サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 8403-1-1996 

土工機械−油圧ショベル− 

第1部:用語及び仕様項目 

Earth-moving machinery−Hydraulic excavators- 

Part 1 : Terminology and commercial specifications 

1. 適用範囲 この規格は,油圧ショベルに関する主な用語(以下,用語という。)及び仕様項目について

規定する。なお,仕様項目は,附属書に規定する。 

備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 7135 : 1993 Earth-moving machinery−Hydraulic excavators−Terminology and commercial 

specifications  

2. 分類 用語は,次のとおり分類する。 

(1) 種類及び形式 

(2) 機械,装置及び部品 

(a) 一般 

(b) 上部旋回体 

(c) 下部走行体 

(d) 作業装置 

(3) 操作及び施工 

(4) 諸元及び性能 

(a) 一般 

(b) 本体 

(c) 作業装置及び作業寸法 

(5) その他 

3. 用語及び定義 用語及び定義は,次のとおりとする。 

なお,対応英語を参考として示す。 

備考1. 一つの用語欄に二つの用語が併記してある場合は,記載されている順位に従って優先的に使

用する。 

2. 用語の一部に,“( )”を付けてあるものは,この丸括弧の中の用字を含めた用語と,丸括

弧の中の用字を省略した用語の二通りの用語を用いてよいことを示しているが,丸括弧の中

の用字を含めた用語を優先する。 

3. *印は,ISO 7135に用語が掲載されているものである。 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(1) 種類及び形式 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*1001 

油圧ショベル 

自走するクローラ式,ホイール式又はトラック式の機械
で,通常360°回転できる上部旋回体をもち,作業中は下
部走行体を停止したままで,油圧によって駆動されるブー
ム,アームに装着されたバケットの作動によって土砂など
を掘削,旋回及び放土するもの(以下,機械という。)(付
図1)。 

hydraulic excavator 

1002 

ミニショベル 

機械質量6 000kg未満,かつ標準バケット山積容量0.25m3
未満の油圧ショベル(付図2)。 

compact excavator 

1003 

超小旋回形油圧シ
ョベル 

狭あい(隘)な現場でも作業できるよう通常クローラ全幅
とほぼ同等(+20%以下)の幅以内で旋回できる後端旋回
半径とフロント最小旋回半径をもつように設計された油
圧ショベル(付図3)。 

tight quarer excavator 

*1004 

バックホウ 

バックホウアタッチメントを装備し,バケットを手前に引
きながら主として機械の置かれた地面より低い所を掘削
する油圧ショベルの一種(付図7)。 

excavator with hoe 

equipment 

*1005 

フェースショベル 

バックホウバケットを反転した形式のアタッチメントを
装備し,バケットを前面に押し出しながら上げて,主とし
て機械の置かれた地面より高い所を掘削する油圧ショベ
ルの一種(付図8)。 

excavator with shovel 

equipment 

1006 

ローディングショ
ベル 

標準寸法のフェースショベルに比べて短いブーム及びア
ームを装備し,バケットはバックホウ,フェースショベル
より大きいものが用いられ,バケットを前方に押し出しな
がら上げて,主として機械の置かれた地面より高い所を掘
削又はすくい込みを行う油圧ショベルの一種。バケットの
底部を開いて放土するボトムダンプ式とバケットを傾転
して放土するチルトダンプ式とがある(付図9)。 

loading shovel 

*1007 

伸縮ブーム式ショ
ベル 

伸縮式,かつ回転可能なブームにバケットを装備したもの
で,ブームを縮めバケットを手前に引きながら,主として
地上及び地下の斜面を掘削成形する油圧ショベルの一種。 

telescoping boom 

excavator 

*1008 

クラムシェル 

クラムシェルアタッチメントを装着し,左右に開口する懸
垂されたバケットで土をつかむようにして掘削する油圧
ショベルの一種(付図10)。 

excavator with clamshell 

equipment 

1009 

電気式 

油圧ショベルの形式の一種で,原動機に電動機を用いたも
の。電源は,機械に搭載したディーゼル発電機によるもの
と外部供給によるものとがある。 

electric type 

1010 

低騒音形 

作業時の騒音を低くするため,主としてエンジン,油圧装
置の発生音を低減し,ハウスなどに遮音対策を施した形式
のものをいう。 

low noise type,  
sound suppression type 

1011 

湿地形 

湿地,軟弱地などにおける作業性を確保するため,標準形
より接地圧を小にし,走行力を増すなどした形式。 

swamp type,  
marshy type,  
low ground pressure type 

1012 

分解形 

輸送可能な質量範囲の小ブロックに分解でき,組立ても容
易な構造とした形式。 

resoluble type,  
assembly type 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(2) 機械,装置及び部品 

(a) 一般 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2101 

完成機 

油圧ショベル本体と作業装置を組み合わせて作業できる
状態にしたもの。 

complete machine 

*2102 

(油圧ショベル)本
体 

完成機から作業装置を取り除いた状態。下部走行体に上部
旋回体を取り付けたもの(付図31)。 

base machine 

*2103 

上部旋回体 

旋回フレーム及びその上部に架装されている諸機構から
なる油圧ショベルの一部分。 

upper structure 

*2104 

下部走行体 

機械に移動性をもたせるための走行機能と,上部旋回体を
支持する機能を備えた油圧ショベルの下部機構。主なもの
にクローラ式,ホイール式及びトラック式の3形式があ
る。 

undercarriage,  
chassis 

2105 

作集装置 

上部旋回体又は下部走行体に装着され,土砂などを取り扱
う装置。エクイップメントとアタッチメントを組み合わせ
たもので,アタッチメントの主なものには,バックホウ,
フェースショベル,ローディングショベル,クラムシェル,
ブレードなどがある。 

working device 

*2106 

エクイップメント 

機械本来の設計機能を果たすために,本体に装着される構
成部品のセット。アタッチメントを装着して用いる。 

equipment 

*2107 

アタッチメント 

特定の用途のために,本体又はエクイップメントに装着さ
れる構成部品の組立品。 

attachment 

*2108 

構成部品 

本体,エクイップメント又はアタッチメントの部品,若し
くはその組立品。 

component 

2109 

操縦装置 

油圧ショベルをレバー,ペダル,ボタンなどによって操縦
運転する装置。その方式には,機械的リンクロッドなどに
よる手動機械式,動力によって発生した圧力油を切り替え
制御する油圧パイロット式,電気を用いて制御する電気式
などがある。 

operating device 

2110 

旋回装置 

上部旋回体を旋回させる装置で,旋回油圧モータ,減速機,
旋回ベアリング,ブレーキ及び旋回ピニオンを含む。 

swing device 

2111 

走行装置 

完成機を走行させる装置。狭義には走行油圧モータ,減速
機及びブレーキを含む。 

travel device 

2112 

かじ取り装置 

ホイール式やトラック式で進行方向を左右任意に転換す
るため,力や変位量を走行装置に伝達する装置。 

steering device 

2113 

油圧回路安全装置 

油圧を用いる作業動力機構,走行動力機構などで,油圧の
過度の上昇や異常低下による事故を防止するために,油圧
回路に設けた安全弁,逆止め弁などの安全装置。 

safety device for 

hydraulic circuit 

2114 

動力伝達装置 

原動機からの動力を作業装置,走行装置などへ伝達する機
構。 

power transmission 

device 

2115 

制動装置 

旋回,走行などの作動を制動する装置で,ブレーキ,油圧
ロック,機械式ロックなどの形式がある。 

brake mechanism 

2116 

パワーテークオフ 

エンジンの主軸以外の動力取出し口。予備の制御弁から油
圧動力を取り出す場合もいう。 

power take off 

2117 

アワーメータ 

油圧ショベルの稼動中の累積時間を測定する装置。これに
は表示装置及び作動装置を含む。 

hour meter 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2118 

銘板 

機械のキャブ,その他見やすい箇所にちょう(貼)付して,
その製造経歴,仕様,注意事項などを明示するためのプレ
ート。 
 機械名,形式名,製造業者名,製造年月,製造番号など
を表示した製造銘板,定格出力,各種質量,走行速度,バ
ケット容量などを表示した仕様銘板,機械の運転操作や日
常整備などの取扱いを表示した取扱い説明銘板,特に給油
脂の箇所,種類,周期などを示した給油銘板,安全,事故
防止上の重要事項を明示した安全・注意銘板などがある。 

identification plate 

2119 

標識記号 

運転操作,整備調整用などのレバー,スイッチ,ボタン類
の識別を明示し,誤作動を防ぐため統一使用されるマー
ク。 

symbol 

2120 

シーブ 

ロープ溝車。 

sheave 

2121 

イコライザシーブ 

複数シーブのロープの引張力を均等に支持するために用
いられる揺動機構付きのシーブ。 

equalizer sheave 

2122 

油圧ポンプ 

エンジン,電動機などで発生する機械動力を油圧動力に切
り替え,各アクチュエータに向け,圧力油を送出する機器。
歯車ポンプ,ピストン(プランジャ)ポンプなどの種類が
あり,また,ピストンポンプには,アキシャル形とラジア
ル形がある。 
 また,複数のポンプを一軸上に組み合わせたタンデム形
ポンプや2個のポンプを一体としたダブル形ポンプなど
がある。 

