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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 8913-1991 

土工機械−排油,給油及び 

点検用プラグ 

Earth-moving machinery−Drain, fill and level plugs 

日本工業規格としてのまえがき 

 この規格は,1986年第2版として発行されたISO 6302 (Earth-moving machinery−Drain, fill and level plugs) 

を翻訳し,原国際規格の様式によって作成した日本工業規格であるが,規格の名称を“土工機械−排油,

給油及び点検用プラグ”とし,規定内容の一部を我が国の実情に即して変更した。 

 なお,この規格で下線(点線)を施してある箇所は,原国際規格の規定内容を変更した事項又は原国際

規格にはない事項である。 

1. 目的 この規格は,JIS A 8905に示す工具を使用して,作業現場でのプラグの取外し,取付けを容易

にするため,プラグの種類,形状及びサイズについて規定する。 

ここでは,プラグを製造するための寸法及び材料については規定しない。 

2. 適用範囲 この規格は,土工機械の潤滑油,冷却水,作動油及び燃料を交換する場合に必要な排油,

給油及び点検に用いるプラグに適用する。 

3. 引用規格 

ISO 7/1 Pipe threads where pressure-tight joints are made on the threads−Part 1 : Designation, dimensions 

and tolerances 

参考 JIS B 0203(管用テーパねじ)が,この国際規格と一致している。 

ISO 261 ISO general purpose metric screw threads−General plan 

参考 JIS B 0207(メートル細目ねじ)で規定しているメートル細目ねじの山形,サイズ及

びピッチが,この国際規格のそれらと一致している。 

ISO 263 ISO inch screw threads−General plan and selection for screws, bolts and nuts−Diameter range 

0.06 to 6 in. 

参考 JIS B 0208(ユニファイ細目ねじ)で規定しているユニファイ細目ねじの山形,サイ

ズ及びねじ山数/1インチが,この国際規格のそれらと一致している。 

ISO 724 ISO metric screw threads−Basic dimensions 

参考 この規格は,メートルねじ基準寸法の規格で,JIS B 0207(メートル細目ねじ)で規

定しているメートル細目ねじの基準寸法が,この国際規格と一致している。 

ISO 725 ISO inch screw threads−Basic dimensions 

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A 8913-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

参考 JIS B 0208(ユニファイ細目ねじ)で規定しているユニファイ細目ねじ(UNFねじ)

の基準寸法が,この国際規格のそれと一致している。 

ISO 4510 Earth-moving machinery−Maintenance and adjustment tools 

参考 JIS A 8905(建設機械用搭載工具の種類及び寸法)が,この国際規格と一致している。 

4. 種類及び主要寸法 

4.1 

A形及びB形 種類及び主要寸法は,表1による。 

表1 A形及びB形 

単位mm 

管用テーパねじ 

(JIS B 0203) 

A形 

B形 

四角穴二面幅(1) 

s1 

四角穴深さ 

t1(最小) 

頭部二面幅(1) 

s2 

頭部高さ(2) 

k1 

R1/8 

12 

R1/4 

14 

R3/8 

19 

R1/2 

22 

R3/4 

12.5 

27 

R1 

12.5 

10 

36 

R11/4 

20 

12 

46 

10 

R11/2 

20 

12 

50 

10 

適用工具 

(JIS A 8905) 

ソケットレンチ用ハンドル 

スパナ又はめがねレンチ 

注(1) 工具のサイズを示し,プラグの寸法ではない。 

(2) 呼び(基準寸法)を示す。 

4.2 

C形及びD形 種類及び主要寸法は,表2による。 

表2 C形及びD形 

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A 8913-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位mm 

  (JIS B 0207) 
ねじ(JIS B 0208) 

d1 

C形 

D形 

四角穴二面幅(1) 

s3 

四角穴深さ 

t2(最小) 

頭部二面幅(1) 

s4 

頭部高さ(2) 

k2 

M8×1 

(5/16-24UNF) 

