background image

12 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10928 

給水装置用バル

ブ 

給水装置に用いられ,給水管の配管途中に設置す
るバルブ。 

valve for water 

supply 
equipment 

10929 

分水栓 

配水管から給水管を分岐するときに用いる器具。 snap tap, 

corporation stop, 
ferrule, 
tapping branch 

10930 

甲形分水栓※ 

弁体と弁棒とが一体となったねじ棒状の止めこ
まをもつ分水栓。 

union ends type 

snap tap, 

union ends type 

tapping blanch 

10931 

乙形分水栓※ 

開閉がコック式の分水栓。 

quick close type 

snap tap, 

quick close type 

tapping branch 

10932 

サドル付分水栓 

配水管に取り付けるサドル金具を組み付けた分
水栓。 

corporation stop 

with saddle, 

ferrule with 

saddle, 

tapping branch 

with saddle 

10933 

ボール式サドル

付分水栓※ 

開閉がボール式のサドル付分水栓。 

ball type tapping 

branch with 
saddle 

10934 

コック式サドル

付分水栓※ 

開閉がコック式のサドル付分水栓。 

cock type tapping 

branch with 
saddle 

10935 

止水栓 

給水管の途中に設けるバルブ。給水栓において
は,末端給水栓に接続する給水管及び/又は給湯
管の途中に設ける止水のための及び流量を絞る
ための水栓。 

stop cock, 
stop, 
stop valve, 
curb stop 

10936 

甲形止水栓※ 

主として屋外給水管に用いる弁体がこま式の止
水栓。 

union ends type 

check stop, 

jumper type stop 

10937 

ボール止水栓※ 

主として屋外給水管に用いる弁体が球状でボー
ル弁と同様の構造の止水栓。 

ball type stop 

10938 

逆流防止装置 

逆流を防止するための器具及びシステム。 
給水栓においては,一次側圧力が,二次側圧力よ
りも低下したときに生じる逆流を確実に防止す
るための給水栓に内蔵される装置を指す。 

back flow 

prevention 
devices, 

back current 

preventive 
devices 

10939 

単式逆流防止弁

※ 

ばねによって弁体を弁座に押し付けて,逆流を防
止するユニットを1個備えた逆流防止弁。 

check valve 

10940 

複式逆流防止弁

※ 

単式逆流防止弁と同じユニットを2個直列に並
べて備えた逆流防止弁。 

dual check valve 

10941 

二重式逆流防止

器※ 

独立した逆流を防止するユニットを2個内蔵し,
配管に取り付けたまま,メンテナンスができるよ
うにバルブなどを備えた逆流防止弁。 

double check 

valve 

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13 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10942 

減圧式逆流防止

器※ 

独立した逆流を防止するユニットを2個内蔵し,
その中間室に独立した差圧式逃し弁を備え,メン
テナンスのため前後にバルブを備えた逆流防止
弁。 

reduced pressure 

principle back 
flow preventers, 

pressure reducing 

check valve 

10943 

自重式逆流防止

弁 

弁体が自重で弁座に着座して逆流を防ぐ構造の
逆流防止弁。 

lift type check 

valve 

10944 

吸排気弁※ 

配管の頂点に設置するバルブで,管内の空気を自
動的に排出したり管内に負圧が発生したときに
空気を吸い込んで負圧を破壊して逆流を防止す
るバルブ。 

10945 

圧力式バキュー

ムブレーカ※ 

給水・給湯系統の逆サイフォン作用を防止するた
めに負圧部分へ自動的に空気を導入する機能を
もち,常時圧力はかかるが背圧のかからない配管
部分に設けるバキュームブレーカ。 

pressure type 

vacuum 
breaker, 

pressure vacuum 

breaker 

10946 

大気圧式バキュ

ームブレーカ
※ 

給水・給湯系統の逆サイフォン作用を防止するた
めに負圧部分へ自動的に空気を導入する機能を
もち,常時圧力のかからない部分に設けるバキュ
ームブレーカ。 
給水栓の洗浄弁付属部では単にバキュームブレ
ーカという。 

atmospheric type 

vacuum 
breaker, 

atmospheric 

vacuum breaker 

10947 

逆流防止弁付ボ

ール止水栓※ 

逆流防止弁を内蔵したボール止水栓。 

ball type stop with 

check 

10948 

水道用減圧弁※ 

温水用熱交換器の給水に用いる,逆流防止弁を内
蔵した給水一次側が最高許容圧力750 KPaの減圧
弁。 

pressure reducing 

valve for water 
supply 

10949 

戸別給水用減圧

弁 

高層住宅などで階層による給水圧力の差を解消
する目的でパイプシャフト内に設置する減圧弁。 

10950 

不凍栓※ 

水道凍結のおそれのある場合に使用し,水抜き操
作によって二次側管路内の水を凍結しない深さ
の地中に排出して,水道凍結を防止するバルブの
総称。 

antifreeze valve 

10951 

吸気弁※ 

不凍栓などで二次側配管内の水を排出して凍結
を防止するとき,配管内に空気を導入して水抜き
を円滑にする自動弁。 

10952 

排気弁※ 

水抜き後の給水時に配管内にたまる空気を,管外
に排出するための自動弁。 

10953 

給水栓 

水道水を流す給水管に取り付ける水栓で,単水
栓,湯水混合水栓,止水栓,ボールタップ及び洗
浄弁・洗浄水栓の総称。 

faucet, 
water tap, 
ball tap and flush 

valve 

10954 

単水栓 

1個のハンドル操作によって,対応する1個の吐
水口から湯又は水を吐水する水栓。 

single faucet 

10955 

横水栓※ 

主として壁面に取り付けて用いる給水栓。 

wall faucet, 
bib tap, 
wall mounted tap 

background image

14 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10956 

立水栓※ 

主として洗面器,カウンタ台などの水平面に取り
付ける給水栓。 

lavatory faucet, 
pilled cock (tap), 
pillar tap 

10957 

衛生水栓※ 

吐水によってハンドルが洗える手洗い用の給水
栓。 

wash basin faucet, 
washable handle 

tap 

10958 

化学水栓※ 

主として実験室で用い,ホース差込みを容易にし
た吐水口形状をもつ給水栓。 

laboratory faucet, 
laboratory tap, 
chemical tap 

10959 

水飲水栓※ 

主として水飲み器などに取り付けて用いる,吐水
方向が上又は斜め上方に吐水する水飲み用水栓。 

drinking faucet, 
drinking tap 

10960 

元止め式水栓※ 

二次側流路に浄水器,電気温水器などへの送水口
及び帰水口を設けた構造の水栓。 

main stop system, 
exclusive faucet, 
supply source stop 

tap 

10961 

湯水混合水栓 

ハンドル操作によって,湯と水とが混合して吐水
する給水栓。 

mixer, 
combination 

faucet, 

mixing valve 

10962 

サーモスタット

湯水混合水栓
※ 

温度調整ハンドルによって,あらかじめ吐水温度
を設定しておけば,湯水の圧力,温度変動などが
あった場合でも,湯水の混合量を自動的に調整
し,設定温度の混合水を供給する機構を組み込ん
だ湯水混合水栓。 

thermostatic 

combination 
faucet, 

thermostatic mixer 

10963 

ミキシング湯水

混合水栓※ 

一つのハンドル操作によって,吐水温度の調整が
できる湯水混合水栓。 

mixing 

combination 
faucet, 

mixing faucet 

10964 

シングル湯水混

合水栓※ 

一つのハンドル操作によって,吐水,止水,吐水
流量及び吐水温度の調整ができる湯水混合水栓。 

single lever 

combination 
faucet, 

single lever mixer 

10965 

2ハンドル湯水

混合水栓※ 

湯側と水側とに開閉ハンドルがあり,それぞれ開
度を調節して吐水温度を調整できる湯水混合水
栓。 

two-handle 

combination 
faucet, 

two handle mixer 

10966 

腰高止水栓※ 

胴部を壁に埋め込む胴体の長い止水栓。 

concealed long 

shank stop 
cock, 

concealed long 

shank stop 
valve 

10967 

Y形止水栓※ 

主として屋内給水管に用いるスピンドルが斜め
方向に取り付けられ,二次側がユニオン継手式の
止水栓。 

Y-stop cock, 
Y-type stop cock, 
Y-type stop valve, 
Y-stop valve 

background image

15 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

10968 

分岐止水栓※ 

一次側に分岐接続口を設けた止水栓。 

branch stop cock, 
branch stop valve, 
diverted stop 

valve 

10969 

ボールタップ 

水槽に給水し,浮玉の浮力によって自動的に給水
停止するバルブ。 

ball tap 

10970 

ロータンク用ボ

ールタップ※ 

便器洗浄用ロータンク内に設置するボールタッ
プ。タンク壁面に取り付ける横形及びタンク底面
に取り付ける立形がある。 

low tank ball tap 
 

10971 

横形ボールタッ

プ※ 

受水槽などへ給水し,浮玉の浮力によって自動的
に給水停止するバルブ。 

horizontal ball tap 

10972 

洗浄弁 

便器の洗浄に用い,ハンドルなどを操作すると必
要な水量が吐水し,所定の水量になると自動的に
閉止するバルブ。 

flush valve, 
flushometer valve 

10973 

大便器洗浄弁※ 

大便器の洗浄に用いる洗浄弁。 

flush valve, 
flushometer valve, 
closet flush valve 

フラッシュバル

ブ 

10974 

小便器洗浄弁※ 

小便器の洗浄に用いる洗浄弁。 

urinal flush valve 

フラッシュバル

ブ 

10975 

小便器洗浄水栓

※ 

小便器の洗浄に用いる給水栓。単に洗浄水栓とい
うこともある。 

urinal flush faucet 

11) 用途別及び専用バルブ 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

11001 

自動空気抜き弁

※ 

水機器,水配管などから空気を自動的に排出する
自力式のバルブ。主にフロート式である。 

automatic air vent 

valve 

11002 

呼吸弁※ 

タンク内貯蔵流体の圧力変動によって大気を呼
吸し,タンク内の空気を所定の圧力に自動的に保
持するバルブ。 

breather valve 

11003 

急速弁 

通常の運転状況下で,プロセスの制御条件として
急速に開弁又は閉弁作動するバルブの総称。 

quick operated 

valve 

11004 

急速開放弁 

急速に開くバルブ(各種のバルブ形式と各種の操
作方式の組合せがある。)。 

quick opening 

valve, 

quick open valve 

11005 

急速閉止弁 

急速に閉じるバルブ(急速開放弁に対応する用
語)。 

quick closing 

valve, 

quick close valve 

11006 

緊急弁 

異常発生時に,保安上緊急に全開又は全閉するバ
ルブの総称。 

emergency valve 

11007 

緊急開放弁 

緊急時に開くバルブ(各種のバルブ形式と各種の
操作方式の組合せがある。)。 

emergency open 

valve 

11008 

一斉開放弁 

(いっせいかいほうべん)

