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A 1422:2015  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 1 

4 試験体···························································································································· 1 

5 試験装置························································································································· 2 

6 試験手順························································································································· 4 

6.1 試験装置の周囲条件設定及び試験体の取付方法 ···································································· 4 

6.2 測定 ···························································································································· 5 

7 結果の算出 ······················································································································ 7 

8 報告······························································································································· 8 

附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表 ······························································ 9 

A 1422:2015  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人建材

試験センター(JTCCM)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規

格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規

格である。これによって,JIS A 1422:1993は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

A 1422:2015 

日よ(除)けの日射遮蔽係数簡易試験方法 

Simplified test method for determining shading coefficient of shading devices 

序文 

この規格は,1982年に制定され,その後2回の改正を経て今日に至っている。今回の改正は,適用範囲

の拡大並びに試験装置及び試験方法の見直しをするために改正した。また,技術上重要な改正に関する旧

規格との対照表を附属書Aに示す。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

適用範囲 

この規格は,窓ガラスから入射する日射を遮蔽する目的で,窓の室内側に用いる日よ(除)け(以下,

日よけという。)の日射遮蔽係数を求めるための簡易試験方法について規定する。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS A 0202 断熱用語 

JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部:保護熱板法(GHP法) 

JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法) 

JIS C 1602 熱電対 

JIS R 3202 フロート板ガラス及び磨き板ガラス 

JIS Z 8113 照明用語 

ISO 9060,Solar energy−Specification and classification of instruments for measuring hemispherical solar and 

direct solar radiation 

用語及び定義 

用語及び定義は,JIS A 0202及びJIS Z 8113による。 

試験体 

試験体は,窓ガラス面に接して設ける日よけとし,箇条5に規定する試験装置に取付け可能なものとす

る。 

なお,試験装置に取り付ける際,日よけの寸法を試験用窓に合わせて調整する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

試験装置 

5.1 

試験装置の構成 試験装置は,図1に示すように,JIS R 3202に規定する厚さの呼び3ミリのフロ

ート板ガラス(以下,標準3 mm窓ガラスという。)を用いた試験箱(以下,標準3 mm窓ガラス試験箱と

いう。)及び日よけ付き窓ガラス試験箱とし,これに日射計,水平面有効放射量測定機器,温度測定機器,

熱伝達率測定装置及び熱コンダクタンス測定装置を付設したもので,二つの試験箱の間にある軸を中心に

回転させ,窓面を太陽の方位に正対することができるものとする。 

単位 mm 

 A1 :日射計(窓面入射全日射量測定用) 

A2 :日射計(透過日射量測定用) 
A3 :日射計(反射日射量測定用) 
B1 :温度測定機器 

B2 :温度測定機器 
C :外表面総合熱伝達率測定装置 
D :標準3 mm窓ガラス内表面総合熱伝達率測定装置 

:日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装置 

図1−試験装置例 

5.2 

標準3 mm窓ガラス試験箱 標準3 mm窓ガラス試験箱は,図1に示すように間口900 mm×高さ900 

mm(内のり)の開口部をもち,奥行は,日射計を収容できるように450 mm程度とする。開口部には,JIS 

R 3202に規定する3ミリのフロート板ガラスをはめ込む。側面及び底面は,窓ガラスを透過した日射を箱

外に透過させるように約60 mm幅の透明ポリカーボネートフィルムの帯で覆う。図2に示すように,透明

ポリカーボネートフィルムの帯は,20 mm程度の間隔で設けることとし,できる限り通風性を確保すると

ともに,箱外部からの低温放射がなるべく箱内に透過しないようにする。試験箱の一側面は,開閉できる

ようにする。 

さらに,天井板は,アルミニウムはくで覆った5 mm厚さ程度の合板とし,更に,天井板の上部に約200 

mmの空間を隔てて屋根板を設ける。屋根板は,アルミニウムはくで覆い,その上面が日射を十分に反射

するようにする。 

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単位 mm 

a) 断面 

b) 側面 

図2−試験装置の柱部分の断面及び側面例 

5.3 

日よけ付き窓ガラス試験箱 日よけ付き窓ガラス試験箱は,5.2に示した標準3 mm窓ガラス試験箱

と同一の形状・寸法・仕様とし,取合部近辺に日よけを取り付けるための桟を設ける。 

5.4 

外表面総合熱伝達率測定装置 外表面総合熱伝達率測定装置は,図3に示すように,つや消し黒色

塗装を施した150 mm×150 mm×1 mm程度の銅板を300 mm×300 mm×150 mm程度の熱抵抗の大きい断

熱材に貼り付け,銅板裏面の温度及び銅板と反対側の表面に熱電対を設置した装置とする。 

なお,断熱材の熱コンダクタンスは,JIS A 1412-1又はJIS A 1412-2に規定する試験方法で求めておく。 

単位 mm 

図3−外表面総合熱伝達率測定装置例 

5.5 

標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率測定装置 標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率測定