13 

M10×12.5 

(3/8-24UNF) 

17 

M12×12.5 

(1/2-20UNF) 

19 

M16×1.5 

(5/8-18UNF) 

24 

M20×1.5 

(3/4-16UNF) 

30 

M24×1.5 

(1-12UNF) 

12.5 

32 

M27×1.5 

32 

M30×1.5 

(11/4-12UNF) 

20 

12 

41 

M33×1.5 

41 

10 

M36×1.5 

(11/2-12UNF) 

20 

12 

46 

10 

M42×1.5 

20 

12 

55 

10 

M48×1.5 

20 

12 

60 

10 

適用工具 

(JIS A 8905) 

ソケットレンチ用ハンドル 

スパナ又はめがねレンチ 

5. 使い分け A形,B形,C形及びD形の使い分けは,表3による。 

表3 使い分け 

使い分け 

推奨するプラグの種類 

プラグの損傷が予想されるところ 

A形及びC形(C形が望ましい) 

すきまの問題があるところ 

A形及びC形(C形が望ましい) 

定期的な取外しと取付けがあるところ 

D形 

取外しと取付けがほとんどないところ 

B形 

A 8913-1991  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS原案作成委員会 構成表 

(1) 本委員会 

氏名 

所属 

(委員長) 

藤 本 義 二 

建設機械化研究所 

伊佐山 建 志 

通商産業省機械情報産業局産業機械課 

池 田   要 

工業技術院標準部 

高 島   清 

労働省労働基準局安全衛生部 

長   健 次 

建設省土木研究所機械施工部 

山 名   良 

建設省建設大学校建設部 

本   浩 司 

運輸省港湾局技術課 

永 盛 峰 雄 

千葉工業大学 

会 田 紀 雄 

三菱重工業株式会社相模原製作所 

渡 辺 岑 生 

新キャタピラー三菱株式会社生産機設計部 

瀧 澤 幸 利 

株式会社小松製作所技術本部 

渡 辺   正 

日立建機株式会社生産本部 

宮 岡   諭 

油谷重工株式会社技術部 

瀧 田   幸 

小松メック株式会社技術センタ 

染 谷 昌 美 

東洋運搬機株式会社竜ヶ崎工場 

森 木 泰 光 

マルマ重車輌株式会社 

志 田 宜 勇 

水資源開発公団第一工務部 

水 口   弘 

株式会社大林組東京本社機械部 

藤 野 茂 雄 

大成建設株式会社機械部 

中 村 秀 雄 

鹿島建設株式会社機械部 

宮 下   勲 

株式会社熊谷組機材部 

高 野   漠 

日本舗道株式会社機械部 

小 室 一 夫 

西松建設株式会社平塚製作所 

野 村 昌 弘 

国土開発工業株式会社営業部 

(事務局) 

大 橋 秀 夫 

社団法人日本建設機械化協会 

(2) 第3小委員会 

氏名 

所属 

(委員長) 

瀧 澤 幸 利 

株式会社小松製作所技術本部 

瀧 田   幸 

小松メック株式会社技術センタ 

榎 本 久 雄 

日立建機株式会社土浦工場 

綿 谷 福 二 

三菱重工業株式会社相模原製作所 

中 田   寛 

新キャタピラー三菱株式会社サービス部 

田 口 正 則 

東洋運搬機株式会社竜ヶ崎工場 

松 田   憲 

マルマ重車輌株式会社技術部 

鳥 飼   勝 

油谷重工株式会社技術部 

木 下 幹 男 

株式会社熊谷組機材部 

岩 井 誉 男 

川崎重工業株式会社品質保証部 

高 見   眞 

住友建機株式会社千葉工場 

池 川 澄 夫 

工業技術院標準部 

本 郷 慎 一 

建設機械化研究所 

(事務局) 

大 橋 秀 夫 

社団法人日本建設機械化協会 

(文責 瀧澤幸利)