hydraulic pump 

2123 

定容量形ポンプ 

1回転当たりの理論吐出し量を変えられない油圧ポンプ。 fixed displacement pump 

2124 

可変容量形ポンプ 

1回転当たりの理論吐出し量を変えられる油圧ポンプ。 

variable displacement 

pump 

2125 

ポンプ制御方式 

油圧ポンプの吐出し量を作動状態,負荷圧,外部指令など
によって調節する方式。ネガティブコントロール,ポジテ
ィブコントロール,ロードセンシング,全馬力制御などが
ある。 

pump control method 

2126 

アクチュエータ 

流体のもつエネルギを与えられて機械的な仕事をする機
器。油圧モータ,油圧シリンダなどをいう。 

actuator 

2127 

油圧モータ 

圧力油によって連続回転運動のできるアクチュエータ。歯
車モータ,プランジャモータなどがあり,定容量形と可変
容量形がある。 

hydraulic motor 

2128 

油圧シリンダ 

圧力油によって直線運動をし,その有効断面積及び差圧に
比例した力を発生させるアクチュエータ。複動形,単動形
などがある。 

hydraulic cylinder 

2129 

制御弁,  
コントロール弁 

圧力油などの流れの形,圧力又は流量の制御をする弁の総
称。油圧ショベルでは,アクチュエータを制御する方向制
御弁をいい,主としてスプール弁やロジック弁が用いられ
る。 

control valve 

2130 

リリーフ弁 

油圧回路の圧力が弁の設定値に達した場合,流体の一部又
は全量を戻り側に逃がして,回路内の圧力を設定値に保持
する圧力制御弁。 

relief valve 

2131 

アキュムレータ 

エネルギ源として用いる圧力油などを加圧状態で蓄える
容器で,ブラダ形,ダイヤフラム形,ピストン形などの形
式がある。蓄圧器ともいう。 

accumulator 

2132 

スイベルジョイン
ト 

圧力下でも回転可能な管継手。 

swivel joint 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2133 

油圧作動油 

油圧回路に使用し,油圧機器を作動させて,動力伝達など
を行うための媒体となる油。略して作動油ともいう。 

hydraulic oil 

2134 

作動油タンク 

油圧回路の作動油を貯蔵する容器。大気圧に開放された形
式のものと,ポンプの吸入効果向上のため高めの空気圧な
どによって予圧を与える形式がある。 

hydraulic oil tank 

2135 

作動油クーラ 

作動油の過度の温度上昇を防止するために,回路中に設け
て作動油を冷却する装置。 

hydraulic oil cooler 

(b) 上部旋回体 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2201 

旋回フレーム 

上部旋回体を構成する諸装置を搭載するフレーム。 

revolving frame 

2202 

旋回ピニオン 

旋回装置に取り付けられ,下部走行体に取り付けられた旋
回ギヤとかみ合い,旋回運動を行わせる小歯車。 

swing pinion 

2203 

旋回ブレーキ 

上部旋回体を任意の位置に停止させるブレーキ。 

swing brake 

2204 

旋回駐車ブレーキ 

上部旋回体を任意の位置で停止状態に保持するブレーキ。 swing parking brake 

2205 

旋回ロック 

上部旋回体を特定の位置で固定させる装置。 

swing lock 

*2206 

キャブ 

上部旋回体又はトラック式の下部走行体に付いている運
転室。 

cab 

2207 

キャノピ 

日よけ雨よけなどのため運転席上部に設けた簡易構造物。 canopy 

*2208 

落下物保護構造,  
FOGS 

落石,飛来物などによる危険から運転員を防護するための
保護構造。上方からの落下物に対する保護構造と前方から
の飛来物に対する保護構造がある。 

falling object guarding 

system 

2209 

横転時保護構造,  
TOPS 

機械の横転時に,シートベルトを装着した運転員を,キャ
ブやキャノピの変形による危険から保護する構造物。 

tip-over protective 

structure 

2210 

ハウス 

キャブを除く機械室ボンネット又は建家。 

house 

*2211 

カウンタウエイト 

上部旋回体前部に集中する荷重とつり合わせるため,上部
旋回体後部に取り付けるおもり。 

counter weight 

(c) 下部走行体 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2301 

クローラ式 

下部走行体の走行部にクローラベルトを使用した形式(付
図4)。 

crawler type 

*2302 

ホイール式 

下部走行体にタイヤの付いた走行車軸を装備した形式(付
図5)。 

wheel type 

2303 

トラック式 

ホイール式の一種で,下部走行体としてトラックの車台
(運転室,伝動機構を含む。)をそのまま使用した形式(付
図6)。 

truck type 

2304 

走行フレーム 

下部走行体を構成する諸装置を搭載するフレーム。走行サ
イドフレームと上部旋回体の荷重を支持する横フレーム
からなる。 

track frame,  
lower frame 

*2305 

走行サイドフレー
ム 

ローラ類を介してクローラベルトを支持する縦フレーム。 track side frame,  

side frame 

2306 

ロングクローラ 

安定性向上の目的で,標準のクローラベルトよりも前後に
長いクローラ形式。 

long crawler 

2307 

クローラ中心距離
拡張機構 

輸送時又は走行時にクローラ全幅を縮小し,作業時に拡大
できる機構。 

crawler retract 

mechanism 

*2308 

クローラベルト 

クローラシュー付きトラックリンクを連結したもの。鉄ク
ローラベルトとゴムクローラベルトがある。 

track assembly 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2309 

クローラベルト張
り調整装置 

クローラベルトの脱輪を防止し,かつ,スムーズに回転で
きるよう,クローラベルトに適切なたるみをもたせて前後
方向に張るための装置。走行サイドフレームの中に組み込
まれている。 

track adjuster 

2310 

トラックリンク 

クローラベルトを屈曲自在に構成するためのリンク。シュ
ーと一体形のものもある。 

track link 

2311 

クローラシュー 

機械を支持し,また,走行させるための踏板。接地面とロ
ーラ踏面が表裏一体のものと,トラックリンクにボルトで
締結する組立形式のものがある。接地面形状には,突起を
設けたグローサ形,フラット形,湿地用三角形などがある。 

track shoe,  
crawler shoe 

2312 

グローサ 

けん引力を増大し,走行を確実にするためにクローラシュ
ーの接地面に設けられた突起。 

grouser 

2313 

シュープレート 

組立形クローラシューの板部。 

shoe plate 

2314 

タンブラ 

起動輪及び遊動輪の総称。 

tumbler 

*2315 

起動輪 

クローラベルトを駆動する突起の付いたホイール。 

sprocket 

*2316 

遊動輪 

起動輪の反対側にあってクローラベルトの案内をするホ
イール。 

idler 

2317 

下部ローラ 

走行サイドフレームの下部に装着され,機体荷重を支持す
るローラ。 

track roller,  
lower roller 

2318 

上部ローラ 

走行サイドフレームの上部に装着され,クローラベルトを
支えるローラ。 

carrier roller,  
upper roller 

2319 

トラックガード 

走行中のトラックリンクの脱輪を防止するためのガード。 track guiding guard 

2320 

走行ブレーキ 

走行用ブレーキ。 

travelling brake 

2321 

走行駐車ブレーキ 

油圧ショベルを停止状態で保持できるブレーキ装置。走行
停止時に自動的に作動するのが一般的である。 

parking brake 

2322 

キャリヤ,  
シャーシ 

ホイール式又はトラック式の下部走行体。 

carrier,  
chassis 

2323 

アウトリガ 

シャーシなどに取り付けられ,支持ベースの寸法を増し安
定度を増加するための張り出し装置。手動式と油圧式があ
り,接地部の受台をアウトリガフロートという。 

outrigger 

2324 

ボギー軸 

トラック式で上下に揺動できる隣接した2本の車軸を支
えるビームの中心軸。 

bogie axle 

2325 

旋回サークル 

上部旋回体を支持しながら旋回させるための装置。ただ
し,旋回駆動機構を除く。 
各種のベアリング形式が多い。 

swing circle 

*2326 

旋回ベアリング 

上部旋回体を支持しながら旋回させるためのベアリング。 swing bearing 

2327 

旋回歯車 

旋回用の大歯車で,下部走行体に固定された旋回サークル
の内歯歯車。これに上部旋回体の旋回ピニオンがかみ合っ
て,その回転によって旋回運動を行う。 

swing gear 

2329 

センタジョイント 

相対的に回転する配管又は機器を互いに接続する継手で,
旋回中心に設けられるジョイント。 

center joint 

(d) 作業装置 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2401 

バックホウアタッ
チメント 

ブーム,アーム,リンク機構及びホウバケットから成り,
本体に架装されてバケットを手前に引きながら,主として
地面より低い所を掘削する作業装置の一種(付図32)。 

hoe equipment and 

attachment 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2402 

フェースショベル
アタッチメント 

ブーム,アーム,リンク機構及びショベルバケットから成
り,本体に架装されてバケットを前に押し出しながら上げ
て,主として地面より高い所を掘削する作業装置の一種
(付図44)。 