※ 

パイロット弁の作動によって主弁を瞬時に全開
させることができるバルブ。 

deluge valve 

区画制御バルブ 

11009 

緊急遮断弁 

緊急時に閉じるバルブ(緊急開放弁に対応する用
語)。 

emergency 

shut-off valve 

background image

16 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

11010 

過流防止弁※ 

配管若しくはバルブが破損したとき又は連結管
が外れたような場合に,貯槽などから流体が多量
に流出するのを防止するバルブ。 

excess flow valve 

11011 

ホース弁※ 

ホースを接続して使用できるようにホース元継
手が付いているバルブ。 

hose valve 

11012 

ゲージ元弁※ 

圧力計及び計器の元弁として用いるバルブ(目的
によって各種のバルブを用いる。)。 

gauge valve 

11013 

ベローズ弁※ 

グランド部からの漏れを防止するための金属な
どのベローズをもつバルブ。 

bellows valve 

11014 

低騒音弁 

バルブから発生する騒音レベルを低く抑える構
造のバルブ。 

low noise valve 

11015 

ストーム弁※ 

波浪による海水の逆流を防ぐバルブ。 

storm valve 

波止め弁, 
防潮弁 

11016 

平底弁※ 

池,容器などの底に設置し,円板状の弁体を上下
させて開閉を行うバルブ。 

flat valve 

11017 

制水扉※ 

壁面などに取り付けた扉枠の案内溝に沿って,角
板状又は円板状の扉体を上下させることによっ
て開閉する水門の一種。 

plate valve 

11018 

定流量弁※ 

配管を流れる流体の流量をあらかじめ設定され
た値に保つバルブ。 

constant flow 

regulating 
valve, 

constant flow 

regulator 

11019 

定水位弁※ 

受水槽などに給水し,槽内のパイロット弁と連動
して,所定の水位になると自動的に給水を停止す
るバルブ。 

level regulating 

valve 

11020 

ピストン弁※ 

弁体がピストン状のバルブ。 

piston valve 

11021 

ピンチ弁※ 

ゴムなどでできたスリーブを挟み付けて流路を
閉ざすバルブ。 

pinch valve 

11022 

連成弁※ 

1個の弁箱に同じ機能をもつ2個以上の弁体を組
み込んだバルブ。 

manifold valve 

11023 

三方弁※ 

流体の出入口が三つあり,流れを分岐させたり,
合流させたり,方向を変えたり,一方向を止めた
りするバルブ。 

three-way valve 

11024 

ブロック弁※ 

a) 複数のバルブを共通の弁箱に組み込んで一

体化した形式のバルブ。 

b) ブロック(鋼塊)から削り出したバルブ。 
c) 一定区域のラインなどを閉め切ることを目

的とするバルブ。 

block valve 

11025 

四方口逆洗弁※ 

主に復水器などの細管内に詰まった貝などの異
物を逆流によって洗い流すことを目的に設置さ
れ,弁箱の四方に管との接続部を備え,流路を切
り換えることで流れ方向を反転(逆流)させるこ
とができるバルブ。 

(four-way type) 

reversing valve 

11026 

偏心構造弁※ 

下水及び汚泥が流れやすいように,全開時に弁体
が弁箱側面に回転移動し,流路を弁体及び弁棒が
阻害しない構造としたバルブ。 

eccentric valve 

11027 

スリーブ弁 

弁体がスリーブ状のバルブ。 

sleeve valve 

background image

17 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

11028 

放流形スリーブ

弁※ 

管路末端の減勢池内に水没させて,放流弁として
使用するスリーブ弁。 

discharge sleeve 

valve 

11029 

インライン形ス

リーブ弁※ 

配管の途中又は末端に取り付け,スリーブの小孔
を通過させて流量制御又は圧力制御を行うスリ
ーブ弁。 

inline sleeve valve  

11030 

フート弁※ 

吸込管に付けて逆流を防止する立形の逆止め弁。 foot valve 

11031 

フラップ弁※ 

管路末端に設置し,流体の圧力で弁体を開閉さ
せ,逆流を防止するバルブ。 

flap valve 

11032 

ホロージェット

弁※ 

ニードルコーン状の弁体をもち,管末端に取り付
けて中空状の射流を大気中に放流するバルブ。 

hollow jet valve 

11033 

メタルダイヤフ

ラム弁※ 

薄い円盤状の金属ダイヤフラムを用いたダイヤ
フラム弁。 

metal diaphragm 

valve 

11034 

メーターユニッ

ト※ 

止水栓,逆流防止弁などと水道メーター着脱機構
を,台座などに取り付けて一体とした給水用具。 

meter unit 

11035 

タンク弁※ 

反応塔の底部に設置し,内部反応物の抜き出しを
行うバルブ。 

tank valve 

11036 

ダンパー※ 

流量調節を目的とし,閉止時に漏れを許容するバ
ルブ。 

damper 

11037 

水撃抑制形逆止

め弁 

ばね,カウンターウェイト,ダッシュポットなど
の力によってバルブの閉止速度を制御し,閉止時
に生じる水撃を抑制する逆止め弁の総称。 

11038 

急閉式逆止め弁 

正流から逆流に変化する直前に,ばね(主として
小口径),カウンターウェイトなどの作用によっ
て強制的に閉止し水撃の発生を抑制する逆止め
弁。 

衝撃吸収式逆止

弁 

11039 

緩閉式逆止め弁 

逆流発生時にバルブが閉止する速度をピストン
方式の油圧装置などによって制御し,ゆっくり閉
止することで水撃の発生を抑制する逆止め弁。全
閉止までの時間,逆流を許容する。 