装置は,図4に示すように,つや消し黒色塗装を施した50 mm×50 mmのアルミニウムはくをガラスの外

表面に貼り付け,アルミニウムはくとガラスとの間に熱電対を設置した装置とする。 

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単位 mm 

図4−標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率測定装置例 

5.6 

日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装置 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装

置は,図5に示すように,つや消し黒色塗装を施した50 mm×50 mmのアルミニウムはくを日よけ付き窓

ガラスの内外表面に貼り付け,外側アルミニウムはくとガラスとの間に熱電対を設置した装置とする。 

単位 mm 

図5−日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス測定装置例 

5.7 

日射量,水平面有効放射量及び日よけ材表面の全日射に対する反射率・吸収率測定機器 日射量及

び日よけ材表面の全日射に対する反射率・吸収率の測定機器は,ISO 9060に規定する日射計とする。水平

面有効放射量の測定機器は,所定の検定を受けたアダプタ付き放射収支計とする。 

5.8 

温度測定機器 温度測定機器は,JIS C 1602に規定するT熱電対と同等のものとするが,素線の線

径は,0.2 mm 以下とする。温度測定機器及び計測器は,定期的に校正する。 

なお,空気温度の測定には,素線径0.32 mmの熱電対を用いてもよい。 

試験手順 

6.1 

試験装置の周囲条件設定及び試験体の取付方法 

標準3 mm窓ガラス試験箱及び日よけ付き窓ガラス試験箱の周囲は,空間を隔てて黒色の布(網)で囲

み,周囲で反射した日射が二つの箱に入射しないようにする。窓面前の地表部分にも,通常,黒色の布(網)

を張る。ただし,地表面で反射した日射の影響を加味した日射遮蔽係数を求める場合には,任意の色の布

を張ってもよい。 

試験体は図6に示すように,日よけ付き窓ガラス試験箱に,現実に即して取り付ける。 

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図6−試験体取付方法例 

6.2 

測定 

測定条件は,晴天時の太陽高度1)が10〜20°,20〜30°及び30〜40°の三つの範囲とする。通常,次の

a)〜d)の全てを同時に測定する。ただし,日よけ材表面の反射率及び吸収率の測定は,別に行ってもよい。 

なお,空気温度,日よけ材の表面温度,日射量及び水平面有効放射量並びに5.4〜5.6の各装置における

温度は,5分間ごとに平均値をとり,同一太陽高度の範囲に対して四つの日射遮蔽係数が求められるよう

にする。 

なお,試験装置は30分に1回程度回転させる。 

注1) 試験装置は太陽の方位に正対させるので,太陽高度は窓面への入射角と一致する。 

a) 温度測定 空気温度は,熱電対を使用して,窓面付近の外気温度(θe),日よけ付き窓ガラス試験箱内

空気温度(θsi)及び標準3 mm窓ガラス試験箱内空気温度(θ3i)を測定する。日よけ材の表面温度(θs)

は,ガラスと反対側面の図7に示す上,中及び下3か所に熱電対をセロハンテープ,接着剤などで貼

り付けて測定し,3か所の平均値を求める。このとき,熱電対はできるだけ日よけ材の等温面に沿っ

て10 cm以上貼り付ける。 

単位 mm 

図7−日よけ材の温度測定位置 

b) 日射量及び水平面有効放射量測定 図1及び図8に示すような位置において,窓面に入射する日射量

(I),標準3 mm窓ガラスの透過日射量(τ3I)・反射日射量(ρ3I),及び日よけ付き窓ガラスの透日射

量(I

τs)・反射日射量(I

ρs)を測定する。水平面有効放射量(qN)は,図8及び図9のように試験装

置前約10 m以内の範囲において,適切な高さで水平面全日射量(ITH)及びアダプタ付き放射収支計

の出力Rを測定し,次の式によって求める。 

(>0

)