face shovel equipment 

and attachment 

2403 

ローディングショ
ベルアタッチメン
ト 

独特のブーム,アーム,リンク機構及びローディングバケ
ットから成り,本体に架装されてバケットを前に押し出し
ながら上げて,主として地面より高い所を掘削又はすくい
込みを行う作業装置の一種。 

loading shovel 

equipment and 
attachment 

*2404 

伸縮ブーム式ショ
ベルアタッチメン
ト 

伸縮式,かつ回転可能なブーム及びホウバケットから成
り,本体に架装されてバケットを手前に引きながら,主と
して地上及び地下の斜面を掘削成形する作業装置の一種
(付図47)。 

telescoping boom 

equipment 

2405 

クラムシェルアタ
ッチメント 

ブーム,アーム,リンク機構及びクラムシェルバケットか
ら成り,本体に架装されてバケットを閉じることによって
垂直下方を掘削し,一般に地上へ揚土する作業装置の一種
(付図29)。 

clamshell equipment 

2406 

オーガアタッチメ
ント 

ブーム又はアームの先端に装着され,油圧モータによる回
転によって掘進を行うら旋状の作業装置の一種(付図16)。 

auger screw attachment 

2407 

油圧バイブロアタ
ッチメント 

通常,アームの先端に取り付ける特殊形状のエキステンシ
ョンアーム,油圧駆動の起振機,チャック及び取付フレー
ムから成り,振動によって鋼矢板を打ち込み,又は引き抜
く作業装置の一種(付図15)。 

hydraulic vibration 

attachment 

2408 

ショートリーチフ
ロント 

狭い限定された空間でも作業できるよう,標準より短いブ
ーム,アームを備えた作業装置。 

short reach equipment 

2409 

ロングリーチフロ
ント 

標準より長いブーム若しくはアームを備え,又はブーム,
アーム共に長いものを備えた作業装置。通常,取り付ける
バケットの容量がやや小さくなる。 

long reach equipment 

2410 

スーパーロングフ
ロント 

長大な作業半径と掘削深さを必要とするため,特別に長く
設計されたブーム及びアームと,軽掘削用小容量バケット
から成る作業装置。 

super long reach 

equipment 

2411 

ハイリフトフロン
ト 

地上から高い所にも届くよう,特別に設計した解体用ロン
グブーム,ロングアーム,油圧圧砕機,又は鉄筋カッタか
ら成る作業装置。ロングブームには,一体形,2ピースブ
ーム,3ピースブームがある(付図13)。 

demolition super long 

reach equipment 

*2412 

ブーム 

旋回フレームの前部にピンで取り付ける,アーム,バケッ
トなどを支える主柱。用途によって各種のブームがある。 

boom 

*2413 

一体形ブーム 

一本式のブーム。用途によって各種の形状及び長さがある
(付図33)。 

one-piece boom 

*2414 

2ピースブーム 

下ブームと上ブームから成る二分割形ブーム。ピンの位置
によって,上ブームの長さを調節できる形と,シリンダで
上下ブーム間の取付け角度を変えられる形とがある(付図
34)。 

two-piece boom 

2415 

3ピースブーム 

下ブーム,中ブーム及び上ブームから成り,相互の取付け
角度は,油圧シリンダによって変えられる三分割形のブー
ム。主に解体用である。 

three-piece boom 

*2416 

上ブーム 

分割式ブームの先端のブーム(付図32及び34の3)。 

upper boom 

*2417 

下ブーム 

分割式ブームの根元のブーム(付図32及び34の2)。 

lower boom,  
stub 

2418 

中ブーム 

ブームの長さを延長するため上下ブームの中間に入れる
ブーム。 

intermediate boom 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

2419 

標準ブーム 

各機種,型式別にその大きさによって製造業者が標準とし
て定めたブーム。 

standard boom 

2420 

ロングブーム 

標準ブームより有効長さが大きく,主に軽作業用及び大作
業半径用として用いられるブーム。 

long boom 

2421 

スーパーロングブ
ーム 

特に大きな作業半径,又は作業高さが得られるよう特別に
設計されたブーム。スーパーロングフロントを構成する。 

super long boom 

2422 

オフセットブーム 

機械中心面から左又は右に片寄った位置を機械中心面と
平行に掘削するため,途中を屈曲させた構造のブーム(付
図11)。 

offset boom 

*2423 

スイング式ブーム 

機械中心面から左又は右に片寄った位置を機械中心面と
平行に掘削するため,上部旋回体に垂直軸回りに回転でき
るように取り付けられた構造のブーム(付図12)。 

swing type boom 

2424 

伸縮ブーム 

ブームの長さを自由に伸縮することができる構造のブー
ム。伸縮動作は,主に油圧で行われる。 

telescopic boom,  
slide boom 

2425 

ブームスイングピ
ボット 

スイング式ブームのスイング軸(付図35の35)。 

boom swing pivot,  
articulation bearing 

*2426 

ブームフートピン 

上部旋回体にブームを取り付けるブーム根元の軸(付図
32及び44の1)。 

boom foot pivot 

2427 

ブームシリンダフ
ートピン 

上部旋回体とブームシリンダとの取付け軸。 

boom cylinder foot pivot 

2428 

スイングブラケッ
ト 

スイング式ブーム及びブームシリンダを保持し,本体に対
して水平方向の角度を任意に揺動させるブラケット。 

swing braket 

*2429 

アーム 

バケットとブーム先端を連結する腕の総称(付図32及び
44の6)。 

arm,  
stick 

2430 

標準アーム 

各機種,形式別にその大きさによって,製造業者が標準と
して定めたアーム。 

standard arm 

2431 

ロングアーム 

標準アームより有効長さが長い一体形のアーム。 

long arm 

2432 

エキステンション
アーム 

標準アームの先端部に追加取り付けし,作業範囲を広げる
ための延長用アーム。 

extension arm 

2433 

伸縮アーム 

アームの長さを自由に伸縮することができる構造のアー
ム。伸縮動作は,主に油圧で行われる。 

telescopic arm,  
slide arm 

*2434 

アームヒンジピン 

ブーム先端部とアームとの取付け軸(付図32及び44の5)。 arm pivot 

*2435 

ブームシリンダ 

ブームを作動させるための油圧シリンダ(付図32及び44
の4)。 

boom hydraulic cylinder 

2436 

ブームスイングシ
リンダ 

ブームを左右にスイングさせるための油圧シリンダ(付図
35の36)。 

boom swing cylinder 

2437 

オフセットシリン
ダ 

ブームを左右にオフセットさせるための油圧シリンダ。 

offset cylinder 

*2438 

アームシリンダ 

アームを作動させるための油圧シリンダ(付図32及び44
の7)。 

arm cylinder 

*2439 

バケットシリンダ 

バケットを作動させるための油圧シリンダ(付図32及び
44の10)。 

bucket cylinder 

*2440 

ブレードシリンダ 

ブレードを上下動させるための油圧シリンダ(付図48の
30)。 

blade cylinder 

*2441 

バケットリンク 

バケットを油圧シリンダなどで作動させるためのリンク
機構(付図32及び44の12)。 

bucket linkage 

*2442 

バケットヒンジピ
ン 

アーム先端部とバケットとの取付け軸(付図32及び44の
8)。 

bucket pivot 

background image

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2443 

バケット 

土砂などを直接掘削又は積込みをするための切刃などを
付けた容器の総称で,使用目的によってそれぞれ適した形
状のものが使用される。一般に,掘削機の種類の名称を冠
して呼称される。 