b) 部品・部分名称 

1) 部品名称 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

20101 

弁箱※, 
本体, 
胴, 
ボディ 

流路及び配管との接続端をもち,流路の主体部分
を構成する耐圧部品。 

(valve) body 

バルブボディ 

20102 

蓋※ 

弁箱内の流体を密封するため,弁箱に取り付ける
耐圧部品。 

bonnet, 
cover, 
cap 

ボンネット, 
カバー, 
キャップ 

20103 

ヨーク※ 

駆動部と弁棒を支持・接続するための部品。 

yoke 

20104 

弁体※, 
閉止部品 

流体を制御するために可動し,弁閉止時に弁座と
密着してバルブの閉止機能を果たす部品。 

(valve) disc, 
closure member, 
wedge, 
plug, 
gate 

ディスク, 
プラグ 

background image

18 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

20105 

弁座※ 

バルブが閉止位置にあるとき,バルブ内で全面接
触をする締切り面に相当する部位をもつ部品。 

(valve) seat, 
body seat 

シート, 
バルブシート 

20106 

弁箱付き弁座※ 

弁箱に取り付ける弁座。 

body seat ring 
 

弁箱弁座, 
シートリング 

20107 

弁体付き弁座※ 

弁体に取り付ける弁座。 

disc seat ring 

弁体弁座, 
シートリング 

20108 

弁棒※, 
スピンドル, 
栓棒 

駆動部からの操作力を弁体に伝達する部品。 

(valve) stem, 
spindle 

ステム, 
弁軸 

20109 

蓋はめ輪 

蓋又はカバー側に取り付ける逆座を設けたブッ
シング。 

back seat bushing 

バックシートリ

ング 

20110 

パッキン押さえ

輪※ 

パッキンを押さえる部品。 

gland, 
packing gland, 
packing follower 

グランド 

20111 

パッキン押さえ

※ 

パッキン押さえ輪を押さえる部品。 

gland flange, 
packing flange, 
gland follower 

パッキン押さえ

フランジ, 

グランドフラン

ジ 

20112 

ヨークスリーブ

※ 

外ねじ式仕切弁などに使用される弁棒とはめ合
うナットで,ハンドル車に固定して回転する部
品。 

yoke sleeve, 
stem nut, 
screwed bush 

ステムナット, 
弁揚程金物 

20113 

パッキンはめ輪 

パッキンの間又はパッキンの一端に入れる,断面
がH形のリング。 

gland bush, 
lantern ring 

ランタンリング 

20114 

パッキン※ 

回転,往復運動など運動部分の密封に用いるシー
ルの総称。 

packing, 
gland packing, 
gasket, 
rubber washer 

グランドパッキ

ン 

20115 

ガスケット※ 

バルブのフランジ面,その他様々な固定接続面の
間に挟み,ボルトその他の方法で締め付けて流体
の漏れを防ぐシールの総称。 

gasket 

20116 

パッキン押さえ

ボルト※ 

パッキン押さえを止めるボルト。 

gland bolt 

グランドボルト 

20117 

ダイヤフラム※ 

a) ダイヤフラム式操作器の操作圧力を受け止

め,操作軸に変位を与える膜。 

b) 圧力の検出及び伝達に用いる膜状の要素。 
c) ダイヤフラム弁の可とう性膜。弁閉止時には

ウェアと密着し,流路を閉止する。 

diaphragm 

20118 

ベローズ※ 

単独のシール又はシールの一部として用いる蛇
腹状の部品。 

bellows 

20119 

ストレーナ, 
フィルタ 

流体中のごみ,スケールなどを分離,除去するろ
過部品。 

strainer, 
filter 

こし網, 
スクリーン 

20120 

フロート※, 
浮玉, 
浮子玉 

浮力によって弁体を動かす部品。 

float, 
floating ball 

ボール玉 

20121 

こま, 
ケレップ 

水栓で用いる弁体。 

jumper, 
disc holder 

20122 

ハンドル※ 

バルブを手動で操作するための取っ手の総称。 

handle, 
lever 

手動操作機 

background image

19 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

20123 

オリフィス 

流路面積を減少した部分の長さが断面寸法に比
べて比較的短い絞り部品。 

orifice 

2) 部分名称 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

20201 

トリム 

バルブ内部の主要部品。弁体,弁座,弁棒などを
指す。 

trim, 
valve trim 

バルブトリム, 
要部 

20202 

耐圧部 

バルブ内の圧力を直接受けて,殻を構成して圧力
を保持する部品の総称。 

shell, 
pressure shell, 
pressure shell 

section, 

pressure retaining 

part, 

pressure tight part 

20203 

流路 

流体がバルブ内を通過する経路。 

flow channel, 
watercourse, 
flow way, 
flow passage, 
flow path 

20204 

接液部 

流体が接する部分。 

fluid contact part, 
flow contact part 

接水部, 
接ガス部 

20205 

接水耐圧部 

常時水が接し,弁閉止時に一次側圧力が直接かか
る部分。 

water contact 

pressure shell, 

water tight part 

20206 

パッキン室 

パッキンを入れる室。弁棒と蓋との隙間の部分を
封止するパッキンを収納する部分。 

stuffing box 

スタフィングボ

ックス, 

パッキン箱 

20207 

減速機 

ハンドル操作力を軽減させるための機構。 

reduction gear, 
reducer, 
gear actuator 

20208 

駆動部 

バルブの開閉操作をする機構の総称。 

actuator, 
valve actuator, 
actuation 

アクチュエー

タ, 

駆動装置, 
操作部 

20209 

本体部 

弁箱,蓋,トリムからなるバルブの組立部品の総
称。 

valve body 

assembly 

20210 

泡まつ装置 

流水中に空気を混入させ,水はねを抑える装置。 aerator 

20211 

整流装置 

流れを整流状態に整える装置。 

flow straightener, 
laminar flow 

device 

20212 

吐水口 

給水栓で,吐水する部分。 

spout 

20213 

シングルカート

リッジ 

シングル湯水混合水栓の止水機構部を一つにま
とめたもの。 

stop control, 
cartridge, 
ceramic disc 

cartridge, 

single lever 

cartridge 

background image

20 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

20214 

サーモスタット

カートリッジ 

サーモスタット湯水混合水栓の自動温度調整機
構部を一つのパッケージにまとめたもの。 

thermostat control 

cartridge, 

thermostatic 

mixing 
cartridge, 

thermostatic 

cartridge 

20215 

接続端 

配管に対して耐圧接続を行うために設けた弁箱
の部位。 

end connection 

20216 

ガスケット座 

ガスケットを受ける座。 

gasket contact 

surface 

20217 

逆座 

蓋と弁棒との間のシール面。 

back seat 

20218 

パイロット弁 

調整弁,電磁弁,安全弁などで主弁を操作する小
形のバルブ。 

pilot valve 

c) 形式 

1) 接続端 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30101 

ねじ込み形※ 

端部にねじ山をもつ形式。 

threaded end, 
screwed end 

30102 

フランジ形※ 

端部がフランジである形式。 

flanged end 

30103 

シングルフラン

ジ形 

両端に接合面をもち,1個のフランジをもつ形式。 single-flanged end  

30104 

ダブルフランジ

形 

両端にそれぞれフランジをもつ形式。 

double-flanged 

end 

30105 

フランジレス形 

弁箱にフランジを設けない接続端の総称。弁箱の
接続端は,接続すべき配管に設けたフランジの座
面に一致する座面を備える。バルブを配管フラン
ジの間に挟みつけて取り付ける。 

flangeless end 

30106 

ウェハー形※ 

フランジレス形の一種で,管フランジの間に弁箱
を挟み込みボルトによって締め付ける形式。 

wafer type 

30107 

ラグ形 

フランジレス形の一種で,弁箱の外側に管フラン
ジのボルト穴に相当するねじ加工,又は孔をあけ
た突起を備えた形式。 

lug type 

30108 

フルラグ形※ 

ラグ形の一種で,全てのボルトに対して突起を備
えた形式。 

30109 

セミラグ形※ 

ラグ形の一種で,一つ置きに突起を備えた形式。  

30110 

溶接形 

配管その他の管継手に溶接できるように成形し
た弁箱の接続端で,差込み溶接形及び突合せ溶接
形の総称。 

welding end, 
welded end 

30111 

差込み溶接形※ 

端部がソケット溶接で管と接合される形式。 

socket welding 

end, 

socket welded end 

ソケット溶接形 

30112 

突合せ溶接形※ 

端部が突合せ溶接で管と接合される形式。 

butt welding end, 
butt welded end 

30113 

ユニオン形※ 

端部がユニオンである形式。 

union end 

background image

21 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30114 

ろう付け形※ 

端部がろうで管と接合される形式。 

soldered end 

30115 

ソケット形※ 

端部が受け口形である形式。 

socket end 

30116 

スピゴット形※ 

端部が差し口形である形式。 

spigot end 

30117 

メカニカル形 

端部が機械的に接合できる構造をもつ形式。 

mechanical joint, 
mechanical joint 

end 

メカニカル継手

形 

30118 

ホース接続形※ 

ホースを直接又は継手を介して接続する構造を
もつ形式。 

hose coupling 

type, 

hose connection 

type 

2) 弁箱 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30201 

玉形※ 

入口・出口の流路がS字形で外形が球形の弁箱の
形式。 

globe type 

30202 

流線S形※ 

流路の形状に合わせて外形がS字形の弁箱の形
式。 

streamlined S-type 流線形 

30203 

ストレート形※ 

入口・出口の流路が直通している形式。 
給水栓においては,主に床からの給水管路に取り
付けて用いる,一次側流路と二次側流路とが直線
となる止水栓の構造。 

straight type 

30204 

アングル形※ 

入口・出口の流路が直角な弁箱の形式。 
給水栓においては,主に壁からの給水管路に取り
付けて用いる,止水機構にて一次側流路と二次側
流路とが直角をなす止水栓の構造。 

angle type 

30205 

Y形※ 

弁棒の軸線と出口の流路とが鋭角な弁箱の形式。 Y-globe type, 

Y-type 

30206 

エルボダウン形

※ 

Y形の変形で出入口の流路が直線ではなく,エル
ボ状の弁箱の形式。 

elbow down type 

30207 

連成形※ 

2個以上の弁体を組み込むことのできる一体化し
た弁箱の形式。 

manifold type 

30208 

ワンピース形※ 

弁箱が一体の形式。 

single (body) type, 
one piece type 

一体形 

30209 

スプリット形※ 

弁箱を分割し,弁座を間に挟み付けている弁箱の
形式。弁箱を二つ又は三つに分割したものを,そ
れぞれツーピース(形),スリーピース(形)と
呼ぶ。 

split (body) type 

分割形 

30210 

シールド形※ 

ボール弁などにおいて,分割された弁箱に,弁体
及び弁座を入れてから弁箱を溶接して一体形と
したもの。 

sealed (body) type 

30211 

ジャケット形※ 

弁箱の外側に保温用又は保冷用の隔壁(ジャケッ
ト)をもつ弁箱の形式。 

jacket (body) type 

30212 

丸胴形※ 

胴の上部が丸形の弁箱の形式。 

round (body) type 

30213 

角胴形※ 

胴の上部が長方形状の弁箱の形式。 

rectangular (body) 