(

TH

4

c

4

a

ak

4

a

N

I

εσT

R

σT

q

σT

q

+

=

=

ここに, 

qN: 水平面有効放射量(W/m2) 

R: アダプタ付き放射収支計の出力(W/m2) 

ITH: 水平面全日射量(W/m2) 

qak: 反放射量(W/m2) 

Tc: 放射収支計のアダプタ絶対温度(K) 

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Ta: 外気絶対温度(K) 

σ: ステファン・ボルツマン定数5.67×10−8[W/(m2・K4)] 

ε: アダプタ内面放射率≒1.0 

図8−日射量及び水平面有効放射量測定位置 

図9−水平面有効放射量測定方法 

c) 外表面総合熱伝達率,標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率及び日よけ付き窓の中空層熱コンダ

クタンス測定 図1に示す位置に,図3,図4及び図5に示すように各測定装置をセットし,外表面

総合熱伝達率測定装置は,黒色銅板の温度(θb)及び銅板と反対側の表面温度(θi),標準3 mm窓ガ

ラスの内表面総合熱伝達率測定装置は,つや消し黒色アルミニウムはくの温度(θbq),日よけ付き窓

の中空層熱コンダクタンス測定装置は,つや消し黒色アルミニウムはくの温度(θbsq)を各々測定する。 

外表面総合熱伝達率(αe),標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率(α3i)及び日よけ付き窓の中

空層熱コンダクタンス(Cmi)は,a) 及びb) の温度,日射量,水平面有効放射量測定結果並びにd)

の日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定結果と合わせて,箇条7に示す計算方法によ

って算出する。 

d) 日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定 試験体と同質の日よけ材をできるだけ無風

状態で日射にさらして垂下し,6.2に規定する太陽高度範囲において図10に示す位置の日射量を測定

し,日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率を次の式によって求める。測定は数回繰り返し,

その平均値を求める。 

I

I

ρ

ρ

s

s=

I

I

τ

I

ρ

a

s

s

s

1

+

=

ここに, 

ρs: 日よけ材表面の全日射に対する反射率 

as: 日よけ材表面の全日射に対する吸収率 

I: 窓面入射全日射量(W/m2) 

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ρsI: 日よけ材表面の反射日射量(W/m2) 

τsI: 日よけ材の透過日射量(W/m2) 

図10−日よけ材表面の全日射に対する反射率及び吸収率測定方法 

結果の算出 

箇条6で求めた測定結果を用いて,日射遮蔽係数を次のa)〜g)の手順によって算出する。 

なお,日射遮蔽係数は,四捨五入によって有効数字2桁で表示する。 

a) 外表面総合熱伝達率αe 

a

b

i

b

i

N

b

b

e

)

(

5

0

θ

θ

θ

θ

C

q

.

ε

I

a

α

=

ここに, 

αe: 外表面総合熱伝達率[W/(m2・K)] 

ab: 黒色銅板の日射吸収率(約0.95) 

I: 銅板面(及び窓面)に入射する全日射量(W/m2) 

εb: 黒色銅板の放射率(0.98) 

qN: 水平面有効放射量(W/m2)(qN>0) 

Ci: 断熱材の熱コンダクタンス[W/(m2・K)] 

θb: 黒色銅板の温度(℃) 

θi: 銅板と反対側の表面温度(℃) 

θa: 窓面付近の外気温度(℃) 

b) 標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率α3i 

i3

bg

a

bg

e

N

b

b

i3

)

(

5

0

θ

θ

θ

θ

α

q

.

ε

I

a

α

=

ここに, 

α3i: 標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率[W/(m2・K)] 

θbg: 黒色アルミニウムはく2)の温度(℃) 

θ3i: 標準3 mm窓ガラス試験箱内の空気温度(℃) 

注2) 黒色アルミニウムはく表面の日射吸収率及び放射率は,黒色銅板面のものと等しいと考える。 

c) 標準3 mm窓ガラス温度θ3g 

i3

e

i3

i3

a

e

N

g

g

g

3

5

0

α

α

θ

α

θ

α

q

.