bucket 

2444 

標準バケット 

各機種,形式別にその大きさによって,製造業者が標準と
して定めたバケット。 

standard bucket 

2445 

バケット旋回方式 

クラムシェルバケットなどの向きを変えるために,バケッ
トを垂直軸回りに回転させる方式。 

bucket swing method 

*2446 

エジェクタ付バケ
ット 

バケット内部の土砂を押し出す装置をもったバケット(付
図39)。 
 通常,バックホウバケット又はクラムシェルバケットに
用いられる。 

ejector bucket,  
drainage bucket 

*2447 

てい形バケット 

バックホウバケットの一種で,掘削断面が台形になるよう
にしたバケット(付図41)。 

備考1. 三角形のものもある。 

2. 分かりにくい場合には,“てい形バケット”は

“てい(梯)形バケット”としてもよい。 

profile bucket,  
trapezoidal bucket,  
“V”type bucket 

2448 

のり面バケット 

堤防などの盛り土斜面の成形,締固め作業に適した形状を
もったバケット。 

備考 分かりにくい場合には,“のり面バケット”は

“のり(法)面バケット”と示してもよい。 

slope finishing bucket 

*2449 

ディッチクリーニ
ングバケット 

溝に堆積した汚泥,土砂などをすくい込んで除去・清掃す
るためのバケット(付図40)。 

trench (ditch) cleaning 

bucket 

2450 

リッパバケット 

硬土掘削,抜根などの作業に使用する大形のつめをもった
バケット。 

ripper bucket 

*2451 

クラムシェルバケ
ット 

両側のつめ付きシェルの開閉によって,土砂などを掘削及
び積込みをするバケット(付図42)。 

clamshell bucket 

2452 

グラブバケット 

つめのないシェルの開閉によって,バラ物のすくい込み及
び積込みをするバケット。 

grab bucket 

*2453 

マルチクローグラ
ブ 

油圧シリンダで開閉する複数のつめによって,対象物をつ
かみ,積込みをするバケット(付図43)。 

multi-claw grab 

*2454 

ボトムダンプバケ
ット 

フロントバケットとリヤバケットから成り,土砂などをフ
ロントバケットの開きによって放土するローディングシ
ョベル用バケット(付図46)。 

bottom dump bucket 

2455 

フロントバケット 

ローディングショベル用ボトムダンプ形バケットの前半
分部分。 

bucket front 

2456 

リヤバケット 

ローディングショベル用ボトムダンプ形バケットの後半
分部分。 

bucket rear 

2457 

リッパ 

アーム先端に取り付け,軟岩・硬土の掘削,抜根などの作
業をするための大形つめ状の掘削具。 

Ripper 

*2458 

バケット本体 

附属するつめ,サイドカッタなどを除いたバケットの本体
部分(付図38及び45の9)。 
 グラブバケット,クラムシェルバケットなどのバケット
の器を構成する部分は,特にシェルという。 

bucket body 

2459 

バケット底部 

バックホウ,フェースショベル又はローディングショベル
用のバケット本体の切刃に続く底板部分。 

bucket bottom 

*2460 

切刃 

土を直接切削するバケットなどの刃の部分(付図38,40
及び45の13)。 

cutting edge,  
cutting blade 

*2461 

つめホルダ 

つめの挿入部(付図38及び45の50)。 

tooth adapter 

background image

10 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*2462 

つめ 

バケットに取り付ける掘削用のつめ(付図38,40及び45
の14)。 
 つめには,一体形と分割形があり,つめ本体,つめチッ
プ,つめ止めなどから構成される。 

Tooth 

*2463 

サイドカッタ 

バックホウバケットの両側面に取り付けられる切刃。溝掘
削などで側面土砂の掘削を容易にする(付図38及び45の
15)。 

side cutter 

*2464 

スピルガード 

バケット後部の土砂こぼれ防止板(付図46の21)。 

spill guard 

2465 

クイックヒッチ 

バケット,油圧ブレーカなどのアタッチメントの交換を短
時間で行う装置。 

quick hitch,  
quick coupler 

2466 

ブレーカ 

岩石,コンクリート舗装版などチゼル(のみ)の打撃によ
って破砕するアタッチメント(付図14)。 
 油圧ショベルなどの本体動力源を利用する油圧ブレー
カ,圧縮空気によるエアブレーカなどがある。 

Breaker 

2467 

油圧圧砕機 

油圧ショベルの本体動力源を利用し,コンクリート板や,
コンクリート柱などを挟み,圧縮・曲げ作用によって破砕
するアタッチメント。カッタを備えたものもある(付図
13)。 

Crusher 

2468 

グラップル 

相対する湾曲した2〜3のつめを閉じることによって,ス
クラップ,木材などをつかむアタッチメント(付図17)。 

Grapple 

*2469 

荷役装置 

鋼材などをつり上げる装置。マグネット式とクランプ式が
ある(付図37)。 

material handling 

attachment 

2470 

リフティングマグ
ネット 

電磁石を用いて,鋼材などを吸着してつり上げる装置[付
図18及び付図37の(a)]。 

lifting magnet 

*2471 

フック 

先端がかぎ状の荷のつり上げ装置(付図36)。 

備考 労働安全衛生規則第164条第1項によって,一

般に,油圧ショベルによる荷のつり上げは,主
たる用途以外の使用として禁止されている。 

hook attachment 

2472 

オーガスクリュ 

回転によって掘進を行うアースオーガ用のら旋状の掘削
具(付図16)。 

auger screw 

*2473 

ブレード 

油圧ショベルの車体前方に取り付けられる押土用アタッ
チメント(付図48の29)。 
 掘削土砂の集積,地表面の整正,掘削跡の埋戻しなど,
簡易なドーザ作業に使用される。 

Blade 

(3) 操作及び施工 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3001 

掘削 

バケットなどで土砂を掘り削ること。 

digging,  
excavating 

3002 

積込み 

バケットなどで土砂や荷重をトラックの荷台などに入れ
ること。 

Loading 

3003 

旋回 

上部旋回体を回転させること。 

swing,  
slewing,  
revolving 

3004 

ブーム上げ 

ブームを上方に上げること。 

boom raising 

3005 

ブーム下げ 

ブームを下方に下げること。 

boom lowering 

3006 

アーム押し 

アームを前方に押し出すこと。 

arm pushing 

3007 

アーム引き 

アームを手前に引き込むこと。 

arm crowding 

3008 

バケット掘削 

バケットを回転又はシェルを閉じて土砂などをすくい込
むこと。 

bucket crowding 

background image

11 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

3009 

バケットダンプ 

バケットを反対方向に回転又はシェルを開いて土砂など
を放出すること。 

bucket dumping 

3010 

バケット開 

ローディングバケット及びクラムシェルにおいて,フロン
トバケット又はシェルを開くこと。 

bucket openning 

3011 

バケット閉 

ローディングバケット及びクラムシェルにおいて,フロン
トバケット又はシェルを閉じること。 

bucket closing 

3012 

オフセット右 

オフセットブームのオフセットシリンダを用いて,アーム
及びバケットを機体中心線と平行に右に移動させること。 

offset right 

3013 

オフセット左 

オフセットブームのオフセットシリンダを用いて,アーム
及びバケットを機体中心線と平行に左に移動させること。 

offset left 

3014 

ブームスイング右 

作業機全体を,ブームスイングピボットを中心に,上部旋
回体前後中心線方向に対し,右方向に回転させること。 

boom swing right 

3015 

ブームスイング左 

作業機全体を,ブームスイングピボットを中心に,上部旋
回体前後中心線方向に対し,左方向に回転させること。 

boom swing left 

3016 

アーム伸 

伸縮アームでアームを伸ばすこと。 

arm extending 

3017 

アーム縮 

伸縮アームでアームを縮めること。 

arm retracting 

3018 

ブレード上げ 

ブレードを上方に上げること。 

blade raising 

3019 

ブレード下げ 

ブレードを下方に下げること。 

blade lowering 

3020 

押土 

ブレードで盛土を押しならすこと。 

Dozing 

3021 

ピボットターン 

片側のクローラベルトを制動し,反対側のクローラベルト
を駆動して行う方向変換。 

pivot turn 

3022 

スピンターン 

片側のクローラベルトを前進方向に,反対側のクローラベ
ルトを後進方向に駆動して行う方向変換。 

spin turn 

3023 

土羽打ち 

ブームの上下動作を急激に連続して行い,バケット底部で
盛土を突き固めること。 

bumping,  
tamping 

3024 

床付け 

ブーム,アーム及びバケットを同時操作して,掘削面を平
らに仕上げること。 

leveling work 

3025 

のり面掘削 

ブーム,アーム及びバケットを同時に操作して,規定角度
の斜面に掘削すること。 

slope digging 

3026 

のり面仕上げ 

ブーム,アーム及びバケットを同時に操作して,規定角度
の斜面に仕上げること。 

slope leveling 

3027 

短時間昇圧 

一時的に持上げ力,掘削力などを製造業者設定の標準状態
より約10%前後増大させるため,油圧回路のリリーフセッ
ト圧を通常時よりも上昇させること。 

temporary pressure boost 

(4) 諸元及び性能 

(a) 一般 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4101 

バケット容量 

バケットの内容積で,平積容量,山積容量などの総称。 

bucket capacity 

4102 

平積容量 

バケットの上縁に平らに掘削物を入れたときの容量。 

参考 JIS A 8404参照。 

struck capacity 

4103 

山積容量 

バケットの上縁からバックホウ,フェースショベルでは1 : 
1の,ローディングショベルでは1 : 2のこう(勾)配で掘
削物を盛り上げたときの容量。 

参考 JIS A 8404参照。 

heaped capacity 

*4104 

エンジン定格出力 

定められた運転条件で,定められた一定時間の運転を保証
する出力。 

参考 JIS D 0006参照。 

rated horse power,  
rated output 

4105 

エンジン定格回転
速度 

定格出力を出すときのエンジンの回転速度。 

rated engine speed 

background image

12 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4106 

基準地表面,  
GRP 

機械の高さ方向の寸法を測る場合に基準となる地表面。グ
ローサシューの場合は,グローサを除くシュー下面とし,
湿地用三角シューの場合は,シューの端面と傾斜面との交
点を通る水平面とし,ゴムクローラの場合は,ラグ高さの
下面とする(付図23)。 