type 

30214 

オーバル形※ 

胴の上部が小判形の弁箱の形式。 

oval (body) type 

だ円胴形, 
小判胴形 

background image

22 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30215 

朝顔胴形※ 

胴の上部が小判形で,蓋フランジ部分が丸形の弁
箱の形式。 

funnel (body) type  

3) 流路 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30301 

二方形※ 

流体の出入口が二つある形式。多くのバルブはこ
の形式である。 

two-way type 

30302 

三方形※ 

流体の出入口が三つある形式。 

three-way type 

30303 

四方形※ 

流体の出入口が四つある形式。 

four-way type 

30304 

シングルポート

形 

弁箱に設けてある流路が一つの形式。 

single port type 

30305 

ダブルポート形 

弁箱に設けてある流路が二つの形式。 

double port type 

30306 

フルポート形※ 

弁箱の呼び径から決まる容量をもつ形式。 

full port type, 
full port capacity 

trim 

30307 

レデュースポー

ト形※ 

弁箱の呼び径から決まる容量よりもその値を縮
小する形式。 

reduced port type, 
reduced port 

capacity trim 

30308 

ベンチュリ形※ 

弁口から弁座までの流路をなだらかに絞ってあ
る形式。 

venturi type 

30309 

2口・3口・4口

※ 

給水栓において,共通の給水口から分かれた複数
の流路の各々に止水機構と吐水口とを同一方向
に設けた構造。 

two ports, 
three ports, 
four ports, 
two-way, 
three-way, 
four-way 

30310 

振分2口, 
振分4口※ 

給水栓において,共通の給水口から分かれた複数
の流路の各々に止水機構と吐水口とを背中合わ
せ方向に設けた構造。 

dividing two 

ports, 

dividing four 

ports, 

dividing-two-way, 
dividing-four-way 

30311 

分岐形※ 

給水栓において,一次側から分岐した流路に止水
機構と分岐接続口を設けた構造。 

branch type 

30312 

分岐口付※ 

給水栓において,一次側から分岐した流路に分岐
接続口を設けた構造。 

with (a) branch 

connection port 

4) 弁箱と蓋との接続 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30401 

スクリューボン

ネット形※ 

弁箱と蓋とに設けられたねじによって締め付け
る形式。 

screwed bonnet 

type 

30402 

ユニオンボンネ

ット形※ 

弁箱と蓋とをユニオンで締める形式。 

union bonnet type 

30403 

ボルテッドボン

ネット形※ 

弁箱と蓋とのフランジ部をボルト,ナットなどで
締め付ける形式。 

bolted bonnet type  

background image

23 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30404 

溶接ボンネット

形※ 

弁箱に蓋をねじ込み後,漏れ止めに溶接を行う形
式。 

seal weld bonnet 

type 

30405 

シールリップボ

ンネット形※ 

溶接ボンネット形のうち溶接部をリップ状にし,
溶接性を向上させ,分解時の便を図る形式。 

seal lip bonnet 

type 

30406 

プレッシャーシ

ールボンネッ
ト形※ 

弁箱と蓋とをガスケットを介してボルトなどで
締め上げ,内圧によって封止する形式。 

pressure seal 

bonnet type 

30407 

ボンネットレス

形※ 

弁箱の一部にパッキン室を設け,蓋及びガスケッ
トがない形式。 

bonnetless type 

5) 弁体 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30501 

ソリッドディス

ク※ 

仕切弁などの弁体のうち,一体形であり,剛性体
であるもの。 

solid disc 

プレンディスク 

30502 

フレキシブルデ

ィスク※ 

仕切弁などの弁体のうち,一体形の中央部に切込
みをもち,可とう体であるもの。 

flexible disc 

スリットディス

ク 

30503 

スプリットディ

スク※ 

仕切弁などの弁体のうち,弁体が二つ割れで弁座
面に密着するもの。 

split disc 

30504 

ダブルディスク

※ 

仕切弁の二分割ディスク。弁閉止の後,ディスク
間に設けられたウエッジ又はスプレッダによっ
てディスクをシートに押し付ける。 

double disc 

6) 弁体ガイド 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30601 

トップガイド形

※ 

a) 弁体の上部1か所をガイドしている形式。 
b) 安全弁の弁体の支持方式でピストン構造の

弁体をシリンダ状ガイドの中に挿入し,支持
する形式。 

top guide type 

30602 

トップアンドボ

トムガイド形
※ 

弁体の上,下部2か所をガイドする形式。 

top and bottom 

guide type 

30603 

ケージガイド形

※ 

弁体の外周をケージによってガイドする形式。 

cage guide type 

7) 弁座 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30701 

単座形※ 

一つの弁座で流れを開閉又は調整する形式。 

single seated type 

30702 

複座形※ 

二つの弁座で流れを開閉又は調整する形式。 

double seated type ダブルシート形 

30703 

ソフトシート形 

弁座面の接触部に軟質性材料を使用する形式。 

soft seated type, 
resilient seated 

type 

30704 

メタルシート形 

弁座面の接触部に金属材料を使用する形式。 

metal seated type 

background image

24 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30705 

クリアランス形 

閉止状態で弁座面の間に微小な隙間を設けてシ
ールする形式。 

clearance seal type  

8) 弁棒 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30801 

一本弁棒式※ 

制水扉などにおいて弁棒1本で開閉する形式。 

single stem type 

一連式 

30802 

二本弁棒式※ 

制水扉などにおいて弁棒2本で開閉する形式。 

twin stem type 

二連式 

30803 

内ねじ式 

弁体駆動用の弁棒ねじ部が蓋の内側にある形式。 inside screw type, 

inside screw stem 

30804 

内ねじ弁棒上昇

式※ 

内ねじ式であって,バルブの開閉操作のとき弁棒
が昇降する形式。 

inside screw rising 

stem type 

30805 

内ねじ弁棒非上

昇式※ 

内ねじ式であって,バルブの開閉操作のとき弁棒
が昇降しない形式。 

inside screw 

non-rising stem 
type 

30806 

外ねじ式 

弁棒作動用のねじ結合部が蓋の外側にある形式。 outside screw and 

yoke type  

30807 

外ねじ弁棒回転

式※ 

外ねじ式であって,バルブの開閉操作のとき弁棒
が回転しながら昇降する形式。 

outside screw 

rotating stem 
type 

30808 

外ねじ弁棒非回

転式※ 

外ねじ式であって,バルブの開閉操作のとき弁棒
が回転することなく昇降する形式。 

outside screw 

non-rotating 
stem type 

30809 

外ねじ弁棒中空

式 

弁棒がおねじとめねじとの組合せからなり,バル
ブの開閉操作のとき,おねじをもつ弁棒が定位置
で回転し,めねじをもつ弁棒(中空)が昇降する
形式。 

outside non-rising 

spindle rising 
hollow stem 
type 

9) 構造 

9.1) 共通 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30901 

エンドエントリ

※ 

ボール弁などにおいて,一体形の弁箱の一方の端
から弁体及び弁座を入れ,インサートで固定する
もの。 

end entry 

アクシアルエン

トリ 

30902 

トップエントリ

※ 

ボール弁などにおいて,弁体及び弁座を弁箱の上
方開口部から出し入れできるようにしたもの。 

top entry 

30903 

ベローズ形※ 

a) グランドパッキンの代わりにベローズを用

いるグランド部のシール形式。これにはグラ
ンドパッキンによるシール方式を併用する
ものを含む。 

b) 調整弁においては,圧力の検出体にベローズ

を用いる形式。 

c) 安全弁においては,ベローズを用いて背圧を

平衡又はシールする形式。 

bellows type 

background image

25 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30904 

パックレス形※ 

グランドパッキンの代わりにベローズ,ダイヤフ
ラム,その他の方法を用いて流体の漏れを封止す
るグランド部のシール形式。 

packless type 

30905 

内部検出形※ 

検出値をバルブの弁箱内から取り出す形式。 

internal sensing 

type 

30906 

外部検出形※ 

検出値をバルブの弁箱の内部以外から取り出す
形式。 

external sensing 

type 

9.2) 給水栓 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30907 

吐水口回転形※ 

吐水口部が回転して吐水方向を上下左右に向け
ることができる構造。 

rotary spout type, 
swivel spout type 

30908 

自在形※ 

吐水口部が回転して吐水位置を旋回することが
できる構造。 

swing type 

30909 

横自在形※ 

横水栓で,吐水口部の回転を妨げぬようハンドル
位置を横にし,吐水位置を旋回することができる
構造。 

horizontal swing 

type, 

horizontal swivel 

type 

30910 

グースネック形

※ 

吐水口部を鶴首のような形状にして,吐水位置を
高くする構造。 

gooseneck type, 
gooseneck spout 

30911 

シャワー形※ 

吐水部がハンドシャワーである構造。 

shower type 

30912 

シャワーバス形

※ 

吐水がハンドシャワーと吐水口とに切り替えら
れる構造。 

bath and shower 

type, 

shower and bath 

spout type 

30913 

負圧破壊装置 

一時側に負圧が生じたときに,負圧を解消する装
置。 

vacuum pressure 

destructive 
device, 

vacuum pressure 

relief device 

30914 

自閉式※ 

手,脚などの操作によって吐水し,自動的に止水
する構造。 

self-closing type 

30915 

定量止水式※ 

設定した量を吐水すると自動的に停止する構造。 discharge volume 

regulating type, 

volumetric 

shut-off type 

30916 

寒冷地用 

凍結による破損防止の措置ができる構造。 

cold-district use, 
cold weather use, 
cold weather 

specification 

30917 

共用形 

寒冷地及び寒冷地以外の地域で用いることがで
きる構造。 

common use type, 
all season type, 
general purpose 

type 

background image

26 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

30918 

一時止水 

湯水混合水栓で,湯水を混合している状態におい
て,一時的に止水する構造。 

feed suspension 

type, 

pause water 

shut-off 

30919 

緊急止水装置※ 

自動連結継手が不意に外れても,緊急回避するた
めに自動的に一時止水する装置。 

emergency water 

stopping 
device, 

emergency stop 

device 

30920 

自動連結式※ 

自動連結継手が直接接続できる構造。 

automatic 

coupling joint 
type 

30921 

元止め式※ 

二次側流路に浄水器,電気温水器などへの送水口
及び帰水口を設けた構造。 

main stop system 

exclusive 
faucet, 

supply source stop 

faucet 

30922 

複式※ 

ボールタップにおいて,アームをてこの原理で複
数組み合わせ,浮子玉の浮力を増幅して止水する
構造。 

multi link type 

30923 

単式※ 

ボールタップにおいて,浮子玉の浮力を一つのて
こで増幅して止水する構造。 

single link type 

30924 

圧力バランス式

※ 

プラグ弁において,流体圧力の増加に伴って弁体
と弁座面の接触圧力が高くなり,開閉が困難にな
るのを防止するために,弁体上部と下部との圧力
を平衡させる弁体の形式。 
ボールタップにおいては,止水圧力と吐水圧力と
を相殺して給水圧力の影響を少なくした構造で,
調節弁・調整弁の複座形と同様のもの。 