ε

I

a

θ

+

+

+

=

ここに, 

θ3g: 標準3 mm窓ガラス温度(℃) 

ag: 標準3 mm窓ガラスの全日射に対する吸収率

+

=

I

I

τ

I

ρ

a

3

3

g

1

ρ3I: 標準3 mm窓ガラスの反射日射量(W/m2) 

τ3I: 標準3 mm窓ガラスの透過日射量(W/m2) 

εg: 標準3 mm窓ガラスの放射率(0.95) 

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d) 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンスCmi 

s

bsg

a

bsg

e

N

g

b

g

s

s

g

mi

)

(

5

0

)]

1

/(

1[

θ

θ

θ

θ

α

q

.

ε

I

a

ρ

ρ

ρ

τ

C

+

+

=

ここに, Cmi: 日よけ付き窓の中空層熱コンダクタンス[W/(m2・K)] 

τg: 窓ガラスの全日射に対する透過率

=II

τ

τ

3

g

ρs: 日よけ材表面の全日射に対する反射率 

ρg: 窓ガラスの反射率

=II

ρ

ρ

3

g

θbsg: 黒色アルミニウムはくの温度(℃) 

θs: 日よけ材の表面温度(℃) 

e) 日よけ付き窓ガラス表面温度θsg 

mi

e

s

mi

a

e

N

g

g

g

s

s

g

sg

5

0

)]

1

/(

1[

C

α

θ

C

θ

α

q

.

ε

I

a

ρ

ρ

ρ

τ

θ

+

+

+

+

=

f) 

日よけ材と室内空気との総合熱伝達率αsi 

si

s

sg

s

mi

g

s

s

g

si

)

(

)

1

/(

θ

θ

θ

θ

C

I

ρ

ρ

a

τ

α

+

=

ここに, 

αsi: 日よけ材と室内空気との総合熱伝達率[W/(m2・K)] 

as: 日よけ材表面の全日射に対する吸収率 

θsi: 日よけ付き窓ガラス試験箱内空気温度(℃) 

g) 日射遮蔽係数SC 

)

(

)

(

i3

g

3

i3

s

si

s

si

s

θ

θ

α

I

τ

θ

θ

α

I

τ

SC

+

+

=

ここに, 

SC: 日射遮蔽係数 

I

τs: 日よけ付き窓ガラスの透過日射量(W/m2) 

τ3I: 標準3 mm窓ガラスの透過日射量(W/m2) 

報告 

試験の結果は,次の項目について報告しなければならない。 

a) 日よけの名称,形状,材質及び日よけ材の表面の光学的特性 

b) 試験体の取付方法(取付状態) 

c) 測定日時,太陽高度及び測定時窓面入射全日射量 

d) 地表部分に用いた布(網)の反射率 

e) 外気温度,標準3 mm窓ガラス試験箱内空気温度及び日よけ付き窓ガラス試験箱内空気温度 

f) 

外表面総合熱伝達率,標準3 mm窓ガラスの内表面総合熱伝達率,日よけ付き窓の中空層熱コンダク

タンス及び日よけ材と室内空気との総合熱伝達率 

g) 日射遮蔽係数 

h) 測定機関名及び測定者名 

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A 1422:2015  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(参考) 

技術上重要な改正に関する新旧対照表 

現行規格(JIS A 1422:2015) 

旧規格(JIS A 1422:1993) 

改正理由 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条番号 
及び題名 

内容 

5.7 
日射量,水平
面有効放射
量及び日よ
け材表面の
全日射に対
する反射
率・吸収率測
定機器 

日射量及び日よけ材表面の全日射に対する反
射率・吸収率測定機器は,ISO 9060に規定す
る日射計とする。水平面有効放射量の測定機器
は,所定の検定を受けたアダプタ付き放射収支
計とする。 

3.7 
日射量,水平
面有効放射
量及び日よ
け材表面の
全日射に対
する反射
率・吸収率測
定機器 

日射量,水平面有効放射量及び日よけ材表面の
全日射に対する反射率・吸収率測定機器には,
所定の検定を受けた電気式日射計及びアダプ
タ付き放射収支計を受感部とし,記録部には適
切な測定レンジをもつペンレコーダ(0.5 級)
を用いるものとする。ただし,外部日射量及び
日よけ材表面の全日射に対する反射率・吸収率
測定には,日射計の代わりにあらかじめ読みを
日射量に換算したJIS C 1609に規定する照度
計(A級)を用いてもよい。 

日射量の測定は,照度計で行ってもよ
いことになっていたが,測定精度を考
慮し日射計だけとした。 

2

A

 1

4

2

2

2

0

1

5