ground reference plane 

*4107 

全長 

輸送姿勢(ホイール式及びトラック式においては走行姿
勢)における運転状態の全長(付図19のLL8及び付図20
のLL10)。 

overall length in 

transport condition/ 
travelling condition 

*4108 

全幅 

輸送姿勢(ホイール式及びトラック式においては走行姿
勢)における運転状態の全幅(付図23,24及び25のW1)。 

overall width 

*4109 

全高 

輸送状態(ホイール式及びトラック式においては走行姿
勢)における運転状態の全高(付図19のHH29及び付図
20のHH30)。 
 クローラ式ではグローサ高さを含む。 

overall working 

equipment height in 
transport position/ 
travelling position 

*4110 

運転質量 

燃料,潤滑油,作動油及び冷却水を規定量とし,製造業者
が指定するキャブ又はキャノピ,FOGS,作業装置などを
装備した本体に,乗員1名分 (75kg) 及び携行工具の質量
を加えた質量。 

operating mass 

*4111 

出荷質量 

燃料をタンク容量の10%とし,潤滑油,作動油及び冷却水
を規定量として,乗員を含まず空荷状態の本体の質量に,
製造業者が指定するキャブ又はキャノピ,FOGS,作業装置
などを加えた質量。 

shipping mass 

4112 

機械総質量 

運転質量に最大積載質量を加えた質量。 

gross machinery mass 

4113 

機械質量 

運転質量から乗員の質量を差し引いた質量。 

machine mass 

4114 

本体質量 

機械質量から作業装置を除いた質量。 

base machine mass 

4115 

機体質量 

本体質量から燃料,潤滑油,作動油,冷却水,携行工具な
どの質量を差し引いた本体の乾燥質量。 

base machinery mass 

4116 

作業装置質量 

運転質量から本体,乗員1名及び携行工具を差し引いた質
量。 

equipment and 

attachment mass 

4117 

最大積載質量 

最大作業半径の状態において,上部旋回体に対し,360°
いずれの方向においても作業機械として十分な安定度を
もつことができる積載質量をいい,標準バケット山積容量 
(m3) に,土砂の密度として1.8t/m3を乗じた値。 

maximum loading mass 

*4118 

キャブ,キャノピ又
はFOGSの質量 

本体への取付具を含めたキャブ,キャノピ又はFOGSの質
量。 

cab, canopy and FOGS 

mass 

*4119 

最高旋回速度 

上部旋回体が旋回するときの最高の速度。 

maximum swing speed 

*4120 

最高走行速度 

走行するときの最高の速度。 

maximum travel speed 

4121 

登坂能力 

平らな堅土の坂路で,無負荷状態の油圧ショベルを登坂,
降坂及び停止するため,走行制御装置の能力,エンジンの
傾斜運転角度,燃料・作動油などの漏れを生じない傾斜角
度及び機械安定性などの制限から登坂できる最大能力。た
だし,油圧ショベルと路面との滑りによる影響はないもの
とした場合の連続登坂できる最大の能力。 

gradability,  
climbing ability 

4122 

最大けん引力 

水平堅土で走行中に出すことのできる最大のけん引力。た
だし,油圧ショベルと路面との滑りによる影響は考えな
い。 

maximum tractive force 

4123 

接地圧 

運転質量に相当する荷重を接地面積で除した圧力。 

ground pressure,  
bearing pressure 

4124 

クローラ接地長さ 

タンブラ中心距離に,クローラ全長からタンブラ中心距離
を差し引いた値の35%を加えた長さ。 

crawler bearing length,  
length of track ground 

background image

13 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4125 

クローラ接地面積 

クローラ接地長さに,左右のシュー幅の和を乗じた面積。 crawler bearing area,  

ground contact area 

4126 

標準荷重 

標準バケット平積容量 (m3) に,土砂の密度として1.8t/m3
を乗じた値に相当する荷重。 

standard load 

4127 

転倒荷重 

転倒状態となるときの荷重(バケット・つり具などを含
む。)。 

参考 JIS A 8402参照 

tipping load 

4128 

最大積載荷重 

最大積載質量に相当する荷重。 

maximum load 

4129 

安定度 

作業時における転倒荷重に対する最大積載荷重の割合。 
 また,無負荷時における後方安定度,ホイール式及びト
ラック式の走行姿勢における左右の安定度などを総称し
ていう場合もある。 

stability 

4130 

前方安定度 

過大なブーム,アーム,バケット,各種作業装置などを取
り付けたりして前方に転倒する危険を避けるために設け
られた度合い。 

front stability 

4131 

後方安定度 

過大なカウンタウエイトを取り付けたりして,無負荷時後
方に転倒する危険を避けるために設けられた度合い。 

backward stability 

4132 

転倒支線 

転倒の支点となる点を結んだ線(付図21)。 

tipping line 

4133 

質量配分 

ホイール式及びトラック式の機械で,運転状態における走
行姿勢のとき,各車軸に配分される質量と,その運転質量
に対する比率。 

axle distribution 

4134 

輪荷重 

ホイール式及びトラック式の機械で,上記質量配分された
質量の各軸荷重を,その軸上にある輪数で除したそれぞれ
の値。 

unit load per travel wheel 

4135 

旋回中心 

上部旋回体の旋回運動の中心。 

axis of rotation 

*4136 

最大掘削力 

掘削動作時におけるバケット刃先に生じる掘削力の最大
値。 
 バックホウ,フェースショベルでは,バケットシリンダ
力,アームシリンダ力によって発揮することができる最大
の掘削力で表し,ローディングショベルでは,アームシリ
ンダ力による最大押出し力又はバケットシリンダ力によ
る最大掘削力で表示する。 

参考 JIS A 8404参照 

maximum digging force 

4137 

最大持上げ力 

ブームシリンダの作動によってバケット刃先に生じる垂
直上向き力の最大値。 

参考 JIS A 8404参照 

maximum lifting force 

4138 

設定圧力,  
セット圧 

所定の作動特性を得るために調整された油圧回路の圧力。 set pressure 

4139 

最大かじ取り角度 

ホイール式及びトラック式の機械で,進行方向に対し操向
輪の方向を変えることができる最大角度。 

maximum steering angle 

*4140 

表小回転半径 

ホイール式及びトラック式で,最低速で最大かじ取りを行
ったとき,最外輪の路面との接触面の中心の作る軌跡の半
径,又は本体最外側部の描く軌跡(クリアランスサークル)
(付図22のR1,R2)。 