pressure balance 

type 

10) 作動 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

31001 

ブリード形※ 

調整弁で二次側の圧力を高圧から低圧に変える
とき,二次側の流体の一部を外部へ放出する機構
を備える形式。 

bleed type 

31002 

ノンブリード形

※ 

ブリード形に対して,流体の一部を外部へ放出す
る機構を備えない形式。 

non-bleed type 

31003 

直動式※ 

調整弁,電磁弁などで,バルブの作動に必要な動
力によって直接バルブを開閉する形式。 

direct acting type 

31004 

パイロット式※ 

調整弁,電磁弁などで,バルブの作動に必要な動
力によってパイロット弁を開閉し,動力を増幅し
て主弁を開閉する形式。 

pilot-operated 

type 

background image

27 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

11) 設置 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

31101 

立形設置※ 

水平な配管において,弁棒が鉛直となるような設
置。 

vertical 

installation in 
horizontal 
piping, 

vertical shaft in 

horizontal 
piping 

31102 

横形設置※ 

水平な配管において,弁棒が水平となるような設
置。 

horizontal 

installation in 
horizontal 
piping, 

horizontal shaft in 

horizontal 
piping 

31103 

平置設置 

(ひらおきせっち)※ 

鉛直な配管において,弁棒が水平となるような設
置。 

horizontal 

installation in 
vertical piping, 

horizontal shaft in 

vertical piping 

横平形設置 

31104 

壁付,横形※ 

給水栓において,主に壁又は垂直面に取り付ける
設置形式を示す給水栓の種類の呼び方。 

wall mounted 

type, 

horizontal type 

31105 

台付,立形※ 

給水栓において,主に洗面器,手洗器,カウンタ,
台,便器用ロータンク底面などに取り付ける設置
形式を示す給水栓の種類の呼び方。 

deck mounted 

type, 

vertical type, 
deck type 

31106 

埋込形※ 

給水栓において,水栓本体の機構部分を壁又は台
の中に埋め込める構造。 

concealed type 

d) 一般事項 

1) 圧力・温度 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40101 

呼び圧力(記号) バルブの圧力区分を呼称するための表示。 

nominal pressure 

40102 

最高許容圧力 

指定温度において,耐圧部分の許容できる最高の
圧力。 

maximum 

allowable 
pressure, 

maximum 

allowable 
working 
pressure 

最高使用圧力 

40103 

圧力−温度基準 

弁箱,蓋などの耐圧部品材料によって決まる,温
度に対する許容圧力の基準。 

pressure- 

temperature 
rating 

40104 

設計圧力 

バルブを設計するとき,各部の肉厚又は機械的強
度を決定するのに用いる圧力。 

design pressure 

background image

28 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40105 

設計水深 

開水路などに使用される制水扉などにおいて,全
閉時に作用する最大水深又は最大水頭。肉厚又は
機械的強度を決定するときに用いる。 

design head 

設計水頭 

40106 

操作水深 

開水路などに使用される制水扉などにおいて,開
閉操作を行うときに扉体などに加わる水頭。開閉
装置の操作力を決定するために用いる。 

operating head 

40107 

使用圧力 

通常の使用状態における流体の圧力。 

working pressure, 
operating pressure 

常用圧力 

40108 

定格圧力 

バルブの公称使用圧力。材料,使用温度,流体の
性状によってその圧力は異なる。 

rated pressure 

40109 

設定圧力※ 

a) 動作条件下にある安全弁が開き始めるあら

かじめ設定された圧力。安全弁の作動特性に
よって,吹出し圧力又は吹始め圧力を設定す
る。設計上の数値で,通常銘板に打刻されて
いる。 

b) 圧力調整弁においては,最小調整可能流量に

おける制御圧力。 

set pressure 

40110 

一次側圧力 

バルブの上流側の圧力。 

inlet pressure, 
upstream pressure  

弁上流圧力 

40111 

二次側圧力 

バルブの下流側の圧力。 

outlet pressure, 
downstream 

pressure 

弁下流圧力 

40112 

縮流部の圧力 

バルブ内部流れの流体力学的に最も絞られ高速
となった部位での静圧。 

vena contracta 

pressure, 

valve throat 

pressure 

ベナコントラク

タ圧力, 

のど部圧力 

40113 

差圧 

流体がバルブを通過するとき,その前後の圧力
差。 

differential 

pressure 

40114 

許容差圧 

設計上許容される差圧。 

allowable 

differential 
pressure 

40115 

背圧 

バルブ内の二次側圧力の総称。ただし,背圧弁に
おいては一次側の圧力。また,安全弁においては
出口側の圧力で,累積圧力及び既存圧力の二つが
ある。 

back pressure 

40116 

累積背圧 

安全弁が吹き出したとき,出口側の流れによって
発生する安全弁の出口側の圧力。 

built-up back 

pressure 

40117 

既存背圧 

安全弁が吹き出す前に,既に出口側に存在する圧
力。 

super imposed 

back pressure 

40118 

吹始め圧力※ 

安全弁が実際に吹き始めるときの入口側の圧力
であって,出口側で微量の流出が検知されるとき
の圧力。 

start to discharge 

pressure, 

start to leak 

pressure 

40119 

吹出し圧力※ 

安全弁が作動して,気体又は液体が吹き出すとき
の入口側における圧力で,計測できるリフトをも
つか又は連続した排出状態を認知できる状態と
なる圧力。 

opening pressure, 
popping pressure 

40120 

吹止り圧力(ふきど

まりあつりょく)※ 

安全弁が閉鎖した後,出口側に微量な流出もなく
なったときの入口側における圧力。 

reseating pressure, 
closing pressure 

background image

29 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40121 

吹下り 

(ふきさがり)※ 

吹始め圧力又は吹出し圧力と吹止り圧力との差。 blow down 

40122 

超過圧力※ 

安全弁の設定圧力から更に加圧された圧力。 

over pressure 

40123 

圧力降下 

流れに基づく流体圧の減少。 

pressure drop 

40124 

締切り昇圧※ 

減圧弁の二次側のバルブを締め切ることによっ
て,設定圧力から上昇する圧力。 

dead end shut off 

40125 

オフセット※ 

a) 調整弁においては,ある一定の条件の下で流

量を最小調整可能流量から定格流量まで漸
次増加させた場合,その調整された値と設定
値との差。 

b) 減圧弁においては,一次側圧力を一定に保持

した状態で,流量を最小調整可能流量から減
圧弁の定格流量まで漸次増加させた場合,変
化する二次側圧力と設定圧力との差。 

c) バタフライ弁及びチルチング逆止め弁にお

いては,弁口径の中心線と弁軸の中心線との
距離及び弁箱と弁体との止水部分を含む平
面と弁軸との距離。 

offset 

40126 

設計温度 

バルブを設計するとき,各部の肉厚又は機械的強
度を決定するのに用いる温度。 

design 

temperature 

2) 流量 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40200 

流量 

単位時間に流れる流体の体積又は質量。 

flow rate, 
volumetric flow 

rate, 

mass flow rate 

40201 

定格流量※ 

a) 一定の条件の下に定められた保証し得る最

大流量。 

b) 調整弁においては,一次側圧力を一定とする

場合,所定のオフセット内において保証し得
る最大流量。 

rated flow rate 

40202 

吹出し量 

安全弁が吹き出し,規定の圧力で吹出しを継続し
ているときにおける単位時間当たりの流体吹出
し量。 

relieving capacity 

40203 

最小調整可能流

量※ 

a) 調節弁のレンジアビリティの範囲における

最小流量。 

b) 安定な流れの状態を維持することができる

バルブの最小流量。 

minimum 

controllable 
flow 

40204 

最大瞬間流量 

給水栓において,大便器洗浄弁,小便器洗浄弁に
おいて吐水中最大となる流量。 

maximum 

instantaneous 
flow rate, 

peak flow rate 

background image

30 

B 0100:2013  

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3) 寸法 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40301 