参考 JIS A 8303参照 

minimum turning radius 

*4141 

機械最外側部最小
回転半径 

最小回転で走行したときの機械最外側部の最小回転半径
(付図22のRR8)。 

参考 JIS A 8303参照 

outside machine 

clearance radius 

*4142 

ブレーキ性能 

常用ブレーキ,非常ブレーキ及び駐車ブレーキの性能の総
称。 

brake performance 

background image

14 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*4143 

かじ取り性能 

ホイール式及びトラック式で,かじ取り装置の操向性能。
最小回転半径などで判断される。 

steering capacity 

4144 

前方オーバハング 

走行姿勢で前軸から完成機前端までの距離。 

front overhang 

4145 

後方オーバハング 

走行姿勢でボギー軸中心(2軸の場合は後軸)から完成機
後端までの距離。 

rear overhang 

4146 

操作力 

操作レバー,操作ペダルなどで操作する場合に必要なレバ
ー引張力,ペダル踏力など。 

operating physical force 

4147 

視界 

運転視野の範囲。 

visibility 

4148 

騒音レベル 

無負荷エンジン最高回転時,負荷作業時などにおける機械
の周囲騒音,キャブ内騒音などを騒音計を用いて計測表示
した値。 

noise level 

4149 

(地盤の)振動レベ
ル 

エンジン最高回転で,作業装置を定められた条件で急激に
操作したとき,周囲の地盤を伝搬する地盤振動を振動レベ
ル計で計測表示した値。 

vibration level 

4150 

作業寸法 

作業装置によって作業できる範囲を示す限界寸法。例えば
最大掘削深さなど。 

working dimension 

(b) 本体 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*4201 

本体全長 

上部旋回体と下部走行体を合わせた本体の全長(付図23
〜25のL1)。 

overall length of base 

machine 

*4202 

本体全幅 

本体の両外側間の距離。アウトリガのあるものは収納時全
幅及び張出し時全幅の両方(付図23のW1,付図24及び
25のW12)。 

overall width of base 

machine,  

overall width including 

outriggers and 
supporting plates 

*4203 

本体全高 

基準地表面からキャブ最高部までの高さ(付図23〜25の

H1)。 

overall height of base 

machine 

*4204 

ハウス高さ 

基準地表面からキャブを除いたハウス又は建屋までの高
さ(付図23〜25のH3)。 

height of house 

*4205 

キャブ全長 

キャブの前後端間の水平距離(付図23〜25のL19)。 

cab overall length 

*4206 

キャブ幅 

キャブ両側壁の外側寸法(付図23〜25のW19)。 

cab width overall 

*4207 

キャブ高さ 

上部旋回体の床面からキャブ最高部までの高さ(付図23
〜25のH24)。 

cab height 

*4208 

上部旋回体全幅 

上部旋回体の両外側端の距離(付図23〜25のW17)。 

upper structure overall 

width 

4209 

運転室最小空間 

安全,かつ自在な運転操作をするために必要なキャブ内の
り(法)の最小寸法。 

cab minimum space 

4210 

シートインデック
スポイント,  
SIP 

キャブ内空間,操縦装置などのオペレータとの関係位置を
数値で示すときに用いる運転席の基準点。 

seat index point 

*4211 

旋回体後端距離 

旋回中心から旋回体後端までの水平距離(付図23〜25の

L16)。 

upper structure rear most 

distance from axis of 
rotation 

*4212 

後端旋回半径 

旋回体後部の旋回時の最大半径(付図23〜25のR4)。 

swing radius 

*4213 

旋回中心から輸送
姿勢時の機械最前
端までの距離 

旋回中心から輸送姿勢時における機械の最前端までの水
平距離(付図19のLL16)。 

front distance to axle of 

rotation at shipping 
condition 

background image

15 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*4214 

旋回中心から旋回
体最右端までの距
離 

旋回中心から旋回体最右端までの水平距離(付図23〜25
のW18)。 

right side upper structure 

distance from axis of 
rotation 

*4215 

旋回体後部下端高
さ 

基準地表面から旋回体後部下端までの高さ(付図23〜25
のH26)。 

clearance height under 

upper structure 

*4216 

クローラ全長 

所定の張りに調整されたクローラベルトの前後端間の水
平距離(付図23のL14)。 

crawler overall length,  
track length 

*4217 

タンブラ中心距離 

起動輪の中心と遊動輪の中心との間の水平距離(付図23
のL2)。 

crawler base,  
tumblerdcenter distance 

*4218 

旋回中心から起動
輪までの距離 

旋回中心から起動輪中心までの水平距離(付図23のR15)。 sprocket axis to axis of 

rotation 

*4219 

クローラ中心距離 

左右のクローラの中心間の水平距離(付図23のW21)。 

track gauge 

*4220 

クローラ拡張中心
距離 

左右のクローラベルトが拡張できるもので最大に拡張し
たときのクローラ中心距離(付図23のW21')。 

extended track gauge 

*4221 

クローラ全幅 

左右のクローラの両外側端間の水平距離(付図23の

W16)。 

undercarriage overall 

width 

*4222 

クローラ高さ 

クローラ全長の中央部における基準地表面からグローサ
上端までの垂直距離(付図23のH25)。 

crawler tracks height 

*4223 

クローラシュー幅 

クローラシューの幅(付図23のW4)。 

track shoe width 

*4224 

グローサ高さ 

基準地表面からグローサ先端までの垂直距離(付図23の

H5)。 

grouser height 

*4225 

最低地上高さ 

下部走行体の中心から,左右にクローラ中心距離又は輪距
の各25%以内における最も低い部分の基準地表面からの
高さ(付図23〜25のH4)。 

ground clearance of 

undercarriage 

4226 

キャリヤ旋回体ク
リアランス 

上部旋回体とキャリヤとの間の最小クリアランス(付図
24及び25のX)。 

minimum clearance 

between 
upper-structure and 
chassis 

*4227 

キャリヤ全長 

キャリヤの全長(付図24及び25のL17)。 

undercarriage overall 

length 

*4228 

キャリヤ全幅 

アウトリガを収納したときのキャリヤの最大幅(付図24
及び25のWW13)。 

overall width including 

outriggers at road 
travelling position 

*4229 

軸距 

前後の車軸の中心間の水平距離。3軸あるものは,前軸と
中軸の間を第一軸距,中軸と後軸の間を第二軸距という。
同様に4軸あるものは更に第三軸距という。 
 また,3軸以上あるものの第1軸から最後端までの軸距
を最遠軸距という。ボギー軸の場合は,前軸とボギー軸の
中心位置との水平距離をいう(付図24及び25のL3,H''
及びH''')。 

wheel base 

4230 

ボギー軸距 

ボギーの2軸中心間の水平距離(付図25のH''')。 

distance between centre 

of bogie 

*4231 

アウトリガ張出し
中心距離 

アウトリガを最大に張り出した場合の左右アウトリガフ
ロートの中心間水平距離(付図24及び25のWW13)。 

width of pad centre 

outrigger extended 

*4232 

旋回中心から機械
最前端までの距離 

ホイール式油圧ショベルの走行姿勢における旋回中心か
ら機械の最前端までの水平距離(付図20のLL11)。 

front distance to axis of 

rotation 

*4233 

ハンドル中心から
機械最前端までの
距離 

ホイール式油圧ショベルの操向ハンドルの中心から走行
姿勢における機械の最前端までの水平距離(付図20の

LL12)。 

front distance to steering 

wheel centre 

background image

16 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*4234 

前輪軸から前方ア
ウトリガ中心まで
の距離 

ホイール式油圧ショベルの前輪軸中心から前方アウトリ
ガ中心までの水平距離(付図20のLL13)。 

front pad centre to front 

axle 

*4235 

後輪軸から後方ア
ウトリガ中心まで
の距離 

ホイール式油圧ショベルの後輪軸中心から後方アウトリ
ガ中心までの水平距離(付図20のLL14)。 

rear pad centre to rear 

axle 

*4236 

輪距 

左右タイヤ踏面の路面との接触面の中心間の水平距離。複
輪の場合は複輪間隔中心間の水平距離。 
 前,後の輪距が異なる場合は,輪距(前),輪距(後)
という(付図24及び25のW3)。 

tread 

*4237 

キャリヤ後軸位置 

旋回中心からボギー軸中心(2軸の場合は後軸)までの水
平距離(付図24及び25のL18)。 

rear axle to axle of 

rotation 

4238 

キャリヤ前方オー
バハング 

前軸中心からキャリヤ最前部までの水平距離(付図24及
び25のV)。 

front overhang of chassis 

4239 

キャリヤ後方オー
バハング 

ボギー軸中心(2軸の場合は後軸)からキャリヤ後端まで
の水平距離(付図24〜25のU)。 

rear overhang of chassis 

4240 

後方オーバハング 

走行姿勢でボギー軸中心(2軸の場合は後軸)から,完成
機後端までの水平距離(付図24及び25のW)。 

rear overhang 

(c) 作業装置及び作業寸法 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4301 

ブーム長さ 

ブームフートピン中心からアームヒンジピン中心までの
距離(付図26〜28のA)。 

boom length 

4302 

アーム長さ 

バケットヒンジピン中心からアームヒンジピン中心まで
の距離(付図26〜28のB)。 

arm length 

4303 

バケットリスト半
径 

バケットヒンジピン中心からバケットつめ先端までの距
離(付図26及び27のD)。 

bucket wrist radius 

4304 

バケットリスト角
度 

バケットシリンダの作動によるバケットの回転角度の最
大値(付図26及び27のα)。 

bucket wrist angle 

4305 

バケット質量 

バケット本体質量に製造業者が指定する切刃,つめなどの
質量を加えた質量。 

bucket mass 

4306 

バケット幅 

バケットリップ幅の外側寸法。 
 サイドカッタを付けたときはサイドカッタの外側寸法。 

outside width of bucket 

4307 

バケット平均内幅 

バケット内側側面の図心位置における内幅。 

average inside width of 

bucket 

4308 

バケット上縁角度 

クラムシェルバケットのシェル側面の上縁が水平面とな
す角度。 

upper edge angle of 

clamshell bucket 

*4309 

バケット開口幅 

ローディングショベルのボトムダンプバケット及びクラ
ムシェルバケットで,バケットを最大に開いたときの開口
幅[付図28(3)のA,付図29のWW10]。 

width of open grab 

*4310 

バケット開口高さ 

クラムシェルでバケットを最大に開いたときのバケット
取付けピン中心からつめ先端までの高さ(付図29の

HH32)。 

height of open grab 

*4311 

バケット閉口幅 

クラムシェルでバケットを閉じたときの両シェルの外側
寸法(付図29のWW9)。 

width of closed grab 

*4312 

バケット閉口高さ 

クラムシェルでバケットを閉じたときバケット取付けピ
ン中心からバケット最下端までの高さ(付図29のHH31)。 

height of closed grab 

background image

17 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4313 

バケット最大オフ
セット量 

オフセットブーム付き又はスイングブーム付き油圧ショ
ベルでバケットを左右各最大にオフセットし,バケットつ
め先端を地面上に接したときのバケット中心線と下部走
行体中心線との間の最大水平距離(付図26のV及びVʼ)。 