呼び径 

バルブの大きさを表すための呼び寸法。 

nominal size, 
nominal diameter 

40302 

口径 

管との接続端面におけるバルブの流路の直径。 

bore 

ボア径 

40303 

ポート径※ 

バルブの弁座の内径。ボール弁の場合はボールの
ボア径を指す。 

port diameter 

ポートサイズ, 
弁座口径 

40304 

弁座口の径※ 

安全弁における弁体と弁座との当たり面の内径。 seat diameter 

40305 

のど部の径※ 

安全弁における流体取入口弁座面に至るノズル
の最狭部分の内径。 

throat diameter, 
bore diameter 

40306 

面間寸法※ 

バルブの端面から端面までの距離又は一つの端
面からバルブの中心線までの距離。 

face-to-face 

dimension, 

end-to-end 

dimension, 

center-to-face 

dimension, 

center-to-end 

dimension 

40307 

計算肉厚 

規定の式によって求められる厚さで,腐れ代を含
まない厚さ。 

calculated 

thickness 

40308 

最小肉厚 

計算肉厚などに腐れ代を加えた厚さ。 

minimum 

thickness 

40309 

腐れ代 

バルブの両面若しくは片面,又はその一部が各種
腐食作用によって減少する場合,あらかじめ予想
して付加する厚さ。 

corrosion 

allowance 

腐食代 

4) 作動 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40401 

トラベル 

調節弁の閉弁位置からの弁体の移動量(距離)。 

travel 

40402 

定格トラベル 

閉位置から設定された全開位置までの弁体の移
動量(距離)。 

rated travel 

40403 

相対トラベル 

与えられた開度におけるトラベルの定格トラベ
ルに対する比。 

relative travel 

40404 

リフト 

バルブの閉弁位置からの弁体の移動量(距離)。 

lift 

40405 

ストローク 

バルブの弁棒又は操作部の軸の移動量(距離)。 

stroke 

40406 

開度 

弁体の任意移動量(回転角度,トラベル,リフト
など)又は弁体の全移動量との割合(率)。 

valve travel, 
valve lift 

弁変位, 
弁の開き 

40407 

開口度 

弁体の任意移動量(回転角度,トラベル,リフト
など)における弁体部の開口面積と全開口面積と
の割合(率)。 

ratio of valve 

opening 

開口比, 
弁の開き, 
開口率 

40408 

トルクストップ 

電動弁の開又は閉位置において,弁座面の力が増
大し,操作部の駆動トルクが定められた値以上に
なったときにバルブの動作を停止させること。 

torque stop 

トルク切り, 
トルクシーティ

ング 

40409 

リミットストッ

プ 

電動弁において弁体が定められた開又は閉位置
に達したときにバルブの動作を停止させること。 

limit stop 

リミット切り, 
リミットシーテ

ィング, 

ポジションシー

ティング 

background image

31 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40410 

エアレスオープ

ン※ 

シリンダ操作式,ダイヤフラム操作式のバルブな
どにおいて,操作空気圧が消失したときに弁体が
開くこと。 

air-less-open, 
air-fail-open 

フェイラーオー

プン, 

空気消失時開 

40411 

エアレスクロー

ズ※ 

シリンダ操作式,ダイヤフラム操作式のバルブな
どにおいて,操作空気圧が消失したときに弁体が
閉じること。 

air-less-close, 
air-fail-close 

フェイラークロ

ーズ, 

空気消失時閉 

40412 

エアツゥオープ

ン※ 

シリンダ操作式,ダイヤフラム操作式のバルブな
どにおいて,信号空気圧を供給したときに弁体が
開くこと。 

air-to-open, 
open-at-signal 

通気開 

40413 

エアツゥクロー

ズ※ 

シリンダ操作式,ダイヤフラム操作式のバルブな
どにおいて,信号空気圧を供給したときにバルブ
が閉じること。 

air-to-close, 
close-at-signal 

通気閉 

40414 

正作動 

信号の増加に伴って操作軸が前進する動き。 

direct-action 

40415 

逆作動 

信号の増加に伴って操作軸が後退する動き。 

reverse-action 

40416 

フローツゥオー

プン 

流体の一次側圧力が弁体を開く方向に働く動作。 flow-to-open 

40417 

フローツゥクロ

ーズ 

流体の一次側圧力が弁体を閉じる方向に働く動
作。 

flow-to-close 

40418 

正栓※ 

弁棒を弁箱内に押し込むと弁体が弁座に近づき,
流体の流れがより少なくなる栓。 

push-down close 

40419 

逆栓※ 

弁棒を弁箱内に押し込むと弁体が弁座から離れ,
流体の流れがより多くなる栓。 

push-down open 

5) 特性 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40501 

圧力損失 

流体摩擦損失及び流路形状の変化によって生じ
る流れの急縮小・急拡大又は流れ方向の変化のた
めにバルブの入口から出口の間で失われる圧力。
次式によって求める。 

2

Δ

2

ρν

ζ

=

p

ここに,Δp: 圧力損失(Pa) 

ζ: 抵抗係数(−) 

ρ: 流体の密度(kg/m3) 

ν: バルブ一次側の平均流速(m/s) 

pressure loss 

40502 

抵抗係数 

圧力損失の要因である流体摩擦損失,及び流路形
状の変化による流れの急縮小・急拡大又は流れ方
向の変化などによる損失を示す係数。圧力損失の
式から誘導される。 

resistance 

coefficient 

損失係数 

background image

32 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40503 

容量係数 

ある特定の条件の下で与えられたトラベルにお
ける流れの容量を表す係数。次式によって求め
る。 

p

Q

C

=

ρ 

ここに,

C: 容量係数 

Q: 流量 

Δp: 差圧 

ρ: 流体の密度 

flow coefficient, 
valve flow 

coefficient 

40504 Kv値 

(けいぶいち) 

容量係数の一つで,特定のトラベルにおいて圧力
差が1 barのときバルブを流れる5〜40 ℃の温度
の水の流量をm3/hで表す数値。次式によって求
める。 

p

Q

K

=

ρ

v

ここに,Kv: Kv値(m2) 

Q: 流量(m3/h) 

Δp: 差圧(bar) 

ρ: 流体の密度(kg/m3) 

注記 Kv値は,通常単位を付けない。 

Kv value 

Kv 

40505 Cv値 

(しいぶいち) 

容量係数の一つで,特定のトラベルにおいて圧力
差が1 lbf/in2のときバルブを流れる60°Fの温度
の水の流量をUS gal/minで表す数値。次式によっ
て求める。 

p

G

Q

C

=

v

ここに,

Cv: Cv値 (

)

2

1

2

lbf/in

1

min

/

gal

US

Q: 流量(US gal/min) 

Δp: 差圧(1lbf/in2) 

G: 水の比重=1 

注記 Cv値は,通常単位を付けない。 

Cv value 

Cv 

40506 

定格容量係数 

定格トラベルにおける容量係数の値。 

rated flow 

coefficient 

呼称容量係数 

40507 

相対容量係数 

定格容量係数に対する容量係数の比(Φ)。 

relative flow 

coefficient 

background image

33 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40508 

流量係数 

バルブなどを取り付けた管路に流体を流したと
きの,理論上の流量と実際の流量との比。次式に
よって求める。 

       

p

A

q

a

=

ρ

2

m

又は 

       

ρ

/

2

v

p

A

q

a

=

ここに,

a: 流量係数(−) 

qm: 質量流量(kg/s) 

qv: 体積流量(m3/s) 

A: バルブの開口面積(m2) 

Δp: 差圧(Pa) 

ρ: 流体の密度(kg/m3) 

flow coefficient 

40509 

流量特性 

弁開度と流量との関係。減圧弁においては一次側
圧力を一定に保持したときの,二次側圧力の流量
変化に対する圧力変化。 

flow characteristic  

40510 

圧力特性※ 

減圧弁において,一次側圧力を一定に保持し,二
次側圧力を設定した後の,一次側の圧力変化に対
する二次側圧力の変化。 

pressure 

characteristic 

40511 

固有流量特性 

相対容量係数と対応する相対トラベルとの関係。 inherent flow 

characteristic 

40512 

実効流量特性 

バルブの差圧が実際のプロセス状態の変化によ
って影響を受ける状況下で,全閉から定格トラベ
ルにわたり閉止部品が動作する間の流量とトラ
ベルとの関係。 

installed flow 

characteristic 

有効流量特性 

40513 

弁特性 

流量特性及びレンジアビリティ。 

valve 

characteristic 

40514 

リニア特性※ 

相対トラベルの等量増分が相対容量係数の等量
の増分を生じる固有流量特性。次式によって求め
る。 
      Φ=Φ0+mh 
 
      h=1,Φ=1のときは 
      m=1−Φ0 

ここに,Φ0: h=0に対応する相対容量係数 

m: 固有リニア特性の傾斜 

h: 相対トラベル 

linear flow 

characteristic 

直線形流量特性 

40515 

イコールパーセ

ンテイジ特性
※ 

相対トラベルの等量増分が相対容量係数の等比
率の増分を生じる固有流量特性。次式によって求
める。 
    Φ=Φ0 exp(nh) 
    h=1,Φ=1のときは 

=

0

e

1

log

Φ

n

ここに,

n: hに対してloge Φをプロットする

ときの固有イコールパーセンテ
イジ特性の傾斜 

Φ0: h=0に対応する相対容量係数 

h: 相対トラベル 

equal percentage 

flow 
characteristic 

等比率形流量特

性 

background image

34 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40516 

クイックオープ

ニング特性※ 

トラベルの変化に対する流量の変化の割合が,ト
ラベルの低い位置で大きい傾向を示す流量特性。 

quick opening 

flow 
characteristic 

クイックオープ

ン特性 

40517 

パラボリック特

性※ 

相対トラベルの等量増分が相対容量係数の2乗
の増分を生じる固有流量特性。次式によって求め
る。 

Φ=Φ0+ah2 

h=1,Φ=1のときは 
a=1−Φ0 

ここに,

a: 流量係数(−) 

Φ0: h=0に対応する相対容量係数 

h: 相対トラベル 

parabolic flow 

characteristic 

放物線形流量特

性 

40518 

レンジアビリテ

ィ 

制御可能な最大容量係数と最小容量係数との比
の総称。固有レンジアビリティ及び実効レンジア
ビリティがある。減圧弁では,定格流量と最小調
整可能流量との比をいう。 

range-ability 

40519 

固有レンジアビ

リティ 

制御可能な最大容量係数と最小容量係数との比。
容量係数は,その固有流量特性の傾斜が決められ
た限度内にある相対トラベルの範囲内でだけ制
御可能とみなされる。固有流量特性図からは固有
レンジアビリティは1/Φ0となる。 

inherent 

range-ability 

40520 

実効レンジアビ

リティ 

バルブを管路に設置した状態での制御可能な最
大容量係数と最小容量係数との比。 
注記 流量変化によって前後の差圧が変化する

ために1/Φ0値よりも大幅に狭くなる。 

effective 

range-ability 

コントローラビ

リティ, 

有効レンジアビ

リティ 

40521 

サイジング 

与えられた仕様を満足する最も好ましい容量を
もつバルブを選定すること。 

sizing 

40522 

不感帯※ 

入力信号が変化しても弁体がそれに伴って動か
ない入力信号の範囲。 

dead-band 

40523 

ヒステリシス差

※ 

調節弁の入力信号圧増加時と減少時との同一信
号値における弁軸位置の隔り。 

hysteresis error 

40524 

直線性※ 

実測線と理想直線とのずれ。調節弁の入力信号圧
とトラベルとの関係は直線となるのが理想的で
あるが,実際にはずれがある。 

linearity 

40525 

吹出し係数 

安全弁において,試験によって求めた実際の吹出
し量と,計算によって求めた理論吹出し量との
比。 

coefficient of 

discharge 

6) 流れ 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40601 

正流 

バルブの定められた流れに沿って一次側から二
次側に向かう流れ。 

direct flow 

40602 

逆流 

バルブの定められた流れとは逆に,二次側から一
次側に向かう流れ。 

reverse flow 

40603 

脈動流 

周期的に圧力及び流量が変動する流れ。 

pulsating flow 

脈動水 

40604 

定常流 

脈動のない流れ。 

steady flow 

静流水 

background image

35 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7) 漏れ 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40701 

弁座漏れ量 

液圧又は気圧で弁座漏れ試験を行ったとき,弁座
部から漏れる量。 

seat leakage 

volume 

40702 

弁座漏れ率 

調節弁において,決められた負荷差圧の下で,弁
全閉位置における弁座部からの漏れ量と定格流
量との比。 

seat leakage ratio 

40703 

許容漏れ量 

決められた圧力差で許容される漏れ量。 

allowable leakage 

rate 

8) 現象 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40801 

フラッシング 

液体の流れがバルブの縮流部において,流速が速
くなり静圧が蒸気圧程度まで低下したときに,液
体の一部が蒸発して,二次側の圧力がその液体の
蒸気圧力よりも低い場合,気液混合状態で流れる
現象。 

flushing 

40802 

キャビテーショ

ン 

バルブの縮流部において流速が速くなる箇所で,
液体の静圧が局部的に液温の飽和圧力より低く
なり,液体の一部が蒸発して無数の気泡が生じ,
それが流速の減少に伴い静圧が回復して,その気
泡がつぶれる現象。 

cavitation 

空洞現象 

40803 

チャタリング 

弁体が繰り返し弁座をたたく不安定な状態。 

chattering 

40804 

フラッタリング 

弁体が弁座をたたかない程度の開度で小さな振
動をしている状態。 

fluttering 

40805 

ポッピング 

安全弁の入口側流体の圧力が吹出し圧力を超え
ると瞬間的にバルブのリフトが増大し,内部の圧
力流体を吹き出す作用。 

popping 

40806 

バルブ騒音 

流体がバルブを通過するとき,バルブ自体又は流
体から発生する音。 

valve noise 

40807 

エロージョン 

高速度の流体の衝撃による機械的な破壊作用又
はこれに化学的な腐食作用が伴って,固体表面の
局部に激しい損傷が発生する現象。 

erosion 

壊食 

40808 

コロージョン 

化学的に又は電気化学的作用によって金属表面
が変質していく現象。 

corrosion 

腐食 

40809 

ピッティング 

金属表面の耐食皮膜が局部的に破壊されて生じ
る点状の腐食。 

pitting 

点食, 
孔食 

9) 試験・検査 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40901 

試験 

所定の方法で製品及び部品の特性について調べ
ること。 

test 

40902 

弁箱耐圧試験 

所定の液圧又は気圧を加え,弁箱,蓋などの変形
及び表面その他からの漏れ,にじみの有無を調べ
る試験。 

shell test 

background image

36 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40903 

気密試験 

所定の気圧を加え,バルブの表面,弁座面の接触
部,パッキンなどからの漏れの有無を調べる試
験。 

pneumatic test 

40904 

弁座漏れ試験 

所定の液圧又は気圧を加え,弁座面の接触部,弁
箱隔壁部及び弁座取付部からの漏れ量を調べる
試験。 

seat leakage test 

40905 

逆座漏れ試験 

所定の液圧又は気圧を加え,逆座面の接触部及び
逆座取付部からの漏れ量を調べる試験。 

back seat leakage 

test 

40906 

水密試験 

(すいみつしけん) 

所定の水圧を加え,制水扉などの表面,弁座面の
接触部,パッキンなどからの漏れ量を調べる試
験。 

water tightness 

test 

40907 

水張試験 

(みずはりしけん) 

制水扉などの水密性を確認する試験方法の一つ
で制水扉を全閉状態にし,扉体の前面又は後面に
水をた(溜)めて漏れ量を調べる試験。 

filling water test 

40908 

作動試験 

所定の条件下でバルブが仕様どおりに作動する
ことを確認し,必要に応じて特性データを取得す
る試験。 

actuation test, 
operation test 

40909 

検査 

所定の方法で製品及び部品の特性について試験
を行い,その結果を判定基準と比較して合否の判
定を下すこと。 

inspection 

40910 

形式検査 

製品の品質が設計で示した全ての特性を満足す
るかどうかを判定する検査。 

type inspection 

40911 

受渡検査 

形式検査に合格したものと同じ設計・製造による
製品の受渡しに際して,必要と認める特性が満足
するものであるかどうかを判定する検査。 

delivery 

inspection, 

actual inspection 

40912 

構造検査 

バルブが構造図のとおりに製作されているかど
うかを判定する検査。 

inspection for 

construction 

40913 

寸法検査 

各部の寸法が仕様どおりの寸法となっているか
どうかを判定する検査。 

dimensional 

inspection 

40914 

外観検査 

製品,部品の内外面の状態が定められた基準どお
りかどうかを判定する検査。 

visual inspection 

40915 

材料検査 

材料の機械的性質,化学成分などが定められた基
準どおりかどうかを判定する検査。 

material 

inspection 

40916 

圧力検査 

所定の圧力を加えて行う検査の総称。 

pressure 

inspection 

40917 

弁箱耐圧検査 

弁箱耐圧試験の結果が要求仕様どおりかどうか
を判定する検査。 

shell inspection 

40918 

弁座漏れ検査 

弁座漏れ試験の結果が要求仕様どおりかどうか
を判定する検査。 

seat leakage 

inspection 

40919 

逆座漏れ検査 

逆座漏れ試験の結果が要求仕様どおりかどうか
を判定する検査。 

back seat leakage 

inspection 

40920 

破壊検査 

材料及び部品の試料を破壊して行う検査。 

destructive 

inspection 

40921 

非破壊検査 

材料及び部品の試料を破壊せずに行う検査。 

non-destructive 

inspection, 

non-destructive 

examination 

40922 

組立検査 

組み立てた製品又は半製品の特性が要求仕様ど
おりかどうかを判定する検査。 

assembly 

inspection 

background image

37 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

40923 

機能検査 

製品の機能が要求仕様どおりかどうかを判定す
る検査。 

performance 

inspection 

40924 

塗装膜厚検査 

製品又は部品の塗装の乾燥後の膜厚が要求仕様
どおりかどうかを判定する検査。 

dry film thickness 

inspection, 

coating inspection 

40925 

気密検査 

気密試験の結果が要求仕様どおりかどうかを判
定する検査。 

pneumatic 

inspection 

40926 

水密検査 

(すいみつけんさ) 

水密試験の結果が要求仕様どおりかどうかを判
定する検査。 

water tightness 

inspection 

40927 

水張検査 

(みずはりけんさ) 

水張試験の結果が要求仕様どおりかどうかを判
定する検査。 

filling water 

inspection 

40928 

作動検査 

作動試験の結果が要求仕様どおりかどうかを判
定する検査。 

operation 

inspection 

10) その他 

番号 

用語 

定義 

参考 

対応英語 

慣用語 

41001 

ファイヤセーフ

機構 

a) バルブの弁座又は他のシール部材が完全に

焼損するほどの火災があったときにも弁座
部,パッキン部,弁箱接続部又は他の部所か
ら著しい漏れが生じない構造をもち,火災後
も弁体の開閉動作を行うことができる機構。 

b) バルブの作動上重要な部所に取り付け又は

組み付けられたヒューズなどが,火災発生時
に比較的低い温度で溶け,弁体の開閉作動を
行うことができる機構。 

firesafe design 

41002 

ドレン 

a) 蒸気管系の蒸気が復水したもの及び空気圧

系で分離した油水分の総称。 

b) 流体から分離した物質を排出すること。 

drain 

41003 

肉盛溶接 

一体形の弁体,弁体付き弁座又は弁箱付き弁座の
母材表面に硬化,耐食などの目的に応じた所要の
組織及び寸法の金属を溶着する方法。 

overlay welding 

41004 

硬化肉盛 

肉盛溶接の一種で,一体形の弁体,弁体付き弁座
又は弁箱付き弁座の母材表面に硬い金属面を摩
耗に耐え得るように溶着する方法。 

hardening overlay 

38 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(参考) 

バルブ体系 

A.1 一般 

この附属書は,箇条3の名称に関する用語の体系について,参考のため記述するものであり,規定の一

部ではない。 

A.2 体系図 

名称に関する用語の体系を,次に示す。 

background image

39 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3

9

B

 0

1

0

0

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

40 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3

9

B

 0

1

0

0

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

41 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3

9

B

 0

1

0

0

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

42 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3

9

B

 0

1

0

0

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

43 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3

9

B

 0

1

0

0

2

0

1

3

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

44 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B 

(参考) 