Offset distance of bucket 

4314 

ブームスイング角
度 

上部旋回体に対し,ブームを左右にスイングできる各最大
角度(付図26のβ及びβ')。 

Boom swing angle 

4315 

ブームスイングピ
ボット偏心量 

ブームスイング式ショベルで,スイングピボット中心と下
部走行体中心との偏心量(付図26のX)。 

Eccentric quantity of 

boom swing pivot 

*4316 

最大掘削半径 

バケットつめ先端を水平方向に最も押し出したときの旋
回中心からバケットつめ先端までの水平距離のうちの最
大値(付図26〜29のRR1)。 

Maximum reach 

*4317 

最大掘削深さ 

バケットつめ先端を最低の位置にした場合の基準地表面
からバケットつめ先端までの深さ(付図26〜29のHH24)。 

Maximum digging depth 

*4318 

最大掘削深さ時半
径 

最大掘削深さ時の旋回中心からバケットつめ先端までの
水平距離(付図26及び29のRR3)。 

Reach at maximum 

digging depth 

*4319 

最大垂直掘削深さ 

バケット底面を垂直壁面に沿って掘る場合の最も深く掘
れる基準地表面からの深さ(付図26のHH25)。 

Maximum vertical 

digging depth 

*4320 

2.5m水平掘削可能
の最大掘削深さ 

2.5mの水平掘削可能な最大掘削時の基準地表面からバケ
ットつめ先端までの深さ(付図26のHH26)。 

Maximum digging depth 

at 2.5m floor length 

*4321 

最大掘削高さ 

バケットつめ先端を最高の位置にしたときの基準地表面
からバケットつめ先端までの高さ(付図26〜28のHH20)。 

Maximum height of 

cutting edge 

*4322 

最大掘削高さ時半
径 

最大掘削高さ時の旋回中心からバケットつめ先端までの
水平距離(付図26〜28のRR6)。 

Reach at maximum 

height 

*4323 

最大ダンプ高さ 

ダンプ可能状態のうちのバケット最高位置で,ダンプ動作
を行った場合にバケットつめ先端が描く軌跡の基準地表
面からの高さ。ボトムダンプ式バケットの場合は,開いた
バケットのリヤバケット下端までの高さ(付図26のHH23, 
付図27のHH27,付図28のHH23又はHH27)。 

参考 JIS A 8404参照。 

Maximum dumping 

height 

*4324 

最大ダンプ高さ時
半径 

最大ダンプ高さ時の旋回中心からバケットつめ先端まで
の水平距離。ただし,ボトムダンプ式バケットの場合は,
リヤバケットの下端までの水平距離(付図26のRR6,付
図27及び28のJ及びJʼ)。 

Reach at maximum 

dumping height 

*4325 

最大バケットヒン
ジピン高さ 

最大ダンプ高さ時のバケットヒンジピンの基準地表面か
らの高さ(付図26〜28のHH21)。 

Maximum bucket hinge 

pin height 

4326 

最小ダンプ高さ 

ブームを最大に上昇させ,アームを垂直にしてバケットを
ダンプさせたとき,バケットつめ先端が描く軌跡の基準地
表面からの高さ(付図26のR)。 

Minimum dumping 

height 

*4327 

床面最大掘削半径 

バケットつめ先端を最も押し出した状態で,つめ先端を接
地させたときのつめ先端の旋回中心からの水平距離(付図
26〜29のRR2)。 

maximum reach at 

ground reference plane 

*4328 

床面最小掘削半径 

バケットつめ先端を最も引き込んだ状態で,つめ先端を接
地させたときのつめ先端の旋回中心からの水平距離(付図
27及び28のRR4)。 

minimum reach at 

ground reference plane 

4329 

床面仕上げ最大半
径 

バケットを最も押し出した状態で,バケット底部を接地さ
せたときのつめ先端の旋回中心からの水平距離(付図27
及び28のP)。 

maximum level floor 

radius 

*4330 

床面仕上げ最小半
径 

バケットを最も引き込んだ状態で,バケット底部を接地さ
せたときのつめ先端の旋回中心からの水平距離(付図26,
27及び28のRR7)。 

minimum level floor 

radius 

background image

18 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

*4331 

床面水平作業距離 

バケット底部を接地させた状態で,バケットつめ先端の最
近位置から最遠位置までの水平距離(付図27及び28の

LL15)。 

length of level floor cut 

4332 

床面仕上げ最大半
径時チルト角 

フェースショベル,ローディングショベルにおける床面仕
上げ最大半径の位置で,バケットつめを上方に最大限回転
させたときのバケット底部の水平面とのなす角度(付図
28のα)。 

tilting angle at maximum 

level floor radius 

4333 

フロント最小旋回
半径 

バケットが隣接部分と干渉しない範囲で,作業装置を最も
引き込んだ状態における作業装置最外側の旋回中心から
の水平距離(付図26及び29のT,付図27のR)。 

minimum radius of 

equipment and 
attachment 

4334 

オフセット時フロ
ント最小旋回半径 

オフセットブーム付き又はスイングブーム付き油圧ショ
ベルで,バケットを左右各最大にオフセットしたときのフ
ロント最小旋回半径。 

minimum radius of 

equipment at 
maximum front offset 

4335 

フロント最小旋回
半径時全高 

フロント最小旋回半径時における作業装置最上端の基準
地表面からの高さ(付図26及び29のU,付図27のT)。 

overall height at 

minimum radius of 
equipment and 
attachment 

4336 

作業半径 

バケットフック中心,オーガスクリュ中心,リフティング
マグネット中心などの旋回中心からの水平距離。 

operating radius 

*4337 

クラムシェル最大
ダンプ始め高さ 

クラムシェルバケットをダンプ始め状態としたときの,基
準地表面からバケットつめ先端までの最大高さ(付図29
のHH21)。 

maximum bucket loading 

clearance 

*4338 

クラムシェル最大
ダンプ終り高さ 

クラムシェルバケットをダンプ終り状態としたときの,基
準地表面からバケットつめ先端までの最大高さ(付図29
のHH20)。 

maximum height of 

bucket opening 

*4339 

クラムシェル最大
ダンプ高さ時作業
半径 

クラムシェルバケットで,最大ダンプ高さ時の,旋回中心
からバケット中心までの水平距離(付図29のRR5)。 

operating radius at 

maximum loading 
clearance 

*4340 

クラムシェル最大
ダンプ高さ時掘削
半径 

クラムシェルバケットで,最大ダンプ終り高さ時の,旋回
中心からバケット前方側のつめ先端までの最大距離(付図
29のRR6)。 

cutting radius at 

maximum height of 
bucket opening 

4341 

総揚程 

クラムシェルバケットの上下方向に移動できる全体の高
さ(付図29のR)。 

total lift 

*4342 

ブレード寸法 

ブレード本体の最大幅及びブレードを基準地表面上に降
ろしたときの最大高さ(付図30のWW1及びHH1)。 

blade dimension 

4343 

ブレード刃先角度 

ブレードを基準地表面上に降ろしたとき,ブレード前面下
端の接線と基準地表面とのなす角度(付図30のα)。 

cutting angle 

4344 

ブレード取付け水
平距離 

チルティング及びアンダリングしない状態で,ブレードを
基準地表面に降ろしたときの,旋回中心からブレード中央
部前縁の接地点までの水平距離(付図30のC)。 

distance between the 

front end of blade and 
the axis of rotation 

*4345 

ブレード最大上昇
量 

チルティング及びアンダリングしない状態で,ブレードを
最高の位置にしたときの,基準地表面からブレード中央部
におけるブレード下端までの高さ(付図30のHH2)。 

blade maximum lifting 

*4346 

ブレード最大下降
量 

チルティング及びアンダリングしない状態で,ブレードを
最低の位置にしたときの,基準地表面からブレード中央部
におけるブレード下端までの深さ(付図30のHH3)。 

blade maximum 

lowering 

4347 

ブレードアプロー
チ角度 

最大上昇量のときのブレード下端を通り,左右遊動輪下端
側のシューグローサ又はラグの先端に接する平面が,基準
地表面となす角(付図30のγ)。 

blade approach angle 

background image

19 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

4348 

ブレードチルト角 

最大チルト状態で,ブレード下端の一端を接地したときの
他端の高さ(付図30のF)。 

blade maximum tilting 

4349 

ブレードアングル
角 

ストレート状態から左右にアンダリングできる最大角度
(付図30のβ)。 

blade maximum angling 

4350 

オーガスクリュ長
さ 

アースオーガのスクリュ部分の長さ。 

length of auger screw 

4351 

最大掘削深度 

アースオーガなどで,掘削できるあな(孔)の基準地表面
からの最大深さ。 

maximum cutting depth 

4352 

最大掘削口径 

アースオーガなどで,掘削できるあな(孔)の最大直径。 maximum cutting 

diameter 

(5) その他 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

5001 

運転質量状態 

運転質量の状態。 

operating condition 

5002 

走行姿勢 

作業装置を,その種類ごとに指定された状態とし,また,
アウトリガなどを収納することによって,一般に最外側寸
法を最小限にし,最も走行に支障を来さないようにした姿
勢(付図20)。 

travelling condition 

5003 

輸送姿勢 

トラックなどによって油圧ショベルを輸送するために,最
も重心が低く,かつ,外径寸法を小さくするようにした姿
勢。 
大形機などでは,作業装置,キャブ,ハウスなどを取り除
いた状態でいう場合もある(付図19)。 

shipping condition 

5004 

転倒状態 

作業装置に大きな負荷をかけたとき油圧ショベルの重心
が転倒支線に近づいた状態。 
鉄クローラ式では,ブームがクローラと平行であるとき,
荷重に対してタンブラ中心距離の31のクローラベルトが