参考図 

B.1 

一般 

この附属書は,箇条3の用語のうち“※”印の付いている用語について,参考のため図を記載するもの

であり,規定の一部ではない。 

なお,図の番号は,用語の番号と一致している。 

background image

45 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10101 玉形弁 

10102 アングル弁 

10103 Y形弁 

10104 ニードル弁 

10201 ウェッジ仕切弁 

10202 パラレルスライド仕切弁 

  10203 ダブルディスク仕切弁 
  30504 ダブルディスク 

 10204 ベンチュリポート仕切弁 
 30308 ベンチュリ形 

10205 スルーコンジット仕切弁 

background image

46 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10206 ナイフ仕切弁 

10301 フローティング形ボール弁 

10302 トラニオン形ボール弁 

10303 三方形ボール弁 

10401 中心形バタフライ弁 

10403 単偏心形バタフライ弁 

10404 二重偏心形バタフライ弁 

10405 三重偏心形バタフライ弁 

10501 メンコック 

10502 グランドコック 

10503 スリーブコック 

10504 リフトコック 

background image

47 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10505 プラグ弁 

10601 ウェア形ダイヤフラム弁 

10602 ストレート形ダイヤフラム弁 

10701 スイング逆止め弁 

10702 リフト逆止め弁 

10703 ボール逆止め弁 

10704 ねじ締め逆止め弁 

10705 チルチングディスク逆止め弁 

10706 デュアルプレート逆止め弁 

10707 シングルプレート逆止め弁 

    10803 減圧弁 
    30905 内部検出形 

    10803 減圧弁 
    30906 外部検出形 

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48 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10804 真空調整弁 

10805 背圧弁 

10806 差圧弁 

10807 比率調整弁 

10808 温度調整弁 

10809 流量調整弁 

10810 液位調整弁 

10814 ダイヤフラム操作弁 

10815 シリンダ操作弁 

10820 油圧モータ操作弁 

10821 空気圧モータ操作弁 

10829 圧力調節弁 

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49 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10830 温度調節弁 

10831 流量調節弁 

10832 液位調節弁 

10833 単座形調節弁 

10834 複座形調節弁 

10835 ケージ形調節弁 

10836 スプリット形調節弁 

10838 直動式電磁弁 

10839 パイロット式電磁弁 

10840 マニュアルリセット式電磁弁 

10843 ばね安全弁 

(開放形,非平衡形) 

10843 ばね安全弁 

(密閉形,非平衡形) 

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50 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10843 ばね安全弁(密閉形,平衡形) 

10844 おもり安全弁 

10845 パイロット式安全弁 

10848 二つ組安全弁 

10853 電磁安全弁 

10854 シリンダ操作安全弁 

10855 補助作動装置付きばね安全弁 

10857 逃し弁 

10858 真空逃し弁 

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51 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

  10861 メカニカルトラップ 

(密閉フロート式) 

  10861 メカニカルトラップ 

[開放フロート式 
(上向きバケット)] 

  10861 メカニカルトラップ 

[開放フロート式 
(下向きバケット)] 

10862 サーモスタチックトラップ 

(蒸気圧式) 

10862 サーモスタチックトラップ 

(バイメタル式) 

10862 サーモスタチックトラップ 

(液体又は固体膨張式) 

10863 サーモダイナミックトラッ

プ(ディスク式) 

10863 サーモダイナミックトラッ

プ(インパルス式) 

10863 サーモダイナミックトラッ

プ(ラビリンス又はオリフィ
ス式) 

10903 ソフトシール仕切弁 

10904 水道用バタフライ弁 

10907 充水機能付バタフライ弁 

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52 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10908 副弁内蔵形バタフライ弁 

10910 伸縮機能付バタフライ弁 

10912 急速空気弁 

10913 単口空気弁 

10914 双口空気弁 

10916 地上式消火栓 

10917 地下式消火栓 

10918 ボール式単口消火栓 

10920 コーン弁 

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53 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10921 多孔可変オリフィス弁 

10930 甲形分水栓 

10931 乙形分水栓 

10933 ボール式サドル付分水栓 

10934 コック式サドル付分水栓 

10936 甲形止水栓 

10937 ボール止水栓 

10939 単式逆流防止弁 

10940 複式逆流防止弁 

10941 二重式逆流防止器 

10942 減圧式逆流防止器 

10944 吸排気弁 

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54 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10945 圧力式バキュームブレーカ 

10946 大気圧式バキュームブレーカ 

10947 逆流防止弁付ボール止水栓 

10948 水道用減圧弁 

10950 不凍栓 

10951 吸気弁 

10952 排気弁 

10955 横水栓 

10956 立水栓 

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55 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

10957 衛生水栓 

      10958 化学水栓 
      30310 振分4口 

10959 水飲水栓 

10960 元止め式水栓 

10962 サーモスタット湯水混合水栓 

10963 ミキシング湯水混合水栓 

            10964 シングル湯水混合水栓 
            31105 台付,立形 

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56 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

    10965 2ハンドル湯水混合水栓 
    31104 壁付,横形 

10966 腰高止水栓 

10967 Y形止水栓 

10968 分岐止水栓 

10970 ロータンク用ボールタップ 

10971 横形ボールタップ 

10973 大便器洗浄弁 

10974 小便器洗浄弁 

10975 小便器洗浄水栓 

11001 自動空気抜き弁 

11002 呼吸弁 

11008 一斉開放弁 

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57 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

11010 過流防止弁 

11011 ホース弁 

11012 ゲージ元弁 

11013 ベローズ弁 

11015 ストーム弁 

11016 平底弁 

11017 制水扉 

11018 定流量弁 

11019 定水位弁 

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58 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

11020 ピストン弁 

11021 ピンチ弁 

11022 連成弁 

11023 三方弁 

11024 ブロック弁 

11025 四方口逆洗弁 

11026 偏心構造弁 

11028 放流形スリーブ弁 

11029 インライン形スリーブ弁 

11030 フート弁 

11031 フラップ弁 

11032 ホロージェット弁 

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59 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

11033 メタルダイヤフラム弁 

11034 メーターユニット 

11035 タンク弁 

11036 ダンパー 

部品名称 

蓋 

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60 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

部品名称 

部品名称 

C) 

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61 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

部品名称 

部品名称 

30101 ねじ込み形 

30102 フランジ形 

30106 ウェハー形 

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62 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30108 フルラグ形 

30109 セミラグ形 

30111 差込み溶接形 

30112 突合せ溶接形 

30113 ユニオン形 

30114 ろう付け形 

30115 ソケット形 

30116 スピゴット形 

30118 ホース接続形 

30201 玉形 

30202 流線S形 

30203 ストレート形 

30204 アングル形 

30205 Y形 

30206 エルボダウン形 

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63 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30207 連成形 

   30208 ワンピース形 
   30901 エンドエントリ 

30209 スプリット形(二分割) 

30209 スプリット形(二分割) 

30209 スプリット形(二分割) 

30209 スプリット形(三分割) 

30210 シールド形 

30211 ジャケット形 

30212 丸胴形 

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64 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30213 角胴形 

30214 オーバル形 

30215 朝顔胴形 

30301 二方形 

30302 三方形 

30303 四方形 

30306 フルポート形 

30307 レデュースポート形 

30309 2口・3口・4口 

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65 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30311 分岐形 

30312 分岐口付 

30401 スクリューボンネット形 

30402 ユニオンボンネット形 

30403 ボルテッドボンネット形 

30404 溶接ボンネット形 

30405 シールリップボンネット形 

30406 プレッシャーシールボンネット形 

30407 ボンネットレス形 

30501 ソリッドディスク 

30502 フレキシブルディスク 

30503 スプリットディスク 

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66 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30601 a) トップガイド形 

30602 トップアンドボトムガイド形 

30603 ケージガイド形 

30701 単座形 

30702 複座形 

30801 一本弁棒式 

30802 二本弁棒式 

30804 内ねじ弁棒上昇式 

30805 内ねじ弁棒非上昇式 

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67 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30807 外ねじ弁棒回転式 

30808 外ねじ弁棒非回転式 

30902 トップエントリ 

30903 a) ベローズ形 

30903 b) ベローズ形 

30903 c) ベローズ形 

30904 パックレス形 

30907 吐水口回転形 

30908 自在形 

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68 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30909 横自在形 

30910 グースネック形 

30911 シャワー形 

30912 シャワーバス形 

30914 自閉式 

30915 定量止水式 

     30919 緊急止水装置 
     30920 自動連結式 

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69 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

30921 元止め式 

30922 複式 

30923 単式 

30924 圧力バランス式 

31001 ブリード形 

31002 ノンブリード形 

31003 直動式 

31004 パイロット式 

31101 立形設置 

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70 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

31102 横形設置 

31103 平置設置 

31106 埋込形 

減圧弁の流量特性図 

40109 b) 設定圧力/40124 締切り昇圧/40125 b) オフセット 

40201 b) 定格流量/40203 b) 最小調整可能流量 

安全弁の作動特性図 

40118 吹始め圧力/40119 吹出し圧力/40120 吹止り圧力 

40121 吹下り/40122 超過圧力 

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71 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

40303 ポート径 

40304 弁座口の径 
40305 のど部の径 

40306 面間寸法 

40410 エアレスオープン 

40411 エアレスクローズ 

40412 エアツゥオープン 

40413 エアツゥクローズ 

40418 正栓 

40419 逆栓 

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72 

B 0100:2013  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

40510 圧力特性 

40514 リニア特性/40515 イコールパーセンテイジ特性 

40516 クイックオープニング特性 

40517 パラボリック特性 

40522 不感帯 

40523 ヒステリシス差 

40524 直線性