床面を離れた状態,又はブームがクローラと直角であると
き,荷重に対して下部ローラが床面に残るクローラのトラ
ックリンクの踏面からクローラ中心距離の2%の高さに離
れた状態とする。 

ゴムクローラ式では,ブームがクローラと平行であると
き,遊動輪側又は起動輪側のシュー下面が床面からタンブ
ラ中心距離の2%の高さに離れた状態,又はブームがクロ
ーラと直角であるとき,シューの下面が床面からクローラ
中心距離の2%の高さに離れた状態とする。 
ホイール式及びトラック式では,転倒支線に含まれないタ
イヤが接地面を離れたとき又はアウトリガを使用すると
きはアウトリガボックスがアウトリガ支点間距離の2%だ
け地上高さを増したときとする。 

参考 JIS A 8402参照。 

tipping (load) condition 

5005 

荷重表 

つり荷作業を行う場合の各作業半径(又はつり具の各位
置)に対応した各つり上げ荷重を表示又は図示したもの。 

object handling capacity 

table 

5006 

ダンプ始め状態 

土砂を放出するときの始めの姿勢で,バケット上縁部が水
平の状態。 
 クラムシェルバケットやボトムダンプ式バケットでは,
バケット閉の状態。 

condition of dump 

beginning 

background image

20 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

定義 

対応英語(参考) 

5007 

ダンプ終り状態 

土砂を放出し終った姿勢で,バケットを最大にダンプさせ
た状態及びボトムダンプバケットやクラムシェルバケッ
トでは最大に開いた状態。ただし,フェースショベル及び
ローディングショベル(チルトダンプ式)では,バケット
底部が水平線に対して45度下方に傾いた状態。 

condition of dump 

ending 

background image

21 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図1 油圧ショベル 

付図2 ミニショベル 

付図3 超小旋回形油圧ショベル 

付図4 クローラ式油圧ショベル 

付図5 ホイール式油圧ショベル 

付図6 トラック式油圧ショベル 

background image

22 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図7 バックホウ 

付図8 フェースショベル 

付図9 ローディングショベル 

付図10 クラムシェル 

付図11 オフセットブーム 

background image

23 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図12 スイングブーム 

付図13 ハイリフト解体機(油圧圧砕機付) 

付図14 油圧ブレーカ 

付図15 油圧バイブロ 

background image

24 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図16 アースオーガ 

付図17 木材グラップル 

付図18 リフティングマグネット 

background image

25 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図19 クローラ式油圧ショベルの輸送姿勢 

付図20 ホイール式油圧ショベルの走行姿勢 

background image

26 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図21 転倒支線(クローラ式及びホイール式) 

付図22 最小回転半径及びクリアランスサークル(ホイール式) 

付図23 本体寸法(クローラ式) 

background image

27 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図24 本体寸法(ホイール式) 

付図25 本体寸法(トラック式) 

background image

28 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図26 バックホウアタッチメント作業寸法 

background image

29 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図27 フェースショベル作業寸法 

background image

30 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図28 ローディングショベルアタッチメント作業寸法 

background image

31 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

32 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図29 クラムシェルアタッチメント作業寸法 

background image

33 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

background image

34 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図30 ブレード作業寸法 

background image

35 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図31 油圧ショベルの本体 

background image

36 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図32 バックホウアタッチメント 

付図33 一体形ブーム 

background image

37 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図34 2ピースブーム 

background image

38 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図35 スイング式ブーム 

background image

39 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図36 フック 

background image

40 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図37 荷役装置 

background image

41 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図38 ホウバケット 

付図39 エジェクタ付バケット 

background image

42 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図40 ディッチクリーニングバケット 

付図41 てい形バケット 

background image

43 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図42 クラムシェルバケット 

付図43 マルチクローグラブ 

background image

44 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図44 フェースショベルアタッチメント 

付図45 フェースショベルバケット 

background image

45 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図46 ボトムダンプバケット 

付図47 伸縮ブーム式ショベルアタッチメント 

background image

46 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図48 アウトリガ及びドーザブレード 

47 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書 油圧ショベルの仕様項目−SI単位(例示) 

1. エンジン(仕様性能) 

製造業者名及び形式 

圧縮着火(ディーゼル)又は火花点火 

サイクル形式(2又は4ストローク) 

無過給,機械式強制過給又はターボチャージ 

シリンダ数 

内径 

行程 

総行程容積 

冷却系統(空冷又は水冷) 

燃料の種類 

エンジン出力(ネット): 

(  min-1において) 

最大トルク 

(  min-1において) 

始動電動機 

電気系統 

2. 油圧系統 

ポンプ 形式 

ポンプ数 

調整システム 

最大ポンプ吐出量 

最小ポンプ吐出量 

作業回路圧力 

シリンダ(数及び寸法) 

3. 系統別流体容量 

燃料タンク 

油圧系統 

油タンク 

冷却系統 

エンジンクランクケース 

終減速機 

ポンプ駆動 

旋回駆動 

48 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. ろ(濾)過器系統 

5. クローラ式 

5.1 

クローラ 

形式 

寸法 

接地面積(計算方法) 

シューの数(左右) 

キャリヤローラの数(左右) 

トラックローラの数(左右) 

5.2 

ブレーキ系統 

6. ホイール式 

6.1 

変速機 

6.2 

駆動軸(仕様形式) 

例示 

ハイドロスタティック 

4輪駆動 

揺動軸 

遊星式終減速機 

6.3 

かじ取り装置(仕様形式) 

例示 

ブースト式,手動式,油圧式 

非常かじ取り装置 

回転半径 

6.4 

ブレーキ 

6.4.1 

常用ブレーキ(仕様形式) 

例示 

ドラム,ディスク 

空圧式,油圧式,空圧・油圧併用式,機械式 

6.4.2 

非常ブレーキ 

形式 

作動系統 

6.4.3 

駐車ブレーキ 

形式 

作動系統 

6.5 

タイヤ 

サイズ及び形式 

プライ数 

リムサイズ 

49 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

7. 運転質量 

8. 出荷質量 

関連規格 JIS A 8303 車輪式建設機械の回転半径測定方法 

JIS A 8402 油圧ショベルの性能試験方法 

JIS A 8404 油圧ショベルの仕様書様式 

JIS D 0006 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法 

JIS原案作成委員会 構成表 

(1) 本委員会 

氏名 

所属 

(委員長) 

藤 本 義 二 

株式会社エミック 

藤 野 達 夫 

通商産業省機械情報産業局 

天 野   徹 

工業技術院標準部 

西 本 徳 生 

労働省労働基準局安全衛生部 

今 岡 亮 司 

建設省建設経済局 

吉 田   正 

建設省土木研究所材料施工部 

石 原 晴 美 

建設省建設大学校建設部 

永 盛 峰 雄 

千葉工業大学 

杉 山 庸 夫 

社団法人日本建設機械化協会 

倉 田 恒 三 

マルマ重車輌株式会社 

杉 本   豊 

株式会社小松製作所技術本部 

吉 田 雄 彦 

三菱重工業株式会社相模原製作所 

小 栗 匡 一 

新キャタピラー三菱株式会社技術部 

服 部 士 朗 

小松メック株式会社技術管理室 

矢 仲 哲太郎 

株式会社神戸製鋼所建設・汎用機械本部 

渡 辺   正 

日立建機株式会社CS本部 

北 崎   誠 

東洋運搬機株式会社竜ケ崎工場 

杉 山   篤 

水資源開発公団第一工務部 

小 室 一 夫 

西松建設株式会社平塚製作所 

根 尾 紘 一 

株式会社熊谷組工事総合本部機材部 

水 口   弘 

株式会社大林組東京本社機械部 

山 岸 宏 充 

大成建設株式会社安全・機材本部機械部 

木 村 隆 一 

鹿島建設株式会社土木技術本部 

高 野   漠 

日本鋪道株式会社 

野 村 昌 弘 

国土開発工業株式会社 

(事務局) 

川 合 雄 二 

社団法人日本建設機械化協会 

大 橋 秀 夫 

社団法人日本建設機械化協会 

(2) 分科会 

氏名 

所属 

(分科会長) 

渡 辺   正 

日立建機株式会社CS本部 

菅   俊 和 

建設省建設経済局 

稲 垣   孝 

建設省関東地方建設局 

能 勢 博 文 

石川島建機株式会社 

都 築 文 雄 

株式会社加藤製作所 

大 関 雅 彦 

カヤバ工業株式会社 

佐 藤 文 紀 

株式会社クボタ 

松 田 光 範 

株式会社小松製作所 

50 

A 8403-1-1996  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

氏名 

所属 

田 中 三 郎 

新キャタピラー三菱株式会社 

伊 藤 茂 晴 

住友建機株式会社 

戸 田   登 

北越工業株式会社 

鶴 丸 英 雄 

ヤンマーディーゼル株式会社 

田 畑 哲 生 

油谷重工業株式会社 

中 井 康 孝 

株式会社フジタ 

(事務局) 

川 合 雄 二 

社団法人日本建設機械化協会 

(文責 渡辺